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海外のユーザー向けプロダクト開発~現場のリアルな工夫&ガチな悩みを語る~和田あずみ 株式会社DeNATravel
旅行会社のwebディレクターです
Copyright © 2016 WadaAzumi All Rights Reserved.
和田あずみ 株式会社DeNATravel・オンライン旅行会社のwebディレクター(UXデザイナー?)
・HCD-Net認定 人間中心設計専門家・グラフィックファシリテーショングラフィックレコーディング活動やってます
画像 https://www.dena-travel.com/recruit/staff/
文化の潮目でものづくりするのが好き
グローバル向けサービス担当(2016~)
文化とは
”A system of explicit and implicit design for living”
クライド・クラックホーン文化人類学者
外面的および内面的な生活様式の体系
文化とは「生きるための工夫」となる
東京大学出版会 国際文化論 平野健一郎※早稲田大学 政治経済学部政治学科 『人と文化の国際移動』ゼミでの教授でした
一つ一つの文化が個別性を維持するとき、世界全体には文化の多様性が保たれる。文化の多様性こそが文化の普遍性である。
文化の氷山モデルとデザイン• 文化の氷山モデルとデザイン
見えやすい・慣習、風習といった行動・習慣・礼儀・食べ物、音楽、建築、衣服etc..
見えづらい・価値観・大事にするもの・無意識なレベルでの前例主義、仮定
画像 https://jp.pinterest.com/pin/462463455459049280/ より引用
アイディアの発想元=文化
デザイン施策のアイディア、情報を目に見える形にする
氷山の海の中で、どう航海する?• グローバルサービスの開発
• 日本向けサービスより氷山が見えてない環境で走る• 氷山マップは「部分的には」存在するし、作れる• ユーザビリティは評価→改善しやすい=氷山マップつくりやすい(個人的な感触として)
画像 https://game8.jp/tawapri/map/77088 より引用
ユーザビリティは評価→改善しやすい
• 体系化されたガイドライン• iOS Human Interface
Guidelines• マテリアルデザイン
• UIデザインパターン集• SociomediaUIデザインパターン
https://www.sociomedia.co.jp/category/uidesignpatterns
https://u-site.jp/usability/methods/ より引用
• 認知科学• ニールセンのユーザビリティ
10原則→エキスパートレビュー• 良いデザインの4原則(D.ノーマン)
• 可視性• よい概念モデル• よい対応づけ• フィードバック
• 世界で体系化された物は利用し設計→評価に活かす
ユーザビリティは評価→改善しやすい
「オーストラリアの回線で使えるか(=ベトナム回線でベトナムラボのメンバー対象)」形成的評価・総括的評価でのユーザビリティテスト→問題点を整理して改善
(オーストラリアのユーザーの代替)社内の英語ネイティブユーザーに形成的評価でのユーザビリティテスト→問題点を整理して改善
• 代替方法さえ考えれば、問題発見→改善につなげるプロセスは現場で作れる
ユーザビリティは評価→改善しやすい• 評価→改善を小さく繰り返す
https://u-site.jp/alertbox/20000319 より引用
5人のテストで85%の問題は明らかになる→ブラッシュアップしてまた5人でテストすると精度があがりやすいbyニールセン
氷山の海の中で、どう航海する?• しかし、氷山MAPがなかったり、見えてそうで見えてない部分もある
http://hogei.up.n.seesaa.net/hogei/image/Iceberg.jpg?d=a0 より引用
文化の氷山モデルとデザイン• 現場での課題感(見えやすい部分)
見えやすい・慣習、風習といった行動・習慣・礼儀・食べ物、音楽、建築、衣服etc..
見えづらい・価値観・大事にするもの・無意識なレベルでの前例主義、仮定
画像 https://jp.pinterest.com/pin/462463455459049280/ より引用
見えやすいけど、見えてない部分を見る• 状況にあわせたユーザー調査
• ユーザーへのアンケートなどの総括的評価• オンラインユーザビリティテスト+簡単なインタビュー• 悩み:・ユーザーとの接点=機会をどう作るか?
• 施策の実行体制• 仮説を細かくたくさん実施して氷山を探る行為
• 開発体制、検証体制の整備• ログ分析などのできるだけの定量分析中心に細かくたくさんまわして、「何がよいか」「なぜいいか」を探る
• 悩み:・ログで行動は見えても、「なぜいい/悪い」は結局日本人の感触に基づいた推測でしかない
・成果がでないと、下手な鉄砲数うちゃ当たるの繰返しでチームを疲弊させてるように感じる
・日本の勝ちパターン≠他国の勝ちパターン
文化の氷山モデルとデザイン• 現場での課題感(見えづらい部分)
見えやすい・慣習、風習といった行動・習慣・礼儀・食べ物、音楽、建築、衣服etc..
見えづらい・価値観・大事にするもの・無意識なレベルでの前例主義、仮定
画像 https://jp.pinterest.com/pin/462463455459049280/ より引用
見えないものを、見る• Contextual Design
• 使ってる様子観察+インタビューする時間• 例:メールの開封率を上げるための施策は?
実際に読んだメールはどれでした?それはどこを読んで「開こう」って考えた?
普段あなたは、メールをどんなツールでよんでいるか見せてください。いつ、どんな時に見ますか?
その場所を見たとき、どんな風に感じた?どんなことを考えた?
・社内の英語ネイティブのメンバーのインタビューを記録・ユーザーにとって重要なポイントをコンテキストから見つける・そこから施策を立案
悩み:成果の積上げがまだできてない…
氷山の海の中で、どう航海する?画像 http://tabihon.jp/overseas/sp-9801/ より引用
どんな船=チームだといい?
有用な氷山マップをどうやって作る?船員同士でどう活かす?
多様な役割/スキルを持つ船員同士でどう運用してくとサービスとして持続可能?
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