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発表論文
• タイトル
「Granularity in Software Product Lines」
(プロダクトライン中の粒度)
• 著者
– Christian Kastner, Sven Apel , Martin Kuhlemann
• 出典
– 30rd International Conference
on Software Engineering(ICSE 2008) 0
概要
• 目的
→ SPL開発の際に、細かい粒度で機能を拡張できる
ようにするため
• 手法
→ 2つのアプローチにおける、
フィーチャの粒度の影響を分析
→ フィーチャの要素をコードに関連付けるツール
(CIDE)を作成
• 結論
→従来アプローチと比較し、より細かい粒度で機能を
拡張できることを確認 1
SPL(Software Product Line)
• 既存システムを再利用して、システム開発
2
再利用資産の開発
新製品の開発
いかに効率よく再利用資産を作れるか
再利用資産の開発
• 既存システムをフィーチャ(機能)に分ける
3既存システム
粒度の粗い拡張(フィーチャを追加・変更可能)
• 構成のアプローチ
4
ロック機能を追加
ログ記録機能を追加
一般的なスタック
フィーチャの追加
構成のアプローチの問題点
再利用する際に、既存システムの
フィーチャの中身を変更できるようにしたい
フィーチャの要素まで考慮した
粒度の細かい拡張が必要
構成のアプローチには
制限(ステートメント拡張、表現拡張、署名変更)があり、粒度の細かい拡張が困難 5
粒度の細かい拡張1(フィーチャの要素を追加・変更可能)
• 注釈つきのアプローチ(可読性に難あり)
6
TXNが定義されていたら
CIDEの概要
• フィーチャの要素にコードを関連づける
7
CIDEの概要2
• Feature Code
– フィーチャの要素と、それに対応する部分の
コードの色が変わる
• Overlapping Features
– コードに対応するフィーチャが複数ある場合、
色が混ざる
• Hidden Code
–不必要だと判断したフィーチャは、
隠すことができる8
CIDEの実行1
1. ソースコード(Java)を入力
2. フィーチャモデルを作成
9
CIDEの実行2
• コードとAST(Abstruct syntax tree)の対応
10
関連付けられる
Case Studies
• Berkeley DB
– 38のフィーチャが1144の要素に拡張された
– 75%が正常に拡張できた
– 25%は表現レベル・ステートメントレベルの拡張が必要だった
– Wormhole Patternを実装し、100%正常に拡張できた
11
まとめ
SPLの再利用資産開発のアプローチには
構成のアプローチと注釈つきアプローチがある
フィーチャの要素レベルでの拡張は
注釈つきアプローチで行う
フィーチャの要素にコードを関連付ける
ツールCIDEを開発
従来アプローチと比較し
より細かい粒度で機能を拡張できたことを確認12
私見
• 長所
–筆者が関連研究を十分に調査している
–従来研究と違い、フィーチャの細かい要素まで
考慮している
–ケーススタディで上手くいくまで推敲している
• 短所
–説明が省略されていて、既存研究を理解しないと本質がわからない
–特に肝心のソースコードの拡張・CIDEの部分の説明が足りない 13
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