2013.03.11 001 3-1

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 骨盤の突起を始点として、縫工筋~膝蓋骨(内側)~脛骨、と伝う線を描くと、筋肉が緊張して放射しているエネルギーを脚のラインに圧縮するイメージがつかめる。

 縫工筋は大腿部の表面に沿っているので、日頃から縫工筋の立体感を描くようにしておくと解剖学的に理解が深まる。

コントラポストの活用

 地面のパースを把握すると接地感を得られるが、アングルによっては地平線とアイレベルが一致しない場合があるので、地面パースをアタリ線として有効利用することは難しい。

 胴体を歪ませたポーズを正確に描きたいときは、背骨ラインや胸ラインを描いて胴体の流れや立体感を把握するように努める。

 このときの色っぽい歪み最高。歩くときの腰フリが想像できる。

 コントラポストの高さに胴体の輪切りを描いて俯瞰気味のパースを掴む。

 胴体の正面方向にもパースを描いて、胴体の立体感を把握しようと頑張っている。しかし、正面方向は厚さがあまりないし、胴体は頻繁にひねられるので、あまり使い道が無い。

 手首の断面の中心に十字線を描くと、はっきりと手首の方向を決める事ができる。手首周辺のデッサンが狂ったときに活用すればいいと思う。

この地面のパース絶対違う

 コントラポストが平行に揃っているので綺麗にパースに馴染んでおり、いかにも遠くから人物を見ている感じがして気持ちがいい。

 マッチョはロボ感覚で描けばいいと思う。

 地面パースの縮小具合と、人体の遠近感の縮小具合が揃っていて気持ちがいい。

 直立のポーズのときにパースがかかっているとコントラポストの距離感が掴みにくい。

 このポーズはほぼ正面だが、右を向いている事で微妙に胴体もひねっている。その微妙なひねりを胸ラインの立体感で表現している。

 首もとと乳首を繋いだ三角形を描いておくと、乳房の膨らみの立体感が、一枚のポリゴンの面の方向で考えられるので分かりやすくなる。

 脚の付け根とは、骨盤と大腿骨の間接の位置の事。その間接の位置が低すぎると、下腹部が長くなってしまう。

 このような接地面積の大きいポーズのときこそ、地面のパースを描いて安定感を表現すればいいのに・・・。

 おそらくこのあたり。でも地平線は画面外のもっと上の方。地面のパースはこのようなアングルがきついとき役に立たない。

 頭部を描くときの基準は、顔面の十字線だけでなく、実は後頭部の僧帽筋が始まる線も役に立つ。頭蓋骨の立体感がそのまま現れている部分。

 あ、これこれ。脚の付け根が下過ぎる例。

 この案ボツ。

 左右別々に鎖骨を描くより、このように一本の弧として描いた方が立体感が狂わない。