光学素子設計技術(幾何光学から電磁光学まで)の研究 -...

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光学機器を構成する光学素子は,天文台の大口

径鏡ように10メートルオーダの形状を10-9メートル

オーダの精度で形成するなど10桁にも及ぶスケー

ルに対応した設計技術が用いられて作製されてい

ます.また,金属,ガラス,鏡面,粗面,周期的構

造など,様々な材質や表面を取り扱える設計技術が

用いられます.

本研究室では,フラットパネルディスプレイ,

LED照明,光学測定装置,フォトニック結晶素子

など様々な対象の光設計技術の開発研究を行って

います.光の波長を基準として,寸法ごとに電磁光

学,波動光学,幾何光学の理論を適切に使い分けて

設計する技術,微視的パラメータから材質(分散)

を表現するモデル開発の技術を有しています.

LED チップが発光面積の小さい点光源である特

徴を利用して,屈折・反射による配向制御によって

任意幾何形状の照度分布パターン照射する非結像

光学系(自由曲面レンズ)の設計技術の研究などを

行っています(LightTools を使用).

チップ内光配線などへの利用が検討されている

金属-誘電体界面を伝搬する表面波モード(表面プ

ラズモンポラリトン)を励起する回折格子結合器

(ナノ光学素子)の設計・評価の研究も行っていま

す.

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何に使える?

一言

アピール

ナノテクノロジー・材料

研究概要

料材

研究テーマ

最近は LED 照明,FPD バックライト用素子,太陽光パネルなどのご相談が増えています.

フラットパネルディスプレイ,LED 照明,光学測定装置,フォトニック結晶素子など様々

な対象の光設計技術の開発研究を行っています.

工学部知能システム工学科 准教授

小貫 哲平

TEL 0294-38-5216FAX 0294-38-5216URL https://sites.google.com/site/ nlabibarakiuniv/e-mail onuki-t @ mx.ibaraki.ac.jp

◆キーワードモンテカルロ光線追跡 FDTD 法 伝達行列法

◆産業界の相談に対応できる分野自由曲面光学設計 フォトニック結晶素子設計LED 照明 太陽光パネル設計

光学素子設計技術(幾何光学から電磁光学まで)の研究

小貫 哲平

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