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平成31年3月31日現在
公益財団法人さかきテクノセンター
経 営 状 況 報 告 書
目 次
◆平成30年度事業の実施状況について ………………… 1 ~ 6
◆平成30年度収支決算書 ………………………………… 7 ~ 48
1 全会計収支決算 …………………………………… 7 ~ 13
2 公益目的事業会計 ……………………………………14 ~ 37
3 収 益 事 業 会 計 ……………………………………38 ~ 41
4 法 人 会 計 ……………………………………42 ~ 46
5 計算書類に関する注記 ………………………………………… 47
6 監 査 報 告 書 ………………………………………… 48
◆平成31年度事業計画について ……………………… 49 ~ 53
1 全 体 事 業 計 画 ………………………………… 49 ~ 50
2 事 業 の 詳 細 ………………………………… 51 ~ 53
◆平成31年度収支予算書 ……………………………… 54 ~ 63
1 全会計収支予算 ………………………………… 54 ~ 55
2 公益目的事業会計 ………………………………… 56 ~ 61
3 収 益 事 業 会 計 ………………………………………… 62
4 法 人 会 計 ………………………………………… 63
- 1 -
平成30年度事業の実施状況について
開催 期日 参加者
(1) 4/19 11
5/10 11
6/28 8
7/7 10
7/12 12
9/19 10
9/19 10
10/25 8
12/ 14 8
2/21 12
3/28 7
(2)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
52
放電加工
数値制御加工1(加工の基礎)
6/20
6/27
7/4
7/11
○平成30年度に町内企業に就職した新入社員を対象に、社会人としての基礎的に知識を学ぶ。
穴あけ加工(ボール盤種類、中ぐり加工)
表面処理
工作測定
歯車加工
2. 若手技術者養成講座(浅間テクノポリス地域センター共催事業)「機械加工法コース」
旋盤と切削加工
金属の性質と熱処理
研削盤加工(砥石の種類と用途、研削条件)
定例会、懇親会
定例会議、忘年会
第23回ゴルフコンペ
機械製図
フライス盤加工法(種類と用途、作業手順)
町内企業見学会(㈱アルプスツール)
県外視察研修(山梨県㈱ファナック、静岡県㈱ジヤトコ)
機械加工法と工作機械
機械要素(ネジ、歯車、軸受、テーパー他)
機械材料(鉄鋼材料、工具鋼、非金属材料)
事 業 名 内 容
小水力発電装置清掃作業、定例会、懇親会
幹事会、総会、懇親会
1. さかき技術交流研究会事業
4/9~11 1. 新入社員研修会(坂城町商工会との共催)
定例会
定例会
タイムカプセル、バラモニュメント、水車メンテナンス
平成31年3月31日現在
11/15~16
13
研修事業
定例会議、新年会
定例会議
50
研究開発支援事業
- 2 -
開催 期日 参加者
(2) 15
16
1.
2.
3.
4.
5.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9/11
7/18
数値加工制御加工2(NCフライス盤のプログラミング
まとめ
7/ 5
7/10
7/12
研修事業
8
1.
8
・測定誤差要因について
9/ 4
4. 測定技術の基礎講座(長野県職業能力開発協会との共催)
良い例と悪い例
ネジ、ノギス、マイクロメータの歴史
ブロックゲージの取扱い
ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージの構造 9/ 6
ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージの正しい使い方
計測機械概論
測定現場における計測機械のポイント
製図の概要
投影法、補助投影、部分投影、部分拡大、断面図
測定工具の検査実習(マイクロゲージ)
計測管理と定期検査の準備
取り扱いと校正
測定機器の種類と幾何公差への対応
・熱膨張の影響
形のゆがみ、位置ずれに関する公差
測定工具の検査実習(ダイヤルゲージ)
4.
2.
3. 機械図面の読み方習得研修(長野県職業能力開発協会との共催)
図面とは、図面枠、尺度、線の種類と用途
11/ 8
11/ 9
事 業 名
図示の工夫
記入方法と注意点
指示記号、指示方法
内 容
7/ 3
5. ミツトヨ計測学院測定工具の定期検査講座
7/17
寸法の表し方
IT等級、幾何公差、仕上げ公差等
材料、表面粗さ、溶接、熱処理、表面処理
10
3.
測定工具の検査実習(ノギス、ハイトゲージ)
- 3 -
開催 期日 参加者
(2)
2/8 78
12/18 25
研修事業
テーマ1:生産現場IoT化支援事業
25
講 師:長野県工業技術総合センター
環境・情報部門 情報システム長 窪田昭真氏
テーマ2:モデル企業㈱高松製作所の取組み
塾 生:㈱高松製作所 代表取締役 高松英一氏
第2回
講 師:一般社団法人Women Help Women 代表理事
西 田 治 子 氏
演 題:小さな経済で心豊かに生きる
長年グローバルコンサルティング会社で働いた末に行き着いた確かな生き方
オフィス・フロネシス代表
6. 坂城経営フォーラム
10/16 45
第1回
講 師:ベンチャークレフ社代表 アナリスト
宮 本 和 明 氏
演 題:シリコンバレー報告
AIが日本産業復活の突破口!!
7/11 73
第3回通常総会 21
9. 長野県工業会共催事業 6/21,22
8/22
平成30年度第1回経営革新塾
20ISO14001内部監査員経験者のための規格解説コース
事 業 名 内 容
テーマ:総務省が進めるIOTについて
講 師:三菱総合研究所 主任研究員 吉田薫氏
8. 坂城町経営革新塾(坂城町商工会と共催)
7.新春経済講演会
講 師:長野県副知事 太 田 寛 氏
演 題:「SDGs」って何だろう
平成30年度第2回経営革新塾
6/ 6
- 4 -
開催 期日 参加者
(3) 6
10
7
7
7
6
7
○
三次元測定機 9 デジタルマイクロスコープ 2
微小硬さ試験機 7 校正工具 3
ロックウェル硬さ試験機 2 恒温恒湿機 6 100
蛍光X線分析装置 4
表面粗さ測定機 21 3Dプリンタ装置 0
精密万能試験機 45
輪郭形状測定機 0
真円度測定機 1
○
三次元測定機 15 デジタルマイクロスコープ 4
微小硬さ試験機 5 校正工具 0
ロックウェル硬さ試験機 0 恒温恒湿機 0 77
0 蛍光X線分析装置 10
表面粗さ測定機 5 3Dプリンタ装置 10
精密万能試験機 5
輪郭形状測定機 1
真円度測定機 22
○
試験・計測事業
7/25
7/ 4,5
6/27
精密万能試験機実技講習会 講師 ㈱島津製作所
真円度測定機実技講習会 講師 ㈱東京精密
○
7/19
○
表面粗さ測定機実技講習会 講師 ㈱東京精密
7/ 6
蛍光X線分析装置実技講習会 講師 ㈱島津製作所
7/20
微小硬さ試験機実技講習会 講師 ㈱ミツトヨ
○
7/ 6 ○
○
デジタルマイクロスコープ 実技講習会講師 ㈱キーエンス
○三次元測定機 実技講習会(2日間) 講師 ㈱東京精密
事 業 名 内 容
試験・測定機器の共同利用
1. 試験・計測機器取扱い実技講習会
試験・測定機器の測定受託
4~3
3. 三次元測定機・微小硬さ試験機・ロックウェル硬さ試験機・ビッカース硬さ試験機・表面粗さ測定機・精密万能試験機・輪郭形状測定機・真円度測定機・デジタルスコープ・校正工具・恒温恒湿機・蛍光X線分析装置・3Dプリンタ装置
4~3
2. 三次元測定機・微小硬さ試験機・ロックウェル硬さ試験機・ビッカース硬さ試験機・表面粗さ測定機・精密万能試験機・輪郭形状測定機・真円度測定機・デジタルスコープ・校正工具・恒温恒湿機・蛍光X線分析装置・3Dプリンタ装置
- 5 -
開催 期日 参加者
(3) ○
4~3 小型環境試験機 1 デジタル照度計 0 1
放射温度計 0 熱画像装置 0
携帯用光沢計 0 微風速計 0
(4)
○
坂城町18
上越市10
市場開拓・交流支援事業
1. 展示会への出展支援
11/29
○上田地域産業展 坂城町出品者協会と共催し、上田地域産業展への出展を支援した。
1/ 4
○優良企業及び諏訪圏工業メッセ視察研修視察:太陽工業㈱ 新テクノロジーセンター輝
○第22回機械要素技術展(東京ビッグサイト) 坂城町出品者協会と共催し、機械要素技術展への出展を支援した。㈱アルプスツール、㈱エスプリ、㈲エフディ企画、㈱ケーエムケー、㈱KYB-YS、㈱シンコー工業、㈱長野大崎製作所、㈱ヤマザキアクティブ
10/26~27
○諏訪圏工業メッセ 坂城町出品者協会と共催し、諏訪圏工業メッセへの出展を支援した。 ㈱ケーエムケー、㈱シンコー工業、㈱ヤマザキアクティブ
10/18~20
5. 産学官連携交流事業(さかき産学官連携研究会との共催)
三和西部工業団地組合との交流事業視察:ウエカツ工業㈱、㈱南雲製作所
6. 新春賀詞交歓会 テクノハート坂城協同組合との共催により交歓会を開催した。
4. 産学官連携交流事業(さかき産学官連携研究会との共催)
20
130
10/18
○
○
4社
○メッセ名古屋 坂城町出品者協会と共催し、メッセ名古屋への出展を支援した。㈲エフディ企画、㈱シンコー工業、㈱長野大崎製作所、㈱ヤマザキアクティブ
3社
0社
事 業 名 内 容
11/ 7~10
試験・測定機器の貸出
8社6/20~
22
3. 2017さかきモノづくり展関連事業
7/26
○上伊那地域企業の会「世界一の会」との交流事業坂城町22
①工場見学:タカノ㈱、伊那食品工業㈱
②伊那食品工業㈱ 塚越寛会長講話伊那市37
③交流会
○第23回機械要素技術展(東京ビッグサイト) 坂城町出品者協会と共催し、機械要素技術展への出展を支援した。㈱アルプスツール、㈱エスプリ、㈱ケーエムケー、㈱光和、㈱シンコー工業、㈱長野大崎製作所
2/6~8 6社
2. 桜花を楽しむ会 4/10
「テクノセンター見直し検討委員会」による気軽に集える交流の場づくりという要望により、テクノハート坂城協同組合との共催により交歓会を開催した。
72
- 6 -
開催 期日 参加者
(5) ○
→
○
→
・ 4
・ 0
○
2
・
・
8/29 ・ 12名
10/31 ・ 12名
4~3 ・ 随時
4~3 ・
○
198 4,522
145 2,538
12 675
355 7,735
101名
その他事業
ものづくり分野における優秀な技術・技能を有する方及び新技術を開発等された優秀技能者を町表彰式において表彰した。
卓越技能者
オリオンワイヤリング㈱ 上村茂夫氏
優秀技能者
5. 就職応援会(ハローワーク共催事業)
町内企業5社
町内企業5社
13名
事 業 名 内 容
計
町内企業
坂城テクノセンターの管理・運営
8. 貸館事業
町外企業
4~3
センターの貸館
2. 夏休み体験教室
6. ホームページ等によるお知らせ
1. 視察研修受入れ 8/ 3
テクノセンター、関係機関等の情報を随時提供。
3. テクノライブラリー事業
10/27
平成30年度着任教職員研修
(有)メイト 市川健悟氏
7. 坂城テクノセンター管理事業
4. 坂城WAZAパワーアップ事業
一般町民
技術ビデオの共同利用
技術専門書の共同利用
坂城町工業の沿革とさかきテクノセンターの取組み
7/29
親子でJAL折り紙ヒコーキ教室
折り紙飛行機協会の認定指導員による折り紙ヒコーキの折り方教室及び競技会を開催、夏休みのひと時を親子で楽しんだ。
4~3
- 7 -
平成30年度収支決算書
◎全 会 計( ① + ② + ③ )
- 8 -
- 9 -
- 10 -
- 11 -
- 12 -
- 13 -
- 14 -
平成30年度収支決算書
◎ ①公益目的事業会計 合計=A+B+C+D
- 15 -
- 16 -
- 17 -
- 18 -
- 19 -
- 20 -
- 21 -
平成30年度収支決算書
◎ ①公益目的事業会計 A=研究開発支援事業
- 22 -
- 23 -
- 24 -
- 25 -
平成30年度収支決算書
◎ ①公益目的事業会計 B=試験計測事業
- 26 -
- 27 -
- 28 -
- 29 -
平成30年度収支決算書
◎ ①公益目的事業会計 C=施設管理事業
- 30 -
- 31 -
- 32 -
- 33 -
平成30年度収支決算書
◎ ①公益目的事業会計 D=共通事業
- 34 -
- 35 -
- 36 -
- 37 -
- 38 -
平成30年度収支決算書
◎ ②収益事業会計
- 39 -
- 40 -
- 41 -
- 42 -
平成30年度収支決算書
◎ ③法人会計
- 43 -
- 44 -
- 45 -
- 46 -
- 47 -
計算書類に関する注記
1 重要な会計方針
(1)資金の範囲には、現金預金、有価証券、未収金、仮払金及び預り金を含めている。
なお、当期末残高は下記5に記載するとおりである。
(2)固定資産の減価償却については、平成18年度から実施。
2 基本財産の増減及びその残高は、次のとおりである。
(単位:円)
科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期期末残高
現 金 預 金 50,000,000 0 0 50,000,000
合 計 50,000,000 0 0 50,000,000
3 運用基金運用預金の増減及びその残高は、次のとおりである。
(単位:円)
科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期期末残高
現 金 預 金 75,000,000 0 0 75,000,000
合 計 75,000,000 0 0 75,000,000
4 運用財産の増減及びその残高は、次のとおりである。
(1)機器整備積立預金 (単位:円)
科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期期末残高
現 金 預 金 6,501,000 0 0 6,501,000
合 計 6,501,000 0 0 6,501,000
(2)技術交流事業積立預金 (単位:円)
科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期期末残高
現 金 預 金 3,000,000 0 0 3,000,000
3,000,000 合 計 3,000,000 0 0 3,000,000
3,000,000
(3)運用財産預金 (単位:円)
科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期期末残高
現 金 預 金 4,785,578 0 2,785,578 2,000,000
合 計 4,785,578 0 2,785,578 2,000,000
5 次期繰越収支差額の内容は、次のとおりである。
(単位:円)
科 目 前期末残高 当期末残高
現 金 預 金
(流動資産)合計
(流動負債)合計
次期繰越収支差額
4,030,745
4,030,745
3,162,544
3,162,544
154,133 107,170
3,876,612 3,055,374
- 48 -
監 査 報 告 書
平成31年4月16日
公益財団法人さかきテクノセンター
理 事 長 依 田 穂 積 殿
私たち監事は、平成30年4月1日から平成31年3月31日までの事業年度の
事業の執行状況及び収支決算について、監査いたしました。
その方法及び結果について、次のとおり報告いたします。
1 監査の方法及びその内容
各監事は、理事会その他重要な会議に出席し、理事等から事業の執行状況に
ついて報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、業務
及び財産の状況を調査しました。
以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告について監査しました。
更に、会計帳簿又はこれに関する資料の調査を行い、当該事業年度に係る計算
書類(収支計算書、貸借対照表、正味財産増減計算書)及びその他附属明細書
並びに財産目録について監査しました。
2 監査意見
(1)事業報告等の監査結果
事業報告は、法令及び定款に従い、法人の状況を正しく示しているものと
認めます。
(2)計算書類及びその附属明細書並びに財産目録の監査結果
計算書類及びその附属明細書並びに財産目録は、法人の財産及び損益の状況
を適正に示しているものと認めます。
公益財団法人さかきテクノセンター
監 事
写
- 49 -
1 事業全体計画
1991年(平成3年)12月に町内製造業並びに関係各位のご協賛により「さ
かきテクノセンター建設推進協議会」が発足し、以降、財団法人の設立からテクノ
センターの建設運営と、平成の歩みと共に中小企業の支援拠点としてモノづくり産
業の活性化に努めて参りました。
2012年4月には公益財団法人へと移行、2018年 4月には国の地方創生加
速化交付金を活用し、「坂城しごと創生イノベーションセンター」としてリニューア
ルし、利用者層の拡大と共に利便向上を図りました。
いよいよ平成から新たな時代への幕開けを迎えるに当たり、多様な顧客ニーズや
一層のグローバル化など日々刻々と変化する社会経済情勢にあって、改めてテクノ
センターの本旨である「技術支援」を基軸に据え、関係機関をはじめ産学官の連携
を図りながら、①試験計測、②人材育成、③情報の収集提供、④技術高度化、⑤企
業交流の5つの柱により中小企業の振興とモノづくり支援に資するよう努めてまい
ります。
(1) 連携支援、技術相談等の充実
国、県等の関係機関はもとより、協定を締結する4つの大学(信州大学、
長野大学、埼玉工業大学、金沢工業大学)との連携強化を図り、モノづくり、
人材育成、地域産業の活性化に努めます。
また、企業間相互の情報共有や、技術相談、国・県等の補助制度の有効活用
など、支援指導等に努めます。
(2) 坂城経営フォーラムの開催
企業経営や人材育成などの参考の一助として、様々なネットワークを持つ一流
の知識人、経営者等をお招きして講演いただく「坂城経営フォーラム」を、
年4回程度開催します。
工業関係から様々な産業界など、講師を囲んでの意見交換会や、一般町民、
町外からもご参加いただけるオープン参加方式も取り入れ、幅広く交流できる
場作りにも努めます。
(3) I O T、AIセミナー等の開催
国や県等により、今後、育成強化する成長産業分野として位置付けられて
いる「健康・医療分野」、「環境・エネルギー分野」、「次世代交通分野」の
3分野への展開進出や、最新技術等を紹介するセミナーを開催します。
(4) 検査・測定事業(計測機器の更新)
当センターに設置している検査・測定機器等の共同利用を促進します。また、
測定機器類の計画的な更新や、検査・測定、操作技術を習得する講習会を実施し、
企業の皆さんが自ら操作を行う個人利用方式を推進します。
平成31年度事業計画について
1991年(平成3年)12月に町内製造業並びに関係各位のご協賛により「さかき
テクノセンター建設推進協議会」が発足し、以降、財団法人の設立からテクノセンター
の建設運営と、平成の歩みと共に中小企業の支援拠点としてモノづくり産業の活性化に
努めて参りました。
2012年4月には公益財団法人へと移行、2018年 4月には国の地方創生加速化
交付金を活用し、「坂城しごと創生イノベーションセンター」としてリニューアルし、
利用者層の拡大と共に利便向上を図りました。
いよいよ平成から新たな時代への幕開けを迎えるに当たり、多様な顧客ニーズや一層
のグローバル化など日々刻々と変化する社会経済情勢にあって、改めてテクノセンター
の本旨である「技術支援」を基軸に据え、関係機関をはじめ産学官の連携を図りなが
ら、①試験計測、②人材育成、③情報の収集提供、④技術高度化、⑤企業交流の5つの
柱により中小企業の振興とモノづくり支援に資するよう努めてまいります。
- 50 -
(5) 技術交流研究会の支援及び交流の場作り
当センターが事務局を務める研究会事業を支援し、積極的な企業間交流や技術
力の向上、新製品開発等を促進します。また、研究会事業として年2回の町内
及び町外企業見学会も定着しつつあり、貴重な研修機会として位置付け充実を
図ります。
(6) 坂城町経営革新塾の開催
製造業若手経営者や後継者を会員として、これからの経営者に必要な意識の
醸成と資質向上を目指し、定期的に勉強会を行う「坂城町経営革新塾」を坂城町
商工会とともに開催し、併せて企業間連携による試作開発を支援します。
(7) 坂城 WAZAパワーアップ事業の実施
町との共催により、町内小中学校から坂城高校までのものづくり教育、技能者
表彰などを行う「坂城 WAZA パワーアップ事業」を実施し、子どもから大人まで
の一貫した「ものづくりとその技能」を尊重する町としての基盤づくりを支援
します。
(8) 坂城スマートタウン構想との連携
「坂城スマートタウン構想」や「スマートファクトリー」に向けて、エネルギ
ー利用の効率性や生産性の向上などについて、環境に配慮したモノづくりの視点
からの調査検討に努めます。
(9) ワイナリー形成事業との連携
「ワイナリー形成事業」は、千曲川ワインバレーによる広域特区への発展と
坂城町初のワイナリー設置により、次なる「ワイン文化の推進」に向けて産地化
やブランド化の推進を支援します。
- 51 -
2 事業の詳細
(1)研究開発支援事業 (単位:千円)
(2)研修事業 (単位:千円)
事 業 名 内 容 予算額
1 技術コーディネート事業 ・地域内企業の技術相談、補助金等の申請指導、
企業訪問などのコーディネート事業を推進
します。
-
2 さかき技術交流研究会事業 ・地域内企業の技術担当者や経営者を会員と
する技術研究会について、会員の意向に
基づく事業の決定、運営を行い、交流や技術
力の向上、新製品の開発等を支援します。
独自会計
事 業 名 内 容 予算額
1 新入社員研修会
・坂城町商工会との共催により、町内企業に
就職した新入社員を対象に、社会人としての
基本的マナー等について研修を行います。
-
2 坂城経営フォーラム ・各界各層で活躍されている著名な知識人、
経営者等をお招きして講演会を開催、講師を
囲んでの意見交換会等も逐次実施します。
690
3 坂城町経営革新塾
・坂城町商工会との共催により、製造業若手
経営者や後継者による勉強会や、技術開発の
支援を行います。
30
4 I O T、AIセミナー等
・県工業技術総合支援センターの支援を受け
ながら、新技術等の紹介やセミナー等を行い
ます。
70
5 セミナー、勉強会 ・平成26年度に導入した3D プリンタの活用
をはじめ、ニーズを把握しながらの技術、
経理等のセミナー、勉強会を企画実施します。
133
- 52 -
(3)試験・計測事業 (単位:千円)
(4)市場開拓・交流支援事業 (単位:千円)
事 業 名 内 容 予算額
1 試験・計測機器取扱い実技
講習会
・当センター保有の試験・計測機器の実技講習
を行い、共同利用を促進するための技能習得
を図ります。
538
2 試験・計測機器共同利用、
試験・計測機器の測定受託
・試験・計測機器の共同利用の推進と、利用者
の需要によりセンター測定員による測定受託
等を行います。
4,360
事 業 名 内 容 予算額
1 展示会への出展支援
・町内企業、出品者協会等が出展する展示会、
産業展等への出展を支援し、技術発信、受注
機会の確保等を図ります。
150
2 産学官連携交流事業
・大学、支援機関等と連携し、技術セミナー等
を開催し、産学官交流を推進します。
110
3 新春賀詞交歓会
・テクノハート坂城協同組合との共催により、
地域内企業の経営者、技術者、営業担当者、
行政、商工団体関係者が一堂に会し、賀詞
交歓会を開催します。
440
- 53 -
(5)その他の事業
(単位:千円)
事 業 名 内 容 予算額
1 坂城 WAZAパワーアップ事業
・ものづくり教育の支援や、卓越技能者、優秀
技能者の選考に際して、選考委員会を設けて
審議を行います。
20
2 ホームページによるお知らせ ・当センターホームページの更新を行い、各種
事業、イベント等の情報を提供・発信します。
337
3 メールマガジンによるお知ら
せ
・テクノセンターが開催するセミナー、講演会
等の案内をはじめ、関係機関の催し物情報等
を逐次配信します。
-
4 坂城テクノセンター管理事業
・坂城テクノセンターの管理運営に係る直接的
な経費を計上します。
7,437
5 貸館事業
・1階大研修室、2階研修室等の貸館事業収入
を計上します。
4,299
- 54 -
(全会計 ①+②+③)
平成31年度 収支予算書
-54-
- 55 -
-55-
- 56 -
①=公益目的事業会計(A+B+C+D)
-56-
- 57 -
-57-
- 58 -
A=研究開発支援等事業
-58-
- 59 -
B=試験計測事業
-59-
- 60 -
C=施設管理事業
-60-
- 61 -
D=共通事業
-61-
- 62 -
-62-
②=収益事業会計
- 63 -
-63-
③=法人会計
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