山梨県山梨市 - Minister of Economy, Trade and …...平成28年6月29日 山梨県山梨市...

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中小企業地域資源活用促進法に基づく

が応援するふるさと名物

山梨県山梨市

フルーツ王国山梨市の

ぶどう・ももの

加工品群・観光農業シャインマスカット

平成28年6月29日

山梨県山梨市

地域のプロフィール

果物をテーマにした「笛吹川フルーツ公園」

では、富士山と甲府盆地の眺望が美しく、その

夜景は「新日本三大夜景」に選ばれました。

園内では、ぶどう・ももなどの山梨特産の果物

が育てられ、果物の歴史や文化を学べる展示

空間もあり、果樹栽培が盛んな地域のシンボル

となっています。

山梨市は日本百名山に選定される甲武信ヶ岳など、峻険な山々が連なり、北部の

山頂と平坦地との標高差は、約2,300mとなります。全国4位の日照時間を誇り、昼夜

の寒暖差が大きいことから、果樹栽培に適した気候となっています。明治以降、ぶどう・ももの栽培文化

が根付き、果樹加工品販売や観光農園が発展し、複合的な果樹産業が特徴となっています。

主な地域資源

山梨市で栽培されているぶどうは、大粒で濃い紫色の「巨峰」や、

皮ごと食べられる「シャインマスカット」、主にワインの原料に使用

される「甲州」など、品種は多岐にわたります。

甘く、色濃く、最高のぶどうになるように、長い歴史の中で培って

きた技と手間暇を惜しみなく使い、栽培されています。

フルーツ王国山梨市の魅力あるぶどう・もも

ぶどう

もも

山梨市のももは、みずみずしく、酸味の少ない「白鳳」や、

大玉で香り高い「浅間白桃」、県オリジナル品種の「夢しずく」

などがあります。ももは非常に繊細なので、1つずつ袋をかけて

虫や病気から守り、丁寧に栽培されています。

ふるさと名物の内容

発酵・熟成を重ね作られたワインビネガーや、ぶどうを煮詰

めて作った酸味の強い調味料は、肉や魚料理に合わせたり、

ドレッシングなどに使用することで、香りや味の深みを増すこと

ができます。また、果実本来の甘みをいかしたぶどう・ももの

ジャムやバターは凝縮された香り高いおいしさです。

ぶどう・ももの加工品

ぶどう・ももの飲料製品

ぶどう・もものうまみを凝縮したシーズニング

市内のワイナリーでは、山梨市産のぶどうを原料に、個性豊かなワイン

が作られ、独特な文化である一升瓶ワインなどが販売されています。

また、旬の味を年間通し味わえる、ぶどうやもものジュースも、こだわり

を持って製造・販売しています。

ふるさと名物の内容

ぶどう・もものデザート

ぶどう・ももの料理

一番おいしい時期のぶどう・ももを、贅沢に使って作られた

ジェラートや、ぶどう・ももの甘い香りと味を閉じ込めた、瓶詰や

缶詰は、生食とは違った食感を楽しめ、長期間保存もできます。

また、市内のカフェや洋菓子店では、ぶどう・ももを使ったケーキ

やゼリー、団子などを食べたり、購入することができます。

郷土料理・ほうとうを夏仕立てにした「おざら」に巨峰を練りこん

だ「巨峰のおざら」は、さわやかで食べやすく、ほのかに巨峰の

甘みがあります。早摘みのももの実は、ぶどうの酢につけることで、

ピクルスになります。こりこりと歯ごたえよく、お酒のおともや、料理

の付け合わせなどに最適です。

ふるさと名物の内容

農業体験は、自然に触れることで日頃の疲れを癒し、

リフレッシュできると、近年人気となっています。

本市は都心から90分の好アクセスにあり、年に何度も

訪れ、様々な栽培工程を体験する方もいます。農家と

する方言交じりの会話も楽しみのひとつです。

観光産業果物狩り

農業体験

ぶどう狩りでは、様々な品種を選び、味わうことができます。皮ごと

食べられるシャインマスカットなどは、子どもからお年よりまで幅広い年齢

の方に人気です。

もも狩りでは、地元で好まれているシャキッと固いももが食べられます。

現地でなければ食べられないもぎたての味覚は最大の魅力です。

山梨市の取り組み

笛吹川フルーツ公園の運営

笛吹川フルーツ公園は、山梨市やJAなどの第三セクター

で運営され、イベントや展示などにより、ぶどう・ももなどの

普及・促進に取り組んでいます。

公園内のカフェでは、果物を使ったデザートを提供し、

売店では、ワインなどの特産品も販売しています。

世界農業遺産への認定を目指して山梨市は平成27年10月に、県及び近隣市町村と一体となって、「峡東地域世界農業遺産推進

協議会」を設立しました。

山梨の果樹農業が織りなす景観や歴史ある文化を末永く保全し、交流資源として活用すること、

またブランド化を推進することを期待し、世界農業遺産への認定実現を目指して活動しています。

山梨市の取り組み

巨峰の丘マラソン大会は、たわわに実ったぶどう畑の中を富士山を

見ながら駆け抜ける魅力の大会です。ランナーには、旬の巨峰が

贈られ、会場内ではワインなどの特産品が販売されています。

また「巨峰のキョッシー」が、山梨市の巨峰をはじめとするぶどうを

かわいらしくPRしています。

巨峰の丘マラソン大会

4 山梨市景観条例の策定

果樹園が広がる本市の魅力ある景観の保全や活用を目的とし、山梨市景観条例を策定しました。

自然地形を生かした特徴的な農地の景観を守ることで、フルーツ王国としてのブランド力の向上や、

来訪者の増加につなげ、ぶどう・ももの加工品や農業体験の普及・推進に努めていきます。

巨峰のキョッシー

山梨市の取り組み

県外への発信山梨市の特産物を首都圏に広くPRするため、銀座にアンテナショップを開き、山梨市のワインや

ジュース、ジャムやコンポートなどを販売しています。また、ももの花が咲く季節に合わせ、県外の

施設にももの花ディスプレイを設置したり、ももの花を無料で配るイベントを実施しています。今後も

県外へ発信し、観光客の増加、またぶどう・もも製品の販売促進に努めていきます。

5 山梨市農産物販路拡大推進協議会山梨市・観光協会・JAで構成される、山梨市農産物販路拡大

推進協議会は、市内農産物のブランド化と販路拡大を推進して

います。

県内外の市場やイベントなどで、農産物や特産品の宣伝や

ワイン・ジュースなどが当たる抽選会などを開催しています。

本市は、富士山を一望できる美しい丘陵地から、歴史文化遺産が今も

数多く残る市街地まで、さんさんと太陽をあび、笛吹川とその支流により、

豊穣な大地が形成されました。ぶどう・ももをはじめとする果樹園が大地に

広がるなか、笛吹川フルーツ公園が開園され、なお一層フルーツ王国へと

発展した、素朴であたたかいまちとなっております。

山梨市長からのメッセージ

春には一面をピンクに染め上げる桃畑や、夏には青々と茂るぶどう畑など、果物が織りなす

四季折々の風景、果物がもたらす味覚、そして、果樹農業の歴史は、本市の財産であります。

この地が育んだぶどう・もも、これらが作り出す

加工品や観光農業を、山梨市のふるさと名物

として応援することを宣言します。

山梨市長

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