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資料目次

資料1 東洋大学情報連携学部設立コンセプト

資料2 東洋大学情報連携学部赤羽台キャンパスコンセプトブック

資料3 東京都北区と学校法人東洋大学との連携協力に関する包括協定書(写)

資料4 東洋大学一般入試志願者推移(2009~2015年度)

資料5 出身高校の所在地県別入学者数

資料6 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「リクルート進学総研マーケット

リポート vol.18(南関東版)」

(参考:2頁「18歳人口予測(全体:南関東:2015~2026年)」)

資料7 他大学 学費一覧

資料8 新学部学科設置計画に係るニーズ調査報告書(高校生編)

資料9 内閣府「科学技術イノベーション総合戦略 2015」

(参考:54頁「第 2部、第 2章、Ⅳ.我が国の強みを生かした IoT、ビッグデータ等を

駆使した新産業の育成」)

資料 10 総務省「平成 27年版情報通信白書(概要)」

(参考:概要 5頁「第3章 地域の未来と ICT①」)

資料 11 新学部学科設置計画に係るニーズ調査報告書(事業所編)

※重要な部分の明示が必要な場合のみ、資料名の後に「(参考: )」と記載しています。

東洋大学情報連携学部設立コンセプト

坂村 健・花木 啓祐 東京大学教授

情報系新学部構想委員会 委員

1

① コンセプトは「連携」

2O17年新学部設立に向けて

学部名称

「情報連携学部」

2

一人ではできない時代にICTシステムが果てしなく複雑かつ大量のデータと

多様なサービスを扱うように

▼すべてを一人で実現するには 果てしないコストと時間が必要に

ICTの研究開発での 近年のスタイル多様な既存システムを連携し

マッシュアップにより素早いシステム実現例えば、多くのガイド系サイトでは表示にGoogle Mapsを組込み

マッシュアップ(mashup)とは

元々は音楽用語だが、異なる組織の提供する機能をネットワーク連携させて 新しいサービスを生むことを指すICT用語

3

インターネットが 社会の前提を変えた

情報の流通コストが果てしなく安い世界以前は高コストだった「オープンな連携」が素早く容易に

▼クラウド、マッシュアップ、ベストエフォートの時代

他と「連携」すれば…既製の高度な機能ブロックの組み合わせにより

多様な新しさを素早く投入できる

▼オープン・クラウド化により

低コスト短時間で新サービスの実現が可能に

ベストエフォート(best effort)とは

構成する各自が最大限の努力をするが、 結果の保証(ギャランティ)まではしないという合意で運用されるシステム

4

イノベーションは 進化論の世界

チャレンジの多さのみがイノベーションを達成する1000回に3回の成功がイノベーション

▼ターゲティング型の戦略には効果がない

「何年までに~を実現するために」など 何をすればいいかわかるようなものは所詮イノベーションではない

世界はますます チャレンジが容易に

とにかくチャレンジ ダメならすぐ次のチャレンジを粘り強くが

いまのイノベーションの方程式

5

チャレンジのための 人材・資本環境クラウド・ソーシング

必要に応じてネット経由でオープンに業務を委託し 成果を受け取る新しい雇用形態

クラウド・ファンディング必要に応じてネット経由でオープンに小口大量の支援を募る

新しい資金調達形態

チャレンジのための 技術・基盤

アプリ、コンテンツのネットワーク流通 サービスのクラウド化

ネットワーク発注の試作サービスや3Dプリンター

▼独創性をすぐ形にして社会に問える環境へ

6

情報連携学情報通信技術を活かした…

システム間、組織間、分野間での 「連携」のあり方を学問として探求する…

従来の学問分野の枠を超えた… メタレベルの学際領域

連携できる 人材が未来の鍵

オープン、マッシュアップ、ベストエフォートの考え方を身につけ、 ICTが可能としたチャレンジを容易にする環境を使いこなし、

つまりは、他と「連携」することで、 素早くアイデアを形にできる人材を育てるため

▼情報連携学部

7

イノベーションと そのスタートアップには 「連携」が重要

いくら素晴らしいアイデアがあっても…

①それを実現する技術 ②それを使いたくなるテザイン ③それをお金に変えるビジネスモデル

が最初から揃わないと社会に出られない

② 情報連携学部の 目的と方針

8

「連携」の基板は コンピュータ・サイエンス

スタートアップに求められるスキル

マネジメント

技術 デザイン

9

情報連携学部の方針①

連携に向けた4コース制連携することでスタートアップを可能とする

スキルに絞った4コース制で 個々に実践的・専門的な知識+スキルを教育

情報連携学部の目的チームを組んで、情報をベースに連携し、 素早くアイデアを形にできる人材を育てる

10

情報連携ビジネス

ビジネスモデル構築、プレゼンテーション、 ファンディング、ネットマーケティング、 ブランディング、エコシステム形成

情報連携学部の4つのコース

1. 情報連携ビジネス• 連携により新しいビジネスを構築できるマネージャー人材の養成を目指す

2. 情報連携シビルシステム• 制度面から連携を支え、新しい情報サービスの社会への出口を確保し、また連携による新しい公共をシステムとして構築できるコーディネーター人材の養成を目指す

3. 情報連携エンジニアリング• 技術面から連携を支え、新しい情報サービスを具体化できる人材の養成を目指す

4. 情報連携デザイン• デザイン面から連携を支え、 新しい情報サービスや製品を具体化できる人材の養成を目指す

11

情報連携エンジニアリング

Webプログラミング、 リアルタイムプログラミング、

電子回路設計、クラウド利用、ビッグデータ処理、 ネットワーク構築、ユビキタス・IoT

情報連携シビルシステム

コミュニティ形成、都市計画、 新しい公共、オープンデータ、 ビッグデータ処理、gov2.0

12

コース横断のチーム実習コース横断でチームを組み

共通の課題に取り組む実習を複数年通して実施異なるスキルをもつ人間との「連携」を重視する

情報連携学部における教育の具現化

情報連携デザイン

Webデザイン、インダストリアルデザイン、 UXデザイン、3D CAD、3Dプリント、

プロトタイプ制作UX ―― User eXperienceとは

製品やアプリ等の操作性や結果を含む全操作体験の演出

13

連携のための コミュニケーション力の教育

■ 異なる専門、多様な国籍を持つ者同士で、共通の課題解決を行なうためのコミュニケーション能力を身につけさせる• 実践的語学教育の強化• 各コースでの英語によるグローバルスタンダード教材の積極利用• ディベート等の実践的コミュニケーション実習

情報連携学部の方針②

コミュニケーション力の重視全コースでコミュニケーション力を重視し 異なる分野の人と連携して課題解決に 取組むためのマインド+スキルを教育

14

情報連携学部の方針③

全コースでCS教育CS ―― Computer Science

連携の基板としてCS教育を重視し全コースで CS初級とプログラミング教育を必修とする

情報連携学部における 「コミュニケーション」

■ 多国籍の人間同士で、実践的なコミュニケーションを取れるようになるためには、コミュニケーションを取る必要のある環境が重要

▼ ■ 情報連携学部では、以下を計画• 英語による専門講義の充実• 積極的に留学生を受け入れ、「学生が英語でコミュニケーションせざるを得ない状況」を積極的に提供

• 異なるコース、異なる国籍のメンバーからなるチーム実習

15

すべての分野で求められる プログラミングの力

■ これからの若者が世に出て行く時代は、海外以上に機械との競争が過酷になる• 米国の経済学者が書いた『機械との競争』や『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』、『The Second Machine Age』(未訳)といった本で描かれる未来・ ビッグデータ解析や人工知能技術の発達で、機械が10の論理性だけでなく5の感性も身につけた時代

• 人間も10の感性を5の論理性で武装しないと対抗できない

▼ ■ そのとき、重要なのがプログラミングの力• 論理的思考を養い、コンピュータを使役して問題解決する力を与え、感性の力を増幅してくれる

コンピュータサイエンス 教育の意義

■ 今や「読み書き算数」に次ぐ新たな基礎教養• 専門プログラマを育てるためではなく、どんな人生を歩むにしろ、プログラミングはそれを助ける力であると世界では認識

■ 世界の潮流• 早くから高校でのプログラミング教育の必修化を行ったイスラエルはいまやコンピュータだけでなく多くの分野で躍進

• 英国では今年から5歳からプログラミングを義務教育に

16

情報連携学部の方針④

教育の効率化と 人間的教育の深化

ICTの積極利用による 教育の効率化と人間的教育の深化の両立

1年次全コースで CSを必修に

1年次に、全コースでプログラミングを含む コンピュータサイエンスの基礎教育を実施

17

人間的教育の深化 ■ ICTにより効率化した分、演習と実習での指導を充実• 常に小テストを繰り返し、ビッグデータ処理で各自の学習進度を細かく把握し指導する

■ ICTにより効率化した分、一般教養も充実へ• 世界に出て行くには、スキルだけでなく教養も必要• 哲学、食、公共、物理、数学、確率統計、美学、心理学、日本文化…

教育への ICTの積極利用学習環境のクラウド化

ブラウザ利用でどこからでも、多様なデバイスでも受講可能 教育者の事務的作業の徹底的な自動化

MOOCSも積極活用

Massive Open Online Courses――ネットで配信される多人数に向けた オープンなオンライン教育

edXをはじめとした、世界水準のe-Learning教材も利用し英語教育にもつなげる

18

情報連携学部における「専門教育」 ■ 情報連携学部では、各コースの専門教育の質を担保するために、標準カリキュラムを設定• 世界に通用する「標準カリキュラム」を採用することで、この問題を解決したい

■ 例えばCS教育では米国の学界が策定する最新版のガイドラインであるIEEE/ACMのCurricula Recommendationsに準拠

情報連携学部の方針⑤

専門教育の質の担保

19

IEEE/ACM Curricula Recommendations

■ ICT分野には、国際的な学会組織が2つ• IEEE: The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.• ACM: Association for Computing Machinery

■ これらの学会が共同でICT分野の大学教育カリキュラムについてのガイドラインを継続的に策定• Curricula Recommendations

■ ICTの5分野についてそれぞれガイドライン策定• Computer Science• Computer Engineering• Information Systems• Information Technology• Software Engineering

Computer Science Curricula 2013

http://www.acm.org/education/CS2013-final-report.pdf

20

エコシステム 形成のために

学内スタートアップ制度の導入 インキュベーション機能・設備の企業利用

インターンシップとの積極連携 資格取得の奨励

連携担当教員の設置

情報連携学部の方針⑥

教育エコシステムの形成連携する産官学民を集めてのエコシステム作り

21

情報連携学部校舎

③ 情報連携学部の設備

建築・設備総合プロデュース ―― 坂村 健 建築デザイン ―― 隈 研吾

22

情報連携学部校舎内の基本フロア

方針を具現化するための 校舎・設備について

■ ICT基本インフラ• 全学域内での無制限無線LANの利用が可能• 教育用クラウドで受講、資料入手、演習、レポート作成、プログラム開発、デザイン制作、ファイル共有等多様なチーム連携等をサポート

■ 教室は多用途の小規模実習室中心

■ 多数の小規模チームオフィス• チーム実習にも、インキュベーションにも

■ 多様な共同利用設備「メイカーズ・ファブ」• 会議室• 工作室・ クラウド化出来ない、工作実習、プレゼン用試作品作りなどのためにチームが共同利用できる3Dプリンタ、工作機械、測定機械を備えた「ファブ」

小規模実習室中心の教室群

多数の小規模チームオフィス群

学校法人東洋大学 情報連携学部等設置準備室〒112-8606 東京都文京区白山 5-28-20TEL: 03-3945-7754 e-mail: iniad@toyo.jp

Open 2O17

Faculty of Information Networking for Innovation and Design

2017年4月開設に向けて設置構想中。学部名・計画内容は変更になる場合があります。

著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類

①書類等の題名

東洋大学情報連携学部赤羽台キャンパスコンセプトブック

②出典

坂村健

③書類等の利用範囲

参考資料としてすべて

④その他

関係者のみ閲覧可の資料のため非公開とする

著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類

①書類等の題名

東京都北区と学校法人東洋大学との連携協力に関する包括協定書(写)

②出典

東京都北区・学校法人東洋大学

③書類等の利用範囲

参考資料としてすべて

④その他,著作物等について加工している場合には,その加工に関する説明。

なし

東洋大学一般入試志願者推移(2009~2015年度)

<第1部>

<イブニングコース・第2部>

1

出身高校の所在地県別入学者数

平成27年(2015年)

平成26年(2014年)

平成25年(2013年)

平成24年(2012年)

平成23年(2011年)

男 965 1,000 1,028 943 971

女 551 546 595 589 588

計 1,516 1,546 1,623 1,532 1,559

男 522 486 472 480 490

女 390 392 368 398 380

計 912 878 840 878 870

男 1,024 1,015 973 1,022 922

女 841 802 832 756 810

計 1,865 1,817 1,805 1,778 1,732

男 250 213 266 231 216

女 234 245 248 195 160

計 484 458 514 426 376

男 297 335 258 330 369

女 283 238 216 239 255

計 580 573 474 569 624

男 132 117 120 83 114

女 106 89 80 63 69

計 238 206 200 146 183

男 126 119 106 119 119

女 87 93 79 74 78

計 213 212 185 193 197

男 1,089 997 973 861 933

女 626 549 580 512 387

計 1,715 1,546 1,553 1,373 1,320

7,523 7,236 7,194 6,895 6,861

63.5% 64.9% 66.5% 66.9% 66.1%

13.7% 13.7% 11.9% 13.2% 14.6%

77.2% 78.6% 78.4% 80.1% 80.8%関東(割合)

その他

合計人数

南関東(割合)

北関東(割合)

北関東

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

南関東

千葉県

東京都

神奈川県

1

著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類著作権者の許諾が得られない書類

①書類等の題名

「リクルート進学総研マーケットリポート vol.18(南関東版)」

②出典

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

http://souken.shingakunet.com/research/2016/03/2015-dac0.html

③書類等の利用範囲

2 頁「18 歳人口予測(全体:南関東:2015~2026 年)」

④その他,著作物等について加工している場合には,その加工に関する説明。

なし

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