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2013年 10月 1日(火) 高校生平和大使・高校生 1万人署名活動実行委員会・静岡ニュース(第 25号)

高校生平和大使・高校生 1万人署名活動

実行委員会・静岡二ユース (第 25号)

静岡県高校生一万人署名活動実行委員会

干422-8067 静岡市駿河区南町 11-22 静岡労働会館2階

静岡県平和・国民運動センタ一気付

TEL : 054・282・4121 FAX: 054・284・0191 E-mail : s-heiwa@cy.tnc.ne.jp

第 16代高校生平和大使渥美真央さん、原水禁世界大会・

長崎大会派遣代表黒岩静香さん、守田知代さんが活動を

報告

9月29日(日)、静岡市葵区の静岡労政会館で、

第 16代高校生平和大使として、スイス・ジュネーブ

の国連欧州本部を訪問した渥美真央さん(静岡サレ

ジオ高校 2年)、原水爆禁止世界大会・長崎大会に

参加した黒岩静香さん(静岡英和女学院高校 3年)、

守田知代さん(不二聖心女子学院高校 1年)の 3人

が、活動報告を行った。

報告会には、静岡県平和・国民運動センターの関

係者や高校生ら 50人が集まった。

同報告会の運営は、第 15代高校生平和大使の

鈴木七海さん(清水東高校 2年)、 2012年原水爆禁

止世界大会・長崎大会派遣代表の園田純さん(静岡

高校 3年)が務めた。

私たちは被爆者の声を直接

聞ける最後の世代

初めに、原水爆禁止世界大会・長崎大会に参加

した黒岩静香さんが、活動報告を行った。

黒岩さんは、長崎大会で初めて、下平作江さん

の被爆体験を聞いたことについて「直接耳にするこ

とで言葉では言い表すことのできない憤りを感じた。

テレビや学校の学びで何度も目にしたり、耳にした

間報告会の運営を務めた昨年の高校生平和大使の鈴木七海さんと原水禁世界大会・長崎大会派遣代表の園田純さん(=9月

29日静岡市葵区・静岡労政会館)

りしていたはず、なのに全く異なった感覚を覚えた。 原水禁世界大会 ・長崎大会での活動を報告する黒岩静香さん(=9月29日静偶市葵区・鯵岡労政会館)

2013年 10月 1日(火) 高校生平和大使・高校生 1万人署名活動実行委員会・静岡ニュース(第 25号)

胸が引き裂かれるような痛みとともに涙が溢れ核兵器の恐ろしさを否応にも確信し、改めて核兵器の恐

ろしさに衝撃を受けた。一瞬にして人々が黒こげになり、人々に虫がわく、さつきまで住んでいた我が家が

がれきとなり、愛する家族を失う、生き残ったとしても貧困や体の痛みから命の光を自ら断ってしまうほど

精神をも追い込まれてしまう・・・。想像もしがたい事柄が現実にあり体験した方々がいらっしゃること忘れ

てはいけない。忘れない。もう二度と犠牲者を出さないために、そして伝えなくてはならないんだと実感し

fこJと語っTこ。

今よりもさらに広島、長崎の

ように活動を広げていきたい続いて、黒岩さんと一緒に、同大会に参加した

守田知代さんが、活動報告を行った。

実際に長崎で各県の高校生たちと交流をして

「第五福竜丸の事件について、静岡県民より他県

の高校生、特に広島や長崎の方がよく分かってい

たJと驚いたとしヴ。

そして「私の友人は、ビキニ事件は知っている

けれど、第五福竜丸は詳しく分からないという意

見が多く、私もその中の 1人だった。また、広島、

長崎に続く第 3の被爆地である県にも関わらず、

他の県と比べて署名活動などの平和活動が少な

原水禁世界大会・長崎大会での活動を報告する守図知代さん

(=9月29日静岡市葵区・静岡労政会館)

いことを知り、今よりもさらに広島、長崎のように県民一体となって活動を広げていきたしリと語った。

生きる勇気と死ぬ勇気

最後に、第 16代高校生平和大使として、原水爆

禁止世界大会・長崎大会やスイス・ジュネーブ、の国

連欧州本部を訪問した渥美真央さんが活動報告を

行っTこ。

渥美さんは、原水爆禁止世界大会・長崎大会で、

被爆体験を語り継ぐ会で被爆者である下平作江さん

の話を聞き「被爆体験を聞いた中で、最も印象に残

ったのが『生きる勇気と死ぬ勇気』としづ言葉だった」

と語った。下平さんの妹は、空腹などに苦しみ列車

に飛び込んで自ら命を絶った。下平さんは、妹の後

を追おうと、線路に立ったが怖くてできなかった。そ

の時、「家族の分まで生きるJと誓ったと言う。

渥美さんは、その話を聞いて「原爆はたくさんの人

の命を一瞬で、奪っただけでなく、残された人の人生ま

第 16代平和大使として長崎、スイスでの活動を報告する渥美

真失さん(=9月29日静岡市葵区・静岡労政会館)

でも壊した。『大切な人を守るために絶対に核兵器をなくそう』とあらためて感じたjと話した。

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2013年 10月 1日(火) 高校生平和大使・高校生 1万人署名活動実行委員会・静岡ニュース(第 25号)

これから世界の人々に核兵器の恐ろしさを伝えていきたい

渥美さんは、スイスで WorldYWCAを訪問した際、インドの人が「核兵器は権力を示すのに簡単な道

具、誇りを持っていた」と話したことについて「この言葉は普段聞けない核保有国の人たちの本音だ」と思

っTことし、う。

しかし、そのインドの人は『広島を訪れて、考えが変わった』としヴ話を聞いて「私はこれからもっと世界

の人に(核兵器の恐ろしさを){云えていきたい。そして世界の人に核兵器廃絶へ熱い思いをもってもらいた

い」と5吾っTこ。

報告会終了後、高校生たちは、今後の活動について打ち合せを行い、次回の署名活動の日程などを決め、

活動をしてし、く。

間報告会終了後、今後の活動について話し合いをする高校生たち(=9月29日静岡市葵区 ・静岡労政会館)

( * 1) World YWCA

YWCA(ワイ・ダブリュ・シー・工ー/YoungWomen’s Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の

女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、 人権や健康や環境が守られる平和な世界を

実現する国際NGOである。 1855年英国で始まり、今では日本を含む 125あまりの国で、約2,500万人の女性たちが活動している。世界YWCAのオフィスはスイスのジュネーブ、にあり、世界中のYWCAをネットワーク

し、それぞれの国のYWCAをJtックアップするために活動している。

ー3-

高校生平和大使・高校生 1万人署名活動実行委員会・静岡ニュース(第 25号)2013年1旦』 1日げて]

匝013年(平成25年)9月30日(月曜日)静岡新聞朝刊 |

ジュネl*乙阜縮会議一人がいると思うと心が

のサレパ事務局次長の-痛むが、心を痛めて終

前でスピーチした渥美一わりではなく、行動に

さんは

「戦争に苦しむ一移さないといけない。

援護影務援努務

zpdZ露協髪髪

2務多諺

ZZZ後援務務務

ZZ後援後援務後援援

高校生平和大使として今夏、スイス・ジュ

ネーブの国連欧州本部を訪問した静岡サレジ

オ高2年の渥美真央さん(日)日静岡市葵区H

らの体験報告会が却白、同区内で聞かれ、渥

美さんは

「世界には核兵器の恐ろしさを知ら

ない人がまだいると思った。伝え続げていく

ことが大事だと実感した」と振り返った。 静 岡

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平和な世界を実現でき

るよう、行動していき

たい」と呼び掛げた。

長崎市で8月に行わ

れた原水爆禁止世界大

会に参加した静岡英和

女学院高3年の黒岩静

香さん(国)H岡市駿河

区日と不二聖心女子学

院高1年の守田知代さ

ん(日)H沼塗mHも登

壇し、平和教育の推進

などを訴えた。

‘ 、

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