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農業データ連携基盤(WAGRI)は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」において農業ICTサービスを提供する民間企業の協調領域として開発。
WAGRIを通じて気象や農地、地図情報等のデータ・システムを提供し、民間企業が行うサービスの充実や新たなサービスの創出を促すことで、農業者等が様々なサービスを選択・活用できるようにする。
農業データ連携基盤(WAGRI)Publicデータ気象や土地、地図情報等に関する様々なデータ・システムを提供(有償提供を含む)
気象API※
農地API
地図API
土壌API
生育予測API
統計API
センサAPI
農 業 者 等
農機メーカーA 農機メーカーB ICTベンダーC ICTベンダーD
農業者等が、それぞれの経営形態等に応じて農業関連サービスを選択・活用
WAGRIを通じてデータ・システムを提供
民間企業
民間団体
民間企業
民間企業
農研機構 官公庁民間
企業
WAGRIを通じてデータ・システムを取得し、新たな農業関連サービスを開発
データ・システム提供者
データ・システム利用者
※Application Programming Interface の略。複数のアプリケーション等を接続(連携)するために必要なプログラムを定めた規約のこと。
農業データ連携基盤の構造と特徴
1
農業データ連携基盤の利用
2
JSON形式でデータを取得し、システム開発
農業ICTサービスを活用して戦略的な営農を実現
データ・システム提供者
データ・システム利用者
農業者等
Business to Business to Consumer
WAGRI
APIを作成し、データを提供
WAGRIのAPI開発環境を利用可能
JSON形式データ
営農支援アプリの例出所:農水省HP「農業データ連携基盤の構築について」
運営体制 時期会員によるビジネス展開
運営主体 利用料
試験稼働 ~2019.3 不可 研究コンソーシアム 無償必要経費はSIP予算より支出。
本格稼働 第Ⅰ期 2019年度~ 可能 農研機構 システム運用費の実費負担●データ提供利用機関月額利用料:5万円*
●データ提供機関月額利用料:3万円*
*最初の2ヶ月間は無料●農研機構負担
第Ⅱ期(検討中)
2020年度以降(時期未定)
可能 新たに設立する運営法人
(利用料等については検討中)
2019年4月より、農研機構がWAGRIの運営主体となり、本格稼働がスタート。会員によるビジネス展開が可能。
システム運用に係る実費部分をご負担していただく(データ提供利用機関5万円/月、データ提供機関3万円/月)。
有償データを使用する場合はデータ提供者と別途、個別契約が必要。
WAGRI本格稼働
3
農業データ連携基盤(WAGRI)気象や土地、地図情報等に関する様々なデータ・システムを提供
気象API
農地API
地図API
土壌API
生育予測API
統計API
センサAPI
農 業 者 等
データ利用機関(農機メーカ、ICTベンダ等)
有償データ提供機関官公庁など(無償データのみ提供)
WAGRI利用料(5万円/月)
WAGRI利用料(3万円/月)
(営農支援ソフトなどのサービス提供)
有償データ使用料(個別契約)
データの流れ 料金の流れ
データ提供利用の場合は5万円/月、データ提供の場合は3万円/月の利用料が必要有償データを使用する場合には、データ提供機関との個別契約が必要
2019年度(第Ⅰ期)WAGRIの運営体制
4
WAGRI利用料(なし)
5
データ・システム 内容 提供元
肥料 肥料登録銘柄情報 農林水産消費安全技術センター (FAMIC)
農薬 農薬登録情報 農林水産消費安全技術センター (FAMIC)
地図 地図データ、航空写真の画像データ NTT空間情報
農地 農地の区画情報(筆ポリゴン) 農林水産省
〃 農地の区画形状、用排水の整備状況等(ほ区ポリゴン) 農林水産省
〃 農地の緯度経度情報(農地ピンデータ) 全国農業会議所
気象 最長3日先までの気象情報(1kmメッシュ) ハレックス
〃 最長26日先までの気象情報(1kmメッシュ) ライフビジネスウェザー
生育予測 水稲の生育予測システム ビジョンテック
〃 露地野菜の生育予測システム 農研機構
土壌 土壌の種類や分布が分かるデジタル土壌図 農研機構
※ 農業データ連携基盤から取得可能なデータやシステムは、農業データ連携基盤協議会のホームページより確認いただけます(https://wagri.net/)
WAGRIから取得可能な主なデータ・システム
連携
WAGRIとWAGRI協議会への参加
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ユーザー
WAGRIの運営(農研機構)
・WAGRIシステムの保守管理・ID払い出し
事務局(農研機構)
WAGRI WAGRI協議会
選任諮問
入会(会費無料)
情報共有・発信(シンポ案内など)
アドバイザリーボード
利用申請(月額利用料)
サービス提供
会長、副会長
提言
・WAGRIの普及推進
諮問
提言
利用開始• WAGRI運営主体から正式登録の通知。• その後、WAGRIのサービスの利用開始。
利用申請• 農研機構HPより「利用規約」と「データ提供利用規約*1」をダウンロード
し、同意した上で、 WAGRI運営主体(農研機構) に申請書を提出。
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農業データ連携基盤:利用開始までの流れについて
*1農林水産省策定の「農業分野におけるデータ契約ガイドライン」に沿って整備しました。*2利用申請から承認通知までに半月~1月程度のお時間をいただいております。
仮登録• WAGRI運営主体から承認通知を受け取り後*2 、 WAGRIシステムに
利用申請機関の管理者の仮登録を行い、仮登録情報をWAGRI運営主体に連絡。
WAGRIの利用登録および退会手続き・利用申請書(代表者と連絡担当者)と退会申請書の農研機構への提出
利用料・データ利用/提供者:月額5万円、データ提供者:月額3万円・無償データの提供のみを行うデータ提供者は無料・登録月と翌月は無料、退会月の利用料は返納しない
利用上の注意・払い出しIDやAPIのリクエスト回数、データダウンロード量、システム負担等に対して利用を制限する場合がある。
データの保全と復旧・WAGRI利用者は、自己責任においてデータを提供し、保存管理する。・農研機構は可用性、データ保護に努めるが、完全なデータの保全・復旧については保証しない。
免責事項・農研機構は、本サービスを利用し、又は本サービスを利用できなかったことに基づき発生した損失、損害について、一切の責任を負わない。
「農業データ連携基盤(WAGRI)利用規約」のポイント
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「農業データ連携基盤(WAGRI)データ提供利用規約」のポイント
当初取得者 農業者等
当初データ
データ提供者 農機メーカ・ICTベンダなど
加工データ等
当初データ
WAGRI
データ利用者 アプリ開発会社データ解析会社など
非公開→公開を設定可能
利用データ
データの流れ
☜ データは農業者等が保有している(同規約 第1条⑱)
☜ 農業者等のデータを提供する場合は同意が必要
☜ 当初データは厳重に管理(同規約 第5条2項)
☜ 提供データは基本的に非公開だが、対象を選択して公開に設定することができる(同規約 第5条3項)※ 公開したデータについては、WAGRIから削除依頼等はできない
☜ WAGRIはセキュリティ対策を実施する(同規約 第8条)
☜ WAGRIを脱退した場合、自己のシステムから収集済のデータは削除する
(同規約 第15条2項)
☜ 農業者等とICTベンダ等の契約が存在する
※ 本資料は参考資料となり、最新のデータ提供利用規約本文が正式な文書となります
(同規約 第4条2項)
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同意が必要
厳重に管理
WAGRIの利用料金Q. WAGRIの利用料金の請求、支払い方法は月次のみですか?A. 基本的にはご利用月の翌月に月額利用料をご請求することとなりますが、
1) 該当期間を確実にご利用いただく旨、2) 一括請求を依頼する旨の2点が別途記載された書面をご提出いただければ 、一括請求のご対応も可能です。
無償データの提供Q. WAGRIの利用料金が無料となる「無償データの提供」とはどういうことですか?A. WAGRI利用料金をお支払いいただいているデータ利用、提供利用会員が、
無償で利用できるデータのみの提供を目的としてWAGRIをご利用いただくデータ提供会員のみが利用料金無料の対象となります。また、WAGRIが有意であると判断したデータであることに加え、提供に必要なAPI等の環境の開発および継続的なメンテナンスを全てご自身で行っていただくことになります。
無償期間での脱退Q. 無償の2ヵ月内の脱退後に再入会しても無償利用はできますか?A. 無償期間での脱退は可能ですが、再入会時は2ヵ月の無償期間はございません。
また、脱退時にWAGRIから収集したデータは削除いただくこととなります。
WAGRI利用に関して、よくあるご質問
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