スマートグリッド事業について - 三菱電機 オフィ …Strong and Smart Grid...

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スマートグリッド事業について

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1.電力の安定供給を支える三菱電機のスマートグリッド

2.背景

3.スマートグリッドのイメージ

4.当社の保有するスマートグリッドの主要機器・システム

5.実証実験と国内事業展開

6.実証実験

7.海外事業展開

8.推進体制

9.総括

目 次

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低炭素社会への貢献

○投資額:約70億円(2010~2011年度)○「自社設備」のメリットを生かし、スマートグリッドに関する技術を早期確立・製品化→スマートグリッド関連2.1兆円市場※へ対応

環境ビジョン2021での目標達成要件を実証○生産時CO2排出量削減(2020年度迄に1990年度比30%削減)○発電時のCO2削減

2020年以降の送配電網を想定したスマートグリッド実証実験設備を自社内に構築

1.電力の安定供給を支える三菱電機のスマートグリッド

※資源エネルギー庁 次世代送配電ネットワーク研究会報告書2020年までの次世代送配電ネットワークの構築による経及効果より

エネルギー消費量の『見える化』による

省エネ効果

需要家での電化率の向上

電源のベストミックスによる化石エネルギー

削減

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国内■経済産業省 関連次世代エネルギー・社会システム協議会次世代送配電ネットワーク研究会

スマートコミュニティ・アライアンス 等■国主導での社会実証プロジェクト実施

国内・海外共通の流れ■各国がCO2削減目標を設定

達成施策を推進■再生可能エネルギーの増大

海外-欧州-

■複数国家間新エネルギー対応インフラ計画(スーパーグリッド計画・直流送電)

■再生可能エネルギー導入増大

風力発電、太陽光発電など再生可能エネルギーの大量導入

■各国の電力会社が実証実験実施

海外-インド-

■CO2排出量削減目標発表

GDP当り05年比で20~25%削減目標(2020年迄)

■スマートコミュニティ構築計画

デリー・ムンバイ間産業大動脈構想

スマートグリッド事業を取り巻く国内・海外の状況

2.背景

海外-中国-■Strong and Smart Grid■スマートグリッド実証実験実施■スマートメーター導入開始

海外-米国-■グリーンニューディール政策■実証実験実施

■エネルギーの電化の進展■電力需要の増加に対応した輸送力の増強■スマートメーターの導入開始

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太陽光発電設備導入予測

2.背景

海外・国内での再生可能エネルギー

活用推進施策等による低炭素社会の進展

再生可能エネルギーの発電量は変動

需要家側に発電設備(太陽光発電システム等)

が大幅に増加

信頼性の高い電力供給の維持

が必要

スマートグリッドの必要性

2005 2020 (年)

2,800万kW

<参考資料>2009年4月10日 政府公表「経済危機対策」から作成

約2,800万kW

住宅7割

非住宅3割

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2.背景

確かな技術検証に立脚したスマートグリッドによる電力安定供給の実現

「基幹系・配電系・需要家系の全域にわたる再生可能エネルギーの大量導入

による系統の変化」を「実地で」技術的に分析・実証することが必須

需要家系100/200V

需要家ビル、工場

家庭等

配電系100/200V・6.6kV

変電所から需要家まで

基幹系22kV~500kV

発電所や超高圧の長距離

送電

スマートグリッドの必要性

大量の再生可能エネルギー

を導入しても信頼性の高い電力供給

を維持する技術

に対する対策技術

三菱電機の総合技術力 + 実証実験

・余剰電力の発生

・周波数調整力不足

・配電系統電圧上昇

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3.スマートグリッドのイメージ

配電系

システム

基幹系

システム

一般家庭

電気自動車(EV、PHEV)

太陽光発電システム

火力発電所 水力発電所

原子力発電所 風力発電所

系統用蓄電池

蓄電池

中央/地方/系統給電指令所

SVC(静止型無効電力補償装置)

SVR(自動電圧調整器)

需要家

システム

基幹系(22kV~500kV)発電所、超高圧の長距離送電系統、変電所が対象。

配電系(100/200V、6.6kV)主に配電用変電所以下、需要家端までの高圧/低圧配電系統が対象

需要家(100/200V)需要家建屋・敷地内の内線系統のシステム・機器。

太陽光発電所

需給制御システム

監視制御 需給制御 予測・計画

配電制御システム

電圧制御 負荷管理

自動検針システム

自動検針 開閉器制御

系統制御用ネットワーク

EV充電ステーション

蓄電池エコキュート

次世代電子メーター

電気自動車(EV、PHEV)

ホームゲートウェイ

太陽光発電システム

パワーコンディショナ

開閉器

変電所

SVG(静止型無効電力発生装置)

揚水発電所

企業・ビル・工場

配電自動化ネットワーク

自動検針ネットワーク(無線メッシュネットワーク)

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系統安定化機器系統制御システム

発電・変電所設備太陽光発電システム

基幹系システム

における当社の強み

4.当社の保有するスマートグリッドの主要機器・システム

GIS等変電機器システム構築技術

直流送電機器 静止型無効電力補償装置(SVC)給電制御所システム

太陽電池モジュール

中央給電指令所システム

豊富な納入実績と蓄積された技術

タービン発電機(原子力・火力)発電所中央計装制御室

パワーコンディショナ

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情報・通信システム セキュリティーシステム

電子メーター配電自動化設備

システムシステム

保守保守 サービスサービス

配電系システム

における当社の強みにおける当社の強み

産業用電子メーター

情報セキュリティソリューション暗号化技術

4.当社の保有するスマートグリッドの主要機器・システム

MISTY(R)

豊富な納入実績と蓄積された技術

配電自動化システム

GE-PONシステム

ホームゲートウェイ

OFDM方式メタルIPモデム

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需要家システム における当社の強みにおける当社の強み

オール電化システム省エネ機器・システム

交通システム太陽光発電システム

ITS太陽電池モジュール

データ収集装置 パワーコンディショナ

エレベーター

照明器具

空調・照明コントローラーヒートポンプ給湯

エコキュートIHクッキングヒーター 床暖房システム

ITSシステム

交通(鉄道)システム

エアコン

4.当社の保有するスマートグリッドの主要機器・システム

豊富な納入実績と蓄積された技術

エコサーバ

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5.実証実験と国内事業展開

太陽光発電システム

発電・変電所設備

系統制御システム

系統安定化機器

配電自動化設備

電子メーター

情報・通信システム

セキュリティーシステム

太陽光発電システム

交通システム

省エネ機器

配電系

需要家

デバイス技術・パワーエレクトロニクス技術

要素技術

実証実験

当社の強み:既存製品群

オール電化機器

スマートグリッド対応製品群の構築・事業化

低炭素社会への貢献

機器単体とシステム開発・検証

全系統における知見の習得

基幹系

社内での実証実験から国内事業への製品展開へ

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尼崎地区 大船地区和歌山地区

6.実証実験

大船地区和歌山地区

スマートグリッド実証実験

尼崎地区

実証実験概要

太陽光発電システムに関する

広域監視の実証

送配電網の将来像を想定した電力流通システム全体に関わる実証

実証ハウスを設置しシステム連携による

エネルギー管理の実証

配電系システム

需要家システム

基幹系システム 配電系

システム

需要家システム

需要家システム

配電系システム

2010年度:設備構築・一部実証実験開始2011年度:実証実験本格化

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尼崎地区

送配電網の将来像を想定した電力流通システム全体に関わる実証

配電系システム

需要家システム

基幹系システム

6.実証実験

尼崎地区 <主な設備>模擬配電系統設備

メガソーラーシステム、可変速揚水発電模擬装置系統用蓄電池、系統シミュレーターSVC、SVR、センサ付開閉器等EV充電ステーション次世代電子メーター

需要家設備太陽光発電システム、エコキュート

自動検針システム需給制御システム配電制御システム電気自動車通信ネットワーク

実証実験概要:尼崎地区における実証内容と主な実験システム・機器

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大船地区和歌山地区

実証ハウスを設置しシステム連携による

エネルギー管理の実証

<主な設備>自動検針システム需要家設備

太陽光発電システム、ホームゲートウェイオール電化機器、蓄電池

電気自動車セキュリティシステム

大船地区

配電系システム

需要家システム

6.実証実験

太陽光発電システムに関する

広域監視の実証

<主な設備>太陽光発電システム

※尼崎地区と連携

和歌山地区

需要家システム

実証実験概要:和歌山・大船地区における実証内容と主な実験システム・機器

配電系システム

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6.実証実験

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海外事業強化方針: 国内事業で培った技術・ノウハウ・製品を順次海外展開

7.海外事業展開

太陽光発電システム等関連機器の事業展開を

図るとともに実証実験成果を適用し

事業拡大

変電機器・スマートメーターを中心に事業展開

スマートコミュニティ・アライアンスなどの

活動を通して参入機会を模索

パターン①

再生可能エネルギーの大量導入

(欧州等)

パターン②

インフラ整備/増強型

(北米、中国、インド、東南アジア等)

パターン③

コミュニティまるごと型

(インフラ運用を含めたパッケージ)

(インド、東南アジア等)

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情報通信システム

光通信システムネットワーク

セキュリティシステム

全社プロジェクト電力流通プロジェクト(4月1日発足)

次世代エネルギー通信プロジェクト(4月16日発足)

三菱電機は全社プロジェクトでスマートグリッド事業を推進します

重電システム

電力システム交通システム

太陽光発電システム系統制御機器

産業メカトロニクス

FAシステム配電機器

省エネ機器自動車用電装品

電子デバイス

パワー半導体

家庭電器

オール電化機器太陽光発電システム

配電系 需要家系

基幹系

三菱電機スマートグリッド事業

8.推進体制

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9.総括

電力の安定供給を支える

三菱電機のスマートグリッド事業

2020年の送配電網を想定したスマートグリッド実証実験設備を自社設備として投資

エネルギー消費量の『見える化』による省エネ効果

低炭素社会への貢献

・生産時CO2排出量:2020年度までに1990年比30%削減・発電時のCO2削減

技術・ノウハウの蓄積

スマートグリッド事業強化

環境ビジョン2021の達成

電源のベストミックスによる化石エネルギー削減

需要家での電化率の向上

国内事業展開

海外事業展開

実証実験

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