アフリカ布・パーニュの浴衣と雑貨 - JICA...Chérie COCO...

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アフリカ布・パーニュの浴衣と雑貨

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プレゼンテーションのノート
西アフリカのベナンで、アフリカ布パーニュを使って浴衣、雑貨を製作、日本で販売していますシェリーココの川口と言います。宜しくお願いいたします。

• Chérie COCO (シェリーココ)

• Riho Kawaguchi (代表)

• STORY 1.タイ留学 2.大学生活 3.青年海外協力隊 4.親子との出会い 5.クラウドファンディング

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目次

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本日は短い時間ですが、ここに書いてあります4点についてお話できたらと思います。

Chérie COCO

アフリカ・ベナンの職人は、自立して 仕事をすることで、輝ける場所を見付けます。 日本のお客様も、現地のぬくもりの感じられる 魅力的なアフリカン布・パーニュ製品を手に取り、 笑顔になります。 生まれた環境に左右されずに、輝ける世界。 そんな世界になることをシェリーココは目指しています。

生まれた環境に左右されず、誰もが輝ける世界に

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私たちシェリーココは、【生まれた環境に左右されず、誰もが輝ける世界】を目指しています。 アフリカ・ベナンの職人は、自立して仕事をすることで、輝ける場所を見付け、 日本のお客様も、現地のぬくもりの感じられる魅力的なアフリカン布・パーニュ製品を手に取って、 笑顔になります。 私たちはこうやって、みんなが笑顔で輝けるよう、少しお手伝いをしています。

Riho Kawaguchi

東京学芸大学附属高校在学中、 交換留学でタイに1年間留学。 それを機に、途上国支援に関心を持ち始める。 慶應義塾大学総合政策学部卒業後 青年海外協力隊としてベナンに赴任。 2015年1月、協力隊任期中にシェリーココの活動を スタート。 同年8月、自身のアトリエを現地に設立。 2016年3月、協力隊の任期を終え、シェリーココを自分の仕事として続けていくことを決意。 2017年5月、株式会社シェリーココを設立し、 ベナンと日本を行き来する生活が始まる。

プレゼンター
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私代表川口莉穂のプロフィールを少しご紹介させていただきます。

STORY 1.タイ留学

・貧富の差 ・小さい子の物乞い ・少女の客引き

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現在の事業をなぜ始めたのか、創業ストーリーをお話しさせていただきます。 最初のきっかけは、先ほども申し上げたように高校の時のタイ留学です。 当時16歳の私は、初めての発展途上国での生活にたくさん衝撃を受けました。 貧富の差、小さい子どもの物乞い、同い年くらいの少女の客引き。 その時の私は何もできずに悔しい思いをして、将来は途上国支援に携わる仕事をしたいと思うようになりました。

2.大学生活

・ソーシャルイノベーション ・東北ボランティア ・カンボジア ・・・就活は?

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大学ではソーシャルイノベーションを勉強し、東北にボランティアで何度も足を運びました。 かものはしプロジェクトのスタディツアーでカンボジアにも行きました。 そして、いざ就活となったとき、なかなか新卒で国際協力、途上国支援の分野ってないんですよね。 唯一入りたかったのが、JICAです。しかしJICA職員の試験は通らず、その時点で私は就活を辞めてしまいました。 そして、就職という選択肢でなく、私は『青年海外協力隊』への参加を決めました。

3.青年海外協力隊

・25年度4次隊 ・青少年活動 (学校保健)

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大学卒業後、進学や留学など様々な選択肢がある中、まだまだリアルな途上国を知らなかった私にとって、2年間も現地に入り込んで活動のできる協力隊は魅力的でした。 そして、正直、今だから言えますが、私はJICA職員に受かってなくて、本当に良かったなと思います。 現場で、現地の人と同じ目線での生活が本当に楽しくて、その中で自分にできることを探して見つけて、すぐその場で実践できる、そんな現場が自分には合っていました。 協力隊の職種は青少年活動。その中でも学校保健だったので、手洗い指導やマラリア啓発活動など、今の事業とはまったく違う分野で働いていました。

4.親子との出会い

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そんな中出会ったのが、メメという男の子とそのお母さんです。 メメがお父さんはおらず、出会った当時、この親子は、小銭やおかずを分けてもらうなど、周りの援助に頼って生活をしていました。 ですが、もちろんこれからずっとそんな生活を続けるわけにもいかず、私もどうにかしたいと思い、話を聞くと、お母さんは仕立ての学校を卒業しているということが分かりました。 しかし、ミシンもなく、アトリエもなく仕事ができずにいたので、私はクラウドファンディングを利用して資金調達をし、彼女と共にアフリカ布を使った商品の製作を始めることにしました。 【画面戻る】 ここに写っている写真は、楽しそうなメメばかりですが、当時はずっと体調を崩していてお母さんの背中におぶられていることも多かったんです。 そんなメメが、私がお母さんと一緒に仕事を始めてからは、うるさいくらい元気で、招待された夕食に、大きな魚が入っていたときには、涙がでるくらいうれしかったです。

5.クラウドファンディング

・総額250万円以上 ・2000近いイイね数

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今までに、2回クラウドファンディングを行っているのですが、総額250万円以上、イイねの数も2000近くと、たくさんの人に応援してもらいながら今日までやってくることができました。 【画面戻す】

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なぜ浴衣…?

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現在、メインで製作しているのは浴衣です。 西アフリカで流通している、パーニュという布、ベナン人は洋服や伝統衣装に仕立てて着ているものを、私たちは浴衣にして販売しています。 そもそも、ベナンには仕立て職人が大勢いるので、仕事がなく副業で生計を立てている人はたくさんいます。 そんな街に溢れている仕立て職人の仕事を奪いたくないという理由で、日本をマーケットにしたビジネスを始めることに決めました。 そして私自身、今までアフリカ布やエスニックなものに全く興味はなかったのですが、パーニュの色鮮やかさ、力強さにはとても惹かれたので、私のようなアフリカ布などには興味がない普通の人たちに手に取ってもらいやすいもの、という観点で浴衣にしました。 NPOではなく、株式会社にした理由にも繋がるのですが、【可哀そうだから】ではなく、【かわいいから】【よいものだから】そう思って使ってもらいたいな、と思っています。 もう1つ、浴衣にした理由は、日本に比べるとまだあまり技術レベルの高くない職人たちも、直線縫いの多い浴衣は品質をあげやすいと思ったからです。 そして今後は、浴衣以外の商品開発に力をいれていくつもりです。 その際に、消費者の視点も大事だし、新たな技術の伝授も大事ですが、常に現地の人たちに寄り添って考えていけるような経営者でありたいなと思っています。
プレゼンター
プレゼンテーションのノート
今年の夏から、催事などでお客様と実際に対面しながらの販売を開始し、少しづつ私たちの活動も広まってきました。 しかし、ベナンでの生産、日本での販売、どちらも本当に課題はまだまだ多く、正直全部投げ出したくなる時もしょっちゅうです。 でも、今頑張れているのは、目の前の顔も名前もわかる人たちと仕事をしていて、彼らが笑顔で頑張ってくれているから。 私はそんな身近な人の笑顔を守っていくことがどれだけ大変で大切か、それを痛感しているからこそ、彼らがいる限り、どんなに辛くても前を向いて進んでいけています。 今後、笑顔にできる人がもっと増えていって、今よりもう少し大きな世界を笑顔と輝きでいっぱいにできればと思います。

Merci Beaucoup!!

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
つたない話だったと思いますが、ご清聴ありがとうございました。 Merci Beaucoup!

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