NPO法人 INOのメンバーと過去の活動内容紹介 平成23年10月...

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NPO法人 INOのメンバーと過去の活動内容紹介

平成23年10月 21日現在

目次 1.主要メンバーの紹介・・・・・・・・・・・・・・P1~2

2.海洋作業の実績・・・・・・・・・・・・・・・・・P3~4

3.サンゴ試験養殖の実績・・・・・・・・・・・・P5~7

4.中学生職場体験の実績・・・・・・・・・・・・P8~9

5. イスズミ試験販売の実績・・・・・・・・・・・・P10

6. 地元中学、短大にて講義・・・・・・・・・・・・P11

7. 泡瀬沖防波堤清掃事業・・・・・・・・・・・・・P12~13

8. 地元紙に活動が掲載・・・・・・・・・・・・・・・P14

9. 漁業就業セミナー2011in福岡に参加・・P15

10. 筑波大学への協力・・・・・・・・・・・・・・・・P16

11. うるま市髙江洲小学校で授業・・・・・・・P17

1.主要メンバーの紹介

メンバーは漁師をはじめ、ダイバー、高知大の助教授~海洋学者、海洋コンサルタントにいたるまで海や環境に関するさまざまな分野のエキスパートです。

同じ海というフィールドで培ったそれぞれの能力を持ち寄って、私達は環境貢献に最善の結果を出すべく全力を尽くします。

名前 富川 信職業 海洋調査、コンサルタントアピールポイント 名前は“富川”ですが、大阪生まれの東京育ち。どっぷりと海に関係し始めて35年。発電所の温排水調査に始まって、海洋調査、コンサル業務に従事。現在、芙蓉海洋開発(株)沖縄営業所長を兼務。

名前 小嶺 仁職業 漁師アピールポイント 漁業の世界に入って約30年。漁業士会や漁青連役員、そして沖縄市漁協の組合長の経験もあり。現在ソデイカ漁で生計を立てる。

名前 岡 直宏職業 研究職アピールポイント 海藻、トコブシなどが専門の学術博士。学識者の観点からINOの活動をサポートします。

P1

名前 柳田一平 職業 漁師、ダイバー アピールポイント 潜水漁、モズク養殖をメインに漁業暦10年。 2010年8月に県の指定したサンゴ試験養殖期間終了、 本格的なサンゴ養殖に着手し始めました。

名前 井口 勝職業 漁師、ダイバーアピールポイント レジャー業での経験も豊富なソデイカ、マグロ漁師。潜水士としての腕も一流です。

名前 平岡 雅規職業 高知大学助教授アピールポイント 日本に海を利用しない手はありません。

名前 上間 貞則職業 漁師、船長アピールポイント ソデイカ漁師。企業での管理職経験を活かし安全管理を担当します。

P2

P3

2.海洋作業実績

ホワイトビーチにおける海中施設の点検、修繕作業平成21年6月2日~平成22年5月31日の約一年間、ホワイトビーの軍桟橋のアース線の海中点検、修繕作業を合計三回実施。平成21年12月20日~平成22年3月29日にホワイトビーチ海中下水管の点検~修繕作業を実施。

下水管内点検用器具の取り付け作業。管に付着した石灰質を取り除き、点検用サドル分水栓取り付ける。

海中下水管点検作業の様子。下水管の外観を目視で点検しながら、等間隔で写真記録をする。

下水管内点検用ファイバースコープ挿入作業。専用のファイバースコープヘッドとケーブルを下水管内に挿入する。ファイバースコープによって撮影された映像は、船上の検査員が確認し、不具合を記録する。

P4

海中アース線点検作業。桟橋上の避雷針から海中最大水深約20mの海底まで設置されたアース線を目視点検、不具合箇所は写真撮り、状況メモを取る。

海中下水管の流水洗浄作業汚濁防止のため水中バッグフィルタを設置している様子。陸上からは高圧ポンプ車で毎分数tの水が流れてきている。

海中下水管の撤去パイプの切断作業撤去しやすいように水中カッターでパイプを切断している様子。カッターの動力は船上にあるため、右側のホースダイバーのマスクにセットされた水中通話装置で、細かい連絡を船上と取り合いながらの作業となる。

海中下水管の調査~クリーニング作業の船上の様子ベテラン船長や安全監視員が船上作業に従事。器材や撤去物を運搬する母船兼安全監視船(右)と、浅瀬にも入り込め、機動力のある作業船(左)を併用し、安全かつ効率的な作業が実現しています。

3.サンゴ試験養殖の実績 P5

平成21年8月にサンゴの特別採捕許可を県知事より受け取り、以下のサンゴの養殖試験を始める。スギノキミドリイシ、ホソエダミドリイシ、リュウキュウキッカサンゴ、ヤッコアミメサンゴ、オヤユビミドリイシ、ヒメマツミドリイシ、ハナヤサイサンゴ。

平成22年2月23日に特別採捕許可(二回目)を受け取り、さらに6種のサンゴの養殖試験を開始。現在本養殖と移行、本格的な本養殖事業が可能になり、将来的には移植、放流、管理へ発展する計画。

海上移動時のサンゴの様子サンゴに対する海水量を考慮し、少量ずつ小分けしての運搬になった。写真のように、採補従事者が丁寧に、根元から採補した事が伺える。

細分化~基盤付けされ、養殖中のサンゴの様子定期的に観察、メンテナンスを行い、サンゴ管理台帳を県水産課に提出している。

採捕の様子閉水域となった埋め立て予定地からの採補のため、水域の濁りが強く、難易度の高い作業となった。

サンゴ特別区画漁業権第161号の位置

P6

サンゴ特別区画漁業権代161号の位置図

サンゴ養殖特区第161号内養殖現場の位置図

P7

サンゴ特別採捕許可証コピー

4.中学生職場体験の実績 P8

平成22年6月末~7月1日まで、沖縄市立コザ中学校の生徒3人の漁業体験に協力、移植サンゴの見学などを実施。

未来の大人たちに海洋環境の現実と課題、取り組みと成果を知ってもらい、

海の恵みや資源の大切さを広めてもらいたい。

漁港での座学の様子まずはコミュニケーションをとるところから初め、興味の対象を聞き取り、体験の計画を立てる。

船底掃除体験の様子自分達の乗る船の構造を知ってもらうため、まずは陸上作業を経験してもらう。

移植サンゴ観察の様子総合事務局中城湾港出張所よりお借りした、大型箱メガネで海中の移植サンゴを観察してもらう。丁度モニタリングのダイバーが居り、より充実した観察となった。

P9

一本釣り漁法の体験の様子カタカシを釣り上げたところ。最初はあまり釣れず、船酔い気味に・・・。

一本釣り漁法の体験の様子2鳥山を見つけ、ガーラが浮いてきたところでルアー釣り開始。見事3kg近いガーラを釣り上げたところ。

一本釣り漁法体験の様子3小さなスズメダイを釣り上げたところ。その笑顔は見ているこちらが感じるところが多かった。今後も続けたいと思える瞬間。

5.磯焼け対策、イスズミの試験販売、調査実績 P10

昆布やワカメなどの海藻の群落を藻場と呼びます。

藻場は海の生き物を育むとても重要な場所です。 ところが最近地球温暖化による海水温の上昇によって、

イスズミなど海草を食べる魚たちの食欲が増して海藻が食べつくされる「磯焼け」と呼ばれる現象が発生しています。

磯焼けの原因の一部になっているイスズミを食卓に運び、

少しでも磯焼けの改善に努めようと頑張っている長崎県の漁協さん。

そんな長崎の漁協さんに協力すべく、2010年7月、沖縄市漁協さんのパヤオ直売店などの協力を得て、

INOはイスズミの販売試験、各関係者への聞き取り調査をいたしました。

長崎より磯焼けの一因のイスズミが到着した様子。

一週間臭み抜きの蓄養がほどこされ、

血抜き、神経抜き済みで到着。

県漁連市場部のセリに試験出品

到着後、段取りしていた県漁連の市場部の冷蔵施設に移送。

翌日早朝のセリにかけられました。

沖縄市漁協パヤオ直売店にて売試験販

セリではなく、直売店にて一般客の反応を記録。

直売店の意見も聞き取りいたしました。

6.地元中学、短大にて講義 P11

平成22年11月23日から12月1日

沖縄市立コザ中学校にて県の食育プロジェクトに参加。モズク生産を通して感じる自然や環境に対する思いをお話しさせて頂きました。

平成23年1月18日

沖縄キリスト教短期大学にて、漁業現場での経験や、INOの活動などを講義させていただきました。

講話の様子

初めての講話で、緊張しましたが、生徒たちの真剣な表情は、やりがいを感じさせてくれました。

講義の様子

受講者のほとんどが女性で、驚きました。海洋文化や漁業に興味を持ってくれることはうれしい事です。

6. 泡瀬沖防波堤清掃事業 平成23年3月7日~3月26日の期間中に、

海邦銀行の環境貢献基金からの助成金と、

沖縄市漁業協同組合の協力を得て、沖縄市の泡瀬沖防波堤の、

海上と海中の清掃を行いました。

沖防波堤付近の海中ゴミ調査の様子

放置釣り糸、網等が沈んでいた。

船上に引き上げた海中ゴミの様子

釣り関係のごみ以外にも、

缶、瓶、タイヤなどを撤去した。

海上清掃の様子

ペットボトル、缶、ビン、

発泡スチロールなどが多かった

P12

P13

清掃したゴミの陸揚げの様子

1t袋にまとめウインチで陸揚げ。

仕分け~リサイクルの様子

使えるウキ、鉛などの漁具はリサイクル

して参加した漁師へ還元。

残ったゴミを廃棄している様子

最終的に残ったゴミを産業廃棄物処理場へ。

7. 地元紙に活動が掲載 平成23年4月

沖縄地元紙の沖縄タイムスと琉球新報に、INOの活動が取り上げられました。

P14

8. 漁業就業セミナー2011in福岡に参加

平成23年5月25日

全国漁業就業者確保育成センターさんからの依頼で、「漁業就業セミナー2011in 福岡」に講師として参加し、漁師という生き方や、漁業の現状などをお話しさせて頂きました。

P15

平成23年7月13日

筑波大学の先生と大学院生のみなさんに、沖縄の海の現状を感じてもらうため、中城湾めぐりに協力させて頂きました。

P16

10. 筑波大学への協力

11. うるま市髙江洲小学校で授業

平成23年10月4日

うるま市 髙江洲小学校 5年生の社会科の授業にて、育てる漁業の講師をさせて頂きました。

P17

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