最新のエンジンバルブ技術によって ディーゼル用ガ …...IVA...

新のエンジンバルブ技術によってディーゼル用ガソリン効率が向上。

デジタルコントロールされたインテリジェント・バルブ操作によって燃費とガソリンのエンジン・フレクシビ

リティが向上しました。スティーブ・クロプリー2017年5月24日IVAと呼ばれる革命的な英国製デザインのデジタル動弁ドライブ装置は、排気ガスの害が少なくガソリンエンジンに操縦性とディーゼル車の経済性を付け加えた

とリーミントンスパを本拠地とするテクノロジー企業のカムコン・オートモーティブ社が明らかにしました。インテリジェントバルブ駆動であるIVAは、過去6年間にわたり開発が進められ、ベンチテストで製品の十分な成熟段階に達したことから、路上試験の開始を待つ

ばかりです。IVAは通常の車とハイブリッド車の両方に使用できる効率ブーストとして開発用に主要な製造会社や部品供給会社に売り込み中です。IVAの開発を 初から手掛け、自分自身を「根っから

のエンジン男」と自称するキャムコン社テクニカルディレクターのロジャー・ストーン氏によると、当シス

テムではバルブのリフト、タイミング、持続を独自にまた無限にコントロールすることが可能だとのことです。これにより、優に一世紀以上にわたり全てのピス

トンエンジンのデザインの要素であった、バルブの操作とクランクシャフトの回転との切り離し不可能だった機械的つながりを切り離すものです。

IVAの発明者たちは、これを 後に残されたアナログ

システムを取り除くエンジンデザインの段階的変化だと表現し、これについて「おそらくポイントイグニッ

ションからエンジンマネッジメントに、またはキャブレターから燃料噴射へと切り替わった事よりもはるかに重要でしょう」と述べています。完全に柔軟なバルブ駆動によりエンジン構成を運転者

のニーズにぴったりと合わせることで、低速、低負荷状況でも必要時には極めて強いパワーを出せる 強の

柔軟性を発揮する可能性が高いのです。従来のカムシャフトのタイミング、そして現行のあま

り進歩していない変速バルブタイミング・システムにより強いられてきた妥協はも

はや必要ではないのです。IVAは高性能シリンダーの

IVAエンジン原型は、通常の縦カムシャフト

を、シリンダーヘッド

の先端と交差する位置にある短くて個別に動

作する複数のカムシャ

フトに交換するもので

す。

IVAカムドライブは、ECUコントロールされた電気機械式アクチュエ

イタ―によりますが、それは速度、負荷およ

び要求によっていつバ

ルブを開閉するかを決

定します。

短い複数のカムシャフ

トはバルブを個別に又

は一対でコントロール

します。それらはフルリフトには完全に回転

し、部分的リフトのほ

うがよい場合には前後

に揺れ動かします。

ストーン氏(左)はクロプリ－氏にIVAカムシャフトを見せ

ています。

気筒休止に特に適応しますが、それは効率をさらに向上させる可能性があります。

IVAの重要点は、エンジンの 上部に位置する電気機

械式アクチュエーター（EMA）システムの開発にあり、そのアクチュエーターの各々がバルブまたは一対のバルブを開く短いカムシャフトを駆動させるので

す。オートカー誌に掲載された試作用エンジンでは、これら8つのアクチュエーターとカムシャフトがエンジンに沿ってではなく横切って通っています。バルブ

駆動はデスモドロミック（弁をカムとロッカーアームの機構によって開閉する機構）であり、開閉機構は管

理用コンピューターでコントロールされています。これは現在、エンジン上の大きな金属製の箱に格納されており、稼働中は現行のECU機構と接続される可能性が高いのです。「IVAにより驚異的なコントロールが可能になった」とストーン氏は言います。「カムシャフトを360度回転させることでフル・リフトを達成でき、または、カ

ムシャフトを部分的に回転させたりその回転を戻したりして任意のリフトを達成できます。どのようなエン

ジンにも極めて良く適合するように設計されていま

す。」カムコンは、同社の近隣に位置し開発を把握しているといわれているジャガーおよびローバーからの技術的支援に同意しています。カムコンはIVAの耐久性を試験し実社会での結果の記録をとるために、試験装置と路上試験の両方のプログラムを計画していますが、コマーシャル・ディレクターのマーク・ゴスティ

ックはその耐久性については既に成功したと信じています。供給会社がボッシュまたはバレオ金型を採用すれば、IVAはその生産まで2年か3年であろうとカムコンは信じており、そして、IVAはその先の、生産的な新しい方向を開拓する可能性を秘めています。

CO2の利便

IVA［2Vおよび４V］技術

現在、知見とし

ての技術

コスト

コスト対CO2の利便性

スティーブ・クロプリーインテリジェント・バルブ駆動の出現は、ピストンエンジンの寿命を延長するであろうと自動車製造会社が約束してきた改善策の典型です。 近では、自動車製造会社は、私達が数パセントの効率改善を大成功ととるように教育してきましたが、15%から20%も改善するものがここにあります。それだけではなく、その創造者によれば、IVAは特に目覚ましいコストの利便性があることです。ですから、プラグイン・ハイブリッドやレンジエクステンダー車に搭載されるときにはどのようになるか想像してみてください。現在、機能的に証明されているにもかかわらず、全く新しい技術が量産準備に入るまでには明らかに長い道のりがありますが、しかしうまくいくだろうと全ての指標が、そしてカムコンの極めて信頼できるエンジニアチームが示唆しています。古いピストンエンジンはまだすぐには終焉を迎えることにはならないのです。