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Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

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取扱説明書 Panasonic PC メジャーユーティリティ

本書は、Panasonic PC メジャーユーティリティの取扱説明書です。コンピューターの操作については、 『取扱説明

書 操作マニュアル』をご覧ください。

RealSense の機能を使用するには、専用のアプリが必要です。

本書の内容に関しましては、事前の予告なしに変更することがあります。

本書の内容の一部またはすべてを無断転載することを禁止します。

本書のイラストや画面は一部実際と異なる場合があります。

商標

Microsoft とそのロゴ、Windows、Windows ロゴは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における

登録商標です。

Intel とそのロゴ、RealSense、RealSense ロゴは、米国 Intel Corporation の米国およびその他の国における商標

または登録商標です。

その他の製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

表記について

本書では、工場出荷時の設定状態で説明しています。

「Windows 10 Pro」を「Windows」または「Windows 10」と表記します。

本書では、以下の表記を使って説明しています。

お知らせ:お使いいただくうえで便利な情報

- :

(スタート)をタッチし、続いて (電源)をタッチすることを意味します。

パナソニック株式会社 モバイルソリューションズ事業部

〒570-0021 大阪府守口市八雲東町一丁目 10 番 12 号

© Panasonic Corporation 2018-2019

PB0118-3039 20170372WAP

Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

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Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

Panasonic PC メジャーユーティリティは、Panasonic の 3D カメラ内蔵コンピューター専用の距離計測アプリです。

離れた場所からカメラで撮影データを取得し、指定した 2 点間の距離やなぞった線の長さ、カメラからの距離、囲んだ

範囲の面積を計測することができます。また、計測結果を画像とともにファイルに保存し、後で読み込んで再計測や追

加計測を行うことができます。

Panasonic PC メジャーユーティリティには、ライト版とプロ版があります。 のマークが付いている機能はプロ

版でのみ使用することができます。本書ではプロ版の画面を使用しています。

お 知 ら せ

ライト版からプロ版への移行はできません。

Panasonic PC メジャーユーティリティを起動する

1. (すべてのアプリ)-[Panasonic PC メジャーユーティリティ]をタッチする。

アプリが起動すると、撮影画面が表示されます。

撮影画面

撮影画面には、以下の 3 つのモードがあります。

プレビューモード:

カメラビューで対象物の画像を確認します。

ズームモード:

画像を停止させ、タッチまたはマウス操作で表示位置の変更や拡大縮小を行います。このモードで計測タイプを

選択します。

計測モード:

画面上で点を指定したり、線を引いたりして、長さや面積の計測を行います。このモードで計測結果を保存しま

す。

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プレビューモード

A. アプリケーションタイトル

ダブルタッチすると、アプリケーション画面の最大化と標準サイズの切り替えができます。

B. 撮影設定画面へ移動( 撮影設定画面)

C. 外部プログラム実行

その他の設定画面の「外部プログラムの設定」で指定した実行ファイルなどを起動します。(外部プログラム名が

設定されていない場合は無効)( 外部プログラムの設定)

D. カメラビュー(プレビューモード)

カメラから取得した画像が表示されます。

画像上をタッチすると、そのタッチした位置の周辺の明るさに応じて、自動的に露光の調整が行われます。

計測を開始するには、最初に をタッチして画像を確定します。

E. 現在日時

コンピューターから取得した現在日時が表示されます。タッチすると、以下の順で表示が切り替わります。

年/月/日 時:分

Mon. 日, 年 時:分

日 Mon., 年 時:分

※時は 24 時間表示

※Mon.は月の英語表記(3 文字の省略形+「.」)

F. 終了

アプリケーションを終了します。

G. 停止

タッチするとカメラビューの映像が停止し、ズームモードに切り替わります( ズームモード)。

【ライト版】

アイコンが に変わり、その下に計測タイプのアイコン( )が表示されます。

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【プロ版】

アイコンが に変わり、その下に と計測タイプのアイコン(例: ) が表示されます。

を再度タッチすると、プレビューモードに戻ります。

H. 再生画面へ移動 ( 再生画面)

お 知 ら せ

プレビューモードでは、撮影データを保存できません。

ズームモード

A. カメラビュー(ズームモード)

プレビューを停止させた時点の画像が静止画で表示されます。

タッチまたはマウス操作で、画像の拡大縮小や表示位置を変更できます。

画像上でピンチアウトすると、表示を拡大できます(5 倍まで)。

マウスクリックでも拡大縮小できます(左クリックで拡大/右クリックで縮小)。

B. 計測タイプ選択メニュー

6 種類の計測タイプから希望のタイプを選択します( 計測タイプ一覧)。選択するとメニューが閉じられ、選択

した計測タイプが(G)に表示されます。

C. メモ書き

手書きやキーボード入力で画像上にメモを追加することができます( メモ書き)。

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D. 撮影データ保存

タッチすると、設定画面の[ファイルの保存先]で指定したフォルダー内に、元画像および深度情報が JPEG フ

ァイルとして保存されます( ファイルの保存先)。計測結果があれば、計測結果も保存されます。

JPEG ファイル名:"IMG_<数字 5 桁>.jpg"

計測結果とテキストデータは、別途 JSON ファイルにも保存されます。

JSON ファイル名:"TXT_<数字 5 桁>.json"

深度情報を含めず画像データのみを保存することもできます。( 深度情報を保存する)

E. 停止(選択時)

タッチすると、プレビューモードに戻ります。

プレビューモードに戻ると、一時停止が解除され、表示画像は等倍に戻ります。

F. 計測タイプ選択メニュー表示(選択時)

をタッチすると、 に変わり計測タイプ選択メニュー(B)が画面上に表示されます。

G. 計測タイプ

【ライト版】 のみ。ズームモードに切り替わると同時に表示されます。

【プロ版】計測タイプ選択メニューで選択した計測タイプ。ズームモードに切り替わると同時に表示されます。

初回起動時は で、次回起動時には、前回アプリ終了時に選択していた計測タイプが表示されます。

長さ(2 点間)の場合:

(非選択時)

(選択時)

をタッチすると になり、ズームモードから計測モードに切り替わります( 計測モード(撮影画面))。

をタッチすると になり、計測モードからズームモードに戻ります。

プロ版の場合は、選択メニュー(B) から計測タイプを選択すると、アイコンが選択時の状態で表示され、計測モー

ドに切り替わります。

H. 再生画面へ移動 ( 再生画面)

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計測モード(撮影画面)

計測モードでは、以下の 6 種類の計測を実行することができます。

計測タイプ一覧

長さ(2 点間) 平面上の指定した 2 点間の距離を計測します。

長さ(なぞり) なぞった線の長さを計測します。

長さ(折線) 対象を複数の線分に区切って計測します。

距離(1 点) カメラから指定した点までの距離を計測します。

面積(なぞり) 線で囲んだ範囲の面積を計測します。

面積(多角形) 指定した複数の点から構成される多角形の面積を計測します。

同一画面上で複数の箇所を計測することもできます。長さ、距離および面積を合わせて、1 画像あたり最大 20 項目の計

測ができます。

長さ(2 点間)

A. メッセージ領域

操作メッセージが表示されます。

B. 計測結果全クリアー

タッチすると、画面上に表示されている計測結果がすべて消去されます。(画面上に計測結果が存在しない場合は

無効)

C. 計測結果取り消し

タッチすると、直前に実行した計測結果が画面から消去されます。(画面上に計測結果が存在しない場合は無効)

D. メモ書き

手書きやキーボード入力で画像上にメモを追加することができます( メモ書き)。

E. 撮影データ保存

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F. 深度グラフ表示 ( 深度グラフ)

G. 停止(選択時)

タッチすると、プレビューモードに戻ります。

プレビューモードに戻った時点で計測結果はリセットされます。

H. 計測タイプ選択メニュー表示

I. 長さ(2 点間)計測(選択時)

J. 再生画面へ移動 ( 再生画面)

K. 計測された距離(m)

L. 計測距離の合計(m)

1. をタッチして、長さ(2 点間)計測を開始する。

ズームモードから計測モードに切り替わり、アイコンが に変わります。

プロ版の場合は、計測タイプ選択メニューから計測タイプを選択した時点で計測モードに入るため、手順 1 は不

要です。

選択中の を再度タッチすると になり、ズームモードに戻ります。

2. 計測したい距離の始点をタッチする。

3. 続けて計測したい距離の終点をタッチする。

始点から終点までの距離が表示されます(K)。

複数箇所を計測する場合は、手順 2 から手順 3 を繰り返します。

計測距離の合計は、画面右下に表示されます(L)。

お 知 ら せ

計測の順序にしたがって、計測結果の先頭に通し番号が付与されます。このインデックス情報は、JSON ファイ

ルにも追加されます。

指定された点やドラッグした線上の深度情報が取得できなかった場合は、計測エラーのメッセージが表示されま

す。

計測結果の合計は画像の右下に表示されるため、画像を拡大して計測した場合、画面上で合計が確認できない場

合があります。画像の右下部分が見えるように画像を移動させるか、撮影データを保存し、再生画面で確認して

ください。

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計測後の操作

撮影データを保存するには、 をタッチする。

設定画面の[ファイルの保存先]で指定したフォルダー内に、元画像および深度情報が JPEG ファイルとして保

存されます。( ファイルの保存先)

JPEG ファイル名:"IMG_<数字 5 桁>.jpg"

計測結果とテキストデータは、別途 JSON ファイルにも保存されます。

JSON ファイル名:"TXT_<数字 5 桁>.json"

深度情報を含めず画像データのみを保存することもできます。( 深度情報を保存する)

保存した撮影データを表示するには、 をタッチして再生画面へ移動する。( 再生画面)

お 知 ら せ

保存した JPG ファイルを別のアプリケーションで編集すると(画面回転を含む)、本ユーティリティの再生画面で

の表示や再編集ができなくなります。

長さ(なぞり)

A. メッセージ領域

B. 長さ(なぞり)計測(選択時)

C. 計測された距離(m)

D. 計測距離の合計(m)

※上記の項目以外は、「長さ(2 点間)」と共通です。

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1. 画面上をドラッグしながら計測したい距離上に線を描く。

ドラッグ終了時に、描いた線の距離が表示されます(C)。

複数箇所を計測する場合は、手順1を繰り返します。

計測距離の合計は、画面右下に表示されます(D)。

選択中の をタッチすると になり、ズームモードに戻ります。

計測後の操作

長さ(折線)

A. メッセージ領域

B. 長さ(折線)計測(選択時)

C. 計測終了

D. 計測された距離(m)

E. 計測距離の合計(m)

※上記の項目以外は、「長さ(2 点間)」と共通です。

1. 折線を構成する線分のポイントを指定する。

指定したポイント間の距離が線分ごとに表示されます(D)。

2. をタッチする。

現在の計測を終了します。次に指定したポイントは、新しい始点になります。

複数の箇所を計測するには、手順 1 から手順 2 を繰り返します。

計測距離の合計は、画面右下に表示されます(E)。

選択中の をタッチすると、 になり、ズームモードに戻ります。

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計測後の操作

距離(1 点)

A. メッセージ領域

B. 距離(1 点)計測(選択時)

C. 計測された距離(m)

※上記の項目以外は、「長さ(2 点間)」と共通です。

1. カメラからの距離を計測したいポイントを指定する。

カメラから指定したポイントまでの距離が表示されます(C)。

複数の箇所を計測するには、手順1を繰り返します。

選択中の をタッチすると、 になり、ズームモードに戻ります。

計測後の操作

面積(なぞり)

A. メッセージ領域

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B. 面積(なぞり)計測(選択時)

C. 計測された面積(m2)

D. 計測面積の合計(m2)

※上記の項目以外は、「長さ(2 点間)」と共通です。

1. 画面上をドラッグしながら面積を計測したい範囲を囲む。

ドラッグ終了時に、囲んだ範囲の面積が表示されます(C)。

複数箇所の面積を計測する場合は、手順1を繰り返します。

計測面積の合計は、画面右下に表示されます(D)。

選択中の を再度タッチすると になり、ズームモードに戻ります。

計測後の操作

面積(多角形)

A. メッセージ領域

B. 面積(多角形)計測(選択時)

C. 計測終了

D. 計測された面積(m2)

E. 計測面積の合計(m2)

※上記の項目以外は、「長さ(2 点間)」と共通です。

1. 多角形を構成する複数のポイントを指定する。

2. ポイントの指定が終われば、 をタッチする。

指定したポイントの始点と終点が閉じられ、多角形の面積が表示されます(D)。

複数の箇所を計測するには、手順 1 から手順 2 を繰り返します。

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計測面積の合計は、画面右下に表示されます(E)。

選択中の をタッチすると、 になり、ズームモードに戻ります。

計測後の操作

再生画面

撮影画面の をタッチすると、再生画面が表示されます。

撮影画面で保存したデータを表示して、計測を追加したり、計測を再実行したりすることができます。また、不要な撮

影データを削除することもできます。

ビューモード(再生画面)

A. 選択中のフォルダー名

フォルダーは、撮影した日付ごとに作成されています。フォルダーを変更するには、プルダウンメニューから別

のフォルダーを選択します。

(フォルダー選択メニュー)

B. 再生設定画面へ移動( 再生設定画面)

C. 外部プログラム実行

その他の設定画面の「外部プログラムの設定」で指定した実行ファイルなどを起動します。(外部プログラム名が

設定されていない場合は無効)( 外部プログラムの設定)

D. ファイル名(拡張子なし)(ファイル選択時)

ダブルタッチすると、アプリケーション画面の最大化と標準サイズの切り替えができます。

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E. 画像ビュー

撮影して保存したファイルの画像が静止画で表示されます。

ビューモードでは、ピンチ操作で画像の拡大、ドラッグ操作で表示位置の変更ができます。

F. ファイル作成日時(ファイル選択時)

ファイルが選択されていない場合は、撮影画面と同様にコンピューターから取得した現在日時が表示されます。

( 現在日時)

G. 終了

アプリケーションを終了します。

H. 前の撮影データに戻る

1 つ前の撮影データに移動します。

I. 次の撮影データに進む

次の撮影データに移動します。

J. 撮影データ保存

現在の撮影データが別ファイルとして保存されます。

K. 計測タイプ選択メニュー表示

L. 長さ(2 点間)計測

タッチすると計測モードに切り替わります( 計測モード(再生画面))。

M. 撮影画面へ移動( 撮影画面)

N. 全選択

タッチすると撮影データ一覧(O)のすべての項目が選択されます。もう一度タッチすると、すべての選択が解除さ

れます。

O. 撮影データ一覧

「選択中のフォルダー名」(A)に表示されているフォルダー内の画像が表示されます。

P. 撮影データの個別選択

左側(画像):

選択したデータが表示されています。画像部分をタッチするとデータが選択され、白枠で囲まれます。

右側(チェックボックス):

タッチするとチェックが入り、削除対象のデータを選択できます。

:撮影データ選択状態

Q. 撮影データ削除

選択中の撮影データを削除します。

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計測モード(再生画面)

画面例(長さ(2 点間)計測を追加/再実行する場合)

A. 計測結果全クリアー

B. 計測結果取り消し

C. メモ書き

手書きやキーボード入力で画像上にメモを追加することができます( メモ書き)。

D. 撮影データ保存

E. 深度グラフ表示( 深度グラフ)

F. 計測タイプ選択メニュー表示

G. 長さ(2 点間)計測(選択時)

H. 計測された距離(m)

I. 計測距離の合計(m)

J. 撮影画面へ移動

1. 計測を追加/再実行したい撮影データを再生画面に表示させる。

2. (計測を再実行する場合のみ) をタッチして、画面上の計測結果をすべて消去する。

3. 計測を追加/再実行する。

計測方法については、撮影画面の各手順を参照してください。

再計測後の操作

計測を追加/再実行した撮影データを保存するには、 をタッチする。

撮影をやり直すには、 をタッチして撮影画面へ移動する。( 撮影画面)

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オプション機能

深度グラフ

長さ(2 点間)を計測した箇所の深度データをグラフ化して表示することができます。撮影画面の計測モードおよび再生画

面で実行可能です。深度グラフ上で、始点/終点を移動させることにより正確な長さが測定できるほか、正面からの高さ/深さ計測が実行できるようになります。

◆深度グラフ表示

1. 長さ(2 点間)を計測した画面で、 をタッチする。

2 点間の直線上の奥行き距離(深度値)を描いたグラフが表示されます。

深度グラフの表示中は、メイン画面の機能は操作できません。

A. 計測点と計測結果

複数の計測点を切り替えることができます。青字:選択時

で上下にスクロールすることができます。

B. 始点

C. 終点

D. 上限値

E. 縦軸の上限値を設定するスライダー

F. 深度値が存在する範囲

G. 縦軸の下限値を設定するスライダー

H. 下限値

I. 範囲固定

計測点を切り替えたとき、縦軸の上限値、下限値が変化しないようにすることができます。

J. 表示位置変更

グラフの表示位置を変更できます。 ←:画面の左へ移動/ →:画面の右へ移動

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◆始点/終点の変更

1. グラフ上で始点(B)と終点(C)をドラッグで移動させる。

グラフ中央部の深度差が測定されます。

(A)の計測結果は、始点/終点の位置の変更に応じて更新されます。

2. [OK]をタッチする。

計測結果が更新されます。

メモ書き

撮影画面のズームモードまたは計測モード(プレビュー一時停止状態)および再生画面で、画像上にメモを追加することが

できます。

手書きメモ

A. 手書き消去

手書き入力が選択されている間のみ表示されます。

B. 手書きメモ

C. 手書きスタイル選択

現在選択されている線のスタイルがアイコン上に表示されます。

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D. 画像に追加された手書きメモ

1. をタッチする。

アイコンが に変わり、手書き入力が選択状態になります。

手書き入力が選択されている間は、上記の(A)(B)(C)以外の機能は操作できません。

2. 画像上で文字や線を自由に描く。

手書きを終了するには、 をタッチします。

手書きのスタイルを変更するには、 (C)をタッチして、色と線幅の設定を開きます。

E. 設定を閉じる

F. 既定値

手書きの色は、黒、白、赤、緑、黄の 5 色から、線幅は 4 種類から選択することができます。選択完了後、(E)で設定を

閉じます。選択したスタイルがアイコン上に表示されます。

お 知 ら せ

手書きデータは、ファイルの保存時に画像に上書きされます。いったん保存された手書きデータは再編集も消去

もできません。

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テキスト入力

A. テキスト入力パネル表示/消去

B. テキスト入力エリア

C. パネルを閉じる

D. 入力データクリアー

E. ソフトウェアキーボード表示/消去

F. 画像に追加されたテキスト

1. をタッチする。

アイコンが に変わり、画面上にテキスト入力パネルが表示されます。

2. をタッチする。

ソフトウェアキーボードで入力エリアにテキストを入力します。512 文字まで入力できます。

入力と同時にテキストが画像の左下に表示されます(F)。

3. 入力完了後、 または をタッチして、パネルを閉じる。

テキストデータを再編集する場合は、再度、手順 1 から実行してください。

お 知 ら せ

テキストデータは、JPEG ファイルおよび JSON ファイルに計測情報とともに保存されます。

テキスト入力パネルが表示されている間は、メイン画面の機能は操作できません。

保存されたテキストデータは、再生画面で再編集できます。(深度情報を保存していない場合は再編集できませ

ん)( 深度情報を保存する)

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設定画面

撮影画面と再生画面の をタッチすると、それぞれの設定画面が表示されます。

お 知 ら せ

撮影設定画面と再生設定画面の項目は共通しているため、一方の画面で設定を変更すると、もう一方の画面にも

反映されます。

撮影設定画面

A. 撮影画面に戻る

B. カメラプレビュー

設定の変更を反映したカメラの画像が表示されます。

C. ヘルプ

ヘルプを開きます。

D. アプリケーションについて

タッチすると、バージョン情報などが表示されます。

E. 既定に戻す

タッチすると、変更した設定が既定値に戻ります。

F. その他の設定

タッチすると、その他の設定画面に移動します。( その他の設定画面)

Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

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設定項目は以下のとおりです。

計測不可領域の表示

オンの場合、計測できない領域が半透明の黒色で表示されます。既定値:オン

平面計測

3D カメラから得られるデータには、環境などの影響により測定誤差が含まれます。そのため、実際は平らな面で

あっても、データ上では凸凹が存在することになります。

平面計測は、「実際には平面である」という前提で計測点を補正して測定精度を上げる機能です。オンの場合、

平面近似の前処理が実行され、オフの場合は実行されません。

この機能は、測定対象が、壁などの同一平面上にある場合に効果がありますが、2 つの対象物の離隔を測定する場

合などは逆に測定誤差が大きくなってしまうため、計測用途に応じてオン/オフを使い分ける必要があります。

既定値:オフ

指定点の位置調整

2 点間計測で、空間の 2 つの対象物の離隔を測定する場合に、指定した点が測定する対象物に当たらず、背景にあ

る後方の対象物を指してしまうことがあります。

「指定点の位置調整」は、このような場合を想定し、指定点の近傍に、よりカメラに近い対象物が存在する場合

に、その近い方の対象物を指定するように指定点をずらす機能です。「平面計測」がオンの場合は無効です。既

定値:オフ

調整範囲

「指定点の位置調整」がオンの場合、指定した点の周囲どのくらいまでを調整可能な範囲とするかを 5~100 ピク

セルの範囲で設定します。画像の XY 平面上で指定した点に対して、設定したピクセル分、離れた範囲内で調整可

能となります。「指定点の位置調整」がオフまたは無効の場合は無効です。既定値:50 ピクセル

調整閾値

「指定点の位置調整」がオンの場合、調整範囲内で指定点より近い対象物があったとき、カメラとの距離が、指

定した点に対してどのくらい離れていれば調整対象とするかを、10 cm~100 cmの範囲で設定します。「指定点の

位置調整」がオフまたは無効の場合は無効です。既定値:50 cm

赤外線プロジェクター

精度向上のために 3D カメラ機器から赤外線パターンを投影するかどうかを設定します。既定値:オン

赤外線の強さ

赤外線プロジェクターの光の強さを 0 mW~360 mW の範囲で設定します。既定値:150 mW

明るさ設定

機器から取得した画像の明るさを 0~100 の範囲で設定します。既定値:50

画面解像度

画面解像度(640 × 480 ピクセルまたは 1280 × 720 ピクセル)を選択します。既定値:1280 × 720 ピクセル

計測単位

測定結果を表示するときの単位を m, m2 / cm, cm2 / ft,ft2 / in,in2から選択します。既定値:m, m2

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自動露光調整

オンの場合、機器側で自動的に露光調整が行われます。オフの場合、手動設定となり、下記の「露光」の設定値

が機器側に反映されて表示されます。計測対象範囲に計測不可領域が多く、計測が難しい場合、手動で露光調整

を行うことにより、改善する場合があります。既定値:オン

露光

「自動露光調整」がオフの場合、設定値が機器側に反映されて表示されます。20 μs~166000 μs の範囲で設定しま

す。既定値:33000 μs

再生設定画面

A. 再生画面に戻る

B. カメラプレビュー

設定の変更を反映したカメラの画像が表示されます。

C. ヘルプ

ヘルプを開きます。

D. アプリケーションについて

タッチすると、バージョン情報などが表示されます。

E. 既定に戻す

タッチすると、変更した設定が既定値に戻ります。

F. その他の設定

タッチすると、その他の設定画面に移動します。( その他の設定画面)

設定項目は以下のとおりです。

計測不可領域の表示

( 計測不可領域の表示)

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平面計測

( 平面計測)

指定点の位置調整

( 指定点の位置調整)

調整範囲

( 調整範囲)

調整閾値

( 調整閾値)

明るさ設定

( 明るさ設定)

計測単位

( 計測単位)

その他の設定画面

A. 1 つ前の設定画面(撮影または再生)に戻る

B. 外部プログラムの設定

をタッチして、ファイルダイアログを開き、 から起動させる外部プログラムを指定します。

C. 引数指定

外部プログラム起動時の引数を指定します。

${Photo}:表示されている撮影データのファイルパスに置換されます*1。

*1: 再生設定時のみ有効

Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

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D. ファイルの保存先

撮影データの保存先フォルダーを指定します。撮影画面または再生画面の計測結果が記載された画像が、ここで

指定したフォルダー内に保存されます。保存先フォルダーを変更するには、 をタッチして、フォルダーダイアロ

グから新しい保存先フォルダーを選択します。

既定値:C:\Users\Panasonic\Pictures\MeasureUtility

画像ファイルおよび計測結果ファイルは、日付ごとに保存されます。保存フォルダー名は撮影した日付になりま

す。(yyyy-mm-dd)

E. 深度情報を保存する

この設定をオフにすると、画像データのみが保存されるため、ファイルサイズが小さくなります。深度情報が保

存されないため再計測できませんが、画像上に手書きメモやテキストを追加することはできます。既定値: オン

お 知 ら せ

「平滑化」と「穴埋め」

3D カメラからは、画素単位の深度(カメラからの距離)が取得されますが、 実際には同じ距離の対象物であって

も、画素ごとにばらつきがあります。 また、見る角度や環境光等の影響により、穴(深度を取得できない部分)が存在します。 このアプリケーションは、3D カメラから深度を取得したあと、画素ごとのばらつきを滑らかにし

たり、周囲の画素の値を使って穴を埋めたりすることで、より安定した計測結果を得られるようにしています。

「平滑化」と「穴埋め」の設定は、再生設定画面から「その他の設定画面」を開いた場合は表示されません。

F. 平滑化

「平滑化」は、ばらつきを滑らかにする処理です。

計測対象が滑らかな平面上にある場合は、「平滑化」を"強"に設定することにより、ばらつきによる平面上の凸凹

をなくすことができます。対象物のエッジ(角)を指定する必要がある場合は、エッジ部分が必要以上に丸められな

いように設定を"弱"にしてください。既定値: 弱

G. 穴埋め

「穴埋め」は、穴を埋めて、より多くの部分を計測できるようにする処理です。

大きい壁面など、画面全体に距離の等しい対象物が写っている場合は、「穴埋め」を"強"に設定することにより、

穴を埋めることができます。距離の異なる対象物が入り混じっている場合は、実際と大きく異なる値で穴が埋め

られる場合がありますので、設定を"弱"にしてください。既定値: 弱

お 知 ら せ

穴埋めは、深度を取得できない箇所を推定により埋めるものですので、必ずしも正しい値とは限りません。信頼

性の高い深度だけを取得したい場合は、設定を"弱"にしてください。

Panasonic PC メジャーユーティリティの使い方

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H. 日付形式

タイトルバーに表示する日付の形式を、以下の 3 種類から選択します。

年/月/日 時:分

Mon. 日, 年 時:分

日 Mon., 年 時:分

※時は 24 時間表示

※Mon.は月の英語表記(3 文字の省略形+「.」)

I. ヘルプ

ヘルプを開きます。

J. 既定に戻す

タッチすると、変更した設定が既定値に戻ります。

3D カメラについて

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3D カメラについて

仕様

使用環境 屋内/屋外

方式 アクティブ IR ステレオ

イメージセンサー ローリングシャッター;1.4 µm × 1.4 µm ピクセルサイズ

視野角(FOV) HD16:9 の場合

(H) 63.4° × (V) 40.4° (±3°)

奥行き情報解像度 最大 1280 × 720 ピクセル

奥行き情報フレームレート 最大 90 FPS(848 × 480 ピクセル以下)、最大 30 FPS(1280 × 720 ピクセル)

カラー解像度 最大 1280 × 720 ピクセル

最短撮影距離(Min-Z) 0.16 m(424 × 240 ピクセル)- 0.45 m(1280 × 720 ピクセル)

最大撮影距離 約 10 m *撮影環境や光の条件により異なる

精度 対象および環境条件のほか、アプリケーションの実装により異なる

測定について

計測可能な距離は、約 45 cm~約 10 m です。

距離が遠くなるほど、測定誤差が大きくなります。

測定誤差は、対象や環境に依存しますが、目安として、5 m までで 5%、10 m までで 10%程度です。

3D カメラについて

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お 知 ら せ

以下のような場合は、正しく計測できないことがあります。

表面が反射する素材や黒い対象物を測定する場合

屋外太陽光下や遠距離で、模様のない対象物を測定する場合 (この場合は、赤外線プロジェクターの赤外線を強くすることで改善できる場合があります。(赤外線の強

さ))

屋外太陽光下や遠距離で、電線のような直線状の対象物がカメラ画像の横軸に対して平行に写っている場

合 (この場合は、少しカメラを傾けて平行にならないようにすることで改善できます)

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