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https://www.elsevier.com/research-intelligence/resource-library/gender-report
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ジェンダーという視点で見た研究成果に関するエルゼビアの包括的な報告書である『世界の研究環境におけるジェンダー』は、20年間、12地域、27分野に及ぶ報告をまとめたものです。このグローバルな報告書には、データと分析、独自の著者ジェンダーの把握手法、および世界各国の専門家の知識が用いられています。
▪ 女性 ▪ 男性日本の状況
女性
性別で見た発明家と特許出願の割合2011~15年日本の発明家に女性が占める割合は8%ですが、特許申請のうち、女性の特許出願の割合は2倍(16%)です。
「男女平等への意識は今、日本でも注目されています。真の男女平等を推進すること、つまり質と量の両面で男女平等を推し進めれば、私たちの生活はさらに明るくなり、多くの若い男女が子育てをし、ワークライフバランスを向上させながら自分自身も進歩することができる機会が得られる仕事に就くことができます。すべての方々に新しい社会へと向かうこの重要な変化を起こすことに関心を持っていただきたいと思います」
渡辺美代子
日本科学技術振興機構(JST)ダイバーシティ推進室室長
全学術論文のシェアのうち学際的論文の上位10%2011~15年
出典:スコーパス、Genderize.io、 Namsor、ウィキペディア(研究者、学際的研究、モビリティーについて)、WIPO統計データベース(発明家と特許について)
世界の研究環境におけるジェンダー
性別で見た研究者の内訳2011~15年
日本では、研究者全体の5分の1が女性です。その割合は日本国内では増加傾向にありますが、20%では相対的には依然低いと言えます。
日本では、女性学者の論文のうち9%が学際的論文の上位10%に属します。これは男性(8%)よりもわずかに高い数値です。
日本の研究者に占める女性の割合を比較すると、日本から海外に出る女性の割合が高く、日本へ入ってくる女性は低くなっています。
性別で見た研究者の流入と流出の割合1996~2015年
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