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Commercial in Confidence
結局、RPA導入のポイントとは?まとめと考察
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ⑧
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2020年 6月 9日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 2
目次
1. 過去7回の振り返り
2. 結局、RPA 導入のポイントとは?
3. おわりに
Commercial in Confidence Commercial in Confidence 3
過去7回の振り返り
Commercial in Confidence
RPAの導入は何のため?成功と失敗を分けるポイント
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ①
4
2020年 4月 7日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 5
第1回(効果)のまとめ
• RPA 導入における成功・失敗
➡ 投資対効果(ROI)の実現=成功、成功のカギはデジタル従業員
• RPA 導入の成功事例
➡ コスト削減だけでなく、売上向上、品質向上、リードタイム短縮、新しいアプローチ
• なぜ、Blue Prism だと成功できるのか
➡ 優れた製品機能と優れたコスト抑制スキーム。成功を補助するための導入方法論
Commercial in Confidence
RPA は基幹システムの自動化に有効?求められる要件とは
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ②
6
2020年 4月14日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 7
第2回(基幹システム)のまとめ
• RPA が変える企業の基幹システム
➡ アドオンからの脱却、より業務負荷の小さい基幹システムへ
• 事例から紐解く ”神話” の検証
➡ 3つの神話と、その真実(標準業務/システム開発したほうが良い/検討順序)
• RPA を基幹システムと同列に扱えるか
➡ 日本の RPA のイメージを覆す、堅牢で高稼働率、管理しやすい Blue Prism
• Blue Prism の取り組み -基幹システム自動化-
➡ SAP自動化を皮切りに、Salesforce など様々な業務システムの自動化を加速
Commercial in Confidence
RPA と AI 連携、本当のところは?違いと組合せ方
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ③
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2020年 4月21日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 9
第3回(AI)のまとめ
• Blue Prism と AI ソリューションの連携
➡ 大小様々な AI ソリューションと連携し、RPA に付加価値を付与
• Blue Prism の AI 開発(OCR)
➡ 独自開発のOCR。請求書の読み取りと振り分け
• Blue Prism の AI 開発(スケジューリング)
➡ スケジューリングを AI で高度化する Blue Prism Cloud
• デジタル・タレント
➡ ルールベースであるが、SAP操作者を実現するための最初の取り組み。AI 連携も追加可能
Commercial in Confidence
RPAでどんな業務を自動化してるの?事例の研究
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ④
10
2020年 5月12日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 11
第4回(事例)のまとめ• 業務領域の観点から見る RPA
➡ バックオフィスに限らず、様々な業務で自動化が行われている。マスタメンテ/チェック/レポート
• 監査の観点から見る RPA
➡ RPA と監査は相反するイメージだが、Blue Prism は監査対象業務の自動化や監査そのものに使われている
• BPR の観点から見る RPA
➡ BPR したほうが RPA にも良い影響がある。BPR プロジェクトと一緒に RPA を進めると相乗効果が出る
• AI の観点から見る RPA
➡ 代表的な3つのユースケース。詳しくは先週の動画を参照
• RPA で新しいことをする
➡ 大事なポイントは発想を変えること。ロボットありきの業務設計で、大きな効果を実現する
Commercial in Confidence
RPA 推進組織を作るには?整理すべきポイント
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ⑤
12
2020年 5月19日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 13
第5回(推進組織)のまとめ
• RPA 推進組織とは?
➡ RPA の成功/失敗に大きくかかわる重要な組織
• RPA 推進組織の3つのタイプとは?どれが良いのか?
➡ 分散型、連合型、集中型。大きく広げていきたいなら、集中型 ➡ 連合型がお薦め
• 国内での展開例
➡ 3社の取り組みを解説
Commercial in Confidence
RPAって不安定?運用保守性を担保する仕組み
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ⑥
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2020年 5月26日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 15
第6回(安定性)のまとめ
• なぜ RPA の実行は不安定なのか?
➡ 技術的な要因と、組織・文化・仕組み的な要因の2つが考えられる
• 技術的な要因とはどのようなものか?
➡ 操作方法/待機方法/異常(例外)処理/中間データの保存
• 組織・文化・仕組み的な要因とはどのようなものか?
➡ 十分にテストできない/十分に学習できない/十分な推進組織を持てない
• 結局、どうすれば安定するのか?
➡ 技術的に高度化していくだけではなく、RPA の地位向上を併せて行う必要がある
Commercial in Confidence
RPAにはセキュリティ上の問題がある?内部統制、
監査、規制対応
RPA 再考察ビジネス成果を出すための
RPA 学び直しシリーズ⑦
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2020年 6月 2日
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト 市川 義規
Commercial in Confidence 17
第7回(セキュリティ、監査)のまとめ
• なぜ RPA が不安視されるのか?
➡ セキュリティ/内部統制に対する漠然とした(あるいは具体的な)不安
• RPA とセキュリティ
➡ データの管理/認証・認可/既存のセキュリティ規則/RPA 製品そのもの
• RPA と監査
➡ 監査証跡に相当する履歴が出るか/適用事例
• RPA と内部統制
➡ 内部統制の対象業務を Blue Prism で自動化する準備はできている、が…
Commercial in Confidence Commercial in Confidence 18
結局、RPA 導入の
ポイントとは?
Commercial in Confidence
曲がり角に差しかかる RPA 導入-でも、その前に。
19
• 2019年10月31日に発表された「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2019年」
• RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、2018年10月時点で既に幻滅期の入り口にいたが、2019年10月では本格的に幻滅期に入った
RPA の導入は難しい??
引用: https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20191031
Commercial in Confidence
RPA の「目的」の変遷
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投資対効果(ROI)を出すこと
• コストを下げる
• 売上を上げる
• 副次的な効果
• 質を上げる
• モチベーションを上げる
• etc...
生産年齢人口の急減
育児にやさしい社会へ
働き方改革の一環で、労働時間を減らそう
介護にやさしい社会へ
• 非IT技術者による内製でなければいけない
• 困っている従業員を助けるものではないといけない
• 一時しのぎの解決策。安定稼働を求めてはいけない
VS.
• もっともリーズナブルな開発体制を取ればよい
• きちんと効果が出るところに適用すればよい
• 安定稼働に気を配り、効果を最大化すればよい
いままで これから
Commercial in Confidence
「RPA は内製」 という神話
21
効果を出すためであれば、内製にこだわる必要はなく、
実際、日本企業は内製にこだわっていない
Commercial in Confidence
もともと、RPA は投資対効果の高い手法であった
22
「6ヶ月後に新製品が発売されると、追加の注文入力および配送関係の処理のために、10人の要員を追加する必要があります。」
「うーん、予算がないですね。。システム開発で対応できますか?」
「標準のSOAおよびBPMによる開発だと、18ヶ月で1.1億円の見積でした。たとえお金があったとしても、新製品の発売に間に合いません。」
「それでは、アウトソーシングはどうでしょうか?」
「米国では8.8千万円、インドでは3.3千万円で10人の要員を雇うことができます。」
「ソフトウェアロボットを使うと、1.3千万円で10人の要員を賄えます。ソフトウェアロボットは、5ヶ月で稼働させることができるので、安価かつ新製品の発売に間に合わせることが可能です」
(2012年の記事より)
Commercial in Confidence
「引き算」から「足し算」の発想へ
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手順X 手順Y 手順Z
手順A 手順B 手順C
これまでの RPA 導入(引き算の発想)
現行業務分析
• 定型的で RPA 化が容易か?
• 効果が大きそうか?
• 周囲に与えるインパクトはどうか?
etc…
RPA ありきで新しいことをする(足し算の発想)
「定型業務を苦にしない、長時間労働が可能なリソースが無尽蔵にいる」という前提で業務を再設計したら、どう
なるだろう・・・?
働き方改革とは真逆の発想で、出来ることを探したら?もちろん、やるのは人ではなく
ロボット
Commercial in Confidence
いままでやってない手順をロボットにやらせる:トラブルチケットの分析と解決
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導入前
トラブルチケットの取得 Scope Analysis Routing and closureTests
トラブルチケットのスコープを分析し、フィールド技術者が絶対に介入しなければならないものを取り除きます
さまざまな製品(TV、音声、ブロードバンド)のレガシーネットワークテストシステム(〜15分程度)でテストを実行します
レベル1で開かれたトラブルチケットを収集し、ビジネスエリアが処理できると判断したものをトリアージ
キューに送信します
テストの結果に応じて、チケットを手動トリアージ、フィールド技術者、またはIVRに自動的に送信します
フィールド技術者を介さずに、専門のネットワーク運用チーム(マニュアルベース)で解決できるトラブルチケット(技術インシデント)を分析およ
びフィルタリングすることで、フィールド技術者の介入数(サードパーティプロバイダーのボリューム)を15%減らすと同時に、解決にかかる時間を削減して顧客満足度を向上させます。
First Call Resolution
エージェントがインシデントを解決するために最初の電話をする
100% Field techniciandispatch
トラブルチケットがフィールド技術者に送られる
Trouble Ticket Creation
エージェントがインシデントを解決できなかった場合、トラブルチケットを起票する
Technical Support (Level 1)
顧客はコールセンターにインシデントを報告
RPAの活用
顧客が技術的なインシデントを報告 問題特定のための最初の電話 フィールド技術者へのディスパッチトラブルチケットの作成
フィールド技術者の訪問を15%削減~15 分程度. (平均)
OBJECTIVE
Commercial in Confidence
効果:トラブルチケットの分析と解決のための自動化
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PLANNING
Project Setup
Q4 18
Business Requirements
Q1 19 Q2 19
Assisted Operation / Production
Financial Benefits Capture
Dev/Tests
✔
✔
✔
07/19
Deploymentin 6 months
結果のサマリ
コスト削減(2019年7月〜)
時間削減 (月当たり)
14億円
193,600時間
-15%
~100
自動化にかかったコスト
< 6,000万円
フィールド技術者の訪問を削減
実行に要する仮想デスクトップ (VMs )
Commercial in Confidence Commercial in Confidence 26
おわりに
Commercial in Confidence
生産年齢人口の急減に直面して
27
• 2010年に8千万人以上いた日本の生産年齢人口は、10年ごとに、10~15%程度、減っていきます
• 2050年の生産年齢人口の予測は、約5千万人。2020年と比較すると、30%以上、減少します
• 少子高齢化による生産年齢人口の急減は、日本における最大の課題だと考えています
• 生産年齢人口の急減に対する決定的な解決策は、いまのところ見つかっていません
• RPA は、この課題の解決に資する可能性があると信じています
• 「日本では人を切れないから、RPA に大きな効果を求める必要はない」という考え方は、妥当でしょうか?
• 通常のビジネスをしている限り、人は自然に減っていき、30年後には10人分の仕事は、7人でやることになります
Commercial in Confidence
RPA 導入を成功させ、推進組織に評価を!
• RPAを一生懸命やっても評価されないから意味が無い、軽く扱われて悲しいという話は多い
• 確かに、誰でも使えるツールを使って、ボランティア活動で困っている人を助けても、人事考課で評価することは難しいかもしれない
• しかし、そういう状況を作り出しているのは、マネジメントの責任ではないか
• RPAの目標をしっかりとブレークダウンし、RPA推進担当者にも割り当てるべき
• 目標達成を、人事考課に連動させることはマネジメントにしかできない
• 上手くいけば大いに称賛して昇進や昇給の一助とし、上手くいかなくても、その要因を分析して今後に役立てれば、会社や組織が良くなっていく
Commercial in Confidence
ご清聴、ありがとうございました
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Commercial in Confidence 30
免責
この資料に記載されている情報は、この資料の発表時点におけるBlue Prism 株式会社の見解を反映したものです。 Blue Prism 株式会社は市場の変化に対応する必要があるため、この資料の内容に関する責任をBlue Prism 株式会社は問われないものとします。また、発表日以降は記載されている情報の正確性を保証できません。この資料は情報提供のみを目的としています。
明示、黙示、または法令に基づく規定にかかわらず、これらの情報についてBlue Prism 株式会社はいかなる責任も負わないものとします。Blue Prism 株式会社は、この資料に記載されている事項に関して、特許、申請中特許、商標、著作権、および他の知的財産権を所有する場合があります。別途Blue Prism 株式会社のライセンス契約上に明示の規定のない限り、この情報はこれらの特許、商標、著作権、またはその他の知的財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。
2020年6月9日
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