T F バリア -Tough Fit Barrier-

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T F バリア-Tough Fit Barrier-タフ・フィット・バリア

―既存・新設の擁壁・石積み天端に簡単設置―

「構造物設置型落石防護柵」

NETIS登録 KT-180002-A

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

1.5~2.0m

~50kJ対応

錆び・劣化

☆柵高不足

既設防護柵の撤去 & 他工法の新設?

☆エネルギー吸収能力不足

☆経年による柵の劣化

1. 開発コンセプト

1. 開発コンセプト

既存柵 補強工事現場状況

補修・補強工事完了

仮設防護柵の設置

• 既存構造物・新設構造物両方に簡単設置できるコンクリート構造物にできるだけ手を加えず設置

• 条件により,道路際に設置可能である• 既存柵より高い性能を確保できる。

柵タイプ 最大吸収エネルギー

2.0m

200kJ2.5m

3.0m

1. 開発コンセプト

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

ブレーキリング

アンカーサイドアンカー

ゴム緩衝材

支柱

2. 1 構造概要

間隔保持材

2. 1 構造概要耐荷構造

落石衝突

柵全体が下方に転倒しようとする力が働く

引抜こうとする力

支柱+受圧脚

アンカーの摩擦抵抗力

引抜力緩衝材

支点

既存構造物にできる限り荷重をかけない構造

落石の衝撃に対して

1.ネットと支柱、受圧脚部の剛性

2.アンカー引抜き力の緩衝機能3.アンカーの摩擦抵抗で耐荷する構造

軽量ボーリングマシンを使用することによって、狭い道路上でも最小の足場でアンカー設置可能

伐採・用地所得が不要

2. 2 特長

4000

As

2000

建築限界

支柱基礎反力体設置に高所作業車を使用する例

2. 2 特長

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

TECCO G65-3 TECCO G80-4×

3. 主要部材ネット 引張強度 1,770N/m㎡の高強度鋼線からなる2種類のネット

ゴム緩衝材

ブレーキリング

サイドアンカー頭部金具

3. 主要部材

ゴム緩衝材支柱から支柱基礎反力体に伝達する荷重を軽減し,反力体の負荷を小さくする。

ブレーキリングロープに作用する張力を緩和し,スムーズなエネルギー吸収をサポートする。

サイドアンカー頭部金具3方向から伝播する荷重をサイドアンカー (鋼棒) にスムーズに伝達させる。

3.主要部材 ワイヤロープ接続方法

端末支柱頭部 中間支柱頭部

端末支柱基部

ロープを支柱に巻きつけながら設置することで,捕捉対象物衝突時におけるネットの伸び量を抑制。

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

衝突箇所

有効柵高

柵延長

重錘質量

重錘の衝突エネルギー

:中間スパン

:2.5m

:15.0m(5.0m×3スパン)

:902kg

:200kJ

4. 実物大実験

4. 実物大実験

2.4m

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

5. 設置可能条件

擁壁の高さ:3.0m,歩道1.0m のケース

建築限界

擁壁

歩道

車道

ネット変位範囲(200kJのとき2.5m)

4.5m

2.5m 擁壁が3.0m以上であれば設置可能です。

19

5. 設置可能条件

擁壁の高さ:4.0m,歩道:なし のケース

建築限界

擁壁車道

ネット変位範囲(200kJのとき2.5m)

4.5m

擁壁が4.0m以上であれば設置可能です。

5. 設置可能条件

建築限界までの離隔を確保できない場合

建築限界

擁壁車道

ネット変位範囲(200kJのとき2.5m)

4.5m

斜面上に設置可能です。

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

6. 既存施設との併用擁壁を前面から支柱で押さえつけるような構造であるため,不安定な既存擁壁の補強効果も見込める。

【落石補足時】

支柱とアンカー体が引っ張り合う

【通常時】

※擁壁自身には負荷がかからない構造です。

① ② ③

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

7. 設置手順 既設構造物天端への設置事例紹介

国道152号線 長野県飯田市上村での施工例

丁張設置

コアドリリング

7. 設置手順道路通行規制 RPDによる削孔

鉄筋挿入

グラウト注入

7. 設置手順支柱建て込み 支柱設置

状況

頭部部材設置 ワイヤーロープ設置

7. 設置手順ネット設置

ヘリックスプリング設置

完成状況(全景)

7. 設置手順

7. 設置手順

完成(背面状況) 完成(支柱設置状況)

7. 設置手順 地山に設置した事例

型枠設置

脱 型

設置状況(完成)

7. 設置手順 地山に設置した事例

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

8. 維持管理損傷した場合,

部分交換が容易です。

4

60

4 13 4

21

ネット接続金具(T3クリップ)

安価(¥3,200/m)

8. 維持管理巨石除去ツール「オー石くん」 落石を小割せずともクレーンで

簡単に除去可能

1. 開発コンセプト

2. TFバリアの構造概要と特徴

3. 主要部材

4. 実物大実験

5. 設置可能条件

6. 既存施設との併用

7. 設置手順

8. 維持管理

9. 経済性

ネット強化型落石防護柵(~250kJ)

ネットの伸びが大きく斜面中腹への設置が必要となる。その分伐採、用地所得費用が増大する。

概算工事費(1.0mあたり)

本体工事費:376,488円足 場 工 : 83,137円伐 採 : 6,667円合 計 :466,292円

9. 経済性(他工法との比較)

As

2000

建築限界

H-150*150*7*10 H=3.0m

4000

支柱強化型落石防護柵(~250kJ)

杭前面の受動抵抗範囲が最大10・Dまで及ぶため、構造物から大きく離隔をとる必要がある。

概算工事費(1.0mあたり)

本体工事費:251,533円足 場 工 : 39,120円伐 採 : 3,333円合 計 :293,986円

9. 経済性(他工法との比較)

As

2000

建築限界

4000

TFバリア(~200kJ)

伐採が不要で施工性が高い。ネットの伸びが小さいため道路際に設置可能で,施工が早い。

概算工事費(1.0mあたり)

本体工事費:205,250円足 場 工 :伐 採 :合 計 :205,250円

9. 経済性(他工法との比較)

As

2000

建築限界

4000

9. 経済性(直接概算工事費)

落石エネルギ-(kJ)

柵 高(m)

柵ピッチ×スパン数

5.0m×12 10.0m×6

(円/m) (円/m)

200

2.0 251,000 177,000

2.5 290,000 205,000

3.0 330,000 234,000

参考)対応可能積雪深最大対応可能積雪深(m)

駒ヶ根しらび平での参考値