T-Link/T-Link for PC カタログ - NEC(Japan) ·...

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T-Link/T-Link for PC

カタログ

2013 年 09 月 ご注意

(1) 本カタログの内容の一部または全部を無断転載することはご遠慮ください。 (2) 本カタログの内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 (3) 本カタログの内容については万全を期して作成しましたが、万一ご不審な点や誤り、記載漏れなど

お気づきのことがありましたらご連絡ください。

Microsoft、Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商 標です。 その他、本カタログに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

T-Link T-Link

T-Link for PC

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T-Linkは、

全国銀行協会連合会発行の「全銀協標準通信プロトコル (TCP/IP 手順)(平成 9 年度版)」に準拠したファイル転送プログラムで、Calling ステーション機能(端末)を提供します。

T-Linkは、

全国銀行協会連合会発行の「全銀協標準通信プロトコル (TCP/IP 手順)(平成 9 年度版)」に準拠した Called ステーション機能(ホスト)を有する相手とのファイル送信(連絡処理)およびファイル受信(照会処理)を行う機能を提供します。

T-Linkは、

GUI 操作によるオペレータ会話型転送機能、バッチファイルやコマンドによる一括転送機能を提供します。

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T-Link製品紹介 T-Linkは、

・TCP/IP ベースのファイル転送プログラムです。全国銀行協会連合会発行の「全銀協標準通 信プロトコル (TCP/IP 手順)(平成 9年度版)」(「全銀協 TCP/IP 手順」と略称します)に 準拠した Called ステーション機能(ホスト)を有するコンピュータとファイル転送を行 う機能(Calling ステーション機能)をサポートします。 ・「全銀協 TCP/IP 手順」の拡張仕様である「拡張 Z 手順」に準拠しており、テキスト長(TTC+情報部)は、最大 32,700 バイトまで設定可能です。最大レコード長は 32,695 バイトになります。

T-Linkは、以下の機能を提供します。

・GUIによるファイル転送 オペレータが画面を見ながら操作を行い、ファイル転送を実現します。実行状況や実行結果をリアルタイムで監視できます。

サンプル画像:[ファイル転送ツール]

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サンプル画像:[転送情報画面]

・コマンドによるファイル転送 画面操作を一切行わず、コマンドラインやバッチファイルからファイル転送を実現します。

サンプル画像:[コマンドラインからのファイル転送画面]

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・APIを利用したファイル転送 ファイル転送をプログラムへ取り込めるように、利用者プログラムインタフェース(API)を提供します。API を利用することにより、お客様のニーズに合わせたファイル転送プログラムが実現できます。 関数インタフェース 形式 int TFBFTFTR(hwnd, parafile, option) HWND hwnd; char *parafile; char *option;

戻り値 正常終了時 ・・・ 0 異常終了時 ・・・ 終了コードが返却されます ・メッセージのファイル出力 サーバAPの出力するメッセージを、クライアントAPで受け取る以外にサーバ側のファイルへ出力することができます。

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T-Link特長 ●業界標準の全銀 TCP/IP・ベーシック手順をサポート

T-Link では、全国銀行協会連合会発行の「全銀協標準通信プロトコル (TCP/IP 手順)(平成 9年度版)」(「全銀協 TCP/IP 手順」と略称します) に準拠した端末側機能を提供します。 同手順に準拠したホスト側機能を有するソフトウェアとの通信が可能です。

●拡張Z手順に対応

「全銀協 TCP/IP 手順」の拡張仕様である「拡張 Z手順」に準拠しており、テキスト長(TTC+情報部)は、最大 32,700 バイトまで設定可能です。最大レコード長は 32,695 バイトになります。 ※全銀協 TCP/IP 手順の場合は,最大テキスト長は 2,048 バイト,最大レコード長は 2,043 バ イトになります。

●転送機能

・ファイル連続転送 1回のファイル転送(全銀協 TCP/IP 手順では「1伝送単位」と呼称します)で、ファイルの連続転送(マルチファイル伝送)が可能です。 送信/受信合わせて最大16ファイルまで連続転送をおこなえます。 ・再送処理 転送途中でエラーが発生した場合、次回の転送でエラーが発生したデータから再送することができます。 再送処理の設定は、パラメータ設定ツールにておこないます。 ・同時接続(複数起動) ファイル転送ツールを複数起動することにより、1台の端末から複数のホストへ同時にファイル転送を行えます。 ただし、ファイル転送ツールを複数起動して同時にファイル転送を行うと十分な性能を保証できなくなりますので、ファイル転送ツールの起動数は16程度を目安としてください。

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●データ編集機能

・データ編集 ファイル転送時にデータの圧縮やブロック化(複数のレコードを1テキストに格納)を指定することができ、効率のよいファイル転送が行えます。 圧縮方法は「繰返し文字圧縮方法」を採用しています。 ブロック化係数の計算方法は以下の通りです。 [ブロック化係数算出式] 以下の設定でデータをブロック化して送信する場合のブロック化係数の計算方法について説明します。 ・送信ファイルサイズ:1,024,000 バイト ・レコード長:2,048 バイト ・テキスト長:32,001 バイト [1 テキストにレコードが何個入るか(ブロック化係数)] 情報部の長さ(最大): 32,001 バイト-TTC(5 バイト固定)=31,996 バイト 1 テキストに入るレコードの数(ブロック化係数): 31,996 バイト÷2,048 バイト=15.623・・≒15 件

[データ送信に使用されるテキストの数] 実際の情報部の長さ: 2,048 バイト×15 件=30,720 バイト テキスト数: 1,024,000÷30,720 バイト=33.333・・≒34 件

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・コード変換機能 ファイル送信時にデータをJIS8コードからEBCDICコードに、受信時にEBCDICコードからJIS8コードに変換するよう指定できます。 コード変換機能の設定はパラメータ設定ツールにておこないます。

●ヒストリ機能

・ヒストリ出力 転送結果や運転日付、転送件数等の履歴をファイル(INI形式、CSV形式)に出力できます。 また、蓄積された履歴の内容を確認するヒストリ表示ツールを提供します(INI形式のみ)。 ヒストリ出力の有無は、環境設定ツールにて設定します。

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●便利な環境設定ツール、保守ツールを提供しています

・環境設定ツール システムおよびトレースファイルサイズに関する環境について設定します。

サンプル画像:[環境設定ツール画面] [連続受信回数] 0~15(規定値:0) 一度に連続して送信できる情報メッセージの数は、受信側の連続受信回数が上限です。 ここでは、「T-Link」が連続して受信できる情報メッセージの数を設定します。 一般的に、この数値が大きいほど高速化できます。 [無通信タイマ] 10~300 秒(規定値:30) 「T-Link」では、TCP コネクション確立~解放間において無通信の監視をおこないます。 ここで設定された時間、無通信になると TCP コネクションを切断します。 [ヒストリ出力の形式] ヒストリ出力の有無、形式を設定することができます。INI 形式と CSV 形式の両方の形式のファイルを同時に出力することも可能です。 ・INI形式 ヒストリファイルを Windows の初期化ファイル形式で出力することができます。 ヒストリ表示ツールで参照する場合は、INI 形式で出力する必要があります。 ・CSV形式 ヒストリファイルを CSV 形式で出力することができます。 ユーザ独自にヒストリを履歴を加工・利用する場合には、CSV 形式で出力してください。 「T-Link」では、CSV 形式表示用のツールは用意していません。

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・パラメータ設定ツール 「T-Link」では、転送相手や、転送方向(集信/配信)、転送ファイル名など、転送に必要な情報(パラメータ)を格納したファイルを「パラメータファイル」と呼んでいます。 「パラメータ設定ツール」を利用して、画面を見ながらパラメータファイルの項目を設定することにより、1伝送単位のパラメータファイルが作成されます。 このパラメータファイルを指定することによって、「T-Link」はファイル転送をおこないます。

サンプル画像:[パラメータ設定ツール画面]

●1ファイル伝送単位毎に設定できる主な値 [レコード形式] 転送するファイル毎に、レコード形式を設定することができます。 ・固定長 パラメータ設定ツールの「レコード長」に設定した長さに区切って転送します。 送信時、読み込んだデータがレコード長に満たない場合は、スペース付加して送信します。 ・可変長 改行コード(0x0D0A)までを1レコードとして転送します。 転送ファイルに改行コードが含まれない場合は、ファイル設定画面の「伝送テキスト長」 (=P.3 の「テキスト長」となります)に設定した長さに区切って転送します。

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[レコード長] 1~32,695 転送する固定長ファイル毎に、レコード長の長さを設定することができます。 ※全銀協 TCP/IP 手順でファイルを転送する場合は,1~2,043 の範囲で設定して下さい。 拡張 Z手順でファイルを転送する場合は,1~32,695 の範囲で設定して下さい。 [改行コードを除去する/付加する] 転送するファイル毎に、改行コード(0x0D0A)の設定することができます。 送信ファイルの場合には「改行コードを除去する」が表示されます。 受信ファイルの場合には「改行コードを付加する」が表示されます。 相手ホストシステムが汎用計算機などの改行コードを必要としないシステムの場合、このチェックボックスをオンにすることにより送信ファイルから改行コードを除いたデータを送信したり、受信データに改行コードを付加して、ファイルに書き込むことが可能となります。 なお、送信時/受信時とも、改行コードはレコード長に含まれません。改行コードの除去または付加を設定する場合、レコード長は改行コードを除く長さを設定してください。 [データを圧縮する] 転送ファイル毎に、データを圧縮して送受信するか否かを指定することができます。 [データをブロック化する] 送信ファイル毎に、ブロック化して送信するか否かを指定することができます。 ※ブロック化して送るか否かは、送信側で決定されるため、受信時にはブロック化指定できません。 [伝送テキスト長] 6~32,700 (伝送テキスト長は、P.3 の「テキスト長」になります) ブロック化でファイル送信する場合、ファイル毎にテキスト長の長さを設定することができます。 ※全銀協 TCP/IP 手順でファイルを転送する場合は,6~2,048 の範囲で設定して下さい。 拡張 Z手順でファイルを転送する場合は,6~32,700 の範囲で設定して下さい。

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●伝送単位毎に設定できる主な値 [再送機能] 前回おこなった転送の結果が異常終了の場合に、再送する際の要求方法を指定することが可能です。 利用者(オペレータ)が転送開始時にダイアログボックスにて再送方法を選択する方法と、あらかじめパラメータファイルにて再送方法を指定しておく方法があります。 ・再送(続きから) 再送要求電文により前回エラーが発生したデータ以降のデータを要求します。 ・開始 開始要求電文によりデータの1件目から要求します。 ・再送(1件目から) 再送要求電文によりデータの1件目から要求します。 [再送単位] データ受信時に何らかのエラーが発生した場合、「T-Link」を再起動することにより、再送処理をおこなうことができます。「再送単位」は、この場合の再送を要求する単位です。 データ送信時のエラーに対する再送処理は、相手ホストシステムから再送要求されるため、「再送単位」パラメータは意味を持ちません。 ・ファイル エラーが発生したファイルの先頭から再送要求します。 ・テキスト エラーが発生したテキストから再送要求します。 [強制再送] する/しない 受信に成功したファイルを再度受信する場合(受信ファイルを誤って削除した場合など)、相手ホストシステムの仕様によっては、”再送要求”しか受け付けない場合があります。このような場合、この「強制再送する」を選択することにより、再度受信できます。 ※相手ホストシステムで二重転送防止のチェックをおこなっている場合に、再送要求で再送することができます。 [次プログラム名] 1伝送単位処理終了後にプログラム名と引数を指定して起動することができます。 指定できるプログラムは1つだけです。

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[次プログラム起動設定] 設定した「次プログラム名」を起動する際の条件を設定します。 ・正常終了時 ファイル転送が正常終了した場合のみ、次プログラムを起動します。 ・常に起動 ファイル転送の結果(正常または異常)に関わらず、次プログラムを起動します。次プログラム起動時に、エラー番号が最後の引数として渡されますので、次プログラムでこのエラー番号を参照して、後処理をカスタマイズすることも可能です。 [ファイルなし通知時の処理] 「T-Link」から受信要求したホスト側のファイルにレコードが1件も存在しない場合、相手ホストシステムからファイルなし(処理結果コード=0x17)が通知されます。 この場合の処理を設定します。 ・正常終了/異常終了 正常終了として扱うか、異常終了として扱うか(ファイル転送は継続できません)を選択します。 ・受信ファイルをクリアする/クリアしない 受信ファイルをクリアするかしないかを選択します。 「受信ファイルをクリアする」を選択すると、 ローカルファイルが受信前に存在していた場合: ローカルファイルのサイズは 0バイトにクリアされます。 ローカルファイルが受信前に存在していなかった場合: サイズ 0バイトのローカルファイルが作成されます。 ・転送を終了する 転送を終了するかしないか否かを選択します。 「転送を終了する」を選択した場合、ファイル転送を終了して、次に指定されたファイルの転送はおこなわれません。

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・ヒストリ表示ツール 転送結果や運転日付、転送件数等の履歴内容を確認することができます。ヒストリ表示ツールは、INI 形式にて出力されたヒストリを表示することができます。 ヒストリ出力の有無は、環境設定ツールにて設定します。

サンプル画像:[ヒストリ表示ツール画面]

[ヒストリ日付画面] 転送日付一覧が表示されますので、この中から表示したい日付を選択します。 [ヒストリ一覧画面] 「ヒストリ日付画面」で選択した日付のヒストリ一覧画面が表示されます。

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[詳細表示画面] 「ヒストリ一覧画面」で選択した転送結果の詳細が表示されます。 [パラメータ表示画面] 「詳細表示画面」で表示している転送結果で使用した情報(パラメータ)が表示されます。 [ヒストリファイル自動削除] ヒストリファイルの保存日数を指定することにより、指定した保存日数を超えると、余分なヒストリファイルを古い順から自動的に削除することができます。

・オンラインヘルプ 機能や操作方法、パラメータの解説等を画面上で参照できます。 ・リモートコントロール LAN接続された別の端末から、離れた場所にあるT-Linkの操作を実現します。 ・スケジューラ 指定した時間に指定したプログラムを起動することができます。 このスケジューラを利用することにより、T-Linkの自動運転(指定した日時に、指定したパラメータファイルで転送を開始)が可能になります。

●その他

・プログラム起動 ファイル転送終了後に指定したプログラムを起動することができます。 起動するプログラムの設定は、パラメータ設定ツールにて設定します。

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T-Link動作環境 T-Link動作環境

対応機種 Express5800/100 シリーズ

対応OS Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition(32bit)

Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard Edition(32bit)

Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition(32bit)

Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition(32bit)

注 1)Microsoft Windows Server 2008 には制限付きで対応いたします。

・NEC 営業に個別対応依頼を行ってください。

・対象となる製品は T-Link Ver3.0(UL1110-303) です。

・Windows Server 2008 上では、T-Server が提供する各ツールのヘルプ機能

が動作しません。

・対象となる Windows Server2008 は以下となります。

Microsoft Windows Server 2008 Standard(32bit)

Microsoft Windows Server 2008 Enterprise(32bit)

Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard ※WOW64 上での動作(*1)

Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise ※WOW64 上での動作(*1)

*1 Windows Server 2008 R2 に対応する場合,T-Link の API を利用する利

用者プログラムも WOW64 上で動作する必要があります。

注 2)仮想化環境には対応しておりません。

メモリ 約 3MB 以上

ハードディスク 約 8MB 以上

通信回線 電話型公衆回線

ISDN 回線

LAN 回線(*2)

*2)全銀 TCP/IP 手順の適用範囲外ですが、動作可能です。

伝送制御手順 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順)/拡張 Z 手順 (注 1)

・全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)

T-Link for PC 動作環境

対応機種 PC98-NX シリーズ、PC9800 シリーズ、PC/AT 互換機

対応OS Microsoft Windows XP Professional Edition(32bit)

注)仮想化環境には対応しておりません。

メモリ 約 3MB 以上

ハードディスク 約 8MB 以上

通信回線 電話型公衆回線

ISDN 回線

LAN 回線(*1)

*1)全銀 TCP/IP 手順の適用範囲外ですが、動作可能です。

伝送制御手順 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順)/拡張 Z 手順 (注 1)

・全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)

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注1) 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順) 「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順)」は、全銀協ベーシック手順仕様のプロトコルを、TCP/IP 上で実現した手順です。 全銀協ベーシック手順には、以下のように3種類の仕様があります。

T-Link は、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順)」中の「全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)」に準拠したソフトです。他のプロトコルに準拠した対向ホストとは通信することができません。

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T-Link価格

型名 品名 希望小売価格 月額標準 サポート料金

UL1110-303 T-Link Ver3.0 100,000 円 1,300 円 UL0110-303 T-Link for PC Ver3.0 100,000 円 1,300 円

[添付マニュアル] T-Link 「T-Link Ver3.0ユーザーズマニュアル」

T-Link for PC 「T-Link for PC Ver3.0ユーザーズマニュアル」 NECでは本ソフトウェア製品をより一層ご活用いただくために、PP・サポートサービスをご用意しております。万が一の時、疑問点を解決したい時にタイムリーにお応えします。 また、バージョンアップ/アップデート物件のご提供や各種情報のご案内も行っております。 詳細はhttp://support.pf.nec.co.jp/View.aspx?id=3030100025 をご覧ください。

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T-Link関連製品 ●全銀協 TCP/IP 手順に準拠したプロダクト ・T-Server

全銀協 TCP/IP 手順によるファイル転送を行う際の「ホスト」側の機能を実現します。 全銀協 TCP/IP 手順に準拠する「端末」側の機能を持つシステム(T-Link 等)と TCP/IP 通信でファイルの転送を行うソフトウェアです。 詳細は http://www.pfnavi.nec.co.jp/products/sw/tserver/ をご覧ください。

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T-Link注意事項

注意事項

●「T-Link」注意事項 ・格納ディレクトリについて インストールしたファイルは、すべて同一ディレクトリに格納してください。また、インストール後に、格納ディレクトリを移動しないでください。ディレクトリを変更する場合は、インストールで作成されたファイルやディレクトリを全て削除した後、再インストールしてください。

・システムファイルについて システムファイルとして次のファイルを使用します。 環境設定ファイル(TFBFT.ini) メッセージファイル(TFBFT.msg) パラメータファイル(xxxxxxxx.ttp)… 下線部は,ユーザ指定 ヒストリファイル(INI形式)(yyyymmdd.tth) … 下線部は,転送年月日 ヒストリファイル(CSV形式)(TTyyyymmdd.csv)… 下線部は,転送年月日

環境設定ファイル、パラメータファイル、ヒストリファイル(INI 形式)は、それぞれ編集または表示するためのツールが用意されています(メッセージファイルは,編集する必要はありません)。 CSV 形式以外のファイルをテキストエディタなどで編集しないでください。編集した場合,それ以降の動作は保障されません。

・簡易転送時のオペレータ介入について 簡易転送では、指定するパラメータファイルで「再起動時の自動復旧」を“オペレータ介入する”と設定しても、オペレータの介入はできません。このような設定のときに、前回の転送が異常終了していた場合には、次の転送の要求方法を自動的に“前回の続きから”とします。

・ファイル受信時の“ファイルなし”について ファイル受信時に、ホストから“ファイルなし”を通知された場合、モード変更要求ができる状況でも閉局します。「ファイルなし通知時の終了状態」で“転送を終了する”のチェックボックスがオフの場合は開局要求をおこない、処理を継続しますが、チェックがオンにした場合は処理を終了します。

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・最大テキスト数について 一度に転送できる1ファイルのテキスト数は、1~65,535 までです。これ以上のテキストがある場合は複数回に分けて転送してください。

・テキスト長について テキスト長(TTC+情報部)は,最大 32,700 バイトまで設定可能です。最大レコード長は32,695 バイトまでとなります(拡張 Z手順の場合)。

・ファイルの破棄基準について 全銀協手順では,ファイルの破棄基準は,「1伝送単位中の開局要求電文から閉局回答電文までのすべての制御電文が正常に処理された場合以外は,送受信されたすべてのファイルを破棄する」となっていますが,「T-Link」では,送受信済みファイルを破棄しません。必要であれば利用者側で破棄してください。

・ヒストリファイル格納ディレクトリの変更について 一度設定した「ヒストリファイル格納ディレクトリ」を変更すると,変更前のディレクトリにあるヒストリは表示できなくなります。

・パラメータファイル名の入力について パラメータファイル名として入力できる文字数は,フルパスで最大127桁です。[パラメータ設定]ツールや,ファイル転送画面でファイル名のみ入力すると,「パラメータファイル格納ディレクトリ」,または「T-Link」をインストールしたディレクトリと連結されフルパスで表示されますが,フルパスが127桁を越えた場合、それ以降のファイル名は切り捨てられます。

・スケジューラについて スケジュール情報で,追加/変更/削除を行った場合は,一旦スケジューラを停止して開始しなおして下さい。

・リモートコントロールについて リモートサーバおよびEDIサービスの起動アカウントは,「コントロールパネル」→「サービス」アプレットで変更することができます。

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T-Link/T-Link for PC カタログ

発行元 NEC

システムソフトウェア事業部

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