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Cisco Service Control Management SOL-21080-02-J

A

P P E N D I X E Veritas Cluster Server

概要この章では、Subscriber Manager(SM)クラスタ インストールにおける Veritas Cluster Server

(VCS)設定に関する基本的なガイドラインについて説明します。この章は VCS 環境に関する基本的

な知識があることを前提とし、VCS ユーザ ガイドの代わりとなるものではありません。クラスタや SM クラスタ エージェントのインストールについては説明しません。

VCS のソフトウェア システム要件とハードウェア システム要件が示されます。また、VCS 設定ツー

ルを使用して SM クラスタを設定する方法が体系的に説明されています。ほとんどの例では Java Veritas Manager の GUI を使用していますが、操作は Veritas コマンドライン ユーティリティを使用し

て行うこともできます。

SM は、Veritas Cluster Server バージョン 3.5、4.1、および 5(Solaris マシンの場合)と Veritas Cluster Server バージョン 2.2、4.1、および 5.0(Red-Hat Linux マシンの場合)をサポートします。

• 「Veritas Cluster Server に関する情報」(P.E-1)

• 「SM クラスタ リソースの設定方法」(P.E-5)

• 「SM クラスタ リソースの追加方法」(P.E-11)

• 「役に立つ操作」(P.E-17)

• 「リソースのリンク」(P.E-21)

• 「サービス グループがオンラインであることを確認」(P.E-22)

• 「SNMP サポート」(P.E-22)

• 「SnmpConsole アトリビュートの設定方法」(P.E-25)

• 「例」(P.E-26)

Veritas Cluster Server に関する情報• 「Veritas Cluster Server のシステム要件」(P.E-2)

• 「リモート サイト上の Veritas Cluster Server ノード」(P.E-2)

• 「レプリケーション設定のガイドライン」(P.E-3)

E-1uite Subscriber Manager ユーザ ガイド

付録 E Veritas Cluster Server Veritas Cluster Server のシステム要件

Veritas Cluster Server のシステム要件

参考までに、Symantec 社の Web サイトに記載されている Veritas Cluster Server のシステム要件を次に

示します。

http://www.symantec.com/

• サポート対象プラットフォーム:

Sun Solaris 9、10

Red Hat Linux 4.0、5.0

• ネットワーク:

パブリック ネットワーク:10 MB/100 MB/ギガビット イーサネット

プライベート ネットワーク:10 MB/100 MB/ギガビット イーサネット

• イーサネット コントローラ:

1 つのシステムごとに最低 3 つの独立したイーサネット接続が必要

• メモリ:

各 Veritas Cluster Server システムには最低 128 MB の RAM が必要(256 MB の RAM を推奨)

• サポート対象サーバ ハードウェア:

最新の認定サーバ ハードウェアのリストについては、

http://www.symantec.com/business/support/index.jsp を参照するか、Symantec 社の営業担当者に

ご連絡ください。

– Sun Solaris 9、10

– Red Hat Linux 4.0、5.0

• サポート対象ストレージ ハードウェア:

最新の認定ストレージ ハードウェアのリストについては、

http://www.symantec.com/business/support/index.jsp を参照するか、Symantec 社の営業担当者に

ご連絡ください。

– Sun

– Red Hat Linux

リモート サイト上の Veritas Cluster Server ノード

ハートビート リンクは、Low Latency Transport(LLT)イーサネット /dlpi プロトコルを使用します。

また、ハートビート リンクはイーサネット ブロードキャストを使用し、同じブロードキャスト ネット

ワーク上に存在する必要があります。ハートビート リンクごとに異なるレイヤ 2 スイッチがサポート

されます。距離の制限はパフォーマンスに基づきます。クラスタの距離は複数の要因によって決まりま

す。LLT の主要な要因はネットワーク接続と遅延です。LLT には、最大ラウンドトリップ時間が 500 ミリ秒の直接レイヤ 2 低遅延接続が必要です。大規模なキャンパス クラスタや大都市地域クラスタは、

ハートビートに対して完全に異なる 2 つのパスを提供して、単一の光ファイバまたはファイバ バンド

ルの障害によりハートビート リンクが失われないよう慎重に設計する必要があります。

データベース レプリケーション ネットワークはトランスポートとして IP を使用しますが、ノード間に

は加入者データ レプリケーションのために最低 10Mbps の速度の、2 つの異なる接続パスが必要です。

ノードがお互いにかなり離れている SM クラスタ設定を計画している場合は、Veritas のサポートにご

連絡ください。

E-2Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server レプリケーション設定のガイドライン

レプリケーション設定のガイドライン

• 「レプリケーション スキームの設定」(P.E-3)

• 「レプリケーション ネットワークの設定」(P.E-3)

• 「Veritas Cluster Server 設定のガイドライン」(P.E-5)

レプリケーション スキームの設定

レプリケーション ネットワークが設定されたら(「レプリケーション ネットワークの設定」を参照)、

レプリケーション スキームをデータベースに対して設定する必要があります。レプリケーション スキームの設定は、p3db Command Line Utility(CLU; コマンド ライン ユーティリティ)を使用して実

行します。

>p3db --set-rep-scheme

この操作により、データベースがすべての加入者データ アップデートをピア マシンに送信するよう設

定されます。

既存のレプリケーション スキームがすでに設定されているのが原因で設定操作に失敗した場合は、次

の CLU を実行して以前のレプリケーション スキームをドロップし、新しいスキームを設定します。

>p3db --drop-rep-scheme

レプリケーション エージェントの VCS エージェントを設定および実行するか、p3db --rep-start CLU を実行すると、レプリケーション エージェントが作業を開始します。

レプリケーション ネットワークの設定

クラスタの 2 つの SM 間にあるレプリケーション プライベート ネットワークの設定は慎重に計画する

必要があります。この項では、設定を実行する場合の一部のガイドラインについて説明します。

TimesTen レプリケーション エージェントはホスト名を使用して 2 つのレプリケーション NIC 間で

フェールオーバーを実装します。エージェントは、提供されたホスト名の最初の IP アドレスを使用し

て他のエージェントに接続します。接続が失敗し、最初の IP で接続を再確立できない場合、レプリ

ケーション エージェントはこのホスト名に割り当てられた次の IP アドレスを試します。

/etc/hosts ファイルを編集してホスト名を IP アドレスに割り当てます。

レプリケーションのホスト名として、事前に定義されたホスト名である SM_REP1 と SM_REP2 を使用

する必要があります。

(注) OS コンフィギュレーション ファイルで、ネーム サーバを使用する前に /etc/hosts ファイルが使用され

ることを確認します。

E-3Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server レプリケーション設定のガイドライン

例:

図 E-1 は、レプリケーション ネットワーク例を示しています。

図 E-1 Veritas ネットワーク レプリケーションの構成

上記の図で示されたレプリケーション ネットワークを設定するには、次のいずれかの作業を行います。

• 各レプリケーション NIC の IP アドレスを設定します(各 NIC は異なるネットワークに存在しま

す)。この例では、Machine1 のレプリケーション NIC の IP アドレスは 10.1.1.1 と 10.2.1.1 です。

• ホスト名 SM_REP1 を両方のローカル レプリケーション NIC IP アドレスに割り当てます。この例

では、ホスト名 SM_REP1 は、Machine1 のレプリケーション NIC の IP アドレスに割り当てられ

ます。/etc/hosts ファイルで、ローカルのホスト名(Machine1)をローカルのレプリケーション NIC に割り当てるようにします。ローカルのホスト名を含む行の間に空の行が存在しないようにし

てください。

• ホスト名 SM_REP2 を両方のリモート レプリケーション NIC IP アドレスに割り当てます。この例

では、ホスト名 SM_REP2 は、Machine2 のレプリケーション NIC の IP アドレスに割り当てられ

ます。

• Machine1 の /etc/hosts ファイルは次のようになります。

127.0.0.1 localhost1.1.1.1 Machine1 loghost10.1.1.1 Machine1 SM_REP1 REP_1_NIC_110.2.1.1 Machine1 SM_REP1 REP_1_NIC_210.1.1.2 SM_REP2 REP_2_NIC_110.2.1.2 SM_REP2 REP_2_NIC_2

• Machine2 の /etc/hosts ファイルは次のようになります。

127.0.0.1 localhost1.1.2.1 Machine2 loghost10.1.1.2 Machine2 SM_REP2 REP_2_NIC_110.2.1.2 Machine2 SM_REP2 REP_2_NIC_210.1.1.1 SM_REP1 REP_1_NIC_110.2.1.1 SM_REP1 REP_1_NIC_2

VIP 1.1.3.1

10.1.1.1 10.1.1.2

10.2.1.1 10.2.1.2

SM_REP1 SM_REP2

1 2

1.1.1.11.1.1.2

1.1.2.21.1.2.1

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E-4Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server SM クラスタ リソースの設定方法

(注) プライマリ マシンとセカンダリ マシンの両方で /etc/hosts ファイルを設定する場合は、特定のホスト

のすべてのエントリを順番に指定する必要があります。これは、レプリケーションの冗長性を実現する

ために各マシンに 2 つの NIC を設置する場合に特に重要です。

(注) DNS または他のいずれかのネーム サービス処理を実行する前にシステムが /etc/hosts ファイルを使用

するようにします。

Veritas Cluster Server 設定のガイドライン

以降の手順では、VCS の設定が開始される前に次の操作が実行されたと仮定しています。

• 両方のマシンへの VCS のインストール。このインストール中に以下のことが行われます。

– 各マシンに VCS 設定のシステム名として使用されるホスト名が割り当てられます。

– マシンはお互いのホスト名を認識するよう設定されます。

• クラスタに IP アドレスが割り当てられます(これ以降は「クラスタの IP」と呼びます)。

• SM と TimesTen データベースが両方のマシンにインストールされます。

• SM VCS エージェントが各マシンにインストールされます。

• VCS マネージャ Java コンソールが管理者 PC にインストールされます。

SM クラスタでは、2 つの SM マシンが完全な冗長性を実現した状態でお互いに接続されていることに

注意してください。接続では 4 つのケーブルが使用されます。2 つは VCS ハートビート メカニズム用

であり、残りの 2 つは TimesTen データベースのレプリケーション メカニズム用です。各マシンは、2 つの冗長な NIC のいずれかを使用してネットワークに接続されます。クラスタにアクセスするには、

VCS によって管理された仮想 IP であるクラスタ IP アドレスを使用する必要があります。管理作業の

ために各マシンのローカル IP アドレスを使用する必要があります。

SM クラスタ リソースの設定方法VCS で SM クラスタ リソースを設定するには、次の項で説明された手順を実行します。

• 「クラスタの追加」(P.E-6)

• 「サービス グループの追加」(P.E-7)

• 「auto-start の設定」(P.E-8)

E-5Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server クラスタの追加

クラスタの追加

ステップ 1 [Start] > [Programs] > [Veritas Cluster Manager] > [Cluster Manager (Java console)] を選択して、VCS クラスタ マネージャ Java コンソールを開きます。

ステップ 2 [File] > [New Cluster] を選択して新しいクラスタを追加します(図 E-2)。

図 E-2 Cluster Monitor:[New Cluster]

ステップ 3 クラスタを設定します(図 E-3)。

図 E-3 クラスタの追加

• クラスタ エイリアス:クラスタ名

• ホスト名:マシンの IP アドレスまたはホスト名のいずれか

ステップ 4 クラスタにログインします。

E-6Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server サービス グループの追加

サービス グループの追加

ステップ 1 クラスタ エクスプローラのサービス グループ タブでクラスタを右クリックし、[Add Service Group] を選択します。

[Add Service Group] ウィンドウが表示されます(図 E-4)。

図 E-4 サービス グループの追加

ステップ 2 サービス グループの名前を入力します。

ステップ 3 サービス グループの一部として 2 つのマシンを追加し、クラスタ内での優先度を定義します。

ステップ 4 [OK] をクリックします。

E-7Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server auto-start の設定

auto-start の設定

この項では、両方のノードのブート後に開始するマシンを定義する auto-start パラメータの設定方法

について説明します。これらのパラメータが設定されていない場合は、両方のノードのブート時にクラ

スタがオフラインのままになります。

ステップ 1 サービス グループ画面で [Show All Attributes] をクリックします。

ステップ 2 AutoStartList で両方のノードが定義されていることを確認します(図 E-5 および図 E-6)。

図 E-5 AutoStartList

図 E-6 AutoStartList の値

E-8Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server auto-start の設定

ステップ 3 AutoStartPolicy パラメータを定義して開始するノードを指定します(図 E-7 および図 E-8)。

図 E-7 AutoStartPolicy

図 E-8 AutoStartPolicy の値

E-9Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server auto-start の設定

ステップ 4 AutoStart パラメータが true に設定されていることを確認します。false の場合は、両方のノードがス

タンバイとして開始されます(図 E-9 および図 E-10)。

図 E-9 AutoStart

図 E-10 AutoStart の値

E-10Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server SM クラスタ リソースの追加方法

SM クラスタ リソースの追加方法この項では、さまざまな SM クラスタ リソースの追加方法について説明します。

• 「リソースの追加:一般的なガイドライン」(P.E-11)

• 「ネットワーク NIC の追加」(P.E-12)

• 「ネットワーク VIP の追加」(P.E-13)

• 「SM リソースの追加」(P.E-14)

• 「TimesTen Daemon リソースの追加」(P.E-15)

• 「TimesTen レプリケーション エージェント リソースの追加」(P.E-16)

リソースの追加:一般的なガイドライン

ステップ 1 サービス グループの右クリック メニューから、[Add Resource] をクリックします(図 E-11)。

図 E-11 リソースの追加:一般的なガイドライン

[Add Resource] 画面が表示されます(図 E-12)。

図 E-12 MultiNICA リソースの追加:MultiNICA を選択

E-11Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server ネットワーク NIC の追加

ステップ 2 [Add Resource] 画面の [Resource Type] ドロップダウン リストで、リソース タイプを選択し、リソー

スに名前を付けます。

ステップ 3 必要なアトリビュートを設定します。

ステップ 4 作業が完了したら、[OK] をクリックします。

ネットワーク NIC の追加

Veritas により仮想 IP がオンラインのクラスタの要素に自動的にプッシュされるため、ネットワーク NIC の設定が必要になります。

ステップ 1 ネットワーク接続に使用する 2 つのネットワーク インターフェイスを決定します。

ステップ 2 Network-NICs という名前の MultiNICA リソースをサービス グループに追加します。

ステップ 3 Device パラメータと NetMask パラメータを定義します。

• Device:KEY カラムにネットワーク NIC の名前を入力し、対応する IP アドレスを VALUE 列に

入力します。

(注) IP アドレスは各マシンで異なるため、LOCAL オプションを使用し、各マシンを別々に設定します。

次の例では、bge0 と bge3 がネットワーク NIC です(図 E-13)。

図 E-13 ネットワーク NIC の追加:Device アトリビュート

E-12Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server ネットワーク VIP の追加

• NetMask:該当するネットワーク マスクを割り当てます。たとえば、ネットワーク マスクとして 255.255.255.255 を定義できます(図 E-14)。

図 E-14 ネットワーク NIC の追加:NetMask アトリビュート

ステップ 4 リソースの [Enabled] アトリビュートと [Critical] アトリビュートをクリックします(図 E-15)。

図 E-15 ネットワーク NIC の追加:アトリビュートの設定

ネットワーク VIP の追加

Veritas により仮想 IP がオンラインのクラスタの要素で自動的に設定されるため、ネットワーク VIP の設定が必要になります。

ステップ 1 クラスタの IP アドレスを決定します。

ステップ 2 Network-VIP という名前の IPMultiNIC リソースをサービス グループに追加します。

E-13Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server SM リソースの追加

ステップ 3 Address パラメータ、NetMask パラメータ、および MultiNICAResName パラメータを定義します

(図 E-16)。

• Address:クラスタ IP アドレスを入力します。

• NetMask:この IP に使用するネットワーク マスクを入力します。

• MultiNICAResName:Network-NICs と入力し、該当する NIC を指定します。

図 E-16 ネットワーク VIP リソースの追加

ステップ 4 [Enabled] チェックボックスと [Critical] チェックボックスをオンにします。

図 E-15を参照してください。

SM リソースの追加

ステップ 1 ファイル /opt/VRTSvcs/bin/SubscriberManager/SubscriberManager.cf から SubscriberManager エージェントのタイプをインポートします。

ステップ 2 SM という名前の SubscriberManager リソースをサービス グループに追加します。

E-14Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server TimesTen Daemon リソースの追加

ステップ 3 SmBinPathName パラメータと SmDebugLevel パラメータを定義します(図 E-17)。

• SmBinPathName:SM インストール ディレクトリ以下の bin ディレクトリのパス(たとえば、

/opt/pcube/sm/server/bin/)を入力します。

• SmDebugLevel:デバッグ メッセージを表示するために 1 ~ 4 のいずれかの数字を入力します。デ

バッグ メッセージを無効にするには 0 を入力します。

図 E-17 SM リソースの追加

(注) 次のリソースを追加する場合は、[Critical] チェックボックスをオンにする必要があります。MultiNICANetwork-VIPSM-ClusterTimesTenDeamon

TimesTen Daemon リソースの追加

ステップ 1 ファイル /opt/VRTSvcs/bin/OnOnlyProcess/OnOnlyProcess.cf から OnOnlyProcess エージェントの

タイプをインポートします。

ステップ 2 TimesTenDaemon という名前の OnOnlyProcess リソースをサービス グループに追加します。

E-15Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server TimesTen レプリケーション エージェント リソースの追加

ステップ 3 OnlineCmd パラメータ、PathName パラメータ、および Arguments パラメータを定義します

(図 E-18)。

• OnlineCmd:TimesTen Daemon 起動コマンドの /etc/init.d/tt_pcubesm22 start を入力します。

• PathName:TimesTen Daemon プロセスのパス(たとえば、

/opt/pcube/lib/tt/TimesTen/pcubesm22/bin/timestend)を入力します。

• Arguments:引数を表示するには、マシンの次のコマンドを実行します。

ps –eaf | grep timestend

• たとえば、引数は -initfd 13 です。

図 E-18 TimesTenDaemon リソースの追加

TimesTen レプリケーション エージェント リソースの追加

ステップ 1 ファイル /opt/VRTSvcs/bin/TimesTenRep/TimesTenRep.cf から TimesTenRep エージェントのタイ

プをインポートします。

ステップ 2 ReplicationAgent という名前の TimesTenRep リソースをサービス グループに追加します。

E-16Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server 役に立つ操作

ステップ 3 TtBinPathName パラメータと TtDebugLevel パラメータを定義します(図 E-19)。

• TtBinPathName:TimesTen の bin ディレクトリのパス(たとえば、

/opt/pcube/lib/tt/TimesTen/pcubesm22/bin)を入力します。

• TtDebugLevel:デバッグ メッセージを表示するために 1 ~ 4 の範囲の数字を入力します。デバッ

グ メッセージを無効にするには 0 を入力します。

図 E-19 TimesTen レプリケーション エージェントの追加

(注) ReplicationAgent リソースの追加時に [Critical] チェックボックスがオフになっていることを

確認します。

役に立つ操作次の項では、VCS の管理に役に立つ操作について説明します。

• 「クラスタへのログイン」(P.E-18)

• 「設定の保存」(P.E-18)

• 「設定の完了」(P.E-18)

• 「タイプのインポート」(P.E-19)

E-17Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server クラスタへのログイン

クラスタへのログイン

クラスタを追加したら、クラスタにログインする必要があります。

ステップ 1 アイコンをクリックします。

ログイン ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 初期設定のユーザとパスワードでログインします。

初期設定のユーザは admin、最初のパスワードは password です。

設定の保存

VCS を終了する前に、設定を保存してください。保存しないと、設定が失われます。

ステップ 1 アイコンをクリックするか、または [File] > [Save Configuration] を選択します。

設定の完了

VCS を終了する前に、設定が完了していることを確認します。設定が読み取り /書き込みモードの状態

にある場合は、一部の操作(システムのリブートなど)に失敗したり、設定の矛盾が生じたりすること

があります。

ステップ 1 アイコンをクリックするか、または [File] > [Close Configuration] を選択します。

VCS を終了する前に、設定が完了していることを確認します。設定が読み取り /書き込みモードの状態

にある場合は、一部の操作(システムのリブートなど)に失敗したり、設定の矛盾が生じたりすること

があります。

E-18Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server タイプのインポート

タイプのインポート

SM Veritas エージェントを設定するには、最初にこれらのエージェントのタイプ ファイルをインポー

トする必要があります。

ステップ 1 [File] メニューから [Import Types] を選択します。

ナビゲーション ウィンドウが表示されます(図 E-20)。

図 E-20 タイプのインポート

このウィンドウでは、クラスタシステムのいずれかのファイル システムをナビゲートできます

(図 E-21)。

ステップ 2 /opt/VRTSvcs/bin/<agent-dir> 以下のエージェント ディレクトリに移動します。

エージェント ディレクトリには .cf 拡張子を持つファイルが存在します。

図 E-21 タイプのインポート:ファイルの選択

E-19Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server タイプのインポート

ステップ 3 .cf 拡張子を持つファイルを選択します。

リソース パラメータが図 E-22 に示されています。

図 E-22 タイプのインポート:リソース パラメータ

E-20Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server リソースのリンク

リソースのリンクリソースをリンクすると、オンラインとオフラインになる順序が定義されます。リソースの初期化と

シャットダウンの順序が定義されます。たとえば、ネットワーク VIP リソースは、ネットワーク NIC リソースが設定されるまで初期化プロセスを開始しません(その逆に、ネットワーク NIC リソースは、

ネットワーク VIP リソースが設定されるまで初期化プロセスを開始しません)。また、ネットワーク NIC エージェントのシャットダウン プロセスは、ネットワーク VIP エージェントがシャットダウン操

作を完了するまで開始されません。

ステップ 1 サービス グループを選択し、[Resources] タブをクリックします。

ステップ 2 2 つのリソースをリンクするには、1 つのリソースをクリックし、2 つ目のリソースに線を引き、2 つ目のリソースのアイコン上でクリックします。

最終的なリンクは図 E-23 で示されたようになります。

図 E-23 リンクされたリソース

E-21Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server サービス グループがオンラインであることを確認

サービス グループがオンラインであることを確認

ステップ 1 システムとリソース タイプに応じてすべてのリソースがオンライン /オフラインであることを確認しま

す。

(注) TimesTen Daemon、NIC、および TimesTen レプリケーション エージェントは、全システム上ですべ

てオンラインである必要があります。

スタータスは図 E-24 で示されたようになります。

図 E-24 サービス グループがオンラインであることを確認

SNMP サポートVCS では、リソースやシステムの障害などの重要なイベントをユーザに通知できます。このために、

VCS は、VCS からのメッセージの受信と SNMP コンソールへのこれらのメッセージの配信を有効に

する NotifierMngr エージェントを提供します。この項では、SNMP サポートを有効にするための NotifierMngr の設定について説明します。

• 「NotifierMngr の設定」(P.E-23)

• 「NotifierMngr リソースの追加」(P.E-23)

• 「NotifierMngr アトリビュートの設定」(P.E-24)

E-22Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server NotifierMngr の設定

NotifierMngr の設定

コマンド ラインまたは Cluster Manager Java Console のいずれかを使用して NotifierMngr を追加およ

び設定します。

コマンド ラインから起動した場合、Notifier は VCS が制御しないプロセスです。

最良の結果を得るために、VCS にバンドルされた NotifierMngr エージェントを使用して Notifier をア

ベイラビリティの高いサービス グループの一部として設定してください。この場合、Notifier をモニタ

したり、オンライン /オフラインの状態にしたりできます。

次の項では、Cluster Manager Java Console を使用した設定プロセスについて説明します。

NotifierMngr リソースの追加

ステップ 1 Notifier という名前の NotifierMngr リソースをサービス グループに追加します(図 E-25)。

図 E-25 Notifier Manager リソースの追加:リソースの追加

[Add Resource] 画面が表示されます(図 E-26)。

図 E-26 Notifier Manager リソースの追加:NotifierMngr の選択

ステップ 2 [Add Resource] 画面でリソース タイプとして NotifierMngr を選択します。

E-23Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server NotifierMngr アトリビュートの設定

NotifierMngr アトリビュートの設定

NotifierMngr リソースを追加したら、そのアトリビュートを設定します。

ステップ 1 リソース タイプとして NotifierMngr を選択します。

[Properties View: Notifier] 画面が表示されます(図 E-27)。

図 E-27 Notifier Manager アトリビュートの設定

ステップ 2 SnmpConsoles パラメータ、SnmpdTrapPort パラメータ、および SnmpCommunity パラメータを定義

します。

• SnmpConsoles:SNMP マネージャのマシン名と SNMP マネージャに配信するメッセージの重要

度を指定します。メッセージの重要度は、Information、Warning、Error、および SevereError です。メッセージにいずれかの重要度を指定すると、その重要度以上のすべてのメッセージが配信さ

れます。

• SnmpdTrapPort:SNMP トラップが送信されるポートを指定します。複数の SNMP コンソールが

指定された場合は、このアトリビュートに指定された値がすべてのコンソールに使用されます。デ

フォルト値は 162 です。

• SnmpCommunity:SNMP マネージャのコミュニティ ID(文字列スカラ)を指定します。デフォ

ルト値は public です。

E-24Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server SnmpConsole アトリビュートの設定方法

SnmpConsole アトリビュートの設定方法SnmpConsole アトリビュートは、SNMP トラップの送信先の IP アドレスを指定します。各 IP アドレ

スには異なるトラップ重要度を指定できます(図 E-28)。

図 E-28 SNMP コンソール アトリビュートの設定

IPMultiNIC へのリンク

トラップの参照

NotifierMngr を追加および設定したら、設定された重要度に応じて、SnmpConsole アトリビュートで

設定された宛先にトラップが送信されます。

これらのトラップは、SNMP トラップ ビューア /MIB ブラウザ(たとえば、AdventNet MibBrowser)を使用して参照します。

トラップおよび重要度の詳細なリストについては、『VERITAS Cluster Server User Guide』の第 10 章を参照してください。

ステップ 1 リソース ビューアを使用して Notifier を Network-VIP リソースに接続し、VIP の後に Notifier がオン

ラインになるようにします。

詳細については、「TimesTen レプリケーション エージェント リソースの追加」の図 E-19 を参照して

ください。

E-25Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server 例

例図 E-29 は、クラスタが適切に設定され、すべてのリソースが動作している状況を示しています。

• 両方のマシンでネットワーク NIC、ReplicationAgent、および TimesTenDaemon がオンラインで

す。

• 現在アクティブな 2 つ目のマシンでネットワーク VIP と SM がオンラインです。

図 E-29 適切に設定されたクラスタ

図 E-30 は、一方(サーバ 1)の VCS が無効であるクラスタを示しています。この結果、次のことがわ

かります。

• GUI に PQB_AL_RACK27-HP3 が AutoDisabled であることが示されています。

• ReplicationAgent と TimesTenDaemon は、OnOnly プロセスとして設定されているため、両方の

マシンでオンラインです。

回復するには、/opt/VRTSvcs/bin/hastart コマンドを使用して「PQB_AL_RACK27-HP3」で VCS を起動する必要があります。

E-26Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

OL-21080-02-J

付録 E Veritas Cluster Server 例

図 E-30 不適切に設定されたクラスタ

E-27Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

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付録 E Veritas Cluster Server 例

E-28Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager ユーザ ガイド

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