What Are You So Scared Of? 2 これからの Information...

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SAMPLESAMPLESAMPLE

ムラオカ

MAY-ETETU★KIDKAORU米沢 彰荒金 良介出口 勇迅

棚田 真郷

Yuga

激ロック

これからの「メタル」の話をしよう

パンテーラ!パンテーラ!・・・・

ふとしです!えーと今日はですね、え?「どうせパンテラの話でしょ」って?何で分かったんですか!おっしゃる通り今日のテーマは PANTERA! でもね、PANTERAって僕の中ではいい意味で「メタル」じゃないんですよ。メタルというジャンルは結構歴史が長い方になってきたと思うんですけどこれだけ広がりながら続いてきたのって、節目節目でみんなが思っていた「メタル」をぶっ壊すようなバンドが出てきたからだと思うのです。メタルコアやスクリーモだって今となっては1ジャンルですがジャンルより先にまずバンドがある訳で。だから僕ジャンル分けは嫌いじゃないですがそこで議論が行われるのはあまり好きじゃないんです。正統派・亜種・亜流全てあってこそのメタルだと。音楽ってそういうものだって教えてくれたのはメタル、だから好きなんでしょうね。メタルって何回言うねん!〆夕ノレ!

で PANTERAって僕にそういう事を気づかせてくれたバンドの一つでした。ぶっちゃけはじめて聞いた時苦手だったんですね

(笑)。僕の中ではいわゆる90年代ニューヨークハードコアの始祖と言われていた事(今はあまり言われてないですね)と有名曲

「Walk」「This Love」のイメージが強くて・・・「テンポ遅いから嫌い」っていう分かりやすい理由で。ですがとある日サークルの先輩に「やってくれそうなボーカルお前くらいしかいないしパンテラやろう!」って誘っていただいて消去法かよって渋々やったんですがそこでコピーした「The Great Southern

Trendkill(邦題で「鎌首」っていうと渋い)」がもうかっこよくてかっこよくて!しかもかっこいいだけじゃなくてムズい!いまだにちゃんとできんです。ぶっちゃけボーカルって分かりやすくないとかっこよくないとかいう持論があったのですが完全に破壊されました。 今でも僕はテクニックは全然ダメだけど興味だけは持ってるのは本当にこのボーカル、フィリップ=アンセルモのおかげです。勿論、バンド全体が死ぬほどテクニカルなのですが。(ちなみにあのアニメ「秘密結社 鷹の爪」のフィリップのモデルはこの人です。試験出るで!)

こうして PANTERA にはまりアルバムを遡っていき自分に最も影響を与えてくれたのはなんとよりによって1st アルバム、中でもそのタイトルトラックである「Cowboys from Hell 」でした。本当に遡った甲斐がありました。当時、メタルコアやミクスチャーをすでに聞いていていわゆるデスボイスやクリーンボイスはじめさまざまな歌唱法をメタルに組み込むのってそれなりに新しい事だと思っていたのですがこの人は1990年に普通にやっていた、という事実に驚きました。本当、リアルタイムに触れていない物にこそ衝撃があったりするから文化って面白いなって。色々な声を使えてしかも全部かっこいい。これってちゃんとそれぞれの音楽から深い影響を受けていないとできない事です。最近のメタルほど分かりやすく声が分かれている訳ではありませんがそれだけに聞く度に新しい発見があります。

この PANTERA というバンドは他のパートにおいても同じッ感動を与えるらしくうちのギターのもらもここのギタリスト故ダイムバッグ=ダレルをフェイバリットとしてよく挙げます。そうなんですよ「故」なんですよ・・・。安らかに眠ってください。

いやなんか結構真面目になってしまいましたが僕お笑いの人じゃないですし!ただメタルはエンターテインメントであるという事は事実だと思いますので僕が PANTERA のそういう意味で好きな部分をご紹介して終わろうと思います。ご紹介したいのは「Cemetery Gates」!これ普通に PV にもなってるスルメ曲なんですけど最後ねフィリップが超絶ハイトーンで「ゲ~~ェイツ!」って叫ぶとダレルが「ぷぃ~~ん!」ってギターでおっかけてきてフィリップが更に高い声「ゲ~~ェイツ!」って叫んでダレルがまた「ぷぃ~~ん!」って追っかけてもうフィリップが更に高く

「ゲビィィィヤアアアアアアツ!」ダレル「ぷぅイイイイイイイイイーーーーン!!!!」でフェイドアウトっすよ?これ絶対笑いながら作ったでしょ!本当こういうの好きです。よく機材車内で真似してメンバーにうざがられますね。うざがってんじゃねーぞ!

あと超人気曲「Mouth For War」(和訳すると「口は災いのもと」ですね。気をつけま~ぶへ)を普段はドラマーをしている先輩が歌詞が分からないという理由(しかもなぜか全裸でした)で最初の「Revenge!!!」以外は「あじゃじゃじゃじゃ!!!」で歌っていて笑い過ぎて口が一時的本当に閉じなくなったのはいい思い出です。それでは今回はこのへんで!・・・パンテーラ!パンテーラ!

『BABYMETAL×キバオブアキバ』

NOW ON SALE!!>>

KIBA OF AKIBA OFFICIAL WEB SITE : kibaofakiba.comKIBA OF AKIBA OFFICIAL WEB SITE : kibaofakiba.com<第 1 回><第 3 回>

キバオブアキバ2008 年結成、オタイリッシュデスポップバンド。2011 年の 4 月、激ロック GIG vol.1 において衝撃のパフォーマンスを見せつけ、11 月には規格外の『ヲタイリッシュ缶バッヂ(CD 付き)』(CD はあくまでオマケ!)をリリースした彼ら。最新作は、“ アイドルとメタルの融合”で話題のBABYMETALとのスプリット!

ふとしの

ハロー、親愛なる激ロック読者のみんな!!

今月も私 Jenna が私と TONIGHT ALIVE の近況を

伝えるね。

私達は今ツアーだったり楽曲制作で大忙しで休む暇が

ほとんどないんだけど、むしろ今は毎日が楽しくて

しょうがないから不平や不満はまったくなくて幸せ

いっぱいって感じなの。最近は毎日ニュー・アルバム

の楽曲制作をしているから、私たちの新作を心待ちに

しているファンは楽しみにしていてね。

楽曲制作はもう既に 9 カ月近く行っていて、ずいぶ

んと形になってきたわ。『What Are You So

Scared Of ?』を制作してから色んな良いことも悪

いこともあったからそういったことをすべて詰め込ん

だものになる予定よ。

『What Are You So Scared Of ?』の話で言えば、

このアルバムが無事日本でもリリースされてすごく嬉

しいし、ホッとしているの。私たちは日本にすごく興

味があって前々から行ってみたい国の 1 つだったか

ら、来日公演が決まったって聞いた時はまるで夢のよ

うだったわ。日本でのライヴの日にちもかなり迫って

きてようやく本当に日本に行けるんだなって感じな

の。日本のみんなも私たちと同じように楽しみにして

いてくれたら嬉しいな。

これを書いている今もそうなんだけど、シドニーでは

最近雨の日がずっと続いているの。その分私の大好き

な“雨の日に聴く音楽”には良い機会だと言えるわね。

COPELAND の「You Are My Sunshine」、

LYDIA の「Illuminate」、DEATH CAB FOR

CUTIE の「Plans」なんかが私のお気に入りね。こ

れらの曲は何年も聴き続けているんだけど、いつまで

経っても飽きないし、聴くたびにすごく心を動かされ

るの。もし聴いたことなかったら雨の日に限らず素敵

な曲だからぜひ聴いてみてね。

もう少ししたら楽曲制作も落ち着いて、ちょっとだけ

休暇がもらえるの。ゆっくりするのも大事だけど、私

はやっぱりツアーでファンと触れ合ったり、バンドみ

んなで楽曲制作をしている時が一番幸せかな。これか

ら先またツアーが始まるけど、何よりも日本でライヴ

ができるのが本当に楽しみだわ! 6 月 5 日に

YOUNG GUNS と一緒に Shibuya Duo Music

Exchange, 6 日は私たちのヘッドライン・ショーが

原宿 Astro Hall で開催されるから是非見に来てね!

日本のみんなに会えるのを凄く楽しみにしているわ!

Jenna Xo

vol.2

ニュー・アルバムWhat Are You So Scared Of?

2012.3.28 ON SALE!!

ニュー・アルバムWhat Are You So Scared Of?

NOW ON SALE!!

Jenna McDougallオーストラリア・シドニー出身。地元では既に絶大な人気を誇る紅一点エモ / ポップ・パンク・バンド、TONIGHT ALIVEのヴォーカリスト。

ダークナイトライジング!最高だった!!正直ね、今回の作

品、前回のダークナイトを越えられるか

不安だったんです。ジョーカーのすさまじい狂気。これの上

を行く戦いなんてないだろうと。

でも、そんな不安は吹き飛んだ・・。さようならおれの勝手

な不安っ!!

今回のバットマン、男泣き!!バットマンも一人の人間な訳

で・・。

でもヒーローは本当の意味で強くなって帰ってくる!!

そしてこんな事を言っていた。「本当のヒーローは上着を子

供に着させてあげる身近な男だ」

あ~、かっこいい・・。ネタばれしないように書いたので意

味不明かもしれませんが、観てほしい!

音楽は巨匠ハンスジマー。泣きのメロディー。グッとくる。

ハンスジマーが作るメロディーが今回のバットマンにマッチ

し過ぎてて涙腺が緩む。

絶望感、恐怖、希望が入り混じる世界感が観てて飽きさせま

せん。

本当におすすめな映画なのでぜひ観て!前 2 作を、せめて

前作ダークナイトを観た後に行くとわかりやすいです。

最後に、最近「おおかみこどもの雨と雪」を観たり(最高だっ

たよ)、ダークナイトライジングを映画館で観て思った。

やっぱり映画館っていいね。しばらく行ってなかったけれど、

再確認した。また行こう。

[ coldrain ]2007 年結成。日米両国籍を持ち、極上のメロディと多彩なスキルを操るヴォーカル Masato、静と動を操る重厚なリズム隊、絡み合うテクニカルでエモーショナルなツインギター、ハイブリッドなサウンドと圧倒的ライヴ・パフォーマンスは、国内にとどまらず世界で勝負できるポテンシャルを秘めている。

←『Through Clarity』 NOW ON SALE!!

『ダークナイト ライジング』 う厳しいだろうと見る前は楽しみと同時に不安でしたが…余

裕でした。最強です。

映画が始まるとバットマンの世界にどっぷり引き込まれ、エ

ンドロールまで釘付けでした。

俺の中でのキャラポイントはジョセフ・ゴードン=レヴィッ

ト、アン・ハサウェイの2人。もともとアクション映画っぽ

い2人では無いんだけど、かなり良かった。

アン•ハサウェイのキャットウーマンなんて絶対合わないと

思ってたんだけどかなり好きでした。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットもなんか最初からかっこい

いんだよな。シリアスさは『インセプション』の流れがある

から分かるけど…なんかかっこいい。

ネタバレしちゃやばいけどスピンオフあるか?!笑

アメコミのシリアスなストーリーとアクション映画のバラン

スがすばらしい本当にいい作品です。

見たらなんか力もらえます。俺もちょっと強くなった気がし

ました。

見たこと無い人はこれを機に3作全部見てくださいね!!

ストーリー  ★★★★☆アクション  ★★★★★映像     ★★★★★音楽     ★★★★★アン・ハサウェイ ★★★★☆

Sugi レビュー

映像     ★★★★★ストーリー  ★★★★★キャラ    ★★★★★音楽     ★★★★★アクション  ★★★★★

Masato レビュー

2012年 | アメリカ / イギリス | 165分

監督:Christopher Nolan

キャスト:Christian Bale、

Tom Hardy、Anne Hathaway、

Michael Caine、Gary Oldman、

Morgan Freeman、Joseph

Gordon-Levitt 他

やっとこのコラムも劇場最新作に進出しました(笑)!!

最初からその予定だったのになかなかタイミングが合わなく

てね……

今回は本当に HOT な映画『ダークナイト ライジング』を

見てきました!!

『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に次ぐクリスト

ファー・ノーラン監督によるバットマンシリーズの 3 作目にして完結編。正直、前2作がやばすぎてこのシリーズのファンとしてはも

- EPISODE 6-

Vol.22やぁみんな。

カナダで過ごす最後の月を過ごしているよ。ここに来て 3 ヶ月になるが 2回雪が降ったよ。クレイジーだ。どのみちとても生産的な時間だった。THREAT SIGNAL の Jon Howard

(Vo)のスタジオで、Jon と共同でケベック州のバンドをプロデュースして、SOILWORK の新曲を 3 曲書いて、あとドレッサーを修理してペンキを塗り直して、フェニックス州へ行って新しいタトゥーを入れて、俺のためにカスタマイズされたスチール・ギターを作ってくれるギター職人と契約を取りつけて、はじめてフェンダーのテレキャスターを買って、毎週水曜日にチキンウィングを食べて、といろいろしたよ。とても複雑な活動の束だ。これでも半分も書いていないんだよ。

さっきも言ったように、俺はフェニックス州へ行ったんだ。メインの目的は2009 年に半年ほどここに住んでいた時以来、3 年ほど会っていなかった友達に会うためだ。俺はフェニックス州との関係を取り戻したかったんだ。幾つかの悲劇的なイベントもあそこで起きた。知識がないのにドリンクの中にクリスタル・メス(※興奮剤(覚醒剤)のひとつでアイス (ice) とも呼ばれ

やぁみんな。

カナダで過ごす最後の月を過ごしているよ。ここに来て 3 ヶ月になるが 2回雪が降ったよ。クレイジーだ。どのみちとても生産的な時間だった。THREAT SIGNAL の Jon Howard

(Vo)のスタジオで、Jon と共同でケベック州のバンドをプロデュースして、SOILWORK の新曲を 3 曲書いて、あとドレッサーを修理してペンキを塗り直して、フェニックス州へ行って新しいタトゥーを入れて、俺のためにカスタマイズされたスチール・ギターを作ってくれるギター職人と契約を取りつけて、はじめてフェンダーのテレキャスターを買って、毎週水曜日にチキンウィングを食べて、といろいろしたよ。とても複雑な活動の束だ。これでも半分も書いていないんだよ。

さっきも言ったように、俺はフェニックス州へ行ったんだ。メインの目的は2009 年に半年ほどここに住んでいた時以来、3 年ほど会っていなかった友達に会うためだ。俺はフェニックス州との関係を取り戻したかったんだ。幾つかの悲劇的なイベントもあそこで起きた。知識がないのにドリンクの中にクリスタル・メス(※興奮剤(覚醒剤)のひとつでアイス (ice) とも呼ばれ

る)を入れられ、トラウマになったんだ。俺はそこで何人かのサイコティックな人々に出会った。基本的に俺はあの場所についての気持ちを再び劇的なものへ戻したかったんだ。俺は本当にフェニックス州が好きで、湖畔で、とても美しく、スピリチュアルな場所なんだ。青い空と赤い山のコントラストが好きなんだ。サボテンと花、ヤシの木と日差しのような……。

悪い面もある。普段はしないようなことをしてしまうような街なんだ。それにも関わらず、ジェイ・ノーマンという NASCAR(※四輪市販車をベースに改造を施した車両(ストックカー)のレース)のレーサーの父親を含む、本当に良い友達がいる。ジェイはいつも俺に良くしてくれた。彼の息子が俺を呼んで“彼はダメだね”と言った時、俺の心を砕いたんだ。彼の心はだんだん弱くなっていっていたんだ。彼に再び会ってしばらくの時間を共に過ごしたいと強く思っていた。俺たちはある晩のディナーをセッティングした。彼はそこから 2 時間のところに住んでいて、あの晩以上に一緒の時間を過ごすことはできなかった。しかしながらジェイと、彼の家族と過ごした年月の中でも経験したことがなかったベストなディナーだったよ。ジェイはとても

る)を入れられ、トラウマになったんだ。俺はそこで何人かのサイコティックな人々に出会った。基本的に俺はあの場所についての気持ちを再び劇的なものへ戻したかったんだ。俺は本当にフェニックス州が好きで、湖畔で、とても美しく、スピリチュアルな場所なんだ。青い空と赤い山のコントラストが好きなんだ。サボテンと花、ヤシの木と日差しのような……。

悪い面もある。普段はしないようなことをしてしまうような街なんだ。それにも関わらず、ジェイ・ノーマンという NASCAR(※四輪市販車をベースに改造を施した車両(ストックカー)のレース)のレーサーの父親を含む、本当に良い友達がいる。ジェイはいつも俺に良くしてくれた。彼の息子が俺を呼んで“彼はダメだね”と言った時、俺の心を砕いたんだ。彼の心はだんだん弱くなっていっていたんだ。彼に再び会ってしばらくの時間を共に過ごしたいと強く思っていた。俺たちはある晩のディナーをセッティングした。彼はそこから 2 時間のところに住んでいて、あの晩以上に一緒の時間を過ごすことはできなかった。しかしながらジェイと、彼の家族と過ごした年月の中でも経験したことがなかったベストなディナーだったよ。ジェイはとても

シンプルな人で、おそらくヘヴィ・メタルも好きで、時々自分が思っている以上に彼のことが好きになれたらと思うんだ。彼はいつも笑みを浮かべていて、インスピレーションを与えてくれる人だ。

俺はフェニックス州の POW WOW へ行くこともアレンジした。Pow Wowは伝統的なインディアンのお祭りで、北米全土からインディアンが集まって、民族衣装を着て共に歌い踊るんだ。あっという間の時間だった。美しい極彩色な自前の民族衣装と強烈なダンス、真の人生経験だ。旅の最後を飾るのに完璧だった。フェニックス州は俺の第 2 のホームとは言わないまでも、いつでも第 3 のホームになるだろうね。またね!

乾杯!ビョーン“スピード”ストリッド

シンプルな人で、おそらくヘヴィ・メタルも好きで、時々自分が思っている以上に彼のことが好きになれたらと思うんだ。彼はいつも笑みを浮かべていて、インスピレーションを与えてくれる人だ。

俺はフェニックス州の POW WOW へ行くこともアレンジした。Pow Wowは伝統的なインディアンのお祭りで、北米全土からインディアンが集まって、民族衣装を着て共に歌い踊るんだ。あっという間の時間だった。美しい極彩色な自前の民族衣装と強烈なダンス、真の人生経験だ。旅の最後を飾るのに完璧だった。フェニックス州は俺の第 2 のホームとは言わないまでも、いつでも第 3 のホームになるだろうね。またね!

乾杯!ビョーン“スピード”ストリッド

Björn "Speed" Strid言わずと知れたスウェーデンが誇るエクストリーム・メタル・バンド「SOILWORK」のヴォーカリスト。2010 年、オリジナル・ギタリストPeter Wichersが復帰、再び史上最強の編成となって最新作『Panic Broadcast』をリリース。

ツアーをしながら家族との生活を大事にするのは、なかなか大変なことだ。この 2 つは対立関係にあるように思える。だけど、俺はこの 2 つをなんとか両立させるために最大限の努力をしているんだ。一番の問題になってくるのは“時間”だ。誰しも持っている時間は同じで限られていて、それを仕事、家族、個人の時間に振り分けないといけない。

俺の両親は共働きだったから子供の頃の生活は、朝に学校で車を降ろされて、学校が終わったらデイケアに行って、夕飯頃に両親が迎えに来て帰る、というものだった。家に帰ってから床に就くまでの時間は 2 時間。そのたった 2 時間が、平日に家族と過ごす時間だった。俺には今、子供が 3 人いて、少なくともこれよりはマシな状況を作ってあげたいと思っている。俺の場合は 1 年の半分は家にいないわけだから、残りの半年はできるだけ長い時間を家族のために使いたいと思っているし、それが凄く重要なことだと思っている。俺の生活のビジネス面でずっと過ごしているツアーから離れて家に戻る時が、俺にとっての自由時間となる。俺の AS I LAY DYING としての活動で時間を一番使うのはツアーで、それがほとんどだ。AUSTRIAN DEATH MACHINEの曲もほとんど AS I LAY DYING のツアー中に書くので、大体このツアーの期間が俺の仕事期間になる。

ここで俺が考えるのが長いツアーをいくつかに分ける作業だ。アメリカやヨーロッパのツアーが 6 週間から 8 週間の長さに設定されることは珍しいことではない。こういったツアーの際に俺がやっていることがいくつかある。まず、アメリカ国内でオフの日ができた場合は、メジャーな空港が近い場所なら家に飛行機で戻ることにしている。あまりツアー中にオフの日ができることはないが、月曜日や火曜日の夜にライヴをやってもあまり喜ばれないこともあって、オフになる場合もあるんだ。それから家族全員をツアーに同行させてしまうという手もある。例えば 6 週間のツアーの内、真ん中の1 週間家族を同行させる。そうすれば家族と離れている期間が 2 週

間半に短縮されるからね。この場合どうやって全員寝るかに頭を使うことになるが、ウチの子供たちは現在不便な状況も“アドベンチャー”として楽しめる年齢だから、ありがたい。俺の娘は 4 年間、児童養護施設に住んでいて、そこでベッドをシェアする生活をしていたから、バスの寝台をシェアすることは気にならないんだ。俺の奥さんと息子はラウンジをベッドエリアにすることで一時的に一緒に寝られるスペースを作ることができる。

それでももちろん家にいるみたいに快適に過ごすことはできない。そういう意味ではレコーディング期間は良い。サンディエゴにある自分のスタジオでレコーディングするから家にも近い。旅行を伴わないでバンド活動ができるのは素晴らしい。そういうことを別にしても、俺はクオリティが高い作品を作ることがツアーよりも良い、一番のバンドのプロモーションになると考えているんだ。今年、AS I LAY DYING は 2 年連続で新譜を発売することになっているし、近々 AUSTRIAN DEATH MACHINE の新譜の制作も計画している。

ミュージシャンでありながら家族との生活も成り立たせることは、もちろん経済的な負担も出て来る。主な理由は家族を呼び寄せたり、自分がツアー中に家に戻ったりするのに余計な飛行機代が必要になるからだ。ただ、この出費は自分がミュージシャンとして長くやっていくための投資だと思ってる。家族との時間を大切にしたいからという理由でバンドを辞める人の話をよく聞く。確かに普通にツアーをやっていたら家族と会う時間もなくなり、大変だ。俺は少し出費をして、多少面倒なこともやって、何とか家族との時間を作ることで、俺は 11 年間ミュージシャンとしての活動をしてきた。そのお蔭で燃え尽きることもなく、バランスを保ちながらやって来れている。ただこれも、家族やバンドメンバーの理解と協力があってこそ。それに昔ながらのハードワークと充分な準備があって初めて実行できるものなんだ。

★未公開エピソードあり!完全版は gekirock.com

2001 年、ヴォーカリストの Tim Lambesis を中心に結成。2010 年に最新作『The Powerless Rise』をリリースし、昨年 11 月には 10 周年記念盤『Decas』をリリース。LOUD PARK をはじめ、これまでに 4 度の来日経験を持つなど、ここ日本でも圧倒的人気を誇るメタルコア界の若き皇帝。

Photo by Meggan Lambesis

- 第 2 回 -- 第 2 回 -

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