20141024 情報処理学会cle-google apps-open

Preview:

DESCRIPTION

10月24日に情報処理学会CLE研究会で発表した内容です。

Citation preview

教育 ICT 基盤としてのGOOGLE APPS の活用実践

遠山緑生 田尻慎太郎 岩月基洋 岡本潤 白鳥成彦 横浜商科大学/ 嘉悦大学

自己紹介

横浜商科大学商学部経営情報学科 准教授

嘉悦大学 前 情報メディアセンター長

遠山 緑生

next@shodai.ac.jp, http://nor.10yama.jp/

Twitter:10yama, facebook: 名前で

3

Google Apps の利用経験から

1. 小規模な社会科学系大学で2. 本当に必要となる教育 ICT 基盤を3. 限られた運営体力で提供したい時

前のめりにGoogle Apps (SaaS)

を使ったら、どう役に立ったか

Agenda

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

嘉悦大学

1 キャンパス

2 学部(+1 研究科 )

1600 人

110 周年 /12 年目

嘉悦大学の概略 所在地: 東京都小平市 ビジネス系教育の 2 学部

経営経済学部 : 定員 200 ビジネス創造学部 : 定員 200

定員 400 人 ( 一学年 ) x 4 = 1600 人 大学院 ( ビジネス創造研究科 ) 修士 / 博士課程 ユーザ数 総計約 1,800 人

学生総数 :   約 1,600 人 専任教職員数 : 約 100 人 非常勤教員数 : 約 100 人

嘉悦大学のポジションと課題 比較的小規模なビジネス系大学

経営 / 経済 / 会計 / 法学などを主とした科目構成 実用ビジネスリテラシとしての ICT 教育を重視 偏差値は高くはない / 実質的全入 教育大学:大学院進学者は少なく、ほとんどが就職

ICT 基盤運営上の課題 限られた人的・資金的リソースでのサービス提供 専任技術者を確保する難しさ 一方で教育の質向上に必要なサービスの高度化

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

10

2007 〜 : ICT 基盤改革の課題

1. 教育内容改革 - 「実学」と ICT の実践的活用1. ICT リテラシ教育の全面的見直し2. アクティブラーニング・ PBL の全学的導入

2. 既存の大学 ICT 基盤が「使えない」

3. 学生教職員が総合的に使える情報共有基盤の必要性

背景 1: 教育内容の再考 (2008 〜 )

実学: 学生はどうやったら「本気で仕事に」大学で学んだリテラシを活用できるようになるか

考慮要件 デジタルネイティブ世代の学生 「社会人基礎力≒コミュ力」に対する社会的要請

大学に入ってきた学生が「不得意だが必要」な ICT リテラシ教育とは

幅広いアクティブラーニング・ PBL の導入とICT リテラシの実践的活用機会

そのための ICT環境基盤の再考

12

背景 2: 使えない大学 ICT 基盤

Google Apps 導入以前の状況 ( 〜 2007) 学生が

大学の提供する ICT 基盤(メール、ファイルサーバ )

をいやいや使っているか、全然使っていない

教職員が 信頼して使える情報共有のための ICT 基盤が

提供出来ない

なのに システム構築/運用コストはむしろ増加方向

13

背景 3: 学生教職員が総合的に使える情報共有基盤の必要 建て増しを続け、教育用・研究用・事務用

といった目的別の個別システムの乱立

課題 区別をつけてサービスを個別提供する

運用体力がない → 共用できるものはなるべく共用したい

学生 / 職員 / 教員という「立場を越えた」コラボレーションを阻害

捨てたもの

捨てたもの

デスクトップ PC が並んだパソコン教室

大学内でしか使えないオンプレミスサーバ

大学特有の環境・設定をなるべく排除

「パソコンの使い方」や「その資格」を主目的とした必修講義

2009 〜 : デジタルネイティブ世代を意識した ICT リテラシ教育 コンピュータとネットワーク を 教えない

           ICT で 教える

カリキュラム全体の目標 知的生産における ICT 活用リテラシの経験と習得

大人のコミュニケーションができるように アカデミック ビジネスリテラシとしての活用と・日常的な ICT 利用経験間のギャップを埋める

PCそのものの操作習得を目的としない 「能動的学習とコミュニケーション」が必要

アクティブラーニング・ PBL(Project-based learning) の全面的導入 2 年生以降の科目における PBL/ グループワーク グループワークを中心としたゼミ 「働ける大学」

HRC(Human Resource Center)オープンキャンパススタッフ

SA/TA ICT helpdesk 、図書館学生スタッフ

大学の理念「実学」の実践を支える ICT 基盤

新しい ICT 利用環境

教室環境から変える

KALC(Kaetsu Active Learning Classroom) BYOD機器によるコラボレーションを重視 マルチプロジェクタ+ホワイトボードスクリーン

無線 LAN と電源 教室以外での活動も増やす

新しい ICT 利用環境 SaaS(Google Apps) の積極活用

オープンな仕様、講義以外でも使う気になる UX コラボレーションの土台になる情報共有サービス

BYOD (Bring Your Own Device) 学生自身の PC とケータイを徹底的に利用 誰かのものではなく、自分のものを どこでも・いつでも

快適なインターネット利用環境 Active Learning のための教室整備 人的支援体制の整備

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

Q:

Google Apps について1. Drive/Docs なども含めて組織ドメインで

使っている2. Drive/Docs なども含めて個人で使っている3. Gmail のみを組織ドメインで使っている4. Gmail のみを個人で使っている5. 全く使っていない

Google Apps の代表的機能

Gmail ( メールシステム ) 容量潤沢、 SPAM ・ウィルス対策優秀な Web UI 、検索性

Google Drive 旧 Docs: Office スイート + フォーム機能 Web ストレージ + Dropbox に近い同期機能

Google Sites 簡易Web サイト機能

Google Calendar ( スケジューラ ) Google Groups

メーリングリスト+アーカイブ+アクセス制御 その他: Google+,YouTube,Blogger 等利用可

Google Apps の利点 グループウェア・情報共有系の機能が

一通りそろっている 似たようなサービス・ソフトは他にもある

基本的に全て Webベース

これら全てが大学のアカウントで使える マルチユーザ マルチデバイスな用途・環境・

だと優位性がかなり出てくる コラボレーションとコミュニケーションの基盤

現在の ICT 基盤システムの構成 Google Apps for Education Edition

メール・カレンダー・グループ etc… オンプレミス (42U ラック x 2 本強 )

学内 LAN機器 OSS on VMWare を主体としたサーバ群

認証サーバ・ファイルサーバ・学内用 Web サーバ パッケージソフト : 教務システム・図書館 OPAC

外部 VPS 公開用 Web サーバ

ユーザ管理システムの構成

オンプレミスサーバ

OpenLDAP

Linuxサーバ

LAN機器

radius

Windows

サーバPC 等

Samba

OSSTech 社Unicorn ID Manager

Google Apps

Provisioning API

Google 社サービス

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

28

Gmail以前 ( 〜 2007)の課題 オンプレミスの UNIXベースローカルサーバ 利用者として

受信容量・添付ファイルなどの制限高 稼働状態が安定性が欠ける

運営者として システム全体の老朽化 維持管理のコストが高すぎる 迷惑メール対策やクラッキング対策の高度化→ 運用知識の高度化に職員が対応できない

教育担当者として 「不合理なサービス」を学生に押しつける不毛感

29

発生していた状況

他にコミュニケーション手段があるのに

不毛なハードルを乗り越えてまで

大学のメールアドレスなんか使わない

以前 : 利用者に愛されない ICT 基盤の典型例

低い UX(User eXperience): 学生は「世間のサービス」の品質基準でみるが、

学内サーバのクオリティはそれ以下 検索しても出てこない利用バッドノウハウ 本学でのみ通用する「方言」的利用手順の不毛

さ キャンパス外では限定した利用しかできない

誰も本気で使っていない環境 大学のメールアドレスで学生・教員に連絡できない 外部とのメールによる業務が安心して行えない

「使いにくい」のもたらす悪循環 使いにくい・楽しくない・愛せない

活用されない 教育的効果も低くなる 学校の環境を使って活動する気にならない

環境自体の存在価値が薄くなり、より中途半端な扱いになる 新しいサービスの導入も遅れがち 保守運用コスト・ Secure なサービス維持も大変

Gmail 導入の評価 旧システムに比べて非常に高評価

大容量・安定・ SPAM対策・ WebUI 運用コストは圧倒的に低下 移行時の多少のトラブルを差し引いても

学生にも定着・利用頻度も向上 ユーザのアクティベート率は 100% 「学校のメールアドレス」を使うようになった 学生に愛される? 使われるシステム

教育担当者として 学生に使わせることに不毛感がない

2012秋 1 年生 メール利用頻度以前に比べると高い利用頻度

とはいえ、もはや LINE や facebook や twitter の方が連絡取りやすかったりもしますが

1 日に 5 回以上

1 日に数回程度

1 日に 1 回程度

2 日に 1 回程度

週に 2 , 3 回程度

週に 1 回程度

週に 1 回未満

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

17

58

86

57

52

18

15

「使う気になる UX の実現」の大事さ 世間のサービス並のサービスをきちんと提供 使える・信頼できる・使いやすい

活用する気になる 教育内容に組み込むことが容易になる 学校の環境を使って活動する気が生まれる

ICT 基盤全体の重要性が上がり、組織的により真っ当な運用が可能に 手に余らずに運用できるようになる 新しい機能の導入やサポートに人手が回せる

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

36

前提:情報共有基盤の必要性 「自由度の高い情報共有基盤」が必要

アクティブラーニング、 PBL学生・教員がグループで活動するのが前提の講義

小規模:元々教職員の職能分担が曖昧 「働ける大学」:学生も学校運営に参加

必要なさそうな状況 職員と学生・教員の共同作業があまりないケース 「演説型講義」だけやっている大学だったらそれほど要らない 必要なのは一方的な課題ファイル提出などの機能など

情報共有の必要性に気付く学生

PBL→ 学生自身がいろいろ足りないことに気づく 連絡を取る方法を重層的にしないといけない

ホウレンソウの必要性に気づく スケジュール管理・予定調整ができない 必要なファイルを誰かしか持っていない 様々な情報を集める必要 作った成果をみんなでまとめる場所が必要

問題に気づいたときに「これを使うといいよ」と言えるツールがGoogle Apps に揃っている

38

現状:活用ケース Sites:

学内部署単位の学生・教員向け告知・書式配布

講義の資料配付用ポータル Drive:

各種文書共有 講義内での学生間資料共同作成

Calendar: 学内会議室等施設の予約 職員部署毎のスケジュール管理 , 学事暦の共有

Forms の活用• 各種アンケートフォーム• 学生からの課題提出• 出席を兼ねた小課題

40

尖兵としての Gmail

Kaetsu Gmail を「普通にみんな使っている」

他の Google Apps サービスの利用ハードルが下がる

他の機能の有用性が上がり使われるようになる

Google Apps の利用拡大 導入時 ~: 他の機能も制限を設けず利用可

一部教員・学生による利用 積極的なサポートは行わないが、利用は止めない

2010 年 4 月〜 : 共有制御へのグループ機能の結合で利用機会拡大 導入当初になかった Google Groups 機能と

連動したアクセス制御が可能に アクセス制御に利用可能になった結果、他の機能 (Drive,Sites,Forms など )も利用シーン拡大

42

Google Apps の共有制御機能

Google Apps の共有制御機能 Google Apps 利用上最大の利点の一つ

単純で分かり易い UI でアクセス制御が可能

メールアドレス単位で、Google Apps スイートの情報共有管理ができる 「嘉悦大学の人」も可能

実用面・リテラシ教育として、「誰に何を見せていいのか」を利用者が意識しやすいのはとても重要

44

情報共有 / アクセス制御の対象

1. 個人単位でのメールアドレス指定共有2. 嘉悦大学の全利用者に対する共有3. 公式グループ

例: 事務部門・教員委員会・全教職員 情報メディアセンターで用意 管理システムで LDAP グループから自動同期

4. 非公式グループ 強制 Suffix (-g) を利用して区別 学生も含めて自由に作成可 クラス、ゼミなどは学生 SA や半公式に作成

45

組織単位での共有

46

Apps で代替廃止していったサービス 学内連絡用掲示板・カレンダー CGI 独自メーリングリストサービス 学生・教員用ファイルサーバサービス

学内 LAN からしかアクセスさせにくい 細かい共有制御ができない バッドノウハウが必要

Webホスティングサービス おおむね Google Apps の別サービスで代替可能 セキュアに維持するのが難しかった 本格的なサイトはどちらにせよ外部サービスが必要

47

学務運営用途における使い分け 教職員組織の学務運営における文書・情報共有▶限定的に利用

伝統的なオンプレミスシステムを併用 学内用ファイルサーバ・学務システムなど 学内 LAN に閉じた保守的運用

中間的な情報共有時は Drive, Sites が有効 非定型業務、ワーキンググループなどの

インフォーマルな情報共有 学生や非常勤講師なども交えた情報交換

48

学内専用オンプレミスサーバ Google Apps (Drive, Sites)

専任職員 (+ 教員 ) メイン

定型的業務 公式性が高い 組織内分掌が明確 より機密性高 中長期の保存が必要

学生や非常勤も含む 非定形業務 インフォーマル 組織を跨ぐ 共有対象者が多い 比較的短期間の利用

対象情報の特性による使い分け

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

全体評価

割と成功

51

2007 〜 : ICT 基盤改革の背景

1. 教育内容改革 - 「実学」と ICT の実践的活用1. ICT リテラシ教育の全面的見直し2. アクティブラーニング・ PBL の全学的導入

2. 既存の大学 ICT 基盤が「使えない」

3. 学生教職員が総合的に使える ICT 基盤の必要性

学生がより日常的に PC ・ネットを使うようになった

52http://blog.kaetsu-pr.net/ から

53

Google Apps の利用経験から

1. 小規模な社会科学系大学で2. 本当に必要となる教育 ICT 基盤を3. 限られた運営体力で提供したい時

前のめりにGoogle Apps (SaaS)

を使ったら、どう役に立ったか

「使う気になる UX の実現」の大事さ 世間のサービス並のサービスをきちんと提供 使える・信頼できる・使いやすい

活用する気になる 教育内容に組み込むことが容易になる 学校の環境を使って活動する気が生まれる

ICT 基盤全体の重要性が上がり、組織的により真っ当な運用が可能に 手に余らずに運用できるようになる 新しい機能の導入やサポートに人手が回せる

55

運営側の観点から 限られた人的・資金的リソースの中で実現でき

た 世間のサービス同等の UX の提供 以前より安定した ICT 基盤の提供 様々な情報共有機能の提供

人的・資金的リソースの再配分が可能に 人的・資金的なコストカットの実現 新しいサービスの提供 利用者へのサポートサービスの向上

56

まとめ : Google Apps で実現できたこと

1. 「世間並みのサービス」を提供出来る「使われるシステム」の実現

2. 実用的で有用な情報共有機能の提供

適切な費用対効果でこれらを実現

背景 嘉悦大学の概略 嘉悦大学における ICT 基盤改革 Google Apps と関連システムの構成

Google Apps の活用 観点 1: 「使われる」メールサービスの実現 観点 2: 情報共有基盤としての活用

導入の全体評価 : Google Apps はどう役に立ったか

今後に向けて : クラウドと大学「情シス」の役割

Agenda

58

「情シス」の長としての疑問

世間にこれだけコンシューマ向け ICT サービスがあるのに

教育用の ICT 基盤サービスを大学がわざわざ提供する意味はあるのか?

あるとすれば本当に必要なのは何か?

59

まとめ : Google Apps で実現できたこと

1. 「世間並みのサービス」を提供出来る「使われるシステム」の実現

2. 実用的で有用な情報共有機能の提供

適切な費用対効果でこれらを実現

60

まとめ : Google Apps で実現できたこと

1. 「世間並みのサービス」を提供出来る「使われるシステム」の実現

2. 実用的で有用な情報共有機能の提供

適切な費用対効果でこれらを実現

Google Apps でなくても可能?むしろ様々なサービスをオープンに利用できた方がいい

61

まとめ : Google Apps で実現できたこと

1. 「世間並みのサービス」を提供出来る「使われるシステム」の実現

2. 実用的で有用な情報共有機能の提供

適切な費用対効果でこれらを実現こちらはより本質的

今のところ Google Apps 最強

62

「情シス」の長としての疑問

世間にこれだけコンシューマ向け ICT サービスがあるのに

教育用の ICT 基盤サービスを大学がわざわざ提供する意味はあるのか?

あるとすれば本当に必要なのは何か?

63

「情シス」の長としての疑問

世間にこれだけコンシューマ向け ICT サービスがあるのに

教育用の ICT 基盤サービスを大学がわざわざ提供する意味はあるのか?

あるとすれば本当に必要なのは何か?

サービスの目利き+

大学構成員の ID とメンバーシップ管理

+その活用

サービスの目利き+大学構成員の ID とメンバーシップ管理 大学のアカウントの意味は?

「絶対誰にでもコンタクトできる共通手段としてのメールアカウント」としての価値

大学活動における普遍的な ID としての意義

情報共有制御に使える事が大事 コラボレーションしやすい基盤整備が重要 「グループメンバーシップの適切な管理」

を組み合わせることで、サービスが力を発揮する

65

大学とクラウドサービス : 今後の期待

「機能」は様々なサービスをオープンに結合 なるべく自前でサービスは構築しない システム構築力よりサービスの評価力とモニタ力 大学の状況にあった契約・利用体系 組織的なサービス選択基準のガイドライン

ID とメンバーシップ管理の各種サービス間連携 認証・認可連携機構の充実と普及

SAML, OAuth, OpenID Connect など より利用が容易な ID ・グループ管理サービス

IDaaS(Identity as a Service) などの形で

ご清聴ありがとうございましたお問い合わせ:

嘉悦大学 情報メディアセンター

imc@kaetsu.ac.jp http://imc.kaetsu.ac.jp/

横浜商科大学 遠山 緑生

next@shodai.ac.jp http://nor.10yama.net/

Twitter: 10yama / facebook : 名前