Amazon RDS (Relational Database Service) の概要説明

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Amazon RDS (Relational Database Service) の概要説明

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Amazon RDS

(Relational Database Service)

の概要説明

アマゾンデータ サービス ジャパン株式会社

エバンジェリスト / 技術推進部長

玉川 憲 (tamagawa@amazon.com)

Ver0.9: 更新日: 2011年9月1日

Amazon RDSとは?

AWSがクラウド上で提供するRDBMSサービス

Webコンソールから、サイズ変更可能なDBインスタンスを、ものの数分で起動できる

RDBMSの運用保守の手間を劇的に下げる

MySQL、Oracle DBが選択可能(9/1時点)

Amazon RDSの特徴

既に最適化され、設定と運用が容易

Webコンソールでも、APIでも操作できる

RDSを用いると、下記の運用作業の手間を削減

RDBMSのインストール、設定、バックアップ

パッチ更新

レプリケーション、リードレプリカ作成と運用

作成後に、サーバースペック、ストレージ容量を変更できる

時間単位の従量課金 と、既存ライセンス持込み(Oracle)をサポート

Amazon RDSをご利用されているお客様(一部)

Amazon RDS vs. RDMSを自分で管理

数分で利用可能か?

数クリック(もしくはAPIコール)でスケールが可能か?

起動時に既に適切な設定がされているか?

同期レプリケーションと自動フェイルオーバー(MySQLのみ)

自動バックアップ

バックアップやクローンのためのDBスナップショットの管理

ハードウェアなど完全な環境の制御

自動パッチ更新 (オプション)

既存(MySQL, Oracle DB)製品との互換性

CPU/memoryなどのメトリクスの可視化

数分で利用可能なデータベース

Webコンソール、もしくはAPIから起動可能、数分で利用可能に

必要な、スペック(インスタンス・タイプ)、データベース容量を選択できる

後から任意のタイミングで、変更可能

料金はスペック、DBタイプにあわせ従量課金

起動時にパラメーターが設定済み

インスタンス・タイプ(サーバーのスペック)にあわせて、適切なパラメーターが事前に設定されている

追加で制御が必要な場合は、DB Parameter Groups経由で追加可能

スケールアップ機能

インスタンス・タイプに関して、Webコンソール、API

からいつでもスケールアップ、スケールダウンが可能

CPUは1ECUから26ECUまで

メモリは1.7GBから68GBまで

ディスクは5GBから1TBまで

大量書き込みなどスケールアウトでの対処が難しい場合にスケールアップで対処可能

増量できても削減できないので注意が必要

メトリクスを用いた監視

CloudWatchを用いることで、主要な運用メトリクスを監視できる

追加費用は必要無

メトリクスには、CPU、メモリ、ストレージ利用料、I/Oアクティビティ、DBインスタンス接続数など

自動バックアップ&スナップショット

自動バックアップ(ポイント・イン・タイム・リカバリ)

RDSに標準装備

保存期間は最大8日間

• それより以前はスナップショット機能で対応

5分前までの任意の期間に復元可能

スナップショット機能

ユーザーの任意のタイミングで、スナップショット(バックアップ)を作成できる(S3に保存される)

スナップショットから、何時でもRDSを復元可能

RDS(MySQL) アーキテクチャ

RDS

アベイラビリティゾーンA アベイラビリティゾーンB

自動バックアップ

スナップショット

自動バックアップ

スナップショット

セキュリティ面の強化

Database Security Groupのデフォルト設定は「すべて拒否」

必要なIPアドレスを許可する

任意のEC2セキュリティグループを許可する

AWS Identity Access Management (IAM)

RDS DBインスタンスへのアクセスを制御

DBコネクションの暗号化サポート(現時点でMySQLのみ)

SSL認証を提供

レプリケーションのサポート

2種類のレプリケーションをサポート

マルチAZデプロイメント

リード・レプリカ

マルチAZデプロイメントとは

ワンクリックで、他のAZにマスタと同期するDBを作成し、耐障害性を高めるソリューション

高い技術力を持つDBAが設計しなければいけなかった部分をそのままサービス化

同期レプリケーション+自動フェイルオーバ

フェイルオーバのタイミング

パッチ適用などのメンテナンス計画停止

インスタンスやハードウェア障害

RDS(MySQL) アーキテクチャ

マスター ホットスタンバイ

アベイラビリティゾーンA アベイラビリティゾーンB

自動バックアップ

スナップショット

自動バックアップ

スナップショット

マルチAZ

デプロイメント

Amazon RDS リードレプリカ

特定DBインスタンスの読み込み用のコピー

想定ユースケース

リード(読み込み)のスケーリング

マルチAZの耐障害性の代替の機能ではない

マルチAZとは異なり、MySQL本来の非同期レプリケーションをそのまま使う

課題も同じ

マルチAZとリードレプリカの併用はもちろん可能

RDS(MySQL) アーキテクチャ

マスター ホットスタンバイ

アベイラビリティゾーンA アベイラビリティゾーンB

レプリカ

レプリカ

レプリカ

レプリカ レプリカ

自動バックアップ

スナップショット

自動バックアップ

スナップショット

リードレプリカ

RDS(MySQL) アーキテクチャ

マスター ホットスタンバイ

アベイラビリティゾーンA アベイラビリティゾーンB

レプリカ

レプリカ

レプリカ

レプリカ レプリカ

自動バックアップ

スナップショット

自動バックアップ

スナップショット

データ同期

自動フェイルオーバ

非同期レプリケーション

Amazon RDS on Oracle Database 11g

2011年Q2にサービス開始

Oracle Database 11g Release 2

Oracle Database SE1, SE, EE +オプションパック

ライセンス持ち込み(BYOL) か 従量課金(時間単位)

従量課金はSE1のみ

初期はシングルインスタンスでレプリケーションなどは今後機能追加していく予定

OracleVMのハードパーティショニングで稼働

Amazon RDSのOracleサポート

ライセンス持ち込み(BYOL)

RDS部分についてはAWSプレミアムサポート (インフラ部分含む)

AWSがパッチとアップグレードを管理

Oracleデータベースに関してはOracleサポートIDを使ったOracle社のサポート

従量課金ライセンス

RDS部分およびOracleに関してもAWSプレミアムサポートでカバー

Oracle RDSの利点

即座にOracleが利用可能なので、ビジネスの投入までの時間が劇的に改善する

DBAの時間を煩雑なDBの管理から、より顧客のビジネスそのものに注力できる

Oracle EEをフィージビリティ検証などの初期段階で従量課金で使うことが出来る。その後本番環境ではBYOLに切り替えて使うことが出来る。

さいごに

RDSはデータベースのクラウドサービスで、既存RDBMSの運用保守の手間を、劇的に下げる

管理性 - 自動バックアップ、スナップショット等

可用性 – マルチAZ

スケーラビリティ - リードレプリカ等

BCPの観点でも、RDSを用いることで、マルチAZ

、自動バックアップ、スナップショット、を容易に利用できる

Amazon RDSプライシング (2011年9月1日時点)

MySQLの標準価格

Amazon RDSプライシング(2011年9月1日時点)

MySQLのMultiAZ価格

Oracleの標準価格

25

AWSライセンス BYOL

Amazon RDSプライシング(2011年9月1日時点)

Acknowledgement

大谷晋平 (@shot6) ソリューションアーキテクト

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