Z Lab社におけるOpenStack × Kubernetesの活用...

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Z Lab 社におけるOpenStack×Kubernetes の活用

         ゼットラボ(株)  堀内 芳洋

~ アプリケーション開発者からみた課題解決に向けて ~

イントロダクション

ゼットラボ(株)についてYahoo!JAPAN を母体とした、技術に特化した R&D の会社次世代インフラ基盤の研究・開発・設立   2015 年 11 月 1 日・資本金  2500 万円・役員  代表取締役社長 堀内芳洋・株主  ヤフー株式会社 100%特徴アプリケーション開発・運用経験をバックグラウンドにもつエンジニア集団

自己紹介・堀内 芳洋(ほりうち よしひろ)・所属:ゼットラボ(株)・経歴:  Yahoo!JAPAN にてシステムの開発・運用、 組織マネジメントを18年程度 主に担当していたシステム、サービス ・広告システム ・ Y!Greetings ・顧客サポートシステム ・ヤフオク !

本日お話したいこと・アプリケーション開発における課題・何をしようとしているのか・どのようにやろうとしているのか・現在の取り組みとお願い

アプリケーション開発における課題

小規模な Web サービスの開発と運用

大規模な Web サービスの開発と運用

SaaS (クラウド)の活用

ソフトウェア開発・運用における課題■ 開発者の視点・開発のスピードをあげる(環境は手軽に手に入れる)・改善のサイクルをどんどん回したい・新しい技術にチャレンジしたい■ 運用者の視点・急激なトラフィックにも柔軟に対応したい・運用をもっと簡単にしたい・安定的にシステムを運用したい■ マネージャーの視点・組織としての開発の生産性をあげたい・運用にかかるコストは0にしたい・サービスの価値をあげることにフォーカスしたい

大きく3つにまとめる・継続的な改善を当たり前にする・開発者は開発に集中できる・経営に貢献できる

次世代に向けて (2020 年)・ IoT  500 億のモノとインターネット繋がる・通信 次世代通信規格「 5G 」の商用スタートが予定

大量のアクセスとデータが生みだされることは確実

何をしようとしているのか?

モノづくりを支えたいアプリケーションの開発や運用を効果的、効率的に行えるようにしていく。開発・運用の土台となる、インフラ基盤の強化が必須である。技術変化につよく、柔軟性がある、基盤インフラを作り上げたいと思っています

ミッション・ステートメント

入社したその日に「開発できる」「リリースできる」「その成果が分かる」を可能とし、毎時 10000 回のデプロイを支える、インフラ基盤を目指しています。

どのように実現しようとしているのか?

世界に学び、世界に貢献

インフラは使い捨ての時代

サーバー

従来

イミュータブルインフラストラクチャー

サーバー

サーバー

サーバー変更 変更

サーバー変更 サーバー変更変更 サーバー破棄

メリット・状態への依存がなく確実にセットアップ・全てのサーバーを同じ状態にできる・テストとの親和性が高い・運用自動化が促進される・他にも、脆弱性への対処

コンテナ型仮想化

画像: DockerCon16 より

メリット・軽量、オーバーヘッドが少ない

・コンテナ内に実行に必要なものを固めて管理

・ポータビリティ性が高い

ビルドパイプラインの整備 (案)

オーケストレーション

画像: http://kubernetes.io/より

kubernetes・ Container Orchestrationツール・ Google 発祥。 Linux Foundation傘下の Cloud Native Computing Foundation にて開発が進められている。http://kubernetes.io/■ 特徴・リソースに要求に応じたコンテナ管理が可能・アプリケーションの水平スケールアップ、ダウンが可能・ローリングアップデート機能・ストレージのオーケストレーション機能・コンテナにおける自己修復機能・サービスディスカバリとロードバランサ機能・ Secret and configuration management・ Batch execution

IaaS

インフラ基盤の技術スタック

OpenStack×Kubernetes

kubernetes clusterkubernetes cluster

CaaSユーザ

kubernetes clustermastermastermaster

workerworkerworkerworker

生成削除

スケール

openstac

k

LB StorageLBLB StorageStorage

生成削除

アップデート

スケール

現在の取り組み

✔  Production-Grade を目指して  認証、ログ等に取り組んでいる✔  OpenStack Ironic を積極的に活用予定✔  We're Hiring!

ご静聴ありがとうございました https://zlab.co.jp

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