17
--

Pmd Pf 76morihira

  • Upload
    medism

  • View
    960

  • Download
    0

Embed Size (px)

DESCRIPTION

 

Citation preview

Page 1: Pmd Pf 76morihira

-�-

Page 2: Pmd Pf 76morihira

-�- -�-

陰翳礼賛

目次�P    目次�P    陰4~5P   揚羽蝶6~7P   ぐい呑み8P    手と棺桶9P    翳�0~��P 絵漢字「賭博」��~��P 私的現代美術史チャート�4~�5P 喫茶でホットミルクを飲む�6P   礼�7P   behind the scenes�8~�9P �KG�0P コウノトリ大作戦 ��P   賛��~��P GATSBY 学生 CM 大賞応募作品�4~�5P ARTOU FASHION SHOW�6~�7P 傍観者�8P   Alice in Possible WORLD�9P ��� 事件 �0P   森平彩美��P   陰翳礼賛

Page 3: Pmd Pf 76morihira

-4- -5-

0�. 造形加工実習(2年次):課題 「動物の燭台」

鉄板を加工し生物の燭台を制作する。

 灯りという花に蝶が舞うというコンセプトを元に、自分の好きなモチーフである揚羽蝶を制作し

た。二匹の蝶が纏わりつく台座は花を意識してオリジナルの模様を描き、鉄板をくり抜いて灯りが

抜ける様に工夫した。華やかで絢爛にというイメージを崩さないよう、蝶に描かれている文様や燭

台そのものの曲線美、また灯りがついた時の光の影などを意識し強調した。写真は、円山動物園の

「ロハスナイト」プロジェクトに作品を出した時のものである。

揚羽蝶

陰 

〜工芸作品〜

Page 4: Pmd Pf 76morihira

-6- -7-

0�. 造形加工実習(2年次):課題 「セラミック」

石膏で型を作りグラスを作る

 グラスということで和をテーマにぐい呑みにし、また語り合いつつ飲めるようにと思って対で制作

した。また丁度良い大きさのぐい飲みというのはなかなか無いので、自分が一回で呑めるくらいの大

きさを心がけた。素材である白を生かした優しいイメージにしたかったので、形に柔らかな曲線を持

たせた。また飲みやすいようにふちは丸くし、手が疲れないように薄くし軽くしてある。

ぐい呑み

陰 

〜工芸作品〜

陰 

〜工芸作品〜

Page 5: Pmd Pf 76morihira

-8- -9-

0�.手と棺桶

 造形加工実習(2年次):課題「手と箱」

発砲スチロールから手を削り、プラ版を加

工して箱を制作する。

 イメージワードが静止だったので「送り出す」をテー

マに制作した。なので手は左手を握り締めている様に削

りだし、箱は白い手が収まる様に棺桶状に加工した。ま

た蓋を閉じても光が射し込めるように、窓として棺桶の

蓋に十字架を刻んだ。装飾は白い手と棺桶が映える様、

薔薇の造花で彩り雰囲気を出した。

陰 

〜工芸作品〜

Page 6: Pmd Pf 76morihira

-�0- -��-

04. 絵漢字「賭博」

翳 

〜CG

作品〜

王 賽JRL5 ハルウララ100円単

高知競馬

15 年度 19回 3日16年 3月 22日高知県競馬組合

磯部場外発売所 合計

4155622222111 11166611155133333000444477999555557777711 1133851

10 レースVS ダービージョッキー特別

10 枚 100円

武 豊

翳 

〜CG

作品〜

 コンピューター基礎実習(1年次):課題 「絵漢字」

photoshop を使用して絵で漢字を表せ

 遊び心を大事にしたいと思い、テーマに「賭博」を選択した。全体的のモチーフは賽子に決め、バッ

クや配置も関連するものにした。賭博というテーマが重くならない様、簡素で可愛らしい形状を心

がけた。また「競馬」という漢字に使われている馬券は実際本当に行われたレースを元にしており、

書かれている数字の並びにも遊びで別の意味を隠し持たせてある。

Page 7: Pmd Pf 76morihira

-��- -��-

05.

1940-1925-

1915-

現 

代 

芸 

術 

ダダイスム:〔

Dadaisme〕1910年代半ばに起こった

芸術思想・芸術運動。第一次世界大戦に対する

抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持って

おり、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、

破壊といった思想が大きな特徴。

マルセル・デュシャン

マン・レイ

ラウル・ハウスマンシ

ュルレアリスム

: 〔Surréalisme〕

超現実主義。超現実とは

「ものすごく過剰なまでに現実」という意味である。超現実は

現実に隣接した世界、またその中に内包された世界で、現実

から離れた世界ではなく、夜の夢や見慣れた都市風景、むき

出しの物事などの中から不意に感じられる「強度の強い現実」

「上位の現実」である。

サルバドール・ダリ

イブ・タンギー

ルネ・マグリット

抽象表現主義:〔

Abstract expressionism〕1940

年代後半~

1950

年代の

アメリカ合衆国で全盛を迎えた絵画運動。抽象絵画の一種。主な特徴は、

非常に巨大なキャンバスを使い、画面に焦点となる点や、地も柄もなく、

どこまでも均質な色や線の広がりが描かれている事で、キャンバスは現実

の風景や姿形等を再現する場所ではなく、作家の描画行為の場(フィール

ド)であると考える。

ジャクソン・ポロック

バーネット・ニューマン

ジャン・デュビュッフェ

今井俊満

1950-

森平 

彩美

アンフォルメル〔Art informel〕非定型の芸術は

1940

年代半ばから

1950

年代にかけてフランスを

中心としたヨーロッパ各地に現れた、激しい抽象

絵画を中心とした美術の動向をあらわした言葉で

ある。

1980-

1970-1965-スーパーリアリズム:[

Super Realism/Photo Realism]

60年から 70年代に米国を中心に起こった、写真を超えた

写実、極度のリアリズムを追求したアートの総称。写真は

再現性に優れているが日常という現実を写し取った 1種の

虚構であるから、写真を基に写真以上にリアルに描写する

ことを目的に精緻に表現しようとした。

プライマリー・ストラクチャー:[Primary Structure]いわゆる

ミニマル・アートを含む、1960年代の彫刻の傾向に対して与えら

れた名前のひとつ。当時ほかのジャンルに圧されて閉塞した状況に

あった彫刻が、基本的=プライマリーな形態と、色彩、特に原色=

プライマリー・カラーとの相乗効果に活路を見出したもの。

コンセプチュアル・アート:[Conceptual Art]「概

念芸術」という

直訳通り、作品の物質的側面よりも観念的側面を重視した一連の作品

群。文字や記号による非物質的な表現がその代表例だが、パフォーマ

ンスやアースワークの記録写真などを含めることもある。全世界的規

模で長期にまたがるので対象範囲は極めて広く、今日ではニュー・ペ

インティングやシミュレーショニズムをもその範囲に含める解釈さえ

なされている。

もの派:[

Mono-ha]1960 年代末から70年代初頭にかけて展開され、

70年の「人間と物質」展以降大きな注目を集めた日本の美術運動。理論

的には現象学の影響が強く、また同時代の「ミニマリズム」、や

「アルテ・

ポーヴェラ」などとの類似も指摘されるが、後の世代に極めて大きな影響

を与え、また海外での知名度も高い。

アースワーク:[Earthwork]別名ランドアート。1960年代末のアメリカで

発達した、自然を直接の制作素材とする表現様式。人間と自然の交感をテーマ

としている点で一種の環境芸術と言える。大規模な土木作業を必要とするため、

一部に自然破壊との批判もあり、また理解者の金銭的支援が受けられなくなっ

た 70年代には後退。

ニュー・ペインティング:[

New Painting]「新しい絵画」。

1980年を前後して

登場した新しい絵画の動向を総称していう用語だが、その範囲があまりに漠然と

して、今日ではネオ・エクスプレッショニズムと呼ばれるほうが多い。巨大な

キャンバス、荒々しい筆致、原色の対比などの特徴は70年代に隆盛を極めた

禁欲的な絵画やコンセプチュアル・アートと明確な対照を為している。

アルテ・ポーヴェラ:[

Arte Povera]「

貧しい芸術」という原義をもつ戦後イタリアの

芸術運動。新聞紙やセメントといったチープな日用品を立体作品の制作素材として活用

する共通項をもつ。

フィリップ・キング

河原温

ロバート•スミ

ソン

ウォルター・デ・マリア

関根伸夫

リチャード・エステス

ゲルハルト・リヒター

ロバート・ロンゴ マリ

オ・メルツ

ミケランジェロ・ピストレット

-20XX村上隆

マシュー・バーニー

ネオダダ:[Neo-Dada]作品制作の方法論や

意図が初期ダダイスムと類似点を持つ 1950年

代後半から 1960年代のアメリカ合衆国の美術家

や美術運動を表す用語である。ダダイスムとは異

なり、より工業化や大量生産・大量消費が進み廃

物があふれていたアメリカが舞台のため、新品よ

りは廃物を用いたり新品を廃物同様にするなどよ

り即物性や即興性が強い。これらの作品はジャン

ク・アート(ゴミ芸術、廃物芸術)とも呼ばれて

いた。

ポップアート:[Pop art] ポップ・アートは、現代美術の

芸術運動のひとつで、大量生産・大量消費社会をテーマと

して表現する。雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材と

して扱う。1950年代半ばのイギリスでアメリカ大衆文化

の影響の下に誕生したが、1960年代にアメリカ合衆国で

ロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホルなどのス

ター作家が現れ全盛期を迎え、世界的に影響を与えた。

ロバート•ラウ

シェンバーグ

リチャード・ハミルトン

ヴィクトル・ヴァザルリ

アンディー・ウォーホル

ロイ・リキテンスタイン

ミニマル・アート:[M

inimal Art]視覚芸術におけるミニマリズム(Minimalism)であり、

装飾的・説明的な部分をできるだけ削ぎ落とし、シンプルな形と色を使用して表現する彫刻や

絵画で、 1950 年代後半に出現し 960年代を通じておもにアメリカ合衆国で展開した。 先行す

る抽象表現主義を批判的に継承しつつ、抽象美術の純粋性を徹底的に突き詰めた。

ジャスパー・ジ

ョーンズ

ドナルド•ジャ

ッジ

カール•ア

ンドレ

リチャード•セ

1955-

1965-オプ・アート:[op art]錯視の知覚心理学的なメカニズムに

もとづいて、特殊な視覚的な効果を与えるよう計算された絵画

作品のこと。広い意味での「だまし絵」の一種であるが、原則

として抽象作品である。正確には「オプティカル(光学的な、

optical)・ア

ート」と記されるべきものであるが、ポップアー

ト(pop art)と語感がそろうこともあって、「オ

プ・アート」

の方が好まれる。

具体美術

:〔ぐたいびじゅつ〕具体美術協会、Gutai と表

記さ

れる場合もある。戦前から活躍していた前衛画家・吉原治良

を中心に1954年に兵庫県芦屋市で結成した団体。「人

の真似

をするな」という吉原の指導のもと、従来の表現や素材を次々

と否定して新しい美術作品を生み出していった。

私的現代美術史

 現代芸術論(2年次):課題 「美術史チャート」

自分なりの現代美術史を制作する。

 自分の中で現代芸術の根底には「シュール」が隠れているように思え、それを表現して黒

を基調に近現代の美術史チャートを制作した。チャート自体はカテゴリー別に分け、見やすい

様に配置。A 3で3枚続きの絵巻物になるように作り、製本時には赤のリボンで止めるように

なっている。また映える様に見出し等には赤を使っている。

翳 

〜CG

作品〜

Page 8: Pmd Pf 76morihira

-�4- -�5-

06. 喫茶でホットミルクを飲む

 メディア総合実習Ⅱ(3年次):課題 「イラストルポタージュ」

自分で取材した内容をイラストを使用してルポタージュを制作する

翳 

〜CG

作品〜

翳 

〜CG

作品〜

 普通の喫茶店の取材じゃ面白くないと思い、普通の人があまり飲まない様なホットミルクの記事を組んだ。

取材した店も車でしか行けない様な店を敢えて選び、他とは変化をつけるようにした。自分の普段の作風を

色に例えると「黒と赤」だと感じたので今回はパステル調の作風にし、全体的に水彩画調の淡い雰囲気で統

一した。

Page 9: Pmd Pf 76morihira

-�6- -�7-

behind the scenes

礼 

〜映像作品〜

07.

 メディアビジネス(2年次):

課題 「FULL COURCE」

映像制作に携わる人のインタビュー映像をチーム

で制作

 映画監督である島田英二監督、早川渉監督。そしてミュー

ジックコンポーザーである大黒淳一氏にインタビューをし、そ

れを一本の映像にまとめた。映画の裏側というテーマで制作し、

また札幌という街についてもお話を伺った。途中途中にそれぞ

れの方の作品やメイキング映像をインサートしたり、インタ

ビューの質問も様々に変えてみるなど常に飽きさせない様な編

集を心がけた。

Page 10: Pmd Pf 76morihira

-�8- -�9-

08. �KG

礼 

〜映像作品〜

 メディア総合実習Ⅰ(2年次):課題 「creative people」

札幌におけるデザインの最前線で活躍する人々のドキュメント映像をチームで制作する

 D&Department のプロデュースを手がけた3KG、佐々木信を追った。丁度開店する時だったので、準備から開店しオー

プニングパーティーにいたるまでの経緯をまとめた。3KG のテーマでもある「ロングライフ ロングデザイン」に合う

様なシンプルだけど飽きない感じの画を選び、OKI さんのアイヌ音楽に合う様に編集した。またメディアデザインコース

のポッドキャスト「Ideas agency」で配信するため英語の字幕をつけてある。

礼 

〜映像作品〜

Page 11: Pmd Pf 76morihira

-�0- -��-

09.コウノトリ大作戦

 メディア総合実習Ⅰ(2年次):課題 「シネアド」

少子化対策を訴えた15秒 CM をチームで制作

 ある日子供が出来ちゃったと告げられた男。自分たちの将来、ライフスタイル

を若い時からしっかりと考えようという事をコミカルに表現した。15秒しか無

いので展開がわかりやすく簡潔に、しかも出来ちゃった婚というテーマが重くな

らない様に吹き出しを使ったり、女の子らしい部屋での撮影にするなどでポップ

で可愛らしい CM を制作した。

礼 

〜映像作品〜

Page 12: Pmd Pf 76morihira

-��- -��-

�0.

GATSBY学生 CM 大賞応募作品

賛 

〜自主制作〜

 自主制作(2年次):GATSBY CM「instant」

チームで GATSBY の30秒 CM を制作

 オトコとオトコの決闘シーンに GATSBY を登場させた。闘う前には GATSBY を。オトコ

らしく爽やかに、それでいてコミカルに表現した。GATSBY という商品のイメージを崩さな

い様な GATSBY の使い所を意識した。撮影場所も細い校舎の上に登ったり、画が映える様に

光の入り方やカメラなどにも工夫をした。

Page 13: Pmd Pf 76morihira

-�4- -�5-

��.ARTOU

「FASHION SHOW」

賛 

〜自主制作〜

賛 

〜自主制作〜

 プロジェクト:「ARTOU」

地域活性化のために、地域の特性を生かした雪の幻想的なイベントを行う

 1年次の時、札幌市主催のまちづくりプレゼンテーション大会でチームで発表した地域活性化の

ための冬のイベント「ARTOU」プロジェクトを実現した。2年次に委員会を発足させ、予算集め

から会場設営、運営など全てを自分たちの手で行った。芸術の森を光の回廊として幻想的に彩ると

いうもの。この日、芸術の森は1000個以上の灯りで夜を演出した。私はこの ARTOU というイ

ベントで委員長として指揮を取りつつ、このイベントで開催されたファションショーに自分のブラ

ンド「carameler」としてステージに立った。この時は黒猫をテーマにオフショルダーのワンピー

スと闇に映える赤のヘッドリボンを制作した。ワンピースはアシンメトリーになっていて、裾を引っ

張って自在にアレンジを楽しめるようになっており、また白の固布を使ってボリュームを出した。

Page 14: Pmd Pf 76morihira

-�6- -�7-

��. 傍観者 自主制作(3年次):短編映画「傍観者」(6:59)

 「見る」という行いを描いた作品。見る者と見られる者。人は必ず誰かに見られている存在である。

そして観客であるあなたもまぎれも無い「傍観者」だという事。自主制作で短編映画を制作。シュー

ルで空気感のある雰囲気を作るためほとんど音は入れてない。画だけで伝えたいものを訴えかけれ

る様、特にカメラワークに力を入れた。

Page 15: Pmd Pf 76morihira

-�8- -�9-

��.�4.

Alice in PossibleWORLD

��� 事件

 自主制作(2年次):短編映画

「Allice in Possible WORLD」(6:�4)

 初監督作品。ゴットフリート・ヴィルヘル

ム・ライプニッツが提唱した可能世界論を、

不思議の国のアリスになぞらえた作品。登場

人物もアリスの世界に全て関連づけてそれぞ

れに与えられた役割に意味を持たせた。「現

実に創造された世界が、すべての可能世界の

中で最善のものである」。無神論者が描く神

の世界感を倫理的に展開し表現した。現実に

ある世界で非現実で非日常な世界を描く為、

それぞれが着ている衣装や手にする小道具な

どの演出にも力を入れている。

 制作依頼作品:PV「131事件」

札幌の不定期クラブイベント「131事件」

のプロモーションビデオ制作

 131事件の撮影と編集を仕事で請け負った時の作品。

クライアントのテーマは「LOVE と未来」。ぐちゃぐちゃ

にミックスした感じとの依頼だったので VJ 感覚で編集し

た。様々な映像を何層にも重ね、来場者が1万人を突破

した131事件にふさわしいものをと思い制作した。ク

ラブという場所の性質上どうしても暗い映像になってし

まいがちだが、光の色を混ぜ合わせる事によって明るい

近未来感を演出し、131事件の何でもアリの感じを全

面に押し出す PV にした。この他、この時に行われた結婚

式のビデオも同時制作した。

賛 

〜自主制作〜

Page 16: Pmd Pf 76morihira

-�0- -��-

陰翳礼賛

森平彩美(モリヒラアヤミ)

札幌出身

�987 年 7 月 8 日生まれ

札幌市立大学デザイン学部    メディアコース在学

Page 17: Pmd Pf 76morihira

-��-