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チチチチチチチ チチチチ Ptmind Ver. 1.2.3 Web チチチチチチチチチチチチ Ptengine チチチチチ チチチチ2015 チ 4 チ 6 チ 20 00

Ptengine チュートリアル v1.2.3

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チュートリアル

株式会社 Ptmind

Ver. 1.2.3

Web アナリティックスの基本と Ptengine の重点解説

最終更新:2015 年 4 月 6 日 20 : 00

2

このチュートリアルの目的 P3

チュートリアル更新情報 P4

1. 「 KPI 」と「 PDCA 」 P52. Ptengine を KPI 設定と PDCA サイクルにどう生かすか P103. CV (コンバージョン) P174. イベント P255. ページグループ P356. キャンペーン P417. ヒートマップ P468. ヒートマップ ウェブビュー機能 P619. ヒートマップ  FAQ P6510. 除外計測 P6711. ユーザーの追加 P6912. Optimizely とのヒートマップ連携 P7213. WordPress プラグイン P78

Ptengine の情報 P88お問合せの際にご用意いただきたい情報 P89

目次

3

このチュートリアルの目的

Ptengine をご導入いただきまして、誠にありがとうございます。

このチュートリアルの目的はたった一つです。それは、お客様に、 Ptengine に投資したコスト以上の十分なリターンを得ていただくことです。

Ptengine には、様々なレポート、機能があり、高機能のヒートマップも実装されていることから、目的を定めずにレポートを眺めているだけでも様々な気づきが得られます。その気づきが、大きな売上に繋がることもあるでしょう。

しかし、 Ptengine に投資したコスト以上のリターンを確実に得ていただくためには、このチュートリアルを参考に PDCA サイクルを回していただき、 Ptengine を戦略的に使っていただきたいのです。

Web マーケティングの世界では、毎年のように新しい概念が発表され、それを実現するための高度なシステムも発売されています。

しかし、高額なツールを揃え、それらを使いこなせる人材を雇用しなければ、 Webマーケティングのトレンドに取り残されると焦る必要はありません。しっかりと KPI を定め、地に足がついた形で PDCA を回していくことこそが、 Web マーケティングの近道です。無用な焦りを解きほぐすことも、このチュートリアルの目的です。

Web マーケティングはやるべきことが多すぎて、少々混乱しているという Web 担当者の方は、まずはこのチュートリアルから始めてみてください。

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チュートリアル更新情報

Ver.1.2.2 からの追加情報

【新規追加ページ】

3-7. CV  「ダイジェスト」と「ファネル」の相違点 P25

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1. 「 KPI 」と「 PDCA 」

1. 「 KPI 」と「 PDCA 」

2.0%

4.0%

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ノーリファラー 検索 ソーシャル

参照サイト キャンペーン

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1-1. KPI とは

Web サイトの KPI ( Key Performance Indicator )とは、サイトの目標の達成度合いを計る定量的な指標のことです。目標に向かって業務を進めていく際に、進捗を確認するために設定する指標です。 Web サイトの現状を示す様々な指標の中から、進捗を確認する上で最も適しているものを選択します。

Web サイトの KPI は、企業によって採用されている指標が異なります。もし貴社が、まだWeb サイト KPI を決めていないということであれば、 Ptengine の導入を機に、

  

を KPI として採用することをおすすめします。

この指標はサイト改善の効果が確認しやすく、本チュートリアルでも、この KPI を改善していくことを前提として解説しています。

コンバージョンレート( CVR )を下記のように時系列で見ていくことで、自社のサイトの改善状況を把握することができます。

あるサイトの流入元別 CVR( CV 数 ÷UU 数)

コンバージョンレート( CVR )=

コンバージョン数  ÷   UU数

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1-2. PDCA とは①

PDCA とは「 Plan (計画) 」「 Do (実行) 」「 Check (評価) 」「 Action (改善)」の略で、プランを作り、実行し、その評価を行い、更に改善していくというサイクルを表すマーケティングの考え方です。

1. Plan目標を設定し、そのために何をするのか仮説を立て、施策をプランニングしていきます。

・課題と問題点の洗い出し・目標設定   - 売上目標、獲得件数目標   - CPA ( Cost Per Acquisition 、顧客獲得単価)、   予算設定・施策内容の検討・期間設定など。

2. Do「 1. Plan 」をもとに施策を実行します。

3. Check「 1. Plan 」で設定した指標を見ながら、計画に沿って施策が展開されているか、検証を行います。

4. Action「 3. Check 」の中で見えてきた課題・問題点の解決策を考え、対処を行います。

Ptengine を活用して PDCA を回していくことで、「 Do 」に対するユーザーの反応を、リアルタイムで受け取ることができます。データをすぐにチェックし、広告文を変更するなどの改善を行うことができます。

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1-2. PDCA とは②

Web マーケティングでは、実際に施策( Do )を打っても、その結果の検証作業( Check )がうまく出来ないことがあります。これは、「見るべきポイントが何なのか」がきちんと定まっていないことが原因の一つとして考えられます。

最初の「 Plan 」で CVR の他、 Ptengine で評価する指標(例:ページグループ「商品一覧」の直帰率(「ページグループの設定については後述) )を幾つか決めておけば、「 Check 」の際にも、見るべきポイントが分かっているため、その差異を見て原因と解決策を考えていけばよいわけです。

CVR 改善に貢献する見るべきポイントの例を挙げておきます。(主に EC サイト向け)・ TOP ページの直帰率・商品リストページ、商品検索結果ページの 直帰率・商品詳細ページの直帰率

Ptengine で、目標との差異が生まれている部分についての「要因分析」と「解決策」を探し出すことで、次の「 Action 」に落としこむというサイクルが出来上がっていきます。

なお、「 Plan 」は、どんな KPI を用いれば施策の進捗状況が分かるのかといった点や、検証までにどの位の期間を要するのか(検証データがどの程度で溜まるのか)、ということも考え、効率よく PDCA が回せる環境を意識してプランニングを行う必要があります。

施策( Do )は実際に走らせてみると、当初設定した KPI を修正する必要がある場合もあります。当初の KPI 設定はあくまで「仮説」を基にしたものとなるため、実行後の結果を見ることで、次の「仮説」と KPI 設定をさらに精度の高いものにしていくことができます。

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1-2. PDCA とは③

■ PDCA を回すための体制作り

●定期的なチェック体制

定期的に状況をチェックする場を設け、進捗状況を確認していきます。ただ確認するだけではなく、そこで次の改善案を出すように心掛けることで、施策運用中のマンネリ化を防ぐことができます。

●レポーティング

定期チェック時に目標と進捗状況が分かるレポートがあることで、変動があった点の可視化と具体的な要因分析を行うことができます。また前回の改善策を実行した後、どのように施策に影響が出たのかが分かるような項目などを必要に応じてレポートに追加していきます。

 

レポーティングを行う際は、本チュートリアルでご紹介する各種設定で、あらかじめ見たい項目をセットしておくなど、 Ptengine を最大限に活用して、作業の効率化を図ることをおすすめします。レポート作成は意外と工数が掛かる作業ですので、レポート作成担当者の工数をできる限り少なくするよう心掛けることも、PDCAを回す上で大切です。

どの Web マーケティングの参考書にも「 PDCA を回しましょう」と書いてありますが、実際に回し始めてみると、「 Check 」に時間を多く取られてしまったりと、効率的な運用にたどりつくまでには試行錯誤を繰り返さなくてはなりません。どうすればユーザーに喜んでもらうことができるのかという Web マーケティングの基本を忘れず、大風呂敷を広げないように進めていくことが、 PDCA サイクルを着実に回していくコツです。

10

2. Ptengine を KPI 設定と PDCA サイクルにどう生かすか

2. Ptengine を KPI 設定と PDCA サイクルにどう生かすか

タスク 使用するPtengine の機能

このチュートリアルの該当ページ

CV 数が計測できるように設定する

CV P16

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2-1. Ptengine を KPI 設定にどう生かすか

P5 でご説明した通り、このチュートリアルでおすすめする KPI は、 CVR ( CV 数 ÷UU 数)です。PDCA サイクルを回して、サイトの改善が、CVR の改善にどう反映されるかを見ていくのが Web マーケティング担当者の業務の一つです。

Ptengine では「 CV 数 ÷UU 数」の UU 数はデフォルトで取得できますが、 CV 数は事前の設定が必要です。

CVR

Ptengine は、 PDCA サイクルの各ステージで、存分に活用できるように設計されています。

PDCA の各ステージにおける Ptengine の活用方法は、次ページ以降で整理します。

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2-2. Ptengine を PDCA サイクルにどう生かすか①

•「 Do 」の効果を確認する

•「 Check 」の中で 見えてきた課題・ 問題点の解決策を 考え、対処をする

•仮説を立てて改善案を実装する•A/B テストを実施する

•サイトのよい所を見つけて他の箇所にも実装する•サイトの課題を 見つけて改善 する

Plan Do

CheckAction

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2-3. Ptengine を PDCA サイクルにどう生かすか②  Plan

•サイトのよい所を見つけて他の箇所にも実装する•サイトの課題を 見つけて改善 する

Plan

タスク 使用するPtengine の機能

このチュートリアルの該当ページ

CV したユーザーが、よくクリック(タップ)しているナビゲーション・リンクを調べる

ヒートマップ P40

CV したユーザーが、しっかり閲覧しているコンテンツを調べる

同上 同上

CV に貢献している動画、機能などを調べる

イベント P24

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2-4. Ptengine を PDCA サイクルにどう生かすか③  Do

タスク 使用するPtengine の機能

このチュートリアルの該当ページ

入力フォームの最適化 イベント P24

A/B テストの結果を確認 ヒートマップ P40

•仮説を立てて改善案を実装する•A/B テストを実施する

Do

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2-5. Ptengine を PDCA サイクルにどう生かすか④  Check

タスク 使用するPtengine の機能

このチュートリアルの該当ページ

CV に貢献していない広告等を調べる

キャンペーン P36

直帰率が高いページグループを確認

ページグループ P32

•「 Do 」の効果を確認する

Check

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2-6. Ptengine を PDCA サイクルにどう生かすか⑤  Action

タスク 使用するPtengine の機能

このチュートリアルの該当ページ

「 Plan 」「 Do 」「 Check 」を経て、さらにユーザーにとって使いにくい UI を見つけて改善する

ヒートマップ P40

•「 Check 」の中で 見えてきた課題・ 問題点の解決策を 考え、対処をする

Action

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3. CV (コンバージョン)

3. CV (コンバージョン)

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3-1. CV 設定をすると、 Ptengine ならではの分析ができます。

Ptengine で CV 設定をすると、 Google Analytics やAdobe Analytics ではできない、「 CV した人のヒートマップを見る」ことができるようになるなど、分析できることが一気に増えます。

下記の例は、 CV した人、しなかった人とで、クリックされる様子にどのような違いがあるか、ヒートマップを並べて比較したものです。 CV設定をすると、このような分析ができるようになります。

この比較機能は「 7-7. ヒートマップの比較」で詳しくご説明します。

全てのレポートについて、 CV をした/しないでフィルターをかけて見ることができます。

CV をしたユーザーが見たページを抽出することもできます。

CV した CV しなかった

フィルター実行中

フィルター実行中

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3-2. まず CV (コンバージョン)を設定する

Web サイトに「お問合せ」「資料請求」「申し込み」「購入」といったユーザーに期待する行動や目的がある場合、 Ptengine でコンバージョン(以下、 CV )として設定しておきましょう。 CV を設定すると、以下の例のような情報が把握できるようになります。

■CV を設定すると分かる情報の例・Web サイト内でどの程度目標を達成している か?・どの入元からの訪問、どの検索キーワード からの流入が目標を達せていしてるか?・新規訪問、再訪問のユーザーで、目標に 至る割合にどれくらい差があるのか?・フォームの入力から完了まで、どのように 遷移・離脱しているのか?・どのコンテンツがコンバージョンに貢献して いるのか?

CV として設定するのは、サイトのゴールです。たとえば「商品を購入した」「資料を請求した」など、ユーザーがどれくらいサイトの目的を達成したかを測る、重要な設定です。その目的が達成されることを CV と呼びます。 Ptengine に設定した目標が達成されるたびに、レポートでは CV が 1件、 2件と数えられます。

Ptengine で設定できる CV は、「 URL 」「ページグループ」「イベント」の 3種類あります。

・ URL  = 目標 URLへの到達を CV と設定。・ページグループ = 事前に設定したページ 群(後述)への到達を CV と設定。

・イベント = 事前に設定したユーザーの アクション(後述)を CV と設定。

【補足解説】URL、ページグループを CVに設定した場合、CV数 =  PV数 という考え方になります。

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3-3. CV の設定方法 (1) URL

Ptengine の画面右上の歯車のアイコンをクリックし、左上に「プロファイル設定」と書かれた画面に移動します。

この画面で左サイドメニューの中から「 CV 」をクリックして、 CV の設定を行います。「 Add 」ボタンをクリックすると「コンバージョンの登録」ウィンドウが開くので、「・ゴール設定」で「 URL 」を選択します。

■目標 URL を決める目標 URL は、「お問合せ完了ページ」や「購入完了ページ」といった CV のポイントとなる URL を入力します。 URL は複数設定できます。マッチタイプで「含む」「完全一致」「前方一致」「後方一致」「正規表現」が選択できるので、サイトの状況や行動に合わせて指定します。

目標 URL を入力

マッチタイプ

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3-3. CV の設定方法 (2) ファネルの設定

「ファネル設定」のチェックボックスを ONにして、目標までに通るプロセスの URL と分かりやすい名前をセットで入力します。

PtengineFree版

では対応しておりませ

【補足解説】①で設定した「ゴール」の URLを、②のファネルの最後に設定する必要はありません。② のファネルには、「ゴール」の1つ手前のプロセス(例:確認画面)の URLまでを設定してください。

ファネル設定のチェックボックス

ゴール設定

ファネルの設定

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3-4. CV の設定方法 (3) 「値とタグ」

「値とタグ」では、 2 つのことが設定できます。

メルマガを例にとると、メルマガ会員登録はポジティブな CV であり、メルマガ退会は、ネガティブな CV であると言うことができます。 Ptengine では1つ1つの CV に対して、「ポジティブ」「ネガティブ」の設定ができるようになっています。

売上アップに繋がるような CV は「ポジティブ」に設定し、さらに、メルマガ購読者が 1 人増えると、 500円の広告価値があると考える場合は、メルマガ購読 CV をポジティブ 500 と設定しておきましょう。これに対して、メルマガ退会や、会員登録を取り消すようなアクションは、ネガティブな CV として登録しておきましょう。

CV は、「購入」「資料請求」「問い合わせ」「見積」「会員登録」「メルマガ購読」など様々な種類のものがあります。「購入」も「メルマガ購読」も企業の売上にとってはプラスのコンバージョンですが、質的に同じ CV かというと、そうでもありません。

Ptengine には、1つ1つの CV ごとに、「購入」「メルマガ」などのタグを付けることができますので、下記の図のように、 CV をタグ毎に整理しておくことができます。

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3-5. CV の設定方法 (4) イベント

Ptengine では、ユーザーがある特定のアクション(例:動画再生ボタンを押す)をした場合に、「イベント」として設定することができます。

「イベント」の設定方法は後述します。( P25 )

たとえば、ある分析ツールの新機能を説明した動画をユーザーに見てもらうことに、広告換算で 100円の価値があるとします。

この場合、動画再再生ボタンをイベントに設定し、それを前ページで解説したように、100円という値を付けて CV に設定しておくことができます。

「カテゴリ」「アクション」「ラベル」を書き込むことで、どのイベントを CV とみなすかを設定できます。

カテゴリ アクション ラベル

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3-6. CV の設定方法 (5) ページグループ

CV というと、購入や会員登録などのアクションに対して割り当てられるものと考えがちですが、ユーザーがあるコンテンツを見てくれたこと自体を CV とみなす場合もあります。

例えば、貴社が「ソーラーカーレース大会」に協賛しているとして、そのことをできるだけ広くPR したいと考えていたとします。この場合、「ソーラーカーレース大会」の特設ページを見てもらうこと自体が CV になります。

ページグループの設定方法は、 P33 をご参照ください。

ページグループを CV に設定する場合は、予め設定してあるページグループ名をプルダウンメニューから選択するたけで、 CV に設定することができます。

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3-7. CV  「ダイジェスト」と「ファネル」の相違点

■ ダイジェストURL 、ページグループを CV に設定した場合、「 CV 数 =  PV 数」という考え方になります。

■ ファネルファネルに表示される数値は、「訪問数」です。たとえば、入力画面や確認画面に何度も戻るユーザーがいると、「 PV 数」だと、その都度数値が増えていきますが、ファネルは「訪問数」ですので、同じ人が何度戻ってきても、途中でセッションが切れない限り、「 1 」のままです。ダイジェスト

ファネル

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4. イベント

4. イベント

PtengineFree版

では対応しておりませ

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4-1. イベントとは

Ptengine では、「オートイベント」「カスタムイベント」という機能を使って、 Web サイト上でのユーザーのアクションを「イベント」として計測することができます。

たとえば、「ショッピングカートに入れる」ボタン、動画再生ボタンのクリック(タップ)など、ページビューではないが、サイトにとって重要なアクションを計測したい場合に利用します。

最近の EC サイトでは、「カートに入れる」ボタンをクリックしても、ページの遷移なくカート投入できる仕組みを取っているサイトが多く、「ボタンのクリック」がカートに投入されたかを判別する唯一の手段であることもありますので、イベント計測の重要性が高まってきています。

なお、 「カスタムイベント」を利用して計測した値は、前章でご説明したコンバージョン( CV )設定にも利用できます。

通常、 CV といえば、購入完了などの“最終段階”に設定することが多いですが、“最終段階”の1つ手前の「カートに入れる」も CV として設定しておくことで、「カートに入れるユーザーは多いが、購入完了までは行ってくれない」といった、よりリアルな形でのユーザーの行動把握が可能になります。

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4-2. オートイベント

Ptengine の画面右上の歯車のアイコンをクリックし、左上に「プロファイル設定」と書かれた画面に移動します。

この画面で左サイドメニューの中から「イベント」をクリックして、イベントの設定を行います。イベント設定には、「オート」「カスタム」の2種類が用意されています。各「オート」設定ボタンを「 ON 」にするたけで、 Web ページの HTMLソースに手を加えることなく、以下の設定ができます。1.外部リンク=計測対象外のサイトに向けて 張られたリンクがそれぞれ何回クリックされた かを自動計測します。2. ファイルダウンロード=たとえば、 PDFファイル  や Zip ファイルなど、計測タグを貼ることが できないファイルのダウンロード回数を自動 計測します。3. メール送信= mailto のリンクが何回クリック されたのかを自動計測します。

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4-3 . カスタムイベント①

「カスタム」をクリックすると、カスタムイベントの設定をすることができます。カスタムイベントとは、 Web 上でユーザーが行う計測可能なアクションの全てを指します。「 Add 」をクリックすると、設定を追加することができます。

たとえば、下記の入力フォームで、「お名前」の入力を、イベント名「 eventNAME 」と命名して計測する場合を例に説明します。

入力フォームの URL を入力し、「取得」ボタンをクリックしてください。(次ページに続く)

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4-3 . カスタムイベント②

赤色の枠線で囲まれているところが、全て、カスタムイベント計測可能な部分です。どの部分を計測する場合でも、 Web ページのHTMLソースを改変する必要がないのがPtengine の特長です。

「お名前」のフォームにカーソルを入れると、ポップアップ Window が表示されますので、「確定」をクリックしてください。

「カテゴリ」「アクション」「ラベル」「バリュー」を記入して「保存」をクリックすれば設定完了です。

項目 必須 内容

カテゴリ 必須 計測したい対象のグループ

アクション 必須 計測したい対象でのユーザーのアクション

ラベル オプション

追加の任意の項目

バリュー オプション

イベントに付与させたい数値(整数)。レポートで集計される。

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4-3 . カスタムイベント③

カスタムイベント機能を使って、入力フォームの最適化をすることも可能です。右の図のように、フォーム入力欄の上から順番にイベントを設定し、それぞれのフォームにマウスカーソルが何回入ったかを調べます。もしもマウスカーソルが入る回数が目に見えて減った箇所があったら、その直前のフォームが、ユーザーにとって、何らかの理由で、入力が面倒な

箇所である可能性があります。改善の余地がないか検討してみる必要があります。

①フォームの URLを入力する

②管理画面に フォームが表示され、 ユーザーが何らかの アクションができる ところが赤枠で選択 可能になる。

124

110

103

100

98

76

54

③各入力フォーム毎にマウスカーソルが入った 回数をカウント→どこでやめたか推測可能に

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4-3 . カスタムイベント④

Ptengine のカスタムイベント機能は、ユーザーがアクションを起こせる箇所に関して、 HTMLソースの改変無しで計測が可能です。

動画の再生ボタンをイベント計測し、 CV をした/しないでフィルターを掛けると、動画が CVに寄与したかを推測することが可能です。

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4-4 . 計測対象となりうるイベントの具体例

下記のようなイベントを計測することができます。

サイトの種類 イベント

EC サイト

カートへ商品の追加

購入決定

会員登録

会員ログイン

メディアサイト

バナー広告のクリック

テキスト広告のクリック

動画の再生

各ソーシャルメディアのボタンのクリック

IR サイト PDF のダウンロード

アフィリエイトサイト アフィリエイトリンクのクリック

スマートフォンサイト スマートフォンからの電話

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4-5 . イベントレポートの見方

「 DATA CENTER 」の「イベント」の項目で、イベントのレポートを見ることができます。イベントのレポートには「カテゴリ」「アクション」「ラベル」の 3 つのタブがあり、それぞれ、下記の一覧表のような内容が表示されます。

イベント

タブ オートイベント カスタムイベント

カテゴリ 外部リンク OutboundLinks カスタムイベントで登録し

た「カテゴリ」が表示される。ダウンロード Downloads

メール送信 Mail

アクション 外部リンク Exit カスタムイベントで登録した「アクション」が表示される。

ダウンロード pdf など、ダウンロードファイルの形式毎に表示

メール送信 Mailto

ラベル 外部リンク 外部リンク先の URL 毎に表示

カスタムイベントで登録した「ラベル」が表示される。

ダウンロード pdf などのリンク URL 毎に表示

メール送信 送信先のメールアドレス毎に表示

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5. ページグループ

5. ページグループ

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5-1. ページグループとは

Ptengine の「ページグループ」機能を使えば、貴社の Web サイトで、貴社なりの分析方法を反映させたサイト構造で、サイト内のコンテンツであるページをグルーピングし分析することができます。

ページをグルーピングすることで、個々のURLだけではなく、グルーピングしたページ毎に数値を集約し、ページグループ毎の比較や分析が可能となります。

例えば、アパレル EC サイトにおいて、サイト内の各 URL に、何らかのルールがあるとします。「ページグループ」機能を利用することで、「キッズ/シャツ」というページグループで、サイト内に多数ある各商品詳細ページを集約した数値を把握することができるのです。

その他のグルーピング可能なページの例として、サイト内に WOMEN 、 MEN 、 KIDS というユーザー属性を対象とするカテゴリがあるとします。また、ユーザー属性とは別の軸としてシャツ、パンツ、

アウターなどファッションアイテムのカテゴリがあるとします。

「ページグループ」機能では、これらのカテゴリを掛け合わせた男性用シャツ、男性用パンツ、男性用アウターなどをグルーピングし、その他のユーザー属性のアイテムグループと比較し、分析することも可能です。

ページグループを設定するには、 Ptengine の画面右上の歯車のアイコンをクリックし、左上に「プロファイル設定」と書かれた画面に移動します。「ページグループ」をクリックし、「 Add 」をクリックしてください。

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5-2. ページグループを設定するメリット

例えば貴社のサイトで、採用関連コンテンツは、 www.aaa.co.jp/saiyo/ というディレクトリにまとめられているかもしれません。

Ptengine の「 DATA CENTER 」⇒「コンテンツ」⇒「ページ」で、 www.aaa.co.jp/saiyo/ を検索すると、採用関連の Web ページのデータの一覧を見ることができますので、「採用」のページグループを設定する必要性はないと思われるかもしれません。

しかし「採用」のページグループを設定しておくと、次のようなメリットがあります。ページグルー

プ設定ありページグ

ループ設定なし

ページグループを CV に設定し、ヒートマップや各種レポートにフィルターが掛けられる

Yes No

CV ファネルにページグループを設定できる

Yes No

UU 、平均滞在時間、直帰率、新規率などがグループ単位で見られる

Yes No

ページグループでまとめたページ群を、 1枚のヒートマップとして見ることはできません。

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5-3. ページグループの設定

ページグループとして登録したいページが数ページしか無い場合は、「 URL 」を選択して、計測対象の URL を書きます。

ページグループをルールで登録したい場合 jは、「 URL Rule 」を使用します。 「 URL Rule 」は、「含む」「前方一致」「後方一致」「完全一致」「正規表現」によって設定することが可能です。

正規表現については、下記の Ptengine のサポートページをご参照ください。

http://support.ptengine.jp/580#more-580

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5-4. ページグループを使用する、解除する

設定したページグループを使用するには、プロファイル名の隣にある、下記のアイコンをクリックしてください。

ページグループを解除する時は、下記のアイコンをクリックしてください。

ページグループ名

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5-5. ページグループ FAQ

Q. 「 DATA CENTER 」の「 CV 」(コンバージョン)の データを「ページグループ」毎に見ることが できますか?

A. 申し訳ございませんが、できません。  「ページグループ」を切り替えても、「 CV 」は、  サイト全体のデータが表示されます。

「ページグループ」を切り替えても、CV は「ページグループ」毎のデータではなく、サイト全体のデータが表示されます。

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6. キャンペーン

6. キャンペーン

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6-1. キャンペーン

リスティング広告経由の訪問は、何もしなければ自然検索経由の訪問と区別が付きません。同様に、メールマガジン経由の訪問もノーリファラーの訪問、まはた Webメールのドメインからの訪問と計測されてしまいます。せっかく費用や工数を掛けた集客施策ですから、その効果測定は適切に行えるようにしましょう。

Ptengine にはキャンペーン機能を利用してサイトのリンク URL にパラメータ「 UTMパラメータ」を付与し、特定のキャンペーン経由であると判別できる仕組みがあります。リスティング広告経由やメールマガジン経由の訪問などは、この機能を利用します。

「 UTMパラメータ」は Google Analytics と同じルールを採用していますので、既にGoolge Analytics で「 UTMパラメータ」を利用してキャンペーンの計測を行っている場合は、Ptengine 向けに新たなパラメータの設定を行っていただく必要はありません。

「 UTMパラメータ」を設定するには、 Ptengine の画面右上の歯車のアイコンをクリックし、左上に「プロファイル設定」と書かれた画面に移動します。「キャンペーン」の「 URL 」生成ツールをクリックし、パラメータを設定します。(次ページに続く。)

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6-2. UTM パラメータ

「 UTMパラメータ」は、下記に様に設定します。

■UTM パラメータを付けておくと、フィルターとして活用できる

Ptengine は、各レポート、ヒートマップにおいて、データにフィルターを掛けることができますが、左の「 UTMパラメーター」を設定しておくと、それぞれの項目でフィルターを掛けて見ることができます。

内容 値の例

キャンペーン名

広告等のキャンペーン名

任意のキャンペーン名

流入元 参照サイト、検索エンジンなど

Yahoo 、 google

メディア

広告種別、流入区分、参照サイトのグループ

cpc 、 displaybanner、 email 、 affiliate 、social-media

キーワード

出稿キーワード

コンテンツ

広告のタイトルや内容など

任意の広告タイトルや内容

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6-3. UTM パラメータ以外のパラメータ

「 UTMパラメータ」以外のパラメータも設定することが可能です。キャンペーンの「パラメータ変換」をクリックし、「 Add 」をクリックしてください。

「 UTMパラメータ」以外のパラメータを含む URL を右の「キャンペーンタグの URL 」にペーストして「 Check 」をクリックしてください。

自動設定を選択した状態でチェックをクリックすると、パラメータが自動抽出されます。たとえば Google AdWords の場合は「キャンペーン名」で「 gclid 」を選択します。

Tool Name欄に「 Google AdWords 」と記入し、「保存」ボタンをクリックすれば、 Google AdWords からの流入をキャンペーンとして設定したことになります。

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6-4. メールマガジンの効果測定も UTM パラメータで

メールマガジンの効果測定には、 UTMパラメータを使用することをおすすめします。

ユーザーがメールマガジンに掲載されているURL をクリックしてサイトを訪問した場合、パラメータが付いていない状態だと、Ptengine を含めて全てのアクセス解析ツールは、「ユーザーがメールマガジンから訪れた」という事実を認識できません。

パラメータなしの場合は、ユーザーがメールを読んでいる環境によって通常「ノーリファラー」か「参照サイト」のいずれかに分類され、「キャンペーン」には分類されないので注意が必要です。

メールマガジンのパラメータの設定例は下記の通りです。

内容 値の例

キャンペーン名 春のキャンペーンなどで特別なメールを送信する場合は、たとえば「 spring_campaign 」、通常時は「 regular 」等とするとよいでしょう。

spring_campaign

流入元 他社の発行するメールマガジンに広告を掲載する場合などは、そのメディア名を記述することをおすすめします。自社の場合は「 owned 」などとするとよいでしょう。自社のメルマガが複数種類ある場合は、区別できるように値を変えてください。

itnews

メディア これは「 mail 」としておくことをおすすめします。 mail

キーワード このパラメーターは、主にリスティング広告用のものなので、メールマガジンの場合は、空欄にしておきます。

コンテンツ たとえば、メールマガジンのヘッダー部とフッター部、 2箇所に広告を掲載し、リンク先が同じという場合、アクセス解析の段階で、どちらに掲載した広告からの流入か、区別がつかなくなってしまいます。それを防ぐために「 header 」「 footer 」などの値を使います。

haader, footer

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7. ヒートマップ

7. ヒートマップ

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7-1. ヒートマップレポートを見る

ヒートマップレポートを見る方法は 2 つあります。1 つは、ヘッダー部のタブの「 PAGE SCENE 」をクリックし、表示された一覧の中から、ページを選んでヒートマップを見る方法です。

もう 1 つは、「 DATA CENTER 」の「コンテンツ」⇒「ページ」でページの一覧を出し、

下記の「 PAGE SCENE 」のアイコンをクリックして、ヒートマップを見るという方法です。

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7-2. Ptengine のヒートマップとは①

Ptengine では、以下の 3種類のヒートマップを利用することができます。

スクロール分析 クリックヒートマップ アテンションヒートマップ

スクロール分析では、実際にユーザーがサイトを閲覧する際に、どこまでスクロールしたのかをユーザーの割合で示します。サイトに訪れたかどうかだけではなく、どの部分まで見たのかが分かるようになります。

クリックヒートマップは、ユーザーがサイトをクリックした場所がヒートマップで表されます。よくクリックされた場所ほど赤くなります。

アテンションヒートマップは、ユーザーがサイトで見ていたエリアをその場所での滞在時間から総和し、ヒートマップの色で表します。よく見られている場所ほど赤くなります。

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7-2. Ptengine のヒートマップとは②

左側がクリックヒートマップ、右側がアテンションヒートマップです。スクロール分析(スクロール到達度)は両方のヒートマップに表示されます。ヒートマップの左上隅にマウスオーバーして表示されるアイコンをクリックすると、ユニークな URL のヒートマップレポートが表示され、関係者間で URL を共有することができます(注)。

クリックヒートマップ アテンションヒートマップ

スクロール分析(スクロール到達度)

集計期間、フィルター条件等を含むユニークな URL が発行される

(注)共有は有料版のみの機能となります。

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7-3. スクロール分析①

かつて、 Web サイトユーザビリティ・コンサルティングの世界では、「 Web ページは長すぎてはいけない。 1.5 スクロール以上になると、ユーザーは離脱してしまう」と言われていました。一方で EC サイトの商品紹介ページや広告から誘導するキャンペーン用のランディングページでは、 1 ページでユーザーに知ってほしいことを言い切ってしまい、途中で離脱を誘う可能性がある余計な導線は設けないという独自の制作手法が進化してきました。

この 2 つの手法は別々の道を歩んできたのですが、ある時点から、 EC サイトのランディングページに限らず、 Web サービスの機能紹介ページや、 BtoB コーポレートサイトのトップページなどでも、「ページを遷移させるということは、ユーザーの気がそれるきっかけを作ることになる」と考えられるようになりました。1 ページでユーザーに知ってほしいことを言い切ってしまう方が、 Web サイトのパフォーマンスが上がりやすい」という考え方が、多くの UI/UX の専門家たちの間で広がってきたのです。

「大事なのは、伝えたいことをまだ伝えていないのに、途中でユーザーを離脱させないこと」という考え方が重視されるようになり、「ページの長さはどれくらいが適切か」という議論は、あまり聞かれなくなりました。「読んでほしい内容を、出来る限り全部読んでもらうには、Web ページをどう作ればよいのか」に議論の焦点が移ってきたのです。

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7-3. スクロール分析②

「スクロール分析」を使うと、前ページの図のように、 Web ページの画面上に、「 54%」といった指標を含む罫線が表示されます。例えば、「 54%」とあるのは、このページの訪問者うち54%が、このラインまで、スクロールして閲覧したことを示しています。「 47%」という数字も見えていますが、このラインでは、もう半数以上の訪問がページから離脱してしまったことになります。

UI/UX の専門家たちが、ページの「長さ」にこだわるのではなく、「実際にユーザーに読まれたか」にこだわるようになった現在では、この「スクロール到達度」分析ができるヒートマップツールは、 Web アクセス解析の現場では、欠かせないものになってきています。

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7-4. クリックヒートマップ①

クリックヒートマップは、ユーザーがサイトをクリックした場所がヒートマップで表されます。よくクリックされた場所ほど赤くなります。

Ptengine のクリックヒートマップは、 ・クリックされた位置の座標 ・ HTMLソースのリンクの記述の両方を計測しているので、クリックされた位置を正確に描画することができます。

右の図は、あるスポーツアパレル EC サイトの商品ページを計測した画面です。ユニフォームの背番号「 19 」の所がクリックされていることが分かります。「ニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中将大選手の背番号を、多くのユーザーがクリックした!」

この事実は、オールドファッションなアクセス解析レポートでは見られなかった分析結果です。

<a href=“http://www....”>○○○○</a>

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7-4. クリックヒートマップ②

もし、前ページの「 19番」を含む写真がクリックできなかったとしたら(商品ページにリンクが張られていない写真だとしたら)、このページは営業機会の損失を発生させていることになります。あるいは、もしもこの「 19番」の写真がスクロール到達度 30%未満のところに置かれていたとしたら、訪問者の 3割未満しかこの写真を見ていないということになります。

クリックヒートマップを用いた分析には、先があります。 Ptengine では、「新規訪問だけに絞り込んだヒートマップ」「バナー広告 A から流入したユーザーだけに絞り込んだヒートマップ」「購入プロセスを完了させたユーザーに絞り込んだヒートマップ」など、思いつく限りのユーザーセグメントによるクリックヒートマップのフィルタリングが可能です。これはクリックヒートマップに限ったことでなく、前出のスクロール到達度、後出のアテンションヒートマップについても同様です。

フィルターは and条件でどんどん繋いでいくことができますので、例えば、

「スマートフォンで閲覧」 and検索ワード「ヤンキース ユニフォーム」 and「新規訪問」 andコンバージョンした(購入に至った)

という条件に当てはまるユーザーだけのヒートマップを分析といったことができます。こうした分析を行うことで、「訪問者に購入してもらうためには、 Web ページ上で何をどう見せればよいのか」ということをリアルタイムのデータで検証しながら、 Web ページを更新していくことができます。まさに、スピーディな判断が今のビジネスにとっては重要なのです。「製品の特長」が読まれていないのなら、読まれるようになるまで、クリエイティブとレイアウトをチューニングしていく必要があります。こうした作業を行うためには、 Ptengine のようなリアルタイムの分析機能が必須で、「ページに変更を加えたけど、結果が分かるのは数時間後」というのでは、 UI/UX チームの士気が低下してしまいます。

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7-4. クリックヒートマップ③ スマートフォンのピンチイン、フリック等の動きについてPtengine のスマートフォンのヒートマップは、タッチパネルに 2 本の指を乗せ、画面上の対象物を拡大縮小する操作、すなわち 「ピンチイン」「ピンチアウト」の動きを描画しない仕様になっており、「ノイズ」と考えられる動きを排除しています。

同様に、指を画面に置いて、一定の方向にはらう操作である「フリック」、指を画面で押して、一定方向へスーッと動かす「スワイプ」の動きもヒートマップに描画しない仕様になっています。

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7-5. アテンションヒートマップ①

アテンションヒートマップとは、ユーザーがスクロールを止めた場所で、ウィンドウの中心座標の滞在時間を計測して作成するヒートマップです。

ユーザーが Web ページのどの部分を注視していたか、すなわち、 Webページのどの記述テキスト、どの図表がアテンションを得ていたかが分析できます。 ブラウザ

ウインドウの中心

アテンションヒートマップでは、ブラウザをスクロールしてストップした、ウインドウの中心の滞在時間を計測しています。

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7-5. アテンションヒートマップ②

アテンションヒートマップを使うと、右の図のように、「広告の訴求ポイントが違うと、集客したユーザーが注視する場所も変わる」という事実を確認することができます。

右の事例では、「価格」に魅力を感じて集まったユーザーは、ファーストビューしか注視していませんが、「機能」に魅力感じて集まったユーザーは、機能の説明をきちんと読んでくれていることが分かります。実際にこのようなデータを確認してみると、「機能」重視派のユーザーは平均滞在時間も長くなっています。アテンションヒートマップを使うと、「ユーザーが、サイト運営者側が期待した行動をしてくれたか」をリアルタイムで確認しながら、広告のクリエイティブを変えて、すぐに効果を確認することが可能です。

どちらのユーザーも大事な見込み客ですが、一般的に「機能」を訴求できたユーザー程、コンバージョンレートが高くなる傾向があることが分かっています。

Web サイト運営の現場では、1 つのディスプレイでヒートマップ画面を開きっぱなしにして、別のディスプレイで、PhotoShop を開いて、バナー広告のクリエイティブをチューニングする、といった光景も見られるようになりました。

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7-6. ページ分析機能

「ページ分析( β版)」をクリックすると、

ページ上のクリック数を数値で確認できる画面になります。正確なクリック数が知りたい時に利用します。

動画の再生ボタンが 42 回クリックされたことが画面上の数値と、表の数値で確認できます。

Ptengine のクリックヒートマップは、精度を高めるため、座標だけでなくタグ情報読み取っているため、個別の数値カウントが可能です。

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7-7. ヒートマップの比較

下記のヒートマップは、あるデータ分析ツールの「お問合せ」をコンバージョンとする分析の結果ですが、このヒートマップからは、「コンバージョンした人は、このツールがどんな企業に導入されているか、知りたがっていたようだ」といったことが分かります。「それでは、どのようなチューニングを行えば、さらにコンバージョンレートが上がるのか」という判断を行うことができるようになります。

この左右に並べて比較できる機能ですが、 A/B テストを行っている場合は、クリエイティブ A と Bのヒートマップを左右に並べて比較することができます。レポート作成担当者が、 PowerPoint で社内向け資料を作る必要はありません。

ヒートマップを比較する手順は以下の通りです。まず、「比較対象の追加」をクリックします。

比較するヒートマップの種類を選びます。

左右のヒートマップで、 URL (たとえば、パラメータを変えて A,B テスト)、集計期間、フィルター条件を変えて、比較することができます。

CV した人のヒートマップ

CV しなかった人の

ヒートマップ

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7-8. ヒートマップにフィルターを掛ける

Ptengine のヒートマップには、下記の項目のフィルターを掛けることができます。フィルターは、 and条件で複数掛けることができます。(例:新規訪問 and CV した)and条件は幾つでも追加できます。 (フィルターは、 DATA CENTER の各レポートにも全て適用できます。)

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7-9. ヒートマップをチームで共有

Ptengine のヒートマップは、集計期間、フィルター条件等を保存した状態で一意の URL を発行し共有することができます。この URL をメールなどで共有することで、社内外の協業メンバーと、ヒートマップを共有することができます。

PtengineFree版

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クリックヒートマップ、またはアテンションヒートマップの左上にマウスカーソルを近づけると、右上を向いたアイコンが表示されますのでクリックしてください。共有用のヒートマップが別タブ、または別ウィンドウで表示されます。

上記①の URL を共有していただくと、②の「集計期間」「使用したフィルター条件」を付加した状態でヒートマップを共有していただくことができます。

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8. ヒートマップ ウェブビュー機能

8. ヒートマップ ウェブビュー機能

ヒートマップの「ウェブビユー機能」は、Webページを見るのと同じ感覚でヒートマップを見ることができる機能です。

【 PC サイトの場合】通常のヒートマップの画面で、下図の画面右上にある「ウェブビュー」ボタンをクリックしてください。ブラウザで新しいタブが開きます。

ブラウザで Web ページを見るのと同じ感覚で、ヒートマップを確認することができます。

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8-1. ヒートマップのウェブビュー機能の画面の見方と操作方法①

画面ヘッダーの部分にヒートマップのツールバーがあります。

ツールバーの一番左にページ全体のクリック数が表示されます。「隠す」のアイコンをクリックすると、通常の Web ページが表示されます。「更新」のアイコンをクリックすると、再びヒートマップデータが表示されます。

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8-1. ヒートマップのウェブビュー機能の画面の見方と操作方法②

ツールバーの一番右に目の形のアイコンがあります。スクロール到達率を表示させない場合、アイコンを押してください。

【スマホサイトの場合】PC の場合と同様に画面右上にある「ウェブビュー」ボタンをクリックしてください。PC ブラウザでスマホサイトのヒートマップをウェブビューで見たい場合、ブラウザの UA(ユーザーエージェント)をスマホサイトのUA に偽装する必要があります。

詳しくは、下記の URL でご紹介しています。http://goo.gl/oh68i5Ptengine のサポートサイト「端末毎のヒートマップ表示方法」

ブラウザの UA をスマホに偽装してからポップアップウィンドウの「確定」ボタンを押してください。スマートフォンサイトのヒートマップをPC のブラウザで確認することができます。

【留意事項】ブラウザのウィンドを拡大 /縮小する場合、必ず画面ヘッダーにあるツールバーの「更新」(ページリフレッシュ)ボタンをクリックしてください。ヒートマップデータが画面サイズに合わせて更新されます。

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8-2. ヒートマップのウェブビュー機能  URL を知らせるだけで共有可能

ウェブビューは、 URL を関係者に知らせるだけで、共有することができます。ウェブビューの URL を受け取った人が、Ptengine にログインする必要はありません。

URL を知らせるだけで、ウェブビューを共有できます。

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9. ヒートマップ  FAQ

9. ヒートマップ  FAQ

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9. ヒートマップ  FAQ

Q1. 「ページグループ」でまとめたページ群を  1 枚のヒートマップとして、まとめて見ることは できますか?

A1. 申し訳ございませんが、できません。

Q2. 同じ内容のページを、複数種類の  パラメーターを付けて管理しています。  たとえば、下記の 6 種類のパラメーターが  あるとして、「 m=3 」のパラメーターの   URL だけをまとめて見ることができますか?   ?U=1&t=2&m=3   ?U=3&t=5&m=3   ?U=5&t=9&m=3   ?U=1&t=2&m=4   ?U=3&t=5&m=5   ?U=5&t=9&m=6

Q2. できます。「 PAGE SCENE 」で残したい  パラメータを含む URL のヒートマップを表示  し、右上の図のように、レポートのヘッダー部  の重箱ような形のアイコンをクリックしてくだ  さい。開いたウィンドウで、 「設定」ボタンを  クリックし、パラメータが表示されたら、  残したいパラメーターだけをクリック残して    「適用」をクリックしてください。

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10 除外計測

10. 除外計測

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10. 除外計測

自社のオフィス内からのアクセスや Web制作会社様からのアクセスを計測から除外したい場合は、接続元 IP アドレスの除外設定を行ってください。除外 IP アドレスは、①のように 1件ずつ追加していく方法の他、②の例にあるように、範囲指定で設定することも可能です。

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11. ユーザーの追加

11. ユーザーの追加

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11-1. ユーザーの追加

ユーザーを追加したい場合は、「ユーザー」の一覧表の下にある、「 Add 」ボタンをクリックしてください。

「 Add 」ボタンをクリックすると、追加ユーザーへ招待メールを送るためのウィンドウが表示されます。追加ユーザーのメールアドレスを①に入力し、メールを本文を必要に応じて書き換えた上で「プレビュー」ボタンをクリックしてください。

次の画面で追加するユーザーに管理者権限を与えるかどうかを設定します。管理者権限が与えられたユーザーはページグループやキャンペーン、 CV などの設定、プロファイルの編集ができます。管理者権限を与える場合は②をチェックして下さい。※プロファイルの削除はプロファイル作成者アカウントのみが可能です。

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11-1. ユーザーの追加

「 Add 」ボタンをクリックすると、追加ユーザーへ招待メールを送るためのウィンドウが表示されます。追加ユーザーのメールアドレスを①に入力し、メールを本文を必要に応じて書き換えた上で「プレビュー」ボタンをクリックしてください。次の画面で追加するユーザーに管理者権限を与えるかどうかを設定します。管理者権限が与えられたユーザーはページグループやキャンペーン、 CV などの設定、プロファイルの編集ができます。管理者権限を与える場合は②をチェックして下さい。

※プロファイルの削除はプロファイル作成者アカウントのみが可能です。

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12. Optimizely とのヒートマップ連携

12. Optimizely とのヒートマップ連携

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12-1. Optimizely とは?/連携のための前提条件

■Optimizely とは?

Optimizely ( https://www.optimizely.com/ )は2008 年のアメリカ大統領選挙運動で、オバマ陣営の Web でのキャンペーンを成功させ、勝利に貢献したメンバーで創業された企業です。Optimizely は、従来ではプログラミング知識を有する専任者のみが運用可能だった A/Bテストにおいて、ページ内にコードを1行埋めるだけで、テスト作成から実施までを簡単に行うことができるツールです。

■ Optimizely とのヒートマップ連携のための 前提条件

Optimizely は、お客様ご自身で Optimizely 社とご契約をいただきますよう、お願い申し上げます。

(1) Opitimizely のアカウントをお持ちである。(2) Optimizely側で事前にテストの設定され

て  いる( Optimizely での事前に設定方法に  ついては、後述。)

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12-2. Optimizely 事前設定ガイド①

Optimizely にログインします。https://www.optimizely.jp/

PRODSite  →  Experimentsへ移動してください。ヒートマップで閲覧したい実験名の箇所にマウス右ボタンをクリックして、「編集」をクリックします。

右上にある「オプション」をクリックし、「 URL Targeting 」をクリックします。

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12-2. Optimizely 事前設定ガイド②

URL ターゲット設定ページの中で、赤い枠の部分のプラスボタンをクリックします。

ptengine を入力し、「 Substring match 」を選択します。「適用」ボタンをクリックし、設定完了です。

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12-3. Optimizely ヒートマップ連携画面の見方①

ここから先は Ptengine の操作です。

「プロファイル設定」で「ヒートマップ」→「実験」の設定ページに入ります。スイッチを「 ON 」に切り替えてください。

「戻る」ボタンをクリックし、「 PAGE SCENE 」のタブをクリックして、ヒートマップページ一覧表を表示させます。

ページ一覧から AB テストを行っているページのURL をクリックし、そのページのヒートマップレポートを表示させます。

ヒートマップレポート画面の上にページ URLの入力 バーがあります。右側に Optimizely のアイコンがありますので、そのアイコンをクリックすると、 Optimizely で事前に設定された実験名が一覧で表示されます。

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12-3. Optimizely ヒートマップ連携画面の見方②

確認したい AB テストページの実験名を選択すると、 Optimizely のアイコンが青くなり、対象のテストページのヒートマップを確認することができます。

左上の矢印のアイコンをクリックすると、通常のヒートマップと同様に、ヒートマップが 1 画面で表示されます。

1 画面で表示されたレポートの下記の赤線で囲んだ部分に実験名が入ります。

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13. WordPress プラグイン

13. WordPress プラグイン

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13-1. WordPress プラグインのインストール方法①

下記の画面で、左サイドメニューの「プラグイン」をクリックし、上部に表示される「新規追加」をクリックしてください。

「プラグインを追加」の画面が表示されたら、右上にある「プラグインの検索」の検索ウィンドウで、

Ptengine

と入力して、実行してください。

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13-1. WordPress プラグインのインストール方法②

検索結果に、Ptengine - Real time web analytics and Heatmapというプラグインが表示されます。これがPtengine のプラグインです。「いますぐインストール」をクリックしてください、

プラグインのインストールが完了すると、右上の画面が表示されます。「プラグインの有効化」をクリックしてください。

下記のように「プラグイン」の一覧に、「 Ptengine 」のプラグインが追加されます。プラグインの下に、「停止 | 編集」と記載されています。「停止」と記載されている場合、プラグインは有効化されています。もしも「有効化」と表記されていたら、有効化されていない状態ですので、「有効化」の文字をクリックしてください。

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13-1. WordPress プラグインのインストール方法③

Ptengine のプラグインが有効化されると、下記のように、 WordPress のメニューに「 Ptengine 」の項目が追加されますので、「 Ptengine 」をクリックしてください。

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13-2. まだ Ptengine のアカウントをお持ちでない場合①

Ptengine のアカウントをまだお持ちでない場合でも、 WordPress の管理画面上ですぐにアカウントを作成することができます。

下記の画面でメールアドレスとパスワードを入力して、「無料登録」をクリックしてください。

下記の画面で、「プロファイル名」を入力し、「保存」ボタンをクリックしてください。

「プロファイル」とは Ptengine の計測を管理する単位です。「プロファイル」毎にユーザーに閲覧権を発行することができます。「プロファイル」は、計測対象のサイトがすぐ分かるよう、分かりやすいプロファイル名を付けておくことをおすすめします。

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13-2. まだ Ptengine のアカウントをお持ちでない場合②

下記の画面で「バッジ」の設定を「 ON 」にすることで、月間計測ページビュー数の上限を増やすことができます。

左の画面の右下の「今すぐ利用開始」ボタンをクリックすると、下記の画面が表示され、Ptengine の計測がスタートします。

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13-3. 既に Ptengine のアカウントをお持ちの場合①

1.下記の画面で、「既に登録しているメールアドレス?」をクリックしてください。

2.既にお持ちの Ptengine アカウントのメールアドレスとパスワードを入力して、ログインしてください。

3.下記の画面で「新しいプロファイルを追加する」を選択し、新しいプロファイル名をクリックして、「保存」をクリックしてください。

Ptengine 無料版をご利用の場合は、「新しいプロファイルを追加」を選択すると、無料版はプロファイルを 2 つ以上作成することができないため、「利用可能のプロファイル数の上限に達しました。」と表示されます。 無料版をご利用中で、既にご利用中のアカウントで、プロファイルを追加したい場合は、下記の画面内にある「アップグレード」のリンクをクリックして、有料版のご案内をご参照ください。

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13-3. 既に Ptengine のアカウントをお持ちの場合②

前ページの画面で、「既にあるプロファイルを選択」を選ぶと、下記の図のように、現在ご利用中のアカウントで作成したプロファイル名が表示されます。

上記の画面で「既にあるプロファイル」のプロファイル名を選択して「保存」すると、お客様のご契約、設定状況によって、次のいずれかの状態になります。

A. Ptengine 有料版をお使いいただいている場合: 

今回 WordPress プラグインで計測する対象のサイトのドメインが同じ場合でも異なる場合でも、指定されたプロファイルに計測対象として追加されます。

ただし、「エコノミー」「ビジネス」「ファースト」のオンラインプランをご利用いただいている場合、それぞれ、 1 プロファイルで計測できるドメイン数に上限があります。詳しくは「プラン表」(注)でご確認ください。

(注) プラン表 http://www.ptengine.jp/plan/

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13-3. 既に Ptengine のアカウントをお持ちの場合③

B. Ptengine 無料版をお使いいただいている場合: 

今回 WordPress プラグインで計測する対象のサイトのドメインが異なる場合、無料版では、1 つのプロファイルについて、 1 つのドメインしか設定できないため、「利用可能のドメイン数の上限に達しました。」というメッセージが表示されます。既にご利用中のプロファイルで、計測対象ドメイン(=WordPress プラグインで計測対象とするドメイン)を追加したい場合は、右の画面内にある「アップグレード」のリンクをクリックして、有料版のご案内をご参照ください。

※サブドメインのみ異なる場合は、1つのドメインとして計測されますので、無料版で計測可能です。

 (例)tulip.aaa.comとsakura.aaa.comは同じドメインです。

ここから先の手順は、前出の「新しく Ptengine のアカウントを作成する場合」の「3.」以降と同一の内容となりますのでご参照ください。( P.78  右側~ p.79 )

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14. その他

13. その他

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お問合せの際にご用意いただきたい情報

■ お問合せの際にご用意いただきたい情報

お手数ですが、以下の情報をご用意いただいた上で、お問合せください、

1. Ptengine のアカウントを作成された際に使用された Eメールアドレス。

2. お問合せ対象の「プロファイル名」。(「プロファイル名」は、 右の図の位置に表示されます。)

3. ヒートマップのお問合せの場合は、お問合せされたいヒート マップのヒートマップ共有用 URL をお教えください。共有用 URL については、本マニュアルの 「 7-9. ヒートマップをチームで共有」 をご参照ください。

プロファイル名

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Ptengine の情報

■ 公式情報

● Ptengine サポートサイト  http://support.ptengine.jp/

 サポートサイトには、 Ptengine の 各レポート画面の右上の「?」から 行くことがもできます。

※このマニュアルに関してのお問合せについては、次ページをご参照ください。

■Ptmind コンサルタントによる連載

●ECzine 「ヒートマップで EC サイトの CVR アップ」 (連載中)http://eczine.jp/article/corner/48●ITmedia マーケティング「今こそ!ヒートマップ」 (連載期間: 2014年 7月~ 2014年 11月 全 6回)http://www.itmedia.co.jp/keywords/heatmap_pt.html

■ Ptengine ユーザーの皆様が作ってくださった 動画

● 無料の高機能アクセス解析ツール Ptengine を試してみた ヒートマップ解析を PC スマホで実現https://www.youtube.com/watch?v=fzDPxqQrQvY● Ptengine のヒートマップの結果報告 1( アテンション部門 )[Heat Map, Attention]https://www.youtube.com/watch?v=-kWuLmZmdPE● Ptengine のヒートマップの結果報告 2( クリックマップ部門 )[Heat Map, Clickmap]https://www.youtube.com/watch?v=pM7b71pEAzs

For further information

株式会社 Ptmind ビジネスソリューション部 (担当:中田)     メール: [email protected]

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