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-1- 浦川原中学校だより - おおらかに、たくましく生きぬく生徒 - (1)自ら学ぶ意欲を育て、確かな学力の定着を図る。 (2)豊かな心と主体的に生きる力を育てる教育の充実を図る。 (3)将来の生き方を考えさせる体験活動の充実を図る。 (4)家庭や地域との連携を密にし、地域に開かれた学校の実現に努める。 第12号 平成27年3月24日発行 やらされ感のある挨拶 校長 八木 一志 当校では校長室と保健室前の廊下は大きな声を出したり騒いだりしてはならないサイレントゾーン になっています。理由は、校長室に来客があったり、保健室で体調を崩して休んでいる生徒がいたり するからです。そのルールはマナーとしても概ね守られています。が、卒業式まであと1ヶ月を切っ た頃でしょうか。職員室から用を足して校長室に戻ろうとした時です。体育の授業から教室に戻る3 年生の姿がありました。体育の授業が楽しかったのでしょうか、次の授業への期待からでしょうか、 どの顔も笑顔で少し大きめの声で談笑しながら歩いてきます。そして、私に気付いた生徒が詫びるの です。「すみません。うるさくして」と。大人の品格を感じるその立ち居振る舞いに感動しました。 私に自然な笑顔と会釈をして教室に向かう3年生を見送ってから校長室に入り、「もう少しであの 子たちともお別れです。寂しくなります」と、感慨に耽ります。私は、校長室前を通る、生徒の声を ふけ 聞いたり姿を見て声を掛けたりするのを楽しみにしています。ルールやマナーの遵守は当然ですが、 卒業までの校長室前については、「3年生は例外ですよ、元気な声を沢山聞かせてください」と担任 の先生から話してもらい名残を惜しみました。また、エールとして下校時に、川嶋あいさんの「旅立 ちの日に」ゆずさんの「栄光の架け橋」アンジェラ・アキ さんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」尾崎 豊さんの「僕が僕であるように」等、私の好きな曲を廊下に流してもらいました。38名の卒業生は、 それぞれの夢を実現させるために無事旅立って行きました。2年生は大阪・京都方面の修学旅行も無 事終え最高学年となる喜びに溢れています。1年生は、地域の一大イベントである「灯の回廊」に、 お手伝いできたことに、これまた喜びを感じています。中堅学年になる自覚ができてきました。こう して平成26年度の教育活動が終了できましたことに感謝申し上げます。保護者、御家族、地域の皆 様に心から御礼申し上げます。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、本号では、もう一つ私の思いを述べさせていただきます。「生徒は、坂道挨拶や学校内での 挨拶はいいが、(それもやらされ感が強い。)地域ではほとんど挨拶をしない。元気もない」等の声 を、学校評価や学校運営協議会の委員の皆様から聞きます。校長として、期待に応えられていないこ とに哀感の思いです。 あいかん 生徒はなぜ坂道や校舎での挨拶ができても地域ではできないのでしょうか。挨拶には師弟同行、率 先垂範の伴った指導が必要です。それは、時に、やらされ感も伴うものです。教育は感化なのですか ら地域で挨拶ができないことへの責任転換をするのものでは決してありません。しかし、学校から一 歩でた子どもは地域の子どもです。地域の宝は地域(勿論、学校も含まれますが)で育てなければな りません。地域の教育力の原点は、地域の老若男女がどれだけ温かく親身な挨拶をお互いに交わし合 えることが出来るかに尽きる、と思います。たとえ生徒に挨拶されなくても挨拶する自分を清々しい すがすが と思い、へこたれることなく、めげずに笑顔を添えた挨拶や声掛けをし続けていただきたいと思いま す。 私は時々、ほくほく線を利用して出勤します。浦川原駅から学校までの道中、小学生や地域の皆様 にお会いします。どなたも、爽やかな挨拶を返してくれます。その一日を上機嫌で過ごすことができ ます。だから私は、浦川原中学校の生徒が、地域の皆様に活力と希望を与える挨拶ができるよう、し っかりとかかわって参りたいと思っているのです。

き ず な...-1-浦川原中学校だより -おおらかに、たくましく生きぬく生徒- き ず な 重 点 目 標 (1)自ら学ぶ意欲を育て、確かな学力の定着を図る。(2)豊かな心と主体的に生きる力を育てる教育の充実を図る。(3)将来の生き方を考えさせる体験活動の充実を図る。

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    浦川原中学校だより - おおらかに、たくましく生きぬく生徒 -

    き ず な重 点 目 標

    (1)自ら学ぶ意欲を育て、確かな学力の定着を図る。

    (2)豊かな心と主体的に生きる力を育てる教育の充実を図る。

    (3)将来の生き方を考えさせる体験活動の充実を図る。

    (4)家庭や地域との連携を密にし、地域に開かれた学校の実現に努める。

    第12号 平成27年3月24日発行

    やらされ感のある挨拶校長 八木 一志

    当校では校長室と保健室前の廊下は大きな声を出したり騒いだりしてはならないサイレントゾーン

    になっています。理由は、校長室に来客があったり、保健室で体調を崩して休んでいる生徒がいたり

    するからです。そのルールはマナーとしても概ね守られています。が、卒業式まであと1ヶ月を切っ

    た頃でしょうか。職員室から用を足して校長室に戻ろうとした時です。体育の授業から教室に戻る3

    年生の姿がありました。体育の授業が楽しかったのでしょうか、次の授業への期待からでしょうか、

    どの顔も笑顔で少し大きめの声で談笑しながら歩いてきます。そして、私に気付いた生徒が詫びるのわ

    です。「すみません。うるさくして」と。大人の品格を感じるその立ち居振る舞いに感動しました。

    私に自然な笑顔と会釈をして教室に向かう3年生を見送ってから校長室に入り、「もう少しであの

    子たちともお別れです。寂しくなります」と、感慨に耽ります。私は、校長室前を通る、生徒の声をふけ

    聞いたり姿を見て声を掛けたりするのを楽しみにしています。ルールやマナーの遵守は当然ですが、

    卒業までの校長室前については、「3年生は例外ですよ、元気な声を沢山聞かせてください」と担任

    の先生から話してもらい名残を惜しみました。また、エールとして下校時に、川嶋あいさんの「旅立

    ちの日に」ゆずさんの「栄光の架け橋」アンジェラ・アキ さんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」尾崎

    豊さんの「僕が僕であるように」等、私の好きな曲を廊下に流してもらいました。38名の卒業生は、

    それぞれの夢を実現させるために無事旅立って行きました。2年生は大阪・京都方面の修学旅行も無

    事終え最高学年となる喜びに溢れています。1年生は、地域の一大イベントである「灯の回廊」に、

    お手伝いできたことに、これまた喜びを感じています。中堅学年になる自覚ができてきました。こう

    して平成26年度の教育活動が終了できましたことに感謝申し上げます。保護者、御家族、地域の皆

    様に心から御礼申し上げます。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。

    さて、本号では、もう一つ私の思いを述べさせていただきます。「生徒は、坂道挨拶や学校内での

    挨拶はいいが、(それもやらされ感が強い。)地域ではほとんど挨拶をしない。元気もない」等の声

    を、学校評価や学校運営協議会の委員の皆様から聞きます。校長として、期待に応えられていないこ

    とに哀感の思いです。あいかん

    生徒はなぜ坂道や校舎での挨拶ができても地域ではできないのでしょうか。挨拶には師弟同行、率

    先垂範の伴った指導が必要です。それは、時に、やらされ感も伴うものです。教育は感化なのですか

    ら地域で挨拶ができないことへの責任転換をするのものでは決してありません。しかし、学校から一

    歩でた子どもは地域の子どもです。地域の宝は地域(勿論、学校も含まれますが)で育てなければな

    りません。地域の教育力の原点は、地域の老若男女がどれだけ温かく親身な挨拶をお互いに交わし合

    えることが出来るかに尽きる、と思います。たとえ生徒に挨拶されなくても挨拶する自分を清々しいすがすが

    と思い、へこたれることなく、めげずに笑顔を添えた挨拶や声掛けをし続けていただきたいと思いま

    す。

    私は時々、ほくほく線を利用して出勤します。浦川原駅から学校までの道中、小学生や地域の皆様

    にお会いします。どなたも、爽やかな挨拶を返してくれます。その一日を上機嫌で過ごすことができ

    ます。だから私は、浦川原中学校の生徒が、地域の皆様に活力と希望を与える挨拶ができるよう、し

    っかりとかかわって参りたいと思っているのです。

  • - 2 -

    学校の様子を紹介します!第68回卒業証書授与式 3月6日(金)

    38名の卒業生が巣立って

    行きました。この一年間本当

    に全校のリーダーとして、それ

    ぞれの個性を発揮し、活躍し

    てくれました。当日は、多くの

    御来賓及び保護者の皆様

    から御臨席いただき、卒業

    生の門出を祝っていただきま

    卒業生入場 二人揃って堂々と入場 した。ありがとうございました。

    卒業証書授与 学級担任の熱い呼名 学校長はなむけの言葉

    来賓お祝いの言葉 在校生送る言葉 卒業生別れの言葉

    式歌「旅立ちの日に」

    卒業生一人一人が校長先生よりしっかりと卒業証書を受け取りました。式歌「旅立ちの

    日に」を、全校生徒で歌い、すばらしい感動の歌声が体育館に響いていました。

  • - 3 -

    卒業生と一緒に歌う最後の校歌 卒業証書を手に卒業記念合唱「道」

    保護者・来賓の皆様、そして先生方に挨拶をして退場 最後の学活の様子

    修学旅行 3月10日(火)~12日(木)2年生46名全員で、大阪・京都に修学旅行に行って来ました。1日目は、大阪で造幣

    局と大阪城を見学しました。2日目は、京都市内班別自主研修、そして夜は宿舎で吉本お

    笑い講座を行いました。3日目は、京都教育センターで伝統産業体験を行い、その後、二

    条城を見学しました。事故やけがもなく全員が元気に帰ってくることができました。多くの人と

    出会い、そして触れ合い、とても充実した体験活動となりました。

    造幣局を見学 大阪城をバックに記念撮影 B組 お好み焼き作りに挑戦

    伝統体験

    班別行動

    吉本「スーパーマラドーナ」 二条城の前で記念撮影 A組

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    3月のweb問題の結果1月よりスタートした学力向上への取組も2ヵ月が経過しました。3

    月のweb問題でも、その成果が表れてきており、1・2年生ともに、国

    語・数学・英語で、県の平均点を上回りました。特に、1年生の数学

    と2年生の英語でその力を発揮してくれました。県平均との比較 国 語 数 学 英 語

    1年生 +0.6 ↗ +1.0 ↗ +0.2 ↗

    2年生 +0.6 ↗ +0.3 ↗ +1.1 ↗

    入 ○英語検定合格者

    選 3級…五十嵐樹里亜・南波実佑・水澤祐斗・瀬戸口葵・村松璃奈・山崎誠樹

    結 4級…石田季見花・上野蓮太・瀬戸口葵・鴇﨑晧平・山崎武留

    果 5級…池田裕登・西山怜希

    平成26年度 浦川原中学校同窓会報告今年度お預かりした同窓会費より、以下のように支出させていただきました。

    ありがとうございました。No 品 目 金 額

    1 理事会案内状郵便代 82円×6通×2回 984

    2 事務局プリンターインク代 5,594

    3 校旗・ポール代 74,284

    4 ジェットヒーター 209,000

    5 楽器修理代 19,440

    合 計 309,302 ジェットヒーターは卒業式

    でも活躍しました4・5月の行事予定

    日付 曜 行 事 予 定 日付 曜 行 事 予 定

    1 水 17 金 授業参観 第1回PTA総会

    2 木 18 土

    3 金 19 日

    4 土 20 月 全校朝会

    5 日 21 火 全国学力・学習状況調査(国・数・理)3年

    6 月 3年生クラス発表 22 水

    7 火 新任式・始業式・入学式 *弁当持参 23 木 歯科検診

    8 水 24 金

    9 木 発育測定 生徒会入会式 PTA役員会 25 土

    10 金 26 日

    11 土 野球部シード戦 27 月

    12 日 野球部シード戦 28 火

    13 月 29 水 昭和の日 上越市合併10周年記念事業

    14 火 30 木 内科検診

    15 水 5/1 金 チャレンジウォーク

    16 木 尿検査1次 2 土

    【お知らせ】生徒の学校の様子をホームページで紹介しています。是非、御覧ください。

    上越市立浦川原中学校 〒942-0314 新潟県上越市浦川原区顕聖寺350

    ℡ 025-599-2230 FAX 025-599-3960

    Email [email protected] ホームページ http://uragawara.jorne.ed.jp