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1 © 2017 Citrix
2 © 2017 Citrix
セールスエンジニアリング本部
パートナーSE部 SIパートナーグループ
林 博乃
© 2017 Citrix
A-2
次世代アプリケーション管理インフラアプリケーション仮想化App Layering 徹底解説‼
3 © 2017 Citrix
皆さん 突然ですが
イメージ管理してますか!!?
4 © 2017 Citrix
Stock Image Comp
•また新しいアプリケーションを使いたいって言ってきたよ
•そのアプリケーションを使うのはその部署の数人だけ
•あそこのマネージャおっかないからな…仕方がないからマスターイメージもう1つ作るか
今日もITチームに無理難題が!!?
マスターディスクの 管理作業イメージ図
で…結局IT作業はこんな感じ
6 © 2017 Citrix
• App Layering とは
• App Layering の動作
• App Layering 設定手順とTips
アジェンダ
App Layeringとは
8 © 2017 Citrix
App Layeringとは• Citrix が 2017年1月に買収した
Windowsアプリケーションパッケージングおよび管理技術のイノベーター企業
• よりシンプルかつ容易な XenApp・XenDesktop によるアプリケーションとデスクトップのセキュアな導入と管理を実現します
• AppDisk と Personal vDiskの後継
9 © 2017 Citrix
App Layering = アプリケーションレイヤリング
• アプリケーションとOSをイメージで分離する• アプリの互換性(> 99.5%)
• 簡単に誰でもレイヤーを作ることができます
• 1つの Appレイヤーにつき1つのアプリ(技術的には複数のアプリを入れる事が可能)
10 © 2017 Citrix
オンプレ環境 クラウド環境
オンプレミス環境でも クラウドでも 利用可能
11 © 2017 Citrix
• イメージ管理におけるマスターディスクの作成機能
• マスター イメージ作成・管理の効率化
App Layering - 大きく2つの機能
• セッション開始時にアプリケーションやユーザー環境を動的に配信する機能
• 実体はCIFS共有フォルダーから仮想ディスクが読み込まれる
Layered Images™
Elastic Layering™
12 © 2017 Citrix
Machine Creation Services(MCS)の動作イメージ
MasterSnapCopy
ファストクローン
MasterSnap
スナップショット取得
差分
DIFF
Machine Creation Services(MCS)
マスターイメージをファストクローン機能により、指定台数分の仮想デスクトップ用ストレージを展開する技術
仮想デスクトップ環境のマスター
レイヤードイメージ
識別情報
仮想デスクトップ1
識別情報ディスク
差分
DIFF
識別情報
仮想デスクトップ2
識別情報ディスク
差分
DIFF
識別情報
仮想デスクトップ3
識別情報ディスク
ファストクローン
ファストクローン
起動マスタフルコピー
マスター更新し、“展開”操作を実施すると新しい更新イメージで、仮想デスクトップを再作成する
13 © 2015 Citrix.
Provisioning Services(PVS)の動作イメージ
vDisk
ターゲットマシン
同一のマスターイメージがネットワーク越しに配信される
キャシュをvDisk配信サーバーに持つ
マスターイメージ(vDisk)
•コンピュータ名や、ADに登録済みのADコンピュータ識別(SID)はPVSの管理DBからMACアドレス毎に個別に管理
レイヤードイメージ
14 © 2017 Citrix
• イメージ管理のマスターイメージとして使用
• OS、プラットフォーム、アプリケーションを分離して管理• パッチやアップグレード時の作業効率アップ!
• 様々なインフラ環境• XenApp, XenDesktop, VMware View
• ハイパーバイザ・クラウド• vSphere, Azure, Hyper-V, XenServer
• イメージ管理• PVS, MCS, Composer…
Layered Image
15 © 2017 Citrix
• イメージ管理におけるベースディスクの作成機能
• ベースイメージ作成・管理の効率化
App Layering - 大きく2つの機能
• セッション開始時にアプリケーションやユーザー環境を動的に配信する機能
• 実体はCIFS共有フォルダーから仮想ディスクが読み込まれる
Layered Images™
Elastic Layering™
16 © 2017 Citrix
Elastic レイヤーに動的に追加されたアプリケーション同じ XenApp Server 使用時 でも セッション開始時に任意のユーザーに対してダイナミックにアプリケーションを追加
ユーザーAには追加アプリケーション無し
ユーザーBにはセッション開始時にアプリケーションを追加配信
17 © 2017 Citrix
Elastic Layer
•アプリケーションを個別に配信Actrive Directory のグループ・メンバーに割り当て
•ユーザーレイヤー (Lab機能)ユーザー個別のプロファイルやアプリケーションを管理
18 © 2017 Citrix
App Layering5つの “ウリ”
★ Cloud Ready戦略的パートナー Microsoft の Azureをサポートする唯一のソリューション
★99%以上の アプリケーション 互換性市場で一般的な ほぼすべてのアプリを使用する事が可能
★ログインが早い!2つのレイヤーテクノロジーの使い分けでログインを効率化
★プラットフォームにロックインしない柔軟性Platform レイヤーにより 同じApp レイヤーを再パッケージせずにあらゆるハイパーバイザまたはクラウドに配信可能
★イメージ管理が容易Windows と アプリは一度だけメンテナンスすれば、PVS やMCS、Composer 等のコンポーネントを介して提供できるすべてのプラットフォーム用のレイヤード イメージを作成可能
19 © 2017 Citrix
•コスト削減• アプリケーションイメージの共有によりディスクの削減
• ハードウェア故障からの復旧速度の向上
• IT部門の業務効率化• アプリケーションの配布の簡素化
• 修正モジュールの配布の容易さ
•ユーザーの満足度向上• 一貫性のあるデスクトップ利用により修正モジュールやバージョンアップ後でも変わらぬ使用感の提供
• 万一不具合があってもすぐに元の状態に戻せる
導入メリット
App Layeringの動作
21 © 2017 Citrix
アプリケーションとユーザ環境の配信
Layered Image
Citrix PVS
Citrix MCS
VMW Composer
Azure
Windows Layered Image
Guest Layering Services
ネットワーク共有フォルダ
OS レイヤー
Platform レイヤー
App レイヤー
EnterpriseLayer Manager
22 © 2017 Citrix クロスプラットフォーム環境での展開例
Master Layer Storage
EnterpriseLayer Manager
23 © 2017 Citrix
Elastic Layer使用イメージ
Elastic Layer用共有フォルダー(*1)
VDIマスターイメージ
Layering Services
XenAppマスターイメージ
Layering Services
Session 1
Session 2
Master Layer Storage
EnterpriseLayer Manager
Windows 環境
Windows 環境
24 © 2017 Citrix Elastic Layering - 大規模展開 や DRサイト構成例
Master Layer Storage
Elastic Layer用共有フォルダー
Datacenter 1
Datacenter 2
App Layerファイルをシンプルにコピー
EnterpriseLayer Manager
App Layering設定手順
26 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
27 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
28 © 2017 Citrix
Start は Citrix Cloud から - citrix.cloud.com
29 © 2017 Citrix
• Citrix Cloud へ ログイン
• 対象のハイパーバイザー・クラウドを選択
1. スキップ可能
2. 必要なコンポーネントをダウンロード
3. 前のステップでダウンロードしたコンポーネントをインポート対象のハイパーバイザー・クラウドへインポート
4. 上記1のステップを行っていた場合は利用可能(Preview機能)だがローカルブラウザ使用を推奨
事前準備
30 © 2017 Citrix
• citrix_applayering.ova を XenServerにインポート• インポート時の入力はデフォルト設定でOK
• インポート終了後 すぐにスナップショットを取る (作業中にVM破損で起動しなくなったことがあるので)
• ELM VMのローカルコンソールをXenCenterで表示• ログオン: ID Administrator; Pass Unidesk1
• ネットワーク設定で固定IPを振る (DHCPでも動作しますが固定IP推奨)
• パスワードはここでは変えない
• Version 4.2.0 ではWebコンソール初回ログイン時に変更を促すUIが出てくる
• タイムゾーンを変更 : 東京は 283 番 (Version 4.2.0)
• NTPは自動的に設定される
Enterprise Layer Manager (ELM)の導入・準備
31 © 2017 Citrix
• 別の任意のマシンでIE を起動しELM VMのアドレスを入力• Silverlight が 必要 – 無ければ自動的にインストールされる
• 初期設定• CIFSの共有を指定する。VM イメージを置くためそれなりに大きな
ファイルシェアを準備 (以降この共有を*1とします)
• System > Settings and Configuration > Network File Share
• ADとのユーザー情報連携を行う
• Users > Directory Service > Create Directory Junction
ELM の準備 – 続き(1)
32 © 2017 Citrix
• AD連携の設定• Users > Directory Service > Create
Directory Junction で ADとのユーザー情報連携を行う
• Server Addressにはドメイン名を入れると自動的にどこかのADサーバーにつながる
• ADにサーチ権限のあるユーザーを指定
• 後はデフォルトでOK
ELM の準備 – 続き(2)
33 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
34 © 2017 Citrix
• ハイパーバイザー 新規OSを準備
• ハイパーバイザー ツールをインストールする
• Windows Updateを当てる
• Windows Updateをオフにする
• Webからダウンロードしてきたcitrix_app_layering_os_machine_tools_<VerNo>.exeを実行
• 最適化オプションを設定する
• Workgroupのまま作業を行い終了させる
App Layering OS レイヤーセットアップ(1)
35 © 2017 Citrix
• C:¥Windows¥Setup¥Scriptsへ移動し管理者権限でOptimize.hta 実行し最適化のオプションを選択• 同フォルダーに optimizations.cmd が作成されます
• 基本的にはデフォルトでOKです
App Layering OS レイヤーセットアップ(2)
36 © 2017 Citrix
• このステップを始める前にスナップショットを作成する(重要!)
• C:¥Windows¥Setup¥Scripts のSetup_x64.exe または Setup_x86.exeを実行• 途中コマンドラインに渡すインストールパラメーターを設定
するためのXMLファイルを指定するUIがある
• 特殊なインストールをするときに使用
• VMをシャットダウンしてExportします• Vhdファイルを*1フォルダーへコピーします
App Layering OS レイヤーセットアップ(3)
37 © 2017 Citrix
• Layers > OS Layer > Create OS Layer を選択• *1フォルダーへコピーしたVhdファイルを指定してOSレイヤーとしてインポートします
• 少し時間が掛かります
App Layering OS レイヤーセットアップ(4)
38 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
39 © 2017 Citrix
• Platform レイヤー作成のPrerequisiteは以下の通り• Enterprise Layer Manager (ELM)
• OS レイヤー
• XenApp・XenDesktop Controller
• Platform レイヤー > Createを選択
• 適当な名前を付けて次へ
Platform レイヤー作成 (1)
40 © 2017 Citrix
• Connector にハイパーバイザーへの接続がまだない場合は “New”を押して作成
• XenServerの場合は右図の様なUI• Check Credentialの下のUIでデフォルトのVM
テンプレートも指定する
• 赤四角部分のUIは目立たない為 要注意
• “Test” ボタンを押し接続テストする
• この時点では権限のみチェックで何も作成されない
• 全てOKならSaveボタンを押し終了
Platform レイヤー作成 (2)
41 © 2017 Citrix
• XenServerでMCS と XenAppの場合は右図のように指定
• 以下 分かりやすい名前などを付けて他のオプションは基本的にデフォルト設定でOK• 終了までに30分程かかる
• Action Required になるまで待機
Platform レイヤー作成 (3)
42 © 2017 Citrix
• 自動作成されたVMに対して VDAをインストール
• WorkgroupのままVDAインストールし終わったらドメインに参加させる• 先にドメインに入れてVDAをインストールする手順でもOKでした
• 再起動の後 同じローカルユーザーでログインしDesktop上のFinalize を起動
• ELM のコンソールに戻り 作成したPlatform レイヤーのイメージをFinalize• 終了するとハイパーバイザーから使ったVMが削除される
Platform レイヤー作成 (4)
43 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
44 © 2017 Citrix
• ELM コンソールからApp レイヤーの作成を実行• 名前など必要なパラメータ入力後 Createボタンを押すとApp
レイヤー作成用のVMが作成・起動される
• 必要なアプリケーションをインストール• OSはWorkgroupのまま
• Desktop上のFinalize Iconをダブルクリック
• コンソールに戻り App レイヤーをFinalize
• 終了すると ハイパーバイザーから使用したAppレイヤー作成用のVMが削除される
App レイヤー作成
45 © 2017 Citrix
• 作成された App レイヤーの仮想ディスクは指定されたShareフォルダー(*1)へ配置されセッション内でロードされる
• 指定されたShareフォルダーへのアクセスは App Layeringの指定されたユーザーで行うのでアクセス権に特別な配慮はいりません
App レイヤーの仮想ディスク
46 © 2017 Citrix
1. Citrix.cloud.com にて Trial登録・コンポーネントをダウンロード
2. Enterprise Layer Manager (ELM)の導入と準備
3. OSレイヤー の作成
4. Platform レイヤー の作成
5. App レイヤー の作成
6. テンプレート の作成
7. レイヤード イメージ を作成• MCS や PVSの ベースイメージが出力される
App Layering の設定の流れ
47 © 2017 Citrix
• Images > Create templateを選択• 今まで作成したOS レイヤー、Connector、
App レイヤー、Platform レイヤーを指定
• 後付けでダイナミックにアプリケーションを配信する場合はElastic レイヤーを選択しておく
• Templateはすぐに作成され この時点では実際にイメージは作成されない
• 作成した Templateを選択しPublish Layered Imageを実行する• この時に 事前にローカルストレージに十分
な余裕がある事を確認する
• 指定されたレイヤーがマージされ マスターイメージがハイパーバイザーへ出力される
MCS用 イメージの作成
48 © 2017 Citrix
• 目的のApp レイヤーを選択• Add Layer AssignmentメニューでElastic
Assignmentを開く
• 目的のユーザー 又は グループを指定する
Elastic レイヤーに後から実行時にAppを追加する設定
49 © 2017 Citrix
Elastic レイヤーに動的に追加されたアプリケーション同じ XenApp Server 使用時 でも セッション開始時に任意のユーザーに対してダイナミックにアプリケーションを追加
ユーザーAには追加アプリケーション無し
ユーザーBにはセッション開始時にアプリケーションを追加配信
50 © 2017 Citrix
• Version 4.3からプール型 Windows10 VDIでUser レイヤーの試用が始まりました!
• ユーザー個別のプロファイルやアプリケーションを管理
User レイヤー (Lab機能)
51 © 2017 Citrix
作業上の注意点 と参考情報
52 © 2017 Citrix
• まずELMをインポートしたら スナップショットを取る• 操作中に分からなくなったらロールバック出来る様に…
• System の Settingでコンソールのタイムアウトを延ばす• 作業(VHDのコピーなど)にとにかく時間が掛かるのでデフォルト15分ではあっという間にパスワードを再
入力する事になり面倒
• Elastic レイヤーに作成されるUser レイヤーは現在開発中• Lab機能として提供(2017年7月現在)
作業の注意点
53 © 2017 Citrix
• (問題)前述の手順で準備を行うと一般ユーザーでこの様なエラーが出力されログインできない• 原因はプラットフォームレイヤー作成時に
ローカル Remote Desktop UsersグループにDomain Users 追加がイメージに反映されない為
• (回避策)グループポリシーでローカル グループにRemote DesktopUsers ユーザーグループを追加する
ローカル グループの設定
54 © 2017 Citrix
• 33:00 XenServerへのELMインストールとセットアップ
• 43:15 OS Layer 作成
• 51:30 Template (MCS用ベースイメージ) 作成
• 1:03:00 App レイヤー作成
• 1:29:00トラブルシューティング• うまく行かない場合は セッション内で%ProgramData%¥App Layering¥Logsに Elastic レイヤーのログが
記録されているのでそれをチェック
※旧バージョンの内容となりますが 引き続き 参考にはなると思います
App Layering Master Class ビデオ ガイドhttps://www.youtube.com/watch?v=Pas7qMqEVdk
55 © 2017 Citrix
•2つの メイン機能•レイヤード イメージ
•イメージ管理をより簡単に効率的に!
• Elastic レイヤー
•ダイナミックなアプリ配信
•ユーザーレイヤー
•間もなく日本語にも対応します!•乞うご期待!
まとめ
56 © 2017 Citrix