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↑完成直前の工事風景② 現オイコス拠点地
(前号から続く) 最終的には河川として改修する事となり、小川だった花輪川を周囲の田んぼの区画整理と併せ
「準用河川花輪川改修事業」として、昭和62年より工事が始まった。 工事はかなりの大規模なものとなり、それまでの花輪川は一気に巾も広げられ川底も深く掘り
下げられた。最大の変わり様はなによりも複雑に流れていた川筋を「花輪橋」から一直線に桑納川
へ通した事だろう。 折しも当時、国の進める事業に<ふるさとの川
作りモデル事業>が提唱された。これは、これか
らの河川整備は自然型・親水型の川造りを指向し
なさいとの指導だった。 八千代市も平成元年これを受け、平成4年に桑
納川―新川印旛放水計画事業として「水辺空間整
備事業」を立ち上げ、平成5年「新川―桑納川ふ
るさと川モデル事業」を認定するのである。 この事から市内の川に初めて親水目的の階段が
設置され、川の堤防は片面遊歩道として施工され
た。又桑納川右岸(高秀牧場北隣接地)には水生
植物園としての水路も新設され多様な水生植物が
植栽された。 しかし、その後市としては有効的な利用の進め
もPRも積極的な取組みが無く残念なことである。
施設の有効利用を市の文化事業として取組んで欲
しいものである。 試みにオイコスとの協働による花輪川親水
化事業を立ち上げる事ができれば、施設の有効
活用として大きな役割が生じ、更には八千代市の観光にも寄与するものと確信します。 そんな状況の中、オイコスは市と里親制度(アダプト制度)の協定を結び花輪川を活動の拠点
とし、種々の活動を試みているのである。 ともあれ長い年月をかけた桑納川一帯の改修工事の済んだ現在地には、その後大雨による洪水
被害の発生も無く八千代市北部の穀倉地帯として豊かな実りを支えている。 ――以降次号に続く(川瀬 記)
第 13 号 平成 22 年 1 月 1 日発行
NPO 法人八千代オイコス http://www.yachiyo-oikos.jp/
花輪川の今昔あれこれ(第 3 話)
「花輪川の今昔あれこれ」はシリーズとして連続掲載しています。次号もご期待下さい。 尚、花輪川にまつわる昔話等ありましたら事務局宛ご意見をお寄せ下さい。
↑工事風景① かりん橋より上流を望む
今年の「花輪川フェスティバル」も竹炭焼きの準備から始まりました。
10月31日朝9時に点火すべく準備は前日から行い、オイコスの新会員が炭焼き用のドラム缶3缶を
夫々担当して、独得の煙の臭い、色を判断材料として挑戦して貰いました。 当日の朝にはシートの上に完成した立派な竹炭を並べ、参加者の到着を待つばかりです。 今回は夏に実施した「川の学校」の参加者を主に、オイコス会員を含め、40名と成りました。子供達は
広い場所が気入った様子で、特に「竹トンボ作り」は人気が有り、ナイフを使って出来た自分達の「竹ト
ンボ」を飛ばすと、飛んだとんだと嬉しい声を出していました。 又 その周りでは、今朝「高秀牧場」で絞り立てたばかりの「牛乳を温めているチーム」、「焼きそばチ
ーム」、「焼き芋チーム‐―オイコスで作った紅あずま」、「豚汁チーム」、「魚の鰤かまを焼くチーム」等、
正に全員が参加し、身体を動かしながら夫々自慢の料理造りに腕をふるっていました。 その合間をぬって桑納川でのエコウオーキングを行い、ゴ
ミ拾いと分別をして、環境面にも関心を深めて貰いました。 いよいよ食事だ、子供達の食欲は旺盛で、雰囲気も加わり
箸がなかなか止らないようでした。一休みをしての楽しみは
恒例の「ビンゴゲーム」。数字を読み上げる度に歓声とため
息の連続です、リーチが掛ってもなかなか上がれず、自分の
希望の数字を叫んだり、お父さん お母さんより早く上がっ
て、賞品を獲得し自慢そうにしている子供の姿など、微笑ま
しい光景が続きました。 楽しい時間もあっという間に過ぎ、午後2時30分には後片付けをし、竹炭や炭化した松ぼっくり、ド
ングリ等は、嬉しいお土産に成りました。参加者から楽しかったとの感謝の言葉を頂き、我々オイコス会
員一同元気を貰った1日です。(島)
楽しいフェスティバルでした 今回初めてフェスティバルに参加させて頂きました。
子供は竹とんぼ作りを体験しナイフを任された事で自信
が持てた様子でした。 高秀牧場の牛乳や豚汁、焼きそば、そして焼き芋等どれ
もとても美味しかったです。 お土産に頂いた松ぼっくりやどんぐりを炭にしたもの
を見て、こういう物でも炭が作れると知り感激しました。 午後川沿いのゴミ拾いをしながら、川を眺めるとカエ
ルや魚や藻が見られ川の生きる力を感じた一日でした。
参加者: 川瀬公まさ
朗あき
花輪川フェスティバル(11月1日) **盛り沢山のメニュー、楽しい1日でした**
助成金応募報告 八千代市 1%支援制度
八千代市では市民税の 1%を八千代市が認定し、納税者本人の指定する活動団体へ支援することになり
ました。支給率は申請事業の 50%です。 オイコスでは「花輪川環境美化活動」に 4 万円を希望し全額交付を受けることができました。花輪川側
道の草刈りや花壇の草花に使います。(小原) イオン黄色いレシートキャンペーンに応募しました
イオン八千代緑が丘店が認めた 30 組の活動団体をパネル展示し、毎月 11 日に投票箱が設置されます。
そこに投票された黄色いレシートの 1%相当の金額の商品カードが団体に支給されます。オイコスは本年
3 月から申請、承認されました。 本年上期(3 月~8 月)には 1 万 3 千円の商品券が支給されました。団体名から活動内容が連想されに
くく無人の投票箱にはほとんど投票されません。投票日に店頭に立って投票を呼び掛ける必要があります。
会員のご協力をお願いします。(小原)
たくさん取れたサツマイモは― 芋焼酎だ・・・
今年初めての挑戦、畑の学校を開催し沢山
の人たちに収穫体験をしてもらいましたが、
1000 株もの苗を植えたサツマイモは収穫体
験だけでは如何ともしがたく、地元酒店の小
西酒店に相談したところ、君津の酒造メーカ
ー(和蔵酒造)で芋焼酎を造っているとの事、
芋を500kg持ち込み焼酎を造ってもらう
ことに… 3月中には出荷予定です。 お楽しみに~(金室)
お餅つき
12月20日(日) 2009年度の活
動の締めである、恒例のお餅つきを行いま
した。
今年は、真木野の田んぼで作ったもち米で
のお餅つきでしたので、みんな楽しみにし
ていました。
参加者は、子どもたちも加わり総勢20
名。霜が降りた寒い朝でしたが、手際よい
「トントン」の餅つきの音と笑い声が響き
渡りました。
14家族分ののし餅と可愛いお供え餅が出
来上がりました。
良いお正月が迎えられそうです!(桑波田)
「ホタルも人も輝く街に」に向かって
加 藤 賢三
私が八千代で初めてホタルに出会ったのは、平成
2年、夏祭りでの花火を見るために、新川沿いに、
城橋から村上橋方向に歩いていたときのことでし
た。闇の中で、目の前にいくつもの光る小物体が突
然現れ、しばし仰天。捕まえてみて、ホタルとわか
って、なんともいえない感動と癒しを覚えたもので
した。
このすばらしい生きものを次世代に残せればとい
う思いで、「八千代ホタルフォーラム」を平成3年
に設立して、谷津を中心とした自然観察やホタルマッ
プづくり、夏にはホタルをみる会などを開催してきま
した。
その後、平成10年に「八千代市ほたるの里づく
り実行委員会」の立ち上げ、そして、平成13年に
は「八千代オイコス」の設立に参画しました。オイ
コスの立ち上げ直後は、市の委託による八千代市不法
投棄ごみ調査、ごみマップの作成、さらに平成14年
3月からの1年間、いわゆるインターネット付箋紙を
用いた、NTTデータシステム科学研究所との共同実験を
行いました。自然環境や生活・安全環境などの情報の
共有によって、地域環境や市民活動、そして、行政へ
の市民参画への関心が高まったことが思い出されま
す。
今年はアメリカでも日本でも、政治も経済も環境も
確実に変革の時代となっています。八千代市において
も、向こう12年を見据えた第四次総合計画策定にあ
たり、市民団体の意見を聞く機会が与えられたことは
何よりと思います。正に今こそ、情報公開と市民参加
によるまちづくりの再挑戦のときではと思います。
自然を大切にする心を育む取り組みに
寒 川 裕
八千代オイコスの(たぶん)最若手の会員です。 前会長の加藤さんとの出会いがきっかけで入会し
ました。オイコスが誕生したころ、インターネット
を使って地元の環境情報を共有するという社会実
験を担当しました。その後は、保健行政の委員会に
オイコス代表として出席し、食育や思春期保健の推
進といった活動に長く関わっていたので、オイコス
の日常の活動にはとんとご無沙汰しておりました。
そろそろオイコスの活動に復帰しようと思ってい
た 2009 年春、縁あって八千代市内の休耕地を借り
ることができたので、環境学習と食育の両面で意味
のある「野菜の収穫体験」を行ってみました。今年
は収穫体験だけでなく、植え付け~除草~収穫と一
連のプロセスを経験する、農作業体験を実施したい
と思っています。企業人としての仕事もあるので十
分な時間はかけられませんが、将来は、多くの団体
と連携し、里山や農地(休耕地)を借用した保全活
動や栽培活動といった体験学習を企画・実践し、生
物多様性や資源の循環について理解を深めたいと
思っています。
オイコスの仲間が趣味や日頃の活動などを通しての自己紹介です
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
会員寄稿欄も今号で最後となりました。編集者として寄稿
して戴いた方々に厚く御礼申し上げます。
次号から第4面の掲載をどうするか苦慮しております。
又、かわら版をカラー印刷にしようと検討しています。
乞うご期待です!!(TANA-H)
発行責任者:川瀬 純一 事務局&問合せ:小原 翔
:047-450-4663 mail:[email protected]