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1 平成 26 年度 第23回理事会 日時:27.3.10(火)午後7時30分 場所:東部医師会館 1.開会 2.報告事項 (1)平成 26 年度日本医師会医療情報システム協議会出席報告 (安陪理事) 2月 14 日(土)~15 日(日)の2日間にわたり日本医師会館にて開催され、 神戸主事とともに出席した。横倉義武日本医師会会長、宮城信雄運営委員 会委員長・沖縄県医師会会長の挨拶の後、 1.地域医療連携(事務局)セッション【事例報告】 2.地域医療連携のスペシャリストによるパネルディスカッション 3.日医 IT 戦略セッション~ORCA・日医認証局の今後の発展に向けて~ 4.シンポジウム「医療情報の取り扱いはどうあるべきか?~医療におけ る ID のあり方~」 の中で、計 13 の講演が行われた。これらの講演の中のトピックスとして、 以下のものが発表された。 ・医師資格証は現在 914 枚発行された。 ・昨年 8 月より、ORCA と連動して医師資格証を用いた電子署名ができる紹 介状作成ツールの MI_CAN が使えるようになった。 ・主治医意見書作成ソフトの「医見書」については、昨年 12 月のリリース から医師資格証を用いた電子署名ができる機能が付加された。 ・任意の PDF 文書に対して、医師資格証を用いた電子署名を行う無料の ASP 型ネットワークサービスの提供が、今春から開始する予定である。 ・医師資格証を用いた研修会等の出欠管理ソフトは日医電子認証センター に問い合わせれば無償で提供中である。 ・医師資格証をスマートフォンで読みとると、その医師の資格確認ができ るアプリを開発中である。 ・別府市では電子処方箋ネットワークを構築して 2 年間の運用実験を行っ た。これは医療機関は処方箋データを電子処方箋サーバに送信し、患者 が ID カードを調剤薬局に提示すると、調剤薬局は電子処方箋サーバから 処方箋データにアクセスして調剤可能となるという仕組みをとっている。 ・「地域医療連携は何を連携するか」のパネルディスカッションでは、連携

成 26 度 第23回理事会1 成 26度 第23回理事会 日時:27.3.10(火)午後7時30分 場所:東部医師会館 1.開会 2.報告事項 (1)成 26 º度日本医師会医療情報システム協議会出席報告

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平成 26年度 第23回理事会

日時:27.3.10(火)午後7時30分

場所:東部医師会館

1.開会

2.報告事項

(1)平成 26年度日本医師会医療情報システム協議会出席報告 (安陪理事)

2月 14日(土)~15日(日)の2日間にわたり日本医師会館にて開催され、

神戸主事とともに出席した。横倉義武日本医師会会長、宮城信雄運営委員

会委員長・沖縄県医師会会長の挨拶の後、

1.地域医療連携(事務局)セッション【事例報告】

2.地域医療連携のスペシャリストによるパネルディスカッション

3.日医 IT戦略セッション~ORCA・日医認証局の今後の発展に向けて~

4.シンポジウム「医療情報の取り扱いはどうあるべきか?~医療におけ

る IDのあり方~」

の中で、計 13 の講演が行われた。これらの講演の中のトピックスとして、

以下のものが発表された。

・医師資格証は現在 914枚発行された。

・昨年 8 月より、ORCA と連動して医師資格証を用いた電子署名ができる紹

介状作成ツールの MI_CANが使えるようになった。

・主治医意見書作成ソフトの「医見書」については、昨年 12月のリリース

から医師資格証を用いた電子署名ができる機能が付加された。

・任意の PDF文書に対して、医師資格証を用いた電子署名を行う無料の ASP

型ネットワークサービスの提供が、今春から開始する予定である。

・医師資格証を用いた研修会等の出欠管理ソフトは日医電子認証センター

に問い合わせれば無償で提供中である。

・医師資格証をスマートフォンで読みとると、その医師の資格確認ができ

るアプリを開発中である。

・別府市では電子処方箋ネットワークを構築して 2 年間の運用実験を行っ

た。これは医療機関は処方箋データを電子処方箋サーバに送信し、患者

が IDカードを調剤薬局に提示すると、調剤薬局は電子処方箋サーバから

処方箋データにアクセスして調剤可能となるという仕組みをとっている。

・「地域医療連携は何を連携するか」のパネルディスカッションでは、連携

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すべき情報として、サマリー、処方、informed concent(同意と説明)、

診療録全体などの意見があり、パネリストによって意見が分かれた印象

であった。

・本年 10月からマイナンバーが開始されるが、マイナンバー法の正式名称

は「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関す

る法律」であり、決められた用途以外の利用は禁じられている。

・マイナンバーは行政機関が使う番号であり、予防接種情報や健診情報は

今後マイナンバーで扱う方向で検討されている。保険証のオンライン資

格確認については今後協議の予定となっている。

・日本医師会は平成 26 年 10 月 1 日に定例記者会見で、個人番号カードと

「健康保険証」とを一体化する方針に対して、「患者のプライバシーの保

護や安心の観点から単純に容認できない」との日医の見解を示した。

・ネット上ではマイナンバーを直接使うのではなく、コアシステムが紐づ

けデータを持っている符号を用いる。よってコアシステムにアクセスで

きなければ複数の符号がどう紐づけされているかどうか不明のままとな

る。

(2)平成 26 年度第4回鳥取県地域医療対策協議会出席報告 (松浦会長)

2月 17日(火)午後2時から県医師会館において(西・中部医師会館と

TV会議)開催された。

[議事]

1.平成 27年度の鳥取県地域医療介護総合確保基金事業(医療)について

平成 27年度の同基金(医療)予算額(全国)は 904億円、本県で平成

27年度の積み増しが必要と見込まれる額は 11.1億円(病床の機能分化・

連携 2.5億円、在宅医療・介護サービスの充実 2.7億円、医療従事者の

確保・養成 5.9億円)。

2.新しいへき地医療拠点病院の指定について

鳥取市立病院及び県立厚生病院を指定することを承認。今後、医療審

議会を経て、厚生労働省と協議。

3.産科の有床診療所の開設・増床について

県の許可を要しない(届出のみで開設・増床が可能)特例制度を活用

して、新規参入や施設の充実などが認められやすい環境を整備してゆく。

[報告]

1.特例病床制度を活用した鳥取医療センターの増床について

結核病床 13床を廃止し、神経難病の患者を受け入れる特例病床として

12床増床すべく、厚生労働省と協議中を進めている。

3

2.死因究明等推進協議会(仮称)の設置について

厚生労働省から各県へ設置要請が来ている。

[その他]

鳥取大学地域枠入学の存続、准看護学生募集、訪問看護師の養成につい

て要望が出された。

追加(3)園医研修会開催報告 (石谷副会長)

2月 18 日(水)午後7時より東部医師会館で開催した。「園医に必要な

小児救急の対応~鳥取県立中央病院小児科救急外来マニュアルからみた小

児初療対応~」と題し、鳥取県立中央病院小児科 大谷英之先生の講演を

拝聴した。小児救急初期評価の方法、発熱、熱性けいれん、喘鳴、腹痛、

嘔吐・下痢、アナフィラキシー、異物誤嚥・中毒について実践的で、わか

りやすい講演であった。出席者は 60名(うち医師会員 34名)であった。

(4)平成 26 年度鳥取県東部圏域がん対策推進会議出席報告 (尾﨑理事)

2月 19日(木)午後3時より鳥取県東部福祉保健事務所にて開催された。

医療機関代表3名、住民代表2名、職域代表2名、保険者代表1名、

検診機関代表2名、行政機関代表5名、事務局4名の計 19 名が参加した。

[報告]

1.がん対策の国、県の動向について

・第二次鳥取県がん対策推進計画(平成 25年~平成 29年)

・鳥取県がん対策推進条例(平成 22年6月制定)

2.鳥取県・東部圏域がん検診受診率について

・国民生活基礎調査

・鳥取県・東部圏域受診率

・平成 24年度年代別受診率

・がん検診のおける初回受診者

3.平成 26年度・27年度がん対策事業について

【鳥取県の取り組み】

平成 26年がん検診受診率向上プロジェクト事業

〈26年度〉

新規事業

・かかりつけ医連携受診勧奨強化事業

・鳥取県がん情報ナビサイト

・鳥取県・協会けんぽ鳥取支部「健康経営マイレージ事業」

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〈27年度〉

現行の事業を継続予定

【東部福祉事務所におけるがん対策の取り組み】

〈26年度〉

・出張がん予防対策

・がん検診推進パートナー企業認定、訪問

・鳥取県健康づくり応援施設の認定

・啓発物の作成

・各種キャンペーンの実施

・会議の開催

〈27年度〉

現行の事業を継続(第3回がん対策担当者連絡会で再検討)

〈東部福祉事務所のとりくみの成果・課題〉

・がん受診率は目標の 50%に達していない状況

・若い世代の子宮がん検診受診率が伸び悩んでいる

・働き世代ががん検診を受けやすい体制づくりが必要

・経年的に未受診である方への働きかけが必要

→世代別、受診環境別の課題に沿った取り組みが必要。

[意見交換・協議]

1.子宮がんの現状と子宮がん検診対策について

病院・がん支援センター・受け手側より

2.職域でがん検診が受けやすい体制づくりについて

企業、施設、職域、検診機関より

3.市町村がん検診向上のための取り組みについて

健康づくり推進委員、協会けんぽ、1市4町より

(5)第2回鳥取市学校保健会評議員会出席報告 (石谷副会長)

2月 19 日(木)午後3時 30 分より鳥取市立大正小学校で開催された。

東部医師会からは、中井正二先生(学校内科医)、三木統夫先生(学校眼科

医)と石谷が出席した。会長(石谷)あいさつの後、平成 26年度の事業報

告、会計報告が行われ承認された。引き続き、各部会からの反省と要望が

出され、その後、平成 27年度の事業計画、役員選出、保健体育主事部会担

当校について協議が行われ承認された。最後に、事務局からの提案事項が

出された後、副会長(浜崎裕生福部中学校長)のあいさつで閉会した。

平成 26 年度の予算額は、749,983 円であったが、現在までに 710,361 円

が執行され、39,622 円の残があるが、最終的には残は 6,000 円くらいにな

5

りそうである。平成 27年の予算額は、生徒数の減少(117人)により、749,585

円となり、前年度より 398円減となった。

学校医部会からは、メディア、インターネット教育、食物アレルギー、

色覚異常の研修会開催、ワクチン(日本脳炎)接種率の低下への対策など

開催したこと、色覚検査の症例を把握するための問診項目の検討などにつ

いて協議事項を提出した。

その他には、学校のプール塩素消毒剤、物作り研修会、健康相談研修会、

食物アレルギーの実際、平成 28年度からの運動器検診への対応、噛むこと

の大切さなどについて協議が行われた。

平成 27 年度の総会は、とりぎん文化会館で5月 28 日(木)に第1回評

議員会を7月 30 日(木)に第 51 回鳥取市学校保健研究発表会を福部中学

校で、第2回評議委員会を平成 28 年2月 18 日(木)に開催する予定であ

る。東部医師会関係の役員は、現在のまま留任することを認めていただい

た。平成 27年・28年度は、南中校区で事務局を担当することになった。

総会のミニ講演は、藤田和寿先生(学校耳鼻咽喉科医)にお願いすること

になった。

(6)第 11回鳥取県医師会理事会出席報告 (松浦会長)

2月 19日(木)午後4時 10分から県医師会館において開催された。

[協議]

1.平成 26年度鳥取県医療勤務環境改善支援センター事業収支予算案につ

いて

2.平成 27年度事業計画・予算案編成について

3.平成 27年の保険指導医の推薦について

4.平成 27年度生活保護に係る嘱託医の推薦について

5.各看護高等専修学校卒業式の出席について

6.新型インフルエンザ等対策業務計画(案)について

7.鳥取医学雑誌の「メディカルオンライン」WEBへの掲載について

8.日医 認定健康スポーツ医学再研修会の承認について

鳥取県東部地区臨床スポーツ医学研究会[ 4/2(木)19:00 ホテルニ

ューオータニ鳥取 ]

9.日本医師会からの調査協力依頼について

「認知症の人の理解を深めるための啓発戦略の開発に関する調査研究

事業」(平成 26年度老人保健健康増進等事業)に関するかかりつけ医の

意識調査

10. 日医生涯教育制度認定申請の承認について

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11.医事紛争発生時の対応に関する会員への周知徹底について

12.鳥取県医療機関厚生年金基金の後継制度への加入について

13.国際組織犯罪等・国際テロ対策について

14.その他(手話通訳者の健康管理)

[報告]

1.鳥取県輝く女性医師の会の開催報告<武信理事>[ 1/8 国際ファミリ

ープラザ ]

中部女性医師の会の結成について

2.公立豊岡病院ドクターヘリ府県別全体検証会の出席報告<日野理事>

[ 1/16 県立中央病院 ]

3.鳥取県医療安全推進協議会の出席報告<太田監事>[ 1/22 県庁 ]

4.鳥取医学雑誌編集委員会の開催報告<日野理事>[ 1/27 県医・TV

会議 ]

5.鳥取県健康づくり文化創造推進県民会議の出席報告<武信理事>[ 2/5

白兎会館 ]

6.鳥取大学経営協議会の出席報告<魚谷会長>[ 2/10 鳥取大学 ]

7.HPV感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る研修会の開催報

告<笠木常任理事>[ 2/11 西部医(TV配信) ]

8.臨床検査精度管理委員会の開催報告<小林理事>[ 2/12 県医・TV

会議 ]

9.鳥取県がん対策推進県民会議の出席報告<岡田常任理事>[ 2/12 と

りぎん文化会館 ]

10.鳥取県災害医療コーディネーター(透析担当)会議の出席報告<太田

監事>[ 2/12 県庁 ]

11.日医 医療情報システム協議会の出席報告<米川常任理事>[ 2/14-15

日医 ]

12. 健対協 子宮がん対策専門委員会の開催報告<岡田常任理事>[ 2/15

倉吉交流プラザ ]

13.鳥取県医療審議会法人部会の出席報告<瀬川理事>[ 2/19 県医・T

V会議 ]

14. 鳥取県医療審議会の出席報告<魚谷会長>[ 2/19 県医・TV会議 ]

15. その他(ALS支援)

(7)大腸がん検診従事者講習会開催報告 (尾﨑理事)

2月 19日(木)午後 7時より東部医師会館にて開催した。今回は広島大

学病院 内視鏡診療科 教授 田中信治先生に「早期大腸癌内視鏡診療の最

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前線」というタイトルでご講演いただいた。

最初に大腸がんの現状、次に早期大腸がんの診断について狭帯域光法

(NBI)、拡大内視鏡による診断法を中心に解説いただいた。引き続き早期

大腸がん治療のステラテジーをお示しいただき、内視鏡的粘膜下層剥離術

(ESD)について手技の実際を詳しく紹介され、最後に拡大適応にまで言及

いただいた。 出席者は 48名(うち医師会員 45名)であった。

(8)日医 母子保健講習会出席報告 (石谷副会長)

2月 22 日(日)午前 10 時より日本医師会館で開催された。横倉義武会

長のあいさつを今村定臣常任理事が代読された後、講演とシンポジウムが

開催され、最後に討議が行われた。詳細は、学校保健講習会伝達講習会で

解説する予定である。

1.講演

1)医師の地域偏在、診療科偏在について

(土生栄二 厚生労働省医政局総務課長)

2)妊婦のメンタルヘルスについて(木下勝之 日本産婦人科医会会長)

2.シンポジウム

テーマ「子育て支援をめぐる諸問題について」

1)低出生体重児への子育て支援(佐藤拓代 大阪府立母子保健総合医

療センター母子保健情報センター長)

2)小児在宅医療について(中村知夫 国立成育医療研究センター総合診

療部在宅診療科医長)

3)子どもの発達障害(平岩幹夫 Rabbit Developmental Research

代表)

4)特別養子縁組の取り組みについて

(鮫島浩二 さめじまボンデイングクリニック院長)

(9)第1回在宅医療介護連携協議会開催報告 (加藤理事)

2月 23日(月)午後7時より東部医師会館にて開催した。介護保険法(平

成 23年6月改正)第5条に国・地方公共団体の責務として、地域包括ケア

システムの構築推進を図る趣旨の条文が加わり、平成26年6月改正で第115

条の 45第2項に地域支援事業について記載された。一方、国・鳥取県はシ

ステム構築における地域の取り組みを支援する立場で「地域医療介護総合

確保基金」で補助事業を行っており、国全体で 904億円の事業費のうち鳥

取県には 13.2 億円(国で 2/3、県で 1/3)が配分されていた。平成 26年度

は東部医師会もこの補助を受け、鳥取市・八頭町・岩美町・智頭町・若桜

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町の鳥取県東部1市4町がともに「医療と介護が連携した多職種協働によ

る在宅医療の支援体制を図る」ことを目的として当協議会を開催した。

主催者として松浦喜房会長の挨拶の後、当協議会の設置要綱に照らして

東部医師会会長が当協議会会長に選任された。副会長は鳥取市保健医療福

祉連携課足立誠司、鳥取県看護協会訪問看護ステーション鈴木妙両名が任

ぜられた。会長挨拶の後、議事に移った。

[議事]

1.地域包括ケアシステム構築に向けた国の動向と鳥取県東部における具

体的方策について

鳥取市高齢社会課中島陽一氏から介護保険の地域推進事業として「在

宅医療・介護連携推進事業」の一般的な説明と、鳥取県東部地域での連

携イメージ説明があり、在宅医療・介護連携推進事業スケジュールの案

が示された。

2.平成 26年度の取組計画について

平成 27年度にも「地域包括ケアシステム」の構築を推進していく予定

であり、本年度は準備期間的な位置づけとなる。多職種による在宅医療・

介護連携推進事業8項目についてワーキンググループを設置し開催する

予定である。また、「鳥取県東部在宅医療・介護連携講演会」を3月 29

日(日)午前 10時 30分からさざんか会館5階大会議室にて開催する予

定である。その他、「地域包括ケアシステム」に取り組んでいる先進地

の視察による資料収集を実施する。また、推進室の開設準備にとりかか

る。

3.「鳥取県東部地域包括ケアシステム(案)」の提案について

足立誠司副会長に「鳥取県東部地域包括ケアシステム(案)」の理想

像を示していただいた(在宅で過ごしたい住民の希望を支えるシステム、

医療・介護・行政が有機的な連携を行えるシステム、医療・介護・行政

の施設間格差を是正できるシステム、在宅医療・介護連携支援センター

がそれぞれの地域の機能を果たすシステム)。

[意見交換]

・今回の地域包括ケアシステム構築において、推進室はどこに置くのか(東

部医師会館内?)。

・ワーキンググループ設置・運用は医療介護の資源調査など、できるもの

は平成 27年度4~5月で始めていく(地域によって社会資源が全く違う

ので、現状把握は重要である。田舎での対応方法が人口密集地で実現で

きないか検討すべき。在宅看取りのできる医師を把握できるとありがた

い。3月 29 日の講演後に見直しする機会がほしい)。

9

・7月には次年度第1回の当協議会で現況を報告する。結果を各団体に持

ち帰ってもらい、各方面での議論の結果を再び当協議会へ返してほしい。

・このシステムで中心的役割を果たす包括支援センターは、個別の事例検

討に日々努力をはかっている(細かい情報の共有など)が、大所におけ

る検討はなかなかできないので、そこを協議会で行ってほしい。

・医師においては、高齢者の診療技術を医師には勉強してもらいたい(客

観的な所見とり・認知症の人への対応方法など)。

・各関連主体がどこに支援を求めたらいいかわかるようにしてもらいたい。

・小規模多機能と訪問看護ステーションの組合せの普及も考えてほしい

などの意見があった。

「地域の医療・介護の資源の把握」についてワーキンググループを立ち上

げ、協力を呼びかけたうえで次回7月参集を呼びかけ、終了した。参加者

は 32名(欠席1名)であった。

(10)平成 26年度県医師会禁煙指導対策委員会出席報告 (安陪理事)

2月 24日(火)午後4時 10分から県医師会館にて、中部医師会館、西部

医師会館と TV 会議で接続して開催された。

[報告・協議]

1. 平成 24・25・26年度講習会開催状況について報告が行われた。

2.地区医師会からの報告として、平成 26年度の東・中・西部の医師会に

おける禁煙デーイベントや禁煙指導講習会の報告が行われた。

3.鳥取県における各種対策事業について、鳥取県福祉保健部健康医療局

健康政策課の細川淳課長より鳥取県における喫煙対策、受動喫煙防止対

策について報告された。鳥取県禁煙治療費助成事業では過去4年間に計

26 人利用されたとの報告があり、これに対して、学校側の方から禁煙治

療および禁煙治療費助成制度の利用を勧めてはどうかという意見が出さ

れた。

また鳥取県福祉保健部障がい福祉課の森直樹係長よりアルコール・薬

物等依存症支援対策事業について報告が行われた。これについて公立の

教育現場でも、依存症の当事者を招いての教育を行ってはどうかという

意見が出された。

4.平成 27年度「禁煙指導医・講演医養成のための講習会」について意見

が交わされた。

5.鳥取県医師会における禁煙治療機関への広報として、鳥取県医師会報

No.711において、「保険診療としての禁煙治療の進め方」が掲載されたこ

と、またその中で「初診日より遡って 1 年以内に他医療機関で保険を使

10

用しての禁煙治療を受けたことがないことを確認する申込書」に署名す

ることが提案されたことが報告された。

これについて、この文書にさらに 5 回の禁煙外来受診を誓約する文章

も加えてみることなどが提言された。

6.今後の活動方針について、魚谷会長より、今後は禁煙指導だけでなく、

アルコール依存、薬物依存の問題も取り扱うよう委員会を拡大すること

が提案された。これについて、このように拡大する場合の名称として「喫

煙等依存症対策委員会」が良いのではないかという意見、またアルコー

ル依存や薬物依存に詳しい医師の参加、薬剤師会代表の参加も検討して

はという意見が出された。

(11)鳥取大学医学部4年生地域医療体験に係る意見交換会出席報告

(松浦会長)

2月 25 日(水)午後7時から、ホテルモナーク鳥取において開催され、

吉田理事とともに出席した。

鳥取大学医学部地域医療学講座 教授 谷口晋一先生から挨拶があり、2

グループに分かれて意見交換が行われた後、各グループから意見発表と全

体ディスカッションが行われた。松浦東部医師会長のまとめで閉会した。

(12)第 3回医師国保理事会出席報告 (髙須理事)

2月 26日(木)午後4時 10分より県医師会館にて開催され、森副会長、

尾﨑理事、福永理事と出席した。魚谷理事長の挨拶の後、議事に移った。

[報告]

1.中国四国医師国民健康保険組合連絡協議会出席報告(平成 26年7月

26日)

2.全医連全体協議会出席報告(平成 26年9月 12日)

3.国保問題検討委員会出席報告

国保組合の国庫補助が見直しされ、鳥取県医師国民健康保険組合では

平成 28 年度から段階的に引き下げられて(3.8%/年)、平成 32 年度には

国庫補助は 13%となる。

4.平成 26年度医師国保事業の現況について

5.第2回監事会報告(平成 27年2月 26日)

[協議]

1.鳥取県医師国民健康保険組合規約の一部改正について

産科医療補償制度の掛金の額を見直すこと及び出産育児一時金の総額

を 42万円に維持することによる改正。

11

2.保険料の改定について

後期高齢者支援金を 3,000円/月から 4,500円/月、介護保険料を 3,000

円/月から 3,500円/月に値上げの予定とする。

3.第 135回通常組合会の招集について

平成 27年3月 19日(木)午後6時 30分から県医師会館で開催予定と

する。

4.第 135回通常組合会付議事項について

1)平成 27 年 1月末現在鳥取県医師国民健康保険組合事業状況について

2)平成 27 年度鳥取県医師国民健康保険組合事業計画(案)について

3)平成 27 年度鳥取県医師国民健康保険組合歳入歳出予算(案)につ

いて

5.平成 27年度全医連全体協議会の運営について

10月 16日(金)に米子コンベンションセンターで代表者会、全体協議会

(特別講演を含む)を開催し、大山ロイヤルホテルで懇親会をとり行う。

現時点での参加希望者は 500人を超えている。

6.その他

マイナンバーが 28年 1月から必要になることから鳥取県医師国民健康

保険組合でも使用方法の検討を開始する。

(13)平成 26年度第2回主治医意見書研修会開催報告 (加藤理事)

2月 26日(木)午後7時からホテルモナーク鳥取にて開催した(鳥取県

東部認知症疾患医療センターの平成 26年度第2回認知症疾患保健医療福祉

連携研修会と合同開催)。松浦喜房東部医師会長挨拶の後、研修を行った。

認知症地域連携クリティカルパスの連携ツール「脳と心の健康手帳」に

ついて、鳥取県東部認知症疾患医療センター渡辺憲センター長より紹介い

ただいた。次に、「地域包括医療センターでの相談事例から感じること」

と題して、鳥取東健康福祉センター包括支援係係長岡村令子氏に報告講演

をいただいた。次に、「最近困ったケース」「主治医(かかりつけ医)と

の連携」「サービス提供についての悩み」のなかからテーマ選択して、各

テーブルで意見交換し、発表いただいた。最後に、渡辺センター長に総括

いただいた。

参加者は 43 名(うち医師会員 18名)であった。

(14)東部医師会学術講演会開催報告 (加藤理事)

2月 27日(金)午後7時より東部医師会館にて開催した。基調講演とし

て「糖尿病の食事指導~第7版食品交換表について~」と題し NPO 法人島

12

根県糖尿病療養支援機構副理事長 田中美紗子氏に「食品交換表」について

歴史・今回の改定のポイント・食事を考えるうえでのポイントを講演いた

だき、「糖尿病患者への薬剤選択基準~メトグルコ錠・シュアポスト錠の

使用経験~」と題し医療法人林医院院長 林裕史先生に主に経口剤による糖

尿病治療についてご講演いただいた。

特別講演として「血管合併症予防を考慮した糖尿病治療」と題し、横浜

市立大学大学院医学研究科分子内分泌・糖尿病内科学 寺内康夫教授に糖尿

病治療痛におこる低血糖の危険性や患者の治療モチベーションを考慮した

診療方法についてご講演いただいた。参加者は 51名(うち医師会員 19名)

であった。

(15)平成 26年度日医学校保健講習会出席報告 (石谷副会長)

2月 28 日(土)午前 10 時より日本医師会館で開催された。横倉義武日

本医師会長のあいさつを日本医師会今村副会長が代読、横倉義武日本学校

保健会会長のあいさつを雪下常任理事が代読された後、3講演とシンポジ

ウムと総合討論が行われた。

1.講演

1)最近の学校健康教育行政の課題について(松永夏来:文部科学省ス

ポーツ・青少年局学校健康教育課学校保健対策専門官)

2)性に関する健康養育のあり方

(安達知子:日本産婦人科医会常任理事)

3)いじめ問題の背景としての性同一化障害(針間克己:日本精神神学

会「性同一化障害に関する委員会」の委員)

2.シンポジウム テーマ「新たな定期健康診断を巡って」

1)学校保健安全法施行規則の一部改正による新たな健康診断

衛藤 隆(日本子ども家庭総合研究所所長)

2)必須項目としての座高削除と成長曲線の活用

村田光範(東京女子医科大学名誉教授・和洋女子大学学校医)

3)「四肢の状態」の必須項目とその意義

古谷正博(日本学校保健会理事・横浜市医師会会長)

4)保健調査の充実とそのあり方 藤本 保(大分こども病院院長)

5)学校における色覚の対応について

粕井真理子(日本眼科医会常任理事)

詳細は、学校保健講習会伝達講習会で解説する。

3.総合討論

13

(16)平成 26 年度第2回鳥取県生活習慣病検診等管理指導協議会胃がん部会・

健対協 胃がん対策専門委員会出席報告 (尾﨑理事)

2月 28日(土)午後2時より西部医師会館にて開催された。

[報告]

1.平成 25 年度胃がん検診実績報告並びに平成 26 年度実績見込み及び平

成 27年度計画について

1)概要

対象者 190,556 人のうち受診者数 47,510 人(X線 14,303 人、内視

鏡 33,207 人)受診率は 24.9%で前年度比 0.3%増加。X線の要精検率

は 8.5%で前年度比 0.7%減少。精密検査の受診率は 81.9%で 1.6%減

少。X線、内視鏡検診あわせると、胃がんは 171人で前年度より 14人

の増加。がん発見率は 0.36%で前年度より 0.03%増加した。また、陽

性的中度は X線検診で 2.2%であった。

2)検診法別結果

X線検診受診者は 2.4%減少、内視鏡検診受診者は 2.4%増加して

69.9%を占めた。がん発見率はX線 0.189%、内視鏡 0.434%で内視鏡

検診で高率だった。

3)検診機関別結果

X線検診では、集団検診が 81.4%、医療機関検診が 18.6%で要精検

率はそれぞれ 7.8%と 11.5%と医療機関検診で高率だった。

4)平成 26 年度胃がん検診実績見込み及び 27年度検診事業実施計画

受診率は、平成 25年度24.9%(東部 26.9%)、26年度 26.4%(29.0%)、

27年度 26.9%(29.5%)の見込み。

2.平成 25 年度胃がん検診発見がん患者確定調査結果について

報告胃がん追跡調査では確定胃がん数 175 例、がん発見率は 0.368%

だった。そのうち早期がんは 146例 83.4%。166例が切除され、内視鏡

切除が 64 例だった。年齢別では 60~69 才が 61 例と最も多く、40~49

才が1例、50~59才が13例あった。切除例の深達度はt1aとt1bが80.5%、

大きさは 20 ㎜以下が 43.6%で、早期がんの占拠部位では U領域、小弯、

前壁の病変が内視鏡検診で多く見つけられた。発見胃がんの進行度では

stageⅠAが X線検査は 71.4%で内視鏡検診は 79.43%であった。

前年度受診歴を有する進行胃がん症例は東部で車検診 1例、内視鏡検

診 1例の計 2例であった。

3.伯耆町のピロリ菌・ペプシノゲン検査の実績

受診者 831 人のうちピロリ菌検査陽性者は 291人。ピロリ菌検査陰性

者のうちペプシノゲン検査受診者540人でペプシノゲン検査陽性者は23

14

人であった。

[協議]

1.胃がん検診受診票について

胃がん検診受診票を改訂し鳥取県全体で統一した形式にする。

主な改訂点

X線検診・内視鏡検診 問診票にピロリ菌除菌治療歴を加える。

内視鏡検診 胃がんと胃がん以外の疾患を分けて結果を記載する。

2.鳥取県胃がん検診読影委員会運営要領策定について

健対協においては、現在各種読影委員会の運営要領を整理している。

胃がん集団検診読影の読影委員会の運営については、必要な事項を定め

るものがなかった。前回の会議においてその役を明確に示し、「鳥取県胃

がん検診読影委員会運営要領」をおおむねで了承した。

(17)第 61 回看護学校卒業式出席報告 (福永理事)

3月1日(日)午前 10時より看護学校にて行われた。卒業証書授与等の

後、安陪校長の式辞、魚谷県医師会会長(明穂常任理事代読)・松浦会長の

祝辞を頂いた。卒業生は 34名(男性 10名、女性 24名)であった。

(18)平成 26年度肺がん検診読影委員会開催報告 (尾﨑理事)

3月2日(月)午後7時より東部医師会館にて開催した。松浦会長、杉

本委員長、担当理事、読影委員 10名が出席した。

[報告]

1.平成 26年度東部地区読影会実績報告

東部地区読影会 173回開催、読影件数 13,252件、比較読影 9,961件

(75.2%)、平均 77件/回、A判定(読影不能)9件(0.07%)、B判定(異

常なし)10,250 件(77.35%)、C判定(精査不要)2,332 件(17.60%)、

D判定(肺がん以外の疾患)98件(0.74%)、E 判定(要精検)572件(4.31%)

このうちデジタル読影は 8,711件(65.73%)であった。また、登録 84

検診機関のうちデジタル画像での提出は 41機関であった。

2.肺がん部会・肺がん対策専門委員会報告

検診受診者は 50,569人で受診率 26.5%と前年度より 0.1%増加。要精

検者は 2,344 人、要精検率は 4.64%で 0.24%減少した。要精検者の精検

受診率は 89.5%で 1.3%増加した。精密検査の結果、肺がんであったも

のは 44人で6人減少。がん発見率は 0.09%だった。

3.肺がん検診従事者講習会

平成 26年 11 月 27日(木) 於:東部医師会館

15

演題:『胸部単純 X線写真への招待:好きになるための ABC』

講師:医療法人友仁会 友仁山崎病院 病院長 高橋雅士先生

出席者 44名(医師会員 42名)

[協議]

1.平成 27年度肺がん医療機関検診従事者講習会の開催について

平成 27年秋開催予定。

2.平成 27年度読影委員会委員について

1名退任任の予定があり、代りの委員は委員長に一任された。

3.平成 27年度肺がん検診読影会運営について

現在、読影件数を最大 80件/回としているが、27年度より最大 90件/

回とする。

4.その他

・読影の判定と総合判定が異なる事例(喀痰検査なし)について

総合判定は読影判定の結果を記載し、被験者には別途必要な結果を

通知する。

(19)平成 26 年度第 2 回かかりつけ医と精神科医との連携会議出席報告

(安陪理事)

3月3日(火)午後4時 10分から県医師会館と中部医師会館、西部医師会

館を TV会議で接続して開催された。

[報告]

1.平成 26年度精神医療関係者等研修(心の医療フォーラム)について、

同フォーラムは4年目に入り、平成 26年度は、平成 26 年 12月 19日

にホテルセントパレス倉吉で、平成 27年 1月 17日に県医師会館で、

また同年 1月 24日に米子市の国際ファミリープラザで開催されたことが

報告された。

2.平成 26年度各地区うつ病対応力向上研修について、東部、中部、西部

の各医師会より開催の報告がなされた。

3.自死(自傷)企図者の対応に関する調査結果について、鳥取県健康政策

課の山根仁子係長より報告があり、鳥取県では平成 25年に 130名の自死

者があり、その中での自死未遂歴は約 2 割弱であるが、不明が約 4 割弱

であったことが報告された。また同年に鳥取県では 242 件の自損行為に

よる救急搬送があったことが報告された。

[協議]

1.平成 27年度精神医療関係者等研修について、アルコール依存症とかか

りつけ医の気づき、自死対策への対応を踏まえて、というテーマで協議

16

された。鳥取県障がい福祉課の森直樹係長より、かかりつけ医を対象と

して、かかりつけ医が断酒会につなげていけることを目的としたアルコ

ール依存症の研修を「かかりつけ医うつ病対応力向上研修」の中で実施

してもらいたいという提案がなされた。

2.平成 27年度各地区うつ病対応力向上研修について、東部、中部、西部

の各医師会より、今後の予定が協議された。

3.自死未遂者に対する地域のケースマネージメントのあり方について、

自死未遂者に一定の支援プログラムを用いて介入した、国立精神・神経

医療研究センターなど 17 施設による全国規模スタディ Action-J が紹介

され、同スタディでは試験介入群が通常介入群と比較して自死未遂 6 ヶ

月後の自死再企図累積発生率が半減したことなどが報告された。また今

後このようなマネージメントを地域で取り組んでいくことが重要ではな

いかという意見が出された。

(20)鳥取市予防接種健康被害調査委員会出席報告 (石谷副会長)

3月4日(水)午後1時 40 分よりさわやか会館で開催された。下田敏美

健康子育て推進局長のあいさつの後、下田俊介予防係係長の司会で進行さ

れた。委員の自己紹介の後、石谷が委員長に選出され倉本真子保健師より

状況報告が行われた。健康被害と予防接種との因果関係の有無について協

議が行われ、今後の流れについて説明があった。

委員は、長井 大(鳥取保健所長)、奈良井 栄(鳥取県立厚生病院小児科

部長)、大石徹郎(鳥取大学医学部付属病院女性診療科)、佐伯有祐(鳥取

県立中央病院小児科)、牧 美恵子(鳥取市福祉保健部・子育て推進局総括

保健師)の5氏と石谷暢男(東部医師会)の6名であり、鳥取市より下田

敏美(健康子育て推進局長)、野際章人(中央保健センター所長)、下田俊

介(予防係係長)、倉本真子(中央保健センター予防係保健師)、神之田 剛

(中央保健センター主任)5名の出席があった。

(21)乳がん検診症例検討会開催報告 (池田理事)

3月4日(水)午後7時より東部医師会館にて開催され出席した。

最初に鳥取赤十字病院 山口由美先生より平成 25 年度の乳がん検診実績

及び活動報告があった。

(要旨)鳥取県での検診発見癌は 72 例(うち東部で治療した症例は 29 例)、

平均年齢 60.1 歳。検診歴と癌進行度に明らかな相関関係は見られなかった

が、やや進行癌が多い印象であった。今後初回検診の掘り起こしが重要で

あると考えられた。

17

次いで3病院(中央病院、市立病院、赤十字病院)より、各施設での検

診発見がん症例報告が行われた。

(22)平成 26 年度鳥取産業保健総合支援センター全体会議出席報告

(森副会長)

3月5日(木)午後3時より、県医師会館において平成 26年度鳥取産業

保健総合支援センター全体会議が開催され、松浦会長とともに出席した。

魚谷県医師会長の挨拶のあと議事に入った。

[議事]

1.産業保健活動総合支援事業実施状況について(センター)

[地域産業保健センターの事業実施状況及び各機関の連携状況も含む]

①各地産業保健センターの事業実施状況の報告と有所見者の相談件数

及び産業保健研修会についての報告がされた。

②鳥取産業保健総合支援センター業務実績が報告された。

2.平成 27年度事業予定について(センター)

①新規事業として、ストレスチェック制度が平成 27年 12 月より開始さ

れる。

1)産業保健関係者への専門的研修が行われる。

〇実施担当者(医師、保健師等)に対する研修(3時間)

〇実施事務従事者(衛星管理者、人事労務担当者等)に対する研修

2)事業場の産業保健活動への支援

〇メンタルヘルス対策支援員がストレスチェック制度導入について

個別支援

〇全国に1又は2か所、ストレスチェック制度に対する電話相談窓

口設置

〇登録産業医によるストレスチェック労働者に対する面接指導

〇小規模事業場のストレスチェック共同実施に対する費用の助成

3.ストレスチェック制度の導入について(労働局)

〇労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度に関する検討会報告書

について概要の説明があった。(4月には症例提示が行われる見通し

である)

(23)平成 26 年度第2回かかりつけ医うつ病対応力向上研究会開催報告

(安陪理事)

3月6日(金)午後7時より東部医師会館にて開催された。「現代社会にお

けるうつ病への理解と対応 ~地域医療、産業保健の現場における対応のポ

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イント~」の演題で鳥取大学医学部脳神経医科学講座精神行動医学分野助

教の松村博史先生にご講演いただいた。うつ病の多様化の問題を中心に、

「本来的な狭義のうつ病」「新型うつ病」「躁鬱病のうつ病相」「発達障害の

うつ病」など、それぞれの特徴について説明された。参加者は 34 名(うち

医師会員 33名)であった。

(24)鳥取県医師会より

(25)その他

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3.協議事項

(1)会員消息 (松田理事)

・入会

27.3.5 泉 大樹 B 県立中央病院 呼内

・退会

27.2.28 藤田 拓 B 鳥取市立病院 内

27.2.28 陶山 久司 B 県立中央病院 内

(2)平成 27年度東部医師会事業計画並びに収支予算書の承認について

<資料1>(池田理事)

(3)1市4町福祉事務所嘱託医の推薦について<資料2> (松田理事)

〇鳥取市

一般医科医師……西尾 昌憲先生(西尾内科クリニック)

精神科医師 …… 幡 碩之先生( 幡 病院)

〇八頭町・岩美町・若桜町・智頭町

一般医科医師……北室 知巳先生(北室内科医院)

精神科医師 ……桒井 徹 先生(渡辺病院)

(4)鳥取県東部身体障害者更生相談所嘱託医師(眼科)並びに障害程度審査

委員会委員の推薦について<資料3> (松田理事)

(案)細川満人先生(鳥取市立病院)

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(5)地域産業保健センター代表等の推薦について<資料4> (森副会長)

(案) 代 表 ……松浦会長

地域運営主幹 ……森 副会長

コーディネーター…太田垣 勲 氏

(6)産業医の推薦について<資料5> (森副会長)

(案)植木 壽一先生(尾﨑病院)

事業所:(株)戸 信

(7)社会保険医療担当者の新規個別指導の立会について

<資料6>(福永理事)

(案)髙須理事

福永理事

(8)2015 年世界禁煙デーイベント開催の共催依頼について<資料7>

(松田理事)

(9)会議等の日程について<資料8> (担当理事)

1.平成 27年度定例理事会<資料①> (松田理事)

2.日医生涯教育協力セミナー<資料②> (加藤理事)

日時:5月 10日(日)午後1時 30分 場所:東部医師会館

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3.第1回勤務医部会委員会 (早田理事)

日時:5月 18日(月)午後7時 場所:東部医師会館

4.第4回東部医師会定例代議員会<資料③> (松田理事)

日時:6月 20日(土)午後5時 15分 場所:ホテルモナーク鳥取

(10)日医生涯教育制度の単位とカリキュラムコード承認及び申請について

<資料9>(加藤理事)

1.承認分

4月3日(金)開催の「東部医師会学術講演会」 <資料①>

1.5単位 CC 11,73,78

4月8日(水)開催の「第 235回東部胃がん検診症例検討会」

1.0単位 CC 8,11 <資料②>

5月 10 日(日)開催の「日医生涯教育協力セミナー」<資料③>

3.0単位 CC 2,13,45,46,79,82

<関連―協議事項(9)>

2.事前申請分

4月 15 日(水)開催の「第 480回鳥取県東部小児科医会例会」

1.5単位 CC 12,14,72 <資料④>

追加3.事後申請希望分

4月 21 日(火)開催の「第 514回東部医師会胃疾患研究会」

<資料⑤>

4.事後申請分

2月 17 日(火)開催の「第 512回胃疾患研究会」 <資料⑥>

1.0単位 CC 53,54

2月 18 日(水)開催の「東部地域脳卒中医療連携ネットワーク

研究会・第 19回合同症例検討会」<資料⑦>

1.0単位 CC 78,80

2月 20 日(金)開催の「第 105回東部地区腹部超音波研究会」

1.5単位 CC 15,53,73 <資料⑧>

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(11)その他

4.閉会

次回理事会 平成27年3月24日(火)午後7時30分 東部医師会館