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奈良市内企業業況調査

2018 年７月～９月期調査結果

奈良商工会議所

全業種でみると、今期の自社業況が悪化したと回答した企業（23 社）が好転したと回答した企業（9

社）を上回り、自社業況 DI は▲26.9 マイナス圏にある。業種別では建設業（40.0）のみプラス圏にあ

り、製造業（▲40.0）、卸・小売業（▲53.8）、その他非製造（サービス）業（▲20.8）はマイナス圏と

なり、建設業以外の 3 業種において前期と比べ、自社業況 DI は低下した結果となった。

来期については、今期と同様、自社業況が悪化すると回答した企業（18 社）が好転すると回答した企

業（6 社）を上回った。自社業況 DI は▲23.5 と今期比 3.4 ポイント上昇する結果となったが、依然と

してマイナス圏内である。業種別では卸・小売業（▲30.8）で 23 ポイント、その他非製造（サービ

ス）業（▲4.4）で 16.4 ポイント上昇。製造業（▲40.0）はプラスマイナスゼロ、建設業（▲60.0）は

100 ポイントマイナスという結果になり、業況は悪化する見込みとなった。

付帯調査では、コスト増による価格転嫁の動向について尋ねた。全業種では「全く価格転嫁でき

ていない」が 30.0％と最も高い結果となり、価格転嫁できない要因については「需要が減少してい

るため」が 94.3％で最も高くなった。

また今夏の猛暑による業績への影響については、「特に影響はない」が 28.6％、次いで「コスト

増（冷房・冷蔵設備の高稼働による電気代上昇・熱中症対策によるコスト増）」が 27.0％となっ

た。

【調査概要】

本調査は、奈良商工会議所会員企業の業況を把握する目的で 2016 年 6 月に初めて実施し、今回は 8

回目の実施である。

調査時期：2018 年 9 月 10 日（月）～28 日（金）

調査方法：会報誌「なら商工会議所ニュース」9 月号に折り込み発送、FAX による回収

指導員の会員事業所訪問時に回答

調査対象：奈良商工会議所の会員企業 2,297 社

有効回答：52 社

回答企業：下表のとおり

4人以下 5～19人 20～49人 50～99人 100人以上 規模不明

52 100.00 18 17 8 4 3 210 14.49 2 1 2 3 0 242 85.51 16 16 6 1 3 0

卸・小売業 13 8.70 8 4 1 0 0 0建設業 5 21.74 2 1 0 1 1 0その他

非製造（サービス）業 24 55.07 6 11 5 0 2 0

34.62 32.69 15.38 7.69 5.77 3.85※全社（52社）には「規模不明（4社）」を含む。

※「製造業」は「食料品（２社）」「ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ（１社）」「金属（２社）」「その他製造業（５社）」の合計。

※「その他非製造（サービス）業」は「不動産（４社）」「飲食（４社）」「ホテル・旅館（１社）」「その他サービス業（１５社）」の合計。

業種別

従業員規模別構成比（横）％

製造業

非製造業

従業員規模（社）合計（社）

業種別構成比

（縦％）

全体

結果の概要

本調査では、指標として DI（ディフュージョン・インデックス）を利用している。DI とは「好転」「増加」「上昇」「過剰」と回答し

た企業の割合から、「悪化」「減少」「下落」「不足」と回答した企業の割合を差し引いた値。「今期」（2018 年７月～９月）は前期（2018

年４月～６月）と比べた現時点の状況を、「来期」は現時点と比べた「来期」（2018 年１０月～１２月）の予測を表す。

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（１）自社業況 DI（好転―悪化）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では今期の自社業況が悪化したと回答した企業（23 社）が好転したと回答した企業（9 社）を上

回り、自社業況 DI は▲26.9 マイナス圏にある。業種別では建設業（40.0）のみプラス圏にあり、製造業

（▲40.0）、卸・小売業（▲53.8）、その他非製造（サービス）業（▲20.8）はマイナス圏となった。

建設業以外の 3 業種において前期と比べ、自社業況 DI は低下した結果となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

今期と同様、全体では自社業況が悪化すると回答した企業（18 社）が好転すると回答した企業（6 社）

を上回った。自社業況 DI は▲23.5 と今期比 3.4 ポイント上昇する結果となった。業種別では卸・小売業

（▲30.8）で 23 ポイント、その他非製造（サービス）業（▲4.4）で 16.4 ポイント上昇。製造業（▲40.0）

はプラスマイナスゼロ、建設業（▲60.0）は 100 ポイントマイナスという結果になり、業況が悪化する見

込みとなった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

好転 不変 悪化 好転 不変 悪化

前期 4 7 4 前期 26.7 46.7 26.7 前期 0.0

今期 3 1 1 今期 60 20 20 今期 40.0

来期 0 2 3 来期 0 40 60 来期 -60.0

前期 3 4 2 前期 33.3 44.4 22.2 前期 11.1

今期 2 2 6 今期 20 20 60 今期 -40.0

来期 2 2 6 来期 20 20 60 来期 -40.0

前期 1 3 2 前期 16.7 50 33.3 前期 -16.6

今期 1 4 8 今期 7.7 30.8 61.5 今期 -53.8

来期 1 7 5 来期 7.7 53.8 38.5 来期 -30.8

前期 11 21 6 前期 28.9 55.3 15.8 前期 13.1

今期 3 13 8 今期 12.5 54.2 33.3 今期 -20.8

来期 3 16 4 来期 13 69.6 17.4 来期 -4.4

前期 19 35 14 前期 27.9 51.5 20.6 前期 7.3

今期 9 20 23 今期 17.3 38.5 44.2 今期 -26.9

来期 6 27 18 来期 11.8 52.9 35.3 来期 -23.5

自社業況回答企業数 割合（％） 業況ＤＩ（好転ー悪化）

建設業 建設業 建設業

製造業 製造業 製造業

卸・小売業 卸・小売業 卸・小売業

全業種全業種 全業種

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

3

4

（２）売上高 DI（増加―減少）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では「減少」企業の割合が「増加」企業の割合を上回り、▲21.2 とマイナス圏にある。業種別で

は、建設業（60.0）がプラス圏で、製造業（▲20.0）、卸・小売業（▲46.1）、その他非製造（サービ

ス）業（▲25.0）がマイナス圏となった。建設業を除き、３業種で前期と比べ売上高が減少したという

結果となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では今期比 5.8 ポイント上昇したが、依然▲15.4 とマイナス圏のままである。業種別では、製造

業（▲0.0）で 20.0 ポイント、卸・小売業（▲38.4）で 7.7 ポイント、その他非製造（サービス）業

（0.0）で 25.0 ポイント上昇、建設業（▲60.0）で 120 ポイント減少という結果となった。建設業以外

の３業種で売上減少はやや回復する見込みとなった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

増加 不変 減少 増加 不変 減少

前期 8 3 4 前期 53.3 20 26.7 前期 26.6

今期 4 0 1 今期 80 0 20 今期 60

来期 1 0 4 来期 20 0 80 来期 -60

前期 3 4 2 前期 33.3 44.4 22.2 前期 11.1

今期 3 2 5 今期 30 20 50 今期 -20

来期 4 2 4 来期 40 20 40 来期 0

前期 1 3 2 前期 16.7 50 33.3 前期 -16.6

今期 3 1 9 今期 23.1 7.7 69.2 今期 -46.1

来期 2 4 7 来期 15.4 30.8 53.8 来期 -38.4

前期 14 17 6 前期 37.8 45.9 16.2 前期 21.6

今期 4 10 10 今期 16.7 41.7 41.7 今期 -25

来期 5 14 5 来期 20.8 58.3 20.8 来期 0

前期 26 27 14 前期 38.8 40.3 20.9 前期 17.9

今期 14 13 25 今期 26.9 25 48.1 今期 -21.2

来期 12 20 20 来期 23.1 38.5 38.5 来期 -15.4

その他

非製造

（サービス）業

全業種 全業種 全業種

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

売上高回答企業数 割合（％） 売上額ＤＩ(増加ー減少）

建設業 建設業 建設業

製造業 製造業 製造業

卸・小売業卸・小売業 卸・小売業

5

6

（３）仕入単価 DI（上昇―下落）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では前期に引き続き、「上昇」企業が「下落」企業の割合を上回り、42.4 とプラス圏にある。業

種別では、建設業（80.0）、製造業（60.0）、卸・小売業（30.8）、その他非製造（サービス）業（33.3）

と全業種でプラス圏となり、仕入単価の上昇は依然続いているという結果となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では 39.2 と今期比 3.2 ポイント減少する結果となった。業種別では、製造業（70.0）で 10.0 ポ

イント上昇、建設業（80.0）、卸・小売業（30.8）でプラスマイナスゼロ、その他非製造（サービス）業

（21.7）では 11.6 ポイントマイナスという結果となった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

上昇 不変 下落 上昇 不変 下落

前期 5 9 1 前期 33.3 60 6.7 前期 26.6

今期 4 1 0 今期 80 20 0 今期 80

来期 4 1 0 来期 80 20 0 来期 80

前期 3 4 2 前期 33.3 44.4 22.2 前期 11.1

今期 6 4 0 今期 60 40 0 今期 60

来期 7 3 0 来期 70 30 0 来期 70

前期 1 3 2 前期 16.7 50 33.3 前期 -16.6

今期 6 5 2 今期 46.2 38.5 15.4 今期 30.8

来期 6 5 2 来期 46.2 38.5 15.4 来期 30.8

前期 10 24 3 前期 27 64.9 8.1 前期 18.9

今期 8 16 0 今期 33.3 66.7 0 今期 33.3

来期 5 18 0 来期 21.7 78.3 0 来期 21.7

前期 19 40 8 前期 28.4 59.7 11.9 前期 16.5

今期 24 26 2 今期 46.2 50 3.8 今期 42.4

来期 22 27 2 来期 43.1 52.9 3.9 来期 39.2

仕入単価回答企業数 割合（％） 仕入単価ＤＩ（上昇ー下落）

建設業 建設業 建設業

卸・小売業

製造業 製造業

卸・小売業

製造業

卸・小売業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

7

8

（４）販売単価 DI（上昇―下落）

【今期 2018 年 7～9 月期】

全体では「上昇」企業の割合が「下落」企業の割合を上回り 6.0 となった。業種別では建設業（60.0）、

その他非製造（サービス）業（4.6）がプラス圏となり、製造業（0.0）がプラスマイナスゼロ、卸・小売

業（▲7.7）のみマイナス圏となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では今期比 1.9 ポイント上昇の 7.9 となった。業種別では、卸・小売業（7.7）で 15.4 ポイント上

昇、建設業（▲60.0）、製造業（0.0）でプラスマイナスゼロ、その他非製造（サービス）業（0.0）は 4.6

ポイント下落という結果となった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

上昇 不変 下落 上昇 不変 下落

前期 4 7 4 前期 26.7 46.7 26.7 前期 0

今期 3 2 0 今期 60 40 0 今期 60

来期 3 2 0 来期 60 40 0 来期 60

前期 0 9 0 前期 0 100 0 前期 0

今期 0 10 0 今期 0 100 0 今期 0

来期 0 10 0 来期 0 100 0 来期 0

前期 1 4 1 前期 16.7 66.7 16.7 前期 0

今期 4 4 5 今期 30.8 30.8 38.5 今期 -7.7

来期 4 6 3 来期 30.8 46.2 23.1 来期 7.7

前期 6 28 3 前期 16.2 75.7 8.1 前期 8.1

今期 2 19 1 今期 9.1 86.4 4.5 今期 4.6

来期 1 21 1 来期 4.3 91.3 4.3 来期 0

前期 11 48 8 前期 16.4 71.6 11.9 前期 4.5

今期 9 35 6 今期 18 70 12 今期 6

来期 8 39 4 来期 15.7 76.5 7.8 来期 7.9

販売単価回答企業数 割合（％） 販売単価ＤＩ(上昇ー下落）

建設業

製造業

卸・小売業

建設業

製造業

建設業

製造業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

卸・小売業

その他

非製造

（サービス）業

全業種

卸・小売業

その他

非製造

（サービス）業

9

10

（５）経常利益 DI（増加―減少）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では、「減少」企業の割合が「増加」企業の割合を上回り▲28.9 となった。業種別では、建設業（60.0）

のみプラス圏内、製造業（▲50.0）、卸・小売業（▲38.4）、その他非製造（サービス）業（▲33.4）がマ

イナス圏にある結果となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では今期比 3.9 ポイント上昇するものの▲25.0 となり、依然、経常利益が減少すると予測してい

る企業が上昇すると予測している企業を上回っている。業種別でみると、その他非製造（サービス）業

（▲8.3）が 25.1 ポイント、製造業（▲40.0）が 10.0 ポイント上昇、建設業（▲40.0）が 100 ポイント、

卸・小売業（▲38.5）が 0.1 ポイント減少という結果となった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

増加 不変 減少 増加 不変 減少

前期 5 5 5 前期 33.3 33.3 33.3 前期 0

今期 4 0 1 今期 80 0 20 今期 60

来期 1 1 3 来期 20 20 60 来期 -40

前期 1 4 4 前期 11.1 44.4 44.4 前期 -33.3

今期 1 3 6 今期 10 30 60 今期 -50

来期 2 2 6 来期 20 20 60 来期 -40

前期 2 3 1 前期 33.3 50 16.7 前期 16.6

今期 2 4 7 今期 15.4 30.8 53.8 今期 -38.4

来期 1 6 6 来期 7.7 46.2 46.2 来期 -38.5

前期 9 19 9 前期 24.3 51.4 24.3 前期 0

今期 2 12 10 今期 8.3 50 41.7 今期 -33.4

来期 3 16 5 来期 12.5 66.7 20.8 来期 -8.3

前期 17 31 19 前期 25.4 46.3 28.4 前期 -3

今期 9 19 24 今期 17.3 36.5 46.2 今期 -28.9

来期 7 25 20 来期 13.5 48.1 38.5 来期 -25

経常利益回答企業数 割合（％） 経常利益ＤＩ(増加ー減少）

建設業 建設業 建設業

卸・小売業

製造業 製造業

卸・小売業

製造業

卸・小売業

全業種全業種

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

その他

非製造

（サービス）業

全業種

11

12

（６）従業員 DI（過剰―不足）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では「不足」企業が「過剰」企業を上回り、▲19.3 とマイナス圏にある。業種別では、建設業（▲

40.0）、製造業（▲30.0）、卸・小売業（▲23.1）、その他非製造（サービス）業（▲8.3）と全ての業種で

マイナス圏となり、従業員が不足している企業が過剰企業を上回る結果となった。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では▲19.3 で今期比横ばいとなった。製造業（▲20.0）のみ今期比プラス 10.0 とやや不足感は弱

まる見込みであるが、建設業（▲40.0）、卸・小売業（▲23.1）はプラスマイナスゼロ、その他非製造（サ

ービス）業（▲12.5）今期比マイナス 4.2 ポイントと不足感はやや強まるものと予測される。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

過剰 不変 不足 過剰 不変 不足

前期 1 10 4 前期 6.7 66.7 26.7 前期 -20.0

今期 0 3 2 今期 0 60 40 今期 -40.0

来期 0 3 2 来期 0 60 40 来期 -40.0

前期 0 8 1 前期 0 88.9 11.1 前期 -11.1

今期 0 7 3 今期 0 70 30 今期 -30.0

来期 0 8 2 来期 0 80 20 来期 -20.0

前期 1 4 1 前期 16.7 66.7 16.7 前期 0.0

今期 0 10 3 今期 0 76.9 23.1 今期 -23.1

来期 0 10 3 来期 0 76.9 23.1 来期 -23.1

前期 2 21 19 前期 4.8 50 45.2 前期 -40.4

今期 1 20 3 今期 4.2 83.3 12.5 今期 -8.3

来期 1 19 4 来期 4.2 79.2 16.7 来期 -12.5

前期 4 43 25 前期 5.6 59.7 34.7 前期 -29.1

今期 1 40 11 今期 1.9 76.9 21.2 今期 -19.3

来期 1 40 11 来期 1.9 76.9 21.2 来期 -19.3

従業員回答企業数 割合（％） 従業員ＤＩ(過剰ー不足）

建設業建設業 建設業

製造業

卸・小売業

その他

非製造

（サービス）業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

製造業

卸・小売業

製造業

卸・小売業

13

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（７）資金繰り DI（好転―悪化）

【今期 2018 年 7 月～9 月期】

全体では、「悪化」企業の割合が「好転」企業の割合を上回り▲28.8 とマイナス圏にある。

業種別では、建設業（▲40.0）、製造業（▲40.0）、卸・小売業（▲30.8）、その他非製造（サービス）業

（▲20.8）と全ての業種でマイナス圏にある。

【来期 2018 年 10 月～12 月期】

全体では▲26.9 と今期比 1.9 ポイント上昇という結果となった。業種別では、その他非製造業（サー

ビス）業（▲12.5）で今期比 8.3 ポイント上昇、建設業（▲40.0）、卸・小売業（▲30.8）で横ばい、製造

業（▲50.0）で 10.0 ポイントマイナスという結果になった。

(平成30年7月～9月期・前年同期比）　※前期：H30.4~6月、今期：H30.7～9月、来期：H30.10～12月見通し

好転 不変 悪化 好転 不変 悪化

前期 1 10 4 前期 6.7 66.7 26.7 前期 -20.0

今期 0 3 2 今期 0 60 40 今期 -40

来期 0 3 2 来期 0 60 40 来期 -40

前期 0 8 1 前期 0 88.9 11.1 前期 -11.1

今期 1 4 5 今期 10 40 50 今期 -40

来期 0 5 5 来期 0 50 50 来期 -50

前期 2 3 1 前期 33.3 50 16.7 前期 16.6

今期 1 7 5 今期 7.7 53.8 38.5 今期 -30.8

来期 1 7 5 来期 7.7 53.8 38.5 来期 -30.8

前期 2 34 1 前期 5.4 91.9 2.7 前期 2.7

今期 1 17 6 今期 4.2 70.8 25 今期 -20.8

来期 2 17 5 来期 8.3 70.8 20.8 来期 -12.5

前期 5 55 7 前期 7.5 82.1 10.4 前期 -2.9

今期 3 31 18 今期 5.8 59.6 34.6 今期 -28.8

来期 3 32 17 来期 5.8 61.5 32.7 来期 -26.9

資金繰り回答企業数 割合（％） 資金繰りＤＩ（好転ー悪化）

建設業 建設業 建設業

製造業

卸・小売業

製造業

卸・小売業

製造業

卸・小売業

その他

非製造

（サービス）業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

その他

非製造

（サービス）業

全業種

15

16

付帯調査の結果

（１） 仕入れ単価や、人権費上昇などコストが増加している企業が多くみられる中で、貴社の価格転嫁

の動向について尋ねた（全 52 社中 2 社未回答）。

全業種で最も高かったのは、「全く転嫁できていない」の 30.0％であった。次いで「価格転嫁でき

たのは半分に満たない」が 24.0％、「コストが増加していないため価格転嫁する必要がない」が 22.0％、

「半分以上は価格転嫁できている」が 16.0％、「すべて価格転嫁できている」が 8.0％という結果と

なった。各業種の結果は以下の表のとおりである。

回答企業数(社)すべて価格転嫁

できている

コストが増加していないため

価格転嫁する必要がない

半分以上は

価格転嫁できている

価格転嫁できたのは

半分に満たない

全く転嫁できて

いない割合（％）

すべて価格転嫁

できている

コストが増加していないため

価格転嫁する必要がない

半分以上は

価格転嫁できている

価格転嫁できたのは

半分に満たない

全く転嫁できて

いない

建設業 1 1 2 1 0 建設業 20.0 20.0 40.0 20.0 0.0

製造業 0 0 2 5 3 製造業 0.0 0.0 20.0 50.0 30.0

卸・小売業 2 1 2 4 3 卸・小売業 16.7 8.3 16.7 33.3 25.0

その他

非製造

（サービス）業1 9 2 2 9

その他

非製造

（サービス）業4.3 39.1 8.7 8.7 39.1

全業種 4 11 8 12 15 全業種 8.0 22.0 16.0 24.0 30.0

17

（２）（１）で「半分以上は価格転嫁できている」、「価格転嫁できたのは半分に満たない」、「全く転嫁で

きていない」と回答された事業所（35 社）に価格転嫁できない要因について尋ねた（複数回答）。

最も高かったのは「需要が減少しているため」が 94.3％で、次いで「他社が価格をあげていない

ため」が 65.7％、「消費者確保のため」が 28.6％、「価格転嫁しなくても大きな影響がないため」

20.0％、「既に価格をあげており、これ以上の転嫁が困難なため」が 11.4％、「その他」8.6％とな

った。

35NO 価格転嫁できない要因 回答数 割合（％）

1 需要が減少しているため 33 94.3

2 消費者確保のため 10 28.6

3 他社が価格をあげていないため 23 65.7

4 既に価格をあげており、これ以上の転嫁が困難なため 4 11.4

5 価格転嫁しなくても大きな影響がないため 7 20.06 その他 3 8.6

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（３）今夏の猛暑による業績への影響について尋ねた（複数回答）（全 52 社中 3 社未回答）。

全業種でみると、「特に影響はない」が 28.6％で最も高く、次いで「コスト増（冷房・冷蔵設備の

高稼働による電気代上昇、熱中症対策によるコスト増）」が 27.0％、「受注・売上の減少」が 25.4％、

「設備の故障」が 9.5％、「受注・売上の増加」が 4.8％、「農産物・畜産物等の供給減に伴う価格

上昇」が 3.2％、「その他」が 1.6％という結果となった。各業種の結果は以下の表の通りとなった。

回答企業数(社) 受注・売上の増加 受注・売上の減少農産物・畜産物等の供

給減に伴う価格上昇

コスト増（冷房・冷蔵

設備の高稼働による電

気代上昇、熱中症対

策によるコスト増）

設備の故障 特に影響はない その他

建設業 1 1 0 2 1 2 0

製造業 1 3 0 6 2 1 0

卸・小売業 1 7 1 2 1 5 0その他

非製造

（サービス）業0 5 1 7 2 10 1

全業種 3 16 2 17 6 18 1

割合（％） 受注・売上の増加 受注・売上の減少農産物・畜産物等の供

給減に伴う価格上昇

コスト増（冷房・冷蔵

設備の高稼働による電

気代上昇、熱中症対

策によるコスト増）

設備の故障 特に影響はない その他

建設業 14.3 14.3 0.0 28.6 14.3 28.6 0.0

製造業 7.7 23.1 0.0 46.2 15.4 7.7 0.0

卸・小売業 5.9 41.2 5.9 11.8 5.9 29.4 0.0その他

非製造

（サービス）業0.0 19.2 3.8 26.9 7.7 38.5 3.8

全業種 4.8 25.4 3.2 27.0 9.5 28.6 1.6