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理工学実習れぽ 〜 と

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理工学実習れぽ 〜 と. 〜 加工硬化と熱処理 〜. 〜  合着用材料  〜. 4-4 班. 101 番 日高 弘貴. 加工硬化と熱処理. 1. 加工硬化と焼きなまし 2. 金属組織の観察 3. 熱処理. 加工硬化と熱処理. 1. 加工硬化と焼きなまし.  様々な金属材料を圧延・熱処理し、 加工硬化や焼きなましの操作に 慣れるとともに、材料の性質の変化を 測定する。. 目的. 使用材料・器具. 18 ー 8 ステンレス鋼板  純銅板  圧延機 ノギス  硬さ試験機  水入りバケツ 自動温度調節計付電気炉. 加工硬化と熱処理. - PowerPoint PPT Presentation

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1. 加工硬化と焼きなまし2. 金属組織の観察3. 熱処理

加工硬化と熱処理

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし

 様々な金属材料を圧延・熱処理し、加工硬化や焼きなましの操作に

慣れるとともに、材料の性質の変化を測定する。

 様々な金属材料を圧延・熱処理し、加工硬化や焼きなましの操作に

慣れるとともに、材料の性質の変化を測定する。

18 ー 8 ステンレス鋼板  純銅板  圧延機ノギス  硬さ試験機  水入りバケツ自動温度調節計付電気炉

18 ー 8 ステンレス鋼板  純銅板  圧延機ノギス  硬さ試験機  水入りバケツ自動温度調節計付電気炉

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし

1  純銅板と 18-8 ステンレス鋼板の加工前の厚さ と硬さを測定した。

2  純銅板は 400℃ 、ステンレス鋼板は 850℃ で 焼きなまし後、それぞれ 5 、 10 、 20% 圧延 加工して硬さを測定した。

3 純銅板は 200→300→400℃ で焼きなまし ステンレス板は 400→500→850℃ で焼きな ましをして硬さを測定した。

1  純銅板と 18-8 ステンレス鋼板の加工前の厚さ と硬さを測定した。

2  純銅板は 400℃ 、ステンレス鋼板は 850℃ で 焼きなまし後、それぞれ 5 、 10 、 20% 圧延 加工して硬さを測定した。

3 純銅板は 200→300→400℃ で焼きなまし ステンレス板は 400→500→850℃ で焼きな ましをして硬さを測定した。

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし

Å@Å@Å@Å@Å@Å@Å@Å@èÉì∫î≈ Å@Å@Å@Å@Å@Å@18-8ÉXÉeÉìÉåÉXç|î¬1 2 ïΩ㜠1 2 ïΩãœ

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし

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1. 加工硬化と焼きなまし加工硬化と熱処理

☆ 焼きなましについて   最初の 400℃ の焼きなましに  よって、純銅板、ステンレス板  ともに硬さが低くなった。   これは金属の結晶配列が加熱  により安定して、すべり面が発  生しやすくなったからである。   純銅板のほうが焼きなましの  効果が大きい。☆ 加工硬化について   圧延によって硬さが上がった。  圧延により金属結晶にすべり面  が多くできたためである。

☆ 焼きなましについて   最初の 400℃ の焼きなましに  よって、純銅板、ステンレス板  ともに硬さが低くなった。   これは金属の結晶配列が加熱  により安定して、すべり面が発  生しやすくなったからである。   純銅板のほうが焼きなましの  効果が大きい。☆ 加工硬化について   圧延によって硬さが上がった。  圧延により金属結晶にすべり面  が多くできたためである。

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1. 加工硬化と焼きなまし加工硬化と熱処理

   純銅板、ステンレス板ともに   5→10% の加工時の変化が大き  い。純銅板の方が変化の割合い  が大きい。 10% 以上ではあまり  変化が見られない。すべり面が  ある程度できると、それ以上は  結晶配列が動かなくなり硬さが  上がらなくなるからだと  思う。

   純銅板、ステンレス板ともに   5→10% の加工時の変化が大き  い。純銅板の方が変化の割合い  が大きい。 10% 以上ではあまり  変化が見られない。すべり面が  ある程度できると、それ以上は  結晶配列が動かなくなり硬さが  上がらなくなるからだと  思う。

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1. 加工硬化と焼きなまし2. 金属組織の観察3. 熱処理

加工硬化と熱処理

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2. 金属組織の観察加工硬化と熱処理

焼きなましや加工硬化による金属組織の変化を観察して

理解する。

焼きなましや加工硬化による金属組織の変化を観察して

理解する。

純銅板  圧延機    レジンノギス  硬さ試験機  水入りバケツ自動温度調節計付電気炉 顕微鏡

純銅板  圧延機    レジンノギス  硬さ試験機  水入りバケツ自動温度調節計付電気炉 顕微鏡

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2. 金属組織の観察加工硬化と熱処理

1  純銅板 3 枚を 400℃ で焼きなまし後、 2 枚を  40% 加工硬化させた。

2  加工硬化させた 2 枚のうち 1 枚をさらに 400 ℃で焼きなましさせた。

3  3 枚をたばねてレジンで包埋させて研摩、 エッチング後に顕微鏡で観察した。

1  純銅板 3 枚を 400℃ で焼きなまし後、 2 枚を  40% 加工硬化させた。

2  加工硬化させた 2 枚のうち 1 枚をさらに 400 ℃で焼きなましさせた。

3  3 枚をたばねてレジンで包埋させて研摩、 エッチング後に顕微鏡で観察した。

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2. 金属組織の観察加工硬化と熱処理

400℃ で焼きなまし 40% の加工硬化 400℃ で焼きなまし

Page 14: 理工学実習れぽ 〜 と

 最初の焼きなましで、金属結晶が規則的な配列になり、顕微鏡像では比較的はっきりとした結晶が見られた。  40% の圧延により結晶が歪み、すべり面が多く発生した様子が 2 枚目の写真でみられた。 再び 400℃ で焼きなましすることにより、圧延によって発生した結晶のすべり面たちが消えて、再び金属結晶が規則的かつ安定した配列にもどる ( 再結晶化 ) 。写真でその様子がみられた。(写真は色調の調節がしてありま〜す )

 最初の焼きなましで、金属結晶が規則的な配列になり、顕微鏡像では比較的はっきりとした結晶が見られた。  40% の圧延により結晶が歪み、すべり面が多く発生した様子が 2 枚目の写真でみられた。 再び 400℃ で焼きなましすることにより、圧延によって発生した結晶のすべり面たちが消えて、再び金属結晶が規則的かつ安定した配列にもどる ( 再結晶化 ) 。写真でその様子がみられた。(写真は色調の調節がしてありま〜す )

2. 金属組織の観察加工硬化と熱処理

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加工硬化と熱処理

1. 加工硬化と焼きなまし2. 金属組織の観察3. 熱処理

Page 16: 理工学実習れぽ 〜 と

3. 熱処理加工硬化と熱処理

様々な合金を熱処理してその性質の違いを理解する。

様々な合金を熱処理してその性質の違いを理解する。

Ag(93)-Cu(7)    Ag(67)-Pd(25)-Cu(8)TypeIV 市販品   12%Au-PdAg 市販品純銅板      18-8 ステンレス鋼板炭素鋼     圧延機    硬さ試験機   水入りバケツ自動温度調節計付電気炉

Ag(93)-Cu(7)    Ag(67)-Pd(25)-Cu(8)TypeIV 市販品   12%Au-PdAg 市販品純銅板      18-8 ステンレス鋼板炭素鋼     圧延機    硬さ試験機   水入りバケツ自動温度調節計付電気炉

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

1  各材料を指定された温度で熱処理し、 硬さを測定した。

  処理前→ 750℃→400℃→500℃→750℃     Ag(93)-Cu(7) 、 Ag(67)-Pd(25)-Cu(8)     12%Au-Pd-Ag 市販品、 TypeIV 市販品  処理前→ 400℃→200℃→300℃→400℃    純銅板  処理前→ 850℃→400℃→500℃→850℃     18-8 ステンレス鋼板、炭素鋼 (C0.4%)

1  各材料を指定された温度で熱処理し、 硬さを測定した。

  処理前→ 750℃→400℃→500℃→750℃     Ag(93)-Cu(7) 、 Ag(67)-Pd(25)-Cu(8)     12%Au-Pd-Ag 市販品、 TypeIV 市販品  処理前→ 400℃→200℃→300℃→400℃    純銅板  処理前→ 850℃→400℃→500℃→850℃     18-8 ステンレス鋼板、炭素鋼 (C0.4%)

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

  Ag(93%)Cu(7%) 合金、 Ag(67%)Pd(25)Cu(8) 合金、 Au(12%)Pd Ag 合金、 TypeIV の4つの合金はすべて 750℃ の加熱で硬さが低下し、 400℃ で硬くなり、その後温度をあげていくと硬さが落ちていく傾向が見られる。750℃ で硬さが低下するのは焼きなまし効果である。★Ag(93%)Cu(7%) 合金について  状態図を見ると約 650℃ 以下では共晶合金であ る。よって 400℃ 、 500℃ では規則格子ができて いてすべり面が発生しにくいので硬い。 750℃ で は共晶→固溶体であり AgCu が完全に混ざっていて

  Ag(93%)Cu(7%) 合金、 Ag(67%)Pd(25)Cu(8) 合金、 Au(12%)Pd Ag 合金、 TypeIV の4つの合金はすべて 750℃ の加熱で硬さが低下し、 400℃ で硬くなり、その後温度をあげていくと硬さが落ちていく傾向が見られる。750℃ で硬さが低下するのは焼きなまし効果である。★Ag(93%)Cu(7%) 合金について  状態図を見ると約 650℃ 以下では共晶合金であ る。よって 400℃ 、 500℃ では規則格子ができて いてすべり面が発生しにくいので硬い。 750℃ で は共晶→固溶体であり AgCu が完全に混ざっていて

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

 すべり面が発生するのでやわら かくなる。実験によりこのよう な硬さの変化が測定できた♪★ Ag(67%)Pd(25)Cu(8) 合金   Ag(93%)Cu(7%) と同じよ うな形になった。 Pd は Ag によ る色調の黒化を防ぎ耐食性を防ぐためにいれて あるので Ag と Cu だけ着目すると、 Ag(93%)Cu(7%  ) と同じような結果になることがわかる。  また硬さが全体的に Ag(93%)Cu(7%) 合金より 高くなったのは Pd によるものであると推測される。

 すべり面が発生するのでやわら かくなる。実験によりこのよう な硬さの変化が測定できた♪★ Ag(67%)Pd(25)Cu(8) 合金   Ag(93%)Cu(7%) と同じよ うな形になった。 Pd は Ag によ る色調の黒化を防ぎ耐食性を防ぐためにいれて あるので Ag と Cu だけ着目すると、 Ag(93%)Cu(7%  ) と同じような結果になることがわかる。  また硬さが全体的に Ag(93%)Cu(7%) 合金より 高くなったのは Pd によるものであると推測される。

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

★ 12%Au-Pd-Ag について  硬さの変化は他の合金と同様 であるが、硬さの値は最も高か った。 12%Au-Pd-Ag は Ag(67  %)Pd(25)Cu(8) 合金の性質を さらによくするために Au を追 加したものである。そのため硬さが硬いのである。  しかしグラフをみると、 750℃ 焼きなまし状態で も十分に硬いため加工しにくそうである。★ TypeIV について   500℃→750℃ の硬さ変化が小さいことが目につ く。再結晶化がおこる温度が他の合金よりも

★ 12%Au-Pd-Ag について  硬さの変化は他の合金と同様 であるが、硬さの値は最も高か った。 12%Au-Pd-Ag は Ag(67  %)Pd(25)Cu(8) 合金の性質を さらによくするために Au を追 加したものである。そのため硬さが硬いのである。  しかしグラフをみると、 750℃ 焼きなまし状態で も十分に硬いため加工しにくそうである。★ TypeIV について   500℃→750℃ の硬さ変化が小さいことが目につ く。再結晶化がおこる温度が他の合金よりも

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

 低い (400 〜 500℃) からだと思う。★ 純銅板について   400℃ の焼きなまし後はあま り硬さが変化していない。純銅 板は他の合金のような共晶をつ くらないからである。わずかに硬さが上がっている が、これは誤差の範囲である。操作時の外力ぐらい では結晶配列は乱れないし、最後の 400℃ 焼きなま しで硬さが落ちていないので、加工硬化がおきてし まった可能性は低い。

 低い (400 〜 500℃) からだと思う。★ 純銅板について   400℃ の焼きなまし後はあま り硬さが変化していない。純銅 板は他の合金のような共晶をつ くらないからである。わずかに硬さが上がっている が、これは誤差の範囲である。操作時の外力ぐらい では結晶配列は乱れないし、最後の 400℃ 焼きなま しで硬さが落ちていないので、加工硬化がおきてし まった可能性は低い。

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3. 熱処理加工硬化と熱処理

★18-8 ステンレス鋼板について  ほとんど硬さが変化していな い。つまり焼きなましや熱処理 がほとんど効いていない。   18-8 ステンレス鋼板は主成分 である Fe のなかに Cr18% と Ni8  % があるが、これらが完全に固溶体になっているこ とが硬さが変化しない理由の1つであると思う。★ 炭素鋼について  他の合金と比べてグラフの傾きが反対になってい る。 850℃ で急冷した時、 Fe成分だけが面心立方格 子から体心立方格子に変化して、炭素が過飽和にな る。そのため結晶が歪み硬くなったのである。

★18-8 ステンレス鋼板について  ほとんど硬さが変化していな い。つまり焼きなましや熱処理 がほとんど効いていない。   18-8 ステンレス鋼板は主成分 である Fe のなかに Cr18% と Ni8  % があるが、これらが完全に固溶体になっているこ とが硬さが変化しない理由の1つであると思う。★ 炭素鋼について  他の合金と比べてグラフの傾きが反対になってい る。 850℃ で急冷した時、 Fe成分だけが面心立方格 子から体心立方格子に変化して、炭素が過飽和にな る。そのため結晶が歪み硬くなったのである。

îMèàóùÇ…ÇÊÇÈçdÇ≥ÇÃïœâª

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

èàóùëO 850Åé 400Åé 500Åé 850Åé

çdÇ≥

18-8ÉXÉeÉìÉåÉXç|î¬

íYëfç|( C 0.4%)

Page 28: 理工学実習れぽ 〜 と

3. 熱処理加工硬化と熱処理

  400 、 500℃ では結晶の歪みが 緩和して硬さが落ちる。再び  850℃→急冷すると、同様に 結晶が歪み硬くなるのである。

  400 、 500℃ では結晶の歪みが 緩和して硬さが落ちる。再び  850℃→急冷すると、同様に 結晶が歪み硬くなるのである。

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0

10

20

30

40

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60

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èàóùëO 850Åé 400Åé 500Åé 850Åé

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18-8ÉXÉeÉìÉåÉXç|î¬

íYëfç|( C 0.4%)

Page 29: 理工学実習れぽ 〜 と

1. 加工硬化と焼きなまし2. 金属組織の観察3. 熱処理

加工硬化と熱処理

Page 30: 理工学実習れぽ 〜 と

1. 加工時間2. 圧縮強さ3. 被膜厚さ4. 接着強さ

合着用材料

Page 31: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

硬化時間の違いを測定する。

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

硬化時間の違いを測定する。

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントユージノールセメントスパチュラ、練板、ビカー針

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントユージノールセメントスパチュラ、練板、ビカー針

Page 32: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をリングの中に入れてビカー針 をおとして針跡がつかなくなるまでの時間を 測定した。

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をリングの中に入れてビカー針 をおとして針跡がつかなくなるまでの時間を 測定した。

Page 33: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) çdâªéûä‘ÅiminÅjÅ@Å@Å@Å@ïΩãœÅiminÅj

1.25g/0.5ml 1 0.4 11.7 19.5 15.58

ÉäÉìé_àüâîÉZÉÅÉìÉg 1.45g/0.5ml 1 0.34 13.5 13.8 13.60

1.65g/0.5ml 1 0.30 9.3 9.8 9.50

2g/1.33g ÇQît ÇWìH 17.1 17.5 17.29

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[ÉgÉZÉÅÉìÉg 2g/1.0g ÇQît ÇUìH 18.9 19.2 19.04

2g/0.67g ÇQît ÇSìH 11.5 12.2 11.83

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[ÉgÉZÉÅÉìÉg1.8g/1.0g ÇQît ÇSìH 4.6 4.1 4.33

ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[ÉãÉZÉÅÉìÉg - ÇTît ÇTìH 46.5 95.6 71.03

Page 34: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.33g 2g/1.0g 2g/0.67g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃçdâªéûä‘

Page 35: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

☆ リン酸亜鉛セメント  粉液比があがるにつれて 硬化時間は短くなった。こ れはセメントの反応が包晶 反応であるからである。  硬化時間は JIS、 ADA 規格 に近かった。☆ ポリカルボキシレートセメント  粉液比 2g/1.0g の値がやや大きかったため、粉 液比↑で硬化時間↓の傾向がでなかった。練和時の 粉液の混ざりかたに差があったことが原因のひとつ だと思う。

☆ リン酸亜鉛セメント  粉液比があがるにつれて 硬化時間は短くなった。こ れはセメントの反応が包晶 反応であるからである。  硬化時間は JIS、 ADA 規格 に近かった。☆ ポリカルボキシレートセメント  粉液比 2g/1.0g の値がやや大きかったため、粉 液比↑で硬化時間↓の傾向がでなかった。練和時の 粉液の混ざりかたに差があったことが原因のひとつ だと思う。

0

10

20

30

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1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.33g 2g/1.0g 2g/0.67g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|Éä ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃçdâªéûä‘

Page 36: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 硬化時間

☆ グラスポリアルケノエートセメント  他のセメントに比べて硬 化時間が短い。これは歯科 治療の時間の短縮につなが るので、合着材により適し ているといえる。☆ ユージノールセメント  硬化時間がとても長い。練和後に口腔内と同じ 37 ℃にせずに室温で放置したことが、規格値とかなり 離れてしまった理由の1つであると思う。

☆ グラスポリアルケノエートセメント  他のセメントに比べて硬 化時間が短い。これは歯科 治療の時間の短縮につなが るので、合着材により適し ているといえる。☆ ユージノールセメント  硬化時間がとても長い。練和後に口腔内と同じ 37 ℃にせずに室温で放置したことが、規格値とかなり 離れてしまった理由の1つであると思う。

0

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1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.33g 2g/1.0g 2g/0.67g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|Éä ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃçdâªéûä‘

Page 37: 理工学実習れぽ 〜 と

1. 加工時間2. 圧縮強さ3. 被膜厚さ4. 接着強さ

合着用材料

Page 38: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

2. 圧縮強さ

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

圧縮強さの違いを測定する。

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

圧縮強さの違いを測定する。

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントスパチュラ、練板、圧縮試験機

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントスパチュラ、練板、圧縮試験機

Page 39: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

2. 圧縮強さ

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をリングの中に入れてビカー針 をおとして針跡がつかなくなるまでの時間を 測定した。

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をリングの中に入れてビカー針 をおとして針跡がつかなくなるまでの時間を 測定した。

Page 40: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

2. 圧縮強さ

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ ât ï˙íu íºåa îjâÛâ◊èd à≥èkã≠Ç≥ íºåa îjâÛâ◊èd à≥èkã≠Ç≥ ïΩãœ

g or ît ml è åè cm kg kg/cm2 kg/cm2

1.25g/0.5ml 3 1.2 1h 0.615 155 522 0.615 141 475 498.5

1w 0.650 290 874 0.650 132 398 636.2

ÉäÉìé_àüâî 1.45g/0.5ml 3 1.034 1h 0.625 68 222 0.625 163 532 376.7

1w 0.625 132 430 0.625 197 642 536.5

1.65g/0.5ml 3 0.909 1h 0.630 237 761 0.630 146 469 614.6

1w 0.620 161 534 0.620 236 782 657.8

2g/1.0g ÇSît ÇPÇQìH 1h 0.615 105 354 0.615 123 414 384.0

1w 0.625 134 437 0.625 34 111 273.9

1.8g/1.0g ÇTît ÇPÇOìH 1h 0.625 302 985 0.625 263 858 921.3

1w 0.610 325 1113 0.610 254 870 991.1

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég

Page 41: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

2. 圧縮強さ

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî ÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|Éä

ÉZÉÅÉìÉgÇÃà≥èkã≠Ç≥

1 hour

1 week

Page 42: 理工学実習れぽ 〜 と

☆ 粉液比の差の影響  リン酸亜鉛セメントの値 をみると粉液比 1.45g/0.5 mlが圧縮強さがやや低い。  教科書的には粉液比が上 がると圧縮強さが上がる。  圧縮片の型にセメントを 入れる時に気泡が混入したため値がうまく出なかっ た可能性が高い。☆ 1 時間と 1週間値の違い  リン酸亜鉛セメントは 1week値のほうが高くなっ た。ポリカルボキシレートセメントは 1hour値のほ うが高くなった。

☆ 粉液比の差の影響  リン酸亜鉛セメントの値 をみると粉液比 1.45g/0.5 mlが圧縮強さがやや低い。  教科書的には粉液比が上 がると圧縮強さが上がる。  圧縮片の型にセメントを 入れる時に気泡が混入したため値がうまく出なかっ た可能性が高い。☆ 1 時間と 1週間値の違い  リン酸亜鉛セメントは 1week値のほうが高くなっ た。ポリカルボキシレートセメントは 1hour値のほ うが高くなった。

合着用材料

2. 圧縮強さ

0

100

200

300

400

500

600

700

800

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1000

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî ÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|Éä

ÉZÉÅÉìÉgÇÃà≥èkã≠Ç≥

1 hour

1 week

Page 43: 理工学実習れぽ 〜 と

☆ セメント種類の差  ポリカルボキシレートセ メントはリン酸亜鉛セメン トに比べて圧縮強さが低い という性質がある。実際に そのとおりの結果が出た♪  グラスポリアルケノエー トセメントはリン酸亜鉛セメントよりも圧縮強さが 高い性質があり、そのとおりの結果が出た♪

☆ セメント種類の差  ポリカルボキシレートセ メントはリン酸亜鉛セメン トに比べて圧縮強さが低い という性質がある。実際に そのとおりの結果が出た♪  グラスポリアルケノエー トセメントはリン酸亜鉛セメントよりも圧縮強さが 高い性質があり、そのとおりの結果が出た♪

合着用材料

2. 圧縮強さ

0

100

200

300

400

500

600

700

800

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1000

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g

ÉäÉìé_àüâî ÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég ÉOÉâÉXÉ|Éä

ÉZÉÅÉìÉgÇÃà≥èkã≠Ç≥

1 hour

1 week

Page 44: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

1. 加工時間2. 圧縮強さ3. 被膜厚さ4. 接着強さ

Page 45: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

被膜厚さの違いを測定する。

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

被膜厚さの違いを測定する。

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントユージノールセメントスパチュラ、練板、ノギス

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントユージノールセメントスパチュラ、練板、ノギス

Page 46: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をガラス板ではさんで、3分後に  15kg で 7 分間圧縮してノギスで被膜厚さを 測定した。

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥をガラス板ではさんで、3分後に  15kg で 7 分間圧縮してノギスで被膜厚さを 測定した。

Page 47: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) îÌñåå˙Ç≥(É m) ïΩãœ(É m)

ÉäÉìé_àüâî 1.25g/0.5ml 1 0.4 91.0 63.8 77.40

1.45g/0.5ml 1 0.34 62.5 116.0 89.25

1.65g/0.5ml 1 0.30 65.0 95.0 80.00

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég 2g/1.0g ÇPît ÇRìH 63.0 83.0 73.00

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég1.8g/1.0g ÇPît ÇQìH 62.0 20.0 41.00

ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã - ÇPît ÇPìH 25.0 34.0 29.50

Page 48: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

010

203040

5060

708090

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g -

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ ÉOÉâÉXÉ|Éä ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃîÌñåå˙Ç≥

Page 49: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

☆ 粉液比の差について  リン酸亜鉛セメントを みると 1.45g/0.5mlが最も 高い。☆ セメントの差について  ポリカルボキシレートセメ ントはリン酸亜鉛セメントよりやや被膜厚さが薄い 性質がある。結果グラフより、その傾向が見られる。  グラスポリアルケノエートセメントもリン酸亜鉛 セメントよりやや薄いことが測定できた。  ユージノールセメントはリン酸亜鉛セメントより 小さくなったが、これはガラス板にのせたセメント

☆ 粉液比の差について  リン酸亜鉛セメントを みると 1.45g/0.5mlが最も 高い。☆ セメントの差について  ポリカルボキシレートセメ ントはリン酸亜鉛セメントよりやや被膜厚さが薄い 性質がある。結果グラフより、その傾向が見られる。  グラスポリアルケノエートセメントもリン酸亜鉛 セメントよりやや薄いことが測定できた。  ユージノールセメントはリン酸亜鉛セメントより 小さくなったが、これはガラス板にのせたセメント

010

203040

5060

708090

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g -

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ ÉOÉâÉXÉ|Éä ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃîÌñåå˙Ç≥

Page 50: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

3. 被膜厚さ

 泥の量が他より少なかった ためだと思う。 泥の量が他より少なかった ためだと思う。

010

203040

5060

708090

1.25g/0.5ml 1.45g/0.5ml 1.65g/0.5ml 2g/1.0g 1.8g/1.0g -

ÉäÉìé_àüâî É|ÉäÉJÉãÉ{ ÉOÉâÉXÉ|Éä ÉÜÅ[ÉWÉmÅ[Éã

ÉZÉÅÉìÉgÇÃîÌñåå˙Ç≥

Page 51: 理工学実習れぽ 〜 と

1. 加工時間2. 圧縮強さ3. 被膜厚さ4. 接着強さ

合着用材料

Page 52: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

4. 接着強さ

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

接着強さの違いを測定する。

 様々なセメントの練和方法に慣れるとともに、

接着強さの違いを測定する。

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントレジンセメントスパチュラ、練板、試験機

リン酸亜鉛セメントポリカルボキシレートセメントグラスポリアルケノエートセメントレジンセメントスパチュラ、練板、試験機

Page 53: 理工学実習れぽ 〜 と

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥を接着材料 ( レジン、ステンレス ) の合着部に介在させて硬化するまで加圧した。

3 試験機でせん断応力を測定した。

1  各セメントを練和した。

2  セメント泥を接着材料 ( レジン、ステンレス ) の合着部に介在させて硬化するまで加圧した。

3 試験機でせん断応力を測定した。

合着用材料

4. 接着強さ

Page 54: 理工学実習れぽ 〜 と

合着用材料

4. 接着強さ

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) 1hr (kg/cm2) ïΩ㜠1week (kg/cm2) ïΩãœ(kg/cm2)

ÉäÉìé_àüâî 1.45g/0.5ml 1 0.34 0.35 Å[ 0.35 Å[ Å[ Å[

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég 2g/1.0g 1 ÇRìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég 1.8g/1.0g ÇPît ÇQìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉåÉWÉìÉZÉÅÉìÉg ìôó ÉyÅ[ÉXÉg 55.8 à»è„ 47.3 à»è„ Å[ 49.02à»è„ 39.99à»è„ Å[ÅiÇPâÒì]Åj

レジン板

ステンレス板ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) 1hr (kg/cm2) ïΩ㜠1week (kg/cm2) ïΩãœ(kg/cm2)

ÉäÉìé_àüâî 1.45g/0.5ml 1 0.34 Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég 2g/1.0g 1 ÇRìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég 1.8g/1.0g ÇPît ÇQìH 3.3 2.7 3.00 Å[ Å[ Å[

ÉåÉWÉìÉZÉÅÉìÉg ìôó ÉyÅ[ÉXÉg 58.3 à»è„ Åá - Åá 89.03 -ÅiÇPâÒì]Åj

Page 55: 理工学実習れぽ 〜 と

 ほとんどの試料は接着していなかった。グラスポリアルケノエートセメントがステンレス板で少し接着性を有していた。これはグラスポリアルケノエートセメントが非貴金属合金に接着性を有する性質をもつからである。 また、レジンセメントは強力な接着力を示した。実際に測定してみて、レジンセメントの強力さを体感した。

 ほとんどの試料は接着していなかった。グラスポリアルケノエートセメントがステンレス板で少し接着性を有していた。これはグラスポリアルケノエートセメントが非貴金属合金に接着性を有する性質をもつからである。 また、レジンセメントは強力な接着力を示した。実際に測定してみて、レジンセメントの強力さを体感した。

合着用材料

4. 接着強さ

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) 1hr (kg/cm2) ïΩ㜠1week (kg/cm2) ïΩãœ(kg/cm2)

ÉäÉìé_àüâî 1.45g/0.5ml 1 0.34 0.35 Å[ 0.35 Å[ Å[ Å[

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég 2g/1.0g 1 ÇRìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég 1.8g/1.0g ÇPît ÇQìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉåÉWÉìÉZÉÅÉìÉg ìôó ÉyÅ[ÉXÉg 55.8 à»è„ 47.3 à»è„ Å[ 49.02à»è„ 39.99à»è„ Å[ÅiÇPâÒì]Åj

ÉZÉÅÉìÉg ï≤âtî‰ ï≤ññ(g or ît) ât(ml or ìH) 1hr (kg/cm2) ïΩ㜠1week (kg/cm2) ïΩãœ(kg/cm2)

ÉäÉìé_àüâî 1.45g/0.5ml 1 0.34 Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

É|ÉäÉJÉãÉ{ÉLÉVÉåÅ[Ég 2g/1.0g 1 ÇRìH Å[ Å[ Å[ Å[ Å[ Å[

ÉOÉâÉXÉ|ÉäÉAÉãÉPÉmÉGÅ[Ég 1.8g/1.0g ÇPît ÇQìH 3.3 2.7 3.00 Å[ Å[ Å[

ÉåÉWÉìÉZÉÅÉìÉg ìôó ÉyÅ[ÉXÉg 58.3 à»è„ Åá - Åá 89.03 -ÅiÇPâÒì]Åj

Page 56: 理工学実習れぽ 〜 と

1. 加工時間2. 圧縮強さ3. 被膜厚さ4. 接着強さ

合着用材料

Page 57: 理工学実習れぽ 〜 と