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放放放放放放放放放放放 放放放放放放放 VME 放放放放放放放放放放放 PCI 放放放放, 放放放放放 , 放放放 放放放放 A , 放放放放 A , 放放放 B KEK A , 放放放放放 B 放 ATLAS 放放 TGC 放放放放 2010/3/20 放放放放放放放放放放放 放放放放 1 放放放放放放放放放放放 放放放放

放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

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放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発. 東京大学素粒子センター 神谷隆之. 二ノ宮陽一 , 越前谷陽佑 , 坂本宏 佐々木修 A , 池野正弘 A , 福永力 B KEK A , 首都大理工 B 他 ATLAS 日本 TGC グループ. ATLAS 実験で用いられているコントロールシステム. 24krad/10year. VME クレート. H PT S SW C ontroller. HSC. VMEバス上のスレーヴモジュールを コントロールし、実験装置の制御を行う VMEマスターモジュール. - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと

PCIインターフェースの開発

二ノ宮陽一 , 越前谷陽佑 , 坂本宏 佐々木修 A, 池野正弘 A, 福永力 B

KEK A, 首都大理工 B

他 ATLAS 日本 TGC グループ

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 1

東京大学素粒子センター神谷隆之

Page 2: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

ATLAS 実験で用いられているコントロールシステム

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 2

HSC

slave

CCI

SBC

VMEバス上のスレーヴモジュールをコントロールし、実験装置の制御を行うVMEマスターモジュール

HPT SSW ControllerHPT SSW Controller

SBCの命令を受けHSCの制御を行うVMEスレーヴモジュール

放射線環境の実験ホール

カウンティングルームから遠隔操作 端末からSBCにログイン

光ファイバー Control Configuration InterfaceControl Configuration Interface

24krad/10year

~ 100m

Single Board ComputerSingle Board Computer

オンボード・コンピュータVMEマスターモジュール

VME クレート

VME クレート

Page 3: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

現在開発中の新システム

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 3

RTC

RTC

CCI

Radiation-Tolerant ControllerRadiation-Tolerant Controller

PCI-CCI

HSCとほぼ同じだが基本的なVMEバスの機能を残してATLASに特化した機能を削除広く用いられている6Uサイズに変更

PCI-CCIPCI-CCI

PCIバスに変更することでPCに直接接続でき、ショートカット端末から直接操作できる

他の実験でも使える汎用性の高いコントロールシステムに他の実験でも使える汎用性の高いコントロールシステムに

光ファイバー ~ 100m

slave

VME クレート

Page 4: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

ATLAS で用いられている HSC の放射線耐性

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 4

• TID (Total Ionizing Doze) ・・・蓄積効果• SEE (Single Event Effect) ・・・確率的現象

• SEL (Single Event Latch-up), SEB (Single Event Burn-out)• SEU (Single Event Upset)

半導体が放射線に曝されると稀にレジスタの値が反転してしまうことがある

• 放射線対策• Anti Fuse FPGA の採用• 多数決論理回路の採用

陽子ビームを用いての照射試験 (2004 年 東北大 CYRIC)HSC 上の各素子に対して照射試験を実施

陽子ビームを用いての照射試験 (2004 年 東北大 CYRIC)HSC 上の各素子に対して照射試験を実施

結果結果 100 krad まで OK SEL や SEB も見られなかった*予測されている放射線量・・・ 24 krad /10 year

Page 5: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

RTC (Radiation-Tolerant Controller)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 5

• IC は HSC と同じ放射線テスト済みの物を使用 →放射線耐性は保たれている

• FPGA のロジックは HSC と同じ物を使用 →開発期間の短縮

• 余分な機能を削除し 9U から 6U サイズに変更 →汎用的なモジュールに

一般的な VME バスアーキテクチャ部分は保持

ATLAS 実験に特化した拡張部分を削除

HSCHSC RTCRTC

CERN で動作確認済み

Page 6: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

PCI - CCI

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 6

• FPGA とバス以外は従来のものとほぼ同じ構造

• PCI バスとのインターフェース部分は Xilinx 社の IP Core を使用

• PCI バスに直接挿せるので VME クレートが不要に

光ファイバー通信と PCI バスのプロトコルに則り従来の CCI ロジックに準拠したロジックを独自に開発光ファイバー通信と PCI バスのプロトコルに則り従来の CCI ロジックに準拠したロジックを独自に開発

VME バスから PCI バスへ

CCICCI PCI-CCIPCI-CCI

Page 7: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

通信のプロトコル

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 7

RTC CCI命令

応答

• 連続した 3 クロックでひとまとまりのデータをやりとりする• 16 bit ごとのデータ転送で 32 bit 転送を行うため

通信中の信号線をロジックアナライザで見たときの様子

Control Word

データや命令の種類を表すData Word 下位 16 bit

Data Word 上位 16 bit

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データの書き込み

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 8

CCI

RTC SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

12345678F9600018

VME クレート

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データの書き込み (1)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 9

CCI

RTC SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

12345678

VME クレート

ADDRESSF9600018

Page 10: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

データの書き込み (1)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 10

CCI

RTCF9600018

SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

12345678

VME クレート

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データの書き込み (2)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 11

CCI

RTCF9600018

SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

VME クレート

DATA12345678

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データの書き込み (2)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 12

CCI

RTCF960001812345678

SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

VME クレート

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データの書き込み (3)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 13

CCI

RTCF960001812345678

SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

VME クレート

WRITE

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データの書き込み (3)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 14

CCI

RTCF9600018

SlaveF9600018

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに12345678 というデータを書き込む

VME クレート

WRITE12345678

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データの書き込み

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 15

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

VME クレート

完了

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データの読み出し

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 16

CCI

RTC SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

F9600018

VME クレート

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データの読み出し (1)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 17

CCI

RTC SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

ADDRESSF9600018

Page 18: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

データの読み出し (1)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 18

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

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データの読み出し (2)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 19

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

READ

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データの読み出し (2)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 20

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

READ12345678

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データの読み出し (2)

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CCI

RTCF960001812345678

SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

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データの読み出し (2)

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 22

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

F9600018 というアドレスを持つスレーヴモジュールに書いてあるデータを読み出す

VME クレート

12345678

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データの読み出し

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 23

CCI

RTCF9600018

SlaveF96000181234567

8

12345678

VME クレート

完了

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ドライバ・ソフトウェアの作成

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 24

Win Driver を用いて PCI カードのドライバとソフトウェアのソースコードを自動生成

PCI カード上のレジスタにアクセスするサンプルプログラム

VME スレーヴモジュールのレジスタに100万回読み書きのチェックをするテストを行ったが

一度もエラーは起こらなかった

VME スレーヴモジュールのレジスタに100万回読み書きのチェックをするテストを行ったが

一度もエラーは起こらなかった

Page 25: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 25

まとめ

• 放射線耐性を持ち、光ファイバーと PCI カードを用いた遠隔操作で VME クレート上のモジュールをコントロールするシステムを開発している

• 汎用的なシステムなので様々な実験で使用することができる

• 現在は試作品ができあがり、骨組みとなる機能は完成した

• WinDriver を用いてドライバはすぐに出来るので使い始めるのは簡単

• 放射線環境下で VME クレートを使用したい場合に最適

Page 26: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 26

最後に

• 様々な実験に用可能な VME コントロールシステム• A16, A24, A32, D16, D32 の各モードに対応• ブロック転送や割り込み機能も実装可能• 放射線環境下で使用可能• Bit3 と違って光ファイバーなので長距離での遠隔操作に最適

• Bit3 に代わる新 VME コントロールシステムとしてぜひご検討ください

Page 27: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

2010/3/20 東京大学素粒子センター 神谷隆之 27

Back Up

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How to operate Word 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

Ctrl N U opecode operand

Word 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

Data Data [15:0]

Word 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

Data Data [31:16]

Word 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

Ctrl N U code State of RTC

RTC CCIorder

response

Page 29: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

Radiation Level at Atlas Muon (TGC) System

• Neutron (1Mev equivalent neutron/cm2/10yr)– 1.4x1011 (CMOS), 2.2x1011(Bipolar)– Neutron from reactor

• Dose (Dose/10yr)– CMOS :110 Gy (ASIC), 210Gy (COTS)– Bipolar : 5 times larger– Gamma source : 60Co

• SEE (h/cm2/10yr, no safety factor, h>21MeV)– 2.1x1010 h/cm2/10yr– SEE

• Single Event Upset, Single Event Latch-Up, Single Event Burn-out

– Proton beam with 70MeV < E < 1GeV

Page 30: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

DUTs (Device Under Test)

• Anti-Fuse FPGAs (Actel A54SX and AX family)– Data Read/Write/Verify of Memories and Registers

• Serial Links– G-Link (HDMP-1032A/1034A),

OE/EO converter (V23818-K305-L57)– LVDS Link

• Tx : SN65LV1023, DS65LV1023

• Rx : SN65LV1224, DS65LV1224

– Data Tx/Rx/Verify• Link status signals and

Current are monitored.

Page 31: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

Setup

• Proton 70MeV beam (0.5 – 4 nA) at 31 beam course

• Broaden beam size to around 20 mm• A 100 – 200 m thick Cu foil on the DUT for

dosimetry

Page 32: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

Dosimetry• Gamma-ray spectrum from activated radioisotopes of

the Cu foil was measured for 1,000 sec with a Ge detector, after 1 hour cooling from the irradiation.

• Intensity distribution of the each Cu foil is measured with Imaging Plate. The intensitl is relatively flat in central 20 mm area.

61 C

u(6

7ke

V)

61C

u(2

83ke

V)

61 C

u(3

73ke

V) 5

11ke

V62 Z

n(548k

eV

)

61C

u(6

56ke

V)

60 C

u(8

26ke

V)

56 C

o(8

47ke

V)

63Zn(9

62ke

V)

61 C

u(1

185k

eV

)

60C

u(1

332ke

V)

Page 33: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

Anti-Fuse FPGA (A54SX and AX Family)

• A54SX: Ring Oscillator (101 NAND gates with two loads each) and 4x256 shift registers– Register SEU < 1.5x10-15 cm2/bit– No SEE was observed.

• AX Family: Ring Oscillator (101 NAND gates with two loads each), 4-bit x 345 shift registers and memories (12 x 9-bit x 512 depth)– Register SEU = 1.6x10-14 cm2/bit (32 upsets observed)– Memory SEU = 4.9x10-14 cm2/bit (3869 upsets observed)– No significant difference of the SEUs between 0-to-1 and 1-to-0

upsets.– Any other SEE was not observed.

• Voting logics are used for all the registers.

Page 34: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

G-Link and OE/EO converter (SEE)• G-Link Tx

– Data Error = 2.2x10-8 cm2, Link Error = 3.3x10-10 cm2

• The recovery time is approximately 8 s mean, less than 10 s at the longest.

• G-Link Rx– Data Error = 1.2x10-8 cm2 ,Link Error = 6.7x10-10 cm2

• The recovery time is approximately 8 s mean, less than 10 s at the longest.

• OE/EO converter (Sum of OE and EO)– Data Error = 8.6x10-11 cm2 ,Link Error < 3.0x10-12 cm2

• Trigger signal (from experimental hall to control room, 1k links)– 0.19 data errors/min. in the system– 0.17 link errors/hr in the system

• Read-out signal (from experimental hall to control room, 200 links x 10% [duty])– 0.23 errors/hr. in the system– 0.1 link errors/day in the system

• Control signal (28 bi-directional links x 1% [duty])– 0.1 errors/day in the system

Page 35: 放射線環境下に耐えうるVMEコントローラと PCIインターフェースの開発

LVDS Link (SEE cross sections)• Tx

– NS SEU = 1.3x10-13 Link Error = 1.2x10-12 cm2

– TI SEU = 2.5x10-12 Link Error = 1.5x10-12 cm2

• Rx– NS SEU = 2.0x10-11 Link Error = 1.2x10-11 cm2

– TI SEU = 8.0x10-13 Link Error = 6.3x10-13 cm2

• 0.6 SEUs/day and 0.4 Link Errors/day in 10k links.