10
調 調 稿 世界の労働2008・ 6 -16-

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Page 1: Asia Ukenjoh/IMG_0004.pdfCreated Date 11/27/2008 5:38:37 PM

欧州主要国における

はじめに

〇七年

一二月に「仕事と生活

の調和(ワーク・ライフ六

ンる

憲章」及びその推進のための行動指針が策定され、わ

が国も「仕事と生活の調和が実現した社会」、すなわち、「国

一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、子育

て期、中高年期と

いった人生の各段階に応じて多様な生き

方が選択・実現できる社会」を目指すこととな

った。

本稿

では、欧州主要国(ここでは、イギリス、フランス、

ドイツ、イタリア、オランダ、スウエーデンの六カ国を取り上

げる)のワーク・ライ

フ・バランスの実態を、日本やアメリ

ワーク・ライフ・バランスの現状と課題

権 丈

 

英 子

(亜細亜大学経済学部准教授)

力と比較しながら概観することで、わが国でのワーク・ラ

イフ・バランスの議論に役立てることを目的にする。以下

では、諸外国のワーク・ライフ・バランスを評価する視点を

述べたうえで、わが国のワークoライフ・バランスをめぐる

現状でとりわけ課題とな

っている、労働時間の長さ、およ

び仕事と子育ての両立に焦点をあてる。

ワークoライフ・バランスの

国際比較のための視点

わが国では、「ワーク・ライ

フ・バランス」と

いう用語は、

アメリカ企業における取組みやイギリスのブレア政権下で

世界の労働2008・ 6-16-

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のワーク・ライフ・バランスoキャンペーンが紹介されたこ

とをき

っかけに知られるようにな

った。しかし、このこと

は、必ずしもアメリカやィギリスが、他の先進諸国に比べ

てワーク・ライフ。バランスの実現度が高

いと

いうことでは

ない。ョーロッパ大陸諸国には、ワーク・ライフ・バランス

いう用語が使用される以前から、こうした取り組みを行

つてきた国々もある。

例えば、スウェーデンを始めとする北欧諸国では、早く

から男女がともに仕事と家庭の両立に取り組むことに高

優先順位が置かれ、充実した育児体業や公的保育など関連

制度が整えられてきた。最近では、休業制度には、育児や

介護だけではなく教育目的の長期休暇も含まれるようにな

つている。また、EU諸国

の比較調査冒「電■o。いoo出によ

れば、北欧は、柔軟な働き方を提示する企業の割合が高

い。

また、オランダでは、現在、良質の短時間の雇用機会が広

範囲に利用可能であり、労働者は労働時間を短縮・延長す

る権利までも認められ、男女ともに仕事と仕事以外の生活

のバランスがとれるようにな

っている。

ヨーロツパにおけるワーク・ライフoバランスの取り組み

は、企業主導

のアメリカ型アプローチに比べて、政府の役

割が大き

いという特徴を持

つ。EUでは労働指令によ

って、

労働時間の規制、育児体業の導入、パートタイム労働とフ

ルタイム労働の均等待遇などが定められており、それらに

則して各国では国内法を整備している。とはいえ、ヨーロ

ツパでも国によ

って、その取り組みは多様である。以下で

は、ヨーロッパ主要国の実態をみていこう。

労働時間

日本では男性を中心とした長時間労働が問題とな

ってい

るが、欧州主要国では、仕事と仕事以外の生活のバランス

は実際にうまく取れているのであろうか。まずは、各国の

労働時間を確認しておこう。労働時間が長すぎると、他の

活動をする時間も

エネルギーもなくなるうえに、心身の健

康を損なう事態も起こってしまう。

=年間総実労働時間

表1は、 一人当たり平均年間総実労働時間を示している。

この表によれば、日本、アメリカ、ィタリアでは年間の労

働時間が約

一人○○時間であるのに対して、イタリアを除

くヨーロッパ諸国では

一般にかなり短

い。なかでも、オラ

ンダやドイツの一雇用者は

一三〇〇時間強であり、これらの

欧州主要国におけるワーク・ライフ・バランスの現状と課題

世界の労働2008。 6 一-17-一

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(時 間)

就業者 雇用者

日本

アメリカ

イギリス

フランス

ドイツ

イタリア

オランダ

スウェーデン

1,784

1,804

1,669

1,564

1,436

1,800

1,391

1,583

1,811

1,809

1,648

1,468

1,355

336

国は日本に比

べて年間の労

働時間が四〇

〇~五〇〇時

間も短

いこと

になる。

0男性の週労

働時間の分布

この年間総

実労働時間の

データは、フ

ルタイム労働

者だけでなく

パートタイム労働者も含んだ平均であり、働き方にはかな

りの男女差があることも知られている。そこで、各国の働

き方の実態をより詳しく捉えるために、次に、男女別に週

労働時間の分布をみてみることにしよう。若年者や高齢者

の働き方は各国における高等教育や退職制度などによ

つて

大きく異なるため、ここでは、二五~五四歳の働き盛りの

年齢層を対象とする。

図1は、二五~五四歳男性の

一週間の実労働時間の分布

を示している。この図から、週三五時間未満働く男性の割

合は、オランダで

一六%とやや高

いのを除けば、他の国で

一割程度と低

いことがみてとれる。また、週三五~三九

時間働く者の割合は、日本やアメリカでは四~五%に過ぎ

ないのに、ヨーロツパ諸国ではかなり高

い。この割合が最

も高

いフランスでは、五

一%に及び、これは、フランスで

は、標準的な所定労働時間が週三五時間であるためである。

長時間働く者についてみると、日本では、週四九時間以

上働く者が四三%に達しており、(図では区分しなかったが)

週六〇時間以上働く者も二〇%いる。これに対して、ヨー

ロッパでは、週五〇時間以上働く者の割合が、最も多

いイ

ギリスで二五%であり、最も少ないオランダやスウエーデ

ンでは

一割未満に過ぎない。これらの国では、働き盛りの

年齢の男性でも長時間労働はかなり限られている。EUは、

九三年の労働時間指令により労働時間の上限を週四八時間

とすることを定めており、それに従う形で各国は、国内法

で労働時間の上限を決めている(スウェーデンは週四〇時間)。

しかしながら、イギリスは労働者が個別に合意すれば週四

八時間を超えて働くことができると

いう例外規定を加盟国

中唯

一適用されている国とな

っている。このことが、イギ

表 1 1人当たり平均年間総実労働時間 (2006年 )

|ll所 :OECD(2007a),pp.263-264よ り作成c

注 :日 本については、対象は常用労働者5人 以 上の事業所

―-18-一 世界の労働2008。 6

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■50時間以上

欄45-49時 間

■40-44時 間

圏35-39時 間

■30-34時 間

膠0-29時 間

欧州主要国におけるワーク・ライフ・バランスの現状 と課題

図 1 25-54歳 男性の週実労働時間の分布(2005年 )

100

90

80

70

60

50

40

30

20

10

0

´4ゞ ゼ∫´声 ′ド子″' /ノ

〆一κ〓ヽ

リスが他のヨーロッパ諸国よりも長時間労働が多

いことの

一つの原因とな

っている。

同女性の週労働時間の分布

図2は、二五~五四歳女性の

一週間の実労働時間の分布

を示している。女性では、男性に比べて、全般的に労働時

間が短

い傾向にあり、週三〇時間未満もしくは週三五時間

未満働くパートタイム労働者の割合も高

い。特にオランダ

は、週三〇時間未満働く女性が六割弱、週三五時間未満で

は七割に及び、この国ではパートタイムと

いう働き方が女

性労働者の標準的働き方ともな

っている。

長時間働く者についてみると、日本では、週四九時間以

上働く者が

一四%を占める。これに対して、ヨーロッパで

は、週五〇時間以上働く者はその半分以下である。図1に

おいて、オランダやスウエーデンでは、男性でも長時間労

働者

(週五〇時間以上)が

一割未満であ

ったことと比較する

と、日本では女性にも長時間労働者が多

いといえる。

母親の就業と子育て支援

仕事と子育ての両立は、ワーク・ライフ・バランスにおい

出所 :OECD(2007b),pp.172 173よ り作成

世界の労働2008・ 6 一-19-一

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て中心的な課題の

一つとな

っているので、次に、この点に

ついて各国における現状を概観しよう。図3は、末子の年

齢が○~二歳と三~五歳である母親の就業率を示している。

この図の八カ国は、就業率の高さによ

って三つのグループ

に分類できるであろう。第

一のグループは、就業率が最も

一局いスウエーデンとオランダで、三歳未満児の母親の七割

程度が就業している。第二のグループは、就業率が中程度

のフランス、アメリカ、イギリスで、三歳未満児の母親の

五割強が就業し、三~五歳児では六割前後が就業している。

第三のグループは、就業率が最も低

い、ドイツ、イタリア、

日本で、三~五歳児の母親の就業率は五割程度である。日

本では、三歳未満児、三~五歳児、いずれの母親の就業率

も、図中最も低

い。

以下では、就業率が最も高

い第

一のグループに属するス

ウェーデンとオランダについて、母親の就業と子育て支援

策について論じたのち、日本の状況について考察する。ス

ウェーデンとオランダは、就業率の高さでは現在同じグル

ープに属するが、両者のアプローチには、かなりの違

いが

見られる。スウェーデンでは、女性も生涯

フルタイムで就

業することを原則としながら、子育て期には充実した各種

制度を活用して、ワーク・ライフoバランスを達成できるよ

うにしているのに対して、オランダでは、パートタイム労

働の利便性を利用しながら、仕事と子育ての両立を実現で

きるように取り組んでいる[以下の珪駿翻は、権丈他含一〇〇三)、

パのュ〇ズ88)b国o∪(S葛こ等を参考にしている]。

=スウ

エ上

アン

スウェーデンでは、すでに七〇年代に男女がともに仕事

と家庭の両立を図ることを政策理念とした。七四年に導入

された育児休業制度は、現在では休業期間は四八〇日とな

っている。このうち最初の三九〇日については所得の八割、

残りの九〇日については定額の給付が行われている。男性

に育児休業取得のインセンテイブを与えるため、互いに譲

渡不可能な休業期間が父親と母親に六〇目ず

つある。休業

一時間単位で取得することもでき、非常に柔軟な利用が

可能にな

っている。さらに、スウェーデンではすでに八〇

年代には親が希望した場合、保育サービスを利用できるよ

うにすることが地方自治体の責任とな

っており、良質の保

育サービスを手頃な値段で利用することが可能にな

ってい

る。また、子供が八歳までは、正規労働者として労働時間

を四分の三に減らすこともでき、この制度を活用して、短

時間勤務を行

っている女性は多

い。図2で、週三〇~三四

世界の労働2008・ 6一-20-一

Page 6: Asia Ukenjoh/IMG_0004.pdfCreated Date 11/27/2008 5:38:37 PM

欧州主要国におけるワーク・ライフ 0バ ランスの現状 と課題

図2 25-54歳 女性の週実労働時間の分布(2005年 )

80

70

60

50

40

30

20

10

0

■50時間以上

圏45-49時 間

=:40-44]寺 FH5

鐵35-39時 間

■30-34時 間

0ヾ-29時間

´`ゞ

|11,折 :区11に 1司 じ.

〆〆 t √ リρ〆

図 3

90

80

70

60

50

40

30

20

轟0-2歳

■3-5歳

が4ゞ 〆〆 ぎ〆√ ′

出所 :OECD(2007b),p.46よ り作成.

注 :日 本は2001年、 イタリアは2003年データ=

世界の労働2008・ 6 -21-

末子の年齢階層別母親の就業率 (2005年 )

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時間働く女性が多

いのはこうした事情による(注1)。

このように充実した子育て支援制度を完備しているスウ

ェーデンでは、保育サービス・育児体業期間の所得保障・家

族手当を含む家族関係社会支出が、〇三年には同国のGD

Pの三・五四%に及んでいる。このため、わが国において、

スウェーデンのように、充実した子育て支援制度を実施し

ようとすると、この公的支出の高さが障害とな

ってくる。

この点は、スウエーデンと同様に、子育て支援のための様

々な制度が整

っているフランスについても

いえる。〇三年

のフランスの家族関係社会支出

の対GDP比は、三・〇二

%であり、わが国の人口規模でフランス並みの制度を導入

しようとするならば、 一〇上ハ兆円かかると

いう試算を厚

生労働省では出している(日本における〇三年の家族関係社

会支出が三兆六八四九億円、GDP比で〇・七五%であるこ内

閣府含一〇〇八)、三九~四〇]。

0オランダ

伝統的に保守的でキリスト教民主主義の影響が強か

った

オランダでは、八〇年代までは子育てにおける母親の役割

を重視しており、六歳未満児の母親の就業率は八九年には

三〓丁五%とOECD諸国中最も低

いグループに属してい

た5”o只Nooドγドω主。と

ころが、九〇年代以降、パート

タイム労働を活用しながら、男女がともに仕事と仕事以外

の生活の調和を図ることを推奨している。この国では、パ

ートタイム労働と

フルタイム労働

の均等待遇が法律■

九六年)で保障されるとともに、実際にも確保されている

[権丈他含一〇〇三)、権丈貧一〇〇六b〓。また、二〇〇〇年

には労働時間調整法(通称パートタイム労働法)により、労

働者は、労働時間を短縮・延長する権利も認められるよう

にな

っている。この制度には、利用目的の制限はないため、

単身者や子育てを終えた男女も活用している。

パートタイム労働以外の子育て支援策についてみよう。

オランダでは、保育サービスに公的補助が投入され始めた

のは九〇年と遅か

つたが、その後の拡張は日覚ましく、四

歳未満児

の保育所利用率は九〇年の五・七%から〇四年に

は二四・九%

へと拡大している(注2)。また、九

一年

に創

設された育児休業制度は、六カ月のパートタイム休業、す

なわちパートタイム勤務を原則としている(九七年には三カ

月間の完全体業も可能とな

った)。休業中は原則無給である

が、公的部門では七五%の所得保障がなされ、最近では労

使協定により民間企業でも所得保障が行われているところ

も出てきている。

世界の労働2008・ 6―-22-―

Page 8: Asia Ukenjoh/IMG_0004.pdfCreated Date 11/27/2008 5:38:37 PM

このように、オランダでは、パートタィム労働を活用す

ることで、ヮークoライフ・バランスを実現することを基本

としており、スゥェーデンに比べて育児休業や保育サービ

スヘの公的支出が少なく、〇三年における家族関係社会支

出の対GDP比は

一上ハ%であ

った写国o∪(N8Noょり算出]。

0日本

日本でも、九〇年以降、仕事と子育ての両立支援に取り

組んできた。現在までに、保育サービスゃ育児休業などの

制度は

一通り揃

っている。しかしながら、図3のように就

学前児童の母親の就業率は、主要国中最も低

い。この背景

には、育児休業、保育所、働き方のいずれも柔軟性が乏し

く、その結果、①育児休業を利用して育児に専念した後、

保育所等を活用して長時間就業すること、②育児休業も保

育所も利用しないで専業主婦として子育てすること、これ

らの二者択

一から抜け出せないことがぁるように思える。

ヨーロッパ諸国では、フルタイム就業を指向する北欧で

さえパートタイム労働(正規労働者の短時間勤務)が幼

い子

どもを持

つ母親の典型的な働き方とな

っている。ところが

日本では、パートタィム労働者の割合が高

いものの、パー

トタイム労働は、出産直後2雇用形態としてはほとんど活

用されていない。これには、日本のパートタイム労働が、

典型的には、一雇用保障の少な

い低賃金の非正規労働である

こと、そして正規労働者としての短時間雇用機会がごく限

られているためとみられる。〇八年四月に施行された改正

パートタイム労働法は、日本におけるパートタィム労働者

の待遇改善を目的としている。人々の働き方の選択肢を広

げることに役立

つことが期待される[詳細は権丈貧一〇〇八)

参照]。

おわりに

日本では長時間労働が問題となっているが、ョーロッパ

主要国では、週五〇時間以上働く者は、働き盛りの年齢の

男性でも少ない。仕事と子育ての両立可能性については、

日本と同様、イタリアとドイッにおいて就学前児童の母親

の就業率が低い。他方、スウェーデンとオランダでは、三

歳未満児の母親の七割が就業しており、両国では仕事と子

育ての両立可能性は高くなっている。しかしながら、育児

休業制度の取得状況やパートタイム労働者の割合には大き

な男女差があり、この点は両国ともに課題として取り組ん

でいる。

欧州主要国におけるワーク・ライフ・バランスの現状と課題

世界の労働2008・ 6 ―-23-一

Page 9: Asia Ukenjoh/IMG_0004.pdfCreated Date 11/27/2008 5:38:37 PM

【注】

田 OECDでは、現在、パートタイム労働者の定義を、週労

働時間三〇時間未満としているcこの定義によると、週三〇

~三四時間働く者が多いスウエーデンでは、パートタイム労

働者の割合は低くなる[権丈貧一〇〇六

a)参照]。

0 オランダでは、保育サービスは週二~三日程度というパー

トタイム利用が多い。フルタイム換算した場合の保育所定員

は、四歳未満児の人口に対して九〇年三・〇%、〇四年

一四・

四%に相当する00只88γ〓oヽ

なお、保育所の費用は、

利用者、地方政府、そして事業主の三者負担を原則としてい

【参考文献】

o権丈英子貧一〇〇六

aヽヨーロッパにおけるパートタイム労

働」和気洋子・伊藤規子偏『EUの公共政策』慶應義塾大学出版

会、 一〇七~

一三〇頁

・権丈英子T一〇〇六bヽパートタイム社会オランダニ社会政

策学会誌』第

一六号、 一〇四~

一一八頁

・権丈英子、シブ・グスタフソン、セシール・ウエッツエルス含一

○〇三ヽオランダ、スウエーデン、イギリス、ドイツにおけ

る典型労働と非典型労働」大沢真知子、スーザンoハウスマン

編『働き方の未来

一非典型労働の日米欧比較』日本労働研究機

構、二壬

一~一一六二頁

権丈英子含一〇〇八ヽ改正パートタイム労働法

のイ

ンパク

一経済学的考察二日本労働研究雑誌』近刊。

内閣府貧一〇〇八二平成二〇年版少子化社会白書』。

門」「oo①”o 「oCDQ”LO● 』〇『 け,① 【B口o「〇く①B

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〇問0∪

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〇問0∪

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いさヽヽきヽ濠喩ンミコミさりヽヾ0宍υ

やヽミ

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世界の労働2008・ 6―-24-一

Page 10: Asia Ukenjoh/IMG_0004.pdfCreated Date 11/27/2008 5:38:37 PM

|「 日本のWLBの現状」

|「 日本のWLBと労働法制」

海外におけるWLB

「欧州主要国の概況」

「WLBと 労働時間政策」

オランダ

ドイツ

フランス

14成 20年 6月 20日 発行 (毎 月 11朝 20日 発行)

1昭和26年 12月 28日 第3種郵使物認HJ

I S SN 0288--1810

2008

第58巻 第 6号

Decent Work for A‖

財団法人 日本 ILO協会

http://www.||lo.Orip

T零1稚捩‐1蚤‐造ゞ「11

久谷興四郎

林 弘子

権丈 英子|

前田 信彦|

廣瀬真理子 |

田中 洋子 |

藤原 絹子|