39
(保 182) 平成30年1月18日 都道府県医師会 社会保険担当理事 殿 日本医師会常任理事 松 本 純 一 「保険者協議会開催要領」の一部改正について 保険者協議会については、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、保険者及び後期高齢 者医療広域連合が都道府県ごとに組織するよう努めることとされ、特定健康診査等の実施や高 齢者医療制度の運営等の関係者間の連絡調整、医療費の調査分析等の役割とともに、都道府県 医療費適正化計画について協議を受け、同計画の実施についての都道府県への協力等の役割が 位置づけられています。 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律により、 平成30年度から都道府県が国民健康保険の財政運営を担うとともに国民健康保険の保険者 となります。都道府県は、これまでの都道府県住民の健康増進や医療費適正化等の行政主体と しての役割に加え、新たに保険者としての役割を担うこととなるため、今後は、保険者協議会 において都道府県が中核的な役割を発揮しつつ、これを活用し、保険者としての取組みや行政 主体としての取組みを的確に実施していくことが求められます。 こうしたことから、保険者協議会の開催及び運用に関して「保険者協議会開催要領」の一部 を改正し、「保険者協議会設置要領」として平成30年4月1日より適用することとなります。 取組みの推進に当たりましては、医療関係者の協力を得ることが重要であるとの考えから、 医療関係者が参画していない保険者協議会については、都道府県から医療関係者等へ参加の働 きかけをするよう求められております。 つきましては、都道府県から保険者協議会への参画の協力依頼等がございました場合には、 よろしくご対応くださいますようお願いいたします。 <添付資料> ①「保険者協議会開催要領」の一部改正について (平 30.1.15 保保発 0115 第 1 号・保国発 0115 第 1 号・保高発 0115 第 1 号・保連発 0115 第 5 号 厚生労働省保険局 保険課長・国民健康保険課長・高齢者医療課長・医療介護連携政策課長) ②「保険者協議会について」別添 新旧対照表 ③別添1 保険者協議会設置要領(改正後) 別添2-1・2-2・2-3 ○○県保険者協議会設置運営規程 ④「保険者協議会設置要領」Q&A ⑤保険者協議会について

¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

(保 182)

平成30年1月18日

都道府県医師会

社会保険担当理事 殿

日本医師会常任理事

松 本 純 一

「保険者協議会開催要領」の一部改正について

保険者協議会については、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、保険者及び後期高齢

者医療広域連合が都道府県ごとに組織するよう努めることとされ、特定健康診査等の実施や高

齢者医療制度の運営等の関係者間の連絡調整、医療費の調査分析等の役割とともに、都道府県

医療費適正化計画について協議を受け、同計画の実施についての都道府県への協力等の役割が

位置づけられています。

持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律により、

平成30年度から都道府県が国民健康保険の財政運営を担うとともに国民健康保険の保険者

となります。都道府県は、これまでの都道府県住民の健康増進や医療費適正化等の行政主体と

しての役割に加え、新たに保険者としての役割を担うこととなるため、今後は、保険者協議会

において都道府県が中核的な役割を発揮しつつ、これを活用し、保険者としての取組みや行政

主体としての取組みを的確に実施していくことが求められます。

こうしたことから、保険者協議会の開催及び運用に関して「保険者協議会開催要領」の一部

を改正し、「保険者協議会設置要領」として平成30年4月1日より適用することとなります。

取組みの推進に当たりましては、医療関係者の協力を得ることが重要であるとの考えから、

医療関係者が参画していない保険者協議会については、都道府県から医療関係者等へ参加の働

きかけをするよう求められております。

つきましては、都道府県から保険者協議会への参画の協力依頼等がございました場合には、

よろしくご対応くださいますようお願いいたします。

<添付資料>

①「保険者協議会開催要領」の一部改正について

(平 30.1.15

保保発 0115第 1号・保国発 0115第 1号・保高発 0115第 1号・保連発 0115第 5号

厚生労働省保険局

保険課長・国民健康保険課長・高齢者医療課長・医療介護連携政策課長)

②「保険者協議会について」別添 新旧対照表

③別添1 保険者協議会設置要領(改正後)

別添2-1・2-2・2-3 ○○県保険者協議会設置運営規程

④「保険者協議会設置要領」Q&A

⑤保険者協議会について

Page 2: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

1

保 保 発 0115第 1 号

保 国 発 0115第 1 号

保 高 発 0115第 1 号

保 連 発 0115第 5 号

平 成 30年 1 月 15日

都道府県民生主管部(局)長 殿

厚生労働省保険局保 険 課 長

国 民 健 康 保 険 課 長

高 齢 者 医 療 課 長

医療介護連携政策課長

( 公 印 省 略 )

「保険者協議会開催要領」の一部改正について

保険者協議会については、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律

第80号)に基づき、保険者及び後期高齢者医療広域連合が都道府県ごとに組織

するよう努めることとされ、特定健康診査等の実施や高齢者医療制度の運営等

の関係者間の連絡調整、医療費の調査分析等の役割とともに、都道府県医療費

適正化計画について協議を受け、同計画の実施についての都道府県への協力等

の役割が位置づけられています。

持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正す

る法律(平成27年法律第31号)により、平成30年度から都道府県が国民健康保

険の保険者となります。都道府県は、従前からの都道府県の住民の健康増進や

医療費適正化等の行政主体としての役割に加え、新たに保険者としての役割を

担うことになるため、今後は、保険者協議会において都道府県が中核的な役割

を発揮しつつ、これを活用し、保険者としての取組や行政主体としての取組を

的確に実施していくことが求められます。

こうしたことから、保険者協議会の開催及び運用について、「保険者協議会に

ついて」(平成28年1月29日付け保保発0129第1号・保国発0129第2号・保高発

0129第1号・保連発0129第1号厚生労働省保険局保険課長・国民健康保険課長・

高齢者医療課長・医療介護連携政策課長連名通知)の別添の一部を別紙新旧対

照表のとおり改め、平成30年4月1日より適用するとともに、別添2-3第7

条第1項関係については、本日から適用することとしますので、実施に遺漏の

Page 3: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

2

ないようお願い申し上げます。

保険者協議会の事務局については、改正後の要領では、都道府県担当部署が

担う、又は都道府県担当部署と国民健康保険団体連合会が共同で担うことが考

えられるとしていますが、具体的な事務局の体制、開始の時期等については、

関係者とも調整しつつ、地域の実情に応じて、適切に対応していただきますよ

うお願い申し上げます。

なお、本通知は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第245条の4第1項の規

定に基づく技術的助言として発出するものであることを申し添えます。

Page 4: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

1

◎ 「保険者協議会について」(平成 28 年1月 29 日付け厚生労働省保険局保険課長・国民健康保険課長・高齢者医療課長・医療介護連携政策

課長連名通知)別添 新旧対照表

改正後 現行

【別添1】

保険者協議会設置要領

1 趣旨

保険者(高齢者の医療の確保に関する法律(昭和 57 年法律第 80 号。以下

「高確法」という。)第7条第2項に規定する保険者及び都道府県後期高齢者

医療広域連合をいう。以下同じ。)は、加入者の健康増進と医療費適正化につ

いて、行政や医療関係者等の協力を得ながら、保険者横断的に同じ意識をも

って共同で取り組んでいく必要がある。

このため、高確法では、保険者が都道府県ごとに保険者協議会を組織する

よう努めるとともに、特定健康診査等の実施や高齢者医療制度の運営等の関

係者間の連絡調整、医療費の調査分析等の役割が位置づけられている。

特に、データヘルス(レセプト等のデータの分析、それに基づく加入者の

健康保持増進のための保健事業)の実施に当たり、保険者協議会においては、

各保険者でのデータヘルスの底上げに資する取組を実施するとともに、加入

者としての生涯を通じた健康管理を進める観点から、保険者間での課題の共

有やそれに基づく取組の推進を図っていく必要がある。

また、こうした保険者自らの役割に加えて、地域における医療及び介護の

総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成 26年法

律第 83 号)により、平成 27 年度から高確法において保険者協議会が法定化

されるとともに、医療法(昭和 23年法律第 205号)に基づき、都道府県は医

療計画の策定又は変更に当たり、保険者協議会の意見を聴かなければならな

いとされている。

さらに、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一

部を改正する法律(平成 27 年法律第 31 号)において高確法が改正され、平

【別添1】

保険者協議会開催要領

1 趣旨

保険者(高齢者の医療の確保に関する法律(昭和 57年法律第 80号。以下「高

確法」という。)第7条第2項に規定する保険者及び都道府県後期高齢者医療広

域連合をいう。以下同じ。)は、これまでも保健事業を行ってきたところである

が、都道府県ごとに健康寿命の格差や医療費の違いがある中で、都道府県単位

で各保険者が共通認識を持ち、行政や医療関係者等の協力を得ながら、生活習

慣の改善から始める健康づくりの推進等について整合的な対応を行うことが求

められている。

特に、データヘルス事業(レセプト等のデータの分析、それに基づく加入者

の健康保持増進のための保健事業)の実施に当たり、保険者協議会においては、

各保険者でのデータヘルス事業の底上げに資する取組を実施するとともに、加

入者としての生涯を通じた健康管理を進める観点から、保険者種別にかかわら

ず、保険者間での課題の共有やそれに基づく取組の推進を図っていく必要があ

る。

また、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律

の整備等に関する法律(平成 26 年法律第 83 号。以下「医療介護総合確保推進

法」という。)による高確法の改正において、平成 27 年4月1日以降、保険者

協議会が法定化されるとともに、医療介護総合確保推進法による医療法(昭和

23年法律第 205号)の改正において、都道府県は医療計画の策定又は変更に当

たり、保険者協議会の意見を聴かなければならないこととされたところである。

さらに、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部

を改正する法律(平成 27年法律第 31号)において高確法が改正され、平成 28

Page 5: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

2

成 28年4月1日以降、都道府県は医療費適正化計画の策定又は変更に当たり、

保険者協議会へ協議しなければならないこと、同計画の作成及び同計画に基

づく施策の実施に当たり、保険者協議会を通じて保険者に必要な協力を求め

ることができることとされたところである。また、平成 30年度から、都道府

県が国民健康保険の保険者となることから、都道府県は、従前からの都道府

県の住民の健康増進や医療費適正化等の行政主体としての役割に加え、新た

に保険者としての役割を担うことになる。今後は、保険者協議会において都

道府県が中核的な役割を発揮しつつ、これを活用し、保険者としての取組や

行政主体としての取組を的確に実施していく必要がある。

これらを踏まえ、高確法第 157 条の2第1項の規定に基づき、保険者の連

携協力を円滑に行い、住民・加入者の健康増進と医療費適正化について役割

を発揮していくため、都道府県内の保険者を代表する者等を委員として、都

道府県ごとに保険者協議会を設置する。

2 構成等

(1) 保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、保険者協議会の

委員は、次の者のうちから、都道府県の実情に配慮した上で構成する。

① 都道府県担当部署

② 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

③ 健康保険組合を代表する者

④ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑤ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑥ 国民健康保険組合を代表する者

⑦ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑧ 共済組合を代表する者

⑨ 都道府県後期高齢者医療広域連合を代表する者

(削除)

年4月1日以降、都道府県は医療費適正化計画の策定又は変更に当たり、保険

者協議会へ協議しなければならないこと、同計画の作成及び同計画に基づく施

策の実施に当たり、保険者協議会を通じて保険者に必要な協力を求めることが

できることとされたところである。

これらを踏まえ、高確法第 157 条の2第1項の規定に基づき、保険者の連携

協力を円滑に行うため、都道府県内の保険者を代表する者等を委員として、都

道府県ごとに保険者協議会を開催する。

2 構成等

(1) 保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、保険者協議会の委

員は、次の者のうちから、都道府県の実情に配慮した上で構成する。

① 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

② 健康保険組合を代表する者

③ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

④ 国民健康保険組合を代表する者

⑤ 共済組合を代表する者

⑥ 都道府県後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑦ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑧ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑨ 都道府県担当部署

(2) 3(2)係る事務については別途定める様式例を参考に⑴①から⑧までに

掲げる者が行うものとする。

Page 6: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

3

(2) 都道府県と市町村の行政の重要な柱の一つである住民の健康増進や保

険者による生活習慣病の重症化予防の取組等を進めていくためには、医

師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、栄養士会などの関係団体との

連携が不可欠である。また、保険者が後発医薬品の使用促進や重複投薬

等の適正化に取り組むためには、かかりつけ医・かかりつけ歯科医・か

かりつけ薬剤師・薬局や関係団体との連携・協力が不可欠である。この

ため、これらの団体を代表する者の参画及び助言も得ながら開催する。

(3) 住民の健康増進について、企業、大学等の幅広い関係者と課題や認識

を共有し、行政と民間が協力しながら、住民に働きかけ、取組を進める

観点から、制度や組織の垣根を超えて、広く産学官の関係者が一体にな

って、健康づくりを推進するため、必要に応じて当該関係者の参画及び

助言も得ながら開催する。

3 主な事務内容

保険者協議会は、次の事務を行うものとする。

(1) 高確法における事務

一 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者そ

の他の関係者間の連絡調整

集合契約や他の検診との同時実施、健診実施の委託契約等のための

保険者・医療関係者等の連絡調整等

二 保険者に対する必要な助言又は援助

特定健診・保健指導等の実施率の高い保険者の取組事例の共有や保

険者協働での広報活動等

三 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

国保データベースシステム等を活用した調査分析の研修会や被用者

保険者等への分析結果の提供、管内の保険者によるデータヘルスの取

組事例の共有、保険者横断的な医療費や医療サービスの利用状況等に

関する分析・その結果の各保険者への提供等

四 都道府県における医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者

協議会において行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

五 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(3) 保険者協議会は、必要に応じて医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協

会及び栄養士会並びに学識経験者等の参画及び助言を求めることとする。

なお、今後保険者において生活習慣病の重症化予防の取組等を進めてい

くことが期待されているが、その際には医師会、歯科医師会、薬剤師会、

看護協会、栄養士会などの関係団体との連携が不可欠であることから、保

険者協議会についても、これらの団体の参画及び助言も得ながら開催して

いくことが望まれる。

3 主な事務内容

保険者協議会は、次の事務を行うものとする。

(1) 高確法における事務

一 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その

他の関係者間の連絡調整

二 保険者に対する必要な助言又は援助

三 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

四 都道府県における医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協

議会において行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

五 都道府県における医療費適正化計画の作成及び同計画に基づく施策

Page 7: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

4

(2) 医療法における事務

都道府県における医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会にお

いて行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

4 保険者協議会の運営

(1) 保険者協議会に会長を置き、委員の互選により選任する。

(2) 会長は、会務を総理し、保険者協議会を代表する。

(3) 会長に事故があるときは、あらかじめその指定する委員が、その職務

を代理する。

5 議事

(1) 保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、議決

することができない。

(2) 保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で決

し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

6 費用の負担

保険者協議会の運営等に要する経費については、保険者協議会を構成する

関係者が応分に負担する。

7 その他

保険者協議会の運営その他事務局機能(庶務)に関する事項は、2(1)に掲

げる委員間において協議する。その際、保険者協議会は、保険者自らが共同

で保険者機能を発揮して取り組む役割と、医療関係者等とも協力しながら、

都道府県の住民の健康増進及び医療費適正化に取り組む役割があり、これら

の役割を適切に発揮する観点やこれまで国民健康保険団体連合会が事務局を

担い保険者機能を発揮してきたことを踏まえると、保険者協議会の事務局は、

都道府県担当部署が担う、又は都道府県担当部署と国民健康保険団体連合会

が共同で担う(例えば、都道府県が政策課題の企画・調整を担当し、国民健

康保険団体連合会が調査分析・調整を担当する)ことが考えられる。

の実施に関する都道府県からの協力要請に基づく保険者との調整

(2) 医療法における事務

都道府県における医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会におい

て行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

4 保険者協議会の運営

(1) 保険者協議会に会長を置き、委員の互選により選任する。

(2) 会長は、会務を総理し、保険者協議会を代表する。

(3) 会長に事故があるときは、あらかじめその指定する委員が、その職務を

代理する。

5 議事

(1) 保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、議決す

ることができない。

(2) 保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で決し、

可否同数のときは、会長の決するところによる。

6 費用の負担

保険者協議会の運営等に要する経費については、保険者協議会を構成する関

係者が応分に負担する。

7 その他

保険者協議会の運営その他庶務の分担に関する事項については、2(1)①から

⑨までに掲げる委員間において協議する。

Page 8: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

5

【別添2-1】

医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者並びに学識経験

者等の参画・助言を求める場合の例

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に

関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び

都道府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康

づくりの推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組

の推進等を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計

画の実施についての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に

当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 (略)

(1)~(3) (略)

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行っ

た調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及

び分析の結果等に基づく意見提出

【別添2-1】

医療計画に係る議事について保険者協議会の委員を限定して審議する場合

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、○○県医療計画

の策定又は変更に当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(6) 医療費適正化計画の作成及び同計画に基づく施策の実施に関する都道府

県からの協力要請に基づく保険者との調整

Page 9: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

6

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者

を委員として構成する。

⑴ 都道府県担当部署

⑵ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑶ 健康保険組合を代表する者

⑷ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑸ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑹ 国民健康保険組合を代表する者

⑺ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑻ 共済組合を代表する者

⑼ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

2 ○○県保険者協議会は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び

栄養士会を代表する者、学識経験者並びに企業及び大学等の関係者等の参

画及び助言を求めることができる。

(削除)

(任期)

第4条 (略)

(役員)

第5条 (略)

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

⑴ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑵ 健康保険組合を代表する者

⑶ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑷ 国民健康保険組合を代表する者

⑸ 共済組合を代表する者

⑹ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑺ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑻ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑼ 都道府県担当部署

2 ○○県保険者協議会は、第2条第4号に掲げる事項に関する議事を行う場

合を除き、必要に応じて医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養

士会の関係者並びに学識経験者等の参画及び助言を求めることができる。

3 第2条第4号に掲げる事項については、第1項第9号に掲げる者は議決権

を有さないものとする。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

(3) 監事 ○名

Page 10: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

7

(役員の職務)

第6条 (略)

(議事)

第7条 (略)

(費用の負担)

第8条 (略)

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 (略)

附 則

1 (略)

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(議事)

第7条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

(費用の負担)

第8条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務を処理するため、○○内に事務局を置く。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 この規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他庶務

の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間において

協議する。

附 則

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

Page 11: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

8

2 第8条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額

とする。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。

2 第8条に定める経費については、国から助成を受けられる間については、

当該助成額を控除して得た額とする。

Page 12: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

9

【別添2-2】

医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者並びに学識

経験者等を構成員とする場合の例

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に

関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び

都道府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康

づくりの推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組

の推進等を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計

画の実施についての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に

当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 (略)

(1)~(3) (略)

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行っ

た調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及

び分析の結果等に基づく意見提出

【別添2-2】

医療計画に係る議事について保険者協議会の委員の議決権を限定する場合

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、○○県医療計画

の策定又は変更に当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(6) 医療費適正化計画の作成及び同計画に基づく施策の実施に関する都道府

県からの協力要請に基づく保険者との調整

Page 13: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

10

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者

を委員として構成する。

⑴ 都道府県担当部署

⑵ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑶ 健康保険組合を代表する者

⑷ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑸ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑹ 国民健康保険組合を代表する者

⑺ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑻ 共済組合を代表する者

⑼ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑽ 医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者

並びに学識経験者等

2 ○○県保険者協議会は、企業及び大学等の関係者の参画及び助言を求め

ることができる。

(削除)

(任期)

第4条 (略)

(役員)

第5条 (略)

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

⑴ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑵ 健康保険組合を代表する者

⑶ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑷ 国民健康保険組合を代表する者

⑸ 共済組合を代表する者

⑹ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑺ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑻ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑼ 都道府県担当部署

⑽ その他関係者

2 前項第 10号のその他関係者は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会

及び栄養士会の関係者並びに学識経験者等とする。

3 第2条第4号に掲げる事項については、第1項第9号及び第 10号に掲げる

者は議決権を有さないものとする。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

Page 14: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

11

(役員の職務)

第6条 (略)

(議事)

第7条 (略)

(費用負担)

第8条 (略)

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 (略)

附 則

(3) 監事 ○名

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(議事)

第7条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

(費用の負担)

第8条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務を処理するため、○○内に事務局を置く。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 この規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他庶務

の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間において

協議する。

附 則

Page 15: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

12

1 (略)

2 第8条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額

とする。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

2 第8条に定める経費については、国から助成を受けられる間については、

当該助成額を控除して得た額とする。

Page 16: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

13

【別添2-3】

医療費適正化計画及び医療計画に係る議事について専門部会を設置し審議する

場合の例

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に

関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び

都道府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康

づくりの推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組

の推進等を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計

画の実施についての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に

当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 (略)

(1)~(3) (略)

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行っ

た調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及

び分析の結果等に基づく意見提出

(構成)

【別添2-3】

医療計画に係る議事について専門部会を設置し審議する場合

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、○○県医療計画

の策定又は変更に当たっての意見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(6) 医療費適正化計画の作成及び同計画に基づく施策の実施に関する都道府

県からの協力要請に基づく保険者との調整

(構成)

Page 17: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

14

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者

を委員として構成する。

⑴ 都道府県担当部署

⑵ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑶ 健康保険組合を代表する者

⑷ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑸ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑹ 国民健康保険組合を代表する者

⑺ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑻ 共済組合を代表する者

⑼ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑽ 医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者

並びに学識経験者等

2 ○○県保険者協議会は、企業及び大学等の関係者の参画及び助言を求め

ることができる。

(任期)

第4条 (略)

(役員)

第5条 (略)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

⑴ 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

⑵ 健康保険組合を代表する者

⑶ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑷ 国民健康保険組合を代表する者

⑸ 共済組合を代表する者

⑹ 後期高齢者医療広域連合を代表する者

⑺ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑻ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑼ 都道府県担当部署

⑽ その他関係者

2 前項第 10号のその他関係者は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会

及び栄養士会の関係者並びに学識経験者等とする。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

(3) 監事 ○名

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

Page 18: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

15

(役員の職務)

第6条 (略)

(専門部会の運営)

第7条 ○○県保険者協議会は、第2条各号に掲げる事項について検討を行

うため、専門部会を設置する。

2 専門部会に属すべき委員は、第3条各号に掲げる者をもって構成する。

3~6 (略)

(議事)

第8条 (略)

(費用の負担)

第9条 (略)

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(専門部会の運営)

第7条 ○○県保険者協議会は、第2条第4号に掲げる事項について検討を行

うため、専門部会を設置する。

2 専門部会に属すべき委員は、第3条第1項第1号から第8号までに掲げる

者をもって構成する。

3 専門部会に専門部会長を置き、当該専門部会に属する委員の互選により選

任する。

4 専門部会長は、専門部会の事務を掌理する。

5 専門部会長に事故があるときは、専門部会に属する委員のうちから当該専

門部会長があらかじめ指名する者が、その職務を代理する。

6 ○○県保険者協議会はその定めるところにより、専門部会の議決をもって

当該協議会の議決とすることができる。

(議事)

第8条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

3 前2項の規定は、専門部会の議事に準用する。

(費用の負担)

第9条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

Page 19: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

16

(事務局)

第 10条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 11条 (略)

附 則

1 (略)

2 第9条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額

とする。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。ただし、第7条第1

項の改正については、平成 30年○月○日から施行する。

(事務局)

第 10条 ○○県保険者協議会の事務を処理するため、○○内に事務局を置く。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 11条 この規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他庶務

の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間において

協議する。

附 則

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

2 第9条に定める経費については、国から助成を受けられる間については、

当該助成額を控除して得た額とする。

Page 20: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

1

別添1

保険者協議会設置要領

1 趣旨

保険者(高齢者の医療の確保に関する法律(昭和 57年法律第 80号。以下「高

確法」という。)第7条第2項に規定する保険者及び都道府県後期高齢者医療広

域連合をいう。以下同じ。)は、加入者の健康増進と医療費適正化について、行

政や医療関係者等の協力を得ながら、保険者横断的に同じ意識をもって共同で

取り組んでいく必要がある。

このため、高確法では、保険者が都道府県ごとに保険者協議会を組織するよ

う努めるとともに、特定健康診査等の実施や高齢者医療制度の運営等の関係者

間の連絡調整、医療費の調査分析等の役割が位置づけられている。

特に、データヘルス(レセプト等のデータの分析、それに基づく加入者の健

康保持増進のための保健事業)の実施に当たり、保険者協議会においては、各

保険者でのデータヘルスの底上げに資する取組を実施するとともに、加入者と

しての生涯を通じた健康管理を進める観点から、保険者間での課題の共有やそ

れに基づく取組の推進を図っていく必要がある。

また、こうした保険者自らの役割に加えて、地域における医療及び介護の総

合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成 26年法律第

83号)により、平成 27年度から高確法において保険者協議会が法定化されると

ともに、医療法(昭和 23年法律第 205号)に基づき、都道府県は医療計画の策

定又は変更に当たり、保険者協議会の意見を聴かなければならないとされてい

る。

さらに、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部

を改正する法律(平成 27 年法律第 31 号)において高確法が改正され、平成 28

年4月1日以降、都道府県は医療費適正化計画の策定又は変更に当たり、保険

者協議会へ協議しなければならないこと、同計画の作成及び同計画に基づく施

策の実施に当たり、保険者協議会を通じて保険者に必要な協力を求めることが

できることとされたところである。また、平成 30年度から、都道府県が国民健

康保険の保険者となることから、都道府県は、従前からの都道府県の住民の健

康増進や医療費適正化等の行政主体としての役割に加え、新たに保険者として

の役割を担うことになる。今後は、保険者協議会において都道府県が中核的な

役割を発揮しつつ、これを活用し、保険者としての取組や行政主体としての取

組を的確に実施していく必要がある。

これらを踏まえ、高確法第 157 条の2第1項の規定に基づき、保険者の連携

協力を円滑に行い、住民・加入者の健康増進と医療費適正化について役割を発

「保険者協議会開催要領」の一部改正について(平成 30年1月 15日付通知)

による改正後の「保険者協議会設置要領」

Page 21: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

2

揮していくため、都道府県内の保険者を代表する者等を委員として、都道府県

ごとに保険者協議会を設置する。

2 構成等

(1) 保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、保険者協議会の委

員は、次の者のうちから、都道府県の実情に配慮した上で構成する。

① 都道府県担当部署

② 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

③ 健康保険組合を代表する者

④ 健康保険組合連合会支部を代表する者

⑤ 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

⑥ 国民健康保険組合を代表する者

⑦ 国民健康保険団体連合会を代表する者

⑧ 共済組合を代表する者

⑨ 都道府県後期高齢者医療広域連合を代表する者

(2) 都道府県と市町村の行政の重要な柱の一つである住民の健康増進や保

険者による生活習慣病の重症化予防の取組等を進めていくためには、医師

会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、栄養士会などの関係団体との連携

が不可欠である。また、保険者が後発医薬品の使用促進や重複投薬等の適

正化に取り組むためには、かかりつけ医・かかりつけ歯科医・かかりつけ

薬剤師・薬局や関係団体との連携・協力が不可欠である。このため、これ

らの団体を代表する者の参画及び助言も得ながら開催する。

(3) 住民の健康増進について、企業、大学等の幅広い関係者と課題や認識を

共有し、行政と民間が協力しながら、住民に働きかけ、取組を進める観点

から、制度や組織の垣根を超えて、広く産学官の関係者が一体になって、

健康づくりを推進するため、必要に応じて当該関係者の参画及び助言も得

ながら開催する。

3 主な事務内容

保険者協議会は、次の事務を行うものとする。

(1) 高確法における事務

一 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その

他の関係者間の連絡調整

集合契約や他の検診との同時実施、健診実施の委託契約等のための保

険者・医療関係者等の連絡調整等

二 保険者に対する必要な助言又は援助

Page 22: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

3

特定健診・保健指導等の実施率の高い保険者の取組事例の共有や保険

者協働での広報活動等

三 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

国保データベースシステム等を活用した調査分析の研修会や被用者保

険者等への分析結果の提供、管内の保険者によるデータヘルスの取組事

例の共有、保険者横断的な医療費や医療サービスの利用状況等に関する

分析・その結果の各保険者への提供等

四 都道府県における医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協

議会において行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

五 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(2) 医療法における事務

都道府県における医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会におい

て行った調査及び分析の結果等に基づく意見提出

4 保険者協議会の運営

(1) 保険者協議会に会長を置き、委員の互選により選任する。

(2) 会長は、会務を総理し、保険者協議会を代表する。

(3) 会長に事故があるときは、あらかじめその指定する委員が、その職務を

代理する。

5 議事

(1) 保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、議決す

ることができない。

(2) 保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で決し、

可否同数のときは、会長の決するところによる。

6 費用の負担

保険者協議会の運営等に要する経費については、保険者協議会を構成する関

係者が応分に負担する。

7 その他

保険者協議会の運営その他事務局機能(庶務)に関する事項は、2(1)に掲げ

る委員間において協議する。その際、保険者協議会は、保険者自らが共同で保

険者機能を発揮して取り組む役割と、医療関係者等とも協力しながら、都道府

県の住民の健康増進及び医療費適正化に取り組む役割があり、これらの役割を

適切に発揮する観点やこれまで国民健康保険団体連合会が事務局を担い保険者

Page 23: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

4

機能を発揮してきたことを踏まえると、保険者協議会の事務局は、都道府県担

当部署が担う、又は都道府県担当部署と国民健康保険団体連合会が共同で担う

(例えば、都道府県が政策課題の企画・調整を担当し、国民健康保険団体連合

会が調査分析・調整を担当する)ことが考えられる。

Page 24: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

5

別添2-1

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計画の実施に

ついての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に当たっての意

見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

(1) 都道府県担当部署

(2) 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

(3) 健康保険組合を代表する者

(4) 健康保険組合連合会支部を代表する者

(5) 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

(6) 国民健康保険組合を代表する者

(7) 国民健康保険団体連合会を代表する者

医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を

代表する者並びに学識経験者等の参画・助言を求める場合の例

Page 25: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

6

(8) 共済組合を代表する者

(9) 後期高齢者医療広域連合を代表する者

2 ○○県保険者協議会は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄

養士会を代表する者、学識経験者並びに企業及び大学等の関係者等の参画及

び助言を求めることができる。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

(3) 監事 ○名

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(議事)

第7条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

(費用の負担)

第8条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

Page 26: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

7

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 この規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他庶務

の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間において

協議する。

附 則

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

2 第8条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額と

する。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。

Page 27: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

8

別添2-2

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計画の実施に

ついての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に当たっての意

見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

(1) 都道府県担当部署

(2) 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

(3) 健康保険組合を代表する者

(4) 健康保険組合連合会支部を代表する者

(5) 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

(6) 国民健康保険組合を代表する者

(7) 国民健康保険団体連合会を代表する者

医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を

代表する者並びに学識経験者等を構成員とする場合の例

Page 28: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

9

(8) 共済組合を代表する者

(9) 後期高齢者医療広域連合を代表する者

(10)医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者並

びに学識経験者等

2 ○○県保険者協議会は、企業及び大学等の関係者の参画及び助言を求める

ことができる。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

(3) 監事 ○名

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(議事)

第7条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

(費用の負担)

第8条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

Page 29: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

10

(事務局)

第9条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 10条 この運営規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他

庶務の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間にお

いて協議する。

附 則

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

2 第8条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額と

する。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。

Page 30: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

11

別添2-3

○○県保険者協議会設置運営規程

(目的)

第1条 ○○県保険者協議会は、○○県内の保険者(高齢者の医療の確保に関

する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第7条第2項に規定する保険者及び都道

府県後期高齢者医療広域連合をいう。以下同じ。)の加入者に係る健康づくり

の推進に当たり、保険者間の問題意識の共有や、それに基づく取組の推進等

を図るとともに、○○県医療費適正化計画の策定又は変更、同計画の実施に

ついての都道府県への協力、○○県医療計画の策定又は変更に当たっての意

見提出等を行うことを目的とする。

(事業)

第2条 ○○県保険者協議会は、前条の目的を達成するために、次の事項につ

いて協議を行うものとする。

(1) 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営等に関する保険者その他

の関係者間の連絡調整

(2) 保険者に対する必要な助言又は援助

(3) 医療に要する費用等に関する情報についての調査及び分析

(4) 医療費適正化計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った

調査及び分析の結果等に基づく意見提出

(5) 医療費適正化計画の実施についての都道府県への協力

(6) 医療計画の策定及び変更に関し、保険者協議会において行った調査及び

分析の結果等に基づく意見提出

(構成)

第3条 ○○県保険者協議会は、都道府県ごとに設置するものとし、次の者を

委員として構成する。

(1) 都道府県担当部署

(2) 全国健康保険協会都道府県支部を代表する者

(3) 健康保険組合を代表する者

(4) 健康保険組合連合会支部を代表する者

(5) 国民健康保険の保険者たる市町村を代表する者

(6) 国民健康保険組合を代表する者

(7) 国民健康保険団体連合会を代表する者

医療費適正化計画及び医療計画に係る議事に

ついて専門部会を設置し審議する場合の例

Page 31: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

12

(8) 共済組合を代表する者

(9) 後期高齢者医療広域連合を代表する者

(10)医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会及び栄養士会を代表する者並

びに学識経験者等

2 ○○県保険者協議会は、企業及び大学等の関係者の参画及び助言を求める

ことができる。

(任期)

第4条 委員の任期は○年とする。但し、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間と

する。

(役員)

第5条 ○○県保険者協議会に、次の役員を置く。

(1) 会長 ○名

(2) 副会長 ○名

(3) 監事 ○名

2 役員は委員の互選により選任する。ただし、必要があるときは、委員以外

の者から選任することを妨げない。

3 監事は、会長又は副会長を兼ねることができない。

(役員の職務)

第6条 会長は、会務を総理し、○○県保険者協議会を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、これに事故があるとき、又は欠席のときは、そ

の職務を代行する。

3 監事は、○○県保険者協議会の財務を監査し、定期的に監査報告を行う。

(専門部会の運営)

第7条 ○○県保険者協議会は、第2条各号に掲げる事項について検討を行う

ため、専門部会を設置する。

2 専門部会に属すべき委員は、第3条各号に掲げる者をもって構成する。

3 専門部会に専門部会長を置き、当該専門部会に属する委員の互選により選

任する。

4 専門部会長は、専門部会の事務を掌理する。

5 専門部会長に事故があるときは、専門部会に属する委員のうちから当該専

門部会長があらかじめ指名する者が、その職務を代理する。

Page 32: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

13

6 ○○県保険者協議会はその定めるところにより、専門部会の議決をもって

当該協議会の議決とすることができる。

(議事)

第8条 ○○県保険者協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、

議決することができない。

2 ○○県保険者協議会の議事は、委員のうち会議に出席したものの過半数で

決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

3 前2項の規定は、専門部会の議事に準用する。

(費用の負担)

第9条 ○○県保険者協議会の運営等に要する経費については、○○県保険者

協議会を構成する関係者が応分に負担する。

(事務局)

第 10条 ○○県保険者協議会の事務は、○○(及び△△)が処理する。

2 事務局に関し必要な事項は、会長が別に定める。

(その他)

第 11条 この運営規程に定めるもののほか、○○県保険者協議会の運営その他

庶務の分担に関する事項については、第3条第1項各号に掲げる委員間にお

いて協議する。

附 則

1 この規程は、平成 28年4月1日から施行する。

2 第9条に定める経費については、国から受ける助成額を控除して得た額と

する。

〔一部改正〕

附 則

この規程の改正は、平成 30年4月1日から施行する。ただし、第7条第1項

の改正については、平成 30年○月○日から施行する。

Page 33: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

「保険者協議会設置要領」Q&A

質問 回答

1 設置要領において、保険者協議会の

構成員に記載されている「都道府県担

当部署」とはどの部署を指しているの

か。

都道府県内における保険者協議会の担当部署については、各都道府県において

決めていただくことになりますが、都道府県は、健康増進や医療費適正化の役割

も有するだけでなく、国保保険者として保険者協議会の法律上の構成員になるた

め、これらの担当部署で連携して、保険者協議会への参画が望ましいと考えられ

ます。

この際、例えば、担当部署での連携に基づき、複数の部署が協議会に参画する

ことや、代表する部署が協議会に参画することが考えられます。

2 平成 30年度から都道府県が事務局

を担うことが、保険者努力支援制度に

おける平成 31年度の交付金に係る保

険者協議会への積極的な関与(例えば

医療費分析や人材育成)の具体的な評

価項目に配点される点数は加点され

る条件(要件)か。

保険者努力支援制度における平成 31年度の交付金に係る保険者協議会への積

極的な関与(例えば医療費分析や人材育成)の具体的な評価項目の考え方につい

ては、いつの取組が評価対象となるのかを含め、今後、検討する予定です。

なお、30年度交付金の評価指標には位置づけていませんが、市町村の同意を得

て、30年度交付金を分析等に充てることは可能です。

3 都道府県が事務局を担う、又は国保

連合会と共同で事務局を担う場合、保

険者協議会の会計はどのように処理

すべきか。

現在、各保険者協議会の会計は、国保連や都道府県から独立して処理がなされ

ている整理と存じます。(その上で、実際の多くは、この独立した保険者協議会

の会計の管理は国保連にて代表して担っていただいている例が多いと存じま

す。)

この点、平成 30年度以降も引き続き、保険者協議会の会計は、国保連や都道

府県から独立した処理が基本となると考えています。

Page 34: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

4 都道府県が事務局を担う、又は国保

連合会と共同で事務局を担う場合、保

険者協議会に対する補助金の位置づ

けに変更はあるのか。

厚労省からの保険者協議会の開催に係る補助金は、現在、厚労省から保険者協

議会の会計に支出される整理となっており、その上で、この保険者協議会の会計

から更に必要な先に支出されています。この点についても、平成 30年度以降も

引き続き、同じ整理で進めていただきたいと考えています。

このとき、今後、都道府県が保険者協議会の事務局を担う場合であって、保険

者協議会の会計に入った補助金の一部を仮に都道府県も受けることとする場合、

都道府県がいずれの会計区分でこれを受領するか(繰り入れるか)が論点となり

得ますが、これについては、都道府県における「国保特会」ではなく「一般会計」

にて受領する(繰り入れる)ことが基本となるものと考えています。

5 都道府県が事務局を担う場合でも、

都道府県から保険者協議会に対して、

医療費適正化計画の協議を行う必要

があるのか。

都道府県が保険者協議会の事務局を担う場合であっても、高齢者医療確保法に

基づき、医療費適正化計画の策定・変更に当たって都道府県が保険者協議会へ協

議する手続きとなります。

6 改正前第3条第3項が削除となっ

ていますが、都道府県への意見提出に

都道府県が議決権を有することにな

るのか。

平成 30年度から、都道府県は、医療費適正化計画、医療計画の策定主体であ

るだけでなく、国保保険者として保険者協議会に参画することから、議決権を有

することとしています。

7 都道府県から保険者協議会に対し

て行う医療費適正化計画の協議は、公

文で行うのか。

都道府県において決めていただくことが可能ですが、都道府県から公文で保険

者協議会に協議をし、保険者協議会から都道府県宛に公文で回答(意見提出)す

ることが基本になると考えられます。

Page 35: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

保険者協議会について

◎高齢者の医療の確保に関する法律 (都道府県医療費適正化計画) 第9条 ※平成27年改正後 7 都道府県は、都道府県医療費適正化計画を定め、又はこれを変更しようとするときは、あらかじめ、関係市町村(第157条の2第1項の保険

者協議会(以下この項及び第10項において「保険者協議会」という。)が組織されている都道府県にあつては、関係市町村及び保険者協議会)に協議しなければならない。

9 都道府県は、都道府県医療費適正化計画の作成及び都道府県医療費適正化計画に基づく施策の実施に関して必要があると認めるときは、保険者、後期高齢者医療広域連合、医療機関その他の関係者に対して必要な協力を求めることができる。

10 保険者協議会が組織されている都道府県が、前項の規定により当該保険者協議会を組織する保険者又は後期高齢者医療広域連合に対して必要な協力を求める場合においては、当該保険者協議会を通じて協力を求めることができる。

(保険者協議会) 第157条の2 保険者及び後期高齢者医療広域連合は、共同して、加入者の高齢期における健康の保持のために必要な事業の推進並びに高齢者医

療制度の円滑な運営及び当該運営への協力のため、都道府県ごとに、保険者協議会を組織するよう努めなければならない。 2 前項の保険者協議会は、次に掲げる業務を行う。 一 特定健康診査等の実施、高齢者医療制度の運営その他の事項に関する保険者その他の関係者間の連絡調整 二 保険者に対する必要な助言又は援助 三 医療に要する費用その他の厚生労働省令で定める事項に関する情報についての調査及び分析

改正後 改正前

第7条第2項 この法律において「保険者」とは、医療保険各法の規定により医療に関する給付を行う全国健康保険協会、健康保険組合、都道府県及び市町村(特別区を含む。以下同じ。)、国民健康保険組合、共済組合又は日本私立学校振興・共済事業団をいう。

第7条第2項 この法律において「保険者」とは、医療保険各法の規定により医療に関する給付を行う全国健康保険協会、健康保険組合、市町村(特別区を含む。以下同じ。)、国民健康保険組合、共済組合又は日本私立学校振興・共済事業団をいう。

◎高齢者の医療の確保に関する法律 ※平成27年改正(平成30年4月1日施行)

○ 高齢者医療確保法では、保険者と後期高齢者広域連合が都道府県ごとに共同で「保険者協議会」を組織し、①特定健診・保健指導の実施等に関する保険者間の連絡調整、②保険者に対する必要な助言又は援助、③医療費などに関する情報の調査及び分析の業務を行うことが規定されている。

○ 第3期計画からは、①都道府県が医療費適正化計画の策定に当たって、保険者協議会に事前に協議する、②都道府県は計画に盛り込んだ取組を実施するに当たって、保険者等に必要な協力を求める場合に、保険者協議会を通じて協力を求めることができる仕組みとなった。また、都道府県が保険者として保険者協議会に参画することとなった(平成27年国保法等改正)。

0

Page 36: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

医療費適正化計画の策定と進捗管理について

第2期(H25~29年度) 第3期(H30~35年度)

住民の健康の保持の推進に関する目標

・特定健診の実施率 70%以上 ・特定保健指導の実施率 45%以上 ・メタボリックシンドロームの該当者及

び予備群の減少率 25%以上 ・たばこ対策

・特定健診の実施率 70%以上 ・特定保健指導の実施率 45%以上 ・メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率 25%以上 ・たばこ対策 ・予防接種 ・生活習慣病等の重症化予防(糖尿病の重症化予防の取組など) ・その他予防・健康づくりの推進(個人へのインセンティブの取組など)

医療の効率的な提供の推進に関する目標

・平均在院日数の短縮 ・後発医薬品の使用促進に関する目標

・後発医薬品の数量シェア 80%以上 ・医薬品の適正使用の推進に関する目標(重複投薬、多剤投与の適正化)

(1)第3期の医療費適正化計画に対応したデータ活用等の環境整備

○ 医療費適正化計画については、第2期までは「平均在院日数の短縮」と「特定健診等の実施率の向上」が取組目標の柱であったが、第3期(H30年度~35年度)では、「特定健診等の実施率の向上」に加えて、新たに「糖尿病の重症化予防の取組」「後発医薬品の数量シェアの数値目標の達成」「医薬品の適正使用(重複投薬、多剤投与の適正化)」を盛り込んだ。

○ また、第3期からは、医療費適正化計画のPDCAサイクルが強化された(平成27年国保法等改正)。計画の中間年度に行う中間評価を廃止し、毎年度の進捗状況の公表、計画最終年度の進捗状況の調査分析(暫定評価)を行うこととなった。

○ こうした進捗管理(PDCA)を進めながら、新たな取組目標を達成するためには、保険者、自治体、医療関係者、住民のそれぞれが課題や方向性を共有しながら、取組を進めていくことが必要であり、取組の進捗状況の客観的な評価や関係者間での合意形成・共有に当たって、必要なデータを都道府県が活用・分析できる環境整備や体制強化が必要である。

○ また、都道府県が、こうした医療費等のデータの調査分析を的確に実施できるよう、人材育成のための研修の拡充など、国が都道府県における調査分析の体制整備を支援していく必要がある。

(※1)医療費適正化計画については、H28年11月に厚生労働省で医療費適正化基本方針(告示)を改正して、平成35年度の医療費の見込みの算定式を提示した。国から都道府県には、この算定式を踏まえ、NDBデータから抽出したデータ等を用いた推計ツールを提供しており、平成29年度に、各都道府県で策定作業を進めることとしている。

(※2)国立保健医療科学院では、現在、国保データベースシステム(KDB)の活用マニュアルや都道府県職員が市町村に研修する研修プログラムを作成している。H29年度は、NDBから抽出した都道府県別の医療費分析ツールのマニュアルを作成予定。

○医療費適正化計画の取組目標

2017年4月26日 医療保険部会資料

1

Page 37: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

(2)保険者協議会の位置づけ

○ 都道府県内の医療費の適正化については、被用者保険を含め、都道府県と保険者が同じ意識をもって共同で取り組む必要がある。こうした観点から、保険者と後期高齢者広域連合が都道府県ごとに共同で「保険者協議会」を組織し(高齢者医療確保法)、都道府県や必要に応じて医療関係者等の参画も得て会議を開催している。

○ 第3期計画からは、都道府県が医療費適正化計画の策定に当たって、保険者協議会に事前に協議することとなった。ま

た、都道府県は、計画に盛り込んだ施策の実施に関して必要があると認めるときは、保険者、医療関係者等に必要な協力を求めることができることとされているが、さらに、保険者協議会を通じて協力を求めることができる仕組みとなった。(平成27年国保法等改正、平成28年4月1日施行)

(※1)保険者協議会は、高齢者医療確保法で、以下の3つの業務が規定されている。 ①特定健診・保健指導の実施等に関する保険者間の連絡調整 ②保険者に対する必要な助言又は援助 ③医療費などに関する情報の調査及び分析

(※2)保険者協議会は、市町村国保、国保組合、健保組合、共済組合、協会けんぽ、後期高齢者医療広域連合を構成員とし、全保険者協議会の事務局を都道府県国保連合会が担っている。都道府県担当部署は、47のうち33が正式な構成員、14がオブザーバー参加している(平成29年4月時点)。必要に応じて、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、栄養士会、学識経験者等も参画している。

○ 特定健診・保健指導をはじめとする医療費適正化計画に基づく取組は、予防・健康づくり、医療、介護と密接に関連しており、また、実効性ある取組とするためには、保険者、自治体、医療関係者、企業など、様々な主体との連携が必要。

平成30年度から、都道府県が保険者となることを契機として、今後、都道府県が主体となり、都道府県民の健康増進と医療費適正化について、自治体をはじめ、医療関係者や企業など、幅広い関係者と連携しながら、様々な地域課題について取り組む必要がある。

○ 平成30年度からは、都道府県が国保の財政運営を担うことから(保険者協議会の構成員にも位置付けられる)、都道府

県では、医療費適正化計画の進捗状況の把握と国保運営の両面から、保険者協議会も活用しながら、保険者横断的な医療費の調査分析等を含め、都道府県民の健康増進と医療費適正化を的確に実施できる体制を確保する必要がある。

(※)これらについて、本年(2017年)6月~7月のブロック別説明会で、各都道府県の健康増進と国保担当部署、保険者協議会関係者に厚生労働省から説明した。

2

Page 38: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

○ 都道府県における保険者横断的な取組に資するよう、保険者努力支援制度(平成30年度から本格実施)において、①都道府県による保険者協議会への積極的な関与、②都道府県によるKDBシステムを活用した県内の医療費分析、市町村への結果の提供、等の医療費適正化の取組を評価項目に位置づけて、インセンティブにより評価・支援をしていく。

(※1)保険者努力支援制度では、都道府県への支援分500億円のうち、医療費適正化のアウトカム評価として150億円程度、医療費適正化 の取組状況の評価として150億円程度の予算規模を想定している。

(※2)都道府県における医療費分析の体制強化を支援する観点から、医療費適正化の主体的な取組の指標として、例えば、保険者協議会を活用した医療費分析や人材育成等を位置づけることも考えられる(具体的な指標は、平成31年度からの評価に向けて今後検討)。

(※3)都道府県は市町村と協議し合意を得ることによって、保険者努力支援制度による交付金について都道府県における医療費分析等に充てることも可能。

○都道府県の医療費水準に関する評価

国保被保険者の年齢調整後1人当たり医療費に着目

①全国平均よりも低い水準の場合

②前年度より一定程度改善した場合

○医療費適正化の主体的な取組

・保険者協議会への積極的な関与(※)

・KDBを活用した医療費分析、市町村への提供(※)

・都道府県医師会、糖尿病対策推進会議等との連携など 市町村での重症化予防の取組の支援 など

医療費適正化のアウトカム評価(150億円程度) 医療費適正化の取組状況の評価(150億円程度)

(※)具体的な指標は、平成31年度からの評価に向けて今後検討

保険者協議会 (現在は国保連が事務局)

国 保

健保組合 共済 後期高齢者 広域連合

協会けんぽ

医療関係者 現在も43協議会で 医療関係者が参画

医療関係者等の協力も得て、協議会を活用しながら、

健康増進や医療費分析等を推進 保険者協議会では、現在、保険者が共同で、医療関係者等の協力も得て、保険者横断的に健康増進や医療費分析等を実施

都道府県の主導的な役割をインセンティブで評価・支援 保険者努力支援制度(H30年度~)

都道府県/協議会

国 保

健保組合 共済 後期高齢者 広域連合

協会けんぽ

医療関係者

都道府県は現在も保険者協議会に 参画(H30年度から正式な構成員) 都道府県

都道府県が事務局を担う 又は国保連と共同で担う 等により主導的な役割

(※)必要に応じて企業等が参画することも考えられる

参画を働きかけ

3

Page 39: ¹ B >1>. º >/ v >/>6 ¥ Ç · 2018-02-03 · 1 Ô 7d* 1 _X8Z >& ¹ B 28 º>/ v 29 ¥ ÜE L#Õ >%, 7d 7d1"6×í \ ¸ ú ã 7d1"6×í9×

○ 保険者協議会は、現在、加入者の高齢期の健康保持のための事業の推進等のため、医療費の調査分析の業務を行うとされており(高齢者医療確保法第157条の2)、事務局である国保連合会が、市町村国保・協会けんぽ・健保組合等と協力して、国保データベースシステム(KDBシステム)等を活用して、保険者横断的な医療費の調査分析を行っている。

○ 平成30年度以降は、都道府県も国保保険者としてKDBシステムを利用できるが、ノウハウ等は国保連合会にある一方、国保連合会が被用者保険者にデータ提供等の協力を求める際は、医療費適正化計画等の実施を担う都道府県が関わることが重要であり、都道府県と国保連合会が共同・連携して医療費の調査分析を行っていくことが望ましい。

厚生労働省では、こうした都道府県や国保連合会、保険者等によるデータを活用した医療費分析を支援していくため、NDBから抽出した必要なデータの提供を進めていくこととしている。

(※1)現行法上も、都道府県は、保険者、医療機関等の関係者に対し、必要なデータの提供を求めることができる旨が規定されている。

(※2)平成29年度に、国立保健医療科学院に依頼し、NDBから抽出した都道府県別の医療費分析ツールのマニュアルを作成予定。

保険者横断的な医療費分析等の機能の強化について

○ 都道府県における調査分析に資するよう、NDBから抽出した都道府県別の医療費データの提供を平成28年末から試行的に行っているが、さらに、都道府県・市町村別の医療費の構造等のデータを、毎年度、国から都道府県に提供できるよう、NDBの追加機能の整備に着手している。

〔平成30年度以降に提供予定のデータ例〕

・疾病別の内訳を入れた基礎数値(都道府県・市町村別、診療種別、年齢階級別、保険者種別でみた医療費、患者数、総日数など)

・後発医薬品に関するデータ(都道府県別、保険者別でみた後発医薬品の数量割合、切替え効果額など)

※さらに、詳細な医療費分析に資するよう平成30年度の追加機能の改修(平成31年度以降に提供)を検討中。

レセプト情報・特定健診等情報データベース分析システム(NDB)

必要なデータを随時抽出 (H28年度以降の医療費データ) レセプトデータ

(匿名化)

特定健診等データ (匿名化)

傷病名別、二次医療 圏別等のマスター

加工・分析に 用いるデータ

医療保険者

レセプトデータ

特定健診等データ

分析用の帳票

(Excel,CSV)

厚生労働省

アプリケーションで仮想的に 加工用のデータベースを作成

保険局

都道府県

分析用の帳票

(Excel,CSV)

都道府県や保険者協議会等 での医療費の調査分析に活用

国から提供 (H30年度~)

2017年10月4日 医療保険部会資料

4