研究開発機能の強化、人材育成及び産業の創出を総合的に推進するために、大学と地方公共団体等が役割分担をしながら連携を図り、オープンソース・ソフトウェアの先端的研究体制を構築する  

【目的】

産業界・行政・コミュニティ

　島根県及び松江市が地域の情報産業振興の目玉として位置付けているオープンソース・ソフトウェア（OSS:Open  Source  So,ware）のプログラミング言語Rubyを中核としたOSSの最新技術研究を産官学連携により行い、国際的な開発コミュニティを中心としたOSSの先端的研究体制を構築する。併せて、ＩＴ技術者の育成等の人材育成及び地域産業振興への波及を促進する。

・プログラミング言語Rubyを中心にOSSの安定化・高度化の研究 ・ビジネスモデルの構築と  情報サービス産業の生産性に関する  実証的・理論的研究

島根県・しまね産業振興財団

Rubyを中核としたIT産業振興

Rubyアソシエーション

コミュニティと共同したRubyの開発とビジネス分野での活用

　 　松江市

松江オープンソースラボの開設  　　交流の拠点

国際的な開発コミュニティ

オープンソース先端教育研究センター

技術研究部門　　　産業研究部門

総合情報処理センター

山陰研究センター

オープンソースの　国際的・先端的研究

     IT技術者の育成

地域産業振興

国際的研究機関  

島根大学プロジェクト研究推進機構

・オレゴン州立大学  ・国連大学経済研究所  

島　　根　　大　　学

○オープンソースに関する産業組織研究

○オープンソースに関する技術研究

オープンソースの先端的研究体制の構築

・ソフトウェア開発言語やオペレーティングシステム等の基礎部門から応用分野までの研究

・ライセンス研究やビジネスモデル研究

•  2008年　プロジェクト研究スタート  

•  2009年　まつもとさん　島根大学客員教授に  

研究テーマ 目　　　標 産業応用 現有の研究実績と技術

●オープンソースに関する技術研究  

１ プログラミング言語Rubyの安定化の研究

Rubyのマルチプラットフォームでの高度化・安定

化

Rubyの産業分野、特に大規模分散システム下での安定的稼

動

島根大学総合理工学部 数理・情報システム学科 情報分野：安定的にマルチプラットホームで動作

するオープンソースコンパイラ(Coins)の開発

２ プログラミング言語Rubyによる応用開発

Rubyによる応用アプリケーション開発

Rubyによる応用アプリケーション開発

島根大学総合理工学部 電子制御システム工学科：プログラミング言語Rubyによる「発達障害の診断ツール」の開発

●オープンソースに関する産業組織研究

３ オープンソース開発ビジネスモデル研究

Rubyを活用した新事業創出（ビジネスインキュベー

ション）・起業モデル（インキュベーションモデルなど）

の提示

Rubyを中心としたオープンソースによる新事業創出・起業

島根大学法文学部 法経学科・山陰研究センター：オープンソース開発スタイルにおける生産

性の研究 島根大学：産学連携センター：オープンソースソフ

トウェアの活用方策に関する研究

４ オープンソース・ライセンシング研究

オープンソース・ライセンスの論点整理・ライセンスビ

ジネスモデルの提示

Rubyを中心としたオープンソースを活用ビジネスにおけるライ

センスの処理

島根大学法文学部 法経学科、産学連携センター：オープンソース・ライセンシング（GPL）と知的財産権の研究

◆研究テーマとその特徴◆

―島根大学、地方公共団体（島根県、松江市）、企業の役割分担―

島根大学

実証的・理論的研究  ・Ｒｕｂｙの安定化、高度化の研究  ・Ｒｕｂｙによる応用開発  ・ビジネスモデル構築の研究  ・ライセンスに関する研究

Rubyを地域資源 としてIT産業振興  

オープンソースフォーラム開催

大学の研究事業紹介、Ruby開発者、海外技術者が参加し、今後

のルビーの開発方針を議論

Rubyを活用した 　新事業創出・起業支援  

新事業創出・起業モデルの提示  ライセンスビジネスモデルの提示  

・開発コミュニティとの連携  ・Ruby標準化の取組  

Ｒｕｂｙ  アソシエーション

島根県  （財）しまね産業振興財団  

松江市

オープンソースラボ  の施設提供

Ruby コンソーシアム

研究テーマ

• プログラミング言語Ruby安定化の研究

• プログラミング言語Rubyによる応用開発

• オープンソース開発ビジネスモデル研究 • オープンソースライセンシング研究

プログラミング言語Ruby安定化の研究

•  Rubyの高度化・安定化およびマルチプラットフォームでの動作確認のためのテストベッド環境の構築

プログラミング言語Ruby安定化の研究

•  仮想マシン上でWindows系、Linux系、Solaris、FreeBSD、また別にMacOSなどを稼動

プログラミング言語Ruby安定化の研究

プログラミング言語Ruby安定化の研究

•  VPN接続とguacamoleを利用してWeb接続(HTML5対応ブラウザ）により遠隔操作が可能

•  Rhodes2.0やAndroidの開発環境を提供

•  VDI（Virtual  Desktop  Infrastructure）を使って、iPadやAndroidからも接続を

研究テーマ

• プログラミング言語Ruby安定化の研究

• プログラミング言語Rubyによる応用開発

• オープンソース開発ビジネスモデル研究 • オープンソースライセンシング研究

プログラミング言語Rubyによる応用開発

•  「発達障害の診断ツール」、「評価情報データベース」、「ポストまつえSNS」のRubyによる開発と、そのオープンソース化

OPAL SNS：Open Source Research Project associates with Local SNS

研究テーマ

• プログラミング言語Ruby安定化の研究

• プログラミング言語Rubyによる応用開発

• オープンソース開発ビジネスモデル研究 • オープンソースライセンシング研究

オープンソース開発ビジネスモデル研究

•  オープンソース開発スタイルにおける生産性の研究

•  オープンソースを活用した新事業創出（ビジネスインキュベーション）・起業モデル（インキュベーションモデルの研究

研究テーマ

• プログラミング言語Ruby安定化の研究

• プログラミング言語Rubyによる応用開発

• オープンソース開発ビジネスモデル研究 • オープンソースライセンシング研究

オープンソースライセンシング研究

•  オープンソース・ライセンスの論点整理・ライセンスビジネスモデルの提示

•  6月のオープンソースサロン（6月17日） 　　Shane  Coughlan氏講演予定

研究テーマ

• プログラミング言語Ruby安定化の研究

• プログラミング言語Rubyによる応用開発

• オープンソース開発ビジネスモデル研究 • オープンソースライセンシング研究