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2017年5月12日(金)
株式会社 朝日ネット
証券コード:3834
2016年度 決算説明会
Copyright © 2017 Asahi Net, Inc. All Rights Reserved. 2
目次
Ⅰ. 2016年度決算の総括 Ⅲ. 教育支援サービス「 manaba 」の状況
2016年度 決算ハイライト
損益計算書 前年比較
損益計算書 計画比較
教育支援サービス「 manaba 」の概要
「 manaba 」契約数の推移
「 manaba 」の導入事例
会員数の状況
退会率の推移
外部調査機関による満足度調査
ISPを取り巻く環境の変化-1
- IoT/M2M通信インフラとしての利用増加
- IoT/M2Mの進展に伴う利用用途の多様化
ISPを取り巻く環境の変化-2
- 通信トラフィックの増大
- ネイティブ方式によるIPv6接続サービス提供開始
- 通信ネットワーク構築による収益構造の転換
Ⅱ. ISP事業の状況
<将来予測に関する注意事項>
この資料に記載されている当社の現在の計画、見通し、戦略、確信な
どのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しで
す。これらの記述は、現時点で入手可能な情報から得られた当社の経
営者の判断に基づいています。従いまして、これら業績見通しに全面
的に依拠することは控えるようお願い致します。
様々な重要な要因により、実際の業績はこれら業績見通しと大きく異
なる可能性があり、そして見通しと比べて悪い結果となる場合もあり
ます。また、掲載内容については、細心の注意を払っておりますが、
掲載された情報の誤り等に関し、当社は一切責任を負うものではあり
ませんのでご了承ください。
Ⅳ. 2017年度の計画
2017年度の収益計画
株主還元
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Ⅰ. 2016年度決算の総括
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2016年度 決算ハイライト
1
2
3
4
5年連続で過去最高の売上高を更新
ISP会員数は、対前年4千ID増の591千ID
IoT/M2Mの進展により、法人会員が増加
manabaの全学導入数は順調に増加
契約ID数は、対前年106千ID増の597千ID
ネイティブ方式でのネットワークを構築し、
2017年4月からIPv6接続サービスを提供開始
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「AsahiNet 光」やモバイル接続サービスの伸長により、
過去最高の売上高を更新
ネイティブ方式のネットワークを構築し、設備投資は増加
(2016年度の設備投資は、対前年 +511百万円の897百万円)
前期の特別損失(貸倒引当金繰入額)計上の影響等で当期純利益は増益
損益計算書 前年比較
2015年度
実績
2016年度
実績 増減額 増減率
売上高 8,091 8,799 +708 +8.8%
営業利益 1,341 1,307 -33 -2.5%
経常利益 1,344 1,313 -30 -2.3%
当期純利益 881 950 +69 +7.8%
EPS(円/株) 29.50 32.08
(単位:百万円)
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売上高はほぼ計画通り
ネットワーク構築のための設備投資や原価を圧縮、
ISPの販売施策の見直しなどにより、当初計画に対して増益
損益計算書 計画比較
2016年度
計画
2016年度
実績 増減額 増減率
売上高 8,940 8,799 -141 -1.6%
営業利益 1,000 1,307 +307 +30.7%
経常利益 1,000 1,313 +313 +31.3%
純利益 700 950 +250 +35.8%
2016年5月10日公表値
(単位:百万円)
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Ⅱ. ISP事業の状況
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(千ID)
2016年 3月末 2017年 3月末 増減数 増減率 2016年9月末
光接続 361 368 +7 +2.0% 368
ADSL 34 29 -5 -12.6% 31
ブロードバンド合計 395 397 +2 +0.7% 399
ナローバンド・モバイル接続他 192 194 +2 +0.8% 191
会員数 587 591 +4 +0.8% 590
(単位:千ID)
会員数の状況
2017年3月末の「ASAHIネット」会員数は、591千ID(対前年 4千ID増)
法人会員が順調に増加
537 554 563 572 579 587 590 591
500
550
600
2013上 2013下 2014上 2014下 2015上 2015下 2016上 2016下
会員数推移
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0.92 0.94 0.97 1.1
0
0.5
1
1.5
2
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
退会率
退会率の推移
(%)
当社会員の平均退会率は、1% 前後の水準で推移
※退会率=当該年の接続会員退会数÷当該年末接続会員数
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外部調査機関による満足度調査
ASAHIネットは、ブロードバンド情報サイト 「RBB TODAY」が主催する顧客満足度の高い サービスを選出する
「ブロードバンドアワード2016 プロバイダ部門」
において3年連続で総合1位を獲得しました。
今後も一人ひとりのお客様にご満足いただける インターネット接続サービスを提供してまいります
【 RBB TODAY ブロードバンドアワードとは】
「RBB TODAY ブロードバンドアワード2016」は、読者投票により利用者満足度の高いサービスを選出して 表彰するもので、今年で13回目(13年目)となります。投票はRBB TODAYのサイト上と株式会社イードが運営するアンケートサイト「あんぱら」で実施されています。
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IoT/M2M通信インフラとしての利用増加
あらゆるモノがインターネットにつながり、新たな付加価値が生み出される
【IoTとは】
Internet of Things、モノのインターネット化。パソ
コンやスマートフォン、タブレットといった従来型の
ICT端末だけでなく、様々な「モノ」がセンサーと無
線通信を介してインターネットの一部を構成するとい
う意味で使われています。
当社は、IoT/M2Mの需要を捉え、ISPの事業拡大を推進しています
【M2Mとは】
Machine to Machineの略で、機械と機械があらゆる
通信手段をもちいて繋がる仕組みやその通信携帯を意
味します。これが実現することで人を介さずに情報交
換を行い、自動的に制御を行うことが可能になりま
す。ビジネスの現場では業務効率改善に役立てられて
います。
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020通信 コンシューマー コンピューター
産業用途 医療 自動車
軍事・宇宙・航空
11,233
13,265
15,357
17,561
20,164
22,923
26,403
30,398
(出典)情報通信白書平成28年
(百万個)
世界のIoTデバイス数の推移及び予測
予測
ISPを取り巻く環境の変化-1
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IoT/M2Mの進展に伴う利用用途の多様化
IoT/M2Mの普及に伴い、様々な用途でインターネット接続サービスが利用されて
おり、当社の法人会員数は増加しております
ISPを取り巻く環境の変化-1
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通信トラフィックの増大
ブロードバンド契約者の総ダウンロードトラフィックは前年同月比52%増と急速に増加しており、 総アップロードトラフィックは前年同月比39%増と過去最大の伸び率
257 344 390 459 540 629 708 799 939 1,102 1,206 1,235 1,363 1,516 1,600 1,730
1,905 2,275
2,584 2,892
3,549
4,582
5,423
6,876
8,254
224 259 295 351 398 447 494 574 655 769 835 741 715 693 640 658 666 770 834 905 929 1,086
1,051 1,324
1,464
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
日本のブローバンド契約者の総トラフィック
ブロードバンド契約者の総ダウンロードトラフィック
ブロードバンド契約者の総アップロードトラフィック
52.2% 増加
39.3% 増加
(Gbps)
(出典) 総務省「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果」の公表より
ISPを取り巻く環境の変化-2
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ネイティブ方式によるIPv6接続サービス提供開始
通信トラフィックの増加に対応するためにネイティブ方式のネットワークを構築
2017年4月よりIPv6接続サービス提供を開始
【ネイティブ方式のネットワークとは】
ネイティブ方式のネットワークは、NTTのフレッツ網(NGN)と直接つながり、シンプルにインターネット
接続ができる方式です。このネットワークにより、自社で通信品質をコントロールして、高品質なサービスを
提供することが可能となり、従来のISP接続サービスに加え、VNE接続事業者としてサービスを提供すること
もできます。
通信トラフィックが増加した場合においても、通信コストをほぼ固定費
とする事で、売上高が増加した時の利益貢献を最大化します
お客様に満足いただける高品質のサービスを今後も提供しつづけます
2017年度はネイティブ方式のネットワークの通信費や償却費の増加により
営業減益が想定されるが、2018年度以降は増益基調となる計画です
ISPを取り巻く環境の変化-2
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2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
売上高 通信費・償却費 トラフィック
通信ネットワーク構築による収益構造の転換
(2017年度以降は、当社予測による)
通信コスト増加を抑制し、利益が出やすい収益構造への転換を図る
ネイティブ方式でのIPv6接続サービスは、計画通り2017年4月から提供を開始
ISPを取り巻く環境の変化-2
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Ⅲ. 教育支援サービス 「 manaba 」の状況
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教育支援サービス「 manaba 」の概要
【背景】 •システムが増えることによる管理者や学生の負担の増大
【取組】 •認証システムとの連携によるシングルサインオンの実現
•教務システムからmanaba上への授業・履修データの連携を実現
【背景】 • ICTの積極的な活用による協働型・双方向型学修の推進
•学修時間確保のための機会提供
【取組】 • responを活用した授業中のコミュニケーションスピードの向上
•朝日新聞デジタル for アカデミーなどの、外部教材との連携
LMS(Learning Management System)として
の役割に加え、様々な学内システムや外部教材と
連携を行っている教育支援サービス
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「 manaba 」契約数の推移
manaba の契約ID数は、前年比22%増の597千IDに拡大
全学導入校は 76校
(2016年度は 立命館アジア太平洋大学、山梨学院大学などに導入)
366 402 456 468 491 545 597
39 41
52
58 62
71 76
30
40
50
60
70
80
200
300
400
500
2014年3月 2014年9月 2015年3月 2015年9月 2016年3月 2016年9月 2017年3月
(千 ID) (校)
契約ID数
全学導入校数
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「 manaba 」 の導入事例
産業能率大学は、 アクティブラーニングを10年以上導入している実績があり、平成26年度には文部
科学省「大学教育再生加速プログラム」に申請し採択を受け、「アクティブラーニング」と「学修成
果の可視化」の複合型の事業に全学的に取り組んでいます。平成27年度から「manaba course」 を
全学的に導入し本取り組みの実現に向けた歩みを加速させています。
manaba course を活用した全学的な学修支援 ~産業能率大学~
産業能率大学 設立 :1979年 所在地 :東京都世田谷区等々力(経営学部) 神奈川県伊勢原市上粕屋(情報マネジメント学部) 学生数 :約3,500名(2015/4/1現在)
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Ⅳ. 2017年度の計画
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2017年度の収益計画
ネイティブ方式のネットワークの償却費や通信費の増加により、営業減益を見込む
「AsahiNet 光」の売上増などにより、売上高が過去最高を更新する見込み
2016年度
実績
2017年度
計画 増減額 増減率
売上高 8,799 10,000 +1,201 +13.6%
営業利益 1,307 1,000 -307 -23.5%
経常利益 1,313 1,000 -313 -23.9%
純利益 950 700 -250 -26.4%
設備投資額(百万円) 897 470 -427
ROE(%) 10.0 7.3 -2.7p
EPS(円/株) 32.08 23.66 -8.42
(単位:百万円)
ネットワーク構築が完了したことから、設備投資は減額
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株主還元
安定的な高配当は、当社の基本的な経営方針
2012年度
連結
2013年度
連結
2014年度
連結
2015年度
個別
2016年度
個別
2017年度
個別計画
当期純利益 547 915 883 881 950 700
配当金総額 510 533 542 537 532 532
配当性向 93% 58% 61% 61% 56% 76%
(単位:百万円)
2017年度は、1株あたり18円の配当(配当性向76%)を計画
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以 上