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ご あ い さ つ - Takehara · を策定し、さまざまな子育て支援施策を総合的に推進してきました。この5カ年計画の 終了にあわせ、計画の進捗状況を点検し、社会情勢や施策動向の変化に対応した見直し

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ご あ い さ つ

近年、わが国においては死亡数が出生数を上回る人口減少

社会となっており、少子高齢化は、社会保障制度の根幹にか

かわる課題となっています。また、核家族化の進行や都市化

による地域社会の変貌、生活様式の多様化などにより、子ど

もと家族を取り巻く環境は大きく変化しています。特に少子

化の進行は、わが国の社会経済をはじめ、様々な面に重大な

影響を与えることが懸念されることから、多くの取り組みが

なされており、国は平成15年7月に「次世代育成支援対策

推進法」を制定し、さらに実効のある取り組みを集中・計画

的に推進することとしています。

本市においても、平成17年3月、平成17年度から平成21年度までの5年間に取り組む

施策の方向性や目標を総合的に定めた「竹原市次世代育成地域行動計画・前期計画」を策定し、

計画的、総合的な取り組みを行ってまいりました。その最終年度にあたり、あらためて市民ニ

ーズ調査を実施するとともに、前期計画の成果と課題を明らかにし、平成22年度から平成2

6年度までの5年間の施策の方向性や目標を総合的に取り組む「竹原市次世代育成支援地域行

動計画・後期計画」を策定しました。

平成21年3月に策定した「第5次竹原市総合計画」に謳っております「子どもが夢をもち

人が輝くまちをはぐくむ」ため、「竹原市次世代育成支援地域行動計画」の基本理念に「みん

なの心が輪をつなぎ、子どもと子育てをささえあうまち」を掲げています。すべての子どもを

大切にする社会を築くとともに、子育てに喜びや楽しみを持ち、安心して子どもを生み、子ど

もが健やかに育つための環境づくりを、より一層総合的に推進してまいりたいと考えておりま

すので、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

終わりに、本計画策定にあたりまして、ご尽力を賜りました「竹原市子育て支援ネットワ

ーク委員会」委員の皆様、パブリックコメント等貴重なご意見をいただきました皆様、市民ニ

ーズ調査等にご協力いただきました多くの皆様に心からお礼を申し上げます。

平成22年3月

竹原市長 小坂政司

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目 次

《総論》 第1章 計画の策定にあたって ・・・・・・・・1

1-1 計画の趣旨 ・・・・・・・・1 1-2 計画の役割と性格 ・・・・・・・・2 1-3 計画の期間 ・・・・・・・・2 1-4 計画の視点 ・・・・・・・・3 1-5 計画の策定方法 ・・・・・・・・4

第2章 少子化の現状と施策ニーズ ・・・・・・・・6

2-1 人口などの推移 ・・・・・・・・6 2-2 子育て当事者の施策ニーズ ・・・・・・・15 2-3 関係者インタビュー調査結果 ・・・・・・・41 2-4 パブリックコメント実施結果 ・・・・・・・45

《基本構想》 第3章 基本構想 ・・・・・・・47

3-1 計画の将来像と理念 ・・・・・・・47 3-2 計画の目標 ・・・・・・・48 3-3 後期計画見直しの視点と評価指標 ・・・・・・・49

《基本計画》 第4章 基本目標 目標1 地域における子育ての支援 ・・・・・・・51 1-1 子育て支援サービスの充実 ・・・・・・・51 1-2 保育サービスの充実 ・・・・・・・53 1-3 子育て支援のネットワークづくり ・・・・・・・54 1-4 児童の健全育成 ・・・・・・・55

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目標2 母性や乳幼児等の健康の確保及び増進 ・・・・・・・59 2-1 子どもや母親の健康の確保 ・・・・・・・59 2-2 「食育」の推進 ・・・・・・・60 2-3 思春期保健対策の充実 ・・・・・・・61 2-4 小児医療等の充実 ・・・・・・・62

目標3 子どもの健やかな成長を目指した教育環境の整備 ・・・・・・・63 3-1 次代の親の育成 ・・・・・・・63 3-2 子どもの生きる力の育成に向けた学校教育環境の整備 ・・・・64 3-3 家庭や地域の教育力の向上 ・・・・・・・66 3-4 子どもを取り巻く有害環境対策の推進 ・・・・・・・66

目標4 子育てを支援する生活環境の整備 ・・・・・・・67 4-1 良質な住宅・居住環境の確保 ・・・・・・・67 4-2 安心して外出できる環境の整備 ・・・・・・・68 4-3 安全・安心まちづくりの推進等 ・・・・・・・69

目標5 職業生活と家庭生活との両立の推進 ・・・・・・・70 5-1 多様な働き方の実現や男性を含めた働き方の見直し等 ・・・・70

目標6 子ども等の安全の確保 ・・・・・・・71 6-1 子どもの交通安全を確保するための活動の推進 ・・・・・・・71 6-2 子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進 ・・・・・・72 6-3 被害にあった子どもの保護の推進 ・・・・・・・72

目標7 要保護児童への対応などきめ細かな取り組みの推進 ・・・・・・73 7-1 児童虐待防止対策の充実 ・・・・・・・73 7-2 ひとり親家庭の自立支援の推進 ・・・・・・・74 7-3 障害児施策の充実 ・・・・・・・75

計画の推進体制 ・・・・・・・77

《資料》 1 市内の主な子育て関連施設 ・・・・・・・79 2 竹原市子育て支援ネットワーク委員会設置要綱 ・・・・・・・82 3 竹原市少子化対策推進会議設置要綱 ・・・・・・・85 4 策定経過 ・・・・・・・88 5 用語解説 ・・・・・・・89

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《 総 論 》

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第1章 計画の策定にあたって 1-1 計画の趣旨

日本における急速な少子化の進行は依然として深刻で、平成 17 年にはついに人口減少へと転じました。女性が一生の間に産むと推定される子どもの数(合計特殊出生率)は平成 20 年には 1.37 と3年連続で増加しているものの、社会の人口を維持していくために必要な値(2.08)は大きく下回っている厳しい現状があります。 こうした少子高齢化の進行は、税金や社会保障などの負担増加や、労働力減少に伴う

経済成長の鈍化だけでなく、地域社会の著しい活力低下など、地域社会の維持にも大きな影響をもたらすことが懸念され、安心して子育てできる環境づくりは、国と地域社会にとって重要かつ緊急な課題となっています。 平成6年に定められた「今後の子育て支援のための施策の基本方向について(エンゼ

ルプラン)」以降、国はさまざまな少子化対策への取り組みを行ってきました。平成 15年7月に「次世代育成支援対策推進法」が制定され、国と地方自治体に少子化対策実施の責務、事業主に協力の責務を課して、国を挙げて子育て支援に取り組むこととなりました。 これに基づいて竹原市では、平成 17 年3月に「竹原市次世代育成支援地域行動計画」

を策定し、さまざまな子育て支援施策を総合的に推進してきました。この5カ年計画の終了にあわせ、計画の進捗状況を点検し、社会情勢や施策動向の変化に対応した見直しを行って、後期5カ年の新たな行動計画を策定します。

第 2次ベビーブーム

第 1次ベビーブーム

ひのえうま 最低の出生数と合計特殊出生率 (2005)

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1-2 計画の役割と性格

本計画は、「次世代育成支援対策推進法」第8条第1項に基づく「市町村行動計画」として策定しています。すべての子どもとその家庭、地域、企業、行政などの個人及び団体を対象に、竹原市がこれから進めていく次世代育成支援の目標や方向性を示しています。それらのさまざまな主体が相互に協力して、一体となった取り組みを進めるための指針と位置づけられるものです。 また、平成 21 年3月に策定した「第5次竹原市総合計画」(平成 21~30 年度)の部

門計画として、子どもの保健、医療、福祉、教育などの各分野における施策の具体化を目指す役割を持っています。なお、本市においては平成 14 年3月に「竹原市児童育成計画」(平成 14~23 年度)を策定していますが、本計画はこの児童育成計画を包含するものとします。

1-3 計画の期間

この計画は「次世代育成支援対策推進法」の定めによる平成 17 年度から平成 26 年度までの 10 年間の計画期間のうち、平成 22 年度から平成 26 年度の5カ年の後期計画です。

H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度

前期計画

見直し

後期計画

竹原市総合計画 たけはら21男女共同参画プラン 健康たけはら21 竹原市障害者計画・障害福祉計画

竹原市次世代育成支援地域行動計画 竹原市児童育成計画

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1-4 計画の視点

この計画は「次世代育成支援対策推進法」第7条第1項に基づいて国が定めた「行動計画策定指針」に基づき、次の8つの視点を踏まえて作成しました。

① 子どもの視点

次世代育成支援対策の推進においては、子どもの幸せを第一に考え、子どもの権利が最大限に尊重されるように配慮することが必要です。

②次代の親づくりという視点

子どもは次代の親になるという認識のもと、豊かな人間性を形成し、自立して家庭を持つことができるよう、長期的な視野に立った子どもの健全育成のための取り組みが必要です。

③サービス利用者の視点 少子化や核家族化の進行など、社会環境の変化に伴い、子育て家庭の生活実態や子育て支援に関わる利用者のニーズも多様化しています。ニーズに柔軟に対応できるよう、利用者の視点に立った取り組みが必要です。

④社会全体による支援の視点

次世代育成支援対策は、保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本認識のもとに、国や地方自治体、企業や地域社会を含めた社会全体で協力して取り組むべき課題であることから、さまざまな担い手の協働のもとに対策を進めることが必要です。

⑤すべての子どもと家庭への支援の視点

子育てと仕事の両立支援だけでなく、子育ての孤立化などの問題も踏まえ、在宅で子育てする家庭も含め、広くすべての子どもと家庭への支援の観点が必要です。

⑥地域における社会資源の効果的な活用の視点

地域においては、子育てサークルや子ども会をはじめとするさまざまな団体、子育て支援を行うボランティアや主任児童委員などが活動しており、こうした地域の社会資源を十分かつ効果的に活用することが必要です。また、保育所、公民館、学校施設などの公共施設の活用を図ることも大切です。

⑦サービスの質の視点 利用者が安心してサービスを利用できる環境を整備するためには、サービスの供給量を適切に確保するとともに、サービスの質を確保することが必要です。

⑧地域特性の視点 竹原市がもつ地域の特性を踏まえた、効果的な取り組みを進めていくことが必要です。

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1-5 計画の策定方法 (1)策定体制

計画の策定に当たっては、学識経験者、関係団体代表、関係行政機関などで構成される「竹原市子育て支援ネットワーク委員会」により、計4回の審議を行いました。また、庁内で計画の施策を担当する関係各課の代表で構成される「少子化対策推進会議」により、施策や事業の調整を行いました。

(2)市民の意見反映 計画の策定にあたり、広く市民の意見を反映させるため、前述の「子育て支援ネット

ワーク委員会」に市民が参画するとともに、平成 21 年2月に就学前児童と小学校児童を持つ保護者を対象としたアンケート調査を実施し、子育て支援施策へのニーズを調べました。 また、平成 21 年9月に保育サービスの実践者や関係機関などを対象としたインタビ

ュー調査を実施し、竹原市の子育て環境の現状や課題について聞き取りを行いました。さらに、平成 21 年 12 月に、計画書の素案に対するパブリックコメントの募集を行いました。

【アンケート調査の概要】 就学前児童の保護者対象調査 小学生児童の保護者対象調査 調査項目 保育サービスの利用状況や利用意向、子育ての実態、悩み、子

育て環境についての意見など 調査地域 市内全域 調査対象 市内に居住する0歳から小学

校入学前の子どもがいる家庭 市内に居住する

小学生の子どもがいる家庭 抽出方法 無作為抽出 調査方法 郵送による調査票の配布と回収 調査期間 平成 21 年2月 配布数 700件 900件 有効回収数 (有効回収率)

296件 (42.3%)

382件 (42.4%)

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【関係者インタビュー調査の概要】

調査目的 計画策定の基礎資料を得るために、竹原市の子育て環境の現状と課題について、関係者から聞き取る

調査対象 地域子育て支援センター:2か所、保護者 17 人、職員6人 放課後児童クラブ:2か所、保護者8人 事業所の労働者:1か所、保護者(父親)2人 事業所の人事担当者:1か所、1人 ひとり親世帯:保護者1人 障害児支援団体:支援者2人

調査方法 個人または2、3人へのインタビュー方式 調査期間・回数 平成 21 年9月 10 日~29 日の8回(各回 30 分~90 分) 調査会場 竹原福祉会館もしくは関係機関

【パブリックコメント募集の概要】 調査目的 計画書素案に対する市民の意見を求める 調査対象 竹原市内に居住、通勤、通学する人 調査方法 竹原市のホームページ、竹原福祉会館および支所・各出張所で

の閲覧 調査期間 平成 21 年 12 月5日~25 日

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2-1 人口などの推移

(1)人口構造と児童数の推移

年齢3階級別人口の推移 (単位:人)H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

0~14歳 4,392 4,313 4,230 4,061 3,960 3,893 3,704 3,633 3,498 3,39315~64歳 20,463 20,122 19,853 19,525 19,217 18,891 18,441 18,108 17,607 17,19065歳以上 8,007 8,134 8,346 8,484 8,617 8,710 8,840 8,971 9,173 9,277合計 32,862 32,569 32,429 32,070 31,794 31,494 30,985 30,712 30,278 29,860

資料:住民基本台帳人口(各年3月31日)

 竹原市の総人口は減少傾向が続き、平成21年3月末現在で29,860人と3万人台を割り込みました。その内訳は、0~14歳が3,393人(総人口の11.3%)、15~64歳が17,190人(同57.6%)、65歳以上が9,277人(同31.1%)となっています。また、総人口に占める0~14歳と15~64歳の割合が減少し、65歳以上の割合が増加していることから、いわゆる少子高齢化が依然として進行している状況です。

第2章 少子化の現状と施策ニーズ

人口構造の推移(住民基本台帳人口、各年3月31日)

0人

5,000人

10,000人

15,000人

20,000人

25,000人

30,000人

35,000人

H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

65歳以上

15~64歳

0~14歳

6

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0~17歳人口の推移 (単位:人)H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

0~5歳 1,597 1,555 1,554 1,457 1,398 1,362 1,253 1,215 1,166 1,1566~11歳 1,749 1,746 1,721 1,721 1,720 1,675 1,604 1,535 1,509 1,42011~17歳 2,184 2,096 2,014 1,930 1,852 1,811 1,723 1,720 1,664 1,653合計 5,530 5,397 5,289 5,108 4,970 4,848 4,580 4,470 4,339 4,229

資料:住民基本台帳人口(各年3月31日)

(単位:人)

0歳人口の推移 (単位:人)H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

0歳 248 225 234 205 221 208 170 166 184 187資料:住民基本台帳人口(各年3月31日)

 竹原市の児童人口(0~17歳)についても減少傾向は続いており、平成12年から平成21年の間に1,301人(23.5%)減っています。年齢別に見ると、就学前児(0~5歳)で27.6%、小学生(6~11歳)で18.8%、中高校生(11~17歳)で24.3%の減少となっています。産まれてくる子どもの数(0歳人口)についても、平成19年には166人となるなど、厳しい少子化の現状がうかがえます。

0~17歳人口の推移(住民基本台帳人口、各年3月31日)

0人

1,000人

2,000人

3,000人

4,000人

5,000人

6,000人

H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

11~17歳6~11歳0~5歳

0歳人口の推移(住民基本台帳人口、各年3月31日)

0人

100人

200人

300人

H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

0歳

7

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(2)出生数などの推移

(単位:人)

母親(15~49歳)の年齢別出生数の推移 (単位:人)H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度

15~19歳 14 7 12 9 11 10 5 7 4 420~24歳 50 43 43 35 39 48 44 26 31 31

25~29歳 107 103 101 83 88 68 49 55 54 5430~34歳 77 69 80 64 61 70 66 56 74 5835~39歳 12 17 20 22 16 19 22 22 25 2940~45歳 2 2 0 0 4 3 2 3 3 445~49歳 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0

合計 262 241 256 213 219 218 188 170 191 180(単位:人) 資料:人口動態統計

 出生数を母親の年齢別で見ると、20代女性の出生数が明らかに減少している一方、30代前半では横ばい、30代後半では増加傾向にあります。これは、第2次ベビーブームの女性が30代であることと、晩産化が進んでいることを示しています。このことからも、第2次ベビーブームの女性が出産年齢を過ぎると、急速に出生数が減ることが予測されます。

母親の年齢階級別出生数の推移

0人

20人

40人

60人

80人

100人

H11年度

H12年度

H13年度

H14年度

H15年度

H16年度

H17年度

H18年度

H19年度

H20年度

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~45歳

45~49歳

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合計特殊出生率

1.381.391.31

三次市 1.81庄原市 1.73広島市安佐南区 1.56安芸高田市 1.56福山市 1.51広島市安芸区 1.49府中市 1.47東広島市 1.47三原市 1.42尾道市 1.42広島市東区 1.39江田島市 1.38広島市佐伯区 1.35呉市 1.35大竹市 1.31広島市西区 1.29廿日市市 1.29広島市南区 1.23広島市安佐北区 1.22広島市中区 0.98

資料:人口動態保健所・市区町村別統計(人口動態統計特殊報告)

合計特殊出生率の推移S58~62年 S63~H4年 H5~9年 H10~14年 H15~19年

竹原市 1.91 1.65 1.60 1.49 1.38広島県 1.82 1.62 1.50 1.40 1.39

三原市* 1.85 1.62 1.54 1.48 1.42東広島市* 2.00 1.87 1.73 1.52 1.47資料:人口動態保健所・市区町村別統計(人口動態統計特殊報告)*三原市と東広島市は、H10~14年以前は合併前、H15~19は合併後の市域のデータ

 女性が一生の間に産むと推定される子どもの数を表す「合計特殊出生率」は、平成15年から19年の期間では1.38となっており、広島県の平均値1.39を下回りました。

県内各市(区)*高い順

H15~19年

広島県全国

竹原市

合計特殊出生率の推移

1.3

1.4

1.5

1.6

1.7

1.8

1.9

2

2.1

S58~62年

S63~H4年

H5~9年

H10~14年

H15~19年

広島県竹原市三原市*東広島市*

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(3)児童人口の将来推計

0~17歳人口の推計結果 (単位:人)

H17年H18年H19年H20年H21年H22年H23年H24年H25年H26年H27年H28年H29年0~5歳 1,362 1,253 1,215 1,166 1,156 1,108 1,061 1,041 1,014 966 912 878 8476~11歳 1,675 1,604 1,535 1,509 1,420 1,372 1,317 1,239 1,174 1,132 1,121 1,070 1,02412~17歳 1,811 1,723 1,720 1,664 1,653 1,641 1,590 1,546 1,483 1,449 1,363 1,315 1,260合計 4,848 4,580 4,470 4,339 4,229 4,121 3,968 3,826 3,671 3,547 3,396 3,263 3,131

資料:住民基本台帳人口及び外国人登録人口を用いたコーホート変化率法による推計(各年3月31日)

推計結果

 竹原市の平成29年までの0~17歳人口を、国が示す推計方法で算出しました。平成29年には平成17年の64.6%となる3,131人まで減少すると考えられます。平成29年に産まれてくる子どもの数(0歳人口)は124人と推計され、少子化がさらに進むことが予測されます。

実績

0~17歳人口の推計結果(住民基本台帳と外国人登録人口、各年3月31日)

0人 500人 1,000人 1,500人 2,000人 2,500人 3,000人 3,500人 4,000人 4,500人 5,000人

H17年H18年H19年H20年H21年H22年H23年H24年H25年H26年H27年H28年H29年

12~17歳

6~11歳

0~5歳

推計値

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0~17歳人口の推計結果(1歳ごと) (単位:人)実績H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 H28年 H29年

4,229 4,121 3,968 3,826 3,671 3,547 3,396 3,263 3,1311,156 1,108 1,061 1,041 1,014 966 912 878 847

0歳 187 162 155 149 142 137 134 128 124

1歳 191 194 168 161 155 148 143 140 134

2歳 176 192 195 169 162 156 149 144 141

3歳 176 176 192 195 169 162 156 149 144

4歳 207 175 175 191 194 168 161 155 148

5歳 219 209 176 176 192 195 169 162 156

1,420 1,372 1,317 1,239 1,174 1,132 1,121 1,070 1,0246歳 202 215 205 172 172 188 191 165 158

7歳 223 194 207 197 165 165 180 183 158

8歳 234 227 198 212 201 169 169 184 1879歳 249 236 229 200 214 203 171 171 186

10歳 255 246 233 226 197 211 200 168 168

11歳 257 254 245 232 225 196 210 199 1671,653 1,641 1,590 1,546 1,483 1,449 1,363 1,315 1,260

(単位:人) 12歳 276 250 247 238 225 218 189 202 192

13歳 251 276 250 247 238 225 218 189 202

14歳 290 252 277 251 248 239 226 219 190

15歳 284 291 253 278 252 249 240 227 220

16歳 297 280 287 249 274 248 245 236 22317歳 255 292 276 283 246 270 245 242 233

資料:住民基本台帳人口及び外国人登録人口を用いたコーホート変化率法による推計(各年3月31日)

推計結果

0~5歳

6~11歳

12~17歳

0~17歳

11

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(4)世帯数と平均世帯人員数の推移

(単位:人)

総世帯数と平均世帯人員数の推移 (単位:世帯、人)H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年

総世帯数 12,911 12,913 12,955 12,991 13,039 13,021 12,993 13,008 13,024 12,993平均世帯人員数 2.55 2.52 2.50 2.47 2.44 2.42 2.38 2.36 2.32 2.30資料:住民基本台帳人口(各年3月31日)

 竹原市の総世帯数はほぼ横ばいで推移しているものの、竹原市の総人口が減少傾向にあるため、平均世帯人員数は平成21年に2.30人まで減少しています。世帯の細分化(核家族化)は依然として進行している状況です。

総世帯数と平均世帯人員数の推移

2.55 2.52 2.50 2.47 2.44 2.42 2.38 2.36 2.32 2.30

10,000

11,000

12,000

13,000

14,000

15,000

16,000

H12年H13年H14年H15年H16年H17年H18年H19年H20年H21年1.50

1.70

1.90

2.10

2.30

2.50

2.70

総世帯数平均世帯人員数

12

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(5)産業別就業人口の推移

S60年 H2年 H7年 H12年 H17年第1次産業2,220 1,630 1,516 1,143 1,149第2次産業6,302 6,286 6,101 5,233 4,427第3次産業9,087 8,996 9,319 9,120 8,674

(単位:世帯、人) 産業別就業人口の推移 (単位:人)

総人口就業人口総数 17,609 100.0% 16,912 100.0% 16,936 100.0% 15,496 100.0% 14,250 100.0%第1次産業 2,220 12.6% 1,630 9.6% 1,516 9.0% 1,143 7.4% 1,149 8.1%第2次産業 6,302 35.8% 6,286 37.2% 6,101 36.0% 5,233 33.8% 4,427 31.1%第3次産業 9,087 51.6% 8,996 53.2% 9,319 55.0% 9,120 58.9% 8,674 60.9%

就業率資料:国勢調査

48.5%

H17年36,286S60年 H2年 H7年 H12年

31,935 30,657

48.6% 50.6% 48.5%

33,451

 竹原市の就業人口の総数は総人口の減少に伴い、ここ20年で19.1%減少しています。産業別に見ると第1次産業、第2次産業の就業人口が大幅に減少し、第3次産業の割合が増加していく全国的な傾向が本市でも明らかな状況です。

46.5%

34,771

産業別就業人口の推移(国勢調査)

0人

2,500人

5,000人

7,500人

10,000人

12,500人

15,000人

17,500人

20,000人

S60年 H2年 H7年 H12年 H17年

第3次産業

第2次産業

第1次産業

13

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(6)女性の年齢別就業率

(単位:人) 女性の年齢別労働力人口比率 (単位:%)H2年(竹原市) H12年(竹原市)H17年(竹原市)H17年(広島県)

15~19歳 11.2% 12.7% 9.7% 16.1%20~24歳 76.8% 69.4% 63.7% 70.8%25~29歳 50.4% 66.3% 69.9% 74.3%30~34歳 50.2% 59.6% 63.5% 63.9%35~39歳 62.4% 68.2% 71.4% 66.0%

40~44歳 72.4% 75.5% 77.2% 73.5%45~49歳 75.0% 76.6% 79.8% 76.5%50~54歳 69.2% 70.8% 72.8% 71.0%55~59歳 50.6% 60.1% 62.2% 61.6%60~64歳 36.1% 35.2% 40.7% 41.3%

65~69歳 34.1% 27.8% 27.4% 27.2%70~74歳 21.4% 18.3% 19.5% 18.1%75~79歳 15.9% 14.3% 12.9% 12.2%80~84歳 6.5% 8.0% 7.4% 7.2% 資料:85歳以上 3.2% 3.3% 3.6% 2.7%  国勢調査

 15歳以上の女性の就業率をみると、平成2年には20代後半から30代前半の就業率が50.0%まで下がっていたのが、平成17年には60%台まで上昇しています。結婚・出産・育児で離職する人の数が減っていること、離職者のピーク年齢(M字型の谷の部分)が20代から30代前半に変化していること(晩産化)が分かります。

女性の年齢別労働力人口比率(国勢調査)

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

80.0%

90.0%

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85歳以上

H2年(竹原市)

H12年(竹原市)

H17年(竹原市)

H17年(広島県)

14

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2-2 子育て当事者の施策ニーズ

(1)竹原市の子育て支援に対する評価

*後期計画の評価指標(p.51 参照)

 竹原市で子育て中の保護者にアンケートした結果によると、竹原市が子育てしやすいまちだと思う人は、就学前、小学生の保護者ともに、5年前の前期調査結果に比べて増加しています。また、竹原市で教育を続けたい人も5年前に比べて増えていますが、小学生では続けたくないという人も増えています。

問:竹原市で教育を続けたいか:5年前との比較(%)

問:竹原市は子育てしやすいまちだと思うか:5年前との比較(%)

25.7

40.5

28.2

20.9

25.4

19.9

23.8

17.9

9.8

20.9

16.8

20.3

21.3

20.7

1.0

8.1

0.3

7.6

2.7

8.1

5.4

34.8 18.8

0.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H20年小学生(N=382)

H15年小学生(N=335)

H20年就学前(N=296)

H15年就学前(N=425)

そう思う     どちらかというとそう思う   どちらかというとそう思わないそう思わない わからない 無回答

9.9

7.1

9.2

41.9

42.1

39.2

44.0

8.4

43.7

39.7

53.0

46.4

12.0 2.4

0.7

0.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H20年小学生(N=382)

H15年小学生(N=335)

H20年就学前(N=296)

H15年就学前(N=425)

続けたい 続けたくない わからない 無回答

15

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(2)竹原市に望む子育て支援施策

*後期計画の評価指標(p.51 参照)

 竹原市が優先して取り組んで欲しい子育て支援施策について就学前の保護者にたずねると、小児医療体制についてが第1位、続いて公園など親子で出かけられる場や集まれる場、イベントなどについて、道路のバリアフリー化についてが挙げられました。

竹原市に望む子育て支援の優先施策:就学前(%)

7.8

9.5

9.5

11.1

11.8

12.8

22.6

23.3

27.4

35.8

50.0

4.4

4.4

2.0

2.7

3.0

4.7

5.4

7.4

0 10 20 30 40 50 60

無回答

その他

NPO等による保育サービスがほしい

子育てについて学べる機会をつくってほしい

保育所での延長保育を実施してほしい

子育てについての行政窓口を一元化してほしい

夜間保育を実施してほしい

病児・病後児保育を実施してほしい

子育てに困ったときに相談したり、情報が得られたりする場をつくってほしい

身近な地域でお互いに「声かけ」し合えるようなまちづくりを推進してほしい

保育所と幼稚園を一体化してほしい

保育所での休日保育を実施してほしい

幼稚園での授業時間を延長してほしい

休暇の取得促進等、企業に対して職場環境の改善を働きかけてほしい

道路等を親子で安心して通行できるように配慮してつくってほしい

親子で楽しめるイベントを開催してほしい

親子が安心して集まれる身近な場所を増やしてほしい

公園など親子で出かけやすく楽しめる場所を増やしてほしい

安心して子どもが医療機関にかかれる体制を整備してほしい

就学前(N=296)

16

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 竹原市が優先して取り組んで欲しい子育て支援施策について小学生の保護者にたずねると、就学前と同じく小児医療体制についてが第1位、続いて放課後の子どもの居場所の充実、親子で出かけられる場所についてが挙げられました。

竹原市に望む子育て支援の優先施策:小学生(%)

13.1

14.1

15.7

17.3

23.3

25.1

25.7

54.7

5.0

5.0

1.8

5.0

6.3

7.3

7.9

11.5

0 10 20 30 40 50 60

無回答

その他

子育てについて学べる機会をつくってほしい

子育てに困ったときに相談したり、情報が得られたりする場をつくってほしい

子育てについての行政窓口を一元化してほしい

子ども自身が悩みを相談できる場を充実してほしい

子どもに遊びを教えたり、しつけをしてくれる場を充実してほしい

休暇の取得促進等、企業に対して  職場環境の改善を働きかけてほしい

親子が安心して集まれる   身近な場所を増やしてほしい

身近な地域でお互いに「声かけ」し合えるようなまちづくりを推進してほしい 

道路等を親子で安心して通行できるように配慮してつくってほしい   

親子で楽しめるイベントを開催してほしい

子どもが土日に活動したり遊べる場を充実してほしい

公園など親子で出かけやすく 楽しめる場所を増やしてほしい

子どもが放課後などに集まって、子ども同士で自主活動などができる場を充実してほしい

安心して子どもが医療機関に かかれる体制を整備してほしい

小学生(N=382)

17

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(3)子育て家庭の実態

 ①父親・母親の就労状況

 子育て家庭の父親と母親の就労状況をみると、父親についてはフルタイムが90%前後、母親については、就学前は就労していない人が約半数、次いでパートタイム・アルバイト等となっていますが、小学生になるとパート・アルバイトやフルタイムで働く人が増えています。

1.0

31.4

2.7

16.6

91.9

1.6

2.1

2.4

2.6

14.7

44.2

1.4

0.3

5.4

47.0

26.7

4.2

1.6

6.0

1.3

0.5

86.4

1.7

5.1

0.7

0.7

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

父親・母親はいない

就労したことがない

現在は就労していない

パートタイム・アルバイト等

産休・育休・介護休暇中

フルタイム

父親(就学前)父親(小学生)母親(就学前)母親(小学生)

父親・母親の就労状況:全体(%)

18

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 ②親族などからの支援の状況

 子育て家庭が祖父母などから支援を受けられる状況については、祖父母に日常的に預かってもらえる人が3割程度、緊急時に預かってもらえる人が半数以上いる一方、親族や友人などの預かり先がない人が10%余りいます。また、預けることに心苦しさを感じている人も2割程度います。

1.3

11.3

17.5

5.8

50.0

40.6

0.7

13.5

8.1

1.4

65.2

25.0

0 10 20 30 40 50 60 70

無回答

いずれもいない

友人に緊急時預かってもらえる

友人に日常的に預かってもらえる

祖父母に緊急時預かってもらえる

祖父母に日常的に預かってもらえる

就学前N=296小学生N=382

問:親族等からの支援の状況:全体(%)

1.3

3.5

23.1

11.1

13.6

70.3

1.2

4.0

25.1

25.5

21.5

58.7

0 10 20 30 40 50 60 70 80

無回答

その他

親として、負担をかけていることが心苦しい        

祖父母の時間的制約や精神的な負担が大きく、心配である     

祖父母の身体的負担が大きく、心配である   

祖父母が孫を預かることについては、特に問題はない

就学前n=247小学生n=316

問:祖父母に預かってもらっている状況(%)

19

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 ③両親の家事・育児時間

 父親と母親が1日のうち家事や育児にかけている時間についてたずねると、母親が就学前で13時間以上、小学生で3~4時間と答えた人が最も多いのに対し、父親では就学前で1~2時間、小学生では0時間と答えた人が最も多く、性別による違いが明らかです。

38.2

13.2

2.4 0.7 1.4

19.39.8 8.1

4.1 4.1 5.712.8

25.0 23.0

10.5

22.0

0

10

20

30

40

50

0時間 1~2時間 3~4時間 5~6時間 7~8時間 9~10時間11~12時間13時間以上 無回答

平日(N=296)休日(N=296)

父親の家事・育児時間:就学前(%)

1.012.2 13.5 10.8 8.1 5.7 10.1

1.4 5.4 6.1 7.1 7.4

53.4

38.5

12.2

7.10102030405060

0時間 1~2時間 3~4時間 5~6時間 7~8時間 9~10時間11~12時間13時間以上 無回答

平日(N=296)休日(N=296)

母親の家事・育児時間:就学前(%)

38.2

25.1

8.60.8 0.3 0.3

26.7

7.3 6.00.5 1.6 2.1 5.5

30.425.4

21.2

0

1020

3040

50

0時間 1~2時間 3~4時間 5~6時間 7~8時間 9~10時間11~12時間13時間以上 無回答

平日(N=382)休日(N=382)

父親の家事・育児時間:小学生(%)

0.3

12.0

23.3

5.2 3.47.6

16.0

4.2

17.5

5.2 7.1

19.111.5

20.7

16.011.3

19.6

0

10

20

30

40

50

0時間 1~2時間 3~4時間 5~6時間 7~8時間 9~10時間11~12時間13時間以上 無回答

平日(N=382)休日(N=382)

母親の家事・育児時間:小学生(%)

20

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(4)子育てについての意識

 ①子育ての不安・負担感

*後期計画の評価指標(p. 51参照)

 「子育てに負担や不安を感じることがありますか」との問いに対して「よくある」「ときどきある」と答えた人が就学前では74.7%、小学生では58.4%となっており、子どもの年齢が上がると負担や不安が減ることがわかります。

15.2

46.6

59.5

27.0

17.9

13.111.8

6.1

1.6

1.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生(N=382)

就学前(N=296)

よくある ときどきある あまりない ほとんどない 無回答

子育ての負担・不安感:年齢別比較(%)

21

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 ②子育てについての悩み

*後期計画の評価指標(p. 51参照)

 就学前の子どもを持つ親に子育てについての悩みをたずねると、最も多いものから「自分の時間を持てない」「経済的な不安・負担」「子育てのストレス」の順となっています。5年前の前期調査に比べて「子どもの教育に関する悩み」が大幅に増えています。

10.5

11.5

13.9

13.9

14.9

15.2

16.2

24.3

26.0

32.1

39.9

41.9

43.6

1.4

8.0

3.1

5.4

3.8

2.4

5.4

3.1

4.9

7.1

11.3

9.6

9.9

14.8

13.2

16.7

29.6

21.9

10.6

40.9

38.6

45.2

12.8

24.0

17.9

1.4

4.4

4.7

3.0

3.0

5.1

6.4

7.4

14.8

0 10 20 30 40 50

無回答

特にない

その他

育児の方法がよくわからない

地域の子育て支援サービス等を利用したいのに利用方法がわからない

不安や悩みを相談する相手がいない

保育所や幼稚園等の対応

親戚や隣近所の目が気になる

運動能力など身体的な発達

配偶者との関係(育児の意見が不一致等)

祖父母との育児方針の食い違い

ことばなど知的・精神的な発達

子育て仲間とのつきあい

離乳食など子どもの食事や栄養

指しゃぶりや夜泣きなど性格や行動

子どもとの時間を充分もてない

子どもとの接し方・意思疎通

しつけがうまくいかない

育児疲れ

友達づきあい(いじめ等を含む)に関すること

子どもの教育に関すること

子育てのストレス(子どもにあたる等)

経済的な不安・負担

自分の時間を充分もてない

前期調査(N=425)

後期調査(N=296)

子育ての悩み:5年前(前期調査)との比較・就学前(%)

22

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 ③子育てに関する相談相手

 子育てに関する悩みや不安を相談する人や場所について、就学前の親にたずねると、「配偶者・パートナー」が最も多く、次いで「子どもの祖父母」「友人・知人・近所の人」となっています。「保育士や幼稚園の先生」「子育て支援センター」など公的機関を挙げた人も5年前の前期調査より増えています。

2.0

2.4

3.7

8.8

14.5

18.6

37.8

47.6

57.1

70.6

78.0

2.8

3.5

0.7

0.5

1.2

1.2

0.9

1.6

1.4

11.3

5.9

9.2

19.8

40.9

58.1

55.3

71.1

0.7

2.7

0.7

0.7

0.7

0.7

1.0

0 20 40 60 80 100

無回答

相談すべきことがない

その他

役場の相談窓口

児童委員

民間の相談サービス

誰にも相談しない

子どもセンター

児童相談所

相談相手がいない

インターネットの相談サイト

医師

地域子育て支援センター

親戚

保育士・幼稚園の先生

子育て中の仲間

友人・知人・近所の人

父母(子どもの祖父母)

配偶者・パートナー

前期調査(N=425)

後期調査(N=296)

子育てに関する悩みや不安の相談相手:5年前(前期調査)との比較・就学前(%)

23

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(5)保育サービスについて

 ①保育サービスの認知度

 さまざまな保育サービスについての認知度を就学前の親にたずねると公立保育所などで実施している「一時預かり」や「延長保育」などは90%前後と高く、比較的低かったのは民間でスタートしたばかりの「認定こども園」や「休日保育」などでした。

92.2

73.3

42.9

91.2

81.1

92.9

36.5

30.1

75.3

23.0

94.9

10.5

6.8

26.7

25.7

55.7

8.1

18.2

60.8

67.6

23.3

76.0

88.9

72.3

6.4

4.4

0.7

1.0

1.0

1.0

1.4

0.7

0.7

0.7

2.7

2.4

1.4

1.0

0.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

病児・病後児保育

一時預かり

ファミリーサポートセンター

ベビーシッター

休日保育

延長保育

幼稚園の預かり保育

幼稚園

その他の保育施設

認定こども園

事業所内保育施設

家庭的な保育

認可保育所

知っている 知らない 無回答

保育サービスの認知度・就学前(%)N=296

24

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 ②保育サービスの利用状況と今後の利用希望

 各種保育サービスの利用状況と今後の利用希望について就学前の保護者にたずねると、認可保育所の利用が40.2%、幼稚園の利用が15.2%でした。利用者と利用希望者の差が特に大きいのは「病後児保育」でした。

4.7

14.9

9.1

4.7

7.8

9.8

4.4

8.8

26.0

0.3

4.4

0.7

6.4

1.0

60.8

2.0

4.4

0.3

1.4

0.7

5.4

15.2

0.7

1.0

40.2

0.7

0 10 20 30 40 50 60 70

特にない

病児・病後児保育

一時預かり

ファミリーサポートセンター

ベビーシッター

休日保育(日曜日・祝日)

休日保育(土曜日)

延長保育

幼稚園の預かり保育

幼稚園(通常の就園時間)

その他の保育施設

認定こども園:保育所と同程度の時間利用

認定こども園:幼稚園と同程度の時間利用

事業所内保育施設

家庭的な保育

認可保育所

現在の利用状況(N=296)今後の利用希望(N=296)

各保育サービスの利用状況と今後の利用希望比較・就学前(%)

25

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 ③保育サービスの利用に関する評価

*後期計画の評価指標(p. 50参照)

 前述の保育サービスを利用する就学前の保護者に、サービスの利便性と満足度についてたずねたところ、「希望する保育サービスを希望する時期に利用できた」と感じる人の割合は「どちらかといえばできた」人も含めて86.1%でした。

希望する保育サービスを希望する時期に利用できたと感じる人の割合:就学前(%)

77.8 8.3 13.30.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=180)

できた どちらかといえばできた どちらかといえばできなかった できなかった 無回答

問:各保育サービスに対する利用者の満足度(%)

33.3

69.2

25.0

100.0

43.8

42.2

50.0

66.7

62.2

50.0

30.8

100.0

50.0

43.8

42.2

50.0

33.3

31.9

16.7

25.0

11.1

6.3

3.4 0.8

6.3

4.4

1.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

病児・病後児保育(n=6)

一時預かり(n=13)

ファミリーサポートセンター(n=1)

休日保育(n=4)

延長保育(n=2)

幼稚園の預かり保育(n=16)

幼稚園(通常の就園時間)(n=45)

その他の保育施設(n=2)

事業所内保育施設(n=3)

認可保育所(n=119)

たいへん満足 ほぼ満足 やや不満 たいへん不満 無回答

26

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 ④放課後児童クラブについて

*後期計画の評価指標(p. 50参照)

 放課後児童クラブについて小学生の親にたずねると、利用者は平日で22.2%、土曜日で14.4%でした。また、放課後児童クラブを利用していない理由として「近くに放課後児童クラブがないから」と答えた人も11.1%いました。

22.2

83.2

75.4

14.4 2.4

2.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

土曜日(n=167)

平 日(n=167)

利用している 利用していない 無回答

放課後児童クラブの利用状況:平日と土曜の比較・小学生(%)

11.1

11.9

33.3

7.1

27.0

0.8

0.8

1.6

1.6

4.8

0 10 20 30 40 50

無回答

その他

放課後児童クラブを知らなかったから

他の施設に預けているから

放課後児童クラブに空きがないから

利用料がかかるから

放課後児童クラブの開所時間が短いから

子どもは放課後に習い事をしているから

近くに放課後児童クラブがないから

放課後の短時間ならば、子どもだけでも大丈夫だと思うから

現在就労していないから

未利用者(n=126)

放課後児童クラブを利用していない理由:未利用者(%)

64.9 8.127.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=37)

たいへん満足 ほぼ満足 やや不満 たいへん不満

放課後児童クラブの満足度:利用者(%)

27

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 放課後児童クラブの利用希望を聞くと、1・2年生で40%近くと最も高くなっています。現在未実施の4年生以上の利用希望も1割弱ありました。4年生以降の放課後の過ごし方の希望をみると「放課後子ども教室を利用したい」とした人が3割いました。

20.0

26.0

25.8

12.6

5.2

5.5

14.0

9.7

6.0

89.4

90.3

59.7

6.9

5.2

4.5

6.5

1.5

2.8

83.1

70.9

58.0

76.7

4.5

4.8

4.7

3.6

2.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

6年生(n=66)

5年生(n=72)

4年生(n=77)

3年生(n=55)

2年生(n=50)

1年生(n=62)

全体(N=382)

週4日以上利用したい 週1~3日利用したい 利用希望はない 無回答

放課後児童クラブ利用希望の有無:小学生・学年別比較(%)

3.7

4.5

11.5

23.0

27.5

29.8

0 10 20 30 40 50

無回答

その他

放課後児童クラブを利用したい

クラブ活動など習い事をさせたい

利用を希望するサービスは特にない

放課後子ども教室を利用したい

全体(N=382)

問:小学校4年生以降の放課後の過ごし方・小学生(%)

28

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(6)子育て支援サービスと子どもの遊び場について

 ①子育て支援サービスの利用状況

 子育て支援サービスの利用状況をみると、乳幼児健康診査は9割程度と多くの人が利用しています。また、サービスにより利用度の高いものから低いものまでばらつきが大きいことが分かります。

3.7

47.1

4.2

54.5

15.2

34.2

43.0

5.1

3.4

55.7

2.0

50.0

28.7

35.5

27.0

22.0

46.6

92.6

0.0

44.3

78.5

0 20 40 60 80 100

教育相談

家庭児童相談室

小学校・幼稚園・保育所等の園庭開放

病後児保育

児童館

乳幼児の家庭訪問・電話相談*

食育等の育児学級*

地域子育て支援センター*

育児相談*

母親学級、あかちゃん講座*

乳幼児健康診査*

就学前(N=296)

小学生(N=382)*印(末子が0~6歳n=79)

子育て支援サービスの利用経験(%)

29

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 ②子育て支援センターについて

*「保育所・幼稚園の利用者」とは認可保育所、事業所内保育所、その他の保育施設、幼稚園

 のいずれかを利用している人で、「(同)非利用者」とは上記のいずれも利用していない人

 地域子育て支援センターについては、保育所や幼稚園を利用していない人の約半数が利用しています。地区別に見ると「大乗・福田地区」の利用者が最も多いことが分かります。

地域子育て支援センター事業の利用状況:就学前(%)

20.5

40.0

25.2

32.3

27.5

27.0

79.5

55.0

72.9

67.7

72.5

71.6

5.0

1.9

1.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

忠海地区(n=39)

大乗・福田地区(n=20)

竹原地区(n=155)

吉名地区(n=31)

北部地区(n=40)

全体(N=296)

利用している 利用していない 無回答

地域子育て支援センター事業の利用状況:地区別(%)

8.4

50.8

27.0

90.4

47.7

71.6

1.2

1.4

1.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

保育所・幼稚園の利用者(n=166)

保育所・幼稚園の非利用者(n=130)

全体(N=296)

利用している 利用していない 無回答

30

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 ③子どもの遊び場についての要望

 子どもの遊び場についての不便さや要望をたずねると、最も多かったのは「雨の日に遊べる場所がない」ことで、続いて「近くに遊び場がない」、「遊具などの種類が充実していない」ことを感じる人が多いようです。

子どもの遊び場について感じること(%)

14.7

12.6

14.1

29.6

44.2

2.7

4.1

2.7

4.4

5.7

11.1

11.1

13.2

24.3

25.7

31.4

42.6

47.6

5.0

7.8

2.9

3.1

5.6

13.7

18.3

9.3

18.9

18.3

21.7

35.3

45.7

6.3

23.8

15.7

5.5

2.1

3.1

10.7

6.8

0 10 20 30 40 50 60

無回答

特に感じることはない

その他

緑などの自然が少ない

遊び場やその周辺の環境が悪くて安心して遊べない

遊び場の周辺の道路が危険である

思いきり遊ぶための十分な広さがない

不衛生である(トイレが汚れている、ごみが散乱している等)

いつも閑散としていて寂しい感じがする

遊び場に行っても、子どもと同じ年くらいの遊び仲間がいない

遊具などの種類が充実していない

近くに遊び場がない

雨の日に遊べる場所がない

全体(N=678)

就学前(N=296)

小学生(N=382)

8.4

50.8

27.0

90.4

47.7

71.6

1.2

1.4

1.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

保育所・幼稚園の利用者(n=166)

保育所・幼稚園の非利用者(n=130)

全体(N=296)

31

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 ④子育てサークルについて

 子育てサークルの利用状況については、参加したことがある人は5年前の前期調査に比べて増えていますが、現在参加している人は少し減っています。地区別にみると、北部地区や東部地区での利用が多いことが分かります。

子育てサークルの利用状況:前期調査比較(%)

15.0

22.6

25.0

53.8

55.0

41.3

35.5

45.0

43.6

33.3

30.0

43.2

35.5

30.0

38.5

6.5

16.9

12.8

14.8 0.6

1.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

忠海地区(n=39)

大乗・福田地区(n=20)

竹原地区(n=155)

吉名地区(n=31)

北部地区(n=40)

全体(N=296)

現在参加している 以前参加したことがある 参加したことがない 無回答

子育てサークルの利用状況:就学前・地区別比較(%)

16.9

19.8

40.3

30.7

43.6

36.9

55.0

61.2

38.5

40.9

4.5

3.9 0.8

3.6

1.0

2.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H20年小学生(N=382)

H15年小学生(N=335)

H20年就学前(N=296)

H15年就学前(N=425)

現在参加している 以前参加したことがある 参加したことがない 無回答

32

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(7)医療体制について

 ①小児救急医療について

 優先課題としての最も多くの人が挙げた小児医療について、救急体制の満足度をみると、満足している人は23.7%と低く、隣市の医療機関に近い北部や吉名地区に比べて、市の東部地域での満足度が特に低いことが分かります。

1.0

1.0

18.8

10.9

21.6

32.3

32.7

22.7

50.9

56.4

46.1

37.1

34.7

45.0

27.7

30.9

27.2

22.6

26.5

27.4

8.1

5.1

1.8

2.7

1.8

3.3

3.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

忠海地区(n=112)

大乗・福田地区(n=55)

竹原地区(n=334)

吉名地区(n=62)

北部地区(n=98)

全体(N=678)

たいへん満足 ほぼ満足 やや不満 たいへん不満 無回答

小児救急医療の満足度:地区別比較(%)

33

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 ②産科医療について

 竹原市内に産科がなくて困ることをたずねると、最も多かったのは「通院に時間がかかること」で、続いて「出産入院時に間に合うかどうか不安」「異常時にすぐ相談・対応できるか不安」といったことが挙げられました。

産科がなくて困ること(%)

46.3

68.8

7.7

1.8

6.6

8.3

8.4

17.1

29.4

52.9

54.0

72.6

41.3

22.5

23.8

8.8

16.3

15.0

3.8

10.0

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

上の子を預ける場所をみつけるのがたいへんなこと

出産の立ち会いや、緊急時に家族が間に合うかどうか不安なこと

上の子と違う状況でのお産に不安なこと

入院中家族が面会に来るのが 遠いのでたいへんなこと

病院までの交通が不便なこと(公共交通 機関が少ない、緊急時に送迎できる人が

常時いない等)

異常時に、すぐに相談や対応ができるかどうか不安なこと

陣痛がおきて、入院が間に合うかどうか不安なこと

通院に時間がかかること

全体(N=678)

出産予定者(n=80)

34

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(8)仕事と子育ての両立について

 ①仕事と子育ての優先意識

*後期計画の評価指標(p. 50参照)

 仕事と子育ての優先意識をたずねると、「子育て優先」が最も多く、次いで「子育てと仕事の両立」となっていました。仕事と生活のバランスがはかられているとする人は半数以上いましたが、就学前のほうが理想と現実のギャップを感じている人が多いようです。

59.7

72.6

35.6

23.3

3.4

3.0

1.3

1.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生(N=382)

就学前(N=296)

子育て優先 子育てと仕事の両立 仕事優先 無回答

仕事と子育ての優先意識:年齢別比較(%)

54.7

54.4

21.1

27.2 8.15.9

16.8 3.0

4.4

4.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生(n=298)

就学前(n=136)

十分 はかられている どちらかというと はかられているどちらかというと はかられていない ほとんど はかられていない無回答

仕事と生活のバランス:就労者・年齢別比較(%)

35

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 ②仕事と子育てを両立する上でたいへんなこと

*後期計画の評価指標(p. 50参照)

 仕事と子育てを両立する上でたいへんなことをたずねると、「子どもと接する時間が少ない」ことを挙げる人が最も多く、続いて「急な残業が入ってしまう」「自分の代わりに面倒を見る人がいない」ことを挙げる人が多い結果になりました。

7.4

16.2

9.6

1.5

2.2

8.1

3.7

31.6

28.7

52.9

4.7

22.8

12.1

0.7

4.0

4.0

8.1

20.1

25.5

41.3

0 10 20 30 40 50 60 70

無回答

特にない

その他

保育施設等がみつからない

他に面倒をみなければならない人がいる

家族の理解が得られない

職場の理解が得られない

自分に急用が出来たり病気になったりしたとき、代わりに面倒をみる人がいない

急な残業が入ってしまう

子どもと接する時間が少ない

就学前(n=136)小学性(n=298)

仕事と子育てを両立する上でたいへんなこと:年齢別(%)

36

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 ③出産前後の母親の離職

 出産前後の離職状況をたずねると、離職した人は43.9%、就労を継続した人は13.5%でした。職場や保育サービスなどの環境が整っていたら就労を継続したとする人は、離職者の3割以上いることがわかりました。

43.9 13.5 31.1 11.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=296)

離職した 継続的に働いていた 出産1年前にすでに働いていなかった 無回答

出産前後の母親の離職:就学前(%)

両立支援と就労の関係:離職者・就学前(%)

53.8

20.8

10.0

4.6

1.5

8.5

0.8

0 20 40 60 80

無回答

その他

保育サービスが確実に利用できる見込みがあれば、継続して就労していた

家族の考え方等、就労する環境が 整っていれば継続して就労していた

保育サービスと職場の両立支援環境がどちらも整っていれば、継続して就労していた

職場において育児休業制度等の仕事と家庭の両立支援制度が整い、働き続けやすい環境が

整っていれば、継続して就労していた

いずれにしてもやめていた

全 体(n=130)

37

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 ④育児休暇について

 育児休業制度を利用した人は母親の16.9%、父親の1.4%でした。母親が育児休暇を利用した人は、約1年で復職する人が最も多くいました。父親の育児休業を希望する人は7割以上いて、希望と現実の差が大きいことが分かります。

1.4

1.4

16.9

80.4

0 20 40 60 80 100

無回答

現在育児休業制度を利用している

母親と父親の両方が利用した

父親が利用した

母親が利用した

利用しなかった

就学前(N=296)

育児休業制度の利用状況(%)

6.0 8.0 6.0

48.0

12.020.0

0102030405060

0~3ヶ月 4~6ヶ月 7~9ヶ月 10~12ヶ月 13ヶ月以上 無回答

母親の育児休業終了時の子どもの月齢(%)育児休業制度を利用した母親 n=50

74.7 1.024.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=296)

利用してほしい(利用したい) 利用してほしくない(利用したくない)無回答

父親の育児休業制度利用希望(%)

38

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(9)児童虐待について

 幼児虐待について、虐待を見聞きしたり疑ったことのある人は2割程度いて、その内容は「感情的な言葉を投げかける」「厳しくしつけをする」「子どもをたたいたり、つねったりする」などと答えた人が多くいました。

5.1

13.1

12.2

77.2

82.1

7.9 1.8

0.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生(N=382)

就学前(N=296)

ある おかしいなと思ったことがある ない 無回答

虐待について:就学前・小学生比較(%)

2.0

11.8

5.9

7.8

11.8

13.7

25.5

27.5

54.947.5

3.8

16.3

8.8

6.3

11.3

17.5

40.0

32.5

0 10 20 30 40 50 60

無回答

その他

子どもが大人をみておびえる

病気になっても病院へ連れて行かない

子どもの体に青あざや傷がある

食事を長時間与えない、長時間放置する

子どもをたたいたり、つねったりする

厳しくしつけをする

感情的な言葉を投げかける

就学前(n=51)小学生(n=80)

虐待を見聞きしたときの状況:見聞きした経験のある人(%)

39

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(10)地域の子育て支援について

*後期計画の評価指標(p. 51参照)

 地域の人に望む子育て支援についてたずねると、安全の見守りを期待する人が7割以上と最も多く、次いで「よくないことをしているのを見かけたらしかってほしい」「気軽に声をかけるなど積極的に子どもにかかわって欲しい」ということが挙げられました。

地域の人に望む子育て支援(%)

11.5

52.1

49.7

51.0

27.7

29.1

28.3

6.8

7.8

7.2

12.0

11.8

1.3

2.0

1.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生(N=382)

就学前(N=296)

全体(N=678)

とても感じる まあまあ感じる あまり感じない まったく感じない 無回答

問:地域の人は子育てを支えてくれていると感じるか(%)

49.2

67.8

72.8

3.7

1.7

2.0

8.1

5.7

12.8

20.6

24.7

47.3

53.7

73.0

8.4

16.8

8.9

2.6

2.4

1.6

3.4

4.2

0 10 20 30 40 50 60 70 80

無回答

特にない

その他

育児などで困ったことがあった場合には相談にのってほしい

緊急の用事などの時に一時的に子どもをみてほしい

子どもを対象とした遊びや活動などの機会に積極的にかかわってほしい

「子どもはうるさい」とか「いまどきの親」などと一方的な考え方を変えてほしい 

子ども連れで交通機関や施設を利用するときに困っていたら手助けしてほしい

出会ったときに気軽に声をかけあうなど、積極的に子どもにかかわってほしい

子どもがよくないことをしているのを見かけたときは、積極的にしかってほしい

子どもが危険な目に遭いそうな時は手助けや保護をしてほしい

就学前(N=296)

小学生(N=382)

40

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41

3-3 関係者インタビュー調査結果 *文末のカッコ内の数字は同じ回答をした人の数

地域子育て支援センターについて 地域子育て支援センターの1つは施設が広く、夏や冬など屋外で遊びづらいときの利用が多

い。買い物や駐車場などの便利も良く、使いやすい。さらに、毎日開いていて同じ保育士が

対応してくれるメリットがある。しかし、建物自体が古く、2 階なので外遊びができない難

しさがある

保育所などの園庭開放は、駐車場がなくて利用しづらい

保育サービスについて 竹原市は小さいまちなので情報が入りやすく、都市部よりサービスの利用料金が安い

一時預かりや病後児保育などがあって、いざというときに安心。使っていなくても、緊急時

に備えて連絡先などをチェックしている

保育所の一時預かりは給食もあるので便利だが、周辺部ばかりで中心部にない。一方中心部

にある「つくしんぼ」は料金が安いが給食はない

ふれあい館では、遠方の産科に電車で通う人の上の子の一時預かりの利用もある

西幼稚園も 15 時まであずかって欲しい(今は 14 時まで)

現在ファミリー・サポートなどさまざまなものを利用しているので不満はありません

放課後児童クラブが終わった後も、もっと安い金額で子どもを見てもらえるなら、あずける

人も増えると思う

近くに祖父母がいない人などが気軽に子どもを預け合えるようになればよい。近所や友人な

どが一番いいと思う。ファミ・サポより簡単なシステムが良さそう

病後児保育は、初年度は利用のしかたが浸透しておらず、予約をした後のキャンセルが多か

ったが、今年度はキャンセルがぐっと減った

病後児保育は最近小児科との連携がスムーズになり、利用しやすさが改善している。急な容

態の変化に往診してくれたり、朝の診察で病後児保育利用者を優先してくれたりしている

放課後児童クラブについて 4年生以上も預かって欲しい

4年生以上は、長期休暇の間だけでも預かって欲しい

4年生以降の夏休みなどの長期休暇の間、子どもを1人で留守番させるのが心配で、このま

ま仕事を続けるかどうか悩んでいる。公民館などでいつでも行ける場所をつくってもらえれ

ばと思う

4年生以上の子どもの健全な居場所がないことで、大人の目の届かない留守家庭などで問題

行動に巻き込まれる例もある。中2までは子どもの健全な遊び場が欲しい。(児童館もお弁当

が食べられないので、長時間いづらい)

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夏休みなどの長期休暇の間だけでも放課後児童クラブであずけられるようにしてほしい

8 時から仕事だと間に合わなくて祖父母に頼むようになるので、もう少し早い時間からも預

かってもらえるようにしてほしい

吉名は定員ぎりぎりで、来年は厳しい。定員を拡充して欲しい

中通小学校に放課後児童クラブがないので困っているそうなので作ったらいい

ふれあい館の放課後子ども活動は、長期休暇だけの利用もあり、4年生まで。5年生以上の

居場所にもなっている。朝も希望があれば8時半から利用できるなど、柔軟な運営をしてい

児童館について 長期休暇の間の利用希望が多い。朝出勤時に親が送ってきたいので開館時間を早めて欲しい

という希望も多い。お昼にお弁当を食べたいという希望も多いが今は不可。長期休暇の間だ

けでも指導員を増やして利用者増加に対応できるようにしてほしい

竹原市の子育て支援施策は就学前が中心になっているが、小学校高学年から中学生の居場所

づくりにも、もっと力を入れて欲しい。関係者のネットワークをつくって、取り組むべきだ

産科について 竹原市内に産科が欲しい(9)

小児科について 小児科が利用しづらい

唯一の小児科は混み合うので、待ち時間の少ない他市の小児科に連れて行く(2)

市内の小児科でなく、緊急時にも対応してくれる隣市の病院に普段から通っている

乳幼児医療費助成について 乳幼児医療の助成を三原市のように 6年生までにしてほしい(2)

親の勤務状況について どの会社でも定時退社を徹底し、子どもの体調不良などの時に気を遣わずに休める制度がほ

しい

週 40 時間労働で賃金 UPを!

男性の育児について 男性の育児休暇も取りやすくしたらいいと思う

みんなの意識を変えることが必要。制度だけあってもとりづらい

3交代など勤務状況によっては交替がしやすいので育児休暇を取る人もいる

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アヲハタ株式会社の子育て支援の取り組みについて アヲハタ株式会社は,社員の子育て支援の取り組みをしている優良事業所が受ける「くるみ

んマーク」を取得しており,県内でも7例目となる。

女性の割合が多い職場。800 人中 500 人は女性となっており,年齢層は幅広い。

出産をしても勤めたいということで,育児休業をとって復帰する人が増えている。

育児に伴う勤務時間の短縮制度があり,対象者の負担にならないよう配慮されている。

男性の育児休業は3年間で9人取得している。期間は1週間から2週間程度。

今後は出産祝い金の増額など金銭面の支援や,残業を減らす取り組みを行う予定。

公園について 遊具が古い。どんどん撤去されて減っている。思い切り体を動かせる遊具がない

小さい子向けの遊具がない

小学生などがボール遊びをできる場所がない

吉名地区の公園はきれいに清掃されてはいるが、遊具が古い。安全性も気になる

新町の公園は遊具が古くて使用禁止になっている。さびていて危険

中須公園はトイレがきれいだが、子どもには使いづらい。手洗いも高い

住宅について 大乗地区は雇用促進住宅がなくなる噂があるが、そうなると、さらに少子化が進みそう

子どもの安全について 吉名地区は交通安全ボランティアがいない。国道を歩いて通学する子どもたちが心配

大乗地区は街灯や歩道が少なく、通学時の安全が心配

ひとり親世帯への子育て支援について 母子会への入会者は少ない。母子家庭であることを公言したくない人もいる。個人情報の問

題もあって、声かけもできない。同じ境遇で分かり合えて楽になれるのに・・・

不登校の問題を抱える家庭も多く、中学校には不登校の親の会がある。小学校と中学校が連

携して問題に取り組んでくれる

障害児世帯への子育て支援について 障害者が、母子手帳のように自分の健康や生活の履歴を書いておく「サポートファイル」が、

備忘録としても、いろんな場面で説明する際にも役立つので、普及を試みている

週末や長期休暇中の障害児の居場所づくりが必要

在宅障害児の移動支援が必要 居場所ができてもそこに来る手段がないと困る

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学校の介助員の配置に時間の制約があり、学校にいるすべての時間に対応してもらえない

支援学級の先生がすぐ変わってしまうので、毎年障害を理解してもらうのがたいへん

その他 竹原市は子育て支援が他市に比べて充実していると思うので特に不満はないが、3才未満の

保育料が高いのは不満

少子化対策には子育て世代の住む場所と仕事が重要

校庭の芝生化など、竹原が子育てに取り組む姿勢をアピールできることを何かやってほしい

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3-4 パブリックコメントの結果 この計画の素案に対して、市民から以下のような意見が寄せられました。

放課後児童クラブについて 対象を小学 6年生までにして欲しいという声を聞く。小学生を 1人家に置いたまま働くことに不安を感じる人は多い。竹原市独自の取り組みとして検討すべき。

児童館について 小中学生の健全な居場所となる児童館の役割はとても大切で、特に中学生の公的な居場所は児童館以外にはないので重要な施設だが、認知度が不十分。児童館の存在を学校の先生が知らない、市民や保護者も実態は知らない人が多い。もっと活用してもらうために、小中学生やその保護者など市民への情報提供や、児童館と学校、関係機関との連絡や連携を取る機会をつくったら良い。学校では見られない子どもたちの姿も分かり、健全育成につながる。

思春期保健対策について 核家族化や共働き家庭の増加で、しつけなども学校へ依存する傾向があるが、薬物教育や性教育は、まず家庭での教育が重要。特に性教育は小学校低学年からだと言われている。家庭教育力の向上のため、薬物や性教育について保護者への学習機会を増やして欲しい。

いじめの問題について いじめは絶対に存在するもので、実際は外部に公表されていないものもたくさんあるのではないか思うが、被害者救済は重要なので、被害者へのケアを専門家にゆだねる方針を継続・強化して欲しい。加えて、加害者への厳しい対応も検討して、被害者が安心して学校に通えるようにして欲しい。また、まず大人が率先して、権力者のパワハラやセクハラなどを撲滅しなければいけない。

少子化対策について 子育てをしている人への社会的・経済的な優遇措置をすることが先決。生活が安定しなければ少子化問題は解決しない。

防犯対策について 登下校時に、人の目が少ない場所に警察がパトロールをして欲しい。

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《 基 本 構 想 》

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第3章 基本構想 3-1 計画の将来像と理念

竹原市は、昭和 55 年をピークに人口が減少し始め、近年は少子高齢化が顕著になってきています。今日、少子化が子どもや子育てにさまざまな影響を及ぼしていると言われていますが、未来の竹原市を担っていく子どもたちが夢を持ち、竹原市を愛し、心豊かにすくすく成長し、また子育てをする家庭が楽しくのびのびと子育てができるようにするために、この「竹原市次世代育成支援地域行動計画」の将来像と理念は、平成 17年3月に次のように設定しています。 《将来像》心もからだもすくすく育ち、ふるさと愛が育つまち 《理 念》みなの心が輪をつなぎ、子どもと子育てをささえあうまち ↓ 具体的には

1. 安心して産み、育てられるまち 2. 子育てをみんなでささえあうまち 3. すくすく育ち、子育てが楽しいまち

また、この計画の愛称は次のように設定しています。

ささえあおう、すくすくのびる子 竹原プラン

平成 21 年3月に策定した「第 5 次竹原市総合計画」の基本構想では、竹原市の将来

像のキャッチフレーズとして『住みよさ実感 瀬戸内交流文化都市 たけはら』を掲げ、竹原市の特色である支え合いのコミュニティーや、美しい瀬戸内の自然、歴史資源と伝統文化の豊かさを大切にしながら、多彩な交流・ふれあい、さらなる歴史文化をはぐくみ、まちの活力や魅力を継承・発展させ、住みよさを実感できるまちをめざしています。その中で、子どもが夢を持ち、人が輝くまちをはぐくむことを基本目標の1つに挙げ、子育て環境の充実などをめざしています。 「竹原市次世代育成支援地域行動計画」の後期計画では、この新しい「竹原市総合計

画」と市民のニーズ調査をもとに、前期5カ年の成果と課題を見直し、それをふまえて後期5カ年の目標を設定しました。

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3-2 計画の目標 前項で示した本市の「将来像」や「理念」にむかって、この計画の基本目標は以下の

ように設定しています。基本目標の枠組みは前期後期とも共通しています。

目標1 地域における 子育ての支援

1-1子育て支援サービスの充実 1-2保育サービスの充実 1-3子育て支援のネットワークづくり 1-4児童の健全育成

目標2 母性や乳幼児等の 健康の確保及び増進

2-1子どもや母親の健康の確保 2-2「食育」の推進 2-3思春期保健対策の充実 2-4小児医療等の充実

目標3 子どもの健やかな 成長を目指した 教育環境の整備

3-1次代の親の育成 3-2子どもの生きる力の育成に向けた学校教育環境の整備 3-3家庭や地域の教育力の向上 3-4子どもを取り巻く有害環境対策の推進

目標4 子育てを支援する 生活環境の整備

4-1良質な住宅・居住環境の確保 4-2安心して外出できる環境の整備 4-3安全・安心まちづくりの推進等

目標5 職業生活と家庭生活 との両立の推進 5-1多様な働き方の実現や 男性を含めた働き方の見直し等

目標6 子ども等の安全 の確保

6-1子どもの交通安全を確保するための活動の推進 6-2子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進 6-3被害にあった子どもの保護の推進

目標7 要保護児童への対応 などきめ細かな 取り組みの推進

7-1児童虐待防止対策の充実 7-2ひとり親家庭の自立支援の推進 7-3障害児施策の充実

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3-3 後期計画見直しの視点と評価指標 近年の社会情勢の変化や、新たな市民のニーズ調査の結果を受けて、以下のような視

点を大切にしながら、後期計画の見直しを行いました。

① 多様化する保育ニーズへの対応 経済情勢の悪化から出産後も働きたい母親が増加し、特に低年齢児の保育ニーズが増

大しています。また、就業形態の多様化により、保育ニーズも多様化しています。さらに、核家族の増加に伴う「すべての子育て家庭への支援」の観点から、在宅で子育てしている保護者に対しても、一時預かりなどの支援を充実していく必要があります。 これらの保育サービスの選択肢を確保し、子どもの成長に伴って切れ目なくサービス

の提供ができるように、ニーズ量を将来的に推計し、それに基づくサービス量の増加を図るとともに、同時にサービスの質の向上も図っていきます。

後期計画でめざす目標 評価指標 現在の値(平成 20 年度) 平成 26 年度の目標

希望した時期に希望する保育サービスを利用できましたか できた:78% ↑(増加)

アンケート調査結果 p.27 参照(就学前)

② 仕事と子育ての両立の推進 経済情勢の悪化で共働き世帯が増加する中、長時間労働や育児や介護休暇の取得が厳

しい状況が増しています。核家族も進む中、男女が共同で家事や育児を負担することができるよう、男性も含めた働き方の見直しが必要で、仕事と子育てのバランスが取れた多様な働き方をだれもが選択できることが社会全体に求められています。病後児保育など就労を支える各種保育サービスの充実とともに、事業所など地域全体に「ワーク・ライフ・バランス」の考え方が普及・浸透するよう、一層取り組んでいきます。

後期計画でめざす目標 評価指標 現在の値(平成 20 年度) 平成 26 年度の目標

仕事と生活の両立が図られていると感じますか

(十分/どちらかというと)はかられている:68% ↑(増加) アンケート調査結果 p.36 参照(就学前+小学生)

③ 地域で支える子育ての充実

多様化する子育てニーズへの対応や、子育て家庭にとって暮らしやすい地域をつくっていくため、地域子育て支援センターを中心に各機関との連携を図りながら情報の共有やきめ細やかな支援に一層取り組みます。また、ファミリー・サポート・センター事業などを通じて、地域で互いに子育てを支え合う関係を強化し、地域をあげた子育て支援力

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の向上を図っていきます。 また、公民館などで行われている地域での子どもの体験・交流活動の機会をさらに充

実させ、地域の特性や資源、人材を活かした子どもの居場所づくりや健全育成に取り組んでいきます。

後期計画でめざす目標 評価指標 現在の値(平成 20 年度) 平成 26 年度の目標

地域の人々はあなたの子育てを支えてくれていると感じますか

とてもそう感じる/まあまあそう感じる:63% ↑(増加) アンケート調査結果 p.41 参照(就学前+小学生)

これら3つの視点で見直した後期計画の7つの基本目標を総合的に実行して、竹原市

全体の子育ての将来像と理念が実現するよう、以下の2つの評価指標の改善を目指して取り組んでいきます。

後期計画でめざす目標 評価指標 現在の値(平成 20 年度) 平成 26 年度の目標

子育てを負担・不安に感じることがありますか

よくある/ときどきある :65% ↓(減少)

竹原市は子育てしやすいまちだと思いますか

そう思う/どちらかというとそう思う:45%

*参考)平成 15 年度:31% ↑(増加)

アンケート調査結果 p.22・16 参照(就学前+小学生)

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《 基 本 計 画 》

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第4章 基本計画 目標1 地域における子育ての支援

ファミリー・サポート・センター事業や地域子育て支援センターなど、前期5カ年で整備されてきたサービスも含め、親の就労形態にかかわらずあらゆるニーズに対応できる多様な子育て支援サービスの充実を図ります。また、少子化の流れの中でも増加する低年齢児保育や一時預かりなどの保育ニーズに対応していきます。 また、就学前児童の減少、共働き家庭の増加、仕事と子育ての両立志向による保育所

に対するニーズなどを踏まえ、保育所の施設整備、職員配置、定員などの適正化などを認定子ども園も含めて検討していきます。 また、子育て家庭に対してきめ細やかな子育て支援サービスや保育サービスを効果的、

効率的に提供するとともに、サービスの質の向上を図る観点から、子育て支援に関する各種情報の提供やサービス提供機関における連絡会議の開催など、子育て支援のネットワークづくりを進めます。 さらに地域住民の代表からなる青少年育成竹原市民会議の地域活動や、公共施設など

さまざまな社会資源を活用した児童健全育成の取り組みを推進します。

1-1子育て支援サービスの充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

ファミリー・サポート・センターを平成 18 年度に設置し運営しています。社会福祉協議会の運営で、事務所は福祉会館内にあります。

利用を促進するために、事業内容の周知が必要です。

事業内容を周知して、登録会員の拡大や、協力会員の研修の充実、他の子育て支援サービスとの連携を進め、サービスの向上を図ります。 *社会福祉課

① ファミリー・サポート・センター事業の実施

1か所 1か所 5年間で2校区に新規開設し、計7か所で事業を実施しています。また、開設時間も平日は 18 時まで、土曜日の朝は8時からに延長しました。

今後は学校の長期休暇期間限定や土曜日限定の利用などのニーズに応える柔軟な運営が課題です。

ニーズの増加に伴って、定員枠の拡大や未設置地区への対応を検討していきます。

学校の長期休暇期間限定や土曜日限定などの受け入れを検討していきます。

指導者の育成や地域のボランティアの活用など、活動内容の充実や、効率的で柔軟な運営体制づくりに努めていきます。 *社会福祉課

② 放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)の充実

7か所(定員 200 人) 8か所(定員 260 人)

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平成 20 年度より医療機関から「たけはらふれあい館」の運営に変更しました。認知度や利用しやすさも改善してきています。

利用者の増加傾向をふまえ、関係機関との連携のもと、事業の充実に努めていきます。 *社会福祉課

③ 病後児保育の実施

1か所 1か所 公立保育所 1か所、私立保育所 4か所で実施しています。

ニーズの把握に努めながら、事業内容の充実を図っていきます。 *社会福祉課

④ 一時預かり事業の実施

5 か所 6か所 ⑤ 幼稚園での預かり

保育の推進 私立幼稚園では教育時間終了後の預かり保育を実施しています。

ニーズの把握に努め、幼稚園における預かり保育を推進していきます。 *学務課

平成 17 年度に児童館に併設する形で拠点型地域子育て支援センター「ゆりかご」を、平成 20 年度に「たけはらふれあい館」の中にひろば型地域子育て支援センター「つくしんぼ」を新規開設しました。既設の「ミルクハウス」も含め、計3か所で実施しており、市内巡回型と拠点型、ひろば型の異なる実施形態で、多様なニーズに対応しています。定常的な保育を利用していない人の約半数が利用しています。

定常的な保育や子育てサークルを利用していない親子の気軽な交流の促進や、子育て相談への対応、子育てサークルの支援などの内容を、さらに充実させていきます。

運営内容の周知を図り、利用促進に努めるとともに、関係機関との連携を強化して事業内容の充実に努めていきます。 *社会福祉課

⑥ 地域子育て支援センター事業の充実

3か所 3か所 ⑦ 幼稚園における子

育て支援の推進(未就園児の親子登園、子育てサークルの支援、子育てに関する相談・情報提供等)

各幼稚園で未就園児の親子を対象とした子育て支援行事を、年間計画を立てて月に1回程度実施しています。

地域子育て支援センターなどとの連携による情報提供など、利用の推進に努めます。 *学務課

⑧ 保育所その他の施設における保護者からの相談対応、情報提供、子育てサークルの支援

地域子育て支援センターを中心に子育て相談対応や情報提供、子育てサークルの支援を行っています。各保育所が子育てサークル活動の拠点となっています。

今後も継続して、利用をしやすい体制づくりに努めます。 *社会福祉課

⑨ 家庭児童相談室等の整備

社会福祉課内の家庭児童相談室に、家庭相談員を配置しています。近年は児童虐待など、相談内容が深刻化しています。

関係機関の連携のために、要保護児童対策地域協議会を設置しました。

情報提供により認知度を高めるとともに、今後も要保護児童対策地域協議会により、関係機関との連携を図って対応していきます。 *社会福祉課

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1-2保育サービスの充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

公立6か所、私立4か所の計 10か所の認可保育所が設置されています。

少子化に伴い入所児童数が減少しており、定員の見直しが必要です。

保育内容や相談対応などへの利用者の満足度が高い一方、保護者会など利用者間のネットワークづくりや施設設備に関する満足度が低い現状があります。

対象児童人口の推移などに対応しながら、幼稚園や認定こども園も含めた市内保育施設を総合的に検証し、保育所の適正な配置と効率的な運営について検討委員会などを組織して協議をすすめます。

入所児童などの安全確保のために、老朽化した施設の修繕計画を立てて実施していきます。

乳幼児期の発達に合わせた保育計画のもとに、児童の個性を生かし、きめ細かな保育の充実を図ります。

子育て不安の解消のためにも保護者間のネットワークづくりに努めていきます。

潜在する有資格者(保育士・看護師)の人材発掘を図るとともに、県等で実施する保育研修会への積極的な参加を推進し、保育士等の資質向上に努めます。 *社会福祉課

① 認可保育所の設置

定員 655 人 定員 600 人 ② 低年齢児保育の充

実 すべての保育所で実施しており、公立保育所は生後6か月、私立保育所は生後2か月から受け入れ可能になっています。

保育所全体での利用者数は減っていますが、3才未満児の入所率や入所希望は増加傾向にあります。

低年齢保育のニーズ増加に対応した施設の整備や人員配置を図っていきます。 *社会福祉課

5年間に2保育所で新たに延長保育を開始し、現在は市内すべての保育所で 19 時までの延長保育を無償で実施しています。

今後も、実施保育所における運営体制の強化を図っていきます。

19 時以降の保育ニーズに対応した夜間保育について、実施を検討していきます。 *社会福祉課

③ 延長保育事業の充実

10 か所 10 か所 ④ 保育所のサービス

評価の実施 未実施 新保育所指針によるサービス評

価の実施を検討していきます。 *社会福祉課

未実施 利用者のニーズにあわせて検討していきます。 *社会福祉課

⑤ 休日保育の実施 (新規項目)

0か所 1か所

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54

未実施 利用者のニーズにあわせて、児童養護施設などへの委託実施を検討していきます。 *社会福祉課

⑥ ショートステイ事業の実施 (新規項目)

0か所 1か所

1-3子育て支援のネットワークづくり

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 子育て支援に関する各種情報の提供(子育て支援マップや子育てガイドブックの作成・配布、インターネットの活用、育児情報を提供する講座の開催等)

竹原市の子育て情報を集約した「こそだてはてなぶっく」を、作成しています。母子手帳の交付時や転入時、育児サークルや、民生・児童委員を通じて配布しています。(年 2000 部作成)

市の広報誌やホームページで、子育てに関する情報提供をしています。

関係機関との連携により、常に新しい情報を共有し、内容を充実させながら継続して発行していきます。 *社会福祉課

② 子育て支援サービス等のネットワークの形成

竹原市の子育てガイドブック「こそだてはてなぶっく」の作成に関わる連絡会議を開催し、子育て支援情報の共有と連携を図っています。

情報共有だけでなく、サービス改善のためにも関係機関の連携を深めていきます。 *社会福祉課

③ 子育てに関する意識啓発事業の推進

地域子育て支援センターの行事として育児講演会を開催しています。

子育て中の親のニーズに応じた的確なアドバイスになるように、講演会の内容を充実させていきます。 *社会福祉課

④ 子育て支援のためのボランティア活動の推進

保育所や児童館の行事に、地域の人や民生・児童委員がボランティアとして協力しています。

図書館では、読み語りボランティアを養成し、乳幼児健診の時などに絵本の読み聞かせを実施しています。

ボランティアの参加者拡大のために、育児サークルや保育所、児童館などの活動内容を周知するよう努めます。

講座等での託児サービスなど、子育て支援のためのボランティアの育成を図っていきます。 *社会福祉課・生涯学習課

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1-4児童の健全育成

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 児童館の充実 平成 17年度に地域子育て支援センターを併設し、乳幼児の親子の利用も進んでいます。

季節や伝統文化を感じる行事や、スポーツやゲームを採り入れた行事など、さまざまな趣向の行事を開催しています。

小中学生の健全な居場所としての児童館の機能を強化するために、関係機関との連携を図り、事業を充実させていきます。

併設する地域子育て支援センターと連携し、総合的な子育て支援事業を展開していきます。 *社会福祉課

② 子育てに関する活動を行う NPO・地域ボランティア・子ども会・自治会等における児童の健全育成に関する取り組みの推進

各地域住民の代表者からなる青少年育成竹原市民会議が設置されており、19 地区で青少年育成の地域活動を実施しています。

中学生話し方大会、作文募集などの事業も行っています。

今後も青少年育成竹原市民会議を中心に児童の健全育成を推進していきます。

NPO、地域ボランティア、子ども会、自治会など、子育てに関する活動を行う団体等への支援にも積極的に取り組みます。 *社会福祉課

③ 民生・児童委員・主任児童委員の活動支援

要支援家庭への訪問のほか、地域子育て支援センター等との連携による子育て支援活動を実施しています。

今後も要支援家庭への訪問を継続するとともに、民生・児童委員、主任児童委員との連携強化や各種研修等の充実など、活動を支援していきます。 *社会福祉課

④ 性の逸脱行為に関する教育・啓発の推進

小中学校では、道徳や保健体育の授業の中で性教育を実施しています。

児童や生徒が性についてより理解できるよう教育内容の充実に努めていきます。

学校や関係機関との連携を図り、今後も教育・啓発を推進していきます。

家庭児童相談室への相談に、適切に対応できる体制づくりを維持していきます。 *学務課・社会福祉課

⑤ いじめや少年非行等の防止にむけた取り組みの推進

いじめや少年非行の問題を抱える児童について、学校、地域、関係機関が連携して、問題解決に努めています。

中学校のスクールカウンセラーとの連携が一定の成果を上げています。

関係者が連携して、問題を抱える児童や保護者への支援体制に力を入れていきます。

問題行動の未然防止にむけた取り組みを進めていきます。 *学務課

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⑥ 引きこもり及び不登校への支援

学校と家庭児童相談員、教育相談員などが連携して、支援に取り組んでいます。

不登校の児童生徒を取り巻く地域、環境、人を活かすとともに、さまざまな関係機関(家庭相談員・教育相談員、広島県西部こども家庭センター)等と連携し、社会的自立に向けた支援を実施していきます。 *社会福祉課・学務課

⑦ 学校施設の開放をはじめとする施設や地域資源の活用

集会所などの開放のために、地元自治会や老人クラブが指定管理者となり、より地域のニーズに密着した活用を図っています。

地域住民との協働によって大井スポーツ広場の芝生化を実施しています。

学校施設や公民館、集会所などの施設や地域資源を、子育て中の親子や児童が利用しやすいように、今後も活用促進に努めていきます。 *市民生活課・福祉保健課・生涯学習課

⑧ 公園施設等の整備 総合公園2か所、近隣公園2か所、街区公園8か所、その他の公園など7ヶ所が整備されています。

遊具が古い、少ない、低年齢の子ども向きでないなど、利用者の改善希望が高くなっています。

安全点検と、計画的な修繕、取替、撤去をすすめ、子どもや親子にとっての利用しやすさの向上に取り組みます。

市街地において地域のニーズにあった公園の整備に取り組みます。 *都市整備課・人権推進室

⑨ 保育所における世代間交流の推進

公民館、地域のまつり、老人クラブの行事などに保育所児童が参加して、世代間の交流をしています。

保育所で老人福祉施設への訪問や、伝承遊びを教わる交流会を行っています。

保育所、学校、老人会、地域等の連携を強化して、今後も世代間交流を推進していきます。 *社会福祉課

⑩ 放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)における生涯現役活用事業の推進

未実施 地域のボランティア活動の場として、放課後児童クラブに参加してもらい、活動の充実につなげていきます。 *社会福祉課

⑪ 子育て支援に関する幼稚園の園庭・園舎の開放及び公共施設における余裕空間の活用

幼稚園が実施する子育て支援活動の際に、施設を一般開放しています。

5小学校で余裕教室を放課後児童クラブに活用しています。

子育て支援活動を積極的に推進する中で,幼稚園の施設開放を進めていきます。

安全面の確保に留意しながら関係機関等との調整を図り、公共施設等の有効活用を進めます。 *学務課

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⑫ 児童館・公民館・保健センター等の公的施設を活用した年長児童と赤ちゃんのふれあいの機会、中高生の交流の場、絵本の読み聞かせなど

児童館と併設する地域子育て支援センターとで、児童と乳幼児の交流や、高校生による親子向けコンサートなどの交流行事を行っています。

乳幼児健診時に絵本の読み聞かせや絵本のプレゼント(ブックスタート)をしています。

地域子育て支援センターが中心になって、関係機関の連携により、参加しやすいさまざまな交流行事などを企画実施していきます。

乳幼児期から絵本に親しめるように、ボランティアの養成や絵本の充実などに今後も取り組んでいきます。 *社会福祉課・福祉保健課・生涯学習課

⑬ 児童手当制度 国の制度に基づき実施しています。

制度の周知を図るとともに、今後も国の制度にもとづき実施していきます。 *市民生活課

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【保育サービスなどの目標事業量】

事 業 名 平成 16 年度 の状況

(前期計画以前)

前期計画の 目標事業量

(平成 21 年度)

現 状 (平成 21 年度)

後期計画の 目標事業量

(平成 26 年度)

通常保育事業 定員 725 人 定員 655 人 定員 655 人 定員 600 人

延長保育事業 8 か所 9 か所 10 か所 10 か所

夜間保育事業 ̶ ̶ ̶ ̶

トワイライトステイ事業 ̶ ̶ ̶ ̶

休日保育事業 ̶ ̶ 未実施 1 か所

病児・病後児保育事業 (病児・病後児対応型)

1 か所 1 か所 1 か所 1 か所

放課後児童健全育成事業 (放課後児童クラブ)

定員 160 人 6 か所

定員 180 人 7 か所

定員 200 人 7か所

定員 260 人 8 か所

地域子育て支援拠点事業 1 か所 3か所 3 か所 3 か所

一時預かり事業 4 か所 5 か所 5 か所 6 か所

特定保育事業 ̶ ̶ ̶ ̶

ショートステイ事業 ̶ ̶ 未実施 1 か所

ファミリーサポート センター事業

未実施 1 か所 1 か所 1 か所

資料:社会福祉課

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目標2 母性や乳幼児等の健康の確保及び増進

妊娠期、出産期、新生児期及び乳幼児期を通じて、母子の健康が確保されるよう、保健指導や乳幼児健診の充実を図ると共に、妊娠期や乳幼児期からの正しい食事の摂り方や望ましい食習慣の定着及び食を通じた豊かな人間性の形成、家族関係づくりによる心身の健全育成を図るため、保健分野と教育分野が連携した「食育」を推進していきます。 児童生徒に対しては、全国的に 10 歳代の人工妊娠中絶や性感染症罹患率が増大して

いることを踏まえた性や感染症予防に関する正しい知識の普及・指導、禁煙や薬物の乱用防止に向けた教育など、関係機関における連携強化のもと思春期保健対策の充実を図ります。 また、安心して子どもを産み、健やかに育てることができる環境の基盤となる小児医

療や産科医療については、特に市民の不安や要望も高くなっており、民間医療機関などとの連携による体制確保に努めていくとともに、相談支援体制や各種支援施策を充実させることを検討していきます。

2-1子どもや母親の健康の確保

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 育児学級・健康教室・家庭訪問等による保健指導の充実

もぐもぐ教室(離乳食教室)、かみかみ教室(幼児食教室)、あかちゃんサロン、ぱんだくらぶ(言葉や発達など要観察児対象)など、母子保健に関わる教育事業を実施しています。

こどもの広場や公民館などでの育児栄養相談など定期的に相談事業を実施しています。

乳児訪問については、4か月までに全対象世帯への訪問(電話含む)を実施しています。

母子保健に関わる教育事業については、対象者のニーズの分析をして、それを活かした内容や運営方法の検討をしていきます。

親の育児不安解消のためにも、教室の参加者同士の交流が深まるように、運営上の配慮をしていきます。 *福祉保健課

② 妊婦に対する出産準備教育や相談の充実

あかちゃん講座(マタニティ教室)を実施しています。3回の講座のうち、沐浴実習を土曜日にして、父親の参加を促しています。助産師のスタッフを増やし、相談体制の充実も図っています。

講座内容をPRするなど、より認知度を高めて多くの対象者が参加できるように努めていきます。 *福祉保健課

③ 子どもの事故防止のための取り組みの推進

4~5か月児健診で、事故防止のリーフレットや誤飲防止ルーラーを配布して、口頭でも説明し、注意喚起をしています。

引き続き乳幼児の事故防止について、啓発活動に取り組んでいきます。 *福祉保健課

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④ 乳幼児健診の充実 4~5か月児健診、9~10 か月児健診、1歳6か月児健診、3歳児健診を実施しています。未受診者には個別に連絡を取り、受診勧奨に努めています。

2歳児と保護者を対象とした「歯っぴー健診」を実施して、う歯保有率の低下に効果を上げています。

家庭児童相談室や広島県西部こども家庭センターと連携したフォロー体制を設けています。

今後も受診勧奨を進めるとともに、親の育児不安の解消のために、乳幼児健診の場を活用しての相談指導や、他機関と連携して保育サービスなどの育児支援情報提供の機会となるよう努めます。

歯科健診については、保護者の意識向上を図る内容に力を入れ、引き続きう歯罹患率低下を目指していきます。 *福祉保健課

2-2「食育」の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 保育所や幼稚園における食に関する教育の推進

各保育所や幼稚園で野菜を栽培する菜園活動や、クッキング保育などを実施しています。

保育所では、保護者や地域住民を対象とした給食試食会を実施しています。

家庭や地域と連携をとりながら、さらに体験活動を充実させ、食に関する教育を推進していきます。 *社会福祉課・学務課・産業文化課

② 小中学校における食に関する教育の推進

小中学校では食に関する指導について計画を立て、各教科や給食を通じて食育を進めています。また市教委主催で食育の実践交流や授業研究などを行う教員研修会も行っています。

また、食生活改善推進員による子どもの料理教室を、小中学校や公民館で実施しています。

教育目標に沿った食育全体計画に基づき、関係機関との連携により、食農体験や調理体験など体験活動を充実させ、学校全体で組織的に特色のある食育推進を図ります。

家庭を巻き込んで保護者への啓発を計画していきます。 *学務課・福祉保健課・産業文化課

③ 幼児を対象とした食に関する学習の機会や情報提供の充実

親子で食への関心を高めるために、調理を体験できる「なかよし教室」を実施しています。

さらに利用しやすい教室となるよう、対象者や開催場所の拡大を検討していきます。 *福祉保健課

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2-3思春期保健対策の充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 薬物乱用防止教育の推進

小中学校では、警察署との連携による犯罪防止教室を実施し、薬物乱用防止に取り組んでいます。

② 喫煙防止教育の推進

③ 性教育・エイズ教育の推進

小中学校では、学級活動や保健の授業のなかで指導を行っています。

関係機関との連携のもとに、薬物乱用防止や喫煙防止、性やエイズに関する教育を推進していきます。 *学務課

④ 学童期・思春期における「心の問題」の専門相談の充実

教育相談室を設置して相談に対応しています。

すべての中学校にスクールカウンセラーを配置して、心の問題の相談に応じています。

スクールカウンセラーなどの専門家による相談と、教育相談室における相談体制をより強化し、当事者の児童生徒、保護者、教員などの関係者を支援していきます。 *学務課

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2-4小児医療等の充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 乳幼児医療費の助成制度の充実

県の助成制度(就学前児童に関わる入院、通院時の自己負担額の一部助成)に加えて、市独自の施策として、平成 20 年度から小学校6年生までの入院医療費の助成を、平成 21 年から小学1~3年生の通院医療費の助成を開始しました。

乳幼児・児童の疾病の早期発見と治療を促進し,乳幼児・児童の健やかな育成を図るため,医療費の助成を充実させていきます。 *市民生活課

② 休日・夜間における小児科医の確保

日曜、祝日、年末年始に、内科と小児科の休日診療所を開設しています。

医師会、消防署、行政が連携して小児救急を含む地域医療体制を検討する会議を実施しています。

今後も医師会との連携のもと、休日診療所の設置を継続していきます。

夜間については国や県の小児科医による電話相談の有効活用を促進していきます。 *福祉保健課

③ 小児の初期救急医療の確保

小児の初期救急や医療機関、小児救急電話相談などの情報は「こそだてはてなぶっく」に掲載され、周知が図られています。

また救急に関する啓発チラシを各戸配布して、周知しています。

関係機関との協議を継続して、小児の初期救急体制の課題について検討していきます。 *福祉保健課

④ 不妊治療に関する支援

国や県の助成制度について、広報で周知を図っています。

引き続き広報などで制度の周知を図っていきます。 *福祉保健課

⑤ 産科医療の確保 (新規項目)

全国的な産婦人科医師不足の中、市内で分娩を取り扱う医療機関がない状態となっています。

関係機関と連携し、妊産婦に対する支援を図りつつ産科医療体制の確保に取り組みます。 *福祉保健課

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目標3 子どもの健やかな成長を目指した教育環境の整備

男女が協力して家庭を築くこと及び子どもを産み育てることの意義に関する教育・広報・啓発や地域社会の環境整備について、各分野が連携した効果的な取り組みを推進していきます。 また、次代の担い手である子どもたちが個性豊かに生きる力を伸ばすことができるよ

う、確かな学力の向上、豊かな心と健やかな身体の育成、信頼される学校づくり、幼児教育の充実、家庭や地域における教育力の向上などの観点から、学校はもとより、子どもを取り巻く教育環境全般の充実を図ります。特に、恵まれた自然や歴史文化など竹原市の特色を活かしながら、地域での子どもの体験活動の充実に取り組みます。

3-1次代の親の育成

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 男女が協力して家庭を築くこと及び子どもを産み育てることの意義に関する教育・広報・啓発

男女共同参画を推進する講演会や講座を実施しています。

市広報での啓発記事の掲載や、街頭啓発活動に取り組んでいます。

男性の料理教室や女性の自立に向けての教室など、公民館で体験型の教室を開いています。

広報啓発活動を継続して、女性の社会参画の必要性を周知していきます。

参加型の講座を実施して、固定的な性別役割分担意識の矛盾に気づく意識改革を図っていきます。

次代の親となる子どもたちが、男女で協力して家庭を築くことや子どもを産み育てる意義を理解するための教育を、幼少期から実践していきます。 *人権推進室・生涯学習課・社会福祉課・学務課・福祉保健課

② 男女が共同して行う子育てへの相談対応、適切な指導や支援、学習の機会の提供

保育所や地域子育て支援センターなどで、子育て講演会を実施しています。

相談は随時受け付けています。

今後も子育てに関する学習機会の場を充実し、父親の育児参加を促します。 *社会福祉課

③ 乳幼児と小中学生・高校生のふれあい体験学習の推進

小学校では生活科や総合的な学習の時間や運動会行事などで幼稚園や保育所との交流活動を進めています。

中学生の職場体験を幼稚園や保育所が受け入れ、交流を深めています。

高校生が地域子育て支援センターで乳幼児、児童とその保護者とのふれあいコンサートを実施しています。

職場体験などでの保育所や幼稚園の育児実習や、乳幼児健診の機会など、乳幼児と小中高生のふれあい体験学習を推進していきます。 *社会福祉課・学務課・福祉保健課

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3-2子どもの生きる力の育成に向けた学校教育環境の整備

施策・事業 平成21年度の現状* 平成26年度までの目標

① 就学前教育の推進 平成 20 年度から竹原西幼稚園で3歳児保育を本格実施しています。

公立私立の保護者負担の格差是正と負担の軽減を目的とした幼稚園就園奨励費を支給しています。(公立では減免)

自然体験や社会体験など直接体験を重視し、生活の中で道徳性を身につけるよう、教育内容を充実させます。

教材・図書などの備品や施設の整備・充実を図ります。 *学務課

② 確かな学力の向上 学習指導要領の改訂にあわせた教材の充実やことばの教育の実施など、各小中学校で学力向上に取り組んでいます。

各小中学校において、コース別、課題別、ティームティーチンググループ別、習熟度別など、指導方法の工夫を図っています。

基礎学力の向上・定着、活用・探求する学習活動の充実、ことばの教育の推進、理数教育の推進などを通じて、確かな学力を身につけ、自らの進路を切り拓くことができる児童生徒を育成します。 *学務課

③ 道徳教育の推進 市道徳教育推進協議会として教員研修会を開き、公開授業などを通じて研修を深め、各校の実践に活かしています。

地域の人の協力を得た体験活動を通じて、豊かな心の育成を図っています。

地域の協力を得ながら体験型の学習機会を充実させて、豊かな情操や規範意識、公共の精神などを育む道徳教育を推進していきます。

協議会を中心に、学校関係者の研修機会の充実を図ります。 *学務課

④ 伝統文化等に関する教育の推進

幼稚園、小中学校、高校、PTAの参加する「子ども文化祭」を毎年開催し、活動の成果を交流する場となっています。

中学校ではオーケストラによる音楽鑑賞会を開いています。

地域の伝統や特色を活かした体験学習や文化芸術活動の機会を今後も充実させていきます。 *学務課

⑤ 体験活動・読書活動の推進

総合的な学習の時間や生活科の時間を中心に、さまざまな体験活動を行っています。

図書館との連携など、読書環境の整備に取り組んでいます。

生命や自然を大切にする心や他を思いやる心、社会性などを育むために、体験活動の充実を図ります。

豊かな感性や情緒を育むとともに、豊かな言語力を育成するために、読書活動の充実を図ります。 *学務課

⑥ キャリア教育の推進

「キャリア・スタート・ウィーク」事業で、中学生が職場体験活動を行っています。

職場体験活動を中心に、望ましい職業観、勤労観や職業に関する知識や技術を身につけて、個性に応じて主体的に進路を選択する能力を育てていきます。 *学務課

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⑦ 体力づくりの推進 運動部活動で専門講師として地域の人材を活用し、専門性を高めています。

心身の調和のとれた発達を図るために、学校体育や運動部活動の充実を図ることで体力を養うとともに、健康的な生活習慣の形成に取り組みます。 *学務課

⑧ 健康教育の推進 市教委主催の食育に関する教員研修会で、食と健康に関する指導について検討しています。

生活習慣アンケートや中学生の骨密度検査を実施して、実態に応じた健康教育を行っています。

生涯を通じて健康で安全な生活を送る力を育むために、関係機関との連携を図るとともに、健康の増進や体力の向上を担う健康教育を推進します。 *学務課

⑨ 環境教育の推進 自然体験活動などを通じて、環境に配慮する心を養っています。

体験活動を取り入れた実践的な環境教育の充実・発展を図ります。 *学務課

⑩ 信頼される学校の推進

「学校へ行こう週間」などで、地域の人が学校を訪れて参観できる機会を設けています。

すべての小中学校で学校評議委員会を開いて、学校運営などについての批評を受けています。

校長のリーダーシップの確立、学校運営組織の確立、開かれた学校づくり、教職員の資質向上などを通じて、地域に信頼される学校づくりに努めていきます。 *学務課

⑪ 充実した教育環境づくり

教育用コンピュータなど各学校でICT(情報通信技術)環境の整備を進めています。

ICT環境の整備とICT指導力の充実、小中一貫教育の検討など学校環境の整備を進めます。

児童数の減少に伴い、幼稚園や小学校の規模の適正化を推進します。 *学務課

⑫ 安全・安心な学校づくり

各学校で緊急対応マニュアルを作成し、警察や消防と連携を取りながら防犯・防災訓練を実施しています。

安全・安心な教育環境を確保するため、学校施設の修繕や耐震化を推進します。

防犯や防災、救急処置など安全管理体制の確保のために、緊急対応マニュアルの充実を図り、関係機関との連携を強化します。 *学務課

* 3-2については、「施策・事業」の項目を大幅に改変し、大半が新規項目のため、

「前期5カ年の成果と課題」の代わりに「平成21年度の現状」を記載しています。

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3-3家庭や地域の教育力の向上

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 家庭教育に関する学級・講座の充実

各保育所、幼稚園、小中学校で家庭教育に関する講演会、懇談会を開いています。

PTAの有志が県の家庭教育指導者養成に参加し、PTA活動などに活かしています。

乳児期、幼児期、学童期、思春期など、子どもの成長に応じて家庭教育に関する学習機会をつくり、基本的生活習慣の定着など、家庭の教育力向上を図っていきます。 *社会福祉課・学務課・生涯学習課

② 自然体験や社会体験等体験活動の推進

公民館を中心とした世代間交流の子育て支援行事を通じて、自然体験や農業体験、伝承芸能体験などの機会を子どもたちに提供しています。

今後も地域の特色や人材を活かして、自然体験や社会体験活動を充実させ、ボランティア体験の機会を創れるよう取り組んでいきます。 *生涯学習課

③ 総合型地域スポーツクラブの充実

総合型地域スポーツクラブ「バンブースポーツクラブ」の運営を指定管理者に委託し、運営を充実させています。

関係機関が連携して、指導者の育成やスポーツ教室、スポーツ団体の活動拡充や大会実施など、子どもの体力向上を目指したスポーツ環境の整備に取り組んでいきます。 *生涯学習課

④ 放課後子ども教室の検討 (新規項目)

未実施 子どもや保護者のニーズを把握しながら、放課後子ども教室の設置を検討します。 *生涯学習課

3-4子どもを取り巻く有害環境対策の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 環境浄化活動の推進

青少年育成竹原市民会議や地域住民により、地域内巡回活動や有害図書などの撤去に取り組んでいます。

今後も青少年育成竹原市民会議や、PTA、関係機関との連携のもと、関係業界への自主的措置を働きかけていきます。 *社会福祉課

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目標4 子育てを支援する生活環境の整備

子育てに配慮した良質な住宅や居住環境の確保とともに、妊産婦や乳幼児連れなどすべての人が安心して快適に外出できるよう、道路・公園・公共施設・公共交通機関のバリアフリー化を図るとともに、親子連れに配慮した公共施設の設備改善を実施していきます。 さらに、子どもが犯罪などの被害に遭わない“まちづくり”を進める観点から、安全・

安心に暮らせる施設整備や仕組みづくりを推進します。

4-1良質な住宅・居住環境の確保

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 良質なファミリー向け賃貸住宅の供給支援

民間によるファミリー向けの良質な賃貸住宅を供給するための支援制度などが求められています。

子育て期にある多子世帯が広くゆとりある住宅に入居できるよう、情報の収集と提供に取り組んでいきます。 *都市整備課

② 子育てを支援する公的賃貸住宅等についての整備手法の検討やニーズ把握の実施

市営住宅では「量から質への向上の移行」について、用途廃止住宅の解体を進める一方、損傷の激しい中層の空き住宅について修繕を行っています。

公営住宅の建て替えなどにあわせ、子育て世帯のニーズ把握も含めた整備手法の検討を行います。 *都市整備課

③ シックハウス対策の推進

小中学校と幼稚園ではホルムアルデヒドなどの空気検査を実施しました。

またシックハウス症候群について、パンフレットによる啓発を行っています。

子どもや親子連れが利用する機会の多い施設は、構造的な面も配慮しながら留意して整備を進めます。 *学務課・都市整備課

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4-2安心して外出できる環境の整備

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 公共施設等における子ども及び親子連れに配慮した施設機能(子どもサイズの便器・手洗い器、ベビーシート、ベビーチェア、ゆったりした化粧室、授乳室等)の充実

地域子育て支援センターのある福祉会館に、授乳室やトイレのベビーシートの設置を行いました。

保健センター、市庁舎、中須公園のトイレにベビーシートの設置を行いました。

子どもや親子が利用する機会の多い公共施設を優先して、構造的な面にも配慮しながら整備をすすめていきます。 *都市整備課・各施設管理担当課

② 公共施設のバリアフリー化

竹原市庁舎、憧憬の広場、竹原市観光案内所などの公共施設のスロープ設置、バリアフリー化を行いました。

公共交通機関のバリアフリー化について、関係機関や国へ要望しています。

公共施設のバリアフリー化の導入を今後も検討していきます。

公共交通機関などの不特定多数の人が利用する民間施設については、今後も関係機関や国等へ働きかけていきます。 *総務課・都市整備課・企画政策課

③ 歩行空間のバリアフリー化

市道の歩道整備や段差解消を実施しています。

道路の新設や改良工事にあわせた歩道の整備のほか、危険箇所の調査などによる重点的な歩道の改良を実施していきます。 *建設課

④ 河川空間のバリアフリー化

賀茂川(二級河川)の一部を河川公園として活用しています。

国や県の河川改修計画に基づき、バリアフリー化や、危険箇所の調査と改良に努めます。 *建設課・都市整備課

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4-3安全・安心まちづくりの推進等

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 道路・公園等の公共施設における犯罪防止に配慮した環境設計の推進

道路や公園内の見通しを確保するために、繁茂した樹木の剪定を行っています。

今後も防犯の視点で道路や公園施設を点検し、見通しの確保等に努めていきます。 *都市整備課・建設課

② 通学路や公園等における防犯灯・緊急通報装置等の防犯設備の整備

通学路の防犯灯の設置に補助金を交付しています。

小中学生に防犯ブザーを配布しています。

「子ども110番の家」の旗を配布して設置しました。

不審者情報などのメール配信システムを導入しています。

今後も防犯灯の設置や維持管理をすすめていきます。

「子ども110番の家」制度を周知徹底し、設置者の通報マニュアルなどを整備していきます。 *市民生活課・学務課・都市整備課

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目標5 職業生活と家庭生活との両立の推進

男性を含めたすべての人が仕事時間と生活時間のバランスがとれるよう、働き方の見直しに向けた意識啓発を進め、仕事と子育ての両立を推進します。職場において男女が対等な構成員として個性や能力を発揮しながら働くことができるよう、働き方の選択肢を増やすために、育児・介護休暇制度や時間外労働の短縮などの制度の普及や、雇用環境の整備・充実にむけて、職場・家庭・地域への啓発に取り組みます。

5-1多様な働き方の実現や男性を含めた働き方の見直し等

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 働き方の見直し、職場優先の意識や固定的な性別役割分担意識の改革を推進するための広報・啓発等の実施

広報に関連記事を掲載し、ワーク・ライフ・バランス実現への啓発を行っています。

男女共同参画週間にあわせて街頭啓発活動を実施しています。また、男女平等意識の改革を推進するための講座を実施しています。

今後も広報や啓発、研修、情報提供などを行って、事業主や労働者、家庭、地域の男女共同参画意識の醸成に取り組んでいきます。 *人権推進室・産業文化課

② 仕事と子育ての両立のための事業主への啓発や情報提供

事業主に関連する研修への参加を促したり、県の「仕事と家庭の両立支援企業登録制度」を説明したりして、職場環境の改善を呼びかけています。

事業主に対しては、今後も公共職業安定所など関係機関との連携のもと、事業所訪問等の機会を通じて、育児休業制度など関連法制度に関する情報提供や広報・啓発を実施していきます。 *産業文化課

③ 仕事と子育ての両立のための市職員の意識改革や情報の周知

市職員について、就学前児を養育する常勤職員の育児短時間勤務制度を周知し、制度の取得を促進しています。

竹原市の「次世代育成支援特定事業主行動計画」を見直して後期計画を策定し、職員への周知と計画実行を図っていきます。

育児休業や看護休暇の取得に関する法制度の改正を周知して、男性を含む仕事と子育ての両立支援策の浸透を図っていきます。 *総務課

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目標6 子ども等の安全の確保

子どもを交通事故から守るため、警察、保育所、幼稚園、学校、関係団体などにおける連携・協力体制を強化し、交通安全教育やチャイルドシートの普及を促進していきます。 また、子どもを犯罪などの被害から守る観点から平成 16 年に制定された「竹原市安

全なまちづくり推進条例」にもとづく市民による自主防犯行動を促進するとともに、警察、学校関係者、行政、地域などによる意見交換の場を定期的に開催し、連携を強化していきます。 さらに、被害にあった子どもの保護を確保するため、学校や家庭児童相談室をはじめ

関係機関の連携を強化し、支援体制を充実させます。

6-1子どもの交通安全を確保するための活動の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 子ども及び子育てを行う親等を対象とした交通安全教育の推進

すべての小中学校と幼稚園、保育所で警察署と連携した交通安全指導を、小学校で自転車運転教室を実施しています。

交通安全週間に児童を対象にした交通安全教室を開催しています。

竹原市交通安全対策会議による子どもの交通安全のための活動を推進していきます。

保育所、幼稚園、小中学校において、体験・実践型の交通安全教育を、警察署の協力のもと、今後も推進していきます。 *市民生活課・社会福祉課・学務課

② チャイルドシートの普及促進

竹原地区交通安全協会で協会員にチャイルドシートの貸出を実施しています。

市広報やホームページ、地域子育て支援センターなどでの啓発や情報提供、保育所、幼稚園などの交通安全教室での指導を実施していきます。 *市民生活課・社会福祉課・学務課

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6-2子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 住民の自主防犯行動を促進するための情報提供の充実

市内 10 地区で自主防犯組合が、防犯活動を実施しています。

自主防犯活動の支援を拡充し、防犯パトロール活動をさらに拡大するなど、地域での防犯体制の充実に努めます。 *市民生活課

② 犯罪等に関する関係機関・団体の意見交換の実施

警察との連携を図っています。 警察、学校関係者、行政、地域などによる意見交換の場を設け、連携を強化していきます。 *市民生活課

③ 学校付近や通学路等における学校関係者(PTA 等)や防犯ボランティアによるパトロール活動の実施

各地域で防犯ボランティアや保護者による防犯パトロールが実施されています。

青色回転灯をつけた公用車の貸出による防犯パトロールの実施を支援しています。

自主防犯組合への防犯チョッキを貸与して取り組みを促しています。

今後も活動を継続できるよう、連携を強化して取り組みを進めていきます。 *学務課・市民生活課

④ 子ども・保護者・学校関係者・地域住民を対象とする防犯学習・講習等の実施

自治会組織の防犯部会による防犯教室を開催しています。

小中学校で子ども、保護者、学校関係者を対象とした犯罪防止教室を開催しています。

関係機関との連携のもと、地域性を考慮した防犯教室の内容を充実させていきます。 *市民生活課

6-3被害にあった子どもの保護の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 犯罪・いじめ・児童虐待等により被害を受けた子どもの精神的ダメージの軽減や立ち直りの支援の強化

各中学校に配置されたスクールカウンセラーや広島県西部こども家庭センターと連携を取り、心のケアにあたっています。

関係機関との連携を密にし、早期発見や早期対応、きめ細やかなアフターケアのための、相談・指導・助言体制の強化を図ります。 *学務課

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目標7 要保護児童への対応などきめ細かな取り組みの推進

家庭児童相談室をはじめとする関係機関の連携のもと、児童虐待防止ネットワークを充実し、児童虐待の早期発見、早期対応体制の強化を図るとともに、保護、支援、アフターケアに至るまで、切れ目のない総合的な支援に取り組んでいきます。 また、ひとり親家庭を対象とした生活支援、就業支援、経済的支援などの自立支援を

総合的に推進します。 さらに、障害児が身近な地域で安心して生活できるよう、適切な医療及び医学的リハ

ビリテーションの提供のほか、保育サービスにおける体制の強化や就学支援を含めた教育支援体制の整備など、障害のある子どもたちを総合的に支援します。

7-1児童虐待防止対策の充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 児童虐待の発生予防・早期発見・早期対応の推進

家庭児童相談室などで児童虐待に関わる相談対応をしています。

生後4か月までにすべての乳児訪問を行い、乳幼児健診の問診などで早期発見に努めています。健診の未受診児も保育所、幼稚園などと連絡を取り、状況把握をしています。

深刻な事案には、関係機関と連携したケース会議を開催しています。

学校、保育所などからの相談にも対応し、広島県西部こども家庭センターと連携して対応しています。

要保護児童対策地域協議会を開いて関係者の連携を深めるとともに、関係機関相互の対応マニュアルを作成しました。

虐待の未然防止、早期発見、早期解決のための広報及び啓発、研修活動を推進します。

今後も母子保健事業や保育サービス事業などで、発生予防や早期発見の視点を持った対応を実施していきます。

虐待を発見したときや通報を受けたときには、対応マニュアルに基づいて、要保護児童対策地域協議会や必要に応じたケース会議の開催など、保健、福祉、教育、医療、警察などの関係機関の連携と協力により、速やかできめ細かな対応をしていきます。 *社会福祉課・学務課・福祉保健課

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7-2ひとり親家庭の自立支援の推進

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① ひとり親家庭自立支援給付金事業の実施

自立支援教育訓練給付金事業、高等技能訓練促進事業を実施して、ひとり親家庭の経済的自立を支援しています。

制度の周知に努めるとともに、国や県の制度に基づいて継続実施していきます。 *社会福祉課

② ひとり親家庭に対する相談体制の充実

母子自立支援員を配置し、民生・児童委員も相談対応にあたっています。

母子自立支援員への相談のほか、民生・児童委員も相談活動の充実を図っていきます。 *社会福祉課

③ 児童扶養手当

④ ひとり親家庭医療費の助成

⑤ 母子寡婦福祉資金の貸付

国や県の制度に基づき実施しています。

制度の周知を図るとともに、国や県の制度に基づいて継続実施していきます。 *社会福祉課

⑥ ドメスティック・バイオレンス(DV)などの被害者への自立支援

DVの被害防止と支援についての講座を実施しています。

DV防止対策関係機関連絡会議を立ち上げ、情報交換や状況把握に努め、関係機関の連携を密にしています。

DVについての相談に随時対応しています。

広報や講座による啓発を行うとともに、母子保健事業などの実施の際に、早期発見の視点を持った対応を実施します。

関係機関の連絡会議を中心に、連携を図りながら、緊急避難など被害者の迅速な救済を目指すとともに、関連する法制度や自立支援の相談対応など、被害者救済と自立支援体制の充実に努めます。 *社会福祉課・人権推進室・福祉保健課

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7-3障害児施策の充実

施策・事業 前期5カ年の成果と課題 平成26年度までの目標

① 障害福祉サービスの充実

平成 18年度から国の障害者自立支援法に基づき、障害児に対する障害福祉サービスなどを実施しています。

今後も国の制度に基づいて、障害児が家庭や地域で安心て暮らせるように、在宅サービスの充実を図っていきます。 *福祉保健課

② 障害児保育の充実 すべての保育所で障害児の受け入れを行っています。

施設のバリアフリー化、保育士の配置や資質の向上など、障害児の受け入れ体制を強化していきます。 *社会福祉課

③ 特別支援教育の推進

小中学校と幼稚園に介助員を配置して、発達障害を含む障害を持つ園児児童生徒の教育支援をしています。

竹原市特別支援教育相談委員会を設置し、就学指導を行っています。

医療機関と連携を密にし、個に応じた指導計画を立て、教育内容の充実に努めています。

介助員の配置により、障害を持つ園児児童生徒への教育支援体制を整えていきます。

障害を持つ園児児童生徒の社会的な自立のために、個に応じた教育を展開していきます。

個人の生育歴やケアの仕方を記録した「サポートファイル」を活用して、効果的な個別指導につなげます。 *学務課

④ 放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)における障害児の受け入れ体制の整備

すべての放課後児童クラブで障害児の受け入れに努めています。

施設の改善や指導員の配置など、障害児の受け入れ体制を充実していきます。 *社会福祉課

⑤ 特別児童扶養手当 国の制度にもとづき実施しています。

制度の周知を図るとともに、今後も国の制度にもとづき実施していきます。 *社会福祉課

⑥ 障害の原因となる疾病予防や事故防止及び早期発見・治療の推進

乳幼児健診において、対象児に精密検査受診票を交付し、専門機関の受診を促しています。

今後も乳幼児健診において対象児に専門機関への早期受診を促し、早期発見と治療の促進に努めます。 *福祉保健課

⑦ 療育相談の充実 家庭児童相談室で障害児の療育相談を実施しています。

家庭児童相談室と広島県西部こども家庭センターとの連携による療育相談について、広報などで周知し、相談とフォロー体制の充実に努めます。 *社会福祉課

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⑧ ライフステージ移行支援体制の構築 (新規項目)

障害のある人の生育歴やケアの仕方を、乳幼児期から成人期に至るまで継続して記録整理できる「サポートファイル」の配布を開始しています。

関係機関と連携して「サポートファイル」の普及啓発に努めながら、乳幼児期から成人期までの生涯一貫した相談支援体制の構築を図ります。 *福祉保健課

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計画の推進体制 竹原市子育て支援ネットワーク委員会

この計画を推進していくために、社会福祉課を事務局として計画の進捗状況を毎年度把握し、点検するとともに、次世代育成支援対策推進法第 21 条で規定されている地域協議会に該当する「竹原市子育て支援ネットワーク委員会」に報告し、委員会で総合的な点検・評価を行い、地域の実情にあわせた見直しを行います。 また、竹原市子育て支援ネットワーク委員会で点検した計画の進捗状況は、広報やホ

ームページなどを通じて、市民に公表していきます。

行政内での連携

この計画は、次代を担う子どもたちがたくましく健やかに育つ環境づくり、安心して子どもを産み育てられる環境づくり、そして保護者も子どもとともに育っていく環境づくりをするための総合的な計画です。 そのため、本市における他の関連計画との整合性を確保するとともに、福祉、保健、

教育、労働、都市整備、住環境などの担当部門が連携を取って、全庁的な連携のもとで計画を推進していきます。また、国、県、保健所、広島県西部こども家庭センターなどの関係機関との連携をさらに強化しながら、施策の計画的な推進を図っていきます。

地域組織との連携強化 地域福祉や教育環境の向上を図る民生・児童委員、主任児童委員などとの連携・協力

を進めていくとともに、地域の子育てボランティア、子ども会、PTAといった、地域組織の自主的な活動を促進するように連携や協力を進め、地域住民が相互に支え合うコミュニティーづくりを進め、計画の推進をより確かなものにしていきます。

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《 資 料 》

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資料1 市内の主な子育て関連施設 【認可保育所】10か所

運営 名 称 対象年齢 開所時間 (延長保育含む)

一時 預かり

障害児 保育

市 吉名保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ̶ ○

市 大井保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ○ ○

市 竹原西保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ̶ ○

市 竹原保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ̶ ○

市 東野保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ̶ ○

市 中通保育所 6 か月~ 7:30~19:00 ̶ ○

法人 賀茂川保育所 2 か月~ 7:30~19:00 ○ ○

法人 大乗保育所 2 か月~ 7:00~19:00 ○ ○

法人 明星保育園 2 か月~ 7:00~19:00 ○ ○

法人 忠海東部保育園 2 か月~ 7:00~19:00 ○ ○

【幼稚園】4か所

運営 名 称 対象年齢 預かり保育 一時預かり 市 竹原西幼稚園 3 歳児~ ̶ ̶

市 大乗幼稚園 4 歳児~ ̶ ̶

法人 聖愛幼稚園 3 歳児~ ~17:00 ̶

法人 中央幼稚園 3歳児~ ~18:00 ○

【認定こども園】1か所

運営 名 称 対象年齢 預かり保育 一時預かり 法人 中央幼稚園 1 歳児~ ~18:00 ○

【地域子育て支援センター】3か所

運営 名 称 運営形式 実施場所 法人 ミルクハウス 市内巡回型 市内各保育所(園)など

法人 ゆりかご 拠点型 竹原福祉会館 2階

法人 つくしんぼ ひろば型 たけはらふれあい館

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【子育て支援施設】1か所

運営 名 称 子育て支援サービス内容

法人 たけはらふれあい館

病後児保育「さくらんぼ」 親子ふれあいひろば「つくしんぼ」*

一時預かり(4歳未満) 放課後子ども活動(4歳~10歳)

子ども相談 *「つくしんぼ」は上記「子育て支援センター」事業(再掲)

【小学校】市立10校 【中学校】市立4校

名 称 名 称 忠海東小学校 忠海中学校

忠海西小学校 竹原中学校

大乗小学校 賀茂川中学校

竹原小学校 吉名中学校

中通小学校

竹原西小学校

東野小学校

荘野小学校

仁賀小学校

吉名小学校

【放課後児童クラブ】7か所

名 称 開設場所 開設日・時間 忠海東放課後児童クラブ 忠海東小学校

忠海西放課後児童クラブ 忠海西小学校

大乗放課後児童クラブ 大乗小学校

竹原放課後児童クラブ 竹原小学校

竹原西放課後児童クラブ 竹原西小学校

荘野放課後児童クラブ 賀茂川会館

吉名放課後児童クラブ 吉名公民館

平日: 14:00~18:00

学校休業日 8:00~18:00

閉設日: 日曜・祝祭日・お盆・年末年始

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【児童館】1か所 運営 名 称 場 所 対象年齢 市 竹原市中央児童館 竹原福祉会館 2階 5 歳~中学生

【図書館】1か所

運営 名 称 場 所 子育て支援の内容

市 竹原書院図書館 竹原福祉会館3階 絵本の会 乳幼児検診での読み語り

【ファミリー・サポート・センター】1か所

名 称 事務局 運営 竹原市ファミリー・サポート・センター 竹原福祉会館 1階 竹原市社会福祉協議会

【相談窓口】3か所

運営 名 称 場 所 市 竹原市家庭児童相談室 竹原福祉会館 1階

市 竹原市教育相談室 竹原市民館

法人 竹原市社会福祉協議会 竹原ふくしの駅

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資料2 竹原市子育て支援ネットワーク委員会設置要綱

(設置)

第1条 竹原市における児童育成計画及び次世代育成支援対策法(平成15年法律第120号)

第8条第1項に規定する市町村行動計画(以下「行動計画」という。)の施策を具体的

かつ効果的に推進するため,竹原市子育て支援ネットワーク委員会(以下「委員会」と

いう。)を設置する。

(所掌事務)

第2条 委員会は,次に掲げる事項を協議する。

(1) 行動計画の策定に関すること。

(2) 児童育成計画及び行動計画の具体的施策の審議に関すること。

(3) 児童育成計画及び行動計画の進捗状況の点検に関すること。

(4) その他児童育成計画及び行動計画に関し必要と認められる事項

(組織)

第3条 委員会の定数は,17人以内とし,次に掲げる者の中から市長が委嘱する。

(1) 学識経験者

(2) 関係団体が推薦する者

(3) 関係行政機関

(任期)

第4条 委員の任期は,2年とする。ただし,補欠の委員の任期は,前任者の残任期間と

する。

2 委員は,再任されることができる。

(会長及び副会長)

第5条 委員会に,委員の互選により会長及び副会長を置く。

2 会長は,委員会を代表し,会務を総理する。

3 副会長は,会長を補佐し,会長に事故あるとき又は欠けたときは,その職務を代理す

る。

(会議)

第6条 会議は,必要に応じて会長が招集し,議長となる。

2 会議は,委員の過半数が出席しなければ開くことができない。

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3 委員会は,議事について必要があると認めるときは,会議に委員以外の関係者の出席

を求め,説明又は意見を聴くことができる。

(庶務)

第7条 委員会の庶務は,民生部社会福祉課において処理する。

(委任)

第8条 この要綱に定めるもののほか,委員会の運営に関し必要な事項は,会長が別に定

める。

附 則

1 この告示は,平成14年10月1日から施行する。

2 第3条の規定による委員が委嘱された後,最初に招集すべき委員会の会議は,第6条

第1項の規定にかかわらず,市長が招集する。

3 第4条第1項の規定にかかわらず,平成15年3月1日に委嘱した委員の任期は,平成

17年3月31日までとする。

附 則(平成15年1月22日告示第4号)

この告示は,平成15年1月22日から施行する。

附 則(平成16年5月19日告示第76号)

この告示は,平成16年6月1日から施行する。

附 則(平成17年2月9日告示第32号)

この告示は,公布の日から施行する。

附 則(平成21年4月1日告示第48号)

この告示は,公布の日から施行する。

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【竹原市子育て支援ネットワーク委員会 委員名簿】 任期:平成21年4月1日~平成23年3月31日

公職名 氏名 役職名

エフォートの会 寄能 道子 会長

竹原市子育て支援センター(ミルクハウス) 実藤 みゆき

竹原市子育て支援センター(ゆりかご) 岡田 奈津子

学識経験者

竹原市子育て支援センター(つくしんぼ) 舟本 久美

竹原市民生委員児童委員協議会 池田 文昭

竹原地区医師会 米田 吉宏

竹原市女性連絡協議会 荒川 幸子

竹原市社会福祉協議会 広 秀子

竹原商工会議所 堀越 賢二

竹原市小学校長会 田中 澄子

竹原市保育連盟 長岡 蕙樹 副会長

竹原市私立幼稚園協会 鴨宮 良江

企業関係(アヲハタ株式会社) 高見 伸治

関係団体代表

労働関係(連合賀茂豊田地域協議会) 蕎麦田 俊夫

副市長 友久 秀紀

教育長 前原 直樹

関係行政機関

広島西条公共職業安定所竹原出張所 長谷部 芳樹

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資料3 竹原市少子化対策推進会議設置要綱

(設置)

第1条 少子化の進展に対応して、必要な施策の総合的な企画及び調整を行うとともに、そ

の効果的な推進を図るため、竹原市少子化対策推進会議(以下「推進会議」という。)を

設置する。

(所管事務)

第2条 推進会議の所管事務は、次のとおりとする。

(1) 少子化対策の基本方針の策定に関すること。

(2) 少子化対策の総合調整及び推進に関すること。

(3) その他推進会議が必要と認める事項に関すること。

(組織)

第3条 推進会議は、委員11人以内をもって組織する。

2 委員は、別表第1に掲げる職にある者を市長が任命する。

(会長及び副会長)

第4条 推進会議に会長及び副会長を置く。

2 会長は民生部長を、副会長は社会福祉課長をもって充てる。

3 会長は推進会議を代表し、会務を総理し、会議の議長となる。

4 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるとき又は欠けたときは、その職務を代理する。

(会議)

第5条 推進会議は、必要に応じて会長が招集する。

2 会長が必要と認めるときは、推進会議に関係者の出席を求め、説明又は意見を聞くこと

ができる。

(幹事会)

第6条 第2条の所管事務に関する具体的事項について、調査研究及び事務的な連絡調整を

行うため、幹事会を置く。

2 幹事会は、別表第2に掲げる職にある者をもって組織し、社会福祉課長が代表幹事とな

る。

3 幹事会は、代表幹事が招集し、これを主宰し、会議の議長となる。

4 代表幹事が必要と認めるときは、幹事会に関係者の出席を求め、説明または意見を聞く

ことができる。

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5 代表幹事は、幹事会で検討した事項について、推進会議に報告する。

(庶務)

第7条 推進会議の庶務は、社会福祉課において処理する。

(委任)

第8条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は会長が別に定める。

附則

(施行期日)

1 この訓令は、平成16年11月1日から施行する。

(竹原市児童育成計画推進会議設置要綱の廃止)

2 竹原市児童育成計画推進会議設置要綱(平成12年竹原市・竹原市教育委員会訓令第2

号)は、廃止する。

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別表第1(第3条関係) 別表第2(第6条関係)

竹原市少子化対策推進会議 幹事会

会長 民生部長

代表幹事 社会福祉課長

副会長 社会福祉課長

幹事 企画政策課課長補佐

委員 企画政策課長

市民生活課市民係長

市民生活課長

市民生活課医療年金係長

人権推進室長

市民生活課生活環境係長

福祉保健課長

人権推進室人権対策係長

産業文化課長

社会福祉課福祉係長

建設課長

社会福祉課施設係長

都市整備課長

社会福祉課子育て支援係長

学務課長

公立保育所長

生涯学習課長

福祉保健課障害福祉係長

福祉保健課健康対策係長

産業文化課商工振興係長

建設課維持係長

都市整備課住宅係長

都市整備課都市計画係長

学務課管理係長

学務課学事係長

生涯学習課生涯学習係長

市長が特に必要と認めたもの

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資料4 策定経過

平成 17年 3月 前期計画策定

平成 21年 2月 アンケート調査の実施 (就学前児童保護者調査・小学生児童保護者調査)

6月8日

竹原市子育て支援ネットワーク委員会の開催 (アンケート調査結果の報告・次世代育成支援地域行動計画後期計画の策定について)

竹原市少子化対策推進会議の開催 (アンケート調査結果の報告・次世代育成支援地域行動計画後期計画の策定について)

7月 24日 竹原市少子化対策推進会議の開催 (次世代後期計画の目標事業量の検討)

7月 28日 竹原市子育て支援ネットワーク委員会の開催 (次世代後期計画の目標事業量の検討)

8月 25日 竹原市少子化対策推進会議・幹事会の開催 (次世代前期計画の進捗状況と評価について)

9月 10日 ~29日

関係者インタビューの実施 (保育サービス実践者・利用者、事業主、労働者)

11 月9日 ・10日

庁内関係課ヒアリング調査 (次世代後期計画の進捗状況と目標の検討)

11 月 17日 竹原市少子化対策推進会議の開催 (次世代後期計画の基本計画素案の検討)

12 月 8日 竹原市子育て支援ネットワーク委員会の開催 (次世代後期計画の基本計画素案の検討)

12 月 5日 ~25日 次世代後期計画素案へのパブリックコメントの募集

平成 22年 1月 22日 竹原市少子化対策推進会議の開催 (次世代後期計画案の検討)

2月9日 竹原市子育て支援ネットワーク委員会の開催 (次世代後期計画案の検討と承認)

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資料5 用語解説

あ行 ICT

情報通信技術。情報(Information)や通信(Communication)に関する技術(Technology)

の総称。

一時預かり事業 保護者のパートタイム就労や就学のため(非定型)、保護者の急病・入院・看護などのた

め(緊急)、さらに保護者の育児疲れなどの私的な理由によって、一時的に保育に欠ける乳

幼児を、保育所や子育て支援センターなどの施設で保育する事業のこと。

延長保育事業 保育所が、保護者の就労形態や家庭の状況などを考慮して、通常の開所・閉所時間を超え

て行う保育サービスのこと。11時間以上の開所時間を超えて、30分以上の時間延長を行う

場合に該当する。保護者の就労形態の多様化や通勤時間の増加に伴い、延長保育に対する需

要は増加傾向にある。延長保育の実施にあたっては、保育士の配置、間食または給食の提供

が必要である。通常の時間を超える保育については、乳幼児の心身の負担に十分配慮しなけ

ればならない。

か行 外国人登録人口

外国人登録法に基づき市町村に登録された、日本に 90日以上住む外国籍をもつ人(外国人)

の人口のこと。

学校評議員制度 校長の求めに応じ、それぞれの責任において学校運営や教育活動、学校と家庭や地域社会

の連携に関することなどについて意見を述べ、助言を行う組織などのこと。その学校の職員

以外の者で、教育に関する理解や識見を持つ者のうちから、校長の推薦に基づいて教育委員

会が委嘱する。合議制の会議体ではなく、あくまで個人として意見を述べるもの。各学校が

保護者や地域住民の意向を把握し、反映するための具体的な制度として始まった。

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家庭児童相談室 都道府県又は市町村が設置する福祉事務所において、家庭における適正な児童養育、その

他家庭児童福祉の向上、家庭における人間関係の健全化などを図るための相談指導援助を専

門に行う部署のこと。専門職員として、社会福祉主事や家庭相談員が設置され、虐待、不登

校、離婚などの家庭問題全般の相談指導に当たり、児童委員とも連携して地域住民の利便も

図っている。

キャリア教育 望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技術を身につけさせるとともに、自己の

個性を理解して、主体的に自分の生き方を考え、進路を選択する能力を育てる教育。

休日保育事業 保護者の就労形態の多様化にともなう日曜・祝日などの休日勤務により、児童の保育に欠

ける状況が生じたときに、保育所が提供する保育サービスのこと。休日保育を実施するに当

たっては、2名以上の保育士の配置を行い、適宜、間食または給食を提供する必要がある。

合計特殊出生率 15 歳から 49 歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので、1 人の女子が仮にその年次

の年齢別出生率で産むとしたときの、一生の間で産む子どもの人数に相当する。

さ行 児童扶養手当

児童扶養手当法にもとづき父母の離婚などにより父親と生計をともにしていない 18 歳到

達年度末まで(一定の障害がある場合は 20 歳未満)の児童の母親、あるいは母に変わって

その児童を養育している養育者などに対し、児童の健やかな成長を目的として支給される手

当のこと。

ショートステイ事業 保護者が疾病・疲労など身体上・精神上・環境上の理由により、子どもを家庭で養育する

ことが困難になった場合などに、乳児院や児童養護施設などで短期間子どもを養育・保護す

る事業(短期入所生活援助事業)。原則として 7日以内。

スクールカウンセラー(配置事業) いじめや不登校など「心の悩み・問題」に専門的立場から助言・援助を行うために学校に

配置される、臨床心理士や精神科医などカウンセリングの専門家。学校の児童生徒へのカウ

ンセリング、教職員及び保護者への助言・援助などを行う。

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総合型地域スポーツクラブ より身近なところで気軽にスポーツや運動に親しめ、健康づくり・生きがいづくり・仲間

づくりができるよう、小中学校や公共スポーツ施設などを拠点に子どもから高齢者まで幅広

い人が参加できる地域スポーツクラブのこと。1つの種目だけでなく多様なスポーツ種目を

楽しみ、地域住民が自ら「運営委員会」を組織して、主体的に運営する。

た行 トワイライトステイ事業

保護者が仕事その他の理由により、平日の夜間または休日に不在となり、児童の養育が困

難となった場合に、乳児院や児童養護施設などに一定期間通所する事業のこと(夜間養護事

業)。宿泊も可能。

地域子育て支援センター(地域子育て支援拠点事業) 保育所などの施設において、地域全体で子育てを支援する基盤の形成をはかるため、子育

て家庭の支援活動の企画、調整、実施を担当する職員を配置し、子育て家庭などに対する育

児不安などについての相談指導、子育てサークルなどへの支援、地域の保育需要に応じた特

別保育事業などの積極的な実施・普及促進を行う事業のこと。タイプにより「ひろば型」「拠

点型(センター型)」「児童館型」の3つがある。

低年齢児保育 保育所が 0歳から 2歳までの児童を預かる保育サービスのこと。

特定保育事業 パートタイム労働者の増大など、保護者の就業形態の多様化に伴う保育需要に対応するた

め、週に2・3日程度または、午前・午後のみなど必要に応じて柔軟に利用できる保育サー

ビスのこと。

特別支援教育 LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥、多動性障害)、高機能自閉症など比較的軽度の

障害をもつ児童を含み、障害のある児童の一人ひとりのニーズに応じて適切な教育支援を行

うこと。

特別児童扶養手当 特別児童扶養手当等の支給に関する法律に基づいて、精神又は身体に障害のある 20歳未満

の児童について、児童の福祉の増進を図ることを目的として支給される手当のこと。

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ドメスティック・バイオレンス(DV) 配偶者や恋人など親密な関係にある男性から、身体に対する不法な攻撃によって生命又は

身体に危害を及ぼすような暴力を女性が受けること。身体的暴力、精神的暴力、性的暴力、

社会的隔離、経済的虐待、子どもを利用した暴力などがある。

な行 認可保育所

保護者の就労あるいは疾病などの理由により、家庭で十分保育することのできない児童を、

保護者に代わり保育することを目的とする児童福祉法に基づく児童福祉施設のこと。認可保

育所には、市町村が運営する公立保育所と社会福祉法人などが運営する民間保育所(私立)

がある。

認定こども園 保育所や幼稚園などのうち、保育と教育を一体的に提供し、地域における子育て支援を実

施する機能を備える総合的な施設で、各都道府県に認定されたもの。保護者の就労にかかわ

らず低年齢の児童から利用でき、「保育所型」「幼稚園型」「幼保連携型」「地方裁量型」

の4種類がある。

は行 ひとり親家庭医療費の助成

死別・離婚などにより 18歳到達年度末までの児童を養育している母または父、及び養育者

とその児童を対象に、医療保険により医療に要した費用のうち自己負担分について、全部ま

たは一部を助成する制度のこと。

ひとり親家庭自立支援給付金事業 母子家庭の母に対して雇用の安定と就職の促進を目的とした給付金で、次の3つがある。

「自立支援教育訓練給付金事業」は、主体的な能力開発を支援するもので、資格取得(簿記

や医療事務など)の経費を援助する事業。「高等技能訓練促進費事業」は、看護師や介護福

祉士などの資格取得を目的として、2年以上養成期間で修業するものに対する生活費として

の経済支援。「常用雇用転換奨励金事業」は、有期で雇用している母子家庭の母を、常用雇

用への転換に向けた職業訓練を行い、常用雇用に転換して雇用した事業主に対しての経済支

援。

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病児・病後児保育事業 保育所・幼稚園・小学校(低学年)に通っている児童などが病気あるいは病気回復期であ

り、集団保育の困難な期間、保育所や病院などに敷設する専用スペースでその児童を一時的

に預かる事業。児童の症状に応じて「病児対応型」と「病後児対応型」があり、また保育所

での保育中に発病した場合に医務室内で看護師などが預かる「体調不良児対応型」がある。

ファミリー・サポート・センター事業 子育ての手伝いをしたい人(協力会員)と手伝いを頼みたい人(依頼会員)が、それぞれ

ファミリー・サポートの会員となり、地域で子育ての相互援助活動を有償で行う会員組織で、

市町村が設置・運営を行う事業のこと。保育施設への子どもの送迎や、保育時間外の子ども

の預かり、学校の放課後や冠婚葬祭などでの預かりなどの相互援助活動をする。

放課後子ども教室 保護者の就労にかかわらずすべての子どもを対象に、安全・安心な放課後の活動拠点(居

場所)を設け、地域の人が指導員として子どもたちとともに勉強やスポーツ、文化活動など

を行う文部科学省所管事業のこと。

放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業) 就労などの理由により昼間保護者のいない家庭の小学校低学年児童に対して、適切な遊び

と生活の場として児童クラブを設置し、当該児童の健全な育成を図る厚生労働省所管事業の

こと。

母子寡婦福祉資金 母子家庭または寡婦の経済的自立と、生活意欲の助長およびその児童の福祉向上を図るた

め、各種資金を無利子または低利で貸し付ける制度のこと。「修学資金」「就学支度資金」

「生活資金」などがある。

母子自立支援員 母子家庭・寡婦を対象に、生活一般の相談に応じ、経済・教育など諸問題の解決を助け、

その自立に必要な指導に当たる専門職員のこと。

や行 夜間保育事業

保護者の就労形態の多様化などで、夜間就労している保護者に対応する保育サービスのこ

と。実施する保育所の開所時間は原則として 11時間とされ、概ね 11時~22時まで。現実

には 22 時を越えた保育も行われている。仮眠のための設備、補食や給食の提供などが必要

となる。

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幼稚園での預かり保育 幼稚園での教育時間終了後、保護者の希望に応じて時間を延長して幼稚園児を預かる保育

サービス。保育時間は幼稚園によって異なる。

要保護児童 保護者のない児童又は保護者に監護させることが不適当であると認められる児童のこと。

身体あるいは精神の発達または機能に障害などがある児童、児童虐待など養育環境等に問題

がある児童、反社会的または非社会的行為を伴っている児童などを指す。各種児童福祉施設

へ収容して保護するか、里親などに委託して保護するなどにより,なんらかの福祉対策が講ぜ

られる必要がある。

ら行 療育相談

障害のある子どもに対して医療や保育を行い、児童の発達能力を促進し、自立を育成する

ための相談指導。

わ行 ワーク・ライフ・バランス

老若男女あらゆる人々が人生の各段階において仕事と個人の生活の両方をバランスよく充

実させていこうという考え方。仕事だけでなく生活も満たされることで、企業の生産性が高

まり、多くのメリットをもたらすという経営戦略でもある。

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