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6回 日時 場所 主催 後援 平成 27年 5月 17日 (日)(開 13:00)13:30~ 15:30(入 場無料 ) 大牟田文化会館小ホール 岡県大牟田市不知火町 2-10-2 TEL 0944-55-3131 三池高次脳連絡会議 大牟田市、荒尾市、みやま市、福岡県 1よ 中川 修一 (福 "翼 の会 理事長 :当事者家族 ) 和田 明美 (福 岡市立心身障がい福祉センター :高 次脳機能障害支援 コー デ ィネー ター ) 基調講演 高次脳機能障害者 の正 しい理解 とその支 えについてJ 講師 :刺 1 東次郎 (八 女リ ハ ピリ病院 1院 ) ネルディ スカ ッシ ョン「 当事者 家族 を取 り巻 く課題 と求 め られ る支援 と コーデ ィネーター 下地 明友 (熊 本学園大学 教授) ネリス ト 本岡 真紀子 (城 ケ崎病院 :CO患 者診療医師) 高次脳機能障害」 つて何 日■■ ? わた したちは毎 日の生活の 中でさまざまな活動をお こないます。その基本 となるのが脳のはた らきです。特に視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚な どか ら得た情報 を認知す ることや 1)の ごとの のためにはどうしたらいいのかなどの 判断、人 との ミュニ ケー シ ョンな どさまざまな こ とが 高次脳機能 といわれています。 高次脳機能障害は病気やケガなどで脳に何 らかの 損傷 を受 けた結果 と して現れ ます。 た とえ ば、新 しい ことが覚 え られ ない (記 憶障害)、 気が散 って集 中できない (注 意障害)、 考えがまと ま らず 一 日の 計画が立てられな (遂 行機能障害)、 慣れた道で迷子になった り感情 ント ールが うまくできないな どの症状が知 られています。その症状は多様であ り、外見か らはわか り にく いことが多く、当事者や家族が困惑 して しま う のです。 2004年 厚生労働省 調査によると高次脳機能障害者は全国に約 30万 人い る とされ 、他 計 では 50万 人 を超 える との 報告 ()あ ります。 また、年間約 100万 件発生 しているといわれ る交 通事故からの 推計では年間 1~ 2万 人の人に高次脳機能障害が合併 しているとい う指摘 t)あ ます。 いつ 、交通事故や脳卒中などで自分や身近な人が高次脳機能障害になるかわからないので ~。 高次脳機能障害に翻弄された歴史 1963年 11月 9日 、大牟田市の三井三池炭鉱三川坑で発生 した炭塵爆発で死者 458名 酸化炭素 (CO)中 毒患者 839名 が被災 しま した。 この CO中 毒後遺症の主症状が高次脳機能障害で した。 しか し、災害発生当時は高次脳機能障害 という言葉もな く、十分な診断 "治 療ができない状況で多くの被 災者が翻弄 され ま した。 今回のシンポジウムは、 高沢脳機能障害」という言葉を一人でも多<の 々に知っていただくとともに 当事者や家族の支援のあり方を考えたいと思います。皆さまのご参力 0を お待ちしています。 三池高次脳連絡会議 連絡先)事 務局 伊藤 090-1512-45了 3

Created Date: 4/23/2015 1:48:12 PM

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第 6回 シ

日時

場所

主催

後援

ン ポ ジ ウ ム 「

高 次 脳 機 能 障 害 」

平成 27年 5月 17日 (日 )(開場 13:00)13:30~ 15:30(入場無料 )

大牟 田文化会館小ホール

岡県大牟田市不知火町 2-10-2 TEL 0944-55-3131

三池高次脳連絡会議

大牟田市、荒尾市、みやま市、福岡県

1よ」

中川 修一 氏 (福岡 "翼の会 理事長 :当事者家族 )

和田 明美 氏 (福岡市立心身障がい福祉センター

:高次脳機能障害支援コーディネーター )

基調講演 「高次脳機能障害者の正しい理解とその支えについてJ

講師 :刺1 東次郎 氏 (八女リハピリ病院 冨1院長)

パネルディスカッション「当事者・家族を取り巻 く課題と求められる支援と

コーディネーター 下地 明友 氏 (熊本学園大学 教授)

パネリス ト 本岡 真紀子 氏 (城ケ崎病院 :CO患者診療医師)

「高次脳機能障害」つて何 日■■?

わたしたちは毎日の生活の中でさまざまな活動をおこないます。その基本となるのが脳のはた

らきです。特に視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などから得た情報を認知することや 1)の ごとの達

成のためにはどうしたらいいのかなどの判断、人とのコミュニケーションなどさまざまなことが

高次脳機能といわれています。

高次脳機能障害は病気やケガなどで脳に何らかの損傷を受けた結果として現れます。たとえ

ば、新 しいことが覚えられない (記憶障害)、 気が散って集中できない (注意障害)、 考えがまと

まらず一日の計画が立てられない (遂行機能障害)、 慣れた道で迷子になったり感情のコン トロ

ールがうまくできないなどの症状が知られています。その症状は多様であり、外見からはわかり

にくいことが多く、当事者や家族が困惑 してしまうのです。

2004年の厚生労働省の調査によると高次脳機能障害者は全国に約 30万人いるとされ、他の推

計では 50万人を超えるとの報告 ()あ ります。また、年間約 100万件発生 しているといわれる交

通事故からの推計では年間 1~ 2万人の人に高次脳機能障害が合併 しているという指摘 t)あ り

ます。いつ、交通事故や脳卒中などで自分や身近な人が高次脳機能障害になるかわからないので

づ~。

高次脳機能障害に翻弄 された歴史

1963年 11月 9日 、大牟田市の三井三池炭鉱三川坑で発生した炭塵爆発で死者 458名 、一酸化炭素

(CO)中毒患者 839名 が被災しました。この CO中毒後遺症の主症状が高次脳機能障害でした。しか

し、災害発生当時は高次脳機能障害という言葉もなく、十分な診断 "治療ができない状況で多くの被

災者が翻弄されました。

今回のシンポジウムは、「高沢脳機能障害」という言葉を一人でも多<の方々に知っていただくとともに

当事者や家族の支援のあり方を考えたいと思います。皆さまのご参力0をお待ちしています。

三池高次脳連絡会議

連絡先)事務局 伊藤 090-1512-45了 3