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事 務 連 絡
令和元年8月13日
体力つくり国民会議参加団体 御中
体力つくり国民会議事務局
「体力つくり国民会議(令和元年度版)」の送付について
時下ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より体力つくり国民運動に格別の御協力を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、「体力つくり国民会議(令和元年度版)」を作成いたしましたので、送付い
たします。
なお、上記資料は体力つくり国民会議参加団体のみに配付しておりますので、取扱
いには十分御留意いただきますようよろしくお願いいたします。
【担当】
スポーツ庁健康スポーツ課健康・体力つくり係
TEL 03-5253-4111(内線2998)
Eメール [email protected]
体力つくり国民会議(令和元年度版)
文部科学省
(スポーツ庁)
目 次
健康・体力つくり運動の必要性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
国民の健康・体力増強対策について・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2(昭和39年12月18日閣議決定)
体力つくり国民会議発足に至るまでの経過・・・・・・・・・・・・・・・ 3
体力つくり国民会議系統図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
体力つくり国民会議運営要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
体力つくり国民会議の運営について・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
体力つくり強調月間の設定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
体力つくり関係府省連絡主管課一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
体力つくり国民会議参加団体一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
体力つくり国民会議に準じた地方における会議の設置について・・・・・・21
(昭和40年4月26日付け自治事務次官通知)
体力つくり都道府県民会議主管課名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・23
健康・体力つくり運動の必要性
国民のすべてが健康な生活を営み、より豊かな社会を築くためには、
健康の増進、体力の増強について国民の自覚を高め、その積極的な実践
を図る必要があり、昭和39年12月の「国民の健康・体力増強対策に
ついて」の閣議決定に基づき、昭和40年以来、健康・体力つくり運動
を推進してきている。
これまでの運動の成果もあり、国民の間には健康・体力つくりに対す
る志向が高まり、運動・スポーツの実践人口は次第に増加傾向にある。
また、国民の食生活もほぼ満足すべき状況にある。
しかしながら、近年における都市化や生活の利便化等の生活環境の変
化による運動量の減少、食生活の偏りが、成人病の増加、精神的ストレ
スの増大、青少年の体力の低下などの多くの問題を生じさせている。
また、我が国では諸外国に例を見ない速さで人口の高齢化が進行して
いるが、活力のある真の長寿社会を実現するには、年齢にかかわらず、
国民のすべてが心身ともに健康であることが前提となる。
健康・体力つくりは、医療費の節減や生産性の向上などの経済的効果
だけでなく、人々の生活に充実感や連帯感を与え、国民に生きがいをも
たらすものであり、本格的な高齢社会を迎えるにあたり、体力つくり国
民運動はさらに強化されなければならない。
1
国民の健康・体力増強対策について
昭和39年12月18日閣 議 決 定昭和59年6月29日改正平成13年1月6日改正
1 趣 旨国の繁栄のもとは、たくましい民族力にある。たくましい民族力を育成するには、
高い徳性、すぐれた知性とならんで強じんな体力を培うことが肝要である。わが国民の健康・体力は、年を追って改善の方向に向かっているが、諸外国の水
準に比べると、なお立ちおくれが痛感される。国民すべてが健康を楽しみ、ひいては、労働の生産性を高め、経済発展の原動力
を培い、国際社会における日本の躍進の礎を築くため、健康の増進、体力の増強についての国民の自覚を高め、その積極的な実践を図る必要がある。よって、これに関する行政上の施策を整備充実し、強力に推進するものとする。
2 基本方針健康は、他から与えられるものではなく、自らつくり出すものであるので、国民
の健康を増進し、その体力の増強を図るためには、国民の自主的実践活動を促進しなければならない。よって政府は、国民が日常生活を通して、積極的にその活動にいそしめるような
環境的諸条件の整備を図ることを目的として、次の事項について重点的推進を図るものとする。(1)保健・栄養を改善する。(2)体育・スポーツ・レクリエーションを普及する。(3)強固な精神力(根性)を養い育てる。
3 推進方策(1)政府関係各機関の施策の総合的推進を図る。ア 関係閣僚の会議を設ける。イ 文部科学省に連絡調整機関を設け、計画的に推進する。ウ 前記に基づき、関係各機関において具体的施策を行う。
(2)健康の増進、体力の増強のための国民運動を提唱推進し、趣旨の普及・徹底と実践的効果を高める。
(3)健康の増進、体力の増強に必要な施設の整備、指導者の養成、団体活動の育成を計画的に推進する。
4 施策の重点政府関係各省庁にあっては、とくに次の事項に重点をおいて事業を推進するもの
とする。(1)国民の栄養改善を図るため、給食、栄養管理、栄養指導及び施設整備を重点
的に実施する。(2)国民体力向上の基礎は、乳幼児にはじまる。このため母性保健、乳幼児栄養、
健康管理を中心とする施策を強化する。(3)都市と農村、大企業と中小企業等における体力の格差の解消に資するため、
保健栄養施設の整備等の施策を行う。(4)体育・スポーツ・レクリエーションの普及は学校、地域社会、職場等を通じ組織的に行い、このため施設の整備、指導者の養成、集団訓練を強化する。
(5)健康な生活に親しむための環境を整備するとともに、各種の健康つくり運動の実施を図る。
(6)グループ活動の育成、余暇の善用、集団訓練の強化等を通じて精神力の涵養を図る。
2
体力つくり国民会議発足に至るまでの経過
(昭和40年3月25日 第1回国民会議総会における総務長官挨拶)
ご承知のように、近年、わが国民の健康・体力は食生活の改善、保健、衛生思想の
普及、体育・スポーツの振興等により、逐年、改善の方向に向かってはいますが、い
まだ諸外国の水準に比べてなお、立ち遅れていることは、オリンピック東京大会の機
会において関係者が等しく認識されたところであろうと存じます。
そこで、政府といたしましては、国民の健康の増進と体力の増強を図るための対策
をこの際、強力かつ総合的に推進する必要があるとの考え方に基づき、ご案内のよう
に、昨年12月18日、国民の健康・体力の増強対策について、その基本方針を閣議決定
し、その方策の強力な推進を図ることとした次第であります。
そして、今日まで、事務的には総理府を中心に、関係各省庁の協力のもとに、国民
の健康・体力の現状及びこれに関係ある各省庁の施策の現状を取りまとめ、この面に
おける長期計画策定の基礎資料といたしております。
また他方、去る3月9日には、国民の健康の増進と体力の増強を図るため、これに
係わる重要問題を協議し、行政各部の所有する事務の連絡調整を図るという目的をも
って、関係閣僚懇談会が河野国務大臣を中心に、関係の閣僚で構成され、近く第1回
懇談会を開催する運びになったほか、これと併せて総務長官を長とする関係各省庁の
事務次官等によって構成される政府の対策協議会も発足し、活動を開始したところで
あります。
いうまでもなく、健康の増進や体力の向上は単に政府がその施策を推進するだけで
こと足りるものではなく、国民一人一人が健康な身体つくりの重要性を認識し日常活
動を通して、自らの手によって、自主的な実践活動を展開することが不可欠と存ずる
のであります。そのためには、今後、政府及び民間関係団体の協力によって、国民の
間に自主的に健康の増進、体力の向上を図るような気運を盛り上げるような国民運動
の展開が、ぜひとも必要なことであろうと存じます。
よって、政府といたしましては、このような趣旨にかんがみ、去る2月24日第1回
懇談会を開催し、2~3の民間関係団体の代表の方々のご参集をいただきまして、健
康つくり、体力つくり運動を強力に展開する方法等についての考え方をご説明し、ご
賛同を得るとともに、併せて各方面のご意見を承った次第であります。よって、その
際の意見を基礎に第2回の懇談会を開催し、さらに多方面の団体の代表のご参集を得
まして国民の健康・体力増強対策についてより広く各界のご提案をお聞きし、政府の
施策に反映させていくとともに、国民自身の力による実践活動等の活発化に資したい
と存じ、この機会にお集まりの各団体で、「体力つくり国民会議」を結成することに
した次第であります。そして、この会議を拠点として、政府も民間団体と一体となっ
て、今後、国民の健康の増進、体力の増強のための国民運動の推進を図り、健康な身
体つくりの重要性を国民一般によく徹底してもらい、また実践活動をより積極的に展
開するよう努力してもらいたいと考えています。
3
体 力 つ く り 国 民 会 議 系 統 図
体力つくり国民会議(議長齊藤斗志二)昭40.3.25 発足体力つくり国民会議事務局
構 ・関係府省(8府省)内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、
成 農林水産省、経済産業省、 文 部 科 学 省国土交通省、環境省 ( ス ポ ー ツ 庁 )
・関係団体213団体
総 会
構 ・関係府省(8府省)・関係団体(213団体)
成 ・都道府県民会議(29府県)
常 任 委 員 会
構 ・国民会議議長 ・国民会議部会長成 ・関係府省 ・常任委員団体
(令和元年7月1日現在)
部 会 長 会 議
部 会 名 部 会 長
保 健 ・ 栄 養 部 会 一般財団法人日本公衆衛生協会 理事長 篠崎 英夫
体育・ ス ポ ー ツ・ レ ク リ エ ー シ ョ ン部会 公益財団法人日本スポーツ協会 副会長 泉 正文
農 山 漁 村 体 力 つ く り 部 会 公益財団法人日本農林漁業振興会 常務理事 小栗 邦夫
労働者・中小企業体力つくり部会 中央労働災害防止協会 会長 中西 宏明
広 報 ・ 宣 伝 部 会 一般社団法人日本新聞協会 専務理事 西野 文章
教 育 等 部 会 全国都道府県教育長協議会 会長 中井 敬三
体 力 つ く り 関 係 府 省 連 絡 主 管 課 長 会 議
内 閣 府 大臣官房企画調整課総 務 省 大臣官房企画課文部科学省 スポーツ庁健康スポーツ課厚生労働省 障害保健福祉部企画課自立支援振興室農林水産省 経営局就農・女性課経済産業省 商務情報政策局サービス政策課国土交通省 都市局公園緑地・景観課環 境 省 自然環境局国立公園課国立公園利用推進室
4
体 力 つ く り 国 民 会 議 運 営 要 領
昭和40年3月25日決定
平成13年1月6日一部改正
1.(目 的)
国民の健康の増進と体力の増強を図るため、これに関する政府の施策と関係民
間団体の活動の相互の連絡を密にするとともに、国民一般における健康・体力の
向上のための実践活動の促進を図ることを目的として、体力つくり国民会議(以
下「会議」という。)を設ける。
2.(構成及び運営)
この会議は、政府関係各府省庁及び関係民間団体をもって構成する。
2 この会議の議長は、構成員の互選によって定める。
3 この会議に必要に応じて常任委員会、その他の委員会を設けることができる。
3.(活 動)
この会議は、必要に応じて開催し、国民の健康・体力の向上に関する施策の適
確な実施のため必要な事項について協議することとする。
4.(庶 務)
この会議の運営その他に関し必要な庶務は、関係各府省庁の協力を得て、文部
科学省において処理する。
5.(その他)
この要領に定めるほか、この会議の運営に必要な事項は、議長が会議に諮って
定める。
5
体力つくり国民会議の運営について
昭 和 4 0 年 4 月 2 2 日
部会長・世話役省庁合同会議了解
1 体力つくり国民会議は、国民一般における健康・体力の向上のための実践活動の
促進を図るため、関係団体が会議をする場である。そのために、とくに
(1)参加団体(その団体に所属する会員個人も同様)が、それぞれ実践活動を活発
に行うことを目標にしてそれぞれの団体がこれまでに体力つくりのためどんなこ
とをしてきたか、また、今後においてどんな努力をしようとするかを確認し合い、
そしてこの会議をとおして、互いに一層の努力を深めるよう努力していくことと
する。
(2)また、各団体活動を活発化し、国民個々人の日常生活を通しての体力つくり運
動を促進するため政府の施策を必要とする向きは、この会議の名において政府に
要望することとする。
(3)なお、この国民会議(部会も同様)は、その性格上事業の実施団体ではないが、
会議参加の関係団体が実施する個々の具体的な運動に対し、その効果的推進を期
して必要に応じて主唱者となることとする。
2 以上の措置を行うため、
(1)各部会は、それぞれ会議を開催し、協議の上、参加の各団体の実践している事
項または今後実践すべき事項を明らかにするとともに、関係団体相互の協力の方
法や政府に対する要望事項を決定の上、これを常任委員会に提出することとする。
この決定に基づき措置するため、さらに専門的検討を必要とする場合は、常任
委員会は当該事項ごとに専門の委員会を設置して審議させるものとする。
6
体力つくり強調月間の設定について
昭和44年7月31日
体力つくり国民会議決定
1.趣 旨
体力つくり強調月間を定め、広報活動等を活発に実施することにより、体力つく
り運動の一層の進展を図る。
2.期 間
毎年10月1日~31日
3.広報活動の内容
体力つくり運動に関する簡明な標語等を定め、テレビ、新聞、ポスター、リーフ
レット等により広く国民一般に体力つくり運動の趣旨の普及を図る。
なお、この期間中に体力つくり運動に関する諸行事およびPR活動を集中的に実
施するよう、関係団体および都道府県によびかける。
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自 治 画 第 2 1 号
昭和40年4月26日
各都道府県知事 殿
自 治 事 務 次 官
体力つくり国民会議に準じた地方における
会議の設置について
このたび総理府総務副長官から別添のとおり要請があったが、国民の健康の増進お
よび体力の向上を図ることの重要性にかんがみ、地方においても、事情に応じて、中
央の「体力つくり国民会議」に準じた会議を設置する等適切な措置をとり、積極的に
推進していただきたい。
なお、管下市町村に対しても、この旨を周知されたい。
おって、「国民の健康・体力増強対策について」を参考までに送付する。
21
総 審 第 1 1 2 号
昭和40年4月13日
自 治 事 務 次 官 殿
総 理 府 総 務 副 長 官
体力つくり国民会議の発足とその活動の推進について(依頼)
このたびの国民の健康・体力増強対策推進に関する会議の開催に当たっては、格別
なご支援、ご協力をいただき、お陰をもちまして、この会議を有効に実施することが
できましたことを深く感謝申し上げます。
さて、この会議におきまして、体力つくり国民会議(議長古井喜実)が発足し、今
後は、この会議が中心となって、国民の健康・体力の増強のための具体的な国民運動
等を推進することとなりますが、政府としても「国民健康・体力増強対策関係閣僚懇
談会」、「同協議会」の組織活動を始め、関係省庁の事業等をとおして、この運動に
協力していくことになると思います。
ついては、貴省始め関係各省庁におかれては、この会議の世話役省庁として、この
運動の充実、発展のため、格別のご指導をお願いしたいと思いますが、このたびの計
画・運動を有効に推進するためには、都道府県や市(区)町村にも、中央に準じた組
織が作られることが、とくに必要であろうかと思われますので、とくに貴省にお願い
したいことは、各都道府県等にも同様の会議が設置されるよう、格別のご配慮をお願
いします。
(別 添)
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