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~ 1 ~
サーバーリプレースにおける
ESET Remote Administrator の移行手順
― 現在ご利用中のバージョンを継続利用する場合 ―
最終更新日:2017年 9月 26日
キヤノン ITソリューションズ株式会社
~ 2 ~
目次
I. はじめに 3
II. サーバーリプレースに関する注意事項 4
III. サーバーリプレースにおける ESET Remote Administratorの移行の流れ 5
IV. ESET Remote Administratorの移行手順 6
~ 3 ~
I. はじめに
本資料は、サーバーリプレースに伴い、現在の ESET Remote Administrator の設定
や収集したクライアント情報を保持したまま、新サーバーに ESET Remote
Administratorを移行する際の注意事項や手順をご案内しております。
※ 本手順は現在ご利用中のバージョンを新サーバーでも継続利用する手順です。
サーバーリプレースと同時に最新バージョンに変更するお客さまは、下記資料を
ご参照ください。
サーバーリプレースにおける ESET Remote Administratorの移行手順
― ESET Remote Administratorのバージョンアップを伴う場合 ―
http://canon-its.jp/supp/eset/doc/replace_era_vup.pdf
なお、設定やクライアント情報を引き継ぐ必要がない場合は、新サーバーに ESET
Remote Administratorをインストールしたのち、ライセンスキーファイルとユーザー
名、パスワードの設定、その他必要な設定を手動でおこなっていただくだけで、引き
続き ESET Remote Administratorをご利用いただけます。
【 略称について 】
本資料では、プログラム名を以下の略称で表記します。
プログラム名 略称
ESET Remote Administrator ERA
ESET Remote Administrator Server ERAS
ESET Remote Administrator Console ERAC
ESET Remote Administrator Maintenance Tool ERA Maintenance Tool
ESET コンフィグレーションエディタ コンフィグレーションエディタ
~ 4 ~
II. サーバーリプレースに関する注意事項
サーバーリプレースに伴い、サーバーの IPアドレスやコンピューター名が変更になる
場合、以下のクライアントプログラムの設定に変更が必要になる可能性があります。
リモート管理設定(ERAによるクライアント管理をおこなっている場合のみ)
アップデート設定(ERAをミラーサーバーとして使用している場合のみ)
ERAによるクライアント管理をおこなっている場合、タスク配布機能でクライアント
の設定を一括変更することが可能です。ただし、旧サーバーの廃棄後は各クライアン
トを個別に設定変更する必要がありますので、該当されるお客さまはご注意ください。
[ 参考 ]
[Q&A]複数のクライアントに新しい設定を適用させるには?
●ケース 3:増設もしくは新しく移行した ERASへの接続が可能になるよう、
リモート管理の設定を変更させる
http://eset-support.canon-its.jp/faq/show/96?site_domain=business
[Q&A]タスク機能を利用してクライアントに設定ファイル(.xmlファイル)
を配布する
http://eset-support.canon-its.jp/faq/show/139?site_domain=business
~ 5 ~
III. サーバーリプレースにおける ESET Remote Administratorの移行の流れ
ERAの移行の流れは以下のとおりです。
なお、ご利用の環境により実施が必要ない項目もございますので、ご注意ください。
ERA の移行の流れ 手順記載ページ
(1) 旧サーバーから移行用データを取得 P.6
(2) 新サーバーに ERAをインストール P.20
(3) 新サーバーに移行用データを復元 P.22
(4) 新サーバーでサーバー移行後の設定と動作を確認 P.33
(5) 旧サーバーの ERAをアンインストール
(旧サーバーを破棄しない場合のみ実施) P.35
~ 6 ~
IV. ESET Remote Administrator の移行手順
(1) 旧サーバーから移行用データを取得
旧サーバーから以下のデータのコピーを取得します。
ERAフォルダー
データベースファイル(*)
※ 保持しているログのサイズによっては、コピーに時間が掛かる場合がありま
す。作業の開始前にあらかじめ不要なログを削除していただくとともに、新
サーバーへのデータ移行に使用するリムーバブルメディアなどの容量には十
分ご注意ください。
<移行用データの取得の流れ>
STEP 1-1. ERAの設定を変更する
STEP 1-2. ERASサービスの停止
STEP 1-3. ERAフォルダーのコピー
STEP 1-4. ERA Maintenance Toolの起動(*1)
STEP 1-5. ERA Maintenance Toolによるデータベースファイルのコピー(*1)
STEP 1-6. Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用した
データベースファイルのコピー(*2)
(*1)…ERA V4.0 以降のデータベースに SQLサーバーを使用している場合
のみ実施
(*2)…ERA V3.0 以前のデータベースに SQLサーバーを使用している場合
のみ実施
※ ERAのデータベースに Accessを使用している場合は、STEP 1-3.で
データベースファイルのコピーも同時に取得されています。
~ 7 ~
STEP 1-1. ERAの設定を変更する
1. ERACを起動して ERASに接続します。
2. ERACのメニューバーより[ツール(T)]-[サーバオプション(S)]を選択し
てサーバオプション画面を開きます。
3. サーバオプション画面にて[詳細]タブ(ERA V3.0では[他の設定]タブ)
を開き、[詳細設定を編集(A)]ボタンをクリックしてコンフィグレーション
エディタを起動します。
~ 8 ~
4. コンフィグレーションエディタにて左側のツリーを[Remote Administrator]
-[ERAサーバ]-[設定]-[詳細]-[データベースサーバ名の不一致を無視
する]と展開します。[値]の項目にチェックを入れて、[コンソール(C)]ボ
タンをクリックします。
5. [設定を保存しますか?]というメッセージが表示されたら、[はい(Y)]を
選択してダイアログ画面を閉じ、サーバオプション画面に戻ります。
6. [OK(O)]ボタンをクリックしてサーバオプション画面を閉じます。
~ 9 ~
STEP 1-2. ERASサービスの停止
1. Windowsのスタートメニューから「管理ツール」-「サービス」を開きます。
※ Windows Server 2012をご利用の場合は、「スタート」画面、または、「ア
プリ」画面(「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」) - 「管理
ツール」 - 「サービス」を開きます。
2. サービスの一覧から「ESET Remote Administrator Server」を右クリック
して「停止(O)」を選択します。
~ 10 ~
STEP 1-3. ERAフォルダーのコピー
ERAS および ERACのフォルダーのコピーを取得します。
既定では以下の場所に「Server」フォルダーと「Console」フォルダーが作成され
ます。
■ Windows 2000 Server / Windows Server 2003 の場合
■ Windows Server 2008 / Windows Server 2012 の場合
「Server」フォルダーと「Console」フォルダーの両方をリムーバブルメディアな
どにコピーして、新サーバーに移動できるようにします。
( ※ 画像はWindows Server 2008 / Windows Server 2012 の場合)
※ ProgramDataフォルダー、Documents and Settings\All Users配下の
Application Dataフォルダーは隠しファイルとして設定されています。
既定の設定ではエクスプローラなどで表示されませんが、パスを直接入力す
ることでアクセスすることができます。
隠しファイルの表示設定を変更する場合は「コントロールパネル」にて「フ
ォルダ オプション」の設定を変更してください。
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\ESET
\ESET Remote Administrator
C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator
~ 11 ~
STEP 1-4. ERA Maintenance Toolの起動
本手順は、ERA V4.0以降のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。
ERA V3.0以前で SQLサーバーを使用している場合は「STEP 1-6.
Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用したデータ
ベースファイルのコピー」へ進んでください。
SQLサーバーを使用していない場合は「(2)新サーバーに ERAをインス
トール」へ進んでください。
データベースファイルのコピーには ERA Maintenance Toolを使用してダンプフ
ァイルを作成します。
1. Windowsのスタートメニューから「すべてのプログラム」(Windows Server
2012をご利用の場合は、「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」)
-「ESET」-「ESET Remote Administrator Server」-「ESET Remote
Administrator Maintenance Tool」を選択します。
~ 12 ~
2. ERA Maintenance Toolを起動すると、以下の画面が表示されます。
[次へ(N)]ボタンをクリックします。
3. 次の画面にて ERASの情報が表示されますので[次へ(N)]ボタンをクリック
します。詳細情報を確認する場合は[詳細情報(M)]を選択します。
※ 前述の手順にて ERASサービスを「停止」しているため、サーバー状態
(下線部分) が[停止]と表示されています。サーバー状態が[開始]
と表示されている場合でも ERA Maintenance Toolにて ERASは自動的
に停止されます。
~ 13 ~
STEP 1-5. ERA Maintenance Toolによるデータベースファイルのコピー
本手順は、ERA V4.0以降のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。
ERA V3.0以前で SQLサーバーを使用している場合は「STEP 1-6.
Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用したデータ
ベースファイルのコピー」へ進んでください。
SQLサーバーを使用していない場合は「(2)新サーバーに ERAをインス
トール」へ進んでください。
1. アクションの選択画面にて[データベースのバックアップ(外部ダンプファイ
ルに)(U)]を選択して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
~ 14 ~
2. 転送元データベース画面にて各項目を以下のとおり設定します。
① データベースタイ
プ(T)(*1) [MS SQL Server]を選択
② 接続文字列(S) Driver={ドライバ名};Server=[サーバ名]\DB サー
バインスタンス名;Database=DB名(*2)
③
ユーザ名(U) 必要に応じて設定します。
※SQLサーバの認証モードがWindows認証以外
(SQL Server認証など)の場合は有効なユーザ
名(saなど)とパスワードを設定します。
パスワード(P)
スキーマ名(M)
*1)ERA V4.0では、「データベースの種類(T)」
*2)各項目はセミコロン“;”で区切ります。サーバー名と DBサーバイン
スタンス名はバックスラッシュ(日本語環境は“\”)で区切ります。
ドライバ名の指定には{ }をつけます。
データベースタイプで SQL Serverを選択した場合「SQL Server」
と「SQL Native Client」の 2種類のドライバが利用できます。
例:サーバ名:ESET-TEST、SQLサーバ:SQLEXPRESS、DB名:ESET_DB
「SQL Server」をドライバとして設定する場合
Driver={SQL Server};Server=ESET-TEST
\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB
「SQL Native Client」をドライバとして設定する場合
Driver={SQL Native Client};Server=ESET-TEST
\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB
①
②
③
~ 15 ~
3. 各項目の設定が完了したら[接続テスト(E)]を実行します。
4. 接続に成功すると以下の画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックして転
送元データベース画面(手順 2の画面)に戻り、[次へ(N)]ボタンをクリッ
クします。
なお、接続に失敗すると以下の画面が表示されます。[OK]ボタンをクリック
して転送元データベース画面(手順 2の画面)に戻り、各設定を確認して再
度[接続テスト(E)]を実行します。
5. ダンプファイル画面にて、データベースのバックアップを作成する場所(フォ
ルダー・ファイル名など)を指定して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
~ 16 ~
6. 保守の準備が整いました画面にて[開始(S)]ボタンをクリックします。
7. ダンプファイル作成処理中は、処理タスク画面にステータスが表示されます。
正常に処理が完了すると以下の画面が表示されます。ダイアログ画面を[OK]
ボタンで閉じ、処理タスク画面を[閉じる(C)]ボタンで閉じます。
~ 17 ~
8. [終了(F)]ボタンをクリックして ERA Maintenance Toolを終了します。
9. ERA Maintenance Toolにて作成されたダンプファイルをリムーバブルメデ
ィアなどにコピーして、新サーバーに移動できるようにします。
~ 18 ~
STEP 1-6. Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用した
データベースファイルのコピー
本手順は、ERA V3.0以前のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。該当しないお客さまは「(2)新サーバーに
ERAをインストール」へ進んでください。
ERA V3.0以前では ERA Maintenance Toolが利用できません。Microsoft SQL
Server Management Studio Expressをご利用の場合は、以下の手順でデータベ
ースファイルのコピーを取得することができます。
1. 「スタート」メニューの「すべてのプログラム」(Windows Server 2012を
ご利用の場合は、「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」)から
「SQL Server Management Studio」をクリックして、Microsoft SQL Server
Management Studio Expressを起動します。
2. 該当のデータベースを右クリックして、[タスク]-[バックアップ]を選択し
ます。
~ 19 ~
3. [ソース]-[データベース]が ERAのデータベース名であることを確認し、
必要な項目を入力して「OK」ボタンをクリックします。
4. 「バックアップが正常に完了しました」と表示されたら、[OK]ボタンをクリ
ックします。
5. 作成されたファイルをリムーバブルメディアなどにコピーして、新サーバー
に移動できるようにします。
※ Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
~ 20 ~
(2) 新サーバーに ERA をインストール
ユーザーズサイトからダウンロードしたインストールプログラムを使用して、
ERAS、ERACの順にインストールをおこないます。
インストール手順はユーザーズサイトに公開されているマニュアル『ユーザーズ
ガイド』の下記項目をご参照ください。
[ 参考 ] ユーザーズサイト URL
https://canon-its.jp/product/eset/users/
ERA V5.0 / ERA V5.1 / ERA V5.3 インストール手順
◆ ユーザーズガイド 基本インストール編
- Chapter 1 クライアント管理用プログラムのインストール方法
- 1.2 ESET Remote Administrator Serverのインストール
- 1.4 ESET Remote Administrator Consoleのインストール
ERA V4.0 インストール手順
◆ ESET Smart Security V4.2 / ESET NOD32アンチウイルス V4.2
ライセンス製品 ユーザーズガイド
- Chapter 3 ESET ライセンス製品のインストールと初期設定 ~ ERA編
- 03-01 ESET Remote Administrator(ERA)のインストール
ERA V3.0 インストール手順
◆ ESET Smart Security V4.0 / ESET NOD32アンチウイルス V4.0
ライセンス製品 ユーザーズガイド
- Chapter 15 機能概要と導入
- 15.4 ERASのインストール、アンインストール
- ERASのインストール
- 15.5 ERACのインストール、アンインストール
- ERACのインストール
~ 21 ~
ERA V2.0 インストール手順
◆ ESET Smart Security / ESET NOD32アンチウイルス ライセンス製品
ユーザーズガイド
- Chapter 12 機能概要と導入
- 12.4 ERASのインストール、アンインストール
- ERASのインストール
- 12.5 ERACのインストール、アンインストール
- ERACのインストール
~ 22 ~
(3) 新サーバーに移行用データを復元
P.6~P.19「(1)旧サーバーから移行用データを取得」で取得したデータを新サー
バーに復元します。
<移行用データの復元の流れ>
STEP 3-1. ERASサービスの停止
STEP 3-2. ERAフォルダーの復元
STEP 3-3. ERA Maintenance Toolの起動(*1)
STEP 3-4. ERA Maintenance Toolによるデータベースの復元(*1)
STEP 3-5. Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用した
データベースの復元(*2)
STEP 3-6. ERASサービスの再起動
(*1)…ERA V4.0 以降のデータベースに SQLサーバーを使用している場合
のみ実施
(*2)…ERA V3.0 以前のデータベースに SQLサーバーを使用している場合
のみ実施
※ ERAのデータベースに Accessを使用している場合は、STEP 3-2.で
データベースの復元も同時に実施されています。
STEP 3-1. ERASサービスの停止
P.9「STEP 1-2. ERASサービスの停止」の手順と同様です。
上記ページを参照し、ERASのサービスを停止します。
~ 23 ~
STEP 3-2. ERAフォルダーの復元
旧サーバーで取得したバックアップフォルダーを以下のフォルダーに上書き保存
します。
■ Windows 2000 Server / Windows Server 2003 の場合
■ Windows Server 2008 / Windows Server 2012 の場合
※ フォルダーの上書きの確認画面が表示された場合は、「はい(Y)」をクリック
します。
必要に応じて、「同じ処理を現在の項目に全て適用(A)」を選択します。
※ ファイルのコピー画面が表示された場合は、「コピーして置き換える」を選択
します。
必要に応じて「同じ処理を次の xx個の競合に適用(D)」を選択します。
※ 対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました画面が表示された場合は
「続行(C)」を選択します。ユーザーアカウント制御画面が表示された場合は
「続行(C)」を選択します。
必要に応じて“同じ処理を現在の項目すべてに適用(A)”を選択します。
C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\ESET
\ESET Remote Administrator\
~ 24 ~
STEP 3-3. ERA Maintenance Toolの起動
本手順は、ERA V4.0以降のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。
ERA V3.0以前で SQLサーバーを使用している場合は「STEP 3-5.
Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用したデータ
ベースの復元」へ進んでください。
SQLサーバーを使用していない場合は「STEP 3-6. ERASサービスの
再起動」へ進んでください。
P.11~P.12「STEP 1-4. ERA Maintenance Toolの起動」の手順と同様です。
上記ページを参照し、ERA Maintenance Toolを起動します。
~ 25 ~
STEP 3-4. ERA Maintenance Toolによるデータベースの復元
本手順は、ERA V4.0以降のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。
ERA V3.0以前で SQLサーバーを使用している場合は「STEP 3-5.
Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用したデータ
ベースの復元」へ進んでください。
SQLサーバーを使用していない場合は「STEP 3-6. ERASサービスの
再起動」へ進んでください。
1. アクションの選択画面にて[データベースの復元(外部ダンプファイルか
ら)(R)]を選択して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
~ 26 ~
2. 転送元データベース画面にて各項目を以下のとおり設定します。
① データベース
タイプ(T) [MS SQL Server]を選択
② 接続文字列(S) Driver={ドライバ名};Server=[サーバ名]\DB サ
ーバインスタンス名;Database=DB名(*1)
③
ユーザ名(U) 必要に応じて設定します。
※SQLサーバの認証モードがWindows認証以外
(SQL Server認証など)の場合は有効なユーザ
名(saなど)とパスワードを設定します。
パスワード(P)
スキーマ名(M)
*1)各項目はセミコロン“;”で区切ります。サーバー名と DBサーバイン
スタンス名はバックスラッシュ(日本語環境は“\”)で区切ります。
ドライバ名の指定には{ }をつけます。
データベースタイプで SQL Serverを選択した場合「SQL Server」
と「SQL Native Client」の 2種類のドライバが利用できます。
例:サーバ名:ESET-TEST、SQLサーバ:SQLEXPRESS、DB名:ESET_DB
「SQL Server」をドライバとして設定する場合
Driver={SQL Server};Server=ESET-TEST
\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB
「SQL Native Client」をドライバとして設定する場合
Driver={SQL Native Client};Server=ESET-TEST
\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB
①
②
③
~ 27 ~
3. 各項目の設定が完了したら[接続テスト(E)]を実行します。
4. 接続に成功すると以下の画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックして転
送元データベース画面(手順 2の画面)に戻り、[次へ(N)]ボタンをクリック
します。
なお、接続に失敗すると以下の画面が表示されます。[OK]ボタンをクリック
して転送元データベース画面(手順 2の画面)に戻り、各設定を確認して再度
[接続テスト(E)]を実行します。
5. 転送先データベース画面にて[新しいデータベース内に自動的にテーブルを作
成する(R)]にチェックをつけ、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
~ 28 ~
6. ダンプファイル画面にて復元するダンプファイルを指定して[次へ(N)]ボタ
ンをクリックします。
7. 保守の準備が整いました画面にて[開始(S)]ボタンをクリックします。
~ 29 ~
8. ダンプファイルリストア処理中には、処理タスク画面にステータスが表示され
ます。
正常に処理が完了すると以下の画面が表示されます。ダイアログ画面を[OK]
ボタンで閉じ、処理タスク画面を[閉じる(C)]ボタンで閉じます。
9. [終了(F)]ボタンをクリックして、ERA Maintenance Toolを終了します。
~ 30 ~
STEP 3-5. Microsoft SQL Server Management Studio Expressを使用した
データベースの復元
本手順は、ERA V3.0以前のデータベースに SQLサーバーを使用している
場合のみ実施してください。該当しないお客さまは「STEP 3-6. ERAS
サービスの再起動」へ進んでください。
Microsoft SQL Server Management Studio Expressをご利用の場合は、以下の
手順でデータベースを復元することができます。
1. 「スタート」メニューの「すべてのプログラム」(Windows Server 2012を
ご利用の場合は、「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」)から
「SQL Server Management Studio」をクリックして、Microsoft SQL Server
Management Studio Expressを起動します。
2. 該当のデータベースを右クリックして、[タスク]-[復元]-[データベース]
を選択します。
~ 31 ~
3. 復元先に ERAのデータベースが、復元用のソースに「STEP 1-6. Microsoft
SQL Server Management Studio Expressを使用したデータベースファイル
のコピー」で取得したバックアップが設定されていることを確認して、「OK」
ボタンをクリックします。
4. 「バックアップが正常に完了しました」と表示されたら、[OK]ボタンをクリ
ックします。
※ Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
~ 32 ~
STEP 3-6. ERASサービスの再起動
移行用データの復元開始時に停止した ERASサービスを再起動します。
1. Windowsのスタートメニューから「管理ツール」-「サービス」を開きます。
※ Windows Server 2012をご利用の場合は、「スタート」画面、または、「ア
プリ」画面(「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」) - 「管理
ツール」 - 「サービス」を開きます。
2. サービスの一覧から「ESET Remote Administrator Server」を右クリックし
て「開始(S)」を選択します。
※ ERASサービスの起動に失敗する場合は、主に次のような原因が考えられます。
[データベースサーバの不一致を無視する]が[いいえ]に設定されてい
る
データベースサーバへの接続に失敗している(SQLサーバの設定が正しく
ない)
~ 33 ~
(4) 新サーバーでサーバー移行後の設定と動作を確認
ERASサービスが再起動されたことを確認して ERACから ERASへ接続します。
移行前の設定がすべて反映されているか、ERAが正しく動作しているかを確認し
ます。
STEP 4-1. クライアントペインの確認
クライアントが新しいサーバーの ERAにアクセスしていることを確認します。
クライアントペインの[最終アクセス]が ERA移行後の時間になっている場合、
クライアントは新しいサーバーの ERAにアクセスしていることになります。
また、旧サーバーで管理していたクライアントの中に新サーバーで管理しないク
ライアントがある場合は、そのクライアントの情報を削除します。情報が残って
いる場合、クライアントとの接続情報が更新されないなどにより不必要な警告が
発生します。加えて、ライセンスはクライアントペインに表示されるクライアン
トの数だけ消費されるので、ご契約のライセンス数を超過する可能性もあります。
不必要なクライアント情報を削除するには、その情報を右クリックして[削除(D)]
を選択します。確認画面が表示されたら、[はい(Y)]ボタンをクリックします。
~ 34 ~
STEP 4-2. アップデート設定・ミラー機能(設定)の確認
1. ERACのメニューバーより[ツール(T)]-[サーバオプション(S)]を選択し
てサーバオプション画面を開きます。
2. [アップデート]タブを開いて、赤枠内の項目が旧サーバーの設定を引き継
いでいるか確認します。引き継がれていない場合は、設定をおこないます。
3. [今すぐアップデート(U)]ボタン(ERA V3.0では[今すぐ更新(U)]ボタ
ン、ERA V4.0では[定義データベースのアップデート(U)]ボタン)をクリ
ックして、ウイルス定義データベースのアップデートをおこないます。[アッ
プデートステータス]に[終了しました]と表示されたら、アップデートは
正常に完了しています。
~ 35 ~
(5) 旧サーバーの ERA をアンインストール(旧サーバーを破棄しない場合のみ実施)
旧サーバーを廃棄するお客さまは、本手順を実施する必要はありません。
[スタート]メニューの[すべてのプログラム](Windows Server 2012をご利
用の場合は、「スタート」画面を右クリック - 「すべてのアプリ」)から ERAS、
ERACの順にアンインストールをおこないます。
アンインストール手順はユーザーズサイトに公開されているマニュアル『ユーザ
ーズガイド』の下記項目をご参照ください。
[ 参考 ] ユーザーズサイト URL
https://canon-its.jp/product/eset/users/
ERA V5.0 / ERA V5.1 / ERA V5.3 アンインストール手順
◆ ユーザーズガイド 基本インストール編
- Chapter 1 クライアント管理用プログラムのインストール方法
- 1.3 ESET Remote Administrator Serverのアンインストール
- 1.5 ESET Remote Administrator Consoleのアンインストール
ERA V4.0 アンインストール手順
◆ ESET Smart Security V4.2 / ESET NOD32アンチウイルス V4.2
ライセンス製品 ユーザーズガイド
- Chapter 3 ESET ライセンス製品のインストールと初期設定 ~ ERA編
- 03-06 ESET Remote Administrator Server(ERAS)の
アンインストール手順
- 03-07 ESET Remote Administrator Console(ERAC)の
アンインストール手順
~ 36 ~
ERA V3.0 アンインストール手順
◆ ESET Smart Security V4.0 / ESET NOD32アンチウイルス V4.0
ライセンス製品 ユーザーズガイド
- Chapter 15 機能概要と導入
- 15.4 ERASのインストール、アンインストール
- ERASのアンインストール
- 15.5 ERACのインストール、アンインストール
- ERACのアンインストール
ERA V2.0 アンインストール手順
◆ ESET Smart Security / ESET NOD32アンチウイルス ライセンス製品
ユーザーズガイド
- Chapter 12 機能概要と導入
- 12.4 ERASのインストール、アンインストール
- ERASのアンインストール
- 12.5 ERACのインストール、アンインストール
- ERACのアンインストール