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2018年7月17日号 今週のPOINT 国内株式市場 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - テーマ別分析 話題のレポート スクリーニング分析 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 23000円への戻りを意識した展開 決算発表前のリバウンド期待銘柄 リファインバース【 マザーズ 6531 】ほか キャッシュレスは国策テーマ、QRコードもキーワード フィットネスクラブ、外国語会話教室の売上増加 米国市場では決算発表がスタート Weekly Market Research Report

POINT...式取得、ファーストリテイリングは好調な決算がそれぞ れ株高につながったことも先物主導の需給関係においては、売

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2018年7月17日号

今週のPOINT

国内株式市場

今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -

テーマ別分析

話題のレポート

スクリーニング分析

株式会社フィスコ

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23000円への戻りを意識した展開

決算発表前のリバウンド期待銘柄

リファインバース【 マザーズ 6531 】ほか

キャッシュレスは国策テーマ、QRコードもキーワード

フィットネスクラブ、外国語会話教室の売上増加

米国市場では決算発表がスタート

Weekly Market Research Report

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Vol. 276 Weekly 2018 07 17

週刊相場観測誌

Market展望

1 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 3

新興市場 4

米国株式市場 5

為替市場 米ドル/円予想レンジ 6

債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6

2 マーケットを読む 今週のポイント 7

日経平均株価 8

3 今週の分析銘柄 FISCO Selection アウトソーシング〈2427〉東証1部 9

ホギメディカル〈3593〉東証1部 10

セグエグループ〈3968〉JASDAQ 11

リファインバース〈6531〉マザーズ 12

アンリツ〈6754〉東証1部 13

リオン〈6823〉東証1部 14

日置電機〈6866〉東証1部 15

ローム〈6963〉東証1部 16

読者の気になる銘柄 ファーストリテイリング〈9983〉東証1部 17

東京エレクトロン〈8035〉東証1部 17

テクニカル妙味銘柄 エラン〈6099〉東証1部 18

アルパイン〈6816〉東証1部 18

4 カテゴリー考察 テーマ別分析 19

スクリーニング分析 20

先週の話題レポート 21

信用需給動向 22

5 連載コラム 23

目次

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Market展望

今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観

■貿易摩擦の懸念やわらぎ日経平均4週ぶり反発

先週の日経平均は上昇した。週間ベースでは4週ぶりの反発と

なった。6 月の米雇用統計を好感して前週末のNY ダウが大幅

高となったことを好感して日経平均は続伸でスタートし、終値

ベースでは6月29日以来6営業日ぶりとなる22000円台を回

復した。為替の円安・ドル高も支援材料として働き、日経平均

は10日にかけて3日続伸となった。トランプ米政権が10日(日

本時間11日朝)、2000億ドル(約22兆円)に相当する中国製

品に 10%の追加関税を課す措置の原案を公表し、貿易摩擦へ

の警戒感が再燃し、NYダウが5営業日ぶりに反落すると11日

の日経平均も 22000 円割れに再び沈んだ。ただ、一時前日比

450円強の下げを見たものの、上海総合指数が下げ幅を縮める

と、日経平均も買い戻しから下げ渋った。12 日は中国をはじ

めとするアジア各国の上げ幅拡大と、今年1月以来となる対ド

ル112円台への円安を好感して日経平均は反発。過度な米中貿

易摩擦の警戒感が後退したNYダウの反発とナスダック指数の

最高値更新もあり、日経平均は13日にかけて続伸した。13日

の日経平均は一時504円高まで上昇し、大引けでは6月22日

以来の22500円台に乗せている。13日のNYダウは大手銀行の

決算を嫌気して下落する場面があったものの、本格化する決算

を前にした期待から上昇に転じ2日続伸で終えている。

■日経平均は戻りを試す展開へ

今週の日経平均は 23000 円台を意識した戻りを試す展開とな

りそうだ。引き続き、米中・米欧貿易摩擦とNYダウ、為替、

上海総合指数をにらんだ展開が予想される。10日から16日に

かけての欧州歴訪から帰国するトランプ米大統領の発言には

注意が必要だが、貿易摩擦問題については、やや膠着状態に入

っている。6月の米雇用統計に続き、13日発表の6月中国貿易

収支の黒字額が予想を上回るなど、米中の足元での好調な経済

指標は相場の下支え要因としても働いてくる。日経平均への寄

与度が高いソフトバンク G<9984>に米著名ファンドによる株

式取得、ファーストリテイリング<9983>は好調な決算がそれぞ

れ株高につながったことも先物主導の需給関係においては、売

り方を躊躇させ、買い方に有利な材料として働いてこよう。7

月6日現在の投資部門別売買状況において、海外投資家は313

億円強の3週連続売り越しだったものの、その前の週の売り越

し額2857億円強と比べると急減しており、7月第2週は4週

ぶりの買い越しに転じている期待もある。

■日経平均の25日線突破で市場心理好転

テクニカル面でも日経平均の上昇を支援する流れが出ている。

日経平均は13日の大幅高で、75日移動平均線(22251円)だ

けでなく、25日移動平均線(22324円)を6月21日以来、約

3週ぶりに上回ってきた。テクニカル面での明るいシグナルは

市場心理の好転を促してくる。TOPIX はまだ25 日移動平均線

が上値抵抗ラインとして意識されており、75 日移動平均線に

も距離を残しているが、こちらも25日移動平均線を上抜いて

くるようだと、全体相場の水準訂正が本格化してくる期待も大

きい。なお、週初16日は「海の日」で今週の東京市場は3連

休明け4営業日商いである。20日に東京製鐵<5423>が 4-6月

期決算を開示し、3月期決算企業の第1四半期業績発表がスタ

ートする。本格化は25日の日本電産<6594>、信越化学<4063>

以降となる。これを前に、米国では先行して決算が活発化し、

16日はバンク・オブ・アメリカ、ネットフリックス、18日は

IBM、モルガン・スタンレー、19日はマイクロソフト、20日は

GE などが発表を迎える。決算発表を手掛かりとする業績相場

入りを前に、物色面では個別株物色が継続する見込みだ。

■17日にパウエルFRB議長の議会証言など控える

主な国内経済関連スケジュールは、17 日に 6 月首都圏新規マ

ンション発売、18日に6月訪日外客数、19日に6月貿易統計、

20日に6月消費者物価指数、5月全産業活動指数がそれぞれ発

表される。一方、海外経済関連スケジュールでは、16日に米6

月小売売上高、米7月NY連銀製造業景気指数、米5月企業在

庫、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産・小売売上高、17

日に米6月鉱工業生産・設備稼働率、18日に米6月住宅着工

件数、ベージュブック、19 日に米7 月フィラデルフィア連銀

製造業景況感指数、米6月CB景気先行総合指数の発表が予定

されている。このほか、国内外のイベントとしては、16 日に

トランプ米大統領がヘルシンキでプーチン露大統領と会談、17

日はパウエルFRB 議長が米上院で議会証言、19 日はカジノを

含む統合型リゾート(IR)実施法案が参院で採決の見込み。な

かでも、16日午前に発表される中国4-6月期GDPと17日のパ

ウエルFRB議長の議会証言が注目される。FRB議長の議会証言

は金融政策報告書をもとに2月と7月の年2回実施される。前

回2 月の議会証言では利上げ加速の懸念が台頭して、NY ダウ

の下げにつながった経緯がある。

23000 円への戻りを意識した展開

国内株式市場

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Market展望

今週の市場見通し

国内株式市場 新興市場

■マザーズ指数には出遅れ感、TKPなど決算

今週の新興市場では、中小型株に物色が向かう場面も出て

きそうだ。日経平均は先物の買い戻し主導で急ピッチのリバ

ウンドを見せたが、短期的な過熱感が意識されやすいところ

だろう。マザーズ指数や日経ジャスダック平均は相対的に出

遅れ感があり、主力企業の決算発表が始まる前の幕間つなぎ

的な物色が中小型株に向かう展開が見込まれる。ただ、引き

続き米中などの通商問題を巡る動向には注意を払う必要が

ある。

今週は、7月17日にティーケーピー<3479>、マネーフォワ

ード<3994>などが決算発表を予定している。貸し会議室等の

ティーケーピーは第1四半期決算発表となるが、ここまで業

績の順調な拡大とともに株価を伸ばしてきた。家計簿アプリ

等のマネーフォワードは先行投資期にあるが、損益改善が続

くか注目したい。また、18日には6月訪日外客数が発表され、

インバウンド(訪日外国人客)関連銘柄の見直しにつながる

可能性がある。

■7月IPOのBB続く、需要堅調との観測

IPO関連では、今週の新規上場予定はない。ただ、アクリ

ート<4395>やプロレド・パートナーズ<7034>が7月17日まで

ブックビルディング(BB)期間となるほか、17日にはイボキ

ン<5699>、18日にはシステムサポート<4396>が新たにBB期間

に入る。マネジメントソリューションズ<7033>など先週まで

BB期間だった案件はいずれも需要堅調だったようだ。

決算シーズン前に、出遅れ中小型株に幕間つなぎ的な物色も

ティーケーピー<3479>

マネーフォワード<3994>

マザーズ指数

新興市場

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Market展望 今週の市場見通し 米国株式市場

■先週の動き

週初は、前週に発表された 6 月雇用統計を受けた買いが継

続し、長期金利上昇で金融セクターを中心に買いが先行。貿

易摩擦に関して新たな悪材料が出ていないことも安心感に

つながり上昇。週半ばに入り、トランプ政権が新たに 2000

億ドル相当の中国製品に 10%の追加関税を課す計画を発表

してアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが

広がる展開となった。米中貿易摩擦の激化により、半導体機

器への影響が懸念されたほか、原油相場の下落が嫌気され、

上げ幅を縮小した。週末にかけて、トランプ政権による中国

通信機器大手の中興通訊(ZTE)への制裁解除を受けて、米

中貿易摩擦への警戒感後退から反発したものの、利益確定の

動きから上値は限られた。結局、週を通じて主要株価は上昇。

■今週の見通し

トランプ政権が新たに2000億ドル相当の中国製品に10%の

追加関税を課す計画を発表し、引き続き、米中間の通商問題

を巡る話題が相場変動のリスクとなるだろう。一方で、中国

通信機器大手の中興通訊(ZTE)への制裁解除による譲歩も

見られており、事態がこれ以上深刻化する可能性は低い。基

本的には4-6月期決算や主要経済指標の結果を受けて素直に

反応する展開となりそうだ。

ハイテクでは、動画配信サービスのネットフリックス(16

日)、ITサービスのIBM(18日)、オークションサイトのイー

ベイ(18日)、ソフトウェアのマイクロソフト(19日)など

の決算発表が予定されている。ネットフリックスの株価は年

初来で約2倍に上昇しており、投資家の関心も高いが、ドイ

ツ銀行は4-6月期の契約者数が予想を下振れる可能性を指摘

している。

ハイテク以外では、大手行のバンク・オブ・アメリカ(16

日)、ゴールドマンサックス(17日)、モルガン・スタンレー

(18日)、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(17日)、

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(17 日)、金属大

手のアルコア(18 日)、クレジットカードのアメリカン・エ

キスプレス(18 日)、複合企業のゼネラル・エレクトリック

(20日)などの決算発表が予定されている。アルコアは、精

錬能力の3分の1がカナダに集中しており、トランプ政権に

よるアルミニウム関税がコスト増加を招いているかが焦点

となりそうだ。

経済指標では、7月NY連銀製造業景気指数(16日)、6月小

売売上高(16日)、7月NAHB住宅市場指数(17日)、6月住

宅着工・建設許可件数(18日)、6月景気先行指数(19日)

などの発表が予定されている。18日にはFOMCでの基礎資料

となるベージュブック(地区連銀経済報告)の発表が予定さ

れている。住宅建設業者の景況感を示す NAHB 住宅市場指数

は、6月発表値が5月から低下し、今後6ヶ月の販売見通し

も同様に下振れた。7 月分も予想を下回る内容となれば、住

宅市場に対する楽観的な見方が後退するだろう。

4-6 月期決算が本格化

米国株式市場

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Market展望

米ドル・円 予想レンジ 111.00 円 ~ 114.00 円

債券先物予想レンジ 150.80 円 ~ 151.00 円

長期国債利回り予想レンジ 0.025 % ~ 0.050 %

今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場

今週のドル・円は底堅い動きとなりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速期待を背景にドル買いの興味は増しており、今年最高値を目指す展開となりそうだ。反面、米中貿易摩擦が激化し、中国の経済成長が阻害されるリスクが台頭した場合、世界経済の減速懸念で円買いが強まる見通し。ドル・円は 5 月高値(111円 40 銭)を上抜けたことで、ドル買いムードが強まっている。次の節目である113円や1月8日に付けた今年最高値113円38銭が意識されそうだ。 12日に発表された6月の米消費者物価コア指数(CPI)は前年比+2.3%で5月実績を上回り、11日発表の6月生産者物価指数(PPI)と合わせ、年4回(あと2回)への利上げ期待が高まった。米中貿易戦争が経済に与える影響については、見方が分かれているようだ。米トランプ政権は中国の知的財産権侵害に対する追加制裁を発動する方針だが、発動時期は9月とみられるため過度な懸念は後退しており、円売りに振れやすい。 ただ、16日発表の中国4-6月期国内総生産(GDP)が

市場予想(前年比+6.7%程度)を下回った場合、世界経済の減速に対する警戒感が高まり、リスク回避の円買いが増える可能性がある。6 月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、米中貿易戦争が経済に与える影響につい

て意見が交わされており、状況によっては利上げシナリオ修正の可能性もある。 なお、16日に米ロ首脳会談が開かれる。トランプ米大

統領とプーチン・ロシア大統領による初の正式会合となるが、北朝鮮問題やシリア、ウクライナ情勢、核軍縮などが主要議題になるとみられている。安全保障問題などについて米ロの協調が確認された場合、地政学リスク低下の観点で円売り材料になるとの見方が出ている。 【米・6月住宅着工件数】(18日発表予定) 市場予想は132.5万戸程度。参考となる5月実績は135

万戸。また、5月の建設許可件数は130.1万件にとどまっており、住宅市況は特に悪化していないものの、米利上げ継続で130万戸を大幅に上回る水準を維持することは難しくなっている。 【米・7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数】

(19日発表予定) 19日発表の米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(景況調査)は20.0と6月の19.9をやや上回ることが予想される。良好な米国経済を裏づける見通しであり、予想通りならドル買い材料となろう。

■今週の見通し 今週の債券相場は伸び悩みか。日本銀行は超長期ゾーンの国債買い入れの減額に踏み切るとの思惑は消えていないことが要因。20年債と10年債の利回り格差のさらなる縮小は難しいとの声が聞かれており、目先的に超長期債の気配は相対的にやや甘くなる可能性がある。12日に行われた 20 年国債入札はまずまず良好な結果となったが、20 年債利回りは下げ渋った。中・超長期間や10 年超のカーブフラットニングはやや修正されるとの見方は後退していないことから、長期債と超長期債への売り圧力がただちに弱まる可能性は低いとみられる。 債券先物9月限は主に150円90銭を挟んだ水準で推

移か。米中貿易摩擦がすみやかに解消されることは期待できないため、リスク回避の債券需要が減少する可能性は低いものの、円安・株高の相場展開となった場合、債券先物の上値は再び重くなりそうだ。

■先週の動き 先週の債券相場は伸び悩み。為替相場が円安方向に振

れたことや日経平均株価の上昇を意識して長期債利回りは若干上昇した。通商分野などにおける米国と中国の対立は続いており、トランプ米政権は 10 日、中国からの輸入品 2000 億ドル相当を対象とする新たな関税リストを発表した。追加関税の発動は9月以降になる見通しだが、中国商務省は米国の動きは全く受け入れ難いとして、「報復せざるを得ない」と表明した。 米中貿易戦争に発展する可能性は一段と高まったが、

米国株は米中貿易収支の大幅な改善への期待で強い動きを見せたことや、米インフレ関連指標が市場予想を上回ったことから、米長期金利は下げ渋り、米ドル高・円安が進行したことから、日本国債 10 年利回りはやや上昇した。

債券市場

為替市場

為替/債券市場

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株式会社フィスコ 7

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週刊相場観測誌

Market展望

上昇率上位銘柄 下落率上位銘柄 業種別騰落率

コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) 上位セクター 騰落率(%)

8289 Olympicグループ 1,257.0 48.58 6048 デザインワン・ジャパン 990.0 -26.12 情報・通信業 5.24

3661 エムアップ 2,259.0 30.73 1606 日本海洋掘削 54.0 -25.00 石油・石炭製品 5.10

3964 オークネット 1,974.0 29.27 3415 TOKYO BASE 701.0 -24.70 精密機器 4.35

6047 Gunosy 1,726.0 27.10 3168 黒谷 613.0 -15.80 電気機器 3.82

5019 出光興産 4,720.0 25.37 4331 テイクアンドギヴ・ニーズ 1,625.0 -14.70 化学工業 3.36

4028 石原産業 1,286.0 22.48 7599 IDOM 506.0 -14.38 その他製品 3.29

6323 ローツェ 2,227.0 22.36 9861 吉野家ホールディングス 1,805.0 -14.29 医薬品 3.16

1433 ベステラ 1,530.0 21.14 3046 ジンズ 5,900.0 -13.74 下位セクター 騰落率(%)

6200 インソース 2,675.0 19.58 8016 オンワードホールディングス 722.0 -13.74 電力・ガス業 -0.92

3134 Hamee 1,570.0 19.57 3593 ホギメディカル 4,045.0 -13.48 繊維業 -0.63

6814 古野電気 964.0 18.72 3333 あさひ 1,319.0 -12.71 海運業 -0.57

6432 竹内製作所 2,693.0 18.69 6848 東亜ディーケーケー 1,037.0 -12.56 陸運業 -0.53

4523 エーザイ 10,870.0 18.08 4668 明光ネットワークジャパン 1,087.0 -11.98 水産・農林業 -0.40

4392 FIG 336.0 17.89 8278 フジ 1,971.0 -11.54 パルプ・紙 -0.27

3657 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス 2,698.0 17.77 6624 田淵電機 145.0 -10.49 倉庫・運輸関連業 -0.11

マーケットを読む 今週のポイント

先週の株式市場は反発色を強める展開になった。米中貿易

戦争に対する警戒感が一服し、買い戻しの動きが優勢となっ

た。米政府が中国製品 2000 億ドル相当の関税対象候補リストを

公表し、あらためて警戒感が強まる場面もあったが、中国市場

への影響も限定的にとどまり、週末にかけてはあらためて上値

追いの動きとなっていった。

指数寄与度の高いファーストリテイリングが好決算を発表して

上昇したことが支援となったほか、ソフトバンク G も投資ファンド

の株式取得が材料視される形になった。一方、米中貿易戦争に

よる悪影響が相対的に高いとみられる半導体関連の一角などは

さえない動きが見られたた。原油市況の動向に石油株が振らさ

れる局面も多かった。

個別では本格化する 3-5 月期決算が材料視された。コジマ、

ビックカメラ、竹内製、ハニーズ、日エンター、トレファク、スター

精密、ベル 24、Gunosy、コスモス薬、ディップ、セントラル警備

などが買われた一方、吉野家、オンワード、技研製、鳥貴族、ネ

クステージ、エスクローAJ、クリエイト SD、サイゼリヤ、コーナン

商事、ローソン、ホギメディ、コシダカ、ジンズ、安川電機などが

決算を受けて売られた。TSIHD、日ゼオン、ヤフー、出光興産な

どは自社株買いといった株主還元策が好感される。エーザイや

じげんなどにはアナリストの高評価が観測され、カプコンは格下

げの動きで売られた。

今週は海外主要企業の決算発表が焦点となろう。16日はバン

カメやネットフリックス、17 日は J&J、ゴールドマン、18 日はモル

ガン、IBM、イーベイ、ASML、19 日はニューコア、マイクロソフ

ト、TSMC、20 日は GE などの発表が予定されている。とりわけ、

ASML や TSMC など半導体関連銘柄の先行き見通しが国内関

連株に与える影響が大きくなりそうだ。ほかでは、16 日に中国

GDP などが発表される。仮に下振れとなれば、今後の対米関税

問題などによる景気悪化懸念がクローズアップされることにもつ

ながろう。19 日には米商務省で自動車・部品輸入に関する公聴

会が実施され、自動車関連株の手控え要因とされよう。

19 日頃には IR 実施法案が参院で採決の可能性、カジノ関連

などに物色の矛先が向かうか注目される。来週からは「テレワー

ク・デイズ」が実施され、関連銘柄の手掛かりとされる可能性もあ

りそうだ。国内企業の決算発表は来週から一気に本格化する。

第 1 四半期決算を受けて、保守的な計画がクローズアップされ

る銘柄も多くなるとみられ、好業績銘柄の見直しの動きなどにも

期待したい。とりわけ、米中貿易戦争の影響が避けられない輸

出関連株も多いとみられるほか、今後も世界的に広がりを見せ

る余地もあるため、内需株へと志向を強めたいところだ。なお、

株主総会通過後の決算発表となるため、ファイナンス実施など

の悪材料が同時に発表される銘柄も出てくるとみられる。

半導体関連を中心とした海外主力株の決算発表が焦点に

先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)

今週のポイント

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週刊相場観測誌

Market展望 マーケットを読む 日経平均株価

18500

18900

19300

19700

20100

20500

20900

21300

21700

22100

22500

22900

23300

23700

24100

24500

■国内外での株価の反転基調の継続が見込まれ

弱気シグナルが小さくなるなかで戻り基調継続の可能性

先週の日経平均は4週ぶりに反発した。9~13日の5営業日の

うち11日以外の4日は日経平均が上昇。1週間の上昇幅は809.21

円と、先々週までの3週連続安での下げ幅1063.61 円の3分2

戻しをすでに達成している。東証による 2 市場投資部門別売買

によると、海外投資家は7月1週(2-6日)に現物を売り越した

が、売り越し額は314億円と前週の2858億円を大幅に下回った。

先物との合計は1884億円の売り越しとなり、売り越し額は前週

の 6297 億円から縮小した。13 日の NY ダウは 94.52 ドル高の

25019.41と続伸。週間ベースでは562.93ドルと2週連続で上昇

した。

今週は国内外での株価の反転基調の継続が見込まれ、日経平

均は戻りを試す流れが予想される。先週末は日経平均の終値が6

月21日以来およそ3週間ぶりに25日線を上回ったほか、6週、

13週、26週の各線を上抜いた。6月15日をピークに下向きで推

移してきた25日線は下落角度が緩やかになってきたほか、5日

線が 200 日線超えを窺う位置まで上昇するなどチャートの修復

が急速に進んだ。一方、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は6

日大引けで13.06倍と、大規模な銘柄入れ替えのあった2000年

以降の最高値で週末を迎えた。

一目均衡表では、日々線が前週末終値で雲上限を上回るとと

もに転換線が上昇した。遅行線の株価との下方乖離幅が縮小し

て弱気シグナルが小さくなってきたこともあり、相場の形勢が

強気寄りの中立圏への傾きつつある様子が窺える。ボリンジャ

ーバンドでは、日々線が下降中の中心線を横断して+1σを上抜

き、今週は+2σまでの上昇が予想される。ただ、-2σから+2σ

までバンドの各線がいずれも中心線に向かう「5本線収束」が続

いており、+2σを超える水準では上値がやや重くなる可能性は

頭に入れておきたいところだ。東証1部のRSIは5日の3.05%

を底として先週末には57.20%に上昇した。直近ではRSIが割安

圏を上放れて過熱圏とされる80%程度まで上昇した後、下落に

向かうパターンが多く、今週は RSI の上昇継続も株価上昇のサ

ポート要因となりそうだ。

一目均衡表(日経平均)

■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)

テクニカル分析

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -1-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2014/12連 59,421 25.4% 2,010 2,197 61.9% 1,316 89.81

2015/12連I 80,871 - 3,111 2,890 - 1,752 106.63

2016/12連I 134,283 66.0% 5,563 4,939 70.9% 3,037 174.25

2017/12連I 230,172 71.4% 11,360 10,395 110.5% 6,180 62.53

2018/12連I予 290,000 26.0% 13,800 12,800 23.1% 6,900 67.66

売買単位 100 株

7/13 終値 2148 円

目標株価 2520 円

業種 サービス

■アジアでの展開や欧州・豪州会社買収で海外事業が成長

製造系や技術系の人材派遣会社。工場への人材派遣や業務

請負を主力としている。メーカーが雇用している期間工を同社の

正社員として雇用する PEO スキームで業容を拡大。2018 年 12

月期第 1 四半期は 2 ケタの増収、増益と好スタートを切った。通

期でも2ケタ増収増益と伸長を見込む。国内外の製造業、非製造

業向け人材派遣の好調な推移が続く。同社は海外事業を成長ド

ライバーとして注力している。これまでのアジアでの展開に加

え、欧州や豪州等の人材派遣会社を買収し、人材余剰のある国

から人材不足の国へスタッフを送る人材流動化スキームを拡大し

ている。海外売上高比率は 2016 年 12 月期が約 40%、2017 年

12 月期は 50%超と着実に拡大している。

■海外事業の成長期待でボックス圏を上放れへ

株価は昨年までの上昇の後、ボックス圏での推移となっている

が、国内での堅調な業績推移に加え海外での成長期待により、

ボックス圏からの上放れを想定する。今期の増配予想も後押しと

なろう。6 月高値2172 円からその後の安値1827 円までの倍返し

水準となる 2520 円を目標株価とする。

★リスク要因

急激な円高、世界景気の鈍化。

2427:日足

ボックス圏上放れで上値追い継続

へ。

国内の事業展開をベースに、海外事業で成長へ

アウトソーシング〈2427〉東証1部

今週の分析銘柄

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -2-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2015/3連 35,233 1.3% 8,505 8,768 -3.2% 5,659 359.81

2016/3連 36,568 3.8% 8,784 8,924 1.8% 5,910 375.81

2017/3連 36,859 0.8% 7,443 7,403 -17.0% 5,786 369.06

2018/3連 36,918 0.2% 5,273 5,380 -27.3% 5,262 336.08

2019/3連予 38,770 5.0% 5,920 6,050 12.5% 5,450 176.66

売買単位 100 株

7/13 終値 4045 円

目標株価 4590 円

業種 繊維製品

■株価下落は過剰反応

先週後半にかけて株価は急落、11日に発表した第1四半期決

算が売り材料視された。営業利益は 12.5 億円で前年同期比

17.5%減益、価格競争の激化などが影響して 2 ケタ減益となっ

た。会社側の上半期計画は 28.6 億円で同 1.1%の増益であり、

低調なスタートと受け止められる形に。ただ、減益率が大きくなっ

たのは、前年同期が一時的要因で利益率が高まったことも背景

にある。また、重点分野である「プレミアムキット」への移行時期で

あり、コストが先行しやすい状況にもなっている。一方、その「プ

レミアムキット」の売上自体は順調に拡大しており、移行は順調に

進んでいることも確認されている。株価下落はやや過剰反応とも

考えたい。

■半値戻し水準までのリバウンドに期待

年初来の安値水準である 3945 円レベルは、週足一目均衡表

の雲下限レベルでもあり、目先の下値メドとなろう。短期的なリバ

ウンドの動きに注目したい。6 月13 日の高値5220 円から安値ま

での半値戻し水準となる 4590 円を目標株価としたい。

★リスク要因

価格競争の一段の激化。

3593:日足

先週末にかけて急落も下げ止まり

の兆し。

株価下落は行き過ぎで短期リバウンドに期待

ホギメディカル〈3593〉東証1部

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Market展望今週の分析銘柄 -3-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2014/12連 5,863 - 128 149 - 51 4535.00

2015/12連 6,172 5.3% 128 143 -4.0% 98 8707.00

2016/12連 6,881 11.5% 218 286 100.0% 162 137.24

2017/12連 7,792 13.2% 382 437 52.8% 319 57.10

2018/12連予 8,436 8.3% 458 459 5.0% 362 63.90

売買単位 100 株

7/13 終値 2089 円

目標株価 2500 円

業種 情報通信

■8月13日に第2四半期決算を発表

サイバーセキュリティ製品の開発と販売を中心に、ITインフラ構

築のソリューションプロダクト事業とサービス事業を展開してい

る。自治体への納入実績を持つ自社開発品「SCVX」の民間企業

への拡販を推進している。セキュリティコンサルティング、人材教

育サービスを展開するグローバルセキュリティエキスパート社と

の協業で展開力も強化される見込み。今12月期第1四半期経常

利益は前年同期比 10.3%増益と通期計画に対して約 65%の高

進捗率スタート。8 月13 日の第2 四半期決算発表、同22 日の機

関投資家・アナリスト向け説明会で好業績が見直される期待が膨

らむ。

■ゴールデンクロス示現の可能性

6月から切り返しを見せ始めた13週移動平均線が、いったん下

げ止まった26週移動平均線を下から上に突き抜けるゴールデン

クロスを示現を目前に控える。1 月の年初来高値 2442 円に対応

する6 月戻り高値2338 円後の調整は上昇中の13 週移動平均線

が新たな下値サポートとして働くかが焦点に。2442円は昨年9月

末割当の 1 対 2 の株式分割権利落後の高値でもあり、新値抜け

後の株価の動きは2500円台で一段と軽くなることが見込まれるこ

とから同水準を目標株価としたい。

★リスク要因

競争激化によるサービス価格の低下。

3968:日足

足元で下値を切り上げる展開続く。

増額有望なセキュリティ関連として注目

セグエグループ〈3968〉JASDAQ

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -4-

売買単位 100 株

7/13 終値 2967 円

目標株価 3500 円

業種 サービス

■今6月期業績予想に期待

現在の通常国会で「マイクロプラスチック対策」に関連する法案

が成立した。海岸漂着物などであるプラスチック類の円滑な処理

及び廃プラスチック類の排出の抑制、再生利用等による廃プラス

チック類の減量が明記されたことで、タイルカーペットの再資源

化技術を持つ同社に関連株としての連想人気が巡ってきてい

る。新工場のトラブルから 4 月に 6 月期業績予想を下方修正した

が、その影響も一巡したとみられる。焦点は8月10日の本決算発

表で示される 2019 年6 月期業績予想にシフトしている。

■年初来高値3640円更新が視野

2016 年の新規上場から2 年が経過した。昨年8 月以降は 2300

円台を下値メドとした推移となるなか、2 月に年初来安値 2342 円

をつけて以降は、下値を徐々に切り上げる展開入り。収斂し始め

た13週と26週移動平均線上に株価が浮上したことで、水準を切

り上げるムードが出ている。1月につけた年初来高値3640円は、

昨年3 月末割当の 1 対2 の株式分割の落ち値3585 円とほぼ同

水準で、その後は分割権利落ちの真空地帯が広がっている。ま

ずはこれらの水準までの戻りを試す展開を想定し、目標株価を

3500 円とする。

★リスク要因

工場稼働トラブルの再発。

6531:日足

切り上がる 5 日線に沿った推移。

廃プラ処理関連と今期業績への期待が手掛かり材料に

リファインバース〈6531〉マザーズ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2014/6連 1,702 - 129 102 - 68 267.05

2015/6連 1,809 6.3% 179 149 46.1% 70 272.11

2016/6連 2,120 17.2% 267 247 65.8% 164 127.90

2017/6連 2,294 8.2% 280 264 6.9% 315 107.56

2018/6連予 2,491 8.6% 110 100 -62.1% 137 45.79

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -5-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2015/3連I 98,839 -3.0% 10,882 11,591 -18.6% 7,857 55.72

2016/3連I 95,532 -3.3% 5,897 5,434 -53.1% 3,760 27.38

2017/3連I 87,638 -8.3% 4,234 3,628 -33.2% 2,698 19.65

2018/3連I 85,967 -1.9% 4,912 4,602 26.8% 2,880 20.97

2019/3連I予 92,000 7.0% 6,600 6,600 43.4% 5,000 36.40

売買単位 100 株

7/13 終値 1504 円

目標株価 1750 円

業種 電気機器

■5G関連製品をけん引役に業績拡大へ

足元では、高速通信サービス(LTE)と次世代無線通信規格

(5G)との世代間の投資端境期にあるものの、今後は 5G の投資

拡大によって、同社の手掛ける通信計測機器の需要は拡大が見

込め、業績も拡大局面に入るだろう。5G は、携帯電話などモバイ

ル分野以外にも車載向けなど活用分野が多岐にわたることが期

待される。市場規模の拡大スピードは LTE に比べて緩やかな状

況にあるが、ピーク時には LTE 以上になることが想定されてい

る。同社も、LTE 関連製品から 5G関連製品へ売上構成がシフト

し、採算性の高い 5G 関連製品だけに追い風になることが見込ま

れる。

■PQA事業も安定成長に

食品内の異物を X 線で検出する機器などを扱う PQA 事業も、

国内外の食品メーカーの旺盛な設備投資意欲から安定的な成

長が予測される。株価は好業績を織り込む形で上昇トレンド入り

しよう。6 月高値から直近安値までの倍返し水準となる 1750 円レ

ベルを目標株価とする。

★リスク要因

通信計測機器の需要低迷など。

6754:日足

25 日線到達から目先は調整場面もあ

ろうが 5 日線を支持線に上昇基調へ。

次世代通信規格向け機器需要の拡大期へ

アンリツ〈6754〉東証1部

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -6-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2015/3連 18,758 1.3% 2,332 2,413 7.7% 1,427 117.47

2016/3連 18,859 0.5% 2,268 2,370 -1.8% 1,594 129.99

2017/3連 19,194 1.8% 1,867 1,957 -17.4% 1,408 114.72

2018/3連 20,350 6.0% 2,572 2,651 35.5% 1,887 153.76

2019/3連予 20,600 1.2% 2,700 2,800 5.6% 2,000 162.90

売買単位 100 株

7/13 終値 2528 円

目標株価 2800 円

業種 電気機器

■補聴器関連製品が新たな成長期に

日本の補聴器使用率は約 14%と米国の約 30%、英国の約

40%などに比べて低く、潜在的な市場成長力は大きく、補聴器

や聴力検査用のオージオメーターで国内シェアトップの同社製

品へのニーズは高まろう。アルツハイマー病患者の聴覚が衰え

ると症状が悪化するとの学会報告もあり、期待は高まっている。

アルツハイマー認知症患者向けを軸に欧米並みへの使用率上

昇が今後の成長の追い風になること期待されている。オージオメ

ーターも 2015 年4 月に聴覚障害の認定基準が変更されたことを

受けて、新製品を投入していることが業績拡大要因になろう。

■音響・振動計測機器も伸び続く

音響・振動計測機器は、東京などの都市部を中心とした建設工

事が活況であることから、工事現場での騒音計などの需要拡大

が続こう。また、東京五輪に向けた建設工事の増加が見込まれる

ことも追い風になろう。株価はヘルスケア・医療関連機器企業の

平均PER17倍程度の評価が妥当で、足元の1株利益(EPS)を踏

まえ、目先は目標株価を 2800 円に設定したい。中期的には 2 月

に付けた上場来高値(3110 円)奪回を目指す動きに突入しよう。

★リスク要因

海外企業との競争激化など。

6823:日足

足元の株価急騰から調整しようが、5

日線を支持線に再上値へ。

補聴器関連製品の成長などで好業績が続こう

リオン〈6823〉東証1部

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Market展望今週の分析銘柄 -7-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2014/12連 17,086 19.2% 1,970 2,007 143.0% 1,348 98.97

2015/12連 19,432 13.7% 2,892 2,914 45.2% 2,126 156.03

2016/12連 18,131 -6.7% 1,677 1,682 -42.3% 1,167 85.67

2017/12連 20,891 15.2% 2,503 2,630 56.4% 1,998 146.67

2018/12連予 22,700 8.7% 3,070 3,220 22.4% 2,540 186.40

売買単位 100 株

7/13 終値 4735 円

目標株価 5200 円

業種 電気機器

■業績は一段の上振れ余地残す

先週末に第 2 四半期の決算を発表している。累計営業利益は

17.3 億円で前年同期比 40.3%増益、従来予想の 14.1 億円を上

回る着地になった。自動車や電子部品業界における設備投資が

国内外で好調に推移していることが好業績の背景となっている。

通期予想も 28.2 億円から 30.7 億円に上方修正した。一方、4-6

月期は 33.3%増と 1-3 月期の44.9%増から増益率は鈍化、上方

修正幅も限定的であり、短期的には決算インパクトが強まらない

可能性もある。ただ、出尽くし感から利食い売りが先行した場合

は押し目買いの好機となろう。この段階で年間配当予想を 65 円

から75 円に引き上げており、下半期の業績に対する自信の表れ

とも捉えられ、一段の業績上振れの可能性は高いといえよう。

■当面業績ピークアウトは想定しにくい

とりわけ、自動車業界は電動化進展といった環境激変のタイミ

ングを迎えており、試験装置や測定器などの研究開発投資は今

後も高水準が続くことが見込まれる。当面、同社の業績ピークア

ウトは想定しにくい状況といえる。目先、上放れの勢いを強めると

考え、現値より10%程度上昇した水準の5200円レベルを目標株

価としたい。

★リスク要因

バリュエーション面での割安感乏しい。

6866:日足

もみ合いから緩やかに上放れの動

きへ。

自動車電装化の流れに乗って好業績が続く見通し

日置電機〈6866〉東証1部

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Market展望今週の分析銘柄 -8-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2015/3連 362,772 9.6% 38,800 59,218 64.9% 45,296 420.16

2016/3連 352,397 -2.9% 33,635 36,625 -38.2% 25,686 241.91

2017/3連 352,010 -0.1% 31,827 35,579 -2.9% 26,432 249.88

2018/3連 397,106 12.8% 57,004 54,213 52.4% 37,249 352.14

2019/3連予 420,000 5.8% 58,000 61,000 12.5% 44,000 415.98

売買単位 100 株

7/13 終値 9640 円

目標株価 11000 円

業種 電気機器

■自動車や産業機器向けを強化

半導体メーカー。主力のカスタム LSI で国内トップシェアを持

つ。アナログLSIとデジタルLSI技術を組み合わせて自動車や産

業機器市場と、IoTへの取組みを強化している。2018年3月期は

2ケタの増収、増益着地と伸長した。自動車のEV化を追い風に、

自動車向けの IC や半導体素子が好調に推移した。また、IoT 化

の進展により、FA・計測器向けの IC 等も伸びた。2019 年3 月期

も増収、増益と堅調な推移を見込む。引き続き自動車の EV 化や

IoT の進展が追い風となる。同社は成長を見込む自動車や産業

機械向けの販売比率や海外売上を 50%に引き上げることを目標

に、継続的な増産投資を行っている。今期も浜松やフィリピン等

で生産能力の増強や新棟の立ち上げを予定している。

■緩やかな上昇基調へ

株価は6月の販売動向などを材料に調整となっている。一目均

衡表では雲の下限を下抜けしたが、堅調な業績を背景に緩やか

な上昇基調への転換を予想する。目標株価は直近高値水準の

11000 円とする。

★リスク要因

急激な円高。

6963:日足

25日線突破、5 日線と 25日線のゴー

ルデンクロスでリバウンド本格化も。

自動車のEV化やIoT進展を追い風に、堅調な業績の伸びが続く

ローム〈6963〉東証1部

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週刊相場観測誌

Market展望読者の気になる銘柄

(株)

ファーストリテイリング 東証 1 部〈9983〉/海外事業の想定以上の好調確認で安心感

(株)

先週末にかけては大幅続伸。12 日

に発表した第 3 四半期決算が好感さ

れた。累計営業利益は2389億円で前

年同期比 32%増益、3-5 月期は 684

億円で同37%増益となっている。3-5

月期は、国内ユニクロ事業が同 31%

増益、海外ユニクロ事業が同 64%増

益となり、初めて海外事業が国内事業

の水準を上回った。売上総利益率が上

昇して、販管費率は低下、中国大陸の

既存店増収率も2ケタ増を達成と、中

期成長期待も一段と高まる状況に。

足元における国内既存店の伸び悩

みなども警戒されたが、想定外の海外

事業好調が確認されたことで、過度な

警戒感は後退する状況にもなってい

る。短期的には、6月21日の高値53420

円が急接近していることで利食い売

り圧力も強まろうが、世界的な貿易戦

争の行方が不透明で輸出関連株が手

掛けにくい中、25 日線レベルでは押

し目買いの動きも強まりそうだ。

東京エレクトロン 東証 1 部〈8035〉/今週は TSMC の投資計画などが要注目に

先週は地合い好転で自律反発の動

きが優勢になったが、12日には逆行安

となるなど、神経質な状況は継続して

いる。米国市場でも米中貿易戦争によ

る影響が大きいと懸念されている銘

柄が売られており、とりわけ、収益面

で中国市場の依存度が高い半導体株

の軟調さが目立っている。当面は海外

関連株の動向を睨みながらの様子見

ムードが強まる動きとなろう。

先週末は安川電機<6506>が下落、6

月に入り AC サーボが、サムスンの設

備投資延期により半導体関連につい

ても調整入りとされたことがマイナ

ス視された。大手半導体メーカーの投

資意欲減退を意識させるものとなろ

う。今週はASMLやTSMCなど半導体関

連大手の決算発表も予定されている。

とりわけ、TSMCの設備投資計画は要注

目、想定以上の下振れとなれば、株価

へのネガティブインパクトは強まる

こととなろう。

読者の気になる

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Market展望今週のテクニカル妙味銘柄

エラン 東証1 部〈6099〉

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

A

A

日足ベースのローソク足。5 日に200

日線をわずかに上回る水準まで売られ

た後、反騰トレンドに乗っている(点

線・四角A)。先週末には上昇中の5日

線が25 日を上回る短期ゴールデンクロ

スを示現し、強気相場入りが期待される

(点線・丸B)。2800円から上の累計出

来高は薄く、戻り売りは少ないだろう。

6月15日に付けた年初来高値2899円を

超えれば、青天井の上昇が期待できよ

う。26 週線など長期線の上向き推移も

強気材料。

アルパイン 東証1 部〈6816〉

週足ベースの一目均衡表。先週の株価

は雲上限を突破した。横ばいで推移する

基準線の下には上昇中の転換線が急接

近しており(点線・四角A)、転換線を

上抜く勢いにある。株価の下方で推移し

てきた遅行線は先週末、株価とほぼ同水

準に上昇して弱気シグナル発生を止め

たことも株価のプラス材料(点線・丸

B)。上向いた13週線が26週線を突破

してきていること点も株価推移を後押

しするだろう。

B

B

-5 -25 -75 -200

今週のテクニカ

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Market展望 カテゴリー考察 テーマ別分析

■主なキャッシュレス関連銘柄

コード 銘柄 市場7/13

株価(円)概要

2428 ウェルネット 東証1部 1,021.0 コンビニの決済代行大手としてスマホを活用した電子マネーアプリ展開

3048 ビックカメラ 東証1部 1,748.0 キャッシュレス推進協議会初期メンバー

3099 三越伊勢丹ホールディングス 東証1部 1,336.0 キャッシュレス推進協議会で副会長職

3623 ビリングシステム マザーズ 6,100.0 QRコード利用のスマホ決済ツール「PayB」を展開

3753 フライトホールディングス 東証2部 1,273.0 「インクレディストプレミアム」というマルチ決済端末を提供

3769 GMOペイメントゲートウェイ 東証1部 13,760.0 ECサイトの総合決済システム「PGマルチペイメントサービス」

3938 LINE 東証1部 5,090.0 電子マネー「LINE Pay」を展開

3960 バリューデザイン マザーズ 2,245.0 自社ブランドで発行できる電子プリペイドカードシステム「バリューカード」を提供

3994 マネーフォワード マザーズ 5,560.0 キャッシュレス推進協議会初期メンバー

3995 SKIYAKI マザーズ 4,525.0 イベント会場での利用を想定したスマホ決済サービスを展開

4689 ヤフー 東証1部 368.0 QRコード決済のほか「Yahooウォレット」「Yahooマネー」を事業化

4824 メディアシーク マザーズ 610.0 スマホ向けQRコード読み取りアプリ「アイコニット」を開発

6172 メタップス マザーズ 2,585.0 グループ会社がQRコード活用のデジタルウォレット「プリン(pring)」を提供

6424 高見沢サイバネティックス JASDAQ 1,370.0 キャッシュレス推進協議会初期メンバー

6664 オプトエレクトロニクス JASDAQ 637.0 バーコードリーダーやQRコードリーダーなどを手掛ける

6758 ソニー 東証1部 5,978.0 非接触型ICカードの技術方式「フェリカ(FeliCa)」を開発

8179 ロイヤルホールディングス 東証1部 2,796.0 キャッシュレス推進協議会で理事職

9020 東日本旅客鉄道 東証1部 10,130.0 キャッシュレス推進協議会で理事職

9432 日本電信電話 東証1部 5,119.0 キャッシュレス推進協議会で会長職

9984 ソフトバンクグループ 東証1部 9,722.0 キャッシュレス推進協議会で理事職

■「キャッシュレス推進協議会」発足

経済産業省は7月3日、キャッシュレス社会の実現に向けた取り組みの推進母体として、産学官からなる「キャッシュレス推進

協議会」を立ち上げた。これを前に4月11日に公表した「キャッシュレス・ビジョン」では、大阪・関西万博(2025年)に向け

て、「支払い方改革宣言」として「未来投資戦略2017」で設定したキャッシュレス決済比率40%の目標前倒しを宣言している。

キャッシュレス推進協議会では近く、創立大会を開催し、キャッシュレス推進に向けた本格的な活動を開始する。毎年度、個別

のテーマについて検討を行う「プロジェクト」を組成。まず、初年度である2018年度は「QRコード決済の標準化」「自動サービス

機におけるキャッシュレス普及促進」「キャッシュレス支払い時におけるペーパーレス」「キャッシュレス関連統計の整備」「キャ

ッシュレス・ビジョン2019の策定」「APIガイドラインの整備」「協議会業務の拡大検討」の7つのプロジェクトを推進し、世界最

高水準となるキャッシュレス決済比率80%の実現を目指す。

大手企業は、決済の電子化などによる合理化効果などが享受できるほか、QRコード、電子マネーシステム開発のベンチャー企業

にとっても一大商機となることから、株式市場での物色人気は継続することが期待される。

テーマ別分析:キャッシュレスは国策テーマ、QR コードもキーワード

出所:フィスコ作成

テーマ別分析

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Market展望

■決算発表前のリバウンド期待銘柄

コード 銘柄 市場7/13株価

(円)時価総額(億円)

ROE(%)

株価騰落率(%)

予想1株利益(円)

3374 内外テック JASDAQ 2408.0 70.5 21.3 -28.76 321.47

3932 アカツキ 東証1部 3990.0 552.2 44.7 -15.64 -

5358 イソライト工 東証1部 636.0 150.1 22.6 -29.02 76.42

5742 NICオート JASDAQ 1248.0 68.6 15.8 -28.93 -

5807 東京特殊電線 東証1部 2661.0 181.2 20.1 -14.71 267.98

7717 Vテクノロジー 東証1部 20010.0 1,005.7 50.0 -30.08 2019.59

7735 SCREEN 東証1部 7790.0 3,956.9 18.2 -13.54 789.94

8035 東京エレク 東証1部 18705.0 30,902.7 29.0 -11.16 1645.20

8891 エムジーホーム 東証2部 949.0 27.6 22.4 -26.94 213.45

9423 フォーバルリアル JASDAQ 101.0 23.7 33.8 -18.55 2.78

(注)株価騰落率は4/27終値比

カテゴリー考察 スクリーニング分析

決算発表を受けて見直しの可能性も高い銘柄群

■米国市場では決算発表がスタート

米国市場では4-6月期決算発表がスタート、今後は国内でも決算発表が本格化してくる。業績面への関心が強まっていくことに

なりそうだ。今回はここまで好業績が続いているものの、前回の決算発表時期に当たる5月以降の株価パフォーマンスが低い銘柄

をスクリーニングしている。出尽くし感が強まったり、保守的な業績見通しなどが警戒された可能性が高く、決算発表を受けて見

直しの動きが強まる公算も大きいものと考えられる。

スクリーニング要件としては、①4月27日以降の株価下落率が10%以上、②前期まで3期連続営業20%以上増益、③実績ROE

が15%以上。④3月期決算銘柄。

出所:フィスコアプリより作成

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Market展望

銘柄コード 銘柄略称 概要

2378 ルネサンス「スポーツクラブルネサンス」運営。シニア層に特化する旅行会社「クラブツーリズム」と提携して出

会いの場の演出、会員定着を試みる

2928 RIZAPG完全個室のプライベートジム「RIZAP」の他、法人、健康保険組合、自治体向けに健康増進プログラ

ムを展開。ゴルフや英語スクールにも進出

6098 リクルートHDグループ企業リクルートマーケティングパートナーズで、趣味と資格のスクール情報総合サイト「ケイコとマナブ.net」を展開

7951 ヤマハ幼児から小学生向けの「ヤマハ音楽教室」、大人向けの「ヤマハ大人の音楽レッスン」、幼児から大人対象の「ヤマハ英語教室」を展開

7952 河合楽「カワイ音楽教室」ではピアノレッスンに加え、学研ホールディングス(9470)と提携し、「学研教室」も

併設。子供向け「カワイ体育教室」も展開

9766 コナミHDグループ会社コナミスポーツクラブで「エグザス」や「コナミスポーツクラブ」を展開。フィットネスや各

種スクールの他、企業や地域向け健康指導や健康サポートも

9783 ベネッセHD 「こどもちゃれんじ English」、「Berlitz」など英語・語学のスクール・プログラムを展開

カテゴリー考察 先週の話題レポート

拡大傾向にある「習い事」市場

■フィットネスクラブ、外国語会話教室の売上増加

経済産業省は、特定のサービス産業の経営動向を把握するため、「特定サービス産業動態統計」を発表している。7月10日に発表

された5月速報では、フィットネスクラブの売上高は前年同月比で8ヵ月連続、外国語会話教室は同じく14ヵ月連続で増加した。

SMBC日興証券では、フィットネスクラブは利用者が増加しているほか、外国語会話教室では、受講料収入、教材料売上高、受講生

数いずれも増加しており、市場の拡大を示唆していると指摘。また、内閣府が発表する消費動向調査でも自己啓発やスポーツ活動

費のサービス支出DIは2015年以降改善傾向にあり、景気の回復などを背景に支出を増やす意向が窺えるという。その背景には、

子供にお金をかけて学ばせたい、元気なシニアが改めて学びたい、健康を維持したい、といったニーズが高まっていることも後押

ししているとのこと。同レポートでは、習い事を巡っては多様なメニュー、多彩なサービスが展開されているとし、主な習い事関

連銘柄を紹介している。

出所:SMBC 日興証券作成

■主な習い事関連銘柄(SMBC 日興証券)

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Market展望

7月6日時点の2市場信用残高は、買い残高が1005億

円減の3兆2191億円、売り残高が261億円減の7310億

円だった。買い残高は5週連続で減少、売り残高も3週

連続で減少した。買い方の評価損益率は-11.57%から

-13.80%に悪化し、売り方の評価損益率は 0.94%から

4.99%となった。信用倍率は4.38倍から4.40倍になっ

ている。

この週(7月2日-6日)の日経平均は前週末比516.37

円安の21788.14円、週間ベースでは3週連続の下落。米

中貿易摩擦による景気の悪化懸念から、上海総合指数を

中心にアジア株が下げたことをきっかけに2日の後場に

日経平均は急落。先物主導で売られる中、日経平均は一

時520円安と急落して取引時間中では5月30日、終値ベ

ースでは4月17日以来となる22000円割れに沈んだ。そ

の後も米中通商問題を巡る先行き不透明感や中国の景気

減速への警戒感、上海総合指数の下げなどから日経平均

は5日にかけて4日続落した。

個別では富士通<6702>の信用倍率が 9.48 倍から 2.88

倍と取り組みに厚みが増した。外資系証券が投資判断の

格上げを行ったことが材料視された。ボトム圏からのリ

バウンド局面によって、買い方のポジション整理が進む

一方、新規に売り残が積みあがる格好に。また、あらた

<2733>も2.04倍から0.77倍と取り組みが改善。公募増

資やCB発行による希薄化が嫌気され、株価は急落する展

開となった。

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000

3/3

0

4/1

3

4/2

7

5/1

8

6/1

6/1

5

6/2

9

2.62.83.03.23.43.63.84.04.24.44.64.85.0

3/30

4/13

4/27

5/18

6/1

6/15

6/29

コード 市場 銘柄7/13終値

(円)

信用買残

(7/6:株)

信用売残

(7/6:株)

信用倍率

(7/6:倍)

信用買残

(6/29:株)

信用売残

(6/29:株)

信用倍率

(6/29:倍)

6702 東証1部 富士通 725.7 8,573,000 2,973,000 2.88 12,234,000 1,290,000 9.48

2733 東証1部 あらた 5,340.0 225,200 294,300 0.77 33,000 16,200 2.04

2678 東証1部 アスクル 3,045.0 257,400 475,700 0.54 214,000 204,200 1.05

9433 東証1部 KDDI 3,142.0 490,400 646,700 0.76 695,000 477,800 1.45

3549 東証1部 クスリのアオキ 8,750.0 50,800 148,600 0.34 59,000 100,100 0.59

6047 東証1部 Gunosy 1,726.0 1,808,300 765,700 2.36 1,780,600 451,200 3.95

2593 東証1部 伊藤園 5,070.0 15,000 362,600 0.04 19,200 305,500 0.06

6770 東証1部 アルプス 3,090.0 2,533,900 637,700 3.97 3,046,400 489,500 6.22

9984 東証1部 ソフトバンクG 9,722.0 6,743,000 1,047,800 6.44 7,569,000 760,300 9.96

6997 東証1部 日ケミコン 4,380.0 180,300 280,200 0.64 206,400 214,200 0.96

5020 東証1部 JXTG 767.0 1,866,800 1,950,500 0.96 2,360,400 1,679,200 1.41

3539 東証1部 JPNミート 2,138.0 429,500 672,400 0.64 771,900 845,500 0.91

6981 東証1部 村田製 19,665.0 317,400 341,500 0.93 357,500 269,900 1.32

9697 東証1部 カプコン 2,640.0 209,400 406,400 0.52 252,900 344,800 0.73

7717 東証1部 Vテクノロジー 20,010.0 714,600 86,800 8.23 735,700 65,800 11.18

カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data

売り方の需給が大きく改善

取組みが改善した銘柄

信用倍率(倍)

信用残高 金額ベース 単位:百万円

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Market展望 連載コラム

コラム:英政局とポンドの行方

最近のドルとユーロは政治情勢と中銀の金融政策に翻ろう

された値動きになっていますが、ポンドもそれに仲間入りした

ようです。イギリスの欧州連合(EU)離脱をめぐる政権内の対

立が有力閣僚の辞任に発展したことで、ポンドもメイ首相の支

持率と同様、低空飛行が続くのでしょうか。

英中銀金融政策委員会(MPC)が早ければ 8 月の会合で追

加利上げに踏み切るとの思惑から、6 月末以降はポンドの回

復基調が続いていました。足元で発表された堅調な経済指標

もそれを後押しする形でポンドを押し上げてきました。しかし、

デービス EU 離脱担当相、ジョンソン外相と離脱強硬派の有力

2 閣僚がメイ首相のソフト路線に反対し、相次いで辞任。政権

の弱体化を嫌気した売りが出やすい地合いとなっています。

2016 年 6 月の EU 離脱を争点とした英国民投票で「残留」

48%対し「離脱」52%と市場予想を覆す結果となったことで、ポ

ンド・ドルは 1.50 ドル台から 1.32 ドル台まで急落。その後も下

げ続け、2017 年 1 月には 1.20 ドルを割り込む場面もありまし

た。ただ、国内経済が改善に向かい、英中銀は同年11月には

10 年超ぶりに政策金利の引き上げに踏み切り、ポンドは今年

春に国民投票前の水準である 1.43 ドル台に回復しました。

その後、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加

速期待を背景としたドル買いが強まり、ポンドは 6 月末に 1.30

ドル台に失速。英中銀が FRB に追随し、引き締め路線を鮮明

にするかどうか、という矢先の閣僚辞任劇でした。英中銀の金

融政策はポンド買い材料ですが、こうした政治情勢の不安定

化は今後も折に触れポンドの押し下げ要因になると見込まれ

ます。

ただ、ブレグジット問題をきっかけに、これから政局が流動

化するとも思えません。直近の調査によると、2016 年の国民

投票を棄権した有権者の多くが「残留」に傾いているほか、

「離脱」はイギリスの経済に悪影響をもたらすとの回答が全体

の半数近くにのぼるなど、EU 離脱自体にネガティブな意見が

増えているようです。保守党内の離脱派が勢力を強め、ハー

ド路線に向かわせるとのシナリオには無理があります。

EU 離脱は、何よりも内容が複雑すぎ、交渉の過程で矛盾が

生じやすい項目がいくつもあります。例えば、北アイルランド

の国境問題は、カトリック系住民とプロテスタント系住民の和

平の歴史を考えれば、国境の壁を簡単に設置するわけにもい

きません。EU との交渉方針をまとめるのに 2 年もかかった点

や、その間にハード路線からソフト路線に切り替わったこと

も、交渉の難しさをうかがわせます。

もともと EU 残留派だったメイ首相が離脱交渉を進めるのは

民意を形にするためですが、さらに言えば、キャメロン前首相

退陣の際、離脱派の有力議員が次々と党首選への出馬を辞

退したためではなかったでしょうか。その 1 人は今回外相を辞

任したジョンソン氏です。ソフト路線に異を唱えるのは一見筋

が通っているようですが、離脱派による政局狙いにすぎず、

合理性は見当たりません。

結局、メイ首相以外、EU 離脱に真剣に取り組もうとする政治

家はいないとみられます。低支持率でどこか頼りなさげなが

らも奇妙な安定感のあるメイ政権の存続が、極端なポンド売り

を回避させるでしょう。

連載コラム

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Market展望 資料編 今週のMarket Data

1 スケジュール 経済カレンダー 2-4

決算カレンダー 5

2 レーティング 格上げ・買い推奨 6

格下げ・売り推奨 7

3 投資主体別売買動向 総括コメント 8

市場別データ 9

4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 10

5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部) 11

雲下抜け銘柄(東証1部) 12

今週のマーケットデータ

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Market展望 経済カレンダー - 1 Market Data

7月16日~7月21日※全て日本時間で表示

経済カレンダー

日付 曜日 時間 内容

7月16日 月 11:00 中・固定資産投資(6月)

11:00 中・GDP(4-6月)

11:00 中・鉱工業生産指数(6月)

11:00 中・小売売上高(6月)

15:30 印・卸売物価(6月)

16:00 トルコ・失業率(4月)

18:00 欧・貿易収支(5月)

20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(7月15日まで1カ月間)

20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(7月)

20:25 ブ・週次景気動向調査

20:30 ブ・経済活動(5月)

21:30 米・小売売上高(6月)

21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)

23:00 米・企業在庫(5月)

27:00 ブ・貿易収支(週次)(7月15日まで1カ月間)

株式市場は祝日のため休場(海の日)

米ロ首脳会談

欧・中国首脳会議(17日まで)

国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)改訂版を公表

決算発表 ブラックロック、BofA、ネットフリックス

7月17日 火 07:45 NZ・消費者物価指数(4-6月)

10:30 中・新築住宅価格指数(6月)

13:00 首都圏マンション発売(6月)

17:30 英・失業率(6月)

17:30 英・ILO失業率(3カ月)(5月)

22:15 米・鉱工業生産指数(6月)

22:15 米・設備稼働率(6月)

23:00 米・NAHB住宅市場指数(7月)

29:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(5月)

国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年)(日本銀行)

米・FRB議長が上院銀行委員会で半期に1度の議会証言

欧・新車販売台数(6月)

決算発表 J&J、ゴールドマン

7月18日 水 17:00 南ア・消費者物価指数(6月)

17:30 英・消費者物価コア指数(6月)

17:30 英・生産者物価産出コア指数(6月)

18:00 欧・ユーロ圏CPI改定値(6月)

20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、2次プレビュー)(7月)

20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:30 米・住宅着工件数(6月)

21:30 米・住宅建設許可件数(6月)

米・FRB議長が下院金融委員会で証言

米・地区連銀経済報告(ベージュブック)

決算発表 ノバルティス、ASML、IBM、モルガンS、アメックス、イーベイ

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Market展望 経済カレンダー - 2

Market Data

7月16日~7月21日※全て日本時間で表示

日付 曜日 時間 内容

7月19日 木 08:50 貿易収支(6月)

10:30 豪・失業率(6月)

15:00 工作機械受注(6月)

17:30 英・小売売上高指数(6月)

21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)

21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月)

23:00 米・景気先行指数(6月)

国債買い入れオペ(残存10-25年、残存25年超、残存5-10年)

南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表

米・クオールズFRB副議長が講演

インドネシア・中央銀行が政策金利発表

決算発表 ブラックストーン、マイクロソフト

7月20日 金 08:30 消費者物価コア指数(6月)

08:50 対内・対外証券投資(先週)

13:30 全産業活動指数(5月)

17:00 欧・経常収支(5月)

21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(7月)

21:30 加・小売売上高(5月)

21:30 加・消費者物価指数(6月)

米・セントルイス連銀総裁が講演

決算発表 GE

7月21日 土 G20財務相・中央銀行総裁会議(22日まで)

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Market展望 スケジュール 日米主要経済指標のポイント

■(米)6 月鉱工業生産

17 日(火)午後10 時15 分発表予定

(予想は、前月比+0.6%) 参考となる5月実績は予想に反して4月改定値から0.1%低下した。自動車部品供給業者の大規

模火災などで製造業が前月比0.7%低下したことが影響した。ただし、鉱業は1.8%、電気・ガスは1.1%上昇。6月については

製造業の回復が見込まれることや鉱業が順調であることから、プラスになる見込み。市場予想は妥当か。

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■(米)6 月住宅着工件数

18 日(水)午後9 時30 分発表予定

(予想は、132.5万戸) 参考となる5月実績は135万戸。5月の建設許可件数は130.1万件にとどまっており、住宅市況は特

に悪化していないものの、米利上げ継続で130万戸を大幅に上回る水準を維持することは難しくなっている。6月については5

月に増加した反動でやや減少する可能性がある。市場予想は妥当な水準か。

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■(日)6 月貿易収支

19 日(木)午前8 時50 分発表予定

(予想は、+5312億円) 参考となる6月上中旬分の貿易統計では、輸出額が前年同月比+6.9%で輸入額の伸びを上回った。

この時点の貿易収支は+2127億円で黒字額は前年比+59.1%。前年6月の貿易収支は+4332億円だったことから、今年6月の

貿易黒字額は前年実績を上回る可能性が高い。

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■(日)6 月全国消費者物価コア指数

20 日(金)午前8 時30 分発表予定

(予想は前年比+0.8%) 参考となる5月実績は前年比+0.7%で市場予想と一致した。外食やエネルギーが押し上げに寄与し

たが、外国パック旅行費は下落。6月についてはエネルギー価格の上昇が続いていることや人件比上昇の影響が出ることから、

物価上昇率は5月実績を上回る可能性が高い。

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日米主要経済指標のポイント

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Market展望

決算カレンダー

Market Data

決算カレンダー

※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。

日付 コード 銘柄 上場部名 時刻 日付 コード 銘柄 上場部名 時刻

7月17日 3283 プロロジス 東証REIT

7月17日 3479 TKP マザーズ

7月17日 3994 マネーフォワード マザーズ

7月17日 5990 スーパーツール ジャスダックS 15:00

7月17日 7610 テイツー ジャスダックS

7月17日 8244 近鉄百 東証1部

7月17日 8966 平和RE 東証REIT

7月18日 8976 大和オフィス 東証REIT

7月18日 8977 阪急リート 東証REIT

7月19日 2397 DNAチップ 東証2部 16:00

7月19日 3472 大江戸温 東証REIT

7月19日 8617 光世証 東証1部 14:00

7月19日 9914 植松商 ジャスダックS 15:00

7月20日 2656 ベクター ジャスダックS 15:00

7月20日 4765 モーニングスタ ジャスダックS

7月20日 4929 アジュバン 東証1部 15:00

7月20日 5423 東製鉄 東証1部 15:00

7月20日 5609 日鋳造 東証2部 15:00

7月20日 5933 アルインコ 東証1部 15:00

7月20日 6961 エンプラス 東証1部 15:00

7月20日 9267 Genky 東証1部 09:00

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Market展望

レーティング 格上げ・買い推奨

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

レーティング

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

7月9日 SMBC日興 3092 スタートトゥ 2→1格上げ 4000→5200

UBS 7956 ピジョン BUY新規 7000

いちよし 3134 Hamee A新規 -

みずほ 4917 マンダム NEUTRAL→BUY格上げ 3800→4300

大和 3549 クスリのアオキ 2→1格上げ 7000→9000

6857 アドバンテ 3→2格上げ 2500→3000

東海東京 1821 三住建設 OUTPERFORM新規 1200

2767 フィールズ OUTPERFORM新規 1700

3098 ココカラファイン OUTPERFORM新規 9000

4046 大阪ソーダ OUTPERFORM新規 3900

5352 黒崎播磨 OUTPERFORM新規 9400

6030 アドベンチャ OUTPERFORM新規 13800

6200 インソース OUTPERFORM新規 3100

6235 オプトラン OUTPERFORM新規 5550

6480 日トムソン OUTPERFORM新規 310

6879 イマジカロボ OUTPERFORM新規 1400

7278 エクセディ OUTPERFORM新規 4800

9369 キユソー流通 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 3190→3460

野村 4523 エーザイ NEUTRAL→BUY格上げ 8400→15000

7月10日 SMBC日興 8975 いちごオフ 2→1格上げ 93000→110000

ゴールドマン 3116 トヨタ紡織 売り→中立格上げ 2150

シティ 4523 エーザイ 2→1格上げ 15000

ドイツ 5108 ブリヂストン HOLD→BUY格上げ 4850→4900

7月11日 JPモルガン 7453 良品計画 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 40600

ゴールドマン 8905 イオンモール 中立→買い格上げ 2900

みずほ 5002 昭和シェル NEUTRAL→BUY格上げ 1650→1950

5019 出光興産 NEUTRAL→BUY格上げ 4300→5000

7月12日 CS 7278 エクセディ NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 3700→4100

9433 KDDI OUTPERFORM新規 3600

UBS 8113 ユニチャーム BUY新規 -

大和 5002 昭和シェル 2→1格上げ 1500→2110

5019 出光興産 3→1格上げ 4070→5420

東海東京 6823 リオン OUTPERFORM新規 3250

7月13日 いちよし 7581 サイゼリヤ B→A格上げ 3000→2700

みずほ 6376 日機装 BUY新規 1400

野村 3679 じげん BUY新規 1210

8114 デサント BUY新規 2400

9039 サカイ引越 BUY新規 7000

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Market展望

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

7月10日 SMBC日興 3292 イオンリート 1→2格下げ 160000→147000

3298 インベスコ 1→2格下げ 18125→18200

いちよし 3193 鳥貴族 B→C格下げ 2500→1800

7月12日 ドイツ 3064 MonotaRO BUY→HOLD格下げ 4200→4600

7月13日 野村 4186 応化工 BUY→NEUTRAL格下げ 4700→4400

レーティング 格下げ・売り推奨

格下げ・売り推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

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Market展望

個人 単位:億円 外国人 単位:億円

生・損保 単位:億円 信託銀 単位:億円

投信 単位:億円 事業法人 単位:億円

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投資主体別売買動向 - 1 総括コメント

7月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で1884億円と売り越し継続。現物についても売り越し継続。また、

個人投資家は348億円と買い越し継続。その他、生・損保は73億円、事法は739億円と買い越しに転じた一方で、投信は466億

円、都地銀は577億円と売り越しに転じた。また、信託は948億円と買い越し継続となった。

自己は、現物、225先物売り、TOPIX 先物買いで135 億円と売り越しに転じた。この週の裁定残は、ネットベースで243億円減

少の9762億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で2.32%の下落だった。

7 月第 1 週:外国人投資家は総合で売り越し継続

投資主体別売買動向

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週刊相場観測誌

Market展望

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

18/03/26 164 ▲389 48 770 ▲472 11 ▲296 10

18/04/02 611 ▲1,265 1,585 ▲523 190 ▲69 ▲282 281

18/04/09 1,258 ▲1,562 845 ▲110 133 ▲129 ▲116 ▲72

18/04/16 1,630 ▲2,444 1,151 293 ▲32 ▲176 ▲140 19

18/04/23 4,336 ▲2,596 ▲1,509 523 ▲55 ▲107 ▲223 ▲259

18/05/01 978 ▲539 17 ▲188 401 ▲25 ▲62 ▲480

18/05/07 4,473 ▲2,945 ▲12 ▲285 248 ▲218 ▲198 ▲829

18/05/14 4,056 ▲3,645 ▲937 ▲68 938 ▲321 ▲155 44

18/05/21 1,749 1,452 ▲3,404 ▲759 1,466 ▲123 ▲243 ▲403

18/05/28 ▲389 2,071 ▲3,076 ▲1,350 1,439 148 ▲12 697

18/06/04 1,871 ▲3,059 205 90 582 40 ▲752 1,119

18/06/11 871 ▲1,427 318 ▲69 342 ▲30 ▲286 ▲307

18/06/18 ▲326 2,116 ▲4,307 525 424 ▲99 ▲87 1,452

18/06/25 ▲797 701 ▲2,858 672 ▲69 ▲79 ▲59 2,156

18/07/02 ▲3,077 634 ▲314 49 727 61 16 997

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

18/03/26 ▲2,122 ▲20 ▲3,735 806 2 4 12 4,990

18/04/02 ▲1,276 122 731 195 ▲1 150 ▲18 ▲4

18/04/09 ▲2,526 ▲69 2,276 ▲27 13 23 9 133

18/04/16 ▲2,426 97 1,195 450 36 65 ▲7 371

18/04/23 ▲2,760 34 2,733 35 0 ▲70 1 ▲19

18/05/01 ▲265 36 114 ▲239 25 ▲34 0 139

18/05/07 ▲2,563 ▲20 2,306 1 ▲4 69 62 121

18/05/14 ▲2,975 ▲57 2,818 303 ▲2 27 ▲4 ▲71

18/05/21 ▲201 38 900 ▲468 ▲1 87 ▲71 ▲318

18/05/28 1,959 ▲33 ▲1,347 ▲356 11 ▲176 25 ▲19

18/06/04 ▲2,055 34 1,778 ▲6 1 34 ▲36 ▲386

18/06/11 153 14 423 271 0 29 ▲73 ▲822

18/06/18 2,834 5 ▲1,887 ▲432 13 58 ▲67 ▲488

18/06/25 4,321 87 ▲2,830 ▲371 1 ▲20 ▲10 ▲1,132

18/07/02 3,378 ▲60 ▲2,220 ▲623 ▲3 11 ▲1 ▲367

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

18/03/26 2,068 ▲663 ▲6,354 4,475 ▲24 49 701 ▲77

18/04/02 ▲1,047 596 1,914 ▲1,107 ▲14 0 ▲425 261

18/04/09 ▲718 ▲822 1,783 ▲35 ▲63 ▲11 45 ▲7

18/04/16 ▲126 ▲1 1,763 ▲1,575 ▲39 6 110 ▲98

18/04/23 ▲1,266 229 1,336 69 ▲15 113 ▲406 10

18/05/01 ▲95 ▲242 1,298 ▲937 ▲11 0 221 ▲41

18/05/07 894 41 ▲1,138 347 ▲8 1 ▲101 ▲56

18/05/14 ▲1,357 ▲445 1,727 61 14 47 343 ▲294

18/05/21 360 353 1,733 ▲1,536 2 7 ▲318 ▲572

18/05/28 973 ▲126 ▲957 309 ▲2 9 ▲290 55

18/06/04 1,042 ▲193 ▲494 ▲2,547 ▲19 ▲5 ▲95 2,130

18/06/11 ▲2,913 ▲496 4,241 ▲891 ▲22 ▲18 398 ▲60

18/06/18 912 592 ▲1,598 141 28 ▲14 147 ▲209

18/06/25 ▲187 533 ▲609 275 4 0 103 ▲87

18/07/02 ▲436 ▲226 650 108 15 1 ▲592 318

TOPIX先物

日経平均先物

現物

投資主体別売買動向 - 2

市場別データ

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新規上場銘柄 結果とスケジュール

※ データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。

証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。

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銘柄名 コード 市場 上場日仮条件(円)

公募株数(株)

売出株数(株)

公募価格(円)

初値(円)

主幹事7/13終値

(円)

MTG 7806 東M 7/10 5,290~5,800 5,900,000 2,035,000 5,800 7,050 野村 7,640

事業内容:

マネジメントソリューションズ 7033 東M 7/23 2,000~2,100 400,000 50,000 2,100 - みずほ -

事業内容:

バンク・オブ・イノベーション 4393 東M 7/24 870~960 130,500 134,500 960 - 大和 -

事業内容:

GA technologies 3491 東M 7/25 2,310~2,510 600,000 0 2,510 - SBI -

事業内容:

エクスモーション 4394 東M 7/26 3,140~3,340 200000 164000 - - SBI -

事業内容:

アクリート 4395 東M 7/26 690~770 540000 380000 - - SMBC日興 -

事業内容:

プロレド・パートナーズ 7034 東M 7/27 4,100~4,250 465000 155000 - - みずほ -

事業内容:

イボキン 5699 JQ S 8/2 1,760~1,930 484000 140000 - - 東海東京 -

事業内容:

システムサポート 4396 東M 8/2 1,650~1,750 540000 110000 - - 大和 -

事業内容:

美容機器、健康機器、化粧品等の企画開発及び製造販売

マネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、マネジメントトレーニング

中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介及びリノベーションの企画・設計・施工

システムおよびソフトウェアに対するテクニカルコンサルティングおよびエデュケーションサービス

スマートフォンゲームアプリの開発・運営

個人認証、マーケティング、コミュニケーション等を目的とした企業から個人向けSMS(ショートメッセージ)配信サービス事業

成果報酬型の経営コンサルティングの提供

ITシステム開発、データベース(Oracle)やクラウド(AWS/Azure)の移行・基盤構築、ERP(SAP)の導入・運用保守、データセンター運営、自社パッケージソフトの開発・販売

解体事業、環境事業及び金属事業による総合リサイクル事業

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一目均衡表雲抜け銘柄

雲上抜け銘柄(東証1部)

雲上抜け銘柄(東証1部)

一目均衡表 雲抜け銘柄

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1662 石油資源 2667 2774.5 2692.5 1868 三井ホーム 660 732 661

2168 パソナ 1643 1989.75 1683.5 2418 ツカダグローバ 603 623.75 617.5

2540 養命酒 2349 2552.5 2356 2686 ジーフット 773 775.5 777.5

2812 焼津水化 1188 1215.75 1249.5 2884 ヨシムラフード 1001 1408.5 1239

2904 一正蒲鉾 1222 1305 1264 2924 イフジ産業 759 797.75 775.5

3067 東京一 656 690.25 665.5 3197 すかいらーく 1565 1645.5 1642

3201 ニッケ 945 1057 1000 3319 GDO 936 1012.25 944

3333 あさひ 1319 1340.75 1361.5 3382 7&iHD 4514 4580.75 4562.5

3546 ダイユー・リック 1151 1273.25 1159.5 3946 トーモク 1978 2160.75 1981

4569 キョーリンHD 2172 2199.25 2316 5698 エンビプロHD 717 873.5 738

5821 平河ヒューテ 1312 1347 1336 6048 デザインワン 990 1318.5 1481.5

6187 リタリコ 1728 1846 1787 6247 日阪製 1022 1149.5 1065.5

6291 エアーテック 807 898.75 810.5 6418 日金銭 1159 1166.5 1329.5

6459 大和冷 1231 1346.5 1233.5 6506 安川電 3890 4910 3988

6678 テクノメディカ 1980 1986.75 2124 7416 はるやまHD 998 1059 1004

7455 三城HD 457 491 485.5 7506 ハウスローゼ 1688 1766 1698

7510 たけびし 1578 1739 1603 7637 白銅 2100 2366.75 2104

7723 愛知時 4125 4367.5 4145 8014 蝶理 1922 2032.5 1965

8103 明和産 467 486.75 469.5 8141 新光商 1655 1942.25 1699

8200 リンガーハット 2266 2514 2440 8742 小林洋行 285 297.25 295

9014 新京成 2109 2135.5 2125 9021 JR西 7792 8127 7846

9046 神戸電鉄 3955 3958.75 3975 9072 ニッコンHD 2830 3039 2830.5

9729 トーカイ 2317 2555.25 2344 9974 ベルク 5240 6251.25 5530

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雲下抜け銘柄(東証1部)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1662 石油資源 2667 2774.5 2692.5 1868 三井ホーム 660 732 661

2168 パソナ 1643 1989.75 1683.5 2418 ツカダグローバ 603 623.75 617.5

2540 養命酒 2349 2552.5 2356 2686 ジーフット 773 775.5 777.5

2812 焼津水化 1188 1215.75 1249.5 2884 ヨシムラフード 1001 1408.5 1239

2904 一正蒲鉾 1222 1305 1264 2924 イフジ産業 759 797.75 775.5

3067 東京一 656 690.25 665.5 3197 すかいらーく 1565 1645.5 1642

3201 ニッケ 945 1057 1000 3319 GDO 936 1012.25 944

3333 あさひ 1319 1340.75 1361.5 3382 7&iHD 4514 4580.75 4562.5

3546 ダイユー・リックホー 1151 1273.25 1159.5 3946 トーモク 1978 2160.75 1981

4569 キョーリンHD 2172 2199.25 2316 5698 エンビプロHD 717 873.5 738

5821 平河ヒューテ 1312 1347 1336 6048 デザインワン 990 1318.5 1481.5

6187 リタリコ 1728 1846 1787 6247 日阪製 1022 1149.5 1065.5

6291 エアーテック 807 898.75 810.5 6418 日金銭 1159 1166.5 1329.5

6459 大和冷 1231 1346.5 1233.5 6506 安川電 3890 4910 3988

6678 テクノメディカ 1980 1986.75 2124 7416 はるやまHD 998 1059 1004

7455 三城HD 457 491 485.5 7506 ハウスローゼ 1688 1766 1698

7510 たけびし 1578 1739 1603 7637 白銅 2100 2366.75 2104

7723 愛知時 4125 4367.5 4145 8014 蝶理 1922 2032.5 1965

8103 明和産 467 486.75 469.5 8141 新光商 1655 1942.25 1699

8200 リンガーハット 2266 2514 2440 8742 小林洋行 285 297.25 295

9014 新京成 2109 2135.5 2125 9021 JR西 7792 8127 7846

9046 神戸電鉄 3955 3958.75 3975 9072 ニッコンHD 2830 3039 2830.5

9729 トーカイ 2317 2555.25 2344 9974 ベルク 5240 6251.25 5530

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〒725-0026 竹原市中央1-5-3   ℡:0846-22-2295 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515

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〒737-0045 呉市本通3-5-4 ℡:0823-21-6401

〒728-0013  ℡:0824-62-3121

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コールセンター(コール取引)      フリーアクセス:0120-506-084

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福山市昭和町1-1

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府 中 支 店

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