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冷水塔 MEMBER

冷水塔 - 株式会社IHIプラントエンジニアリング TOWER Author (株)IHIプラントエンジニアリング Created Date 3/19/2009 7:24:24 PM

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冷 水 塔

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[ 冷水塔製品紹介]

IPEC では、石油・化学プラントからファインケミカルプラント・医薬プラントまで、各種プラント設備を手がけておりますが、そのプラントを構成する機器である冷水塔についても自社にて設計、製作、建設、試運転、メンテナンスまで手がけております。

用途別 様々な用途に対応した冷水塔を納入しております。

工業用 冷水塔

発電用

工業用 冷水塔

発電用(白煙防止)

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IH I / IPEC では昭和 35 年から冷水塔事業を始めており、現在までに 1000 基を超える冷水塔を納入しております。冷水塔の建設に当たっては、現地の調査から診断、保守・メンテナンスにいたるトータルサービスを提供し、幅広いフィールドでの経験を踏まえて、サイトごとに環境、目的、コストに応じた最適な冷水塔をご提案しております。

地熱発電用冷水塔

地域冷暖房用冷水塔

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[ 冷水塔製品紹介] 型式別 冷水塔は型式により、大きく2種類に分けられます。

カウンターフロー型〔向流型〕空気と水が向かい合いに接触することから、向流型

(カウンターフロー型)と呼ばれています。

●立上り配管位置が、クロスフロー型

より低くでき、ポンプ揚程が低く設

定できる。●充填材、エリミネーターが、平面的

に全面施工されているので、塔内の

点検・メンテナンスが容易である。

メリット

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クロスフロー型〔直交流型〕空気と水が十字型に接触することから、直交流型

(クロスフロー型)と呼ばれています。

●塔上に温水槽が有り、開放式に

なっているため、異物の除去、

清掃が容易である。

メリット

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[ 冷水塔製品紹介] カウンターフロー型とクロスフロー型の選定

一般的に冷却温度差が大きい場合は、カウンターフローの方が有利に、冷却温度差が小さい場合は、クロスフローの方が有利になる傾向に

あります。

カウンターフロー

カウンターフロー

カウンターフロー

小型(空調用)(産業用)

中型(工業用)

大型(工業用)

クロスフロー

クロスフロークロスフロー

R/A

R:冷却温度差(プラントからの戻り温度─ 

  プラントへの送水温度)

A:アプローチ(プラントへの送り温度─ 

  湿球温度)

(2 ~ 3)

500m3/h

冷却水量

2000m3/h

■ 経済性を考慮した選定

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当社では、白煙防止、低騒音といった周辺環境を考慮した冷水塔を提供しております。ここでは、当社独自技術による白煙防止型冷水塔を

ご紹介します。(特許登録済み)

乾湿兼用充填層による白煙防止方式を採用し、これまで白煙防止機構として用いたフィンチューブ式熱交換器を不要にしました。

通常の湿式冷水塔とほぼ同じサイズ(高さ×敷地面積)で白煙防止が可能です。

夏季は All Wet 運転(全湿式)、冬季は Wet & Dry 運転(白煙防止)への切替方式です。

湿式運転と白煙防止運転の切替は、配管のバルブ操作により容易に行えます。

■ 白煙防止冷水塔

充填材 充填材

夏季 通常の湿式運転乾湿兼用部に、温水を流し、

充填材全体を温水の冷却に使用

冬季 白煙防止運転乾湿兼用部に、温水を流さず、

白煙防止用空気の加熱ゾーンとして使用

─Wet Air─Wet Air─Wet Air ─ Dry Air

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[ 冷水塔製品紹介] 材質別 現在、冷水塔の多くは主構造材に、木材、鋼材 ( 溶融亜鉛

メッキ )、FRPを使用しています。

■ 木製

■ 鋼製 ( 溶融亜鉛メッキ )

■ FRP製

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■ 充填物

充 填物は、フィルムフロー式とスプラッシュ式の

各種用途に応じた充填物があります。

経済性や水質等を検討した上で選定します。

■ ドリフトエリミネーター

ドリフトエリミネーターは、飛散損失を低減し、

節水効果ならびに冷水塔周辺へのミスト降下を解

決します。

■ 散水ノズル

散水ノズルは、カウンターフロー型及びクロスフ

ロー型ともに大口径のノズルと三段式のオリフィ

ス型分散プレートから構成されており、広範囲な

水量変化に対しても、低い圧力損失で均一な散水

状態を保持し、目づまりを起こさないため、経済

的で、安定な運転を確保いたします。

[ 冷水塔の部品]

スプラッシュ式

スプラッシュデッキ

フィルムフロー式

カウンターフロー用 クロスフロー用

T-Bar

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[ 冷水塔診断サービスの提供] 冷水塔は、高温多湿な過酷な運転条件での長期使用において、定期的

に診断を行い、冷水塔の安定稼動・冷却能力維持による安全・経済性

確保が必要となってきます。

IPEC は、長年の経験と最新の技術で、自社製品に係わらず、冷水塔診

断を行い、総合的なメンテナンサービスをご提供いたします。

冷水塔の点検・調査長年の経験と、最新の技術により、適確に診断いたします。

冷却性能診断 構造物劣化診断 排出空気拡散診断 振動診断 腐食・劣化診断 騒音診断

冷水塔改善策の検討現状を十分把握し、改善の内容を検討、問題点を抽出、評価します。

冷水塔改善計画の提案システムに応じた改善対策を提案します。

補修……………状態、範囲、経年の程度により判定

改造……………構造部材の耐蝕性・耐久性向上、省電力化及び環境対応

能力増強………必要水量・水温度など、冷水塔構成部材に対応

更新……………状態、範囲、経年の程度により判定

また、冷水塔の稼働情況等の様々な条件に応じた、

最適な施工方法を提案いたします。

冷水塔改善策の実施専門技術を駆使し、より迅速・的確に施工いたします。

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[ 改善例] 木製から FRP 製への部分更新

主構造材やファンスタックを、木製から FRP 製に更新し、耐用年数を大幅にアップ

することで補修頻度を少なくし、メンテナンスコストを低減させました。

■ 構造材

■ ファンスタック

■ トップデッキ

木 製 F R P 製

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充填物の更新充填物の損傷・脱落が進行していたため、更新を実施するとともに、

スプラッシュ式からフィルムフロー式に更新し、冷却能力の増強を行いました。

[ 改善例]

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[ 環境アセスメントと自然の調和(IHI グループの総合技術)]

冷水塔排気の三次元大気拡散数値シミュレーション

各種プラントから放出される排気の拡

散は、周辺の地形や建屋などの影響を

受けて複雑な状況を示します。このよ

うな現象は、流れ場の方程式に物質拡

散方程式を組み合わせ、数値解析する

ことによって予測できます。右図は、

複雑な山間部での地熱発電所冷水塔か

ら放出される水蒸気の拡散状況を表し

たもので、三次元のモデルを用いて行っ

た数値シミュレーションン結果です。

これらの予測値は、風洞実験や現地実

験により整合性が得られています。

ミストの拡散距離と拡散量の計算例

海水を使用した冷水塔は、わずかであ

るが塔から排出される空気の中に塩分

を含む微小水滴が同伴されるため、こ

れによる周辺機器や生物環境への影響

が懸念されます。このため、海水冷水

塔を計画する際には、あらかじめこの

問題を検討し環境に及ぼさないことを

検討しておく必要があります。

●ミストの拡散距離と拡散量の計算

冷水塔からの各地点におけるドリフト

量とミストの粒径分布を計算していま

す。その他に冷水塔からの各地点にお

ける付加塩分濃度を計算することもで

きます。

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数値シミュレーション手法による大気拡散白煙解析

冷水塔から発生する白煙の拡散状況を、

数値シミュレーションにより解析し白

煙の発生状況を予測します。

冷水塔技術を支える研究開発体制

地熱発電用冷水塔から排出される水蒸

気が、周囲の樹木におよぼす影響(着

氷現象など)を調査するために風洞実

験を行います。濃度測定のほか、可視

化実験によって水蒸気の拡散状況を把

握します。

〔(株)IHI 技術研究所〕

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営 業 室  〒 135-0061 東京都江東区豊洲 3-1-1 豊洲 IHI ビル  電話(03)6204-8204 FAX(03)6204-8840大阪営業所  〒 541-0053 大阪市中央区本町 4-2-12 東芝大阪ビル 電話(06)6281-8430 FAX(06)6281-8431

URL : www.ipec-ihi.jp

ご照会のしおり

冷水塔のご照会またはご注文に際しては、お手数ながら

次の項目をお知らせ願います。

(1) 建設地名

(2) 使用目的

(3) 冷却水循環水量 (m3/h) または冷却トン (REF.TON)

(4) 塔入口冷却水温度 (℃ )

(5) 塔出口冷却水温度 (℃ )

(6)計画湿球温度(℃)または計画外気温度(℃)および湿度(%)

(7) 設計上の風圧荷重または風速

(8) 設計上の地震荷重

(9) 設計上の積雪荷重または積雪量

(10) 設置場所の地耐力

(11) ファン使用電源 (a) 直流、(b) 交流-周波数、相数、

(c) 電圧

(12) 水質に関する特記

(13) 塔建設位置の周囲状況、その他

記載上のご注意

初期ご計画の際、全項目についての資料が得られない場合は (1) ~ (7)

項についてご指示いただければ、概略の見積は可能ですが、できる限

り全項目にわたりご明示願います。

● (3) ~ (6) について

水量、水温のかわりに①冷凍トンまたは②単位時間当たりの熱交換

量の形でご指示願っても結構ですが、(4) ~ (6) の設計基準温度は

明記してください。

● (12) について

循環冷却水中の塵粒の量、塵粒成分 ( とくに鉄系統 )、冷却水中に溶

解しているハイドロカーボン、腐食性成分の量、以上はいずれも

市水・工業用水道にくらべていちじるしく多い場合にご記入ください。

● (13) について

①塔の各面より何 m 離れて、高さ何 m の邪魔物が何 m にわたって

立っているか、できれば塔建設予定地の周囲のスケッチをご提示

願います。

②塔設置場所の海面上高さまたは屋上高さ。

本カタログに記載の仕様は、改良のため予告なしに変更する場合があります。

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