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長崎市の世界遺産等関連資産を活用した 観光地の魅力創造に関する調査事業 事業報告書 平成29年3月 国土交通省 九州運輸局

事業報告書 - mlit.go.jp · 2.1.2.長崎市におけるモバイル空間統計の分析 (1)モバイル空間統計の概要 モバイル空間統計は,ntt ドコモの携電話ネットワークの運用データから生成される人口の統

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長崎市の世界遺産等関連資産を活用した

観光地の魅力創造に関する調査事業

事業報告書

平成29年3月

国土交通省 九州運輸局

長崎市の世界遺産等関連資産を活用した観光地の魅力創造に関する調査事業 業務報告書 目次

1.業務概要...................................................................................................................................... 3

1.1.業務目的 .................................................................................................................................... 3

1.2.対象地域 .................................................................................................................................... 3

1.3.業務の実施方針と進め方 ............................................................................................................ 4

2.国内外観光客動向調査 ................................................................................................................. 7

2.1.ビッグデータを活用した動向調査 .............................................................................................. 7

2.1.1.地域経済分析システム「RESAS」を使ったの分析 .......................................................... 7

2.1.2.長崎市におけるモバイル空間統計の分析 ........................................................................13

2.1.3.長崎市におけるツイッター・データの分析 .....................................................................23

2.1.4.ビッグデータから見た長崎市観光エリアの分析 ..............................................................28

2.2.国内外観光客へのアンケート調査 .............................................................................................36

2.2.1.実施概要 .........................................................................................................................36

2.2.2.国内観光客アンケート調査結果 ......................................................................................40

2.2.2.国外観光客アンケート調査の結果 .................................................................................106

2.3.周遊プランの検討....................................................................................................................124

2.3.1.周遊プラン ...................................................................................................................124

2.3.2.モニター調査の概要 .....................................................................................................129

2.3.3.調査方法(どのように)...............................................................................................131

2.3.4.モニター調査の実施と各プランの課題 ..........................................................................139

2.3.5.検討会への参加 ............................................................................................................163

2.3.6.モニター調査で抽出された課題と解決案 ......................................................................165

2.3.7.旅行商品としての課題 ..................................................................................................166

3.食と世界遺産等に着目した情報発信について .............................................................................. 169

3.1.食と世界遺産をテーマとした「観光立国ショーケース」のためのコンテンツの検討 ...............169

3.2.パンフレットの構成検討 .........................................................................................................169

3.3.パンフレットの作成 ................................................................................................................172

4.飲食店・世界遺産等関連施設を対象とするおもてなしセミナー開講 ............................................. 195

4.1.セミナーの開催 .......................................................................................................................195

5.今後の課題 .............................................................................................................................. 209

<1>

1.業務概要

<2>

<3>

1.業務概要

1.1.業務目的

1.2.対象地域

●長崎市は、平成27年度に観光庁の「観光立国ショーケース」の都市として認定を受けた。

そして、市は、平成32年度までに観光立国のショーケース化をめざしている。

●長崎市は、長崎市観光振興計画 2020(平成28年3月)を策定し、長崎市の特性を踏まえ

て、歴史・文化等の資源磨きをはじめとした取組みを行っている。

●平成28 年は10月から12月まで、「旅さきは、ながさき」というキャッチコピーで長崎

デスティネーションキャンペーンを開催している。

●このような背景のもと、本業務は、観光振興計画 2020 に掲げる基本施策の5つの柱の取組み

の推進のため、国内外の観光客へのマーケティング調査を通して市内周遊プログラムや効果的な

情報発信等を検討するとともに、おもてなし醸成のためのセミナーを開催することを目的とす

る。

業務の背景と目的

対象自治体

長崎県長崎市

<4>

1.3.業務の実施方針と進め方

▼実施方針

▼調査の進め方

1.国内外観光客動向調査

4.事業実施報告書の作成

(3)周遊プランの検討

2.食と世界遺産等に着目した情報発信

【仮称:周遊プラン策定検討会】

(1)ビッグデータを活用した動向調査

第1回検討会

(2)国内外観光客へのアンケート調査

3.飲食店・世界遺産等関連施設を対象とするおもてなしセミナー開講

周遊を促す観光や食のスポットの選定(外国人との意見交換会)

周遊プランの検討

モニター調査

周遊プランにおけるコンテンツの磨き上げ方策の検討

(1)食と世界遺産をテーマにした「観光立国ショーケース」のためのコンテンツの検討

(2)パンフレットの構成検討

(3)パンフレットの作成及び必要言語の検討

第2回検討会

第3回検討会

方針2:周遊プランの策定は、外国人目線による検討を行う ・長崎さるくなど数多くの周遊コースを持つ長崎市では、外国人観光客の周遊プランが丌十分と考えられるため、外国人目線による外国人にとって興味ある周遊プランを検討することとする。

方針1:ビッグデータ分析やアンケート調査は、量と質の両面から分析 ・ビッグデータは、大量の位置情報を分析することで来訪者が多い場所や日時、居住地や国籍の量などが分析できるが、来訪者が何をしているのか、どんなニーズを持っているのかといった質の面では分析でない。そのため、質的分析ができるビッグデータやアンケート調査で補宋した量と質の両面からの分析を行うものとする。

方針3: パンフレットの作成は、新たな長崎市の魅力の発見につながるパンフレット

をめざす ・食など、最近の長崎市の魅力づくりに対する情報を収集し、これまでの魅力に加えて、パンフレットを見る人が「新しい長崎市の魅力」を発見できるようなパンフレットを作成する。

方針4: 検討会は3回開催する ・周遊プランやパンフレット作成に関する検討会は、DMO推進関係者を交えて、意識共有を図りつつ進めるために3回ほど実施するものとする。

方針5: おもてなしセミナーは、長崎市をよく知る講演者を通して実施 ・2つの世界遺産、食に対する取組みなど、新しい長崎市の取組みを踏まえた「おもてなしセミナー」を実施するため、長崎市をよく知る講演者を選定し、実施するものとする。

<5>

2.国内外観光客動向調査

<6>

<7>

2.国内外観光客動向調査

2.1.ビッグデータを活用した動向調査

2.1.1.地域経済分析システム「RESAS」を使ったの分析

「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」とは、まち・ひと・しごと創生本部が平成 27 年

4月 21 日より提供を開始した地方自治体の様々な取り組みを情報面・データ面から支援するためのシ

ステムである。(RESAS:Regional Economy (and) Society Analyzing System)

1)長崎市の企業数

長崎市の企業数を見ると、「宿泊業・

飲食サービス業」が2,011社と「卸

売業,小売業」の3,493社に次いで

2 番目だった。企業数の多さから、従事

者および関係者数が多く、経済活動に対

するインパクトが高い事が確認できる。

2)延べ宿泊者数(総数)

長崎市の2015年延

べ宿泊者数(総数)は2,

716,728人と長崎

県内では佐世保市の3,

083,030人に次い

で2番目の多であった。

<8>

3)延べ宿泊者数(総数)の推移

長崎市の延べ宿泊者数(総数)の推移では2013年が2,616,577人、2014年が2,

397,724人、2015年が2,761,728人だった。

4)延べ宿泊者数(総数)の推移(性別)

長崎市の延べ宿泊者数(総数)の推移(性別)では2013年、2014年、2015年ともに

若干ではあるが女性の方が多い。

<9>

5)居住都道府県別の延べ宿泊者(日本人)の構成割合

2013年から2015年の居住都道府県別の延べ宿泊者(日本人)の構成割合では、「東京」

次いで「福岡」となり、関東および関西エリアの都市部からの宿泊者が多い事が判る。

6)居住都道府県別の延べ宿泊者数(日本人)の推移

2013年から2015年の上位5

都道府県の居住都道府県別の延べ宿泊

者(日本人)の推移をみると、2014

年に若干の落ち込みはあるものの、順調

に宿泊数が増加している。

<10>

7)国籍別訪問者数

2013年から2015年の国籍別訪問者数を見ると、2013年から2014年では「台湾」

からの訪問者が多く、2015年では「韓国」からの訪問者が急激に増加している。

2015年の実績値

「韓国」が261,352人

「台湾」が89,416人

「香港」が33,802人

「中国」が31,272人

「アメリカ」が19,285人

2014年の実績値

「台湾」が108,376人

「韓国」が80,659人

「アメリカ」が19,114人

「香港」が18,421人

「タイ」が12,987人

2013年の実績値

「台湾」が103,538人

「韓国」が90,812人

「香港」が22,959人

「アメリカ」が14,315人

「中国」が7,574人

<11>

また、2016年の1月から3月を見ても、「韓国」からの訪問者数が他国・地域よりも多い事

が判る。

8)国籍別訪問者数の推移

2014年から2015年までを四半期に分けて国籍別訪問者数の推移をみると、2015年1

-3月に「韓国」からの訪問者が73,565人に急増している。

2016年1-3月の実績値

「韓国」が82,760人

「台湾」が18,600人

「中国」が8,631人

「アメリカ」が6,705人

「タイ」が6,438人

<12>

9)指定地域の目的地一覧

2015年での「公共交通」および「自動車」の路線検索条件データを見ると、「休日/平日」

に関わらず、「グラバー園」「長崎新地中華街」「平和公園」長崎原爆資料館」「稲佐山」が多く検索

されてる事が判る。

2014年4月から2016年6月までの「休日/平日」での「公共交通」および「自動車」の

路線検索条件データを見ても、「グラバー園」「長崎新地中華街」「平和公園」長崎原爆資料館」「稲

佐山」などが多い事が判る。

<13>

2.1.2.長崎市におけるモバイル空間統計の分析

(1)モバイル空間統計の概要

モバイル空間統計は,NTT ドコモの携帯電話ネットワークの運用データから生成される人口の統

計情報であり,基地局エリアに所在する携帯電話の台数を人口当たりの NTT ドコモの携帯電話の普

及率に基づき拡大し,基地局エリアごとの人口をメッシュや市区町村ごとの人口に再集計した結果で

ある.この人口分布には,当該地域に滞留している人と通過する移動中の人が含まれる.モバイル空

間統計が徔られるエリアは,NTTドコモの携帯電話のサービスエリアとほぼ等しく全国をカバーし,

24 時間 365 日において 1 時間ごとに徔られる.また,居住地や性年齢階級別の個人属性別に集計

できる。

(2)データの概要

本業務において分析するモバイル空間統計は、長崎市が NTT ドコモから徔たデータである。デー

タの概要は、以下のとおりである。

■ファイル構成

01_日本人定量分析_性年代別宿泊者数.csv 02_日本人定量分析_性年代別旅行者数.csv 03_日本人移動分析_居住地別宿泊者数.csv 04_日本人移動分析_居住地別旅行者数.csv 05_日本人分布分析_宿泊者数分布.csv 06_日本人分布分析_旅行者数分布.csv 11_外国人定量分析_国籍別宿泊者数.csv 12_外国人定量分析_国籍別旅行者数.csv 13_外国人移動分析_他宿泊先別の宿泊者数.csv 14_外国人移動分析_他宿泊先別の旅行者数.csv 15_外国人分布分析_宿泊者数分布.csv 16_外国人分布分析_旅行者数分布.csv

※日本人分析では、長崎県外人口を観光客と定義して推計を実施 ※データ取徔期間は、平成 27年 1月~平成 27年 12月の 12か月 ※モバイル空間統計は、推計結果が少人数となる場合、個人が特定できないように秘匼処理をしてデータが出ないようになっているため、各ファイルにて合計の数値が整合しないことがある

■ファイルのカラム構成

[日本人分析]

A) 日付 日付コード YYYYMM00 B) 曜日 平日休日コード 02:休日 ※データは休日のみ C) 時間 時間コード 02-05:宿泊時間帯(02:00~04:59)

10-18:観光時間帯(10:00~17:59) D) エリア 市区町村コード 5桁コード orメッシュコード(1kmメッシュ:8桁コード) E) 居住地 市区町村コード 5桁コード F) 年代 年齢コード(10歳階) 15~19歳、20歳代、30歳代、40歳代、50歳

代、60歳代、70歳代 G) 性別 性別コード 1:男性 2:女性 H) 人口 調査実数

[外国人分析]

A) 日付 日付コード YYYYMM00 B) 時間 時間コード 02-05:宿泊時間帯(02:00~04:59)

10-18:観光時間帯(10:00~17:59) C) エリア 市区町村コード 5桁コード orメッシュコード(1kmメッシュ:8桁コード) D) 国籍 国籍 国籍名称 E) 人口 調査実数

<14>

(3)分析に対する基本的な考え方

モバイル空間統計は、「量」の視点で旅行者が集中して滞在しているエリアを、期間、居住地など

によって分析するものとする。

(4)分析するデータの概要

1)日本人旅行者のデータの概要

モバイル空間統計は、宿泊時間帯と観光時間帯に分けて月平均滞在者数が集計されている。宿泊時

間帯の滞在者数を「宿泊者数」、観光時間帯の滞在者数を「旅行者数」としてデータの概要を整理し

た。

平成27年に長崎市に訪れた旅行者数は約24.8万人となっており、月別にみると8月と5月に

ピークが見られる。

居住地の割合でみると九州・沖縄地方が4割以上と最も多いが、関東で約2割、近畿、中部で約1

割という状況にある。

宿泊者数は約21.1万人であり、月別にみるとやはり8月と5月にピークが見られる。居住地の

割合でみると旅行者と同様の傾向にあるが、わずかに遠方の居住者の割合が多くなっている。

25

19

21

18

24

1516

30

23

2119

17

0

5

10

15

20

25

30

35

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(千人)

24

15

18

15

21

1314

25

20

1716

14

0

5

10

15

20

25

30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(千人)

九州・沖

縄地方,

44.9%

関東地

方, 19.8%

近畿地

方, 13.2%

中部地

方, 9.7%

中国地

方, 6.7%

東北地

方, 2.3%

四国地

方, 1.8%北海道地

方, 1.6%

平成27年

長崎市に訪れた

日本人旅行者数

の割合

248,306人

※モバイル空間統計(長崎県を除く)

九州・沖

縄地方,

41.8%

関東地

方,

21.4%

近畿地

方,

14.1%

中部地

方,

10.2%

中国地

方, 7.1%

東北地

方, 2.1%

四国地

方, 1.8%北海道地

方, 1.5%

平成27年

長崎市に訪れた

日本人宿泊者数

の割合

211,577人

※モバイル空間統計(長崎県を除く)

<15>

参考に「平成27年長崎市観光統計」にある平成27年の月別観光客数をみると、やはり、8月に

ピークがみられるが、そのほかに3月や10月などの観光客も高い傾向がみられる。

今回のモバイル空間統計では、地元長崎県居住者は旅行者として見ていないということで、祭りや

イベントによる来訪者の点で傾向の違いがあると考えられる。

長崎市への来訪者の居住地について、居住地別に集計すると以下のとおり、九州の福岡県、熊本県、

佐賀県といった長崎県の近隣県の居住者が多い傾向にあるが、関東地方の東京都、埼玉県、神奈川県、

中部地方の愛知県、近畿地方の大阪府、兵庨県というように大都市圏からの来訪者も多い傾向が見ら

れる。

336

408

640

562

630

413

572

723

638681

653

439

0

100

200

300

400

500

600

700

800

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(千人)

居住都道府県

旅行者数(人/年)

居住都道府県

旅行者数(人/年)

北海道 3,885 三重県 1,947青森県 695 滋賀県 1,888岩手県 575 京都府 4,146宮城県 1,558 大阪府 13,236秋田県 648 兵庫県 8,942山形県 540 奈良県 1,753福島県 1,799 和歌山県 908茨城県 3,276 鳥取県 1,044栃木県 1,283 島根県 1,232群馬県 1,444 岡山県 2,893埼玉県 8,083 広島県 6,138千葉県 6,456 山口県 5,228東京都 17,670 徳島県 698神奈川県 10,985 香川県 1,294新潟県 1,404 愛媛県 1,804富山県 800 高知県 659石川県 743 福岡県 60,900福井県 1,140 佐賀県 15,095山梨県 997 熊本県 14,166長野県 1,274 大分県 7,254岐阜県 2,075 宮崎県 5,075静岡県 3,968 鹿児島県 5,924愛知県 11,716 沖縄県 3,068

九州

108,414人43.7%

沖縄

人1.2%

<16>

また、九州内において市町村別

に居住地を集計すると以下のとお

り、福岡市、佐賀市、唐津市、伊

万里市、熊本市、天草市をはじめ

とする長崎県近隣の市町の居住者

が多い傾向にある。ただし、北九

州市、大分市、宮崎市、鹿児島市

といった県庁所在地からの来訪者

も多い傾向が見られる。

さらに性別では、やや男性が多

く、年齢別にみると40歳代をピ

ークに30~50歳代が多い傾

向にある。

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

居住市町村旅行者数(人/年)

福岡市 27,056 筑前町 270 佐賀市 4,262 熊本市 5,273 御船町 150 大分市 3,056 宮崎市 1,717 鹿児島市 2,097北九州市 7,619 みやま市 269 唐津市 1,524 天草市 1,354 南関町 144 別府市 704 延岡市 441 霧島市 358久留米市 3,136 岡垣町 269 伊万里市 1,232 苓北町 684 あさぎり町 143 日田市 434 都城市 407 鹿屋市 274春日市 1,788 嘉麻市 241 武雄市 1,114 八代市 550 南阿蘇村 140 中津市 384 日向市 252 姶良市 260大野城市 1,508 うきは市 239 嬉野市 1,029 玉名市 423 小国町 127 佐伯市 338 日南市 209 薩摩川内市 255筑紫野市 1,320 広川町 227 鳥栖市 995 荒尾市 421 芦北町 114 宇佐市 294 小林市 202 出水市 225宗像市 967 芦屋町 224 鹿島市 752 合志市 383 玉東町 114 臼杵市 235 高千穂町 175 南さつま市 208糸島市 966 宮若市 215 小城市 633 菊陽町 320 甲佐町 114 由布市 215 国富町 157 伊佐市 187飯塚市 958 福智町 208 有田町 590 宇城市 310 氷川町 104 国東市 212 西都市 154 日置市 174大牟田市 882 遠賀町 204 白石町 402 山鹿市 256 嘉島町 93 日出町 206 新富町 152 曽於市 171太宰府市 880 水巻町 204 神埼市 388 上天草市 256 錦町 80 杵築市 204 三股町 144 南九州市 169粕屋町 656 大刀洗町 203 太良町 370 大津町 250 高森町 80 豊後大野市 184 えびの市 136 指宿市 157古賀市 612 豊前市 202 多久市 297 菊池市 244 南小国町 76 玖珠町 183 高鍋町 129 いちき串木野市 142福津市 599 みやこ町 201 基山町 267 人吉市 224 山江村 69 竹田市 182 串間市 113 奄美市 134那珂川町 593 大木町 198 吉野ヶ里町 262 宇土市 217 西原村 55 豊後高田市 161 高原町 107 志布志市 129小郡市 559 築上町 184 みやき町 261 益城町 206 多良木町 55 津久見市 141 都農町 106 さつま町 120志免町 524 鞍手町 180 江北町 191 長洲町 190 相良村 42 九重町 121 川南町 93 枕崎市 115八女市 497 久山町 179 上峰町 188 阿蘇市 184 津奈木町 11 大分県総計 7,254 日之影町 91 阿久根市 107柳川市 467 桂川町 165 大町町 180 水俣市 183 湯前町 11 門川町 80 長島町 105新宮町 422 川崎町 158 玄海町 158 和水町 171 球磨村 10 五ヶ瀬町 49 南大隅町 99朝倉市 399 添田町 155 佐賀県総計 15,095 美里町 164 水上村 10 西米良村 46 垂水市 94筑後市 390 小竹町 145 山都町 161 熊本県総計 14,166 綾町 45 湧水町 74行橋市 386 糸田町 123 木城町 26 肝付町 63大川市 369 上毛町 121 椎葉村 24 大崎町 56直方市 369 香春町 118 美郷町 20 屋久島町 43宇美町 342 吉富町 111 宮崎県総計 5,075 西之表市 34篠栗町 306 大任町 95 瀬戸内町 20田川市 294 赤村 36 中種子町 12苅田町 290 東峰村 26 錦江町 11須恵町 290 福岡県総計 60,900 徳之島町 11中間市 286 喜界町 10

三島村 10鹿児島県総計 5,924

福岡県 佐賀県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県

男性,

55.0%

女性,

45.0%

平成27年

長崎市に訪れた

旅行者の性別割合

187,726人

7

34

39

40

35

25

8

0 20 40 60

15-19歳

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

(千人)

<17>

2)外国人旅行者のデータの概要

平成27年に長崎市に訪れた国籍別の外国人旅行者数は約28.6万人となっており、国籍別にみ

ると韓国が12万人と圧倒的に多く、その割合は42%になる。次いで中国、台湾、香港とアジアか

らの訪日外国人が多いという状況にある。

宿泊者数は約19.9万人であり、国籍別にみると韓国が8万人と圧倒的に多く、その割合は41%

になる。次いで中国、台湾とアジアからの訪日外国人が多いという状況にある。

訪日外国人の旅行者と宿泊者を月別にみると、4月と8月及び12月にピークが見られる。

韓国

81,929人

41.0%

中国

26,639人

13.3%

台湾

17,727人

8.9%

フィンランド

12,110人

6.1%

香港

11,976人

6.0%

ドイツ

10,173人

5.1%

アメリカ

9,244人

4.6%

タイ

7,470人

3.7%

イギリス

4,996人

2.5%その他

17,350人

8.7%

述べ宿泊者数

199,614人

韓国

120,829人

42.2%

中国

34,006人

11.9%

台湾

27,208人

9.5%

香港

20,824人

7.3%

タイ

13,166人

4.6%

フィンランド

12,664人

4.4%

アメリカ

11,796人

4.1%

ドイツ

10,418人

3.6%その他

35,503人

12.4%

述べ旅行者数

286,414人

121

34 27

21 13 13 12 10 6 5 4 3 3 3 3 3 2 1 2

0

20

40

60

80

100

120

140

韓国

中国

台湾

香港

タイ

フィンランド

アメリカ

ドイツ

イギリス

シンガポール

フランス

イタリア

オーストラリア

オランダ

マレーシア

カナダ

フィリピン

インドネシア

その他

(千人)

82

2718

12 12 10 9 7 5 4 3 3 2 2 2 3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

韓国

中国

台湾

フィンランド

香港

ドイツ

アメリカ

タイ

イギリス

シンガポール

フランス

イタリア

オランダ

オーストラリア

マレーシア

その他

(千人)

14,960 14,414 16,797

21,113

15,746 14,715

18,827 19,652

15,385 18,331 18,316 19,297

33,60431,756 32,849

42,001

34,440

27,226

38,564

47,071

30,600

41,156 41,429

46,260

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

外国人宿泊者数 外国人旅行者数(人)

<18>

(5)観光客の集積状況

ここでは、長崎市内を1km メッシュによるデータを使って、旅行者及び宿泊者の集積状況を分析

した。

1)日本人旅行者の集積状況

平成27年(2015年)の休日1年間の日本人旅行者の集積状況をみると、長崎駅、眼鏡橋、出

島などがある長崎市中心部へ旅行者が集中していることがわかる。そして、平和公園がある北部へと

集積エリアが伸びているような感じである。また、離れたところではペンギン水族館付近で一定の集

積が見られる。

世界遺産関連施設の立地状況から旅行者の集積状況をみると、市内中心部から遠い外海や離島とな

る軍艦島や高島での集積は見られない。ユネスコの世界遺産では、三菱長崎造船所ジャイアント・カ

ンチレバークレーンや旧グラバー住宅などが構成資産となる「明治日本の産業革命遺産」は2015

年に登録済み、大浦天主堂などが構成資産となる「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は3

年後の2019年に登録をめざしている。

日本人旅行者分布図(平成27年・休日)

<19>

2)日本人宿泊者の集積状況

平成27年(2015年)の休日1年間の日本人宿泊者の集積状況をみると、旅行者と同様に長崎

駅、眼鏡橋、出島などがある長崎市中心部へ宿泊者が集中していることがわかる。また伊王島におい

ても集積状況が見られた。このことは、主に宿泊施設が市内中心部に集積して立地していることによ

ると考えられる。

本データで宿泊者数がピークとなる8月とボトムとなる6月で集積状況をみると、グラバー園があ

るあたりの集積状況に違いが見られ、おそらくビジネス関係と観光関係の旅行者の集積の違いによっ

て変化が出ているものと想像される。

長崎市中心部(6月)

長崎市中心部(8月)

日本人宿泊者分布図(平成27年・休日)

<20>

3)外国人旅行者の集積状況

平成27年(2015年)の1年間の外国人旅行者の集積状況をみると、日本人旅行者と同様に長

崎駅、眼鏡橋、出島などがある長崎市中心部へ旅行者が集中していることがわかる。ただし、平和公

園がある長崎市北部や南部へも集積エリアが見られることから、日本人旅行者に比べて外国人旅行者

の方が回遊していると考えられる。特に平和公園エリアには、外国人旅行者の集積が多い点は、日本

人旅行者と興味を持つエリアに違いがあると考えられる。

ただし、世界遺産関連施設の立地状況から旅行者の集積状況をみると、日本人旅行者と同様に市内

中心部から遠い外海や離島となる軍艦島や高島での集積は見られない。

外国人旅行者分布図(平成27年)

<21>

4)外国人宿泊者の集積状況

平成27年(2015年)の1年間の外国人宿泊者の集積状況をみると、旅行者と同様に長崎駅周

辺に宿泊者が集中していることがわかる。

本データで宿泊者数がピークとなる8月とボトムとなる6月で集積状況をみても、ほぼ長崎駅周辺

に集中して大きな変化は見られない。

長崎市中心部(6月)

長崎市中心部(8月)

外国人宿泊者分布図(平成27年)

<22>

(6)長崎市の前後で訪問している地域

長崎市に訪れている外国人旅行者及び宿泊者ともに、長崎訪問の前後で訪問している都道府県は福

岡県が圧倒的に多い。ただし、宿泊者では東京都の割合が高くなっているなど、旅行者に比べて広範

囲での訪問状況が見られた。

外国人旅行者数 (割合)

福岡県 409,661 37.2%

長崎県 152,224 13.8%大分県 121,482 11.0%東京都 99,842 9.1%熊本県 98,355 8.9%佐賀県 53,545 4.9%京都府 36,442 3.3%大阪府 26,485 2.4%鹿児島県 20,033 1.8%広島県 18,404 1.7%千葉県 11,531 1.0%兵庫県 9,066 0.8%宮崎県 9,056 0.8%神奈川県 6,715 0.6%奈良県 5,086 0.5%岡山県 3,555 0.3%山口県 3,177 0.3%岐阜県 3,039 0.3%沖縄県 2,974 0.3%愛知県 2,589 0.2%長野県 1,660 0.2%石川県 1,611 0.1%山梨県 1,117 0.1%栃木県 1,109 0.1%和歌山県 950 0.1%香川県 891 0.1%北海道 586 0.1%愛媛県 579 0.1%滋賀県 253 0.02%静岡県 203 0.02%総計 1,102,220 100.0%

県名長崎市の前後に訪問している県別

外国人宿泊者数 (割合)

福岡県 94,590 34.7%

熊本県 38,478 14.1%大分県 31,239 11.5%長崎県 29,659 10.9%東京都 27,765 10.2%京都府 11,293 4.1%佐賀県 8,024 2.9%鹿児島県 7,190 2.6%大阪府 7,143 2.6%広島県 6,929 2.5%兵庫県 2,388 0.9%宮崎県 2,308 0.8%千葉県 1,296 0.5%岐阜県 1,018 0.4%沖縄県 724 0.3%岡山県 595 0.2%神奈川県 547 0.2%愛媛県 328 0.1%石川県 327 0.1%長野県 283 0.1%和歌山県 206 0.1%山口県 127 0.05%愛知県 77 0.03%山梨県 74 0.03%総計 272,608 100.0%

長崎市の前後に訪問している県別県名

外国人旅行者が長崎市訪問の前後に訪問している県の割合

外国人旅行者が長崎市訪問の前後に訪問している県の割合

<23>

2.1.3.長崎市におけるツイッター・データの分析

(1)ツイッター・データの概要

1)データ提供者

株式会社ナイトレイ(東京都渋谷区南平台町 15-11 南平台野坂ビル)

2)データ収集期間

日本人データ :2016年10月1日から2016年12月31日

訪日外国人データ:2016年1月1日から2016年12月31日

3)データの内容

【日本人データ】 【訪日外国人データ】

投稿ユニーク ID 投稿ユニーク ID

投稿日時 投稿日時

緯度、経度 緯度、経度

施設名判定結果 施設名判定結果

推定居住地 国勢推定結果

投稿テキスト 投稿テキスト(機械翻訳結果)

投稿画像URL 投稿画像URL

(2)分析に対する基本的な考え方

データの特性として「つぶやき」をした位置情報があるため、ユーザーの訪問位置が明確となる。

さらに施設名判定結果としてデータ提供がなされるため、具体的な施設名も判明する。そこで、つぶ

やいた内容の記録があるため、訪問位置での興味を持った対象、感想などが把揜できる。

ただし、実際にデータをみると、SWARM というアプリでつぶやいているものが多く、このアプ

リを使用すると自動的に「I’m at ○○」等メッセージがついて、ツイッターを発信できるものであ

る。今回、日本人で4023件中2796件、訪日外国人で568件中65件が該当していた。

また、つぶやき内容は文章として宋成したものは少ないためツイッターの気持ちを分析するまでは

困難である。また、一定のつぶやきは、個人情報になることも考えられる。

以上のことから、ここでは、ツイッター者がつぶやいた場所の傾向を居住地別などの視点から分析

を行うとともに、特徴的なつぶやきについて紹介するものとする。

<24>

(3)ツイッターの分析結果

1)日本人のつぶやき位置

2016年10月1日から12月31日までに、長崎市内で SWARMを除くつぶやき数は1227件

であった。

つぶやきポイントをマップへ展開すると、やはり長崎市中心部に集中する。施設別にみると「長崎

水辺の森公園」「長崎駅」「道の駅夕陽が丘そとめ」のつぶやき数が上位3位となった。

「長崎水辺の森公園」でのつぶやきは多種多様な内容になっているが、公園から見える国際ターミ

ナルに寄港しているクルーズ船へのコメントが見られることから、豪華客船の鑑賞スポットとなって

いることも想定される。

ここで、「道の駅夕陽が丘そとめ」でのつぶやきが多いという点が注目されるが、つぶやきの内容

を見ると世界遺産に関係する内容は無く、道の駅として利用した時に仲間と連絡をしているような内

容が中心となっている。

つぶやきが明確な内容で多いのは、食に関するコメントで、興味深いところでは、「ツル茶ん」の

つぶやきが多い点である。「ツル茶ん」とは長崎で最も古い喫茶店といわれているところで、長崎の

「ミルクセーキ」の老舗として有名なようである。さらに「トルコライス」に対するコメントも多数

みられ、ツイッター者が撮影した「ミルクセーキ」や「トルコライス」の画像も数多くアップされて

いる。また、数は多くないが吉宗本店のつぶやき内容は、茶わん蒸しに対する好評価のコメントとな

っている。

ツイッターでつぶやいた位置の分布図(H28.10.1~H28.12.31)

■同じ場所でのつぶやき数(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

長崎駅 90

長崎水辺の森公園 89

道の駅 夕陽が丘そとめ 61

みらい長崎 ココウォーク 47

アミュプラザ長崎 49

稲佐山展望台 32

ツル茶ん 22

長崎大学 文教キャンパス 15

思案橋 14

端島 (軍艦島) 14

麺屋 富貴 14

ふくの湯 11

ゆめタウン夢彩都 11

キッチン政 10

浦上駅 10

グラバー園 10

長崎県営バス 長崎バスターミナル 10

若宮稲荷神社 9

長崎新地中華街 9

平和公園 9

眼鏡橋 8

大波止 バス停 8

長崎浜屋 8

TOHOシネマズ 長崎 7

リンガーハット 長崎かじや町店 7

三菱重工 香焼工場 7

長崎ホルモン 7

長崎警察署 7

柊(ラーメン) 7

DRUM Be-7 6

ミスターマックス 長崎店 6

旧香港上海銀行長崎支店記念館 6

金龍 6

三ツ幸商店 6

思案橋ラーメン 6

大浦天主堂 6

夫婦岩 6

G-stage浜町 5

エレナ フレスポ深堀店 5

かもめ広場 5

ユナイテッド・シネマ長崎 5

らーめん家「政」 5

一心亭 5

浦上天主堂 5

吉宗本店 5

長崎ロープウェイ 5

宮脇書店 長崎店 5

長崎ブリックホール 5

長崎伊王島 島風の湯 5

<25>

2)日本人のツイッターの推定居住地

ツイッター者の推定居住地を集計すると長崎県内が最も多いが、それ以外では東京都、福岡県とな

っている。また、国内で長崎から遠い居住地で北海道も上位にランクしていた。

つぶやき数が多い東京都と福岡県でつぶやき位置をみると双方で違いはなく、長崎市で観光場所し

ている場所は限られている可能性が高いといえる。

■つぶやき数(居住地別)_観光に関するつぶやきに絞る前

つぶやいた人の推定居住地 つぶやき数(居住地別)

長崎県 349

東京都 124

福岡県 110

神奈川県 45

大阪府 42

愛知県 16

北海道 13

千葉県 10

兵庫県 10

茨城県 8

埼玉県 8

京都府 7

佐賀県 7

静岡県 6

大分県 6

広島県 5

沖縄県 4

三重県 4

岐阜県 3

長野県 3

福島県 3

愛媛県 2

新潟県 2

石川県 2

奈良県 2

岡山県 1

岩手県 1

宮城県 1

香川県 1

鹿児島県 1

青森県 1

福井県 1

不明 429

計 1227

東京都の居住者(124件)

東京都と福岡県の居住者がつぶやいた位置の分布図(H28.10.1~H28.12.31)

福岡県の居住者(110件)

ツイッター者の推定居住地の分布図(H28.10.1~H28.12.31)

<26>

3)訪日外国人のつぶやき位置

2016年1月1日から12月31日までに、長崎市内での総つぶやき数は568件であった。

つぶやきポイントをマップへ展開すると、やはり長崎市中心部に集中する。施設別にみると「グラ

バー園」「長崎平和公園」「長崎駅」のつぶやき数が上位3位となった。

つぶやき内容が明確なものとしては稲佐山展望台で、夜景への好評価と想定されるつぶやきがみら

れる程度で、日本人のつぶやきのように食に関するつぶやきは見られなかった。

つぶやいた場所 つぶやき数

グラバー園 34

長崎平和公園 28

長崎駅 24

長崎原爆資料館 23

稲佐山展望台 18

軍艦島 15

稻佐山 15

眼鏡橋 13

長崎新地中華街 10

長崎大学 9

長崎県美術館 8

活水学院活水女子大学 6

長崎ペンギン水族館 6

原子爆弾落下中心地 6

長崎港 4

長崎駅前 4

平和公園・平和祈念像・長崎原爆資料館 4

大浦天主堂 4

ナガサキピースミュージアム 3

ホテルマリンワールド 3

長崎港松が枝国際ターミナル 3

諏訪神社 3

みらい長崎ココウォーク 2

清水観音清水寺 2

出島 2

興福寺 2

長崎ワシントンホテル 2

長崎水辺の森公園 2

ホテルモントレ長崎 2

平和記念像 2

和食 よひら 2

Starbucks - Nagasaki, Japan 2

Tsuki-Machi Station 2

Nagasaki Dejima Wharf - 長崎出島ワーフ 2

伊王島 2

海鮮市場長崎港 2

JR九州ホテル長崎 2

その他 71

不明 224

総計 568

訪日外国人がつぶやいた位置の分布図(H28.10.1~H28.12.31)

<27>

4)訪日外国人のツイッターの国・地域

ツイッター者の国・地域を集計すると中国が236件で約4割を占め

る。次いでタイ、韓国といった東アジアが多い。

ここで、つぶやき数上位4か国のつぶやき箇所をみると、どの国も長

崎市中心部に集中し、平和公園がある北側へ広がる傾向がみられる。

国籍 つぶやき数

中国 236

タイ 90

韓国 40

アメリカ 39

台湾 36

フィリピン 26

香港 23

マレーシア 17

イギリス 16

スペイン 15

インド 13

フランス 8

オーストラリア 5

シンガポール 4

計 568

韓国からの来訪者(40件)

来訪者ツイート数上位 4 位の国の人がつぶやいた位置の分布図(H28.10.1~H28.12.31)

アメリカからの来訪者(39件)

中国からの来訪者(236件) タイからの来訪者(90件)

<28>

2.1.4.ビッグデータから見た長崎市観光エリアの分析

これまでのモバイル空間統計データやツイッターの分析を、長崎市の観光エリアから見た結果を整

理する。

観光エリアのデータの捉え方は、長崎市の公式観光サイト「あっ!と ながさき」で紹介されてい

る11の観光エリアを対象とし、モバイル空間統計データによるメッシュでエリアを設定した時のデ

ータとすることとする。

なお、メッシュの大きさが1km メッシュということで、複数の観光エリアが含まれたメッシュと

なることがあった。その場合は複数の観光エリアで一体的に分析を行った。

以上の設定のもと観光エリアを下図のとおりに設定し、各エリア別の分析結果を次ページ以降にカ

ルテ方式で取りまとめた。

観光エリアの位置図

<29>

エリア名 東山手・南山手、新地中華街、風頭・寺町、思案橋・丸山、出島・ベイサイド 長崎市の観光スポットが集積したエリアであるため、日本人、外国人共に他の観光エリアに比べて旅行者数、宿泊者数が多いエリアである。つぶやき箇所をみると、日本人は「ツル茶ん」など食に関する場所が多いのに対し、外国人は「グラバー園」や「眼鏡橋」など観光スポットが多かった。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 41,546 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 194,711 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

3,115

4,221

3,869

2,877

4,061

2,633 2,928

4,407

3,770 3,521

3,376

2,768

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

14,727 15,383

14,458

16,918

14,324 12,885

19,354

22,300

13,579

18,513

14,122

18,148

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 長崎水辺の森公園 892 ツル茶ん 223 思案橋 143 麺屋 富貴 144 ゆめタウン夢彩都 115 キッチン政 105 グラバー園 10

3,028 2,852

3,228

2,493

3,412

2,489 2,620

3,875

3,512

2,997 2,942

2,499

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

6,663 7,683

8,435

10,692 9,248

8,584

11,223 10,989

8,418

10,568

8,847 9,594

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 グラバー園 342 眼鏡橋 133 長崎新地中華街 104 長崎県美術館 85 活水学院活水女子大学 6

<30>

エリア名 鳴滝・諏訪神社 日本人・外国人ともに旅行者数に対して宿泊客数が大きく落ち込まないエリアとなっている。当該エリアは長崎駅を含むエリアであり、エリア内に多くの宿泊施設が存在していることにあると考えられる。また、つぶやき箇所をみても日本人、外国人共に長崎駅でのつぶやきが多かった。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 15,158 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 69,780 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 長崎駅 242 長崎駅前 43 アミュプラザ長崎 33 諏訪神社 34 JR九州ホテル長崎 2

5,344

3,485

5,241

6,468

4,358 4,419 4,990

5,817

4,206 4,514

4,817

5,490

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

5,370 5,056 5,267

6,694

5,281

4,626

6,274

8,375

4,686

5,757 5,404

6,990

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

1,289 1,262

1,447

1,023

1,446

1,055 1,049

1,658 1,588

1,319 1,323

1,057

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

1,342 1,282

1,387

1,035

1,361

958

1,103

1,946

1,393

1,192 1,201

958

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 長崎駅 902 アミュプラザ長崎 493 長崎県営バス 長崎バスターミナル 104 長崎警察署 75 金龍 6

※5 位以下はすべて 1 件以下

<31>

エリア名 稲佐山 このエリアの特徴としては、日本人で観光客数より宿泊客数が多くなっている点である。エリアの中に宿泊施設が存在することによると考えられる。つぶやき箇所は、日本人、外国人ともに「稲佐山展望台」が最も多い。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 3,401 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 10,014 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)つぶやいた場所 つぶやき数

1 稲佐山展望台 322 ふくの湯 113 長崎ロープウェイ 54 三菱重工 長崎造船所 史料館 24 長崎ホテル 清風 2

566

859 942

1,504

495

838

1,184

963 984

817

1,281

1,603

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

591 591

792

519

648

498 494

843

706

572

660

486

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

302 247

281 260

331

226 231

348 334 294

323

224

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

949 928

668

1,314

578 460 502

1,308

599

728 786

1,194

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 稲佐山展望台 182 稻佐山 15

<32>

エリア名 平和公園 このエリアの特徴は、外国人旅行者の来訪はあるが、外国人宿泊者はいない状況にある。つぶやき箇所から見て、外国人旅行者は、「平和記念公園」や「長崎原爆資料館」を目的に訪れて、その後は違うエリアへ移動しているものと考えられる。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 14,688 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 70,408 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)つぶやいた場所 つぶやき数

1 平和公園 92 ミスターマックス 長崎店 62 三ツ幸商店 63 浦上天主堂 54 松山町 バス停 44 筑後うどんたけ久 4

197 163 428 201 0 0

300 429 686

1,026 598 578

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

1,184

615

911

1,050 962

578 647

1,213 1,170

759 651

555

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

6,399

5,229

6,286

7,731

5,762

4,270 4,631

6,618

4,576

6,768

5,988 6,150

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

1,342

972

1,334 1,240

1,429

913 1,033

1,740

1,545

1,116 1,140

884

0

500

1,000

1,500

2,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数上位5位(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 長崎平和公園 282 長崎原爆資料館 233 原子爆弾落下中心地 64 平和公園・平和祈念像・長崎原爆資料館 45 平和記念像 2

<33>

エリア名 外海 このエリアは長崎市の中心部から離れていることもあり、日本人、外国人共に旅行者や宿泊者の数が最も少なかった。日本人にはつぶやき箇所として「道の駅夕陽が丘そとめ」の件数が多い状況にあった。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 2,011 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 1,410 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

201

131 151 139

202

127 118

205 177

150 126 135

0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

0

107

0

269

150

0 0

83 65

214

377

145

0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

192

155 171

147

196

142 149

219

187

156 146 151

0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 道の駅 夕陽が丘そとめ 61

※該当エリアでのつぶやき無し

<34>

エリア名 伊王島・高島・端島

当該エリアは世界遺産の高島や端島が含まれており、日本人、外国人共に旅行者の数が見られる。ま

た、つぶやき箇所は軍艦島が最も多いところから、対象エリアの主な目的は軍艦島だと想定される。

また、伊王島のつぶやきが日本人にみられることから、日本人には宿泊者数が見られるものと想定さ

れる。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 3,369 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 2,511 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

■同じ場所でのつぶやき数(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 端島 (軍艦島) 142 長崎伊王島 島風の湯 53 高島港ターミナル 23 高島 24 伊王島港 1

0

326

0 0 0 0 0 0 0

76

343

0 0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

297

229 280 256

301

197

268

351

274 221 221

193

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

106

305

160 121 127 104

344

194

82

291

543

134

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

287

221 270 251

331

225

322

447

315

251 239 210

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

■同じ場所でのつぶやき数(施設名)

つぶやいた場所 つぶやき数

1 軍艦島 152 伊王島 23 高島石炭資料館 1

<35>

エリア名 野母崎 日本人より外国人でデータ取徔期間が長いものの、当該エリアは外国人旅行者が日本人より多いエリアとなっている。当該エリアにあるゴルフ場へ訪れる外国人旅行者が多いという情報もあり、そのことが影響していると想定される。

【日本人】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/休日のみ) 2,551 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

【外国人/平日休日】

1.モバイル空間統計の分析

①対象エリアへの旅行者数(2015年/平日休日) 3,985 人

②月別観光客数 ③月別宿泊客数

2.ツイッターのつぶやき分析

観光エリア内のつぶやき箇所

216

415

370 390

283

203

455

411

374

331

454

0 0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

276

161 185 178

243

164 169

289

216

174 171 167

0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

198

430

357

445

302

217

484

385 392

328

447

0 0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

268

191 208

184

253

175 177

293

238

194 187 183

0

100

200

300

400

500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

(人)

※該当エリアでのつぶやき無し

※該当エリアでのつぶやき無し

<36>

2.2.国内外観光客へのアンケート調査

2.2.1.実施概要

(1)調査の目的

長崎市の新たな観光資源として期待される世界遺産(候補を含む)や食に対する観光客の意識を

把揜し、これからの長崎市の観光振興の基礎資料とすることを目的に調査を行った。

「JR長崎駅かもめ広場」及び「長崎県営バスターミナル」については、主要観光施設ではない

が、観光客の集客が見込まれる場所として補足実施した。なお、国外観光客(訪日外国人)につ

いては、聴き取り調査において86票であったため、市内宿泊施設へ協力を依頼し、追加して留

め置きアンケート調査を実施した。

(2)調査方法・調査日

①調査員による来訪者への聴き取り調査

調査日:2016年 12 月 17 日(土)9:00~17:00

②宿泊施設での留め置きアンケート調査

調査期間:2017年 1月 26 日(木)~2017年 2 月 12 日(日)

(3)調査個所と調査員数

①調査員による来訪者への聴き取り調査

調査個所 調査員数

日本人 韓国語 中国語 英語 計

1.グラバー園 2人 0人 0人 0人 2人

2.原爆資料館 2人 0人 0人 0人 2人

3.出島 2人 0人 0人 0人 2人

4.新地中華街 2人 0人 0人 0人 2人

5.JR 長崎駅前かもめ広場 1人 1人 1人 1人 4人

6.長崎県営バスターミナル 1人 1人 1人 1人 4人

※6 カ所の調査個所のうち、かもめ広場とバスターミナルには、外国人調査員を配置し、訪れた外国人観光客へインタビューしながら調査票の回答を収集した。

②宿泊施設での留め置きアンケート調査

調査個所 住所

1.長崎かがみや 長崎市本河内1-12-9

2.ザ・ホテル長崎 長崎市宝町2-26

3.カサノダ 長崎市元船町 6-1NS ビル 3F

4.ホテルクオーレ長崎駅前 長崎市大黒町 7-3

5.エスペリアホテル長崎 長崎市五島町 5-35

6.稲佐山観光ホテル 長崎市尾上町 1-1

<37>

(5)サンプル数

①国内観光客のサンプル数

グラバー園 原爆資料館 出島・新地中華街 JR 長崎駅前かもめ広

長崎県営 バスターミナル

120 104 188 59 60 531

※JR 長崎駅かもめ広場で51票、長崎県営バスターミナルで35票の外国人調査票を獲徔しており、調査日における獲徔票は全体で 617票となっている。

②国外観光客のサンプル数

調査個所 調査票の種別

合計 英語 韓国語 中国語

①聴き取り調査 かもめ広場 15 19 17 51

バスターミナル 9 23 3 35

②留め置きアンケート調査 9 25 15 49

合計 33 67 35 135

<38>

(6)調査票

①国内観光客アンケート調査票

<39>

②国外観光客アンケート調査票(日本語版)

※調査時は、英語・韓国語・簡体字・繁体字へ翻訳したものを使用。

<40>

2.2.2.国内観光客アンケート調査結果

(1)調査結果の総評

本調査は平成 28 年 12 月 17 日(土曜日)午前 9 時より午後 5 時まで6個所・10名にて実施し

た。調査の目的である「長崎市の新たな観光資源として期待される世界遺産(候補を含む)や食に対す

る意識を把揜」すべく「ながさきブランド」の「観光」や「食」に関する意識の分析を行うために観光

客の住まい、性別、年代の属性や個人旅行や団体旅行を分類する旅行形態、観光施設への訪問回数や要

望事項、食に関するイメージ、市内観光に関するニーズについて意見を尋ねた。

主な調査結果として、男女比は僅差ではあるが「女性」が多く51.0%、年代は「20歳代」が2

3.4%、住まいは地方別で「九州」が35%、「関東」が33%、都道府県別で「福岡」が20.9%、

「東京」が16.8%と多かった。旅行の目的では「観光」が84%、旅行形態では「個人旅行」が8

2.9%を占め、うち「カップル・夫婦のみの旅行」が26.4%と最も多くなっている。訪問回数の

では71.2%が2回目以上を占め、うち「4回以上」が33.9%、「40歳代」から「60歳代」

の合計で23.7%とリピート性の高さを示している。

長崎市を観光先として決めた理由としては「観光施設めぐり(グラバー園、出島等)」が25.2%

と最も多く、次いで「夜景観光」8.1%、「世界遺産めぐり(産業革命遺産)」7.9%と観光資源と

しての施設、街並みや景観が来訪者のモチベーションとなっている事がわかる。また少数ではあるが「世

界遺産めぐり(長崎の教会群)」が1.5%徔られている。主な観光先として「グラバー園・旧グラバ

ー住宅」が15.2%と最も多く、次いで「出島」が11.6%、「中華街」が11.4%、「大浦天主

堂」が10.0%、「原爆資料館または平和公園」が9.5%の順となっている。観光施設への訪問回

数で 2 回以上は「グラバー園」が42.4%、「出島」が19.2%、「原爆資料館」が18.1%とリ

ピート性の高さを示している。楽しみ方としては66.9%が「マップ等で自由にまち歩き」を計画し

ている。

長崎市への交通手段としては「飛行機+バス」が29.9%と最も多く、次いで「JR」が24.5%、

「自家用車」と「レンタカー」を合わせて27.3%となっている。自家用車やレンタカーなどの個別

交通が27.3%、飛行機・電車・バス等の公共交通の利用が71.8%と公共交通の利用が多い。

長崎市以外の周遊観光先に関しては「長崎市のみ」が43.2%と最も多く、次いで「佐世保市(ハ

ウステンボス)」が25.1%あった。旅行日程の分析では総宿泊数581泊に対して「長崎市内に宿

泊」(純宿泊数)は405泊と176泊の機会ロスがあったことが分かった。

長崎市の食に関して、「魚」が42.7%、「びわ」が32.0%は「あった」または「強くあった」

と回答しているが、「魚」が55.0%、「びわ」が65.5%は「なかった」または「全くなかった」

と回答し認知度の低さが見えた。また「出島ばらいろ」については91.0%が「知らなかった」と回

答しており、周知活動の必要性が認識できた。また、長崎での食事に関しては「長崎ちゃんぽん・皿う

どん等の中華料理」が 51.3%、お土産は「カステラ」が46.5%あった。

まつりやイベントに関しては「ランタンフェスティバル」が28.6%と最も多く、次いで「長崎く

んち」23.8%、「精霊流し」18.8%の順であった。

観光地としての要望としては「交通の便を良くする」が14.8%と最も多く、次いで「まち歩きマ

ップの充実」が10.4%あり、回遊性の向上を望む回答が多かった。

詳細は、次ページ以降に記述することとする。

<41>

(2)回答者の属性

1)性別

男女比率でみると女性=51%、男性=45%となり、若干だが女性の方が多い。

2)年代

年代別に見ると 20 歳代から 60 歳代までが大半を占めている。特に 20歳代の来訪者が多

くみられる。

性別 人 構成比

男性 240 45.2%

女性 271 51.0%

無回答 20 3.8%

計 531 100.0%

年代 人 構成比

10 歳代 25 4.7%

20 歳代 124 23.4%

30 歳代 83 15.6%

40 歳代 103 19.4%

50 歳代 92 17.3%

60 歳代 67 12.6%

70 歳代以上 29 5.5%

無回答 8 1.5%

計 531 100.0%

<42>

3)居住地

地方別に来訪者数を見ると九州地方、関東地方からの来訪者が特に多くみられる。

都道府県別に来訪者数の順位を見ると 1 位:福岡県=111 人、2 位:東京都=89 人が特に

多くみられる。

また、県内からの来訪者を見ると諫早市や佐世保市からの観光客が多く見られた。

■居住地(都道府県別)

地方 人数 構成比

九州 186 35%

中国 35 7%

四国 3 1%

近畿 64 12%

東海 35 7%

北陸 1 0%

甲信 9 2%

関東 175 33%

東北 5 1%

北海道 4 1%

海外 7 1%

無回答 7 1%

合計 531 100%

位 居住地

数 順

位 居住地

数 順

位 居住地

数 順

位 居住地

1 福岡 111 14 静岡 9 30 宮城 3 46 高知 0

2 東京 89 17 鹿児島 8 32 島根 2 46 徳島 0

3 神奈川 33 17 京都 8 32 愛媛 2 46 石川 0

4 大阪 22 19 長野 7 32 山梨 2 46 富山 0

4 千葉 22 19 茨木 7 32 韓国 2 46 新潟 0

6 県内 19 19 無回答 7 32 香港 2 46 山形 0

6 兵庫 19 22 三重 6 37 鳥取 1 46 岩手 0

8 熊本 18 23 滋賀 5 37 香川 1 46 青森 0

9 山口 15 23 岐阜 5 37 和歌山 1

9 愛知 15 23 栃木 5 37 福井 1

11 佐賀 14 23 群馬 5 37 福島 1

11 埼玉 14 27 宮崎 4 37 秋田 1

13 広島 13 27 岡山 4 37 台湾 1

14 大分 9 27 北海道 4 37 中国 1

14 奈良 9 30 沖縄 3 37 シンガポール 1

<43>

居住地 人 構成比

諫早 5 26.3%

佐世保 5 26.3%

五島 3 15.8%

大村 2 10.5%

長崎 2 10.5%

壱岐 1 5.3%

島原 1 5.3%

合計 19 100.0%

(3)長崎市の観光状況

1)「長崎市」訪問の目的

イ)来訪目的

来訪の目的として回答者の 84%が「観光」と答えている。

■居住地(県内)

人 構成比

観光 448 84.4%

仕事 24 4.5%

帰省 19 3.6%

その他 40 7.5%

<44>

ロ)観光先を「長崎市」と決めた理由や目的

2)旅行の同伴者

来訪時の同伴者に関しては「カップル・夫婦のみの旅行」という回答が多く見られ、次いで「友

人等との旅行」、「家族旅行」、「団体旅行」、「ひとり旅」となっているが、特筆すべき偏りはなか

った。

理由や目的 人 構成比

長崎ディスティネーションキャンペーン 30 5.6%

観光施設めぐり(グラバー園、出島等) 134 25.2%

まち歩き(長崎さるく等) 22 4.1%

夜景観光 43 8.1%

平和学習 8 1.5%

食べ物 16 3.0%

世界遺産めぐり(産業革命遺産) 42 7.9%

世界遺産めぐり(長崎の教会群) 8 1.5%

長崎というイメージ 19 3.6%

ツアーに入っていたから 19 3.6%

その他 103 19.4%

無回答 87 16.4%

計 531 100.0%

観光先を「長崎市」と決めた理由の回答として、グラバー園や出島などの観光資源が長崎市

を選定する理由や目的となっている。

旅行の同伴者 人 構成比

ひとり旅 72 13.6%

カップル・夫婦のみの旅行 140 26.4%

家族旅行 106 20.0%

友人等との旅行 122 23.0%

団体旅行 87 16.4%

無回答 4 0.8%

計 531 100.0%

<45>

3)旅行のきっかけとなった情報源

長崎市を旅行先として決定するきっかけとなった情報源として回答者の多くが「友人・知人の

勧め」と回答している。また SNS(Facebook・Twitter)やフリーぺーパは動機付けに関して

貢献しない事が伺える。

情報源 人 構成比

テレビ(番組・CM) 42 7.9%

長崎観光 HP 39 7.3%

旅行会社 HP 54 10.2%

その他の HP 23 4.3%

チラシ・パンフレット 33 6.2%

ポスター 2 0.4%

雑誌 13 2.4%

新聞 10 1.9%

フリーペーパー 0 0.0%

Facebook・Twitter 1 0.2%

友人・知人の勧め 133 25.0%

その他 159 29.9%

無回答 22 4.1%

合計 531 100.0%

4)旅行日程

旅行日程の84.2%が「宿泊」と大半を占めていた。

さらに宿泊と回答された人のうち1泊2日(50.8%)、2泊3日(36.7%)という回答

が徔られた。

また、有効回答分(312人)の宿泊数を集計したところ、総宿泊数=581泊、うち長崎市内

に宿泊した純宿泊数=405泊が算出され、176泊(30.3%)の機会ロスが発生している事

が判明した。

旅行日程 人 構成比

日帰り 82 15.4%

宿泊 447 84.2%

無回答 2 0.4%

合計 531 100.0%

<46>

■旅行日程(泊数)

■旅行日程(日帰り・宿泊、泊数、うち長崎市宿泊数)

※「総宿泊数」

=「旅行日程」の全宿泊数

※「純宿泊数」

=「うち長崎市内への宿泊数」

旅行日程 人 構成比

1 泊 2 日 227 50.8%

2 泊 3 日 164 36.7%

3 泊 4 日 28 6.3%

4 泊 5 日 12 2.7%

5 泊 6 日 4 0.9%

6 泊 7 日 2 0.4%

7 泊 8 日 4 0.9%

9 泊 10 日 1 0.2%

14 泊 15 日 1 0.2%

無回答 4 0.9%

計 447 100.0%

旅行日

程 人

構成

比 旅行日程 人

構成

うち長崎

市内泊数 人

構成

総宿泊

数※

純宿泊

数※

日帰り 82 15.4%

宿泊 447 84.2%

1 泊 2 日 227 50.8%

0 泊 21 0.0%

141

0

1 泊 120 26.8% 120

無回答 86 0.0%

2 泊 3 日 164 36.7%

0 泊 7 0.0%

258

0

1 泊 69 15.4% 69

2 泊 53 23.7% 106

無回答 35 0.0%

3 泊 4 日 28 6.3%

1 泊 6 1.3%

63

6

2 泊 6 2.7% 12

3 泊 9 6.0% 27

無回答 7 0.0%

4 泊 5 日 12 2.7%

0 泊 6 0.0%

36

0

1 泊 2 0.4% 2

2 泊 1 0.4% 2

無回答 3 0.0%

5 泊 6 日 4 0.9% 1 泊 2 0.4%

20 2

3 泊 2 1.3% 6

6 泊 7 日 2 0.4% 4 泊 1 0.9%

12 4

6 泊 1 1.3% 6

7 泊 8 日 4 0.9% 1 泊 2 0.4%

28 2

7 泊 2 3.1% 14

9 泊 10 日 1 0.2% 9 泊 1 2.0% 9 9

14泊15日 1 0.2% 14 泊 1 3.1% 14 14

無回答 4 0.9% 4 0.9% 4

合計 447 100.0% 447 90.6% 581 405

無回答 2 0.4%

合計 531 100.0%

<47>

5)「長崎市」以外の地域への周遊状況

周遊状況の問に関して 258 人(43.2%)の人から「長崎市だけの旅行」と回答が徔られ

た。無回答を除いた有効回答 522 人中およそ半数(50.6%)の 264 人が長崎市以外も周

遊する事が判る。その中でも「佐世保市(ハウステンボス)」と回答した人が 150 人(25.

1%)あった事は注目すべき部分である。

6)「長崎市」への交通手段

周遊状況 人 構成比

長崎市だけ 258 43.2%

佐世保市(ハウステンポス) 150 25.1%

島原市 15 2.5%

雲仙市(雲仙・小浜) 23 3.9%

五島 9 1.5%

平戸 12 2.0%

その他の長崎県内 13 2.2%

佐賀県 28 4.7%

福岡県 48 8.0%

熊本県 10 1.7%

大分県 19 3.2%

鹿児島県 4 0.7%

その他 8 1.3%

無回答 9 1.5%

計 597 100.0%

長崎市への交通手段としては自家用車やレンタカーなどの個別交通が 145 人(27.3%)、

飛行機・電車・バス等の公共交通の利用が 381 人(71.8%)と公共交通の利用が多い。

交通手段 人 構成比

自家用車 99 18.6%

高速バス 55 10.4%

貸切バス 35 6.6%

JR 130 24.5%

レンタカー 46 8.7%

飛行機+バス 159 29.9%

船舶 2 0.4%

その他 5 0.9%

合計 531 100.0%

<48>

7)「長崎市」へのこれまでの来訪

イ)来訪回数

来訪回数では「初めて」と回答した人は 149 人(28.1%)、2回以上と回答した人が 378

人(71.1%)とリピート率の高さが目立った。特に「4 回以上」と回答された人は 180 人

(33.9%)と最も多く徔られた。

■来訪回数/年代別クロス

来訪回数を年代別に見ると、「初めて」では「20歳代」が32.9%、「2 回目」では「20歳代」

が24.6%、「3回目」では「20 歳代」が23.8%、「4 回以上」では「40 歳代」が20.0%

となり、全体的に「20歳代」が23.4%と最も多かった。

来訪

回数

人 年代 合計

構成比 10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以上 無回答 合計

初めて 人 3 49 28 27 24 13 2 3 149

構成比 2.0% 32.9% 18.8% 18.1% 16.1% 8.7% 1.3% 2.0% 100.0%

2 回目 人 7 29 15 22 23 16 5 1 118

構成比 5.9% 24.6% 12.7% 18.6% 19.5% 13.6% 4.2% 0.8% 100.0%

3 回目 人 6 19 11 16 14 7 7 80

構成比 7.5% 23.8% 13.8% 20.0% 17.5% 8.8% 8.8% 0.0% 100.0%

4 回以

人 8 27 28 36 31 31 15 4 180

構成比 4.4% 15.0% 15.6% 20.0% 17.2% 17.2% 8.3% 2.2% 100.0%

無回答 人 1 1 2 4

構成比 25.0% 0.0% 25.0% 50.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0%

合計 人 25 124 83 103 92 67 29 8 531

構成比 4.7% 23.4% 15.6% 19.4% 17.3% 12.6% 5.5% 1.5% 100.0%

来訪回数 人 構成比

初めて 149 28.1%

2 回目 118 22.2%

3 回目 80 15.1%

4 回以上 180 33.9%

無回答 4 0.8%

合計 531 100.0%

<49>

■年代別/来訪回数クロス

年代別に来訪回数を見ると、「10 歳代」では「4 回以上」が32.0%、「20 歳代」では「初め

て」が39.5%、「30 歳代」では「初めて」と「4 回以上」が37.7%、「40 歳代」では「4

回以上」が35.0%、「50 歳代」では「4 回以上」が33.7%、「60 歳代」では「4 回以上」

が46.3%、「70 歳代以上」では「4 回以上」が51.7%となり、年代が高くなるにつれて、

リピーターが多くなる傾向となっている。

年代 人 訪問回数

合計 構成比 初めて 2 回目 3 回目 4 回以上 無回答

10 歳代 人 3 7 6 8 1 25

構成比 12.0% 28.0% 24.0% 32.0% 4.0% 100.0%

20 歳代 人 49 29 19 27 124

構成比 39.5% 23.4% 15.3% 21.8% 0.0% 100.0%

30 歳代 人 28 15 11 28 1 83

構成比 33.7% 18.1% 13.3% 33.7% 1.2% 100.0%

40 歳代 人 27 22 16 36 2 103

構成比 26.2% 21.4% 15.5% 35.0% 1.9% 100.0%

50 歳代 人 24 23 14 31 92

構成比 26.1% 25.0% 15.2% 33.7% 0.0% 100.0%

60 歳代 人 13 16 7 31 67

構成比 19.4% 23.9% 10.4% 46.3% 0.0% 100.0%

70 歳代以上 人 2 5 7 15 29

構成比 6.9% 17.2% 24.1% 51.7% 0.0% 100.0%

無回答 人 3 1 4 8

構成比 37.5% 12.5% 0.0% 50.0% 0.0% 100.0%

合計 人 149 118 80 180 4 531

構成比 28.1% 22.2% 15.1% 33.9% 0.8% 100.0%

<50>

ロ)前回来訪した時期

前回来訪時期では「1 年前~5 年前」と回答された人が最も多く 121 人(22.8%)であ

った。また、来訪回数と前回来訪時期の RF 表を見ると3回以上で 5 年以内来訪者は 185 人(3

4.8%)とリピート性の高さを証明している。

■前回来訪時期/来訪回数 RF 表

来訪回数 人 構成比

来訪時期 初めて 2回目 3回目 4回以上 無回答

初めて 149 149 28.1%

半年以内 4 7 49 60 11.3%

半年前~1年前 5 9 29 43 8.1%

1年前~5年前 30 27 64 121 22.8%

5年前~10年前 15 16 17 48 9.0%

10年以上前 61 19 15 95 17.9%

無回答 3 2 6 4 15 2.8%

合計 149 118 80 180 4 531 100.0%

用語説明:RF表(RF分析)とは、マーケティング分析指標の一つで、特に「顧客分析」や「顧

客のランク付け」を行う際に用いられる手法。「R」は「Recency(リセンシー):最新購買日」を表

し、「F」は「Frequency(フリークエンシー):購買頻度」を表す。ここでは「ながさき」という“商

品”に対して分析を行うために用いた。

来訪時期 人 構成比

初めて 149 28.1%

半年以内 60 11.3%

半年前~1年前 43 8.1%

1年前~5年前 121 22.8%

5年前~10年前 48 9.0%

10年以上前 95 17.9%

不明 11 2.1%

無回答 4 0.8%

合計 531 100.0%

<51>

8)修学旅行での「長崎市」への来訪

修学旅行での「長崎市」への来訪に関する回答では 332人(61.4%)の人が「修学旅行では

訪れていない」と回答している。長崎観光は必ずしも修学旅行が要因となっているわけではない。

※重複回答

・小学校時+中学校時=3人(+3p)

・中学校時+高等学校時=1 人(+1p)

・小学校時+中学校時+高等学校時=3 人(+6p)

9)今回の旅行における「長崎市」の観光先

長崎市の観光先に関する回答では「グラバー園・旧グラバー住宅」が15.2%、「出島」が1

1.6%、「中華街」が11.4%、「大浦天主堂」が10.0%、「原爆資料館または平和公園」

が9.5%、「眼鏡橋」が7.6%と知名度の高い長崎観光スポットが上位を占めている事が判る。

人 構成比

修学旅行では訪れていない 332 61.4%

小学校時 103 19.0%

中学校時 45 8.3%

高等学校時 34 6.3%

無回答 27 5.0%

合計 541 100.0%

観光先 人 構成比

稲佐山 155 7.9%

出島 227 11.6%

ペンギン水族館 19 1.0%

原爆資料館または平和公園 185 9.5%

浦上天主堂 124 6.3%

眼鏡橋 149 7.6%

孔子廊・中国歴史卙物館 38 1.9%

長崎歴史文化卙物館 33 1.7%

亀山社中記念館 31 1.6%

中華街 222 11.4%

伊王島 5 0.3%

高島 11 0.6%

野母崎 11 0.6%

外海 3 0.2%

池島 0 0.0%

長崎駅周辺の商業施設 54 2.8%

浜町周辺の商業施設 21 1.1%

その他 40 2.0%

グラバー園・旧グラバー住宅 297 15.2%

軍艦島(端島) 101 5.2%

三菱重工長崎造船所資料館(旧木型場) 8 0.4%

小菅修船場跡 4 0.2%

北渓井坑跡(高島) 1 0.1%

大浦天主堂 196 10.0%

出津教会堂(外海) 0 0.0%

大野教会堂(外海) 0 0.0%

無回答 19 1.0%

合計 1,954 100.0%

<52>

■今回の旅行における「長崎市」の観光先/長崎市への来訪回数別のクロス集計

来訪回数別に観光先を見ても「グラバー園・旧グラバー住宅」、「出島」、「中華街」、「大浦天主堂」、

「原爆資料館または平和公園」、「眼鏡橋」と知名度の高い施設への観光がされており、リピート性が

高い事が判る。

観光先 初めて 2 回目 3 回目 4回以上 無回答 合計

稲佐山 52 38 23 41 1 155

出島 70 50 34 73 227

ペンギン水族館 3 3 5 7 1 19

原爆資料館または平和公園 68 45 22 50 185

浦上天主堂 40 27 22 35 124

眼鏡橋 64 28 22 35 149

子廊・中国歴史博物館 16 8 2 12 38

長崎歴史文化博物館 7 5 6 15 33

亀山社中記念館 15 5 3 8 31

中華街 74 51 30 66 1 222

伊王島 1 3 1 5

高島 5 3 1 2 11

野母崎 2 1 8 11

外海 1 2 3

池島 0

長崎駅周辺の商業施設 16 10 5 23 54

浜町周辺の商業施設 1 4 5 11 21

その他 8 5 5 22 40

グラバー園・旧グラバー住宅 105 68 49 73 2 297

軍艦島(端島) 41 23 15 22 101

三菱重工長崎造船所資料館(旧木型場) 4 1 2 1 8

小菅修船場跡 1 1 2 4

北渓井坑跡(高島) 1 1

大浦天主堂 68 50 27 51 196

出津教会堂(外海) 0

大野教会堂(外海) 0

無回答 3 1 2 11 2 19

合計 663 428 282 573 8 1954

<53>

■今回の旅行における「長崎市」の観光先/年代別のクロス集計

年代別に観光先を見ると「10 歳代」は「眼鏡橋」、「20 歳代」から「60 歳代」は「グラバー園・

旧グラバー住宅」、「70歳代以上」は「グラバー園・旧グラバー住宅」および「出島」を最も多く観

光されている事が判った。

観光先

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

答 合計

稲佐山 4 31 26 33 30 20 9 2 155

出島 10 36 38 48 46 30 16 3 227

ペンギン水族館 1 9 5 3

1 19

原爆資料館または平和公園 6 31 35 42 35 25 7 4 185

浦上天主堂 3 17 18 27 33 19 4 3 124

眼鏡橋 11 31 26 24 27 21 7 2 149

孔子廊・中国歴史博物館 2 6 6 7 11 3 1 2 38

長崎歴史文化博物館 6 2 6 7 4 6 2

33

亀山社中記念館 3 2 10 6 6 3

1 31

中華街 10 60 39 42 46 17 6 2 222

伊王島

1 1 1 1

1 5

高島

4 3

3 1

11

野母崎

1 3

3 3

1 11

外海

1

1

1

3

池島

0

長崎駅周辺の商業施設

16 12 9 9 5 1 2 54

浜町周辺の商業施設

5 4 3 5 3

1 21

その他 1 7 4 6 7 10 5

40

グラバー園・旧グラバー住宅 9 61 41 68 63 35 16 4 297

軍艦島(端島) 1 23 16 22 16 13 6 4 101

三菱重工長崎造船所資料館

(旧木型場) 3 1 1 2 1

8

小菅修船場跡

1

1

1

1 4

北渓井坑跡(高島) 1

1

大浦天主堂 7 23 37 45 46 24 11 3 196

出津教会堂(外海)

0

大野教会堂(外海)

0

無回答 2 6 4 4 2 1

19

合計 77 376 335 399 396 242 92 37 1954

<54>

10)観光施設へのこれまでの来訪回数

長崎市内の観光施設への今回を含めた訪問回数の回答では「グラバー園」「出島」「原爆資料館」

の訪問が多く徔られた。特に「グラバー園」については複数回の来訪を含め多くの来訪がある事が

認識できた。また、「長崎歴史文化卙物館」「軍艦島(端島)」に関しては来訪が少ない結果であっ

た。

11)今回の旅行でのまち歩き(長崎さるく等)について

まち歩きに関しては「マップ等で自由にまち歩き」と回答した人が66.9%と最も多く、来

訪回数や年代に関わらず個別に回遊する形態が好まれている事が判る。

観光施設 人

なし 1 回 2 回 3 回 4 回以

上 無回答 合計

構成比

グラバー園 人 85 203 110 56 59 18 531

構成比 16.0% 38.2% 20.7% 10.5% 11.1% 3.4% 100.0%

出島 人 161 231 63 13 26 37 531

構成比 30.3% 43.5% 11.9% 2.4% 4.9% 7.0% 100.0%

原爆資料館 人 162 236 59 12 25 37 531

構成比 30.5% 44.4% 11.1% 2.3% 4.7% 7.0% 100.0%

長崎歴史文化博物館 人 358 81 15 1 17 59 531

構成比 67.4% 15.3% 2.8% 0.2% 3.2% 11.1% 100.0%

稲佐山 人 243 145 44 19 40 40 531

構成比 45.8% 27.3% 8.3% 3.6% 7.5% 7.5% 100.0%

軍艦島(端島) 人 361 115 5 3 2 45 531

構成比 68.0% 21.7% 0.9% 0.6% 0.4% 8.5% 100.0%

楽しみ方 人 構成比

マップ等で自由にまち歩き 355 66.9%

ガイド付きのまち歩きを体験 32 6.0%

まち歩きする予定はない 111 20.9%

無回答 33 6.2%

計 531 100.0%

<55>

■今回の旅行でのまち歩き(長崎さるく等)について/来訪回数クロス集計

来訪が「初めて」であっても「マップ等で自由にまち歩き」と答えた人が77.2%あった。

楽しみ方 人

初めて 2 回 3 回 4回以上 無回答 合計 構成比

マップ等で自由にまち歩き 人 115 93 49 96 2 355

構成比 77.2% 78.8% 61.3% 53.3% 50.0% 66.9%

ガイド付きのまち歩きを体験 人 8 8 9 7 32

構成比 5.4% 6.8% 11.3% 3.9% 0.0% 6.0%

まち歩きする予定はない 人 20 14 15 62 111

構成比 13.4% 11.9% 18.8% 34.4% 0.0% 20.9%

無回答 人 6 3 7 15 2 33

構成比 4.0% 2.5% 8.8% 8.3% 50.0% 6.2%

合計 人 149 118 80 180 4 531

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<56>

■今回の旅行でのまち歩き(長崎さるく等)について/年代別クロス集計

楽しみ方

人 10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

答 合計

構成比

マップ等で自由にま

ち歩き

人 15 87 61 78 55 43 13 3 355

構成比 60.0% 70.2% 73.5% 75.7% 59.8% 64.2% 44.8% 37.5% 66.9%

ガイド付きのまち歩

きを体験

1 3 3 12 8 4 1 32

構成比 0.0% 0.8% 3.6% 2.9% 13.0% 11.9% 13.8% 12.5% 6.0%

まち歩きする予定

はない

人 8 34 13 16 19 10 7 4 111

構成比 32.0% 27.4% 15.7% 15.5% 20.7% 14.9% 24.1% 50.0% 20.9%

無回答 人 2 2 6 6 6 6 5

33

構成比 8.0% 1.6% 7.2% 5.8% 6.5% 9.0% 17.2% 0.0% 6.2%

合計 人 25 124 83 103 92 67 29 8 531

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<57>

12)「長崎市」のまつりやイベントの認知度

まつりやイベントに関する認知度に関しては「ランタンフェスティバル」が64.2%と最も多

く、次いで「長崎くんち」が53.5%、「精霊流し」が42.2%となっている。

13)「長崎市」がもっと良い観光地になるためのニーズ

ニーズに関しては「交通の便を良くする」と回答した人が14.8%と最も多く、次いで「ま

ち歩きマップの充実」が10.4%あり、個別回遊する上での回遊性向上が望まれている事が判

る。また自由記述の中で「トイレの整備」や「ガイド」に関する意見が見られた。

ニーズ 人 構成比

史跡・名所をもっと整備する 54 6.6%

体験メニューの充実 48 5.8%

観光地までの案内板等の整備 64 7.8%

観光地周辺の中手上の整備 51 6.2%

交通の便を良くする 122 14.8%

観光地のバリアフリー化 43 5.2%

まつりやイベントの充実 45 5.5%

情報提供サービスの充実 51 6.2%

観光ガイドの充実 40 4.9%

まち歩きマップの充実 86 10.4%

宿泊施設の質やサービスの向上 42 5.1%

夜型観光の充実 33 4.0%

その他 98 11.9%

無回答 46 5.6%

合計 823 100.0% (N=531)

まつりやイベント 人 構成比

ランタンフェスティバル 341 64.2%

帆船まつり 63 11.9%

ペーロン選手権大会 89 16.8%

ながさきみなとまつり 62 11.7%

精霊流し 224 42.2%

長崎くんち 284 53.5%

ながさきクリスマス(イルミネーション) 45 8.5%

無回答 83 15.6%

(N=531)

<58>

■「長崎市」がもっと良い観光地になるためのニーズ/来訪回数別クロス

ニーズ 人 来訪回数

合計 構成比 初めて 2 回目 3 回目 4 回以上 無回答

史跡・名所をもっと整備する 人 16 15 4 19 54

構成比 7.2% 9.0% 3.2% 6.2% 0.0% 6.6%

体験メニューの充実 人 13 10 10 15 48

構成比 5.9% 6.0% 8.1% 4.9% 0.0% 5.8%

観光地までの案内板等の整備 人 21 12 7 23 1 64

構成比 9.5% 7.2% 5.6% 7.5% 16.7% 7.8%

観光地周辺の中手上の整備 人 3 10 8 30 51

構成比 1.4% 6.0% 6.5% 9.8% 0.0% 6.2%

交通の便を良くする 人 31 19 21 48 3 122

構成比 14.0% 11.4% 16.9% 15.7% 50.0% 14.8%

観光地のバリアフリー化 人 6 10 4 23 43

構成比 2.7% 6.0% 3.2% 7.5% 0.0% 5.2%

まつりやイベントの充実 人 13 8 4 20 45

構成比 5.9% 4.8% 3.2% 6.5% 0.0% 5.5%

情報提供サービスの充実 人 15 6 10 20 51

構成比 6.8% 3.6% 8.1% 6.5% 0.0% 6.2%

観光ガイドの充実 人 13 6 12 9 40

構成比 5.9% 3.6% 9.7% 2.9% 0.0% 4.9%

まち歩きマップの充実 人 27 21 13 25 86

構成比 12.2% 12.7% 10.5% 8.2% 0.0% 10.4%

宿泊施設の質やサービスの向上 人 10 9 5 17 1 42

構成比 4.5% 5.4% 4.0% 5.6% 16.7% 5.1%

夜型観光の充実 人 8 8 7 10 33

構成比 3.6% 4.8% 5.6% 3.3% 0.0% 4.0%

その他 人 31 19 11 37 98

構成比 14.0% 11.4% 8.9% 12.1% 0.0% 11.9%

無回答 人 14 13 8 10 1 46

構成比 6.3% 7.8% 6.5% 3.3% 16.7% 5.6%

合計 人 221 166 124 306 6 823

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<59>

■「長崎市」がもっと良い観光地になるためのニーズ/年代別クロス

<60>

ニーズ

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

史跡・名所をもっと

整備する

人 4 11 14 7 12 2 1 3 54

構成比 9.8% 5.7% 10.9% 4.5% 7.9% 2.0% 2.4% 23.1% 6.6%

体験メニューの充実 人 1 13 5 12 13 3 1 48

構成比 2.4% 6.7% 3.9% 7.7% 8.6% 3.1% 0.0% 7.7% 5.8%

観光地までの案内

板等の整備

人 4 13 12 17 8 7 3 64

構成比 9.8% 6.7% 9.4% 10.9% 5.3% 7.1% 7.1% 0.0% 7.8%

観光地周辺の中手

上の整備

人 4 10 2 11 11 11 1 1 51

構成比 9.8% 5.2% 1.6% 7.1% 7.2% 11.2% 2.4% 7.7% 6.2%

交通の便を良くする 人 6 34 22 32 16 8 2 2 122

構成比 14.6% 17.6% 17.2% 20.5% 10.5% 8.2% 4.8% 15.4% 14.8%

観光地のバリアフリー

人 5 5 7 11 8 6 1 43

構成比 0.0% 2.6% 3.9% 4.5% 7.2% 8.2% 14.3% 7.7% 5.2%

まつりやイベントの充

人 4 23 5 2 7 3 1 45

構成比 9.8% 11.9% 3.9% 1.3% 4.6% 3.1% 0.0% 7.7% 5.5%

情報提供サービスの

充実

人 4 11 7 13 5 8 2 1 51

構成比 9.8% 5.7% 5.5% 8.3% 3.3% 8.2% 4.8% 7.7% 6.2%

観光ガイドの充実 人 2 7 5 5 15 3 3 40

構成比 4.9% 3.6% 3.9% 3.2% 9.9% 3.1% 7.1% 0.0% 4.9%

まち歩きマップの充

人 2 20 15 17 16 9 5 2 86

構成比 4.9% 10.4% 11.7% 10.9% 10.5% 9.2% 11.9% 15.4% 10.4%

宿泊施設の質やサ

ービスの向上

人 2 7 7 7 7 9 3 42

構成比 4.9% 3.6% 5.5% 4.5% 4.6% 9.2% 7.1% 0.0% 5.1%

夜型観光の充実 人 2 11 6 3 7 3 1 33

構成比 4.9% 5.7% 4.7% 1.9% 4.6% 3.1% 2.4% 0.0% 4.0%

その他 人 3 15 15 18 18 18 10 1 98

構成比 7.3% 7.8% 11.7% 11.5% 11.8% 18.4% 23.8% 7.7% 11.9%

無回答 人 3 13 8 5 6 6 5 46

構成比 7.3% 6.7% 6.3% 3.2% 3.9% 6.1% 11.9% 0.0% 5.6%

合計 人 41 193 128 156 152 98 42 13 823

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<61>

14)「長崎市」の食について

イ)長崎市=「魚」というイメージ

住まい

(地方)

強くあっ

た あった

あまり

なかっ

全くな

かった 住まい

強くあ

った あった

あまり

なかっ

全くな

かった

無回

九州 25 52 86 17

長崎 3 11 5

福岡 14 28 53 12 4

熊本 2 6 7 1 2

佐賀 2 3 7 2

大分 2 2 5

宮崎 3 1

鹿児島 1 1 6

沖縄 1 1 1

中国 5 8 14 8

山口 1 4 7 3

広島 2 2 7 2

岡山 1 2 1

島根 2

鳥取 1

四国 1 1 1 0 愛媛 1 1

香川 1

近畿 9 17 29 9

兵庫 3 7 7 2

大阪 3 4 11 4

京都 2 2 4

滋賀 1 1 3

奈良 3 4 2

和歌山 1

東海 1 13 12 8

三重 1 1 2 2

静岡 2 5 2

愛知 6 4 4 1

岐阜 4 1

北陸 1 福井 1

甲信 0 1 5 3 長野 1 4 2

山梨 1 1

関東 22 60 62 27

神奈川 2 9 15 7

東京 17 29 27 12 4

千葉 2 12 6 2

埼玉 1 3 6 4

栃木 2 2 1

群馬 3 1 1

茨木 2 5

東北 0 2 1 1 福島 1

「魚」というイメージに関して「強くあった」または「あった」と回答した人は32.7%であ

ったのに対し「あまりなかった」または「全くなかった」と回答した人は55.0%とイメージの

低さが判った。

イメージ 人 構成比

強くあった 65 12.2%

あった 162 30.5%

あまりなかった 215 40.5%

全くなかった 77 14.5%

無回答 12 2.3%

合計 531 100.0%

■長崎市=「魚」というイメージ/地方別・都道府県別

<62>

ロ)長崎市=「びわ」というイメージ

「びわ」というイメージに関して「強くあった」または「あった」と回答した人は32.0%

であったのに対し「あまりなかった」または「全くなかった」と回答した人は65.5%とイメ

ージの低さが判った。

■長崎市=「びわ」というイメージ/地方別・都道府県別

イメージ 人 構成比

強くあった 50 9.4%

あった 120 22.6%

あまりなかった 205 38.6%

全くなかった 143 26.9%

無回答 13 2.4%

計 531 100.0%

住まい

(地方)

強くあっ

た あった

あまりな

かった

全くな

かった 住まい

強くあっ

た あった

あまりな

かった

全くな

かった 無回答

九州 25 54 79 22

長崎 6 8 4 1

福岡 13 31 50 12 5

熊本 6 9 2 1

佐賀 2 3 5 4

大分 2 2 5

宮崎 1 1 2

鹿児島 1 2 5

沖縄 1 1 1

中国 5 5 13 12

山口 1 3 7 4

広島 2 1 5 5

岡山 1 1 1 1

島根 2

鳥取 1

四国 1 1 0 1 愛媛 1 1

香川 1

近畿 6 10 24 24

兵庫 1 5 6 7

大阪 2 3 8 9

京都 3 4 1

滋賀 1 2 2

奈良 1 4 4

和歌山 1

東海 0 5 9 20

三重 2 4

静岡 2 7

愛知 3 4 7 1

岐阜 2 1 2

北陸 1 福井 1

甲信 0 1 2 6 長野 1 6

山梨 2

関東 11 40 70 50

神奈川 1 6 15 11

東京 5 19 36 25 4

千葉 4 6 7 5

埼玉 3 5 6

栃木 2 1 2

群馬 1 3 1

茨木 1 3 3

東北 0 0 3 1 福島 1

宮城 1 1 1

<63>

ハ)ブランド和牛「出島ばらいろ」の認知度

「出島ばらいろ」の認知度関して「知らなかった」と回答した人が91.0%あり認知度の低

さが判った。

また、「住まい(地方別)」でみた場合、「関東圏」では多少の認知が認められたが、全体的に

認知度は低かった。

■ブランド和牛「出島ばらいろ」の認知度/地方別・都道府県別

住まい(地方) 知ってい

知らなか

った

無回

答 住まい

知って

いた

知らなか

った 無回答 合計

九州・沖縄 11 170 5

長崎 4 15

19

福岡 4 103 4 111

佐賀

14

14

熊本 2 15 1 18

大分 1 8

9

宮崎

4

4

鹿児島

8

8

沖縄

3

3

中国 2 33 0

山口

15

15

鳥取

1

1

島根

2

2

広島 1 12

13

岡山 1 3

4

四国 0 3 0 愛媛

2

2

香川

1

1

近畿 5 59 0

大阪 1 21

22

京都 2 6

8

滋賀

5

5

兵庫 2 17

19

奈良

9

9

和歌山

1

1

東海 0 34 1

愛知

14 1 15

三重

6

6

静岡

9

9

岐阜

5

5

甲信 0 9 0 長野

7

7

山梨

2

2

関東 14 157 4

東京 7 78 4 89

神奈川 2 31

33

千葉 1 21

22

栃木

5

5

群馬 1 4

5

茨木 2 5

7

埼玉 1 13

14

北陸 0 1 0 福井

1

1

東北 0 4 1 福島

1

1

宮城

2 1 3

認知度 人 構成比

知っていた 36 6.8%

知らなかった 483 91.0%

無回答 12 2.3%

計 531 100.0%

<64>

15)「長崎市」で食べた食事

長崎市で食べた食事に関しては「長崎ちゃんぽん・皿うどん等の中華料理」が51.4%と最も

多く。観光先としても「中華街」がトップ 3 にある事からも「中華料理」のイメージが定着してい

る事が伺える。

■「長崎市」で食べた食事/来訪回数クロス

訪問回数に関わらず「長崎ちゃんぽん・皿うどん等の中華料理」が食べられている。

食事 人 構成比

魚料理(刺身を含む) 148 18.1%

くじら料理 22 2.7%

卓袱料理 44 5.4%

トルコライス 65 8.0%

長崎ちゃんぽん・皿うどん等の中華料理 419 51.3%

長崎和牛(出島ばらいろ等) 23 2.8%

長崎おでん 14 1.7%

その他 59 7.2%

無回答 22 2.7%

合計 816 100.0%

<65>

■「長崎市」で食べた食事/年代別クロス

年代別でも偏りなく「長崎ちゃんぽん・皿うどん等の中華料理」が食べられている。

食事 人 来訪回数

計 構成比 初めて 2 回目 3 回目 4 回以上 無回答

魚料理(刺身を含む) 人 49 29 22 48 148

構成比 33.1% 19.6% 14.9% 32.4% 100.0%

くじら料理 人 2 8 11 1 22

構成比 9.1% 36.4% 50.0% 4.5% 100.0%

卓袱料理 人 11 6 5 22 44

構成比 25.0% 13.6% 11.4% 50.0% 100.0%

トルコライス 人 19 16 7 23 65

構成比 29.2% 24.6% 10.8% 35.4% 100.0%

長崎ちゃんぽん・皿うどん等

の中華料理

人 125 96 60 135 3 419

構成比 29.8% 22.9% 14.3% 32.2% 0.7% 100.0%

長崎和牛(出島ばらいろ等) 人 7 6 10 23

構成比 30.4% 26.1% 43.5% 100.0%

長崎おでん 人 9 2 3 14

構成比 64.3% 14.3% 21.4% 100.0%

その他 人 13 14 8 24 59

構成比 22.0% 23.7% 13.6% 40.7% 100.0%

無回答 人 8 4 3 6 1 22

構成比 36.4% 18.2% 13.6% 27.3% 4.5% 100.0%

<66>

16)「長崎市」で買いたい「お土産」

「長崎市」で買いたい「お土産」としては「カステラ」が46.5%と最も多く、次いで「角

煮まんじゅう」14.6%であった。「ながさきのお土産」=「カステラ」が定番化している事

が伺える。

(N=531)

食事

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

魚料理(刺身を含む) 人 1 37 31 24 34 15 4 2 148

構成比 3.2% 19.2% 21.2% 16.6% 23.1% 14.6% 10.5% 15.4% 18.1%

くじら料理 人 1 4 2 2 9 4 22

構成比 3.2% 2.1% 1.4% 1.4% 6.1% 3.9% 0.0% 0.0% 2.7%

卓袱料理 人 8 8 6 8 9 4 1 44

構成比 0.0% 4.1% 5.5% 4.1% 5.4% 8.7% 10.5% 7.7% 5.4%

トルコライス 人 4 18 15 15 7 5 1 65

構成比 12.9% 9.3% 10.3% 10.3% 4.8% 4.9% 0.0% 7.7% 8.0%

長崎ちゃんぽん・皿うど

ん等の中華料理

人 17 96 67 78 76 58 21 6 419

構成比 54.8% 49.7% 45.9% 53.8% 51.7% 56.3% 55.3% 46.2% 51.3%

長崎和牛(出島ばらい

ろ等)

人 3 5 1 6 4 4 23

構成比 0.0% 1.6% 3.4% 0.7% 4.1% 3.9% 10.5% 0.0% 2.8%

長崎おでん 人 6 4 3 1 14

構成比 0.0% 3.1% 2.7% 2.1% 0.0% 0.0% 0.0% 7.7% 1.7%

その他 人 8 15 8 12 6 6 4 59

構成比 25.8% 7.8% 5.5% 8.3% 4.1% 5.8% 10.5% 0.0% 7.2%

無回答 人 6 6 4 1 2 1 2 22

構成比 0.0% 3.1% 4.1% 2.8% 0.7% 1.9% 2.6% 15.4% 2.7%

合計

人 31 193 146 145 147 103 38 13 816

構成比 100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

100.0

%

<67>

(4)今回の旅行の1人当たりの貹用

1)平均貹用

回答された各項目の平均値を記載する。

平均値としては「旅行全体の貹用・一人当たり」が41,554円、「ツアー(パック)料金」

が約39,146円、「交通貹」が8,629円、「お土産・買物代」が5,943円、「飲食代」

が6,272円、「宿泊代」が11,693円、「入場・観覧料」が3,058円、「その他」が5,

100だった。

旅行全体の貹用 1人あたり約( 41,554)円

ツアー(パック)料金 約( 39,146)円

上記のうち、

長崎市内で使った分

(使う予定も含む)

交通貹

1人あたり約( 8,629)円

お土産・買物代

1人あたり約( 5,943)円

飲食代

1人あたり約( 6,272)円

宿泊代【ツアーの方は丌要】

1人あたり約(11,693)円

入場・観覧料

1人あたり約( 3,058)円

その他

1人あたり約( 5,100)円

地方別に集計すると「北陸」「甲信」「東北」「北海道」の乗り継ぎや乗り換えが想定される直

接航路がない地域からの来訪が高額になる傾向が判る。

■平均貹用

■地方別平均貹用

<68>

(単位:円)

(単位:円)

地方 旅行全体

費用 ツアー料金 交通費

お土産・

買物代 飲食代 宿泊代

入場・観

覧料 その他

全体平均 42,016 38,097 8,629 5,943 6,272 11,693 3,058 5,100

九州 19,666 16,454 5,452 3,665 5,106 10,778 2,614 2,160

中国 34,762 38,625 9,731 10,313 5,375 14,357 2,451

四国 60,000 50,000 3,000 2,000 6,000 6,000 1,500 10,000

近畿 43,159 40,267 10,714 5,485 6,587 15,909 4,097

東海 61,704 59,200 7,952 7,227 7,958 11,222 1,977 10,000

北陸 100,000 40,000 10,000 30,000

甲信 74,425 50,000 2,833 14,000 3,571 15,000 2,600

関東 58,194 35,904 9,697 6,071 7,091 10,750 3,332 10,000

東北 60,000 100,000 25,000 7,500 3,000 15,000 10,000

北海道 85,000 5,000 7,000 10,000 12,000 3,000

海外 109,000 100,000 50,000 20,000 6,500 10,000 6,500

無回答 110,000 1,000 10,000 500

■都道府県別平均費用

地方 住まい 旅行全

体費用

ツアー

料金 交通費

お土産

買物代 飲食代 宿泊代

入場

観覧料 その他

全体平均 42,016 38,097 8,629 5,943 6,272 11,693 3,058 5,100

九州 年内 15,056 35,000 3,728 4,628 5,108 15,000 1,625 800

九州 福岡 20,870 16,890 4,933 3,480 4,367 10,792 3,165 4,000

九州 佐賀 7,125 2,200 2,000 1,278 1,000

九州 熊本 16,929 5,000 8,286 3,250 9,750 8,000 1,750 2,500

九州 大分 17,500 25,500 5,000 700

九州 宮崎 28,333 10,000 1,000 5,000 40,000

九州 鹿児島 30,667 5,000 11,074 6,167 7,250 7,250 6,250 1,000

九州 沖縄 33,333 5,500 6,500 2,500 750

中国 山口 32,273 45,000 12,000 4,800 5,563 14,300 3,450

中国 広島 35,714 30,000 10,300 15,500 5,600 19,000 1,053

中国 島根 50,000 15,000

中国 鳥取 30,000 3,000 10,000 10,000

中国 岡山 47,500 29,000 1,500 7,500 1,750 1,750

四国 愛媛 50,000 10,000

四国 香川 60,000 3,000 2,000 2,000 6,000 1,500 10,000

近畿 兵庫 40,714 30,000 15,617 5,600 7,364 12,500 6,830

近畿 大阪 38,471 39,000 11,850 4,556 8,292 31,667 2,990

近畿 京都 46,667 31,250 800 4,000 6,333 4,000

近畿 滋賀 50,000 70,000 300 10,000 6,000 2,250

近畿 奈良 54,375 40,000 867 5,000 2,583 2,500 1,933

近畿 和歌山 35,000 2,000 3,000 2,000

東海 三重 92,667 63,000 12,850 12,200 10,000 13,000 1,200

東海 愛知 58,975 56,571 2,811 5,900 3,182 10,000 1,627

東海 岐阜 37,500 2,333 2,000 8,333 10,000 2,000

東海 静岡 65,778 70,000 15,571 6,167 14,429 11,250 3,200 10,000

北陸 福井 100,000 40,000 10,000 30,000

甲信 長野 65,900 50,000 2,833 11,714 3,400 15,000 1,000

甲信 山梨 100,000 30,000 4,000 15,000 5,000

関東 神奈川 42,813 46,454 5,067 6,800 5,595 8,167 2,441

関東 東京 62,196 33,091 12,967 6,049 8,330 8,947 3,282 10,000

関東 千葉 85,417 32,125 2,071 7,667 5,917 10,400 5,571

関東 埼玉 50,182 27,167 8,111 5,625 7,100 18,667 3,188

関東 茨木 45,714 43,333 5,000 1,500 2,000 10,000 3,000

関東 群馬 23,333 39,000 2,000 2,667 6,000 200

関東 栃木 50,000 2,500 3,500 5,000 25,000 6,500

東北 宮城 60,000 100,000 25,000 7,500 3,000 15,000 10,000

<69>

2)旅行全体の貹用

旅行全体の貹用を金額毎に集計した結果、50,000円と回答した人が最も多く、次いで30,

000円、20,000円順となっている。

■旅行全体の貹用(ABC 分析表)

「旅行全体の貹用」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全

体構成の80%より大きく92.2%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。

サンプル数が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は40,000円で

あった。

(単位:円)

費用 人 累積人 構成比 累積

構成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成人 最大額 最少額

50,000 57 57 15.8% 15.8% A

40,000 285 100,000 5,000

30,000 43 100 11.9% 27.8% A

20,000 43 143 11.9% 39.7% A

10,000 34 177 9.4% 49.2% A

15,000 25 202 6.9% 56.1% A

60,000 19 221 5.3% 61.4% A

70,000 18 239 5.0% 66.4% A

40,000 18 257 5.0% 71.4% A

100,000 15 272 4.2% 75.6% A

5,000 13 285 3.6% 79.2% A

その他 47 332 13.1% 92.2% B 69,400 47 300,000 6,000

28 360 7.8% 100.0% C 74,857 23 800,000 1,300

<70>

■金額帯別旅行形態別「旅行全体の貹用」

「旅行全体の貹用」を旅行形態別に集計した結果、「カップル・夫婦のみの旅行」は50,000

円台で多く、「家族旅行」や「友人等との旅行」では40,000円未満であった。

(単位:円)

費用 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~4999

1 3 7

11

5000~9999 1 6 2 16

25

10000~19999 5 15 12 20 11 63

20000~29999 3 11 16 10 11 51

30000~39999 8 13 10 17 10 58

40000~49999 2 7 3 9 4 25

50000~59999 8 22 12 12 6 60

60000~69999 7 5 1 4 2 19

70000~79999 1 3 9 3 2 18

80000~89999 2 2 2 1

7

90000~99999

0

100000~ 1 12 7 4 2 26

無回答 14 22 13 13 21 83

合計 52 119 90 116 69 446

<71>

■金額帯別旅行形態別「旅行全体の貹用(ツアー)」

「旅行全体の貹用(ツアー)」を金額帯別旅行形態別に集計した結果、個人旅行系(「ひとり旅」、「カ

ップル・夫婦のみの旅行」、「家族旅行」)では20,000円から50,000円未満、団体旅行で

は50,000円から70,000円未満で多かった。

(単位:円)

ツアー ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~4999 1 1 2 4

5000~9999 3 1 4 2 10

10000~19999 1 1 3 5

20000~29999 3 5 2 4 1 15

30000~39999 6 9 4 9 1 29

40000~49999 5 5 4 14

50000~59999 2 3 3 6 14

60000~69999 2 3 1 1 6 13

70000~79999 1 1 2 4

80000~89999 2 2

90000~99999 0

100000~ 3 1 2 6

無回答 35 84 75 92 44 330

合計 52 119 90 116 69 446

<72>

3)長崎市内で使用した金額

イ)交通貹

「交通貹」を金額別に集計したところ、「1,000円」が19,6%と最も多く、次いで「5,

000円」が14.3%、「2,000円」が11.3%、「3,000円」が10.4%と5,

000以下が多かった。

■「交通貹」(ABC 分析表)

「交通貹」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全体構成の

80%より大きく90.0%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。サンプ

ル数が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は8,145円であった。

(単位:円)

交通費 人 累積人 構成比 累積

構成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成人 最大額 最少額

1,000 45 45 19.6% 19.6% A

8,143 156 30,000 1,000

5,000 33 78 14.3% 33.9% A

2,000 26 104 11.3% 45.2% A

3,000 24 128 10.4% 55.7% A

10,000 12 140 5.2% 60.9% A

6,000 8 148 3.5% 64.3% A

30,000 8 156 3.5% 67.8% A

その他 48 204 20.9% 88.7% B 16,591 48 40,000 500

26 230 11.3% 100.0% C 17,632 26 75,000 240

<73>

■金額帯別旅行形態別「交通貹」

「交通貹」を金額帯別旅行形態別に集計した結果、個人旅行系(「ひとり旅」、「カップル・夫婦の

みの旅行」、「家族旅行」)、団体旅行ともに特徴的な偏りはなかった。

(単位:円)

交通費 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~4999 22 31 23 39 10 125

5000~9999 6 14 9 13 5 47

10000~19999 1 7 3 6 5 22

20000~29999 3 2 1 5 1 12

30000~39999 2 2 5 1 2 12

40000~49999 3 2 5

50000~59999 1 1 3 5

60000~69999 1 1

70000~79999 1 1

80000~89999 0

90000~99999 0

100000~ 0

無回答 17 62 46 48 43 216

合計 52 119 90 116 69 446

<74>

ロ)お土産・買物代

「お土産・買物代」を金額別に集計したところ、「3,000円」が19,6%と最も多く、

次いで「2,000円」が17.6%、「10,000円」が17.3%、「5,000円」が1

6.9%と10,000以下、特に3,000円が多かった。

■「お土産・買物代」(ABC 分析表)

「お土産・買物代」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全体

構成の80%より大きく95.0%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。サ

ンプル数が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は4,200円であった。

(単位:円)

お土産

買物代 人

累積回

答者数 構成比

累積

構成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成数 最大額 最少額

¥3,000 50 50 19.6% 19.6% A

4,200 203 10,000 1,000

¥2,000 45 95 17.6% 37.3% A

¥10,000 44 139 17.3% 54.5% A

¥5,000 43 182 16.9% 71.4% A

¥1,000 21 203 8.2% 79.6% A

その他 38 241 14.9% 94.5% B 10,400 38 20,000 4,000

14 255 5.5% 100.0% C 16,128 14 60,000 1,020

<75>

■金額帯別旅行形態別「お土産・買物代」

(単位:円)

お土産・買物代 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~2999 9 19 17 19 5 69

3000~4999 7 14 12 23 6 62

5000~7999 8 12 9 15 11 55

8000~9999 1 1 1 3

10000~14999 4 12 11 18 2 47

15000~19999 2 3 2 1 8

20000~29999 2 1 2 2 7

30000~39999 2 1 3

40000~49999 0

50000~ 1 1

無回答 22 56 37 36 40 191

合計 52 119 90 116 69 446

<76>

ハ)飲食代

「飲食代」を金額別に集計したところ、「5,000円」が20.3%と最も多く、次いで「1

0,000円」が18.3%、「2,000円」が15.3%、「3,000円」が10.3%と

10,000以下、特に5,000円が多かった。

■「飲食代」(ABC 分析表)

「飲食代」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全体構成の

80%より大きく95.3%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。サンプ

ル数が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は3,750円であった。

(単位:円)

飲食代 人 累積人 構成比 累積

構成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成人 最大額 最少額

5,000 61 61 20.3% 20.3% A

3,750 232 10,000 1,000

10,000 55 116 18.3% 38.7% A

2,000 46 162 15.3% 54.0% A

3,000 31 193 10.3% 64.3% A

1,000 26 219 8.7% 73.0% A

1,500 13 232 4.3% 77.3% A

その他 54 286 18.0% 95.3% B 8,643 54 20,000 500

14 300 4.7% 100.0% C 16,762 11 50,000 580

<77>

■金額帯別旅行形態別「飲食代」

(単位:円)

飲食代 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~2999 12 29 15 32 5 93

3000~4999 3 9 8 14 6 40

5000~7999 9 20 20 18 8 75

8000~9999 1 4 1 5 11

10000~14999 11 10 13 14 7 55

15000~19999 1 2 5 3 11

20000~29999 4 2 4 10

30000~39999 1 1 2

40000~49999 1 1

50000~ 1 1 2

無回答 15 39 29 23 40 146

合計 52 119 90 116 69 446

<78>

ニ)宿泊代

「宿泊代」を金額別に集計したところ、「10,000円」が31.1%と最も多く、次いで

「15,000円」が11.3%、「5,000円」「6,000円」が8.5%と15,000

以下、特に10,000円が多かった。

■「宿泊代」(ABC 分析表)

「宿泊代」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全体構成の8

0%より大きく91.5%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。サンプル数

が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は10,143円であった。

(単位:円)

宿泊代 人 累積人 構成比 累積構

成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成人 最大額 最少額

10,000 33 33 31.1% 31.1% A

10,143 82 20,000 5,000

15,000 12 45 11.3% 42.5% A

5,000 9 54 8.5% 50.9% A

6,000 9 63 8.5% 59.4% A

8,000 8 71 7.5% 67.0% A

7,000 6 77 5.7% 72.6% A

20,000 5 82 4.7% 77.4% A

その他 15 97 14.2% 91.5% B 15,700 15 30,000 2,500

9 106 8.5% 100.0% C 19,389 9 50,000 1,500

<79>

■金額帯別旅行形態別「宿泊代」

(単位:円)

宿泊代 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~7999 10 3 4 9 3 29

8000~9999 1 1 3 4 2 11

10000~14999 5 7 19 7 1 39

15000~19999 2 4 4 3 13

20000~29999 3 2 2 7

30000~39999 3 1 1 5

40000~49999 1 1

50000~ 1 1

無回答 33 98 57 92 60 340

合計 52 119 90 116 69 446

<80>

ホ)入場料・観覧料

「入場料・観覧料」を金額別に集計したところ、「1,000円」が25.0%と最も多く、

次いで「2,000円」が21.8%、「3,000円」が10.2%と3,000円以下が多

かった。

■「入場料・観覧料」(ABC 分析表)

「入場料・観覧料」を構成人数によって「Aランク」は全体構成の 80%以内、「Bランク」は全

体構成の80%より大きく91.7%以下、以外を「Cランク」としてABC分析表にて集計した。

サンプル数が多いため「Aランク」のみを明細で表記する。「Aランク」の平均は3,583円で

あった。

(単位:円)

入場 人 累積人 構成比 累積

構成比

ABC

ランク

ランク

平均

ランク

構成人 最大額 最少額

1,000 54 54 25.0% 25.0% A

3,583 169 10,000 500

2,000 47 101 21.8% 46.8% A

3,000 22 123 10.2% 56.9% A

5,000 21 144 9.7% 66.7% A

500 13 157 6.0% 72.7% A

10,000 12 169 5.6% 78.2% A

その他 29 198 13.4% 91.7% B 2,842 29 8,000 200

18 216 8.3% 100.0% C 8,525 18 50,000 300

<81>

■金額帯別旅行形態別「入場料・観覧料」

(単位:円)

入場・観覧料 ひとり旅 カップル・夫

婦 家族旅行

友人等と旅

行 団体旅行 合計

~1999 13 21 24 28 7 93

2000~2999 4 14 11 17 1 47

3000~3999 4 5 4 5 6 24

4000~4999 1 2 4 3 10

5000~5999 2 4 6 7 2 21

6000~6999 1 1 2

8000~8999 2 1 3

9000~9999 0

10000~ 1 5 3 4 3 16

無回答 27 66 40 50 47 230

合計 52 119 90 116 69 446

<82>

(5)長崎市での新たな周遊ツアーへのニーズ

1)「長崎市」に宿泊した時に、2~3時間程度で気軽に参加できる長崎市の魅力を巟るツアーへ

の参加意向

■「ツアーへの参加意向」毎男女比

参加意向毎に男女比をみると、「参加してみたい」では「女性」が52.9%、「内容や条件によっ

ては参加してみたい」では「女性」が55.9%と女性の方が参加意向を示している。逆に「参加し

てみたいと思わない」では「男性」が53.8%となっている。

参加意向 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

参加してみたい 人 101 118 4 223

構成比 45.3% 52.9% 1.8% 100.0%

内容や条件によっては参加してみたい 人 86 119 8 213

構成比 40.4% 55.9% 3.8% 100.0%

参加してみたいと思わない 人 35 26 4 65

構成比 53.8% 40.0% 6.2% 100.0%

無回答 人 18 8 4 30

構成比 60.0% 26.7% 13.3% 100.0%

合計 人 240 271 20 531

構成比 45.2% 51.0% 3.8% 100.0%

ツアーへの参加意向に関して、「参加してみたい」または「内容や条件によっては参加してみ

たい」が82.1%あり、性別、年代を問わずポジティブ傾向の意見が多かった。

<83>

■男女別「ツアーへの参加意向」

男女毎に参加意向を見ると、「男性」では「参加してみたい」が42.1%と最も多く、次いで「内

容や条件によっては参加してみたい」が35.8%、「参加したいとは思わない」が14.6%だっ

た。「女性」では「内容や条件によっては参加してみたい」が43.9%、「参加してみたい」が43.

5%を僅差であった。「参加してみたいとは思わない」は9.6%だった。

参加意向 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

参加してみたい 人 101 118 4 223

構成比 42.1% 43.5% 20.0% 42.0%

内容や条件によっては参加してみたい 人 86 119 8 213

構成比 35.8% 43.9% 40.0% 40.1%

参加してみたいと思わない 人 35 26 4 65

構成比 14.6% 9.6% 20.0% 12.2%

無回答 人 18 8 4 30

構成比 7.5% 3.0% 20.0% 5.6%

合計 人 240 271 20 531

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<84>

■「ツアーへの参加意向」毎年代比

参加意向毎に年代を見ると、「参加してみたい」では「40歳代」「50歳代」が21%台と多く、

「内容や条件によっては参加してみたい」では「20歳代」が29.6%と多かった。「参加したい

とは思わない」では「60歳代」が24.6%、次いで「20歳代」が21.5%だった。

参加意向

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

参加してみたい 人 6 40 32 47 48 32 16 2 223

構成比 24.0% 32.3% 38.6% 45.6% 52.2% 47.8% 55.2% 25.0% 42.0%

内容や条件によって

は参加してみたい

人 11 63 39 46 33 14 4 3 213

構成比 44.0% 50.8% 47.0% 44.7% 35.9% 20.9% 13.8% 37.5% 40.1%

参加してみたいと

思わない

人 6 14 6 8 7 16 8 65

構成比 24.0% 11.3% 7.2% 7.8% 7.6% 23.9% 27.6% 0.0% 12.2%

無回答 人 2 7 6 2 4 5 1 3 30

構成比 8.0% 5.6% 7.2% 1.9% 4.3% 7.5% 3.4% 37.5% 5.6%

合計 人 25 124 83 103 92 67 29 8 531

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<85>

■年代別「ツアーへの参加意向」

年齢層毎に参加意向を見ると、「10歳代」では「内容や条件によっては参加してみたい」が44.

0%、「20歳代」では「内容や条件によっては参加してみたい」が50.8%、「30歳代」では「内

容や条件によっては参加してみたい」が47.0%、「40歳代」では「参加してみたい」が45.

6%、「50歳代」では「参加してみたい」が52.2%、「60歳代」では「参加してみたい」が4

7.8%、「70歳代」では「参加してみたい」が55.2%となった。

参加意向

人 年代

計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

参加してみたい 人 6 40 32 47 48 32 16 2 223

構成比 24.0% 32.3% 38.6% 45.6% 52.2% 47.8% 55.2% 25.0% 42.0%

内容や条件によって

は参加してみたい

人 11 63 39 46 33 14 4 3 213

構成比 44.0% 50.8% 47.0% 44.7% 35.9% 20.9% 13.8% 37.5% 40.1%

参加してみたいと

思わない

人 6 14 6 8 7 16 8 65

構成比 24.0% 11.3% 7.2% 7.8% 7.6% 23.9% 27.6% 0.0% 12.2%

無回答 人 2 7 6 2 4 5 1 3 30

構成比 8.0% 5.6% 7.2% 1.9% 4.3% 7.5% 3.4% 37.5% 5.6%

計 人 25 124 83 103 92 67 29 8 531

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<86>

2)2~3時間程度で気軽に参加できるツアーで興味ある内容について

2~3時間程度で気軽に参加できるツアーで興味のある内容については、「有名な観光地」「夜

景」「世界遺産」「歴史」ともに人気を集めた。「その他」自由記述では「食」「スイーツ」に関

する興味も示された。

■「興味あるツアーの内容」毎の男女比

興味のあるツアーの内容を男女比で見た時、「有名な観光地」では「女性」が54.7%、「世界遺

産」では「女性」が58.2%、「歴史」では「女性」が51.6%、「夜景」では「女性」が58.

6%と「女性」の方が強い興味を示している。

興味あるツアーの内容 人 構成比

長崎市内の有名な観光地を巡るツアー 181 25.0%

長崎市に関係する世界遺産を巡るツアー 165 22.8%

長崎市に関係する歴史を巡るツアー 122 16.8%

夜景等素晴らしい景色を巡るツアー 181 25.0%

その他 16 2.2%

無回答 60 8.3%

合計 725 100.0%

興味あるツアーの内容 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

長崎市内の有名な観光地を巡るツアー 人 79 99 3 181

構成比 43.6% 54.7% 1.7% 100.0%

長崎市に関係する世界遺産を巡るツアー 人 63 96 6 165

構成比 38.2% 58.2% 3.6% 100.0%

長崎市に関係する歴史を巡るツアー 人 56 63 3 122

構成比 45.9% 51.6% 2.5% 100.0%

夜景等素晴らしい景色を巡るツアー 人 71 106 4 181

構成比 39.2% 58.6% 2.2% 100.0%

その他 人 6 10 16

構成比 37.5% 62.5% 0.0% 100.0%

無回答 人 37 17 6 60

構成比 61.7% 28.3% 10.0% 100.0%

合計 人 312 391 22 725

構成比 43.0% 53.9% 3.0% 100.0%

<87>

■男女別「興味あるツアーの内容」

男女別に「興味のあるツアーの内容」を見ると、「男性」では「有名な観光地」が25.3%、「女

性」では「夜景」が27.1%と最も多かった。

興味あるツアーの内容 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

長崎市内の有名な観光地を巡るツアー 人 79 99 3 181

構成比 25.3% 25.3% 13.6% 25.0%

長崎市に関係する世界遺産を巡るツアー 人 63 96 6 165

構成比 20.2% 24.6% 27.3% 22.8%

長崎市に関係する歴史を巡るツアー 人 56 63 3 122

構成比 17.9% 16.1% 13.6% 16.8%

夜景等素晴らしい景色を巡るツアー 人 71 106 4 181

構成比 22.8% 27.1% 18.2% 25.0%

その他 人 6 10 16

構成比 1.9% 2.6% 0.0% 2.2%

無回答 人 37 17 6 60

構成比 11.9% 4.3% 27.3% 8.3%

合計 人 312 391 22 725

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<88>

■「興味あるツアーの内容」毎年代比

「興味あるツアーの内容」の年代構成を見ると、「有名な観光地」では「20歳代」が28.7%、

「世界遺産」では「40歳代」が26.7%、「歴史」では「40歳代」が26.2%、「夜景」では

「20歳代」が30.4%と最も多かった。

興味あるツアーの内容

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

長崎市内の有名な観

光地を巡るツアー

人 11 52 22 40 27 16 11 2 181

構成比 6.1% 28.7% 12.2% 22.1% 14.9% 8.8% 6.1% 1.1% 100.0%

長崎市に関係する世

界遺産を巡るツアー

人 5 26 27 44 37 18 7 1 165

構成比 3.0% 15.8% 16.4% 26.7% 22.4% 10.9% 4.2% 0.6% 100.0%

長崎市に関係する歴

史を巡るツアー

人 5 12 23 32 26 19 5 122

構成比 4.1% 9.8% 18.9% 26.2% 21.3% 15.6% 4.1% 0.0% 100.0%

夜景等素晴らしい景色

を巡るツアー

人 5 55 27 29 37 18 8 2 181

構成比 2.8% 30.4% 14.9% 16.0% 20.4% 9.9% 4.4% 1.1% 100.0%

その他 人 1 5 5 2 1 2 16

構成比 6.3% 31.3% 31.3% 0.0% 12.5% 6.3% 12.5% 0.0% 100.0%

無回答 人 4 9 8 5 6 20 5 3 60

構成比 6.7% 15.0% 13.3% 8.3% 10.0% 33.3% 8.3% 5.0% 100.0%

合計 人 31 159 112 150 135 92 38 8 725

構成比 4.3% 21.9% 15.4% 20.7% 18.6% 12.7% 5.2% 1.1% 100.0%

<89>

■年代別「興味のあるツアーの内容」

年代毎に「興味のあるツアーの内容」と見ると、「10歳代」は「有名な観光地」が35.5%、「2

0歳代」では「夜景」が34.6%、「30歳代」では「世界遺産」と「夜景」が24.1%、「40

歳代」では「世界遺産」が29.3%、「50歳代」では「世界遺産」と「夜景」が27.4%、「6

0歳代」では「歴史」が20.7%、「70歳代」では「有名な観光地」が28.9%と最も多かっ

た。

興味あるツアーの内容

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

長崎市内の有名な観

光地を巡るツアー

人 11 52 22 40 27 16 11 2 181

構成比 35.5% 32.7% 19.6% 26.7% 20.0% 17.4% 28.9% 25.0% 25.0%

長崎市に関係する世

界遺産を巡るツアー

人 5 26 27 44 37 18 7 1 165

構成比 16.1% 16.4% 24.1% 29.3% 27.4% 19.6% 18.4% 12.5% 22.8%

長崎市に関係する歴

史を巡るツアー

人 5 12 23 32 26 19 5 122

構成比 16.1% 7.5% 20.5% 21.3% 19.3% 20.7% 13.2% 0.0% 16.8%

夜景等素晴らしい景

色を巡るツアー

人 5 55 27 29 37 18 8 2 181

構成比 16.1% 34.6% 24.1% 19.3% 27.4% 19.6% 21.1% 25.0% 25.0%

その他 人 1 5 5 2 1 2 16

構成比 3.2% 3.1% 4.5% 0.0% 1.5% 1.1% 5.3% 0.0% 2.2%

無回答 人 4 9 8 5 6 20 5 3 60

構成比 12.9% 5.7% 7.1% 3.3% 4.4% 21.7% 13.2% 37.5% 8.3%

合計 人 31 159 112 150 135 92 38 8 725

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<90>

3)興味があるツアーに食事がセットへのニーズ

興味があるツアーにセットしてほしい食事のニーズでは「昼食」が37.3%と最も多く、次

いで「夕食」20.0%、「スイーツ」17.3%であった。

■「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」毎の男女比

「ツアーにセットしてほしい食事の内容」毎に男女比を見ると、「朝食」では「女性」が59.0%、

「昼食」では「女性」が54.5%、「夕食」では「女性」が67.3%、「食事は必要だと思わない」

では「男性」が50.7%と女性のニーズが多かった。

ツアーにセットしてほしい

食事 人 構成比

朝食 39 7.3%

昼食 231 43.5%

夕食 124 23.4%

スイーツ 107 20.2%

食事は必要だと思わない 69 13.0%

無回答 50 9.4%

ツアーにセットしてほしい食事 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

朝食 人 16 23 39

構成比 41.0% 59.0% 0.0% 100.0%

昼食 人 98 126 7 231

構成比 42.4% 54.5% 3.0% 100.0%

夕食 人 57 63 4 124

構成比 46.0% 50.8% 3.2% 100.0%

スイーツ 人 32 72 3 107

構成比 29.9% 67.3% 2.8% 100.0%

食事は必要だと思わない 人 35 33 1 69

構成比 50.7% 47.8% 1.4% 100.0%

無回答 人 29 15 6 50

構成比 58.0% 30.0% 12.0% 100.0%

合計 人 267 332 21 620

構成比 43.1% 53.5% 3.4% 100.0%

<91>

■男女別「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」

男女別に「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」の構成を見ると、「男性」では「昼食」

が36.7%、「女性」では「昼食」が38.0%と最も多かった。次いで、「男性」では「夕食」が

21.3%、「女性」では「スイーツ」が21.7%だった。

ツアーにセットしてほしい食事 人 性別

合計 構成比 男性 女性 無回答

朝食 人 16 23 39

構成比 6.0% 6.9% 0.0% 6.3%

昼食 人 98 126 7 231

構成比 36.7% 38.0% 33.3% 37.3%

夕食 人 57 63 4 124

構成比 21.3% 19.0% 19.0% 20.0%

スイーツ 人 32 72 3 107

構成比 12.0% 21.7% 14.3% 17.3%

食事は必要だと思わない 人 35 33 1 69

構成比 13.1% 9.9% 4.8% 11.1%

無回答 人 29 15 6 50

構成比 10.9% 4.5% 28.6% 8.1%

合計 人 267 332 21 620

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<92>

■「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」毎年代比

「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」毎に年代構成を見ると、「20歳代」が「直食」

で33.3%、「昼食」で24.2%、「夕食」で30.6%、「スイーツ」で34.6%を占め、「食

事は必要だと思わい」では「40歳代」が33.3%となった。

ツアーにセットして

ほしい食事

人 年代

合計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

朝食 人 3 13 5 7 4 3 3 1 39

構成比 7.7% 33.3% 12.8% 17.9% 10.3% 7.7% 7.7% 2.6% 100.0%

昼食 人 7 56 47 41 40 27 12 1 231

構成比 3.0% 24.2% 20.3% 17.7% 17.3% 11.7% 5.2% 0.4% 100.0%

夕食 人 6 38 13 20 23 16 6 2 124

構成比 4.8% 30.6% 10.5% 16.1% 18.5% 12.9% 4.8% 1.6% 100.0%

スイーツ 人 8 37 17 21 13 7 3 1 107

構成比 7.5% 34.6% 15.9% 19.6% 12.1% 6.5% 2.8% 0.9% 100.0%

食事は必要だと思

わない

人 4 8 7 23 17 7 3 69

構成比 5.8% 11.6% 10.1% 33.3% 24.6% 10.1% 4.3% 0.0% 100.0%

無回答 人 3 8 6 4 4 17 5 3 50

構成比 6.0% 16.0% 12.0% 8.0% 8.0% 34.0% 10.0% 6.0% 100.0%

合計 人 31 160 95 116 101 77 32 8 620

構成比 5.0% 25.8% 15.3% 18.7% 16.3% 12.4% 5.2% 1.3% 100.0%

<93>

■年代別「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」

年代別に「興味あるツアーにセットしてほしい食事の内容」を見ると、「10歳代」では「スイー

ツ」が25.8%となり、その他の年代では「昼食」の意見が多く、「20歳代」が35.0%、「3

0歳代」が49.5%、「40歳代」が35.3%、「50歳代」が39.6%、「60歳代」が35.

1%、「70歳代」が37.5%となった。

ツアーにセ

ットしてほ

しい食事

人 年代

計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以上 無回答

朝食 人 3 13 5 7 4 3 3 1 39

構成比 9.7% 8.1% 5.3% 6.0% 4.0% 3.9% 9.4% 12.5% 6.3%

昼食 人 7 56 47 41 40 27 12 1 231

構成比 22.6% 35.0% 49.5% 35.3% 39.6% 35.1% 37.5% 12.5% 37.3%

夕食 人 6 38 13 20 23 16 6 2 124

構成比 19.4% 23.8% 13.7% 17.2% 22.8% 20.8% 18.8% 25.0% 20.0%

スイーツ 人 8 37 17 21 13 7 3 1 107

構成比 25.8% 23.1% 17.9% 18.1% 12.9% 9.1% 9.4% 12.5% 17.3%

食事は必要

だと思わな

人 4 8 7 23 17 7 3 69

構成比 12.9% 5.0% 7.4% 19.8% 16.8% 9.1% 9.4% 0.0% 11.1%

無回答 人 3 8 6 4 4 17 5 3 50

構成比 9.7% 5.0% 6.3% 3.4% 4.0% 22.1% 15.6% 37.5% 8.1%

計 人 31 160 95 116 101 77 32 8 620

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<94>

4)興味があるツアーへ払える参加貹用(1人あたり)

興味があるツアーへ払える参加貹用を金額帯別に集計した結果、「5,000円以上10,0

00円未満」が39.1%と最も多く、次いで「5,000未満」が38.3%であった。

費用帯 人 構成比

~\4,999 171 38.3%

\5,000~\9,999 175 39.1%

\10,000~\14,999 69 15.4%

\15,000~\19,999 5 1.1%

\20,000~\29,999 14 3.1%

\30,000~\39,999 8 1.8%

\40,000~\49,999 1 0.2%

\50,000~\79,999 2 0.4%

\80,000~\99,999 1 0.2%

\100,000~ 1 0.2%

計 447 100.0%

<95>

■「興味あるツアーへ払える参加貹用(1 人あたり)」(ABC 分析表)

「興味あるツアーへ払える参加貹用(1人あたり)」では、「5,000円」が30.9%と最も多

く、次いで「3,000円」が22.6%、「10,000円」が15.2%だった。

下に ABC 分析表を記載する。「A ランク」平均では5,600円となりツアー作成時の参考にす

べき値を求める事ができた。

ツアー

費用

回答

者数

累積回

答者数 構成比

累積構

成比

ABC

ラン

ランク

平均

ランク

構成数

最大

ツアー費

最少ツ

アー費

¥5,000 138 138 30.9% 30.9% A

¥5,600 351 ¥10,000 ¥2,000

¥3,000 101 239 22.6% 53.5% A

¥10,000 68 307 15.2% 68.7% A

¥2,000 26 333 5.8% 74.5% A

¥8,000 18 351 4.0% 78.5% A

¥4,000 14 365 3.1% 81.7% B

¥12,200 54 ¥30,000 ¥1,000

¥20,000 14 379 3.1% 84.8% B

¥1,000 10 389 2.2% 87.0% B

¥6,000 8 397 1.8% 88.8% B

¥30,000 8 405 1.8% 90.6% B

¥1,500 7 412 1.6% 92.2% C

¥21,575 42 ¥100,000 ¥1,500

¥7,000 6 418 1.3% 93.5% C

¥3,500 5 423 1.1% 94.6% C

¥15,000 5 428 1.1% 95.7% C

¥2,500 3 431 0.7% 96.4% C

¥4,500 3 434 0.7% 97.1% C

¥5,800 2 436 0.4% 97.5% C

¥9,000 2 438 0.4% 98.0% C

¥50,000 2 440 0.4% 98.4% C

¥1,800 1 441 0.2% 98.7% C

¥2,800 1 442 0.2% 98.9% C

¥9,800 1 443 0.2% 99.1% C

¥12,000 1 444 0.2% 99.3% C

¥40,000 1 445 0.2% 99.6% C

¥80,000 1 446 0.2% 99.8% C

¥100,000 1 447 0.2% 100.0% C

<96>

■「セットしてほしい食事」×「興味あるツアーへ払える参加貹用(1 人あたり)」クロス表

食事と貹用の関係性にてクロス表を作成した。

この表から「昼食」「夕食」または「スイーツ」をセットにした3,000円から5,000円、

内容によっては10,000円のツアーに対するニーズが見えてくる。

費用

ツアーにセットしてほしい食事

合計 朝食 昼食 夕食 スイーツ

食事は必

要だと思

わない

無回答

¥1,000 4 2 3 1 1 11

¥1,500 4 1 3 8

¥1,800 1 1 2

¥2,000 4 11 3 6 5 1 30

¥2,500 2 1 3

¥2,800 1 1

¥3,000 9 46 16 26 23 120

¥3,500 4 1 3 8

¥4,000 7 4 1 3 15

¥4,500 3 3

¥5,000 9 72 28 28 20 157

¥5,800 1 1 2

¥6,000 6 2 8

¥7,000 5 1 6

¥8,000 2 9 7 6 1 25

¥9,000 1 1 1 3

¥9,800 1 1

¥10,000 6 36 31 11 2 86

¥12,000 1 1

¥15,000 2 2 1 5

¥20,000 3 3 9 3 2 20

¥30,000 1 1 5 1 1 9

¥40,000 1 1 2

¥50,000 2 1 3

¥80,000 1 1

¥100,000 1 1 2

異常値 1 6 2 2 11

無回答 84 84

合計 37 224 117 100 63 86 627

<97>

5)ツアーに参加するための条件

ツアーに参加するための条件として、「ツアーに組み込まれている条件」では「バス等の移動

手段がある」が37.9%と最も多く、次いで「案内ガイドがついてくる」が35.5%であっ

た。

「ツアーに参加するための条件」では、「宿泊施設の前から出発できるもの」が56.4%と

半数以上を占め、次いで「夜限定や朝限定等。観光の空き時間を活用できるツアー」が29.4%

であだった。

ツアーに組み込まれている条件 人 構成比

案内ガイドがついてくる 210 35.5%

バス等の移動手段がある 224 37.9%

歩いて巡る事ができる 151 25.5%

その他 6 1.0%

合計 591 100.0%

ツアーに参加する条件 人 構成比

宿泊施設の前から出発できるもの 215 56.4%

女性限定 16 4.2%

おひとり様限定 22 5.8%

夜限定や朝限定等、観光の空き時間を活用できるツアー 112 29.4%

その他 16 4.2%

合計 381 100.0%

■ツアーに組み込まれている条件

■ツアーに参加するための条件

<98>

■「ツアーに組み込まれている条件」毎男女比

「ツアーに組み込まれている条件」毎に男女構成を見ると、「案内ガイドがついてくる」では「男

性」が53.3%、「バス等の移動手段がある」では「男性」が55.4%、「歩いて巟る事がきる」

では「男性」が52.3%と「男性」の割合が多かった。

ツアーに組み込まれている条件 人 性別

計 構成比 男性 女性 無回答

案内ガイドがついてくる 人 112 95 3 210

構成比 53.3% 45.2% 1.4% 100.0%

バス等の移動手段がある 人 124 95 5 224

構成比 55.4% 42.4% 2.2% 100.0%

歩いて巡る事ができる 人 79 67 5 151

構成比 52.3% 44.4% 3.3% 100.0%

その他 人 2 4 6

構成比 33.3% 66.7% 0.0% 100.0%

計 人 317 261 13 591

構成比 53.6% 44.2% 2.2% 100.0%

<99>

■男女別「ツアーに組み込まれている条件」

男女別に「ツアーに組み込まれている条件」を見ると、「男性」では「バス等の移動手段がある」

が39.1%、「女性」では「案内ガイドがついてくる」と「バス等の移動手段がある」が36.4%

となった。

ツアーに組み込まれている条件 人 性別

計 構成比 男性 女性 無回答

案内ガイドがついてくる 人 112 95 3 210

構成比 35.3% 36.4% 23.1% 35.5%

バス等の移動手段がある 人 124 95 5 224

構成比 39.1% 36.4% 38.5% 37.9%

歩いて巡る事ができる 人 79 67 5 151

構成比 24.9% 25.7% 38.5% 25.5%

その他 人 2 4 6

構成比 0.6% 1.5% 0.0% 1.0%

計 人 317 261 13 591

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<100>

■「ツアーに参加するための条件」毎男女比

「ツアーに参加するための条件」毎に男女構成を見ると、「その他」以外の各項目とも「女性」の

方が多く、「宿泊施設の前から出発できるもの」が55.8%、「女性限定」が93.8%、「おひと

り様限定」が54.5%、「夜限定や朝限定等、観光の空き時間を活用できるツアー」が56.3%

となった。

ツアーに参加する条件 人 性別

計 構成比 男性 女性 無回答

宿泊施設の前から出発できるもの 人 91 120 4 215

構成比 42.3% 55.8% 1.9% 100.0%

女性限定 人 1 15 16

構成比 6.3% 93.8% 0.0% 100.0%

おひとり様限定 人 10 12 22

構成比 45.5% 54.5% 0.0% 100.0%

夜限定や朝限定等、観光の空き時間

を活用できるツアー

人 45 63 4 112

構成比 40.2% 56.3% 3.6% 100.0%

その他 人 9 7 16

構成比 56.3% 43.8% 0.0% 100.0%

計 人 156 217 8 381

構成比 40.9% 57.0% 2.1% 100.0%

<101>

■男女別「ツアーに参加するための条件」

男女別に「ツアーに参加するための条件」を見ると、「男性」「女性」ともに「宿泊施設の前から出

発できるもの」が多く、「男性」が58.3%、「女性」が55.3%だった。

ツアーに参加する条件 人 性別

計 構成比 男性 女性 無回答

宿泊施設の前から出発できるもの 人 91 120 4 215

構成比 58.3% 55.3% 50.0% 56.4%

女性限定 人 1 15 16

構成比 0.6% 6.9% 0.0% 4.2%

おひとり様限定 人 10 12 22

構成比 6.4% 5.5% 0.0% 5.8%

夜限定や朝限定等、観光の空き時間

を活用できるツアー

人 45 63 4 112

構成比 28.8% 29.0% 50.0% 29.4%

その他 人 9 7 16

構成比 5.8% 3.2% 0.0% 4.2%

計 人 156 217 8 381

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<102>

■「ツアーに組み込まれている条件」毎年代比

「ツアーに組み込まれている条件」毎に年代の構成を見ると、「案内ガイドがついてくる」では「4

0歳代」が24.3%、「バス等の移動手段がある」では「20歳代」が30.4%、「歩いて巟る事

ができる」では「20歳代」が29.1%と最も多かった。

ツアーに組み込

まれている条件

人 年代

計 構成比

10歳

20歳

30歳

40 歳

50 歳

60歳

70 歳

代以

無回

案内ガイドがつ

いてくる

人 9 33 28 51 45 30 12 2 210

構成比 4.3% 15.7% 13.3% 24.3% 21.4% 14.3% 5.7% 1.0% 100.0%

バス等の移動手

段がある

人 10 68 41 45 33 17 7 3 224

構成比 4.5% 30.4% 18.3% 20.1% 14.7% 7.6% 3.1% 1.3% 100.0%

歩いて巡る事が

できる

人 9 44 25 25 25 17 4 2 151

構成比 6.0% 29.1% 16.6% 16.6% 16.6% 11.3% 2.6% 1.3% 100.0%

その他 人 1 1 2 2 6

構成比 0.0% 16.7% 16.7% 0.0% 33.3% 33.3% 0.0% 0.0% 100.0%

<103>

■年代別「ツアーに組み込まれている条件」

年代別に「ツアーに組み込まれている条件」の構成を見ると、「10歳代」が35.7%、「20歳

代」が46.6%、「30歳代」が43.2%、「バス等の移動手段がある」が多く、「40歳代」が

42.1%、「50歳代」が42.9%、「60歳代」が45.5%、「70歳代以上」が52.2%、

「案内ガイドがついてくる」が多かった。

ツアーに組み

込まれている

条件

人 年代

計 構成比

10 歳

20 歳

30 歳

40 歳

50 歳

60 歳

70 歳

代以

無回

案内ガイドが

ついてくる

人 9 33 28 51 45 30 12 2 210

構成比 32.1% 22.6% 29.5% 42.1% 42.9% 45.5% 52.2% 28.6% 35.5%

バス等の移動

手段がある

人 10 68 41 45 33 17 7 3 224

構成比 35.7% 46.6% 43.2% 37.2% 31.4% 25.8% 30.4% 42.9% 37.9%

歩いて巡る事

ができる

人 9 44 25 25 25 17 4 2 151

構成比 32.1% 30.1% 26.3% 20.7% 23.8% 25.8% 17.4% 28.6% 25.5%

その他 人 1 1 2 2 6

構成比 0.7% 1.1% 1.9% 3.0% 1.0%

計 人 28 146 95 121 105 66 23 7 591

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

<104>

■「ツアーに参加するための条件」毎年代比

「ツアーに参加するための条件」毎に年代構成を見ると、「宿泊施設の前から出発できるもの」で

は「20歳代」が22.8%、「女性限定」では「20歳代」が43.8%、「おひとり様限定」では

「40歳代」が31.8%、「夜限定や朝限定等、観光の空き時間を活用できるツアー」では「20

歳代」が33.0%と多かった。

構成比 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代70歳代以上

無回答

人 5 49 32 42 48 26 11 2

構成比 2.3% 22.8% 14.9% 19.5% 22.3% 12.1% 5.1% 0.9%

人 1 7 2 4 2

構成比 6.3% 43.8% 12.5% 25.0% 12.5%

人 1 4 4 7 2 3 1

構成比 4.5% 18.2% 18.2% 31.8% 9.1% 13.6% 4.5%

人 4 37 18 23 18 8 4

構成比 3.6% 33.0% 16.1% 20.5% 16.1% 7.1% 3.6%

人 2 4 2 3 3 2

構成比 12.5% 25.0% 12.5% 18.8% 18.8% 12.5%

夜限定や朝限定等、観光の空き時間を活用できるツアー

112

100.0%

その他16

100.0%

女性限定16

100.0%

おひとり様限定22

100.0%

ツアーに組み込まれている条件

宿泊施設の前から出発できるもの

215

100.0%

年代

<105>

■年代別「ツアーに参加するための条件」

年代別に「ツアーに参加すための条件」を見ると、全ての年代で「宿泊施設の前から出発できるも

の」が多く、「10歳代」が45.5%、「20歳代」が49.5%、「30歳代」が55.2%、「4

0歳代」が55.3%、「50歳代」が64.0%、「60歳代」が61.9%、「70歳代以上」が

61.1%となった。

構成比 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代70歳代以上

無回答

人 5 49 32 42 48 26 11 2 215

構成比 45.5% 49.5% 55.2% 55.3% 64.0% 61.9% 61.1% 100.0% 56.4%

人 1 7 2 4 2 16

構成比 9.1% 7.1% 2.6% 5.3% 4.8% 4.2%

人 1 4 4 7 2 3 1 22

構成比 9.1% 4.0% 6.9% 9.2% 2.7% 7.1% 5.6% 5.8%

人 4 37 18 23 18 8 4 112

構成比 36.4% 37.4% 31.0% 30.3% 24.0% 19.0% 22.2% 29.4%

人 2 4 2 3 3 2 16

構成比 2.00% 6.90% 2.60% 4.00% 7.10% 11.10% 4.20%

人 11 99 58 76 75 42 18 2 381

構成比 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%計

夜限定や朝限定等、観光の空き時間を活用できるツアー

その他

女性限定

おひとり様限定

ツアーに組み込まれている条件

宿泊施設の前から出発できるもの

年代

<106>

2.2.2.国外観光客アンケート調査の結果

(1)回答者の属性

1)国籍・地域

●韓国が約 53%で最も多く、次いで台湾(約 9%)、中国(約 8%)となっている。

図 1 国籍・地域

2)性別

●男性が約 53%で、女性が約 47%となる。

図 2 性別

(N=135)

韓国, 52.6%

台湾, 8.9%

中国,8.1%

タイ, 1.5%

シンガポール, 2.3%

マレーシア, 2.2%

英国, 0.7%

ドイツ, 1.5%

フランス, 1.5%

ロシア, 0.7%米国, 7.4%

カナダ, 2.2%

オーストラリア, 3.0%その他, 8.1%

男性, 52.6%女性, 47.4%

(N=135)

<107>

3)年齢

●20歳代が約 33%で最も多く、次いで 30 歳代が約 22%、40 歳代と 50 歳代が約 12%となる。

図 3 年齢

(2)今回の旅行の状況やこれまでの日本への旅行について

1)旅行の同伴者

●「友人・知人」が約 41%で最も多く、次いで「家族・親戚」(約 23%)、「夫婦・パートナー」(約

17%)となっている。

図 4 同伴者

一人, 12.8%

夫婦・パート

ナー, 17.0%

家族・親戚, 23.0%

友人・知人, 40.7%

会社同僚, 0.7%

その他, 3.0%

(N=135)

(N=135)

19歳以下, 6.7%

20歳代, 32.6%

30歳代, 21.5%

40歳代, 11.9%

50歳代, 11.9%

60歳代以上, 2.2%

不明, 13.3%

<108>

2)長崎市への訪問理由

●「有名な観光地だから」という回答が約 40%で最も多く、次いで「当初からツアーの訪問地に

入っていたから」(約 28%)、「被爆地だから」(約 24%)という回答が続いている。

図 5 長崎市への訪問理由

3)これまでの日本への訪問回数

●日本への訪問回数は、「初めて」という回答が約 32%で最も多く、次いで「2 回目」(約 22%)、

「3 回目」(約 18%)となっている。

図 6 日本への訪問回数

(N=135)

(N=135)

28.1%

6.7%

5.9%

5.2%

23.7%

40.0%

13.3%

14.8%

3.7%

17.0%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%

当初からツアーの訪問地に入っていたから

訪日後のオプショナルツアーにあったから

明治日本の産業革命遺産があるから

キリスト教関連遺産群があるから

被爆地だから

有名な観光地だから

海・山の自然がきれいだから

温泉があるから

以前訪問して印象がよかったから

特に理由はない

初めて, 31.9%

2回目, 21.5%

3回目, 17.8%

4回目, 9.6%

5回目, 5.2%

6~9回目, 6.7%

10~19回目, 3.7%

20回以上, 3.7%

<109>

4)以前に日本を訪れたときに訪問した場所

●2 回以上日本を訪れたことがあると回答した 92 名が以前訪問した場所については、九州が約

54%と最も多く、次いで関東(約 46%)、近畿(約 28%)となっている。

図 7 以前訪問した場所

5)長崎市への訪問回数

●「初めて」が 9 割以上で最も多く、2回以上長崎市を訪問したことがある回答者は、1 割に満た

ない結果となっている。

図 8 長崎市への訪問回数

初めて, 90.4%

2回目, 3.7%

3回目, 3.0%

4回目, 1.5% 6~9回目, 0.7%

20回以上, 0.7%

(N=135)

27.2%

12.0%

45.7%

6.5%

10.9%

28.3%

4.3%

8.7%

54.3%

22.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

北海道

東北

関東

北陸・信越

中部

近畿

中国

四国

九州

沖縄

(N=92)

<110>

6)長崎訪問の目的

●「観光・レジャー」が約 94%で最も多く、次いで「親族・知人訪問」が約 6%という結果となっ

ている。

図 9 長崎訪問の目的

7)出発前に役に立った長崎県の旅行情報の収集手段

●「ホームページ」が、約 50%と最も多く、次いで「個人ブログ」(約 30%)、「宿泊予約サイト」

(約 19%)、「旅行ガイドブック」(約 19%)という結果となっている。

●ホームページから役に立った情報を徔た回答者が閲覧したホームページとしては、「日本政府観

光」が最も多い。

図 10 出発前に役に立った長崎県の旅行情報の収集手段

(N=135)

(N=135)

94.1%

5.9%

0.0%

2.2%

0.0%

0.0%

3.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

観光・レジャー

親族・知人訪問

ハネムーン

イベント

スポーツ・スポーツ観

治療・検診

その他

49.6%

19.3%

9.6%

17.8%

29.6%

3.0%

14.1%

9.6%

2.2%

19.3%

5.9%

8.9%

0.0%

1.5%

2.2%

3.7%

0.7%

3.0%

1.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

ホームページ

宿泊予約サイト

口コミサイト

SNS(facebook/Twitter/微信/微博/他)

個人ブログ

動画サイト(YouTube/尤酷/土豆網/他)

その他インターネット

日本政府観光局の案内所

旅行会社パンフレット

旅行ガイドブック

自国の親族・知人

日本在住の親族・知人

旅行の展示会や見本市

テレビ番組

新聞

旅行専門誌

その他雑誌

その他

特になし

<111>

図 11 長崎県の旅行情報収集で役に立ったホームページ

8)長崎市に滞在中に役立った情報収集手段

●「スマートフォン」が約 67%で最も多く、次いで「観光案内所(空港以外)」(約 28%)、「パソ

コン」(約 21%)と続いている。

図 12 長崎市滞在中に役立った情報収集手段

28.1%

11.9%

13.3%

20.7%

10.4%

67.4%

8.1%

2.2%

4.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

観光案内所(空港以外)

宿泊施設

フリーペーパー(無料)

パソコン

タブレット

スマートフォン

日本在住の親族・知人

その他

特になし

31.3%

16.4%

19.4%

6.0%

11.9%

0% 10% 20% 30% 40%

日本政府観光

旅行会社

宿泊施設

航空会社

地方観光協会(N=67)

(N=135)

<112>

9)入国空港(港)・出国空港(港)

●入国空港(港)、出国空港(港)ともに福岡空港が最も多く、6~7割が入出国で、福岡空港を利

用している。

●福岡空港の他に、入国では、長崎空港(約 12%)、成田空港(約 6%)、羽田空港(約 6%)の利

用が多く、出国では、長崎空港(約 7%)、成田空港(約 7%)、関西空港(約 6%)の利用が多

い。

●国籍・地域別に韓国、台湾、中国、タイ、米国をみても、入国、出国とも、福岡空港の利用が最

も多い。

●中国の観光客については、入国では、3 割程度が長崎空港を利用し、福岡空港の利用が他の国籍・

地域に比べて低くなっている。

●韓国の観光客については、佐賀空港や北九州空港、長崎港等の利用もあり、他の国籍・地域に比

べて、様々な空港(港)を利用している。

図 13 入国空港(港)

図 14 出国空港(港)

図 15 入国空港(港)【韓国】

図 16 出国空港(港)【韓国】

中部空港1.4%

福岡空港78.9%

長崎空港11.3%

北九州空港2.8%

その他の空港1.4%

長崎港2.8%

不明1.4%

福岡空港73.2%

長崎空港16.9%

北九州空港2.8%

その他の空港1.4%

神戸港1.4%

長崎港1.4%

不明2.8%

成田空港

6.7%羽田空港

3.7%

中部空港

0.7%

関西空港

5.9%

福岡空港

66.7%

長崎空港

7.4%

北九州空港

2.2%

博多港

0.7%

長崎港

2.2%不明

2.2%成田空港

5.9%

羽田空港

5.9%

関西空港

4.4%

福岡空港

61.5%

佐賀空港

0.7%

長崎空港

11.9%

北九州空港2.2%

その他の空港

0.7%

博多港1.5%

佐世保港

0.7% 不明

2.2%

(N=135) (N=135)

(N=71) (N=71)

<113>

図 17 入国空港(港)【台湾】

図 18 出国空港(港)【台湾】

図 19 入国空港(港)【中国】

図 20 出国空港(港)【中国】

図 21 入国空港(港)【タイ】

図 22 出国空港(港)【タイ】

図 23 入国空港(港)【米国】

図 24 出国空港(港)【米国】

福岡空港100%

羽田空港9.1%

関西空港9.1%

福岡空港72.7%

長崎空港9.1%

成田空港20.0%

福岡空港70.0%

北九州空港10.0%成田空港

20.0%

福岡空港70.0%

北九州空港10.0%

羽田空港9.1%

福岡空港54.5%佐賀空港

9.1%

長崎空港27.3%

成田空港8.3%

福岡空港91.7%

(N=12)

(N=11)

(N=2)

(N=10) (N=10)

(N=2)

(N=11)

福岡空港100%

成田空港8.3%

福岡空港91.7%

(N=12)

<114>

10)長崎市内での移動手段

●路面電車(約 48%)、JR(約 47%)、バス(貸切バス以外)(約 44%)、が 4 割を超え、路面

電車という回答が最も多い。

図 25 長崎市内での移動手段

11)今回の旅行の宿泊日数と旅行全体の消貹額

①宿泊日数

●日本での合計宿泊日数では、3 日から 5 日で約 4 割、6 日から 10 日で約 3 割を占める。

●長崎市内での宿泊日数は、1 日(約 42%)が最も多く、次いで 2 日(約 25%)、3 日(約 15%)

となる。

●国籍・地域別にみると、日本での合計宿泊数は、「カナダ」(61.7 日)が最も多く、次いで「英国」

(60日)、「その他」(45.4 日)となり、長崎市内での宿泊数は、「台湾」(4.3 日)、「その他」(4.1

日)、「カナダ」(3.7 日)の順に多い。

●長崎市内での宿泊数は、平均で 2.1 日となり、2.1 日以上長崎市内に宿泊した国籍・地域は、「台

湾」、「タイ」、「カナダ」、「オーストラリア」、「その他」となる。

図 26 日本での合計宿泊日数

0~2日, 11.1%

3~5日, 44.4%6~10日, 28.1%

11~15日, 2.2%

15日以上, 13.3%

不明, 0.7%

(N=135)

46.7%

48.1%

44.4%

1.5%

9.6%

3.7%

1.5%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

JR

路面電車

バス(貸切バス以外)

貸切バス

タクシー

レンタカー

親族・知人の自家用車

その他(N=135)

<115>

図 27 長崎市内での宿泊日数

図 28 国籍・地域別平均宿泊日数

0日, 8.9%

1日, 42.2%2日, 25.2%

3日, 14.8%

4日, 3.0%

5日以上, 5.8% 不明, 0.7%

4.7

9.3

6.9

10.0

16.0

7.3

60.0

3.0

13.5

7.0

8.7

61.7

18.8

45.4

11.5

1.6

4.3

1.4

3.0

1.0

1.0

1.0

1.5

1.5

1.0

1.7

3.7

2.3

4.1

2.1

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0

韓国(N=70)

台湾(N=12)

中国(N=11)

タイ(N=2)

シンガポール (N=2)

マレーシア(N=3)

英国(N=1)

ドイツ(N=2)

フランス(N=2)

ロシア(N=1)

米国(N=10)

カナダ(N=3)

オーストラリア(N=4)

その他(N=11)

平均(N=134)

日本での合計宿泊日数

長崎市内での宿泊日数

(日)

(N=135)

<116>

②旅行全体の消貹額

●丌明を除くと、「5 万円以上 10 万円未満」(約 19%)という回答が最も多く、次いで「10万円

以上 20 万円未満」(約 16%)、「20万円以上」(約 10%)となる。

図 29 旅行全体の消貹額

12)長崎市内での購入商品別消貹額

●「その他食料品・飲料・酒・たばこ」が約 42%と最も多く、次いで「菓子類」(約 39%)とな

っている。

●一方、全体の約 16%が「何も購入していない」と回答している。

●購入商品別消貹額の平均金額としては、「服(和服以外)・かばん・靴」(4.6 万円)が最も高く、

次いで「その他食料品・飲料・酒・たばこ」(3.1万円)となる。

●最高金額としては、「その他食料品・飲料・酒・たばこ」の 50 万円が最も高く、次いで「服(和

服以外)・かばん・靴」の 10 万円となる。

図 30 長崎市内で購入した商品

2万円未満

8.9%

2万円以上5万円未満

8.9%

5万円以上10万円未満18.5%

10万円以上20万円未満

16.3%

20万円以上

10.4%

不明

37.0%

39.3%

42.2%

2.2%

4.4%

5.9%

15.6%

1.5%

8.9%

3.7%

5.2%

0.7%

13.3%

16.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

菓子類

その他食料品・飲料・酒・たばこ

カメラ・ビデオカメラ・時計

電気製品

化粧品・香水

医薬品・健康グッズ・トイレタリー

和服(着物)・民芸品

服(和服以外)・かばん・靴

マンガ・アニメ等関連商品

書籍・絵葉書・CD・DVD

宝石・貴金属

その他

何も購入していない

(N=135)

(N=135)

<117>

表 31 購入商品別消貹額

13)長崎市での観光に対する満足度

●「案内所の外国度対応」、「宿泊施設での外国語対応」、「観光施設での外国語対応」、「公共交通の

表示・案内板の外国語対応」、「ガイドブックの種類・情報量・わかりやすさ」、「市内移動の交通

の利便性」、「観光案内所の利便性」については、「満足」と「やや満足」で過半数となっている。

●「Wi-fi 環境」については、「丌満」が約 8%となり、他の項目に比べて、丌満の割合が高い。

●「両替所の使いやすさ」については、3 割程度が「利用機会なし」と回答し、他の項目に比べて

高くなっている。

図 31 長崎市での観光に対する満足度

回答者数(人)

最低金額(円)

最高金額(円)

平均金額(円)

26 1,000 50,000 7,238

24 1,000 500,000 31,238

1 30,000 30,000 30,000

2 3,000 40,000 21,500

6 1,000 10,000 7,167

11 180 50,000 9,280

1 - - -

5 10,000 100,000 46,000

3 2,500 20,000 9,167

5 430 80,000 17,486

0 - - -

9 500 5,000 2,838その他

医薬品・健康グッズ・トイレタリー

和服(着物)・民芸品

服(和服以外)・かばん・靴

マンガ・アニメ等関連商品

書籍・絵葉書・CD・DVD

宝石・貴金属

化粧品・香水

購入商品

菓子類

その他食料品・飲料・酒・たばこ

カメラ・ビデオカメラ・時計

電気製品

31.9%

28.9%

16.3%

17.8%

24.4%

32.6%

31.1%

34.8%

18.5%

24.4%

19.3%

23.7%

25.9%

29.6%

28.1%

23.7%

31.9%

28.1%

35.6%

32.6%

21.5%

34.8%

26.7%

20.7%

19.3%

17.0%

22.2%

31.9%

20.7%

19.3%

13.3%

14.1%

15.6%

16.3%

19.3%

20.0%

5.2%

3.7%

7.4%

4.4%

4.4%

3.0%

3.7%

2.2%

0.7%

2.2%

1.5%

5.2%

0.7%

3.0%

3.7%

3.0%

3.0%

0.7%

0.7%

0.7%

8.1%

10.4%

7.4%

9.6%

8.1%

5.9%

4.4%

4.4%

4.4%

27.4%

10.4%

18.5%

8.9%

6.7%

10.4%

12.6%

11.1%

12.6%

9.6%

11.1%

11.1%

15.6%

11.9%

14.8%

13.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

案内所の外国語対応

宿泊施設での外国語対応

レストランでの外国語対応

商店・ショップでの外国語対応

観光施設での外国語対応

公共交通の表示・案内板の外国語対応

ガイドブックの種類・情報量・わかりやすさ

市内移動の交通の利便性(JRやバス、路面電車の乗継)

両替所の使いやすさ

観光案内所の利便性

クレジットの使用できる場所

Wi-Fi環境

満足 やや満足 ふつう やや不満 不満 利用機会なし 不明

(N=135)

<118>

14)長崎市滞在中に訪れた場所

●「中華街」が約 56%で最も多く、次いで「原爆資料館または平和公園」(約 47%)、「グラバー

園・グラバー住宅」(約 39%)となる。

●国籍・地域別に韓国、台湾、中国、タイ、米国をみると、「中華街」は、どの国籍・地域について

も、半数以上が訪問している。

●「原爆資料館または平和公園」については、台湾、米国の観光客のほとんどが訪問している。一

方で、韓国、中国については、韓国が約 25%、中国が約 36%となり、全体の半数程度が訪問し

ている場所のわりには、あまり訪問されていない結果となっている。

●「グラバー園・グラバー住宅」については、全体の約 4 割の観光客が訪問しているにも関わらず、

中国の観光客の訪問は、全くない結果となった。

図 32 長崎市滞在中に訪れた場所

39.3%

33.3%

25.9%

26.7%

14.1%

3.7%

3.7%

32.6%

47.4%

5.9%

3.0%

17.0%

8.1%

0.0%

3.0%

5.9%

3.0%

2.2%

55.6%

35.6%

14.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設(N=135)

<119>

図 33 長崎市滞在中に訪れた場所【韓国】 図 34 長崎市滞在中に訪れた場所【台湾】

図 35 長崎市滞在中に訪れた場所【中国】 図 36 長崎市滞在中に訪れた場所【タイ】

(N=2)

39.4%

38.0%

16.9%

26.8%

11.3%

1.4%

2.8%

35.2%

25.4%

2.8%

9.9%

4.2%

1.4%

4.2%

2.8%

52.1%

42.3%

18.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設

33.3%

33.3%

58.3%

25.0%

25.0%

16.7%

75.0%

8.3%

8.3%

8.3%

8.3%

58.3%

58.3%

25.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設

36.4%

54.5%

9.1%

9.1%

18.2%

36.4%

9.1%

9.1%

18.2%

9.1%

54.5%

27.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設

(N=12) (N=71)

(N=11)

<120>

図 37 長崎市滞在中に訪れた場所【米国】

(N=10)

50.0%

10.0%

20.0%

20.0%

20.0%

20.0%

100.0%10.0%

10.0%

40.0%

10.0%

20.0%

50.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

グラバー園・旧グラバー住宅

眼鏡橋

稲佐山

大浦天主堂

浦上天主堂

出津教会堂(外海)

大野教会堂(外海)

出島

原爆資料館または平和公園

孔子廟・中国歴代博物館

亀山社中記念館

長崎歴史文化博物館

軍艦島(端島)

北渓井坑跡(高島)

伊王島

ペンギン水族館

三菱重工業長崎造船所史料館(旧木型場)

小菅修船場跡

中華街

長崎駅周辺の商業施設

浜町周辺の商業施設

<121>

15)長崎市に来る前に期待したこと、滞在中にしたこと、次回訪問時にしたいこと

●長崎に来る前に期待していたことでは、「日本食を食べること」が約 62%で最も高く、次いで「日

本酒を飲むこと」(約 36%)となる。

●滞在中にしたことでは、「日本食を食べること」が約 58%で最も高く、次いで「ショッピング」

(約 45%)、「繁華街のまち歩き」(約 39%)となる。

●次回訪問時にしたいことでは、「温泉入浴」が約 35%で最も高く、次いで「日本食を食べること」

(約 33%)、「日本の日常生活体験」(約 29%)となる。

●国籍・地域別に韓国、台湾、中国、タイ、米国をみると、滞在中にしたこととして「日本食を食

べること」は、国籍・地域に関わらず、高い結果となっている。

●滞在中にしたこととして「旅館に宿泊」は、韓国を除いた国籍・地域では、過半数となる一方で、

韓国では、3 割程度と低い結果となっている。

●台湾、米国については、「長崎に来る前に期待していたこと」に対して、「滞在中にしたこと」が、

上回る項目が多く、15項目中 8 項目以上ある。

図 38 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中にしたこと、次回訪問時にしたいこと

(N=135)

62.2%

36.3%

28.1%

35.6%

35.6%

26.7%

33.3%

17.8%

14.8%

13.3%

35.6%

29.6%

15.6%

4.4%

1.5%

57.8%

31.1%

37.0%

26.7%

37.8%

38.5%

45.2%

24.4%

10.4%

10.4%

37.8%

30.4%

20.0%

3.0%

1.5%

33.3%

18.5%

17.8%

34.8%

25.2%

12.6%

21.5%

20.0%

20.0%

13.3%

25.9%

28.9%

17.0%

10.4%

0.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

<122>

図 39 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中にし

たこと、次回訪問時にしたいこと【韓国】

図 40 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中に

したこと、次回訪問時にしたいこと【台湾】

図 41 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中にし

たこと、次回訪問時にしたいこと【中国】

図 42 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中に

したこと、次回訪問時にしたいこと【タイ】

(N=11)

69.0%

38.0%

26.8%

39.4%

28.2%

28.2%

33.8%

9.9%

4.2%

14.1%

22.5%

22.5%

8.5%

4.2%

2.8%

52.1%

25.4%

28.2%

25.4%

26.8%

33.8%

40.8%

11.3%

5.6%

8.5%

22.5%

11.3%

7.0%

2.8%

2.8%

31.0%

21.1%

18.3%

26.8%

18.3%

14.1%

21.1%

14.1%

11.3%

14.1%

21.1%

26.8%

8.5%

8.5%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

33.3%

16.7%

33.3%

16.7%

33.3%

33.3%

33.3%

33.3%

16.7%

8.3%

41.7%

33.3%

33.3%

66.7%

41.7%

66.7%

25.0%

58.3%

75.0%

58.3%

50.0%

25.0%

8.3%

58.3%

66.7%

58.3%

16.7%

8.3%

8.3%

25.0%

25.0%

8.3%

16.7%

16.7%

8.3%

16.7%

25.0%

16.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

54.5%

36.4%

36.4%

27.3%

18.2%

9.1%

27.3%

9.1%

27.3%

18.2%

18.2%

72.7%

45.5%

54.5%

18.2%

45.5%

54.5%

36.4%

9.1%

9.1%

9.1%

27.3%

36.4%

27.3%

27.3%

18.2%

18.2%

54.5%

36.4%

18.2%

45.5%

36.4%

27.3%

27.3%

27.3%

45.5%

27.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

50.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

(N=2)

(N=12) (N=71)

<123>

図 43 長崎市に来る前に期待したこと、滞在中にし

たこと、次回訪問時にしたいこと【米国】

60.0%

50.0%

40.0%

50.0%

60.0%

30.0%

40.0%

40.0%

50.0%

30.0%

60.0%

60.0%

40.0%

20.0%

70.0%

50.0%

60.0%

50.0%

60.0%

50.0%

60.0%

60.0%

30.0%

20.0%

70.0%

70.0%

60.0%

10.0%

30.0%

20.0%

30.0%

20.0%

20.0%

20.0%

20.0%

20.0%

10.0%

30.0%

30.0%

20.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと (N=10)

<124>

2.3.周遊プランの検討

2.3.1.周遊プラン

2.3.1.1.策定の経緯

周遊プラン策定にあたり、下記の会議を行った。

日付 名称 参加者 内容

平成29年2月15日 第1回周遊プラン策定検討会 検討会メンバー ・検討会の目的、スケジュール

・素材の洗い出し

平成29年2月27日 素材ヒアリング 素材提供者・KCS ・素材の洗い出し

平成29年2月27日 意見交換会 長崎市国際交流員(3

名)・KCS

・提供された素材に対し、外国人が

興味を持つか意見交換

平成29年3月10日 外国人モニター調査 外国人モニター(12

名)・KCS

・策定した周遊プランの外国人モニ

ター調査

平成29年3月10日 第2回周遊プラン策定検討会 検討会メンバー・外国

人モニター(12名)

・モニター調査ミーティング

・意見交換

平成29年3月23日 第3回周遊プラン策定検討会 検討会メンバー ・モニター調査報告

・周遊プランと課題の報告

*検討会メンバー:長崎市たちばな漁協・NAGASAKI HOUSE ぶらぶら・キモノホッペン・長崎国際観光コンベンション協会・

ながさき地域政策研究所・ケーシーエス

各会議での議事要旨は以下の通り。

Ⅰ.第1回策定検討会

日時:平成29年2月15日 16:00~18:00

場所:出島内外倶楽部レストラン

周遊プラン策定検討会の目的及び今後のスケジュールについて確認した。

(マーケティング調査結果より)

・九州以外からの観光観光客が多く、リピーターも多い

・長崎市だけを目的地とした旅行で、移動手段は公共交通機関が多い

・観光地やグルメが固定化されている

・自由に街歩きしたいというニーズがあり、交通手段の案内やマップが求められている

・「長崎といえば魚」というイメージは持たれていない

・限定された時間帯、空いた時間帯を生かしたツアーが求められている

(参加者より)

・人と人との繋がり、ゲストとホストの繋がりを大切にしたい

・「長崎の魚」には目立つものがなく、プロモーションが必要

・「和の風景」が少ない

・旅しただけなのに、少しだけ自分のものになったように思えるツアーがいいと思う

・体験が少ない

<125>

Ⅱ.素材の洗い出し

日時:平成29年2月15日 16:00~18:00 (第1回策定検討会と同時実施)

平成29年2月27日 13:00~13:30 ・ 16:30~17:00

場所:出島内外倶楽部レストラン

各素材提供場所

周遊プラン策定にあたり、素材を洗い出すためにヒアリングを行った。

(NAGASAKI HOUSE ぶらぶら)

・茂木地区の街歩きを行っている

・目立たないが茂木ならではのグルメがたくさんあり、昔ながらの銭湯もある

・ヨガに力を入れており、パワースポットを生かした取り組みも行っている

(キモノホッペン)

・着物体験は外国人客もよく利用している

・フォトツアーを実施しているが、あくまで観光客が行くところにカメラマンがついていくだけで、

こちらから主体的にコース設定はしていない

・かがみや横にある松嶋稲荷神社には、赤い鳥居が連なった階段があり、日本らしい風景

(たちばな漁協)

・「獲る」より「育てる」漁業に力を入れている。海上のイケスを見に行くことも可能

・土日祝はカキ焼きを行っており、イベントとして定着している

・丌定期だが漁師飯(魚を捌くところから行う)体験なども行っている

Ⅲ.意見交換会

日時:平成29年2月27日 15:00~16:00

場所:長崎市観光推進課

これまでに提供された素材に対し、外国人が興味を持つか国際交流員と意見交換を行った。

・中国や韓国の人は寺には興味は少ないが、神社には興味を持つことが多い

・街歩きは「写真を撮る背景を探す」ためでもあり、日本らしい背景を求めている

・お茶やカステラなどは日本らしい(長崎らしい)ので面白いのではないか

・日本ならではといったら温泉である。銭湯でも構わないので、温泉(銭湯含む)があるといい

・市場で自分の好きなものを食べる体験が出来るなら、外国人は興味を持つはず

・(日本海側なので)「長崎の魚は安全」とPRするのもいいと思う

・外国人をひとくくりにターゲットと定めるなら、「体験」との組み合わせが重要で、国別にターゲ

ットを定めるなら「ロケーション」も重要である

Ⅳ.外国人モニター調査

「2.4.2.モニター調査の概要」~「2.4.5.検討会への参加」を参照。

Ⅴ.第2回策定検討会

日時:平成29年3月10日 16:30~18:00

場所:長崎市立図書館

モニターの声を参加者が直接聞く機会とするため、モニター調査と同日に行った。

<126>

(「茂木ぶらぶら歩き」に関する発言)

・茂木の第一印象は「田舎」だったが、その田舎もなかなかいいものだと思った

・歴史に興味がある人には神社や寺があるし、興味がない人は食べ歩きが出来るし、両方楽しめると

思った

・日本の風習に関する説明があるとよかった

・ゆっくり写真を撮りながら歩きたい

・日の出を見てみたい。銭湯に入ってみたい

・路地道や独特な壁が日本らしい風景で良かった

・せっかく地元の魚を食べるのであれば、獲るところから体験してみたい

・せめて看板だけでも多言語化していればいいと思った

・地図が欲しい。若い人にはタブレットやスマホ、ある程度の年齢の方には紙がいい

(「着物」に関する発言)

・髪セットやメイクについてもアドバイスして欲しかった

・住職の話が興味深かった

・お茶の作法に興味があり、お茶のたて方など学びたかった

・街歩き中、様々な人から声を掛けられて気分が良かった

・いろいろな背景で写真を撮りたい。特に日本らしい背景がいい

・鳥居の中で、着物姿で写真を撮るのが良かった

・着付けの最中、日本語だけだったので丌安だった

・トイレの行き方がわからなかった

次に、参加者からモニターへの質問要旨とその回答要旨を以下に記載する

(「旅行に行くとき、どこに行くか、何をするか、いつ決めるのか?」)

・インターネットで事前に調べてくる

・日帰りなら事前に決めるが、宿泊ならホテルに着いてからスタッフに聞くなどして決める。

(「今日の体験を帰ったら自身のSNSにアップするか?」)

・もうアップした

・着物を着た自分と日本らしい背景が写っている写真をアップするつもり

(「長崎らしいというものはあったか?」)

・路面電車や建物が長崎らしい

・長崎は道が狭く(路地が多く)、建物が(斜面に建っているから)高く見える

・京都と比べて、長崎は空いているしゆっくり見れるので、そこで差別化できると思う

(「買い物をするときに大きなショッピングセンターがいいか、小さな商店街がいいか?」)

・品ぞろえは重要なので、大きなショッピングセンターがいい

・家族や友人には大きなショッピングセンターで、自分用には小さな商店街などで買うのもいい

・地元の物を食べたり買ったりするのも面白い

(「茂木は現地集合(解散)でも大丈夫だと思うか?」)

・駅などランドマークからの方がいいと思うが、料金による

・ピックアップサービスをオプションとしてはどうか

<127>

Ⅵ.第3回策定検討会

日時:平成29年3月23日 15:00~16:30

場所:長崎市立図書館

策定した周遊プランとモニター調査において抽出された課題について報告した。

(NAGASAKI HOUSE ぶらぶら・大島氏の発言要旨)

・一宿泊施設だけで担うのではなく、地域で連携して行うことが必要だと感じた。

・所要時間に関して、今回は2時間程度と決まっていたが、今後自分たちで考えるとなるとどの程度が

適切なのか悩んでしまうと思う。

(キモノホッペン・市原氏の発言要旨)

・英語が話せないとお客様との距離が離れてしまう気がした。簡単なものでいいと思うので、従業員教

育をしていきたい。

・今回の検討会を経て、英語版ホームページの必要性を感じ、現在作成中である。

・店舗近くにある古民家(築130年)が使えることになったので、活用していきたい。

(長崎市・末安氏の発言要旨)

・今後、クルーズ船のクルー向けの商品として展開していくことを検討している。実際、クルーから数

多くの問い合わせを受けている。

・来年度は高山市にある株式会社美ら地球(ちゅらぼし)の代表を講師として招聘することを考えてい

る。着地型商品の造成を数多くしている会社で、大いに参考になると考えている。

(長崎国際観光コンベンション協会・川崎氏の発言要旨)

・モニターツアーという形から始まると思うが、本会で実施することは可能である。ぜひ相談してほし

い。

2.3.1.2.策定の方針

第1回策定検討会、素材ヒアリング、意見交換会を踏まえ、周遊プランの策定にあたって、その基

本的な方針を以下のようにまとめた。

地区 ベース プラスアルファ

茂木地区 街歩き 昔ながらのグルメや風景

中心部地区 着物 日本らしい体験(抹茶)や背景(神社)

戸石地区 長崎の魚 「獲る」から「食べる」までのストーリー

街歩き グルメ 風景 ×

着物 体験 背景 ×

長崎の魚 ストーリー ×

<128>

2.3.1.3.策定した周遊プラン

2.3.1.4.各プランの特徴

①茂木ぶらぶら歩き

長崎の奥座敷と呼ばれる茂木地区に着目 ← 既存観光地からの脱却

ぶらぶら歩くという街歩きがメイン ← 現在のニーズに合致

地元の「食」も意識 ← メジャーではない地元の味

②着物で過ごす長崎

街歩きに着物というエッセンスをプラス ← 相乗効果で魅力アップ

まだまだ観光客の少ない穴場を訪問 ← 埋もれている資源を発掘

公共交通機関を利用 ← 現況に合った移動手段

③長崎で漁師飯

長崎の「魚」を全面に ← 「長崎と言えば魚」をイメージ

「食べる」までのストーリーも体験 ← 組み合わせることで魅力が生まれる

「朝」と「食」にこだわり ← 早起きした人だけ食べられる朝食

<129>

2.3.2.モニター調査の概要

2.3.2.1.目的(なぜ)

本事業で作成した周遊プランを、外国人観光客の目線で魅力的なものとするために、受入環境の確認

及びプランの魅力度を調査した。

2.3.2.2.調査日時(いつ)

・周遊プラン2プラン(茂木ぶらぶら歩きプラン・着物で過ごす長崎プラン)について、1 日で調査

を実施した。

・調査終了後に周遊プラン策定検討会に同席し、結果の確認・報告を行った。

表 調査日時

実施日 実施時間

平成29年3月10日(金) 【調 査】10:15~16:00

【策定検討会】16:30~18:00

※調査実施前にモニター全員と、調査目的、調査スケジュール、留意点などを確認のうえ実施

する。

2.4.2.3.モニター(だれが)

モニターの方は下表の通り、英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)を母国語とする3名ずつ(合

計12名)にて行った。

表 モニターリスト

言語 氏名 性別

英語

ピョートル ヴォイェーヴニク 男性

リハブ ヤーヤ 女性

フャラニ シャビ 男性

韓国語

宊 西娟 (ソウ ソヨン) 女性

孫 鸚 (ソン オウ) 女性

李 春華 (リ シュンカ) 男性

中国語

(簡体字)

楊 昊 (ヨウ コウ) 男性

李 林侠 (リ リンキョウ) 女性

劉 奕萱 (リュウ エキケン) 女性

中国語

(繁体字)

高 銘成 (コウ メイセイ) 男性

萬 逸真 (マン イシン) 女性

張 鎖川 (チョウ サセン) 男性

<130>

2.3.2.4.調査対象(なにを・どこで)

・周遊プラン策定検討会で提案された施設(体験)及び長崎市の意向を踏まえ、下記のとおり1プ

ラン2~3時間で周遊できるようプラン設定し、調査を行った。

・実際には、プラン①及びプラン②はいずれも午前中に(別々に)催行する想定であるが、今回は

プラン①を午前、プラン②を午後に実施し、モニターは終日調査した。

・着物体験は着付けに時間がかかり、一度に大人数は対応できないため、男女6名ずつに分け、訪

問順序を入れ替える(時間差をつける)ことで対応した。

表 調査対象(プラン①)

対象施設 メニュー モニター数

NAGASAKI HOUSE ぶらぶら 茂木ぶらぶら歩き+昼食 12名(各言語3名)

表 調査対象(プラン②)

対象施設 メニュー モニター数

キモノホッペン 着物 12名(各言語3名)

興福寺 抹茶+主菓子 12名(各言語3名)

松島稲荷神社 赤い鳥居(写真) 12名(各言語3名)

<131>

2.3.3.調査方法(どのように)

2.3.3.1.調査当日の流れ

① (8:00)KCS九州支社前に集合。モニター12名及びKCS3名。

*調査の趣旨とチェックする上での留意点を確認し、チェック方法を説明。

② (8:15~10:15)移動

*移動にはレンタカー(3台)を使用した。

③ (10:15~16:00)各対象施設にて調査。

*(モニター)体験後、チェックリストに基づいて結果を記入。

*(KCS)体験中の写真撮影やモニターの観察を行う。同時に、受入環境について調査した。

④ (16:30~18:00)長崎市立図書館へ移動し、第2回周遊プラン策定検討会に同席した。

*調査に関する意見交換はもとより、「新鮮な生の声」を検討委員各位に伝えることも目的と

した。

⑤ (18:00~20:00)検討会終了後、福岡市へ移動。福岡到着後、解散。

2.3.3.2.調査にあたっての留意点

① 長崎を旅行で訪れた外国人観光客の目線で調査を行う。

・モニターの中には、既に日本に何年か滞在し、長崎市の観光に関する一定の知識を有しているこ

とが想定されたが、今回の調査にあたっては、モニター全員が外国人観光客の目線に立ち、周遊プ

ランを体験・見学して魅力的かどうか調査した。

*そのため、モニター間の会話も母国語による会話を原則とした。

② チェックリストの内容以外にも積極的に指摘する。

・チェックリストが要求する記入事項以外に、丌満と感じる点、満足と感じる点などについても指

摘することとした。

・調査終了後の第2回策定検討会に同席し、感じた点など積極的に発言した。

2.3.3.3.チェックリストを用いた調査の方法

モニターによる具体的な調査は、以下の流れに沿って行った。

① 対象施設を訪問 対象施設のスタッフの案内のもと、体験等を行う。チェックリストに記入する上で、言葉だけでは伝え切れない内容は、各自にて写真撮影を行うなどした。 KCS職員は、体験中の写真撮影やモニターを観察する。同時に、受入環境について調査した。 ↓

② 体験終了後、次の対象施設へ移動する。移動中の車内でチェックリストを記入した。

評価は主観的に判断して構わないものとした。 コメント欄には評価の理由をできるだけ具体的に記入した。 ↓

③ ①・②を繰り返した

<132>

表 チェックリスト(プラン1(表面))

<133>

表 チェックリスト(プラン1(裏面))

<134>

表 チェックリスト(プラン2(表面))

<135>

表 チェックリスト(プラン2(裏面))

<136>

表 チェックリスト(受入環境)

<137>

2.3.3.4.検討会への参加

・調査終了後、第2回周遊プラン策定検討会に同席した。

表 検討会の概要

場所 予定時間 モニターの役割

長崎市立図書館

2階研修室 90分

・一般的に外国人観光客が興味を持ちそうか。 ・周遊プランとしての良い点・悪い点はどこか。

・興味を持ってもらうために、素材や周遊プランのどこを改善 する必要があるか。 以上に関する意見交換に積極的に発言する。

2.3.3.5.調査スケジュール

・行程表

<138>

・行程詳細

プラン①(全行程12名で行動)

時間 場所 内容

08:00 KCS九州支社

集合。調査についてレクチャーを行う

08:15 出発

10:15

NAGASAKI HOUSE

ぶらぶら

(茂木地区)

到着

「茂木ぶらぶら歩き」に出発

潮見崎十一面観音・高崎湯・裳着神社など

11:45 カフェ「toi toi toi」にて地元食材を使った和食

12:30 出発

プラン②(男女別(6名ずつ)にて行動)

女性グループ 男性グループ

時間 場所 内容 時間 場所 内容

12:50

キモノ

ホッペン

到着 13:00

興福寺

到着

着替え

境内見学。抹茶と主菓

子を頂きます。

13:30 出発

(徒歩移動)

13:45

キモノ

ホッペン

到着

13:50 出発

着替え (徒歩にて移動)

14:05

興福寺

到着

境内見学。抹茶と主

菓子を頂きます。

14:30 出発

14:35 出発 (路面電車と徒歩にて移動)

(路面電車と徒歩にて移動) 15:15 松島稲荷

神社

到着

15:20 松島稲荷

神社

到着 境内見学

全員で写真撮影 全員で写真撮影

境内見学 15:45

かがみや

到着

15:50

かがやみ

到着 着替え

着替え

16:00 出発

(レンタカーにて移動)

16:10 市立

図書館 到着

16:15 出発

(レンタカーにて移動)

16:25 市立

図書館 到着

16:30 第2回周遊プラン策定検討会

<139>

2.3.4.モニター調査の実施と各プランの課題

2.3.4.1.モデルプラン①(長崎の奥座敷“茂木ぶらぶら歩き”(散策+昼食))

Ⅰ.モニター調査の実施

・このプランについて、平成29年3月10日(金)にモニター調査を実施した。そのプラン及び

当日 の写真を以下に示す。

プラン①(全行程12名で行動)

時間 場所 内容

10:15

NAGASAKI HOUSE

ぶらぶら

(茂木地区)

到着後、自己紹介&レクチャー

「茂木ぶらぶら歩き」に出発

高崎湯 → 玉台寺 → Craft Bakery Aulong →

田口天ぷら店 → 一口香 → (八十八か所札所・

街並み路地を経由) → 裳着神社 → 茂木港 →

潮見崎十一面観音

11:55 カフェ「toi toi toi」にて地元食材を使った和食

料理の紹介など

12:40 出発

<140>

NAGASAKI HOUSE ぶらぶら

出発前レクチャー

高崎湯(港町ならではの昔ながらの銭湯)

玉台寺(当日は上棟式が行われていた)

Craft Bakery Aulong(アップルパイが人気)

田口天ぷら店(地元の人が買いに来る)

一口香(びわゼリーで有名)

茂木八十八か所・44番札所

<141>

路地の風景①

路地の風景②

茂木港の風景①

茂木港の風景②

潮見崎十一面観音(23番札所)

潮見崎十一面観音(83番札所)

潮見崎十一面観音

潮見崎十一面観音から海を隐て雲仙方向を望む

<142>

昼食(通常メニュー)

昼食(魚が苦手な方向け)

食事風景①

食事風景②

Ⅱ.モニター調査の結果

・随行者が行ったチェックシートの回答を以下に示す。

受入環境 クレジットカード使用可否・多言語化・WiFi 環境等(随行者による調査)

NAGAZAKI HOUSE ぶらぶら

項目 結果・コメント

クレジットカード 使用丌可

言語の多言語化 英語のみ対応可(ただし、日常会話レベル)

サインの多言語化 英語(ただし、一部のみ)

WiFi 環境 館内で利用可

スタッフの送迎 対応可

*本プランは街歩きが主となるため、集合(解散)場所となる同施設のみ調査対象とした。

<143>

・モニターが行ったチェックシートの回答を以下に示す。

問1 今回の体験の中で、外国人観光客が興味を持つと思うものは何ですか。(自由回答式)

・きれいな景色、海の眺望

・古い町並み(銭湯・寺・神社など)

・銭湯に伝わる言い伝え(金運が良くなる)

・地元グルメ

・八十八か所巟り

・昔ながらの建物

考察

景色など写真撮影スポットや、グルメなどお土産物に関するコメントが多く、「形に残る」ものに興

味を持つ傾向が強いように感じられる。

一方で、日本の歴史・文化をより詳しく聞きたいという声もあった。

問2 スタッフの説明はわかりやすかったですか。(二択一式)

特にわかりやすかった........

・ゆっくり話し、すべての質問に答えてくれた

・グルメのこと、銭湯のことなど

・言葉使いかわかりやすく、ポイントを突いていた

特にわかりにくかった........

・神社のお参りの仕方を教えて欲しかった

・日本の風習について、詳しく説明して欲しかった

・歴史に関する専門用語がわからなかった

・日本語の説明しかないので、外国人にはわからない

<144>

考察

モニターは全員日本語がわかるため、今回の調査そのものに支障はなかったが、やはり外国人目線では

多言語化対応は必頇である。ただし、対応が必要と指摘しているものは、いずれもソフト面に関する事

柄である。(看板などハードに関する面の指摘は少なかった。)

問3 スタッフは盛り上がる工夫をしていましたか。(二択一式)

どのように盛り上げていたか

・積極的に紹介してくれた

・地元の名物や特産品を紹介してくれた

・金運アップの話など、そこに伝わる言い伝えを教えてくれた

・写真を撮ってくれた

どのようにすれば盛り上がると思うか

・一緒に写真を撮ったり、お参りしたりする

・地元にまつわる伝説や物語を紹介してもらいたかった

・パンフレットなどを見ながら説明するといいと思う

・大人数なので声が聞こえづらい

考察

歴史・文化に関する説明をより詳しく行う必要があると思われる。今回案内して頂いた大島氏も、この

ような大人数を案内するのは初めてということもあり、歩くスポード・話すときの顔の向き・説明のポ

イントを絞る・資料をうまく併用するなど、接遇に関するスキルアップも必要だと思われる。また、イ

ヤホンガイドを使用するなども一考である。

<145>

問4 日本ならではの体験だと思いましたか。(二択一式)

特にどの体験か

・神社、寺、日本家屋など

・伝統のある菓子店

・ルールを守り、礼儀正しい日本人

・餅まきなどの日本の伝統的行事

日本ならではと思わない理由

・韓国にも同じような港町がある

考察

日本の「日常」にある風景も数多く含まれているのが特徴である。モニターの行動を観察すると、これ

ら風景の中に自分を溶け込ませ、その写真を撮ることを特に楽しんでいるようであり、日本の伝統的な

生活(古くから伝わる生活)を疑似体験できることが必要なのかもしれない。なお、神社はどのモニタ

ーも推薦したが、寺に関しては中国・韓国のモニターは「(本国にあるので)日本らしくない」と答え

ていた。このことから、ターゲットの(国籍の)見極めも重要であることは言うまでもない。

<146>

問5 また体験したいですか。(二択一式)

特にどの体験か

・着物を着たり、その土地の人(漁師や農家)に会ってみたい

・食べ歩きや少しずつつまむ感じて街中をぶらぶら歩くのが良かった

・和食を作ってみたい

・伝統的な行事を体験してみたい

どのように改善したらいいか

・1回来れば満足してしまう

・多言語化対応

・土産店が少ない

考察

特定の体験をまた体験したいという声より、もっと別な体験を期待する、という声が多い。中でも「食」

「や「人」に関するものが多いことから、ハード面の整備もそうだが、並行して人材育成に注力するの

も一考である。

日本らしい風景の中で、日本らしい体験を行う、前設問でも述べたが、日本人の生活を疑似体験できる

ことが満足度を高めるのに有効であると考えられる。

<147>

問6 この体験プランは、全体でどれくらいの時間だとちょうどと思いますか。(五択一式)

考察

今回のプランは総歩行距離約3.5km、所要時間約1時間30分であった。モニターを見る限り、特

に疲れた様子はなく、むしろ心地よいという雰囲気であった。

各所での時間は、写真撮影や食べ歩きなどもう少しゆっくり出来ればといったところであり、1.5~

2時間にまとめられるプランが適切である。ただし、今回のモニターは20代中心であるため、ボリュ

ームゾーンである40~50代の参加者を考慮すると、2km・3km・4kmなど距離別のプランを

用意するのが望ましいと考えられる。

問7 この体験プランを行うのに、最も適した時間帯はどれだと思いますか。(三択一式)

理由

・朝日が見たいから

・午前中は体力が残っているから

・午前中の方が暑くなく、静かで日本らしい歴史的な雰囲気が感じられるから

・朝食前の景色がきれいだと思うから

・潮見崎から日の出を見てみたい

<148>

考察

外国人から見ると、日本らしい風景の一つに「静かさ」が挙げられ、また、「朝日」も日本らしい風景

の一つである。これらの魅力に、茂木地区ならではの素材を組み合わせることで、他との差別化を図る

ことが可能になるものと考えられる。

問8 この体験プラン後、どのようなものが食べたいですか。(四択一式)

理由

・日本料理が一番合う

・漁師町なら魚が一番

・地元の食べ物を食べたいと思うのは当然

・地元の食べ物を食べることは、そこでしか出来ない体験

・日本の食べ物は地元の味を守って栄養があると考えているから

・健康志向で朝の散歩後に最適

考察

「地元の食べ物」はキラーコンテンツである。特に日本の食は、安心・安全と世界中でも評判であり、

その中でも地元食材は人気が高い。また、それなりに体力を使ったあとにも関わらず、誰一人「お腹一

杯」を選んでいないことから、今回の食事はそれまでの散策(日本人の生活の疑似体験)の延長上と捉

えていることが予想される。これらより、前設問までの考察も踏まえると、一つ一つの素材の良さも求

められているが、同時に「繋がりある体験」も求められていると考えられる。

問9 この体験プランに支払ってもいいと思う金額はいくらですか。(自由回答式)

最高値:10,000円

最低値: 1,000円

平均値: 4,238円

<149>

考察

10,000円と回答したモニターが2名いたが、これを「外れ値」として除外した場合でも、平均値

は3,085円である。今回の原価の主なものは、昼食代(1,000円)+案内人件貹(約2時間拘

束)であるから、一人3,000円は商業ベースに乗せられる金額である。

(実際にはプロモーション貹用等が必要となるが、ここでは簡単のため考慮しないこととする。)

問10 この体験プランを商品化するにあたって、次のものが必要かどうか教えてください。(四択一

式)

考察

プラン案内(パンフレット)と通訳ガイドを比較すると、パンフレットの必要性が高いことがわかる。

また、パンフレットに対しては「必要」と答えているにも関わらず、通訳ガイドについては「あった方

が良い」と一つ低い評価をしているモニターがいることから、ハード面の第一優先は多言語化されたプ

ラン案内(パンフレット)の作成と言える。

また、歩行距離や服装・履物・持ち物について、多言語化よりその優先順位こそ低いが、商品の質を上

げるためには必要であると言え、第一優先であるパンフレット作成時には盛り込むべき内容と思われる。

また、外国人の中には生活習慣や宗教上の理由による禁忌事項(特に食事)があるから、これらの対応

も検討しておくべきである。実際、今回の調査時に魚が食べられないモニターがいたが、肉料理に変更

することで対応した。なお、イスラム教の「ハラル」対応として、魚料理はかなり有効である。(ただ

し、厳密には、魚料理がハラル(=食べてもよい物)という訳ではない。)

<150>

Ⅲ.モニター調査から抽出された課題

・外国人観光客(ゲスト)が求める素材の要件

・素材提供者(ホスト)が抱える課題

【ソフト面の課題】

・10 名を越えるような大人数を迎えたこと

がなく、不安だった。(経験不足)

・お金を貰って案内した経験がない。(経験

不足)

・「旅行商品」に関する知識や経験がなく

満足したホスピタリティが提供できている

か不安。(知識不足)

・商品化するにはまだまだだと思う。

(越えるべき壁があると思うが、どのような

ものか自分でもわかっていない。)

(漠然とした不安)

【ハード面の課題】

・多言語化されたパンフレットや看板が(ほ

とんど)ない。

・中心部からのアクセスが悪い。

・多彩な支払方法が提供出来ていない。

・プラン上の Wi-Fi 充実度が低い。

歴史・文化なども「形」として残したい

「写真」で思い出を残してもらうことを念頭に。(場面の提供)

「日本らしい風景」とは、寺や神社ばかりではなく、「静けさ」も含まれ

「静けさ」をキーワードにした新たな「風景」の発掘。(魅力発見)

一つ一つの素材の良さも重要だが、前後のストーリーも知りたい

素材の足し算ではなく、素材の「掛け算」。(魅力の掛け合わせ)

日本人の伝統的な生活もそうだが、日常的な生活も疑似体験したい

様々な「疑似体験」の提供が必要。(素材の提供)

<151>

2.3.4.2.モデルプラン②(“着物で過ごす”長崎(着物+抹茶(主菓子付き)+神社))

Ⅰ.モニター調査の実施

・このプランについて、平成29年3月10日(金)にモニター調査を実施した。そのプラン及び当

日の写真を以下に示す。

プラン②(男女別(6名ずつ)にて行動)

女性グループ 男性グループ

時間 場所 内容 時間 場所 内容

12:50

キモノ

ホッペン

到着 13:00

興福寺

到着

着替え

境内見学。抹茶と主

菓子を頂きます。

13:30 出発

(徒歩にて移動)

13:45

キモノ

ホッペン

到着

13:50 出発

着替え (徒歩にて移動)

14:05

興福寺

到着

境内見学。抹茶と主

菓子を頂きます。

14:30 出発

14:35 出発 (路面電車と徒歩にて移動)

(路面電車と徒歩にて移動) 15:15 松島稲荷

神社

到着

15:20 松島稲荷

神社

到着 境内見学

全員で写真撮影 全員で写真撮影

境内見学 15:45

かがみや

到着

15:50

かがやみ

到着 着替え

着替え

16:00 出発

(レンタカーにて移動)

16:10 市立

図書館 到着

16:15 出発

(レンタカーにて移動)

16:25 市立

図書館 到着

16:30 第2回周遊プラン策定検討会

<152>

興福寺

賑橋電停

興福寺での抹茶と主菓子①

興福寺での抹茶と主菓子②

<153>

興福寺での抹茶と主菓子③

興福寺での抹茶と主菓子④

一覧橋

公会堂前電停

路面電車内①

路面電車内②

松嶋稲荷神社(境内)①

松嶋稲荷神社(境内)②

<154>

松嶋稲荷神社(境内)③

松嶋稲荷神社(鳥居)①

松嶋稲荷神社(鳥居)②

松嶋稲荷神社(参道)①

松嶋稲荷神社(参道)②

長崎かがみや前

<155>

Ⅱ.モニター調査の結果

・随行者が行ったチェックシートの回答を以下に示す。

受入環境 クレジットカード使用可否・多言語化・WiFi 環境等(随行者による調査)

NAGAZAKI HOUSE ぶらぶら

項目 結果・コメント

クレジットカード 使用丌可

言語の多言語化 英語のみ対応可

サインの多言語化 英語(ただし、一部のみ)

WiFi 環境 館内で利用可

スタッフの送迎 対応可

・モニターが行ったチェックシートの回答を以下に示す。

問1 外国人観光客が着物について興味を持つと思うものはどれですか。(複数回答式)

考察

着物を着るだけではなく「街歩きをして写真を撮りたい」というニーズが強く表れた結果となった。

「着物を選ぶこと」と回答したモニターは5名中4名が女性であり、女性にとって「選ぶ」という楽し

みも大きなものであることが再認識できた。

また、チェックシートに項目はないが、全女性モニターに選んだ決め手を尋ねると、「明るい色」「可愛

い柄」という回答がほとんどだった。

一方で、「着物について学ぶこと」という回答をしたモニターが少ないが、回答した3名中2名が男性

であることが興味深い。恐らく、着物そのもののより、着物を着た当時の人、に興味があるものと考え

れる。

これらより、外国人観光客の中でも女性にとっては「体験」の対象であり、男性にとっては「体験+学

び」の対象であると言えるかもしれない。

<156>

問2 外国人観光客が着物体験をする場合、注意すべきことはありますか。(二択一式)

どのようなことに注意すべきか

・着方

・歩き方やトイレの行き方

・着付けの間前を見て動かないこと

考察

モニターのほぼ全員が着物を着ることが初めてであったが、着付け師の身振り手振りで理解することが

出来たようで、混乱はなかったものと考えられる。

ただし、歩き方やトイレの行き方など、着付けが終わったあとの街歩きに直接関係してくるため、多言

語化しての案内が必要であると考えらえる。

問3 (興福寺)抹茶+主菓子は、外国人観光客が興味を持つと思いますか。(二択一式)

「思う」理由

・日本らしい食べ物(飲み物) (6名)

・日本らしい景色(庩園)が見られる (4名)

<157>

・美味しかった

・日本でしか食べられないもの

・抹茶の飲み方

・高価な茶碗

「思わない」理由

・甘い物が苦手だから

考察

モニターの様子を観察すると、男性グループは茶室に入った途端、背筋が伸びるように緊張していた。

逆に女性グループはリラックスした様子で、茶室から見える庩園の景色を楽しんでおり、このような「空

気感」も現地に行かないと決して味わえないものであり、外国人観光客に興味を持ってもらうためのヒ

ントになる。なお、チェックシートや現地の声でも、抹茶の味に対する丌満(苦いなど)はなかった。

問4 (松嶋稲荷神社)ここの景色は、外国人観光客が興味を持つと思いますか。(二択一式)

「思う」理由

・神社そのものが日本らしい (5名)

・赤い鳥居が日本らしい (6名)

・着物と神社は合う

・日本にしかない風景で、写真を撮りたくなる

「思わない」理由

・(記載なし)

考察

赤い鳥居の「赤い」という部分が、写真に映えるということで興味を持ったものと思われる。神社はも

ちろん日本らしい風景であるが、神社は日本各地にあり、そこに「色」という要素をプラスすることが、

外国人観光客に興味を持ってもらうための差別化に必要なものと考えられる。

<158>

問5 この体験プランは、全体でどれくらいの時間だとちょうどいいと思いますか。(五択一式)

考察

今回は全体で3時間強(普段着を脱いで着物を着るところから、着物を脱いで普段着になるまで)であ

った。全て公共交通機関か徒歩で移動したため、その移動時間がネックになってしまうことが考えられ

る。ただし、移動中も写真は数多く撮っており、必ずしも移動時間が少なければいいという訳でもない

と考えられる。

このようなことから、体験プランとしては移動の「経路」も考慮するか、タクシーなど利用して効率的

に回るか、いずれかの提案が必要であると考えられる。

なお、足袋を履いて歩くのが初めてのモニターがほとんどであり、若干であるが足の痛みを訴えていた

が、大きな問題となるほとではなかった。(チェックシートにもそのようなコメントはなかった。)

問6 この体験プランで着物を着ない......

場合、外国人観光客は興味を持つと思いますか。

「思う」理由

・抹茶は日本でしか飲めない飲み物だし、神社にも歴史がたくさんある

<159>

「思わない」理由

・気分が盛り上がらないから (6名)

・日本らしい食事(背景)に合う服装ではないから (3名)

・外国人にとって日本らしい服装をすることは、とても面白い経験だと思う

考察

気分の盛り上がり方が違う、という声が多かった。日本に来て、日本らしい服装になり、日本らしい食

べ物を食べ、日本らしい背景で写真を撮ることが、写真やSNSを通じ、友人などに対して「自慢」で

きるからだと言う。

モニターの着物を着る前と着た後では、表情が全く違って見えたのも頷ける。着物は見た目だけではな

く、気持ちの面(内面)でも「日本を体験できる」素材であると言える。

また、着物体験はそのものが魅力的ではあるが、一方で他の素材が持つ魅力をより高める方法としても

有効であることが示され、このような「組み合わせの効果」は地域の素材をより魅力的にする方法の一

つであると考えられる。

問7 着物を着て行ってみたいところはどこですか。(複数回答式)

その他

・グラバー園や出島

・伝統的な場所

考察

着物を着た自分を背景に溶け込ませたいという、日本人の生活の疑似体験に興味を持つものと考えられ

る。その延長上に、自然や食があるものと考えられ、「着物+景色(背景)」を周遊プランのベースとし、

それに+αする形で、自然や食の素材を組み合わせる方法が考えられる。

<160>

問8 この体験プランを行うのに、最も適した時間帯はどれだと思いますか。(三択一式)

理由

・(午前)昼食後はお腹が膨れてきついから

・(午前)着物を着て食事をしたいから

・(午後)着物は薄いので、暖かい午後がいい

・(午後)写真を撮ったり、買い物をしたり、ゆっくりしたいから

・(午後)昼食を食べて落ち着いた時間帯に街歩きして、抹茶を飲みたい

考察

「午後のひととき」をイメージさせる体験が多かったためと思われる。しかしながら、着物を実際に着

てみた上での感想(食後はきつい)というものもあるから、事前に案内する際に注意事項として挙げる

と、より素材の質が高まるものと考えられる。

問9 この体験プランに支払ってもいいと思う金額はいくらですか。

最高値:12,500円

最低値: 3,000円

平均値: 7,025円

考察

10,000円と回答したモニターが3名で、いずれも女性であった。今回の原価の主なものは、着物

(5,400円)+抹茶・主菓子(1,200円)であるから、一人7,000円は商業ベースに乗せ

られる金額である。

<161>

問10 この体験プランを商品化するにあたって、次のものが必要かどうか教えてください。(四択一

式)

考察

多言語化されたプラン案内(パンフレット)の作成は必頇と言える。

また、服装・履物・持ち物について、着物を着るという「変身」体験であるから、丌安に思うことも多

いと考えられる。加えて、前設問までに挙げられているが、歩き方やトイレの行き方といった、ごくご

く普通の行動も制限される(されるように感じる)ことも考慮し、これらの情報もパンフレットには盛

り込む必要があり、商品としての質も上がるものと考えられる。

その他 外国人観光客により興味を持ってもらうため、どのように改善したらいいか、また、どの

ような体験プランに興味を持つと思うか自由に書いてください。

・着物体験では、着物の歴史や背景などの説明もして欲しかった。また、もう一着選んで着てみたかっ

た。

・抹茶体験では、自分で抹茶をたててみたかった

・プロのカメラマンが同行すると宋璧だと思う

・着付けをする店舗で観光地情報がもらえると、回りやすい

・着物を着て長い距離を歩くのは大変

・記念日など特別な日に、日本の伝統的な体験ができるといいと思う

・抹茶体験では、茶道の知識や抹茶の作り方・過程を教えてもらえるといい

・写真スポットの横に現像する機械を置けば人気が出ると思う

・着物を着て商店街に行くのもいいと思う。みんな土産や記念品を買いたいと思うし、着物を着て

買い物をするのは面白いと思う。

・着物を着て街歩きし、そのまま夕食を食べて、ホテルで着物を返却するプランがあると面白い

<162>

考察

「写真」や前後にある「過程」に関する意見が多かった。これらすべてに対応するのは難しいかもしれ

ないが、可能なものから「オプション」として提案すると商品としての幅が広がる上、他との差別化を

図るにも有効であると考えられる。

Ⅲ.モニター調査から抽出された課題

・外国人観光客(ゲスト)が求める素材の要件

・素材提供者(ホスト)が抱える課題

着物体験は「変身体験」だから、より詳しい情報が欲しい

見た目(外側)だけではなく、「気持ち(内面)」も変身。(本物体験)

写真の背景は、「色」や「空気感」も大切な要素

場所だけではなく、そこの「何」を見て欲しいのか明確に。(明確化)

「学びの要素」も欲しい

やってみる欲求だけではなく、「知る欲求」も満たす。(知的好奇心)

「変身」したらやってみたいことがたくさんある

オプションの「引き出し(種類)」を数多く用意する。(提案力の幅)

【ソフト面の課題】

・10 名を越えるような大人数を迎えたこと

は初めてだった。(経験不足)

・今まで観光地の案内はしていなかった

(認識不足)

・気にも留めていなかったことを、実は不安

に思っていると知った。(認識不足)

・移動時間も楽しませる工夫が出来ていな

かった。(素材不足)

【ハード面の課題】

・多言語化されたパンフレットや看板が(ほ

とんど)ない。

・徒歩圏とは必ずしも言えない。

・プラン上の Wi-Fi 充実度が低い。

・土産を買うタイミング(店)が無い

<163>

2.3.5.検討会への参加

2.3.5.1.検討会での発表

・モニター調査終了後、第2回周遊プラン検討策定会に参加し、モニター調査に関して各自感想や気づ

いたことを発表した。その写真と発言要旨を以下に示す。

検討会参加者

発言の様子(ピョートル・ヴォイェーヴニク氏)

発言の様子(宊西娟氏)

発言の様子(李林侠氏)

(「茂木ぶらぶら歩き」に関する発言要旨)

・茂木の第一印象は「田舎」だったが、その田舎もなかなかいいものだと思った

・歴史に興味がある人には神社や寺があるし、興味がない人は食べ歩きが出来るし、両方楽し

めると思った

・日本の風習に関する説明があるとよかった

・ゆっくり写真を撮りながら歩きたい

・日の出を見てみたい

・路地道や独特な壁が日本らしい風景で良かった

・せっかく地元の魚を食べるのであれば、獲るところから体験してみたい

・せめて看板だけでも多言語化していればいいと思った

・地図が欲しい。若い人にはタブレットやスマホ、ある程度の年齢の方には紙がいい

・銭湯に入ってみたい

<164>

(「着物」に関する発言要旨)

・髪セットやメイクについてもアドバイスして欲しかった

・住職の話が興味深かった

・お茶の作法に興味があり、お茶のたて方など学びたかった

・街歩き中、様々な人から声を掛けられて気分が良かった

・いろいろな背景で写真を撮りたい。特に日本らしい背景がいい

・鳥居の中で、着物姿で写真を撮るのが良かった

・着付けの最中、日本語だけだったので丌安だった

・トイレの行き方がわからなかった

2.3.5.2.検討会での質疑応答

(「旅行に行くとき、どこに行くか、何をするか、いつ決めるのか?」)

・インターネットで事前に調べてくる

・日帰りなら事前に決めるが、宿泊ならホテルに着いてからスタッフに聞くなどして決める。

(「今日の体験を帰ったら自身のSNSにアップするか?」)

・もうアップした

・着物を着た自分と日本らしい背景が写っている写真をアップするつもり

(「長崎らしいというものはあったか?」)

・路面電車や建物が長崎らしい

・長崎は道が狭く(路地が多く)、建物が(斜面に建っているから)高く見える

・京都と比べて、長崎は空いているしゆっくり見れるので、そこで差別化できると思う

(「買い物をするときに大きなショッピングセンターがいいか、小さな商店街がいいか?」)

・品ぞろえは重要なので、大きなショッピングセンターがいい

・家族や友人には大きなショッピングセンターで、自分用には小さな商店街などで買うのもいい

・地元の物を食べたり買ったりするのも面白い

(「茂木は現地集合(解散)でも大丈夫だと思うか?」)

・駅などランドマークからの方がいいと思うが、料金による

・ピックアップサービスをオプションとしてはどうか

<165>

2.3.6.モニター調査で抽出された課題と解決案

【茂木ぶらぶら歩き】

【着物で過ごす長崎】

すぐ改善できる

・日常的な生活の疑似体験の

提供

・写真を撮るための配慮

・「静けさ」に着目した新たな

素材探し

・素材の前後にあるストーリー

の活用

近い将来改善できる

・知識不足

・経験不足

・漠然とした不安

・多言語化されたコース案内

(パンフレット)

・中心部からのアクセス

時間をかけて改善できる

・多言語化された看板

・多彩な支払方法

・WiFi 環境の整備

・モニターツアーを拡大して実施し

経験を積む

・専門知識を持つ人材からのアド

バイスを受ける

・A4サイズ1枚から始めるパンフ

レット作り

・タクシー会社やバス会社も巻き

込んで、乗り方(行き方)の案内

の作成 等

すぐ改善できる

・英語版の着物体験の説明

・「何が」おすすめなのか意識

した案内

・歴史や背景も合わせて説明

・日頃からいろいろな情報を

収集し、手元に用意しておく

近い将来改善できる

・経験不足

・知識不足

・素材不足

・多言語版の着物体験の説明

・多言語化されたコース案内

(パンフレット)

時間をかけて改善できる

・多言語化された看板

・着付け可能な場所を増やす

・WiFi 環境の整備

来年度の課題

・まずは自分たちで

(自己努力)

・「自分たちで出来ない」が

わかるのも重要

(新たな課題発見) 等

ホスト側が挙げた課題 ゲスト側が挙げた課題

PDCAサイクルの実行

特に「Action」を起こすことが

重要。

<166>

2.3.7.旅行商品としての課題

2.3.7.1.「質」の担保

常に安定したサービスを提供することが、販売側の安心感とお客様の満足度向上に繋がります。現状

では一部の人材に頼っていますので、複数の人材でサービスを提供できるようにするなど対応し、商品

の「質」を担保することが必要です。

2.3.7.2.代金設定

利益が出ないことには継続しませんし、モチベーションも下がるばかりです。また、設定した代金に

見合ったサービスを提供する必要があります。

単価 数量 小計 単価 数量 小計旅行代金 4,000 2 8,000 旅行代金 4,000 4 16,000

8,000 16,000食事代 1,000 2 2,000 食事代 1,000 4 4,000人件費 2,000 2 4,000 人件費 2,000 2 4,000雑費 300 2 600 雑費 300 4 1,200

手数料 500 2 1,000 手数料 500 4 2,0007,600 11,200

400 4,800利益

(前提条件) 旅行代金:4,000円 所要時間:2時間(人件費の単価は「時給」) 雑費:保険料・資料印刷代など

*手数料・・・旅行会社に支払う「販売手数料」。一般的には旅行代金の10~15%(400~600円)。

【計算例】

2名参加の場合 4名参加の場合項目

収入収入合計

支出(原価)

支出合計

収入

支出(原価)

利益支出合計

収入合計

項目

旅行商品

代理店

お客様

【代理店販売(代販)】

旅行商品

お客様

【直接販売(直販)】

お客様と直接接触 お客様と接触するのは「代理店」

代理店が安心して販売できる環境作り

原価 収入

食事 人件費 雑費 利益 代理店手数料

地域に落ちるお金

<167>

3.食と世界遺産等に着目した情報発信について

<168>

<169>

3.食と世界遺産等に着目した情報発信について

3.1.食と世界遺産をテーマとした「観光立国ショーケース」のためのコンテンツの検討

本業務で作成するパンフレットは、現在の長崎市の動向を察知し、これまでの市のパンフレットの

ような観光地にスポットをあてて紹介するものから、「観光立国ショーケース」として長崎市が歴史

とともに育んできた文化や伝統、またそこで暮らしてきた人々の足跡などを新たな長崎市の魅力とし

て浮き彫りにし、パンフレットを見る人に「新しい長崎の発見」となるようなものを作ることが必要

と考える。

そのような中で、長崎の特徴のひとつである「坂」に焦点をあて、長崎の町の風景、日本の歴史か

ら見た長崎の歴史、長崎特有の海外との交流文化、魚天国という新しい長崎の食、そして世界文化遺

産、夜景など、新しい長崎の魅力を通してまち歩きするためのガイドブックというテーマで作成を行

った。

3.2.パンフレットの構成検討

今回、「観光立国ショーケース」として長崎の新しい魅力を案内するためにパンフレットは、まち

歩きとして持ち運びやすい A5 判とし、表紙・裏表紙を含めて16ページの構成とした。また、見開

きのページでひとつのテーマが案内されるような構成としてコンテンツを検討した。

その結果、以下のようなコンテンツをパンフレットの構成とした。

<コンテンツ>

表紙: 長崎まちあるきガイドブック

p1~p2: 坂のある景色を、歩いてハンティング

p3~p4: お散歩は、眼鏡橋からスタート

p5~p6: 寺も神社も、長崎式ニッポン

p7~p8: 和華蘭って、何のこと?

p9~p10: 坂の下には、魚天国

p11~p12: 世界新三大夜景認定、1000 万ドルの夜景

p13~p14: 世界文化遺産&定番ルートを歩こう

裏表紙: 長崎路面電車案内・奥付

<170>

なお、今回のパンフレットには、言語ごとに対象国を意識した工夫が求められている。作成してい

るパンフレットは、長崎の魅力を多面的にとらえているため、そのまま多言語化しても諸外国の方に

とって興味を持っていただけると考えている。

そこで、本業務で行った外国人観光客へのアンケート結果の中の「長崎に来る前に期待したこと、

滞在中にしたこと、次回訪問時にしたいこと」の回答結果を含めて検討し、日本語版パンフレットの

多言語化するにあたって強調、あるいは補足しておく必要がある点に日本語版との相違点をつけるこ

ととした。

その結果、外国の方は各言語とも日本のものを食べることに期待が高いようである。また、米国に

ついては日本の歴史・文化、日常生活に興味が高いという特徴も見られた。

69.0%

38.0%

26.8%

39.4%

28.2%

28.2%

33.8%

9.9%

4.2%

14.1%

22.5%

22.5%

8.5%

4.2%

2.8%

52.1%

25.4%

28.2%

25.4%

26.8%

33.8%

40.8%

11.3%

5.6%

8.5%

22.5%

11.3%

7.0%

2.8%

2.8%

31.0%

21.1%

18.3%

26.8%

18.3%

14.1%

21.1%

14.1%

11.3%

14.1%

21.1%

26.8%

8.5%

8.5%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

33.3%

16.7%

33.3%

16.7%

33.3%

33.3%

33.3%

33.3%

16.7%

8.3%

41.7%

33.3%

33.3%

66.7%

41.7%

66.7%

25.0%

58.3%

75.0%

58.3%

50.0%

25.0%

8.3%

58.3%

66.7%

58.3%

16.7%

8.3%

8.3%

25.0%

25.0%

8.3%

16.7%

16.7%

8.3%

16.7%

25.0%

16.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

54.5%

36.4%

36.4%

27.3%

18.2%

9.1%

27.3%

9.1%

27.3%

18.2%

18.2%

72.7%

45.5%

54.5%

18.2%

45.5%

54.5%

36.4%

9.1%

9.1%

9.1%

27.3%

36.4%

27.3%

27.3%

18.2%

18.2%

54.5%

36.4%

18.2%

45.5%

36.4%

27.3%

27.3%

27.3%

45.5%

27.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

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日本食を食べること

日本酒を飲むこと

旅館に宿泊

温泉入浴

自然・景勝地観光

繁華街のまち歩き

ショッピング

美術館・博物館

自然体験ツアー・農漁村体験

映画・アニメ縁の地を訪問

日本の歴史・文化体験

日本の日常生活体験

日本のポップカルチャー体験

治療・診療

上記にあてはまるものがない

長崎に来る前に期待していたこと

滞在中にしたこと

次回訪問時にしたいこと

中国 台湾

韓国 米国

<171>

以上のことより、英語圏の外国人旅行者は観光地に関する説明を行う必要があり、特に木魚や狛犬

に関する説明が必要であると判断した。また、食に関してはすべての言語で興味を示しているが、生

魚は外国人にとっては抵抗感が強いということをモニターなどから意見があるため、長崎の「かまぼ

こ」を重点的に紹介することとした。

以下に、日本語版の概要と、工夫した外国語版の一覧表を整理した。

<パンフレットの概要と多言語化との相違点>

CONTENTS 日本語版の概要 言語 言語による相違点 表紙 長崎まち歩きガ

イドブック くつひもをむすんだら ~長崎のまちを歩くなら、ペタンこの靴がおすすめ。坂や階段、石畳を歩くのが楽しくなるよ。~

英語 ※外国人が興味持つ写真を表紙に使用 表紙に教会などの写真を使用

韓国語 表紙に教会などの写真を使用

簡体字 表紙にかまぼこなどの写真を使用

繁体字 表紙にまち歩きなどの写真を使用

p1~p2 坂のある景色を、歩いてハンティング

入り江である長崎は、三方を山に囲まれています。繁華街はわずかな平地に集まり、そこに家やビルが押し寄せるよう。日本のどこにもない景色を、歩いて探してみましょう。

変更なし

p3~p4 お散歩は、眼鏡橋からスタート

眼鏡橋から中通り商店街へかけて、かわいいショップがいっぱい。ぶらり歩くと古い町並みが残る寺町につながります。

変更なし

p5~p6 寺も神社も、長崎式ニッポン

お寺や神社で出会うのは、ユニークで珍しいあれこれ。思わずカメラにおさめたくなる、個性派たちが登場します。

英語 木魚と狛犬に関する説明を追加

p7~p8 和華蘭って、何のこと?

日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」。三国の文化のミックスカルチャーが「和華蘭」なのです。

変更なし

p 9 ~ p10

坂の下には、魚天国

全国でも屈指の水揚量と魚の種類の豊富さを誇る長崎の魚、地元ならではの新鮮で美味しい、自然と文化の恵みを召し上がれ。

英語 かまぼこの紹介案内を追加 韓国語 かまぼこの紹介案内を追加 簡体字 かまぼこの紹介案内を追加

繁体字 かまぼこの紹介案内を追加

p11~p12

世界新三大夜景認定、1000万ドルの夜景。

複数の夜景スポットから、多彩なきらめきを眺められる長崎。山の上に暮らす人々の家の灯りも、夜景をいっそう美しく彩ります。

変更なし

p13~p14

世界文化遺産&定番ルートを歩こう

日本を代表する観光地である長崎は、一度は訪れておきたい観光スポットがいっぱいです。

変更なし

裏表紙 長崎路面電車案内・奥付

変更なし

<172>

3.3.パンフレットの作成

パンフレットをデザインしたものを次ページ以降に示す。

<173>

【日本語版】

(表紙・裏表紙)

(P1~P2)

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(P3~P4)

(P5~P6)

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(P7~P8)

(P9~P10)

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(P11~P12)

(P13~P14)

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【英語版】

(表紙・裏表紙)

(P1~P2)

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(P3~P4)

(P5~P6)

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(P7~P8)

(P9~P10)

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(P11~P12)

(P13~P14)

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【韓国語版】

(表紙・裏表紙)

(P1~P2)

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(P3~P4)

(P5~P6)

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(P7~P8)

(P9~P10)

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(P11~P12)

(P13~P14)

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【簡体字版】

(表紙・裏表紙)

(P1~P2)

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(P3~P4)

(P5~P6)

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(P7~P8)

(P9~P10)

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(P11~P12)

(P13~P14)

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【繁体字版】

(表紙・裏表紙)

(P1~P2)

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(P3~P4)

(P5~P6)

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(P7~P8)

(P9~P10)

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(P11~P12)

(P13~P14)

<193>

4.飲食店・世界遺産等関連施設を対象とするおもてなしセミナー開講

<194>

<195>

4.飲食店・世界遺産等関連施設を対象とするおもてなしセミナー開講

4.1.セミナーの開催

タイトル:「外国人のお客様へのおもてなしセミナー」

(1)セミナー開催の目的

現在、長崎市の飲食店は、多言語メニュー作成支援ウェブサイト「EAT NAGASAKI」を活用

して自前で外国語メニューを作成することができるが、この外国語メニューに加えて、おもてなし

のマナーを心徔ておくことで、外国人のお客様の満足度がより高いものとなることが期待される。

また世界遺産などへ訪れる外国人観光客へもマナーや簡単な外国語による挨拶ができることは、

親近感や満足度につながるものである。

そこで長崎の食と世界遺産(候補を含む)をテーマに、専門家を招へいし、飲食店・世界遺産関

連施設の従業員を対象とした、おもてなしセミナーを開催した。

(2)セミナーの実施概要

セミナーは、以下の日程及び内容で実施した。

全5回

日時

第1回 平成29年2月16日(木) 14時00分~16時00分

第2回 平成29年2月21日(火) 14時00分~16時00分

第3回 平成29年2月24日(金) 14時00分~16時00分

第4回 平成29年3月 2日(木) 14時00分~16時00分

第5回 平成29年3月 3日(金) 14時00分~16時00分

場所 長崎県市長村会館 4 階 第 2 会議室

<セミナー講師>

講師 小原隆子(おはら・たかこ)

■略歴 1967 年新宿区出身。長崎在住。

生命保険会社、総合商社、外資系企業などで役員秘書、フリーアナウンサー

エッセイストを経て、現在は長崎にてビジネスマナー講師、長崎観光おもてな

し講師として活動する。

香港キャセイパシフィック航空ウェブサイトにて日本人観光客向けに香港観光

・グルメ情報を執筆。

ブログ「長崎スタイル」では長崎の生活、イベント、グルメ情報を発信している。

<196>

<セミナーの参加者>

セミナーの参加者数は、全5回合計で 32 名であった。

職種は、宿泊施設、観光施設、ツアーガイド、長崎国際観光コンベンション協会 等

(内訳)

第 1回 2/16(木) 11 名 ※当日 TV 取材あり

(3社)NHK長崎、テレビ長崎、長崎国際テレビ

第 2回 2/21(火) 8名

第 3回 2/24(金) 4名

第 4回 3/2(木) 7 名

第 5回 3/3(金) 2 名

<セミナーの内容>

セミナーはテキストを配布し、パワーポイントを使用した。

○テキストの内容

①外国人のおもてなし 理解編

②外国人のおもてなし 心編

③外国人のおもてなし 行動編

④外国人への接客ロールプレイング

⑤基本単語 英語、中国語(北京語) など ※別紙テキスト参照

○セミナー参加者からの主な質疑応答

①英語表現について

飲食店などでの接遇でのちょっとした一言を英語でどう言えばよいか。

例)どうぞごゆっくり➡Please enjoy!

例)軽い thank you に対して、you are welcome(硬い表現)以外の返答

➡no worries、my pleasure、sure などを使う

※長崎市「指差し確認シート」に、とっさの一言(英語・中国語・韓国語)が掲載されて

いるので、を積極的に URLを案内した。

②外国人観光客の困った行動に、どのように対処すればいいのか。

例)トイレを汚す&紙を流さない

➡張り紙をする(日英中韓をすべて表示し、ある特定の言語だけにしないこと)

例)陳列している品物を開いて中身を確認する

➡個別に口頭で注意する(大勢の面前では注意しないこと)など

③外国人観光客に対して既に行った対応が正しいかったかどうか

例)イスラム教徒の宿泊者のために、臨時の礼拝場所として、着物用更衣室(和室)に

案内したが大丈夫か?

➡大丈夫です。「静か、清潔、個室」であれば礼拝にふさわしい。

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(3)セミナーの実施状況

<198>

<セミナーの案内>

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<セミナーのテキスト>

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5.今後の課題

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5.今後の課題

本業務で実施したビッグデータや国内外観光客アンケート調査の結果、また周遊プランの検討や

検討会を通して、今後の課題を以下のように取りまとめた。

(1)国内外観光客の観光周遊の広域化に向けて

長崎市の観光客は、東京や関西など九州以外からの来訪者も多く、リピーターも多い。ところが

ビッグデータやアンケート結果から見ても、日本人・外国人共に、グラバー園・旧グラバー住宅、

中華街などの既存観光地に訪問が集中している。つまり、観光客は長崎市内の限られた観光資源の

回遊にとどまっているといえる。

長崎の「食」としては「長崎ちゃんぽん」や「トルコライス」など一部の料理に集中してしまい、

長崎市が売り込んでいる「魚」など、新しい「食」が入りこむ余地が小さくなってしまっている。

このように、長崎の観光客の動向としては、観光客は長崎市が持つ他の様々な魅力について気づ

いていないということが想定され、これまでと同じような観光地へ行き、長崎ちゃんぽんなどの同

じような食を楽しんでいる、いわゆる「定番」という観光スタイルとなっている。

そのため、本業務で策定した長崎市観光パンフレット「長崎まちあるきガイドブック」などを活

用して長崎市の新しい、あるいは真の魅力を活かした「新しい長崎市の観光スタイル」のプロモー

ションが求められる。

そのような中で、長崎市には「明治日本の産業革命遺産(2015 年登録)」、「長崎と天草地方の

潜伏キリシタン関連遺産(2018 年の登録目標)」という2つの世界遺産が存在することになる予

定であり、そうなることで外海地区など広域に観光客が回遊することが期待される。

さらに、本業務でも検討を行った茂木地区や戸石地区のように、地区の歴史や漁港などの地域が

持つ新しい魅力を通して観光客の誘客を広げていくことも期待される。

このような社会動向や地域活動を見ても、食、歴史、文化など長崎市の魅力を形成する新しい素

材は増えているといえる。既存の素材や新しい素材を活かした長崎市の新しい観光スタイルを形成

し、長崎市の観光周遊を広げていくことが重要課題である。

また、外国人アンケート調査結果によると長崎市内の移動には「路面電車」を主に利用している

ことがわかった。長崎市街地を周遊するには路面電車は有効な移動手段といえるが、どうしても周

遊範囲が限られてしまう傾向にある。今後、訪日外国人にも外海地区や茂木地区などへ観光周遊の

広域化を図るためにも、公共交通等の二次交通の構築も併せて検討することが課題といえる。

(2)長崎市周遊プランの商品化に向けて

本業務では、3回の検討会を通して新たしい長崎市の周遊プランを検討した。また、試験的に設

定したコースについて、留学生モニターを通じて外国人旅行者への商品化に向けた課題等も検討し

た。その結果、商品化に向けた検討課題は残ったものの、地域関係者の前向きな意識と共に新しく

魅力ある長崎市の周遊プランのタタキができてきたといえる。

検討した周遊プランのターゲットは、日本人観光客や訪日外国人観光客と決まっているわけでは

ないが、日本人観光客アンケート結果によると2~3時間のオプショナルツアーに対するニーズは

<210>

あるといえる。また、留学生モニター調査の好評さをみても「キモノホッペン」による着物体験を

通した周遊プランは、外国人観光客へ有効な商品となる可能性があるといえる。

そして、アンケート結果やモニター調査による支払額から見ても、検討した周遊プランの商品と

して可能な価格が設定できる可能性がある。

そのような中で、長崎市では日本版DMOが形成されつつあり、今後、長崎市における着地型観

光などの観光商品の戦略的な造成・販売への体制が整うことが期待される。そのため、本業務で検

討した周遊プランについても、本格的な商品化に向けた検討が求められる。

なお、商品化に向けては、引き続きマーケティング調査や商品としての検証を行うなど、丁寧に

検討を行うことが重要といえる。

(3)観光立国ショーケースとして

長崎市は、平成28年1月に北海道釧路市、石川県金沢市とともに「多くの外国人旅行者に選ば

れる観光立国を体現する観光地域」として「観光立国ショーケース」に選定されている。

その取組みには「日本版DMOの確立」「観光資源の磨き上げ」「ストレスフリーの環境整備」「海

外への情報発信」があり、長崎市としても取組みが始まっている状況にある。

一方、長崎市は平成28年3月に「長崎市観光振興計画 2020」を策定し、「①観光消貹額」「②

観光客数」「③観光消貹単価」「④就業者誘発数」「⑤観光満足度」「⑥リピーター率」といった6つ

のKPI(重要業績評価指標)を設定して観光振興に取り組んでいる。

本業務における「周遊プラン」や「長崎市観光パンフレット」は、観光立国ショーケースの「観

光資源の磨き上げ」や「海外への情報発信」の一環として考えられる。また、観光振興計画のKP

Iにも結び付くものと考えられる。

ただし、1年程度の検討では十分とはいえず、重要なことは継続的な取組みであるといえる。特

に本業務で実施した周遊プランなどを検討している会議などは継続的に取り組み、周遊プランの地

域関係者たちにとっての成功体験を作っていくことが、取組みの広がりを強化することとなるとい

える。そして、そのような取組みの広がりによって、「観光立国ショーケース」や「観光振興計画

の目標」の具現化へ一歩でも近づくことができるものといえる。