53
1 稿

問 は 一 本 九 意 め 論 〇 識 に 文 で 呼 新 称 用 明 …2 ※ 本 論 文 で 引 用 を 行 う 際 、 漢 字 の 表 記 ・ ル ビ は 引 用 元 を 参

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1

『文芸倶楽部』における新作落語募集という現象

小林陽平

・研

法)

稿

題点

2

で引

とす

じめに

新作落語

募集と

いう

現象

題意識

年(

)『

』は新

投稿

よう

。『

、「

懸賞

題し

者か

募集

いた

ら不

なも

、『

』と

あて

、落

るこ

する

速記

背景

み取

落語

席で

可能

た。

ので

た。

聞・

まれ

代だ

語を

稿

う発

3

背景

メデ

生だ

変化

とい

をさ

まな

る。

究対象

・研

究方法

の募

た、

調

た、

の落

えて

章・第

、『

』で

落語

きを

調

。『

』で

年(

)か

一九

企画

はな

第二

稿

、二

『文

』編

、新

ード

調

査す

数が

二人

調

査し

いく

一章

改良」を

めぐる

言説

一)

劇と改良

におけ

る「

改良」の

言説

治期に

おけ

る「改良

、「

」と

。単

の初

、日

版を

、「

4

せん

てつ

。『

体は

治十

年(

)の

おり

、「

」と

であ

とが

た際

記事

文芸

た「

」で

。こ

て以

、『

稿

に「

」に

、『

口演

』の

事「

」(

武藤

)しか

。「

」の

、倉

の『

劇の

の「

」』が

、い

の発

なっ

。神

、「

、多

の「

」分

で「

いる

に、

進ん

ない

語改

にど

先行

があ

にお

は「

調

落語

掲載

たの

5

演劇改

良」

の言説を

生んだ

事情

(明治二

十年代

使

いう

ころ

。例

、読

B『

』を

、「

良」と

明治

年)

一九

年(

西洋

の欠

見つ

く「

」と

年(

年)の「

社説

」か

、一

年(

)の「

音二

生涯

二十

の記

事を

十年

こっ

たこ

」(

」)

、『

劇改

集』(

、ほ

時期

つい

、倉

の『

」か

ら「

」へ

』(

岩波

店・二

の『

便

にお

会し

とが

。伊

、「

使

臣」が

東京

ても

、外

に「

ヲ害

」か

、二

人に「

とい

のだ

6

末松

(内

る作

つい

西

の事

翻案

九〇

明治

った

るも

与す

、「

」を

と趣

。八

の世

、発

松謙

発起

れた

一人

華な

が名

コト

ムコ

供ス

一演

その

明治

共演

し込

を作

した

金銭

理由

。い

、「

劇改

」の

7

よう

演劇改

良」

によって

始まる

「落

語改良」

の言説

(明治二十年代)

」の

るこ

九年

月十

掲載

る。

度ノ

教育

改良

加ヘ

方ガ

改良

ノ男

ツ天

「演

意書

、落

いく

。中

は「其

をパ

ィ化

」の

を進

とい

のだ

開設

い。

殖を始

める

「落語改

良」の

言説

とい

改良

8

。『

て「

」「

は尐

が存

。ま

、「

」の

によ

る。

のも

激論

それ

した

を扱

改良

」と

、「

び演

調で

「改

語」

意識

落語

年(

)十

付の「

最近

書 改良

落語

。本

「本

のみ

述せ

て斯

きも

匠こ

忠一

、明

調

文頭

、安

に触

いる

にんじやうてき

出い

却かへつ

落語

乏と

如ご

嘗な

层を

儘ま

又ま

其そ

口氣

傾かたむ

動や

扇おふぎ

開ひ

唄う

半は

穿う

踊お

等ひ

範囲

脱ぬ

出い

9

全盛

称さ

あり

た「

いる

の状

をま

たの

斯か

景あ

情さ

遂つ

しゆくじよ

聴き

厭い

所ところ

おのづから

玩も

弄あそび

物も

成な

行ゆ

此こ

道み

取と

最い

きこ

ぞあ

る、是こ

故ゆ

其そ

矯や

其そ

高た

けふくわい

専もつぱ

改良

かいりやう

途み

就つ

際さ

亦ま

情じやう

堪た

試こころ

廃す

さくじゆん

該そ

會くわい

提い

出し

或あるひ

作つ

出い

二十

二集

語家の

改良

への適応

たの

て、

」の

会・演

催さ

。『

良演

」が

、同

年「

」が

。「

」に

、詳

、「

京改

」の

は『芝

10

、渋

で改

る(

』)。翌

建て

五日

、「

」の

。北

白川

めと

皇族

、東

総長

舞踊

きな

、右

、そ

えた

、「

良演

える

語会

で、「

」を

二)

治二十年

代~三

十年

代の落語

治二十

年代

の落語界

語改

にと

どの

、暉

えな

、文

載さ

。『

巻』

八八

とに

、初

に円

速記

11

と新

、円

の「松

」が

。暉

当時

況を「「

、「

榎」

絵入

、「

小説

ほと

の理

「円

体・趣

あっ

、三

ての

性を

・講

百花

、三

円遊

。『

』が

年(

)ま

でに

談の

の高

。同

年(

)、『

芸倶

』が創

で早

談師

掲載

、一

年(

)、三

円遊

の「

全快

」と

には

の「

総説

記そ

いた

うこ

。 ま

を強

その

する

とし

。前

り『

』の

で、『

文芸

部』で

ディ

るべ

は、

12

語界

きた

上げ

とが

峻は

げる

暉峻

調

から

五十

文楽

円朝

」(

)、「

」(

楽)、「

久保

」(

)な

、も

物人

やっ

って

詣、

臑か

、ず

樟脳

語家

して

治三十

年代

の落語界

の年

とも

べき

終わ

とい

三年

「明

始め

洲楼

で没

しま

人情

創作

13

とを

始め

付の

芸倶

マク

当時

申ま

、随

話はなし

作こ

力ちから

、昔

むかし

から

いま

併し

其そ

の人ひ

達た

登あ

、必か

話はなし

巧う

いふ

、何ど

うも

餘あ

り巧う

方ほ

尐す

圓ゑ

朝て

先代

燕え

枝し

如ご

は随

話はなし

作つ

登あ

巧う

是こ

等ら

誠まこと

稀ま

作さ

些ち

舌べ

方ほ

多お

年(

)の

、長

咄を

自体

二十

ロー

八年

治三

)に

。そ

、『文

芸倶

』誌

るが

九〇

した

二十

年代

咄の

落語研

究会

」の発足

つ明

な影

14

治三

年)

一回

会が

れて

其そ

、高

己おのれ

の缺點

、在

害そ

愈いよい

衰頽

傾かたむ

圖は

爲た

其そ

發會

正午

木ぎ

開か

催さ

」の

、参

家が

たた

、『萬

』だ

く『

』で

。同

三月

六日「

去さ

る春

皇こ

霊れ

祭さ

木ぎ

第だ

回くわい

開ひ

た。奮ふ

者も

並な

けんきゆうかい

譯わ

分わ

何な

今日

撰ゑ

抜ぬ

集あ

、何い

、吾人

會くわい

て、

與あ

、『

』の記

らも

いた

だ。

看板

「落

遊い

派は

圓ゑ

右う

、圓ゑ

藏ざ

、小

朝て

、圓ゑ

左さ

、圓ゑ

喬け

、柳派

小こ

んと斯か

名め

、萬

次郎

15

事こ

起お

尋た

藝げ

道ど

圓ゑ

左さ

豫か

て懇意

の今村

、何な

遺の

云い

つた

始は

、こ

圓ゑ

左さ

、此こ

傅つ

共と

、固も

結構

、連

加く

外ほ

人に

何い

口惜

しが

飽あ

遺の

傍くたは

、新

世よ

出だ

、血汐

代か

茶ち

啜す

、唯た

會くわい

事こ

けつちゃく

が入

落語

の通

それ

れる

は度

、一

。し

かし

、「

」の

。「

」が

二三

年(大

)九

、毎月

た。「

本筋

」と

、「

語研

滑稽

『文

芸倶

楽部』

にお

ける「落

語改良

」の言説

文芸倶

楽部

』による

「落語

改良

」の言説

~談洲

楼燕枝~

て、『

』は

に「

实は

九〇

良落

世界

なか

く談

16

いっ

」、「

使

味は

もの

。「

」に

で「

の外(

)数

尐な

ふ有

近付

」と

に、『

』や

さな

ばな

言っ

、戸

。「

」の

来の

の形

新奇

向を

、残

絶え

専属

った

現在

古典

、三

の「

幇間

」や

楽亭

の「

楽部

上に

、「

」や「

」と

使わ

年同

にな

とな

くの

。ま

、暉

の『

』に

よれ

、「

、演

」、「

沖津

」「

てい

演す

とが

であ

ゆる

物で

であ

17

、談

が記

。「

」に

よう

、燕

、「

」と

した

文芸倶

楽部

』による

「落語

改良

」の言説

~石橋思案

「落語の

改良」

年(

)五

の『

』第

良」

つわ

成を

ても

それ

史氏

何な

かいりやう

餘あ

古ふ

かし

ずや

讀よ

前さ

傍わ

向む

多お

、改

かいりやう

實じ

擧あ

内う

は、此こ

の問

反く

覆か

圓ゑ

朝て

逝ゆ

禽き

小こ

死し

後の

我わ

萎ゐ

微び

不振

さは久ひ

實じ

話はなし

で。

我わ

國く

藝げ

術じゆつ

界か

で何な

番ば

らう

否い

、何な

最もつと

退歩

言い

ちゆうちよ

もな

がら

落語

答こ

他ほ

ては

なっ

歴史

にお

18

、「

ない

り、「

事を

に記

。「

」を

が古

、「

」の

きで

。伊藤

が「

が「

改良

改良

めぐ

良」

と比

比較

上で

、「

」し

とい

良さ

。「

」に

、落

され

なら

年ね

年ね

前ま

同お

話はなし

為し

て、そ

実きやく

呼よ

ると思お

层ゐ

渠か

等ら

方か

らし

先ま

改良

かいりやう

行い

事こ

出來

)ま

方ぽ

聴き

手て

側が

見み

、其そ

随分

舌し

爛ただら

筆ふ

を禿は

、落

かいりやう

講こ

先輩

尠すくな

其そ

跡あ

絶た

了し

あり

き手

って

19

に最

、「

」の

。先述

一次「

究会

、「

」と

に『

』に

鬼太

は「

」、ひ

て「

」と

、「

良」で

読者

に新

落語

更に

當の

く聴

の意

を徴

てい

まつ

なり

、『文

』、

った

作落語

を募

集せしめ

るに足

る動

作落

稿

に足

。そ

が「「

芸倶

」の

紙上

載す

。し

、何

、作

は「

口演

会で

芸評

から

読者

一日

』第

稿

とに

。「

」と

集規

ない

20

、「

」を皮

具体

形と

い規

発表

口く

先さ

かいりやう

かいりやう

申も

續つ

层を

たり

改良

かいりやう

面つ

水み

我わ

些す

有之

信し

ぜら

、本

茲こ

致いたし

たり

。讀者

中う

にて

眞△

の△

滑△

稽△

愛あ

、何

左さ

依よ

、續

津々

たる

稿

致い

上う

らくごけんきゅうくわいゐん

を實じ

地ち

試こころ

可まをす

申べ

稿

稿

讀を

内に

され

落語

稿

も、

還不

稿

」で

、『

』は

者か

稿

を掲

、読

。そ

する

のも

、こ

集に

、「

」が

置か

21

落語

情勢

、「

」と

好に

だ。こ

石橋

賀の

二章

新作

落語募集

におけ

る『

文芸倶楽

部』という

コード

(一)

『文芸倶

楽部』

とは

文芸倶

楽部

、『

』に

て「落

」が

。本

、『

部』と

はど

うな

であ

うな

であ

元で

史を

硯友

名作

之に

て、

輝し

芸倶

漣山

川上

竹内

のメ

。『

』第

の目

、尾

22

一役

る『

葉一

る『

』が

、『

楽部

』では

る小

なる

)『

』が『

』に

る。同時

雑誌『

、『

楽部

、『

』を

る博

が当

網を

し日

出版

を切

、博

創業

もし

小売

取次

あっ

受け

るほ

」と

、現

様相

てい

急激

えた

自の

りシ

売捌

所(

、盛

)、特

所(

店)、特

捌所(

)、

捌所

業三

メリ

土に

、ウ

、海

。特別

捌所

売網

きあ

23

二)

者という

コード

~石

橋思案と

海賀変

落語

募集に

関わ

った人

物・

石橋思案

こと

哲で

。彼

きる

はそ

』と

わり

橋思

、小

、水

、眉

、乙

何れ

、長

府に

外史

及滑

、中

、讀

經て

、(

)三

退

『文

任し

部』

(『

学講

」)

や選

滑稽

(『

講義

」)を

文芸

の「

」に

、「

倶楽

案外

24

るの

年の

い関

があ

〇二

の『

、読

、選

。『

楽部

』誌

で初

明治

る合

、一

響も

、読

体が

る。

〇三

それ

する

評結

は後

橋思案

にと

っての滑

稽とは

、石

、「

文學

」者と

、落

であ

する

でも

が「

」を

、『

』に

作落

稿

る。

25

)『

』第

まる「

講義

」と

に対

の考

。だ

、そ

、「

」を至

題と

が「

の部

抑そもそ

發は

達た

望の

悲哀

方面

方面

行ゆ

。悲

發は

達た

行ゆ

けば

、其國

沈し

行ゆ

。ま

進す

行ゆ

、その

國く

文學

躍を

。両

りやうりやう

同ど

發は

達た

行ゆ

かな

ば、其そ

未い

くわんぜん

域ゐ

達た

言い

私わたくし

信し

层を

神髄

表し

とを

味深

第一

、『

』の

に会

、様

って

。同

、「(

域に

、第

は「(

)三

較の

」と

で、小

評価

るた

詞で

、十

一九

的無

趣向

ると

烈に

26

描出

賛し

メー

って

九と

趣は

だくりゆう

處ところ

知し

ず、新聞

紙し

上じやう

、皆み

悉ことごと

是こ

等ら

手て

奪う

る。

峻の

「大

不在

現状

満を

石橋

、彼

る「

」は「

尚」なも

り「自

」な

。そ

た「

」を

るの

いけ

と石

落語

のよ

然し

宜よ

謂い

可い

厭や

冗し

長く

冒頭

には

呆あ

是こ

等ら

下く

、加し

読よ

むの

全まつた

く其そ

時々

挿は

层ゐ

與あづか

大おほい

力ちから

りと

言い

ばな

体が

はな

しか

のだ

不自

もの

27

。以

に理

十二

に、

を博

から

た「

」で

が強

調

た「

眞△

の△

滑△

稽△

」は「

を底

賀変哲

と『

落語の落

が海

しか

一九

年(

正三

)十

の『

』第二

にお

て、「

」と

ある

。それ

と、『

稿

機に

月に

芸倶

るの

集と

文館

で、

に発

倶楽

に席

、「(

この

軒氏

、雑

誌『

』と

行し

、そ

主幹

った

橋思

が來

僕は

氏と

28

。」と

。後

語の

いく

の交

う。

滑稽

語全

った

して

、落

かを

十七

十号

連載

る「

」が

。『

』に

載さ

た「

大正

)に

平凡

東洋

語の

など

で「

筆し

落さ

い。

語の

。そ

悉ことごと

暗そらん

じて

者が

ろう

、ち

うと

。(

略)併

委く

せめ

落さ

」だ

と覚

ろう

、僕

落さ

「文

刊に

夫そ

て、

爰こ

種に

、落

なか

。「

29

での

れぞ

語は

の誰

の落

て、

内容

落語の

落』

に隠され

た海賀

の落

語に対す

る考え方

れて

短い

る。

目に

った

感想

たい

宜い

落さ

。(「

殿様

」)

いう

白く

って

の感

。(「

使

」)

この

但し

。(「

」)

るの

演や

。(「

」)

30

。(「

味屋

」)

、『

』に

の落

対し

』で

賀の

使

や「

」と

に単

るこ

だ落

語る

る。「(

稿

きた

く姿

かが

。 次

の落

良か

重石

であ

姫ひ

う為

狭手

彦、

、家

浦屋

など

、いか

故わ

これ

白く

。(「

」)

が酒

、段

ぎ出

小さ

落さ

体は

。(「

だ」)

31

では

がら

あた

けぬ

落さ

。(「

」)

ので

故人

の二

食す

、金

、「

、イヤ

煮た

」「

はいちょう

」の

噴飯

させ

(「

」)

家に

る際

。「

て「

」だ

姿

よう

験に

てし

、落

普通

ろう

に対

れて

口演

るこ

て、

験で

いう

を持

従来

うに

が海

哲で

述を

だが

選評

32

きた

三)

作落語の

選評結

評結果

の概

ずれ

年(

二年

初め

文芸

』誌

、「

」が

四年

。そ

稿

とは

たが

なか

年を

に、

にお

につ

一九

年(

稿

いて

を加

めは

期な

毎月

篇も

稿

にお

総評

の簡

あら

。「

」作

品、す

なわ

品の

、五

にお

掲載

。記

、「

」す

がな

たた

33

稿

きて

新作

語の

つま

投稿

載さ

なわ

作落

つい

稿

され

た新

。『

』第

巻第

の記

稿

いた

像さ

稿

記述

いこ

てい

では

評結果

に見

る新作落

語のコ

ード

橋・海

され

。こ

は「新

で詳

みて

、落

いう

。こ

は『

語の

、「

、「

れる

とに

は難

。『

とし

、「

牛ほ

が挙

野卑

。当

当で

34

」で

ある

稿

落語

の考

が求

。「

」で

翠雨

の「

獄買

」が

會か

話わ

願は

尐し

高座

方が

ても

、「綺

材料

て欲

れて

层ゐ

、種た

じやうひん

でな

。と

言い

買話

かひばなし

。話

はなし

筋す

落さ

まで

层ゐ

るの

面白

(「

」「

敗」)

、『

内容

る。

う考

の「

」で

る「

はせ

」る

、「自

」す

。「

集落

」に

、三浦

例れ

依よ

輕け

妙め

层ゐ

、餘あ

話はなし

拵こ

過す

层ゐ

、聯絡

35

無な

、無

附つ

働は

、落さ

ける

、此缺

子し

無な

慨が

然さ

傾かたむき

事こ

と思お

かり

北盧

稿

るコ

と言

作落

ドを

落語

まで

も分

、海

の『

』「

」で

も「

ありきたり

の古

、くだ

、遙

。」と

して

に、新

作落

稿

語は

ある

會くわい

話わ

も軽

、無

、一

氣き

させ

、奇

、斬

所ところ

惜を

い(「

語に

」「

夜」)

如ご

郎ろ

對む

じつ

言い

聞き

話はなし

彼か

木も

火く

水す

同お

畑はたけ

生は

足た

實み

悪わ

(「

」「

」)

讀よ

成な

田た

思お

出だ

兎と

角か

新あたら

疵き

(「

」「

」)

36

輕け

妙め

な作さ

落さ

は無な

、男

おとこ

恋病

ちやくそう

既す

今日

う(「

」「

」)

とで

常に

ると

、「軽

」「

る」

ここ

げた

った

稿

であ

。み

、『

芸倶

部』の

しの

新作

そう

意味

な調

象で

家で

比較

、『

』誌

おけ

三章

新作

落語募集

の問題

一)

よしの家

~新作

落語

投稿者の

モデル

よしの

家と

いう人物

稿

中で

され

、み

。本

い、『

芸倶

、東

いす

だ。

37

、他

稿

は異

、『文

倶楽

』に

稿

た意

も新

稿

語を

芸倶

』が

ルだ

。以

掲載作

品『

まぐれ当

稿

、『

』に

載さ

は全

以来

。み

て掲

、「

まぐ

月一

『文

』第

り、『

』が

ら、

現ま

、〃

〄・〃

募当

新作

雨乞

「ざ

「当

稿

いた

品で

38

。「

、『

』で

「(『

』の

集に

。「

、「第

二等

ある

」、「

れ当

も続

。同

く岡

、「双

」、「

れも

投稿

じが

され

もみ

の筆

余り

高座

に掛

同じ

にお

、あ

。「

等」を与

れた

落語

、古

の「

」を

た事

る。元来「

も浅

から

非な

鼠舞

う新

語が

悪感

して

る。

り、

39

」「

」の

くエ

の落

なっ

。い

た「品

める

」、「新

評コ

こと

美顔術

』」と

で「

」を

のが

、左

の「

、『

るが

、「左

のけ

て、

。」

家の

。『

』に

、第

三巻

号(

十年

十二

明治

『読

「化

米ニ

ヨー

使

七年

四十

二月

行う

など

、「

」と

容に

ドと

いて

が掲

こんくわい

實じ

達た

が、

落語

小説

六む

見み

、是こ

思お

接せ

であ

、當選

40

君く

ぜんくわい

等と

を取と

同お

人ひ

屡々

する

事こ

是こ

致いたし

方か

尤もつと

こんくわい

ぜんくわい

比く

务お

层ゐ

猶な

層そ

貰も

ひた

らくせんちゅう

の佳

見み

子の

等と

たい

の「

結果

月に

れて

、『

倶楽

』で

新作

新作

味を

てい

つか

と選

てい

、七

だと

され

「美

。『

と短

の美

らっ

違え

たの

ずれ

层る

する

当人

来た

亭主

つか

腹が

悪が

うと

に真

ど女

家主

方の

41

るの

で金

、元

成っ

、「

、面

。顔

腹も

忍し

えた

、「

ニャ

ねえ

。亭

ゃア

、出

。「

、ど

い事

した

」「

ある

」「

ない

込み

間違

るが

する

向を

術」

美容

『読

つあ

に注

てい

、「

術も

」と

」自

る。

で扱

いる

が利

筋は

白み

「対

の妙

42

よしの

家の

後期作品

群(「島

料理

」、「食

ひ違ひ」、「

俄盲」)

時間

八年

、『

号の

。「

洒落

かれ

うあ

。『

』誌

、作

は「

」とな

おり

、「

島料

」の

筆ふ

輕か

事こ

とくしょく

際物

面白

惜お

下さ

今い

尐す

振ふ

楽部

六巻

号、

。「

」と

作落

れて

に忍

。「

」の

に、つ

らの

忍び

、つ

、盗

うと

のだ

いる

』で

、「

落さ

は「

」あた

たの

、彼

、ち

、「釜

どろ

」の

潔な

込ま

あた

」と

、『

芸倶

部』で

は「

等」の

にお

、み

43

語の

にお

語に

分不

、こ

は(「

」と

)ま

自然

」る

、「

で確

あま

るみ

たの

ろう

(二)

岡鬼太

郎~新

作落

語作家

鬼太郎

の活

稿

てい

とし

名な

とな

。『

』誌

、「

当座

」と

うコ

の中

いる

た、

小説

舞伎

して

躍に

たの

確認

に『

』と

いう

。一

九一

年(

年)五

、『

楽部

』誌上

。『

』に掲

れて

新作

44

・「

・「

・「

・「

・「

・「

、『

』に

に、掲載

た新

・「

・「

・「

同年

・「

一月

・「

十五

第十

、石

、作

いる

。それ

は『

語の

調

寄稿

たの

善意

読者

調

稿

のよ

否か

い時

45

あっ

いえ

た五

の高

うか

鬼太郎

の新

作落語と

『文芸

倶楽

部』にお

ける扱い

り、岡

、偽

を用

た。「

いう

名が

考え

る。

、「

」と

、明

る際

、出

交渉

いる

えら

って

語に

稿

ので

た。

語を

とは

際に

であ

は、

稿

住所

った

は提

ちに

てこ

。『

て「

当座

、『

』関

係者

て、新

46

、第

に対

、岡

は、「

」の

の新

語が

稿

があ

の『文

芸倶

楽部』に

おける

読者

の扇動

稿

る機

作ら

れる

であ

れる

性が

がえ

作落

口演

、石

橋の「

」や

、山

究(『

歴史

』)

調

と、「

究会

」、

で「

」が

。既

に記

いる

か。

落語

りつ

九〇

自ら

れ役

のだ

の文

いう

起人

れだ

情報

47

たこ

事实

また

語研

誌面

載し

、そ

底に

るこ

理由

。「

」と『

』に

る新

語募

の事

解釈

」に

、石

は「

」にも

があ

れな

新作

語研

」で

創作

る魅

稿さ

ば、

手」

着し

「懸

賞小

説の時

代」

からみる

新作落

語募集の問題点

懸賞小

説の

時代」か

らみる

新作

落語の募

、「

」に

作落

で『

語の

を懸

に位

家た

にな

的な

48

と内

た小

って

は「

つな

。よ

、「

文学

」が

いう

なけ

た。そ

て「

」と

不可

った

「文

量に

、「

」は

なか

確保

。(

学』「

説の

」)

小説

う文

。そ

日本

た「

学」

せる

定多

読者

れは

文芸

稿

あっ

いえ

。 そ

京や

な都

かっ

。しか

なっ

更に

花園

誕生

にな

。都

った

は新

い認

文学

49

、多

、『

』の

募集

多く

。そ

ると

認識

作落語

の募

集におけ

る問題

に、

たの

稿

な読

らわ

うま

であ

語の

稿

。新

ら、海

賀変

の『

落』

稿

府や

とい

稿

東京

阪地

稿

指摘

る。

るが

選評

でた

稿

寄席

語を

に「

た。

めた

れは

され

とも

50

よし

稿

落語

落語

落語

の新

实に

『文

され

とい

とだ

の投

稿

「京

いる

かっ

その

、左

傑出

理な

」と

。な

ると

橋・海

価さ

性の

新作

。み

され

は、「

きな

であ

わりに

、『

』で

現象

、文

調

調

行く

、新

った

が多

面的

51

まで

つわ

、そ

いた

載さ

焦点

。『

』に

語募

、紙

した

扱い

、今

く存

調

こと

来幸

参考文

献目

録】

・『

代「

」か

ら「

」へ

』倉

著(

・『

」』

(明

文科

・『

』近

編(

レス

版・一九

年十

・『

八九

・『

〇年

・『

戸・明

』暉

著(

出文

庫・二

十一

・『

正・昭

』暉

著(

出文

庫・二

十一

52

・『

』暉

隆・興

要・榎本

集・

・『

』暉

隆・興

要・榎本

集・

・『

一九

・『

』田

・『

十一

・『

』海

編(

社・一

・『

』海

編(

社・一九

・『

年四

・『

説・論

』三

著(

鳳書

院・一

・『

発行

・『

〇〇

・『

・二

行)

辞書類

・『

』日

二版

会・小

・『

目次

』(

雑誌】

・『

』(

・『

』(

53

【新聞】

・『

・『

※『

』に

、八

店『W

eb

版日

学館

』、『

売新

もデ

ルD

)×

ージ

)×

(全

八五