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今は良いんだけど ③ uAP. 症例2 62 歳男性. 【 主訴 】 胸部違和感 【 現病歴 】 今日、歩いてたら 40 分くらい左胸が締め付 けられるような感覚があった。 時々胸痛があるけど、今日はいつもより長 かったので来た。 来院中に症状は良くなったので、今は症状 はない。 ・・・どうしましょう?. ACS. STEMI NSTEMI uAP uAP ではありませんか??. ↓使えないとの意見もあります。 私もこれは微妙と思う。. らしい症状は. また別のスライドで。. ACS を考えたら. 現在も症状があるのかどうか. なし. あり. - PowerPoint PPT Presentation
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【主訴】 胸部違和感【現病歴】今日、歩いてたら 40 分くらい左胸が締め
付けられるような感覚があった。
時々胸痛があるけど、今日はいつもより長かったので来た。
来院中に症状は良くなったので、今は症状はない。・・・どうしましょう?
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STEMI NSTEMI uAPuAP ではありませんか??
不安定狭心症のリスクファクター安静時狭心症;通常持続は 20分以上
新しい狭心症;少なくとも CCS( canadian cardiovascular society)が classⅢ以上の強度悪化傾向の狭心症;頻度↑、持続時間↑、痛みの程度の悪化
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↓使えないとの意見もあります。私もこれは微妙と思う。
バンクーバー胸痛ルールによる帰宅可能の判断 ⇒感度 99 %、特異度 32.5 %①40 歳以下 + 既往なし +ECG 正常②40 歳以上 + 既往なし +ECG 正常かつ CK-MB < 3mg/l CK-MB≧3mg/l + 2hr 後 CK-MB 変化なし +ECG 正常
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また別のスライドで。
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ACS を考えたら現在も症状があるのかどうか
あり なし
急性心筋梗塞の鑑別診断
○ 症状はそれらしい? 痛みの部位・性状・持続時間は?○ 糖尿病など他の risk factor の評価。
安定狭心症の鑑別診断
不安定狭心症の鑑別診断
らしい
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・ ACC/AHA 診療指針に基づき、症状・症候別にグループ 化する。(年齢を除き、該当する物が 1 つでもあればその グループとする。)
CCS クラスⅢ : 日常の身体活動が明らかに制限される 1-2 区画分の平地歩行や自分のペー
スで 階段を昇っても狭心症が起こるも
の
CCS クラスⅣ : どんな身体活動に対しても制限がある 安静時にも狭心症状があると思われる
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不安定狭心症のリスク分類ーACC/AHA診療指針ー
高リスク 中リスク 低リスク
病歴 48時間以内の増悪する虚血症状 心筋梗塞、末梢・脳血管障害、
バイパス術のいずれかの既往、
アスピリンの使用歴
胸痛 20分を超える胸痛が持続 20分を超える安静時胸痛の消失後 過去 2週間に発症した CCSクラス
ⅢまたはⅣ度の狭心症で、
20分を超える胸痛がない
臨床像 虚血性肺水腫 70歳以上
僧帽弁逆流の出現・増悪
Ⅲ音、肺ラ音の出現・増悪
血圧低下、頻脈・徐脈
75歳以上
心電図 安静発作時の ST偏位>0.05mV T波の陰転>0.2mV 正常か胸痛発作時に変化がない
脚ブロックの出現 異常 Q波
持続性心室頻拍
指標 トロポニン Tまたは I>0.1ng/mL トロポニン T 0.03ng/mL以上 正常
0.1ng/mL以下
CCS : Canadian Cardiovascular Society
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TIMI Risk Score(JAMA 2000;284:835-42) 不安定狭心症・NSTEMI における14日後の死亡、心筋梗塞、緊急血行再建術の予測
OR 65歳以上 1.75(1.35-2.25) 3つ以上の危険因子(家族歴、高血圧、高脂血症、喫煙) 1.54(1.16-2.06) 以前の造影で 50%以上の狭窄 1.70(1.30-2.21) ST 偏位 1.51(1.13-2.02) 24時間以内に 2回以上の狭心発作 1.53(1.20-1.96) 7日以内にアスピリンの使用 1.74(1.17-2.59) CK-MB あるいはトロポニンの上昇 1.56(1.21-1.99)
項目数 0-1 2 3 4 5 6-7
% 4.7% 8.3% 13.2% 19.9% 26.2% 40.9%
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いまは良い人の中でも、危険な疾患を知ろう。
その際の decision making に関し、病院事情も含めて、あらかじめ考えておこう。
可能であれば、そのコンセンサスをあらかじめ確認しておこう。どのレベルで相談するべきか、共通認識をしっかりしていく場もあると良いと思います。
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