4
00 00 1 2011 ^t^¦0n}Ln焔0W 2010^t0k0o0NuL}Ln0oN`óN薇0n0¹0Ô0ü0É0gVÞ_©0 0W0o0e9[0n^¦0kNe¹O箞c0U0 10 g0n焔0W0g0oNuL}Ln0o0 4.8 ÿ0nb婦0L焔松0~0 0f0D00W0WßR%0k000h0e°]虔mW0Wß0e°0ûNW 7 ÿ0 NVÞ0壓0D}Lnb婦0L焔松0~00f0D00ry0k0e°]虔mW0W 09 ^t0n0Þ0¤0Ê0¹b婦0K0 0W0DVÞ_©0y:0W0f0D000~0_0QH2W0Wß0k0J0D0f00 09 ^t0n0Þ0¤0Ê0¹ 3.2 ÿ0K 0 10 ^t0k0o 2.7% 0k0~0gY'0M0OVÞ_©0Y00S0h0L焔松0~00f0D00 10 ^t0o 0N;堰Vý0g帯㍾Sqj_ 0k[þ_Ü0W0_劫帯㍾}éT{V0LSÖ000N e0kc¡u(0U00_ #RÕ 0W0B0F0S0h0gN `óN薇0nR¹g0c0c0ffolVÞ_©0200_^t0`0c0_0h0 0DN-0g0fol[þ{V0帯㍾j_覆eQn0[歹½0W0_0S0h0k00 0W0牽e?0nc}啻'0LUO廊0h0j0c0_^t0g00B0c0_0 0S0S0k0M0fQH2旗Vý0g0o牽e?傭0g0n0S00~0g0ne?{VR¹ _©^¦0k0P\nÞa0L000000F0k0j0c0f0M0_00~0 0d0B00S0h0K0帯㍾e?{V0o_}à00k寂cÛ0U00Oq6 g }B 堰0oe俿Û0g0B00Lb婦 R S0W0f0D000S0n00F0jr¶lÁ0k00 11^tR0k0K0Q0f0NuL}Ln0o^~R Sïý`'0L壓0D0L00]0n_0oe°0ûNW0Wß0Lb婦0} 0S0h0K00VÞ_©0}0Q00h焔松0~000ÿ)ÿ-ÿ&0o0 11^t0oNuL}Ln0nb婦s0o^~ 4.2 ÿ0h0j00h焔0W0f0D00 hÿ Vý麿肩W咜Ñ0n 10 g焔0W 2010 10 2010 10 焔0 2010 7 焔0 焔0 000 7 焔0 000問 00 4 焔0 000問 2008 2009 2010 2011 2010 2011 2010 2011 N 2.8 -0.6 4.8 4.2 0.2 -0.1 0.4 0.0 0 2 0 0.2 -3.2 2.7 2.2 0.1 -0.2 0.3 0.0 000 0 0 0 0.0 -2.6 2.6 2.3 -0.7 -0.6 0.2 0.3 00 EURO 0.5 -4.1 1.7 1.5 0.7 0.2 0.0 -0.2 0000 0 0 1.0 -4.7 3.3 2.0 1.9 0.4 0.2 -0.1 0000 000 0.1 -2.5 1.6 1.6 0.2 0.0 -0.1 -0.2 0000 0 0 0 -1.3 -5 1.0 1.0 0.1 -0.1 0.1 -0.1 0000 0 0 0 0.9 -3.7 -0.3 0.7 0.1 0.1 0.0 -0.3 00 虍, -1.2 -5.2 2.8 1.5 0.4 -0.3 0.5 -0.2 000 0 00 -0.1 -4.9 1.7 2.0 0.5 -0.1 -0.1 -0.4 000 00 0.5 -2.5 3.1 2.7 -0.5 -0.1 0.5 -0.4 00 0 N 2 0 1.7 -1.2 5.4 3.7 0.8 0.0 0.9 -0.2 0 0 1.8 -0.9 7.8 4.5 1.1 0.0 1.5 -0.2 0 0罇N 0 6.0 2.5 7.1 6.4 0.3 0.0 0.5 -0.1 0 N- 00000 3.0 -3.6 3.7 3.1 0.5 -0.3 0.4 0.0 0 CIS 5.3 -6.5 4.3 4.6 0.0 0.3 0.3 0.7 0 00 0 0 5.2 -7.9 4.0 4.3 -0.3 0.2 0.3 0.8 00謀0O0 0 0 5.4 -3.2 5.3 5.2 0.9 0.5 0.5 0.2 0 0 0 0 N 7.7 6.9 9.4 8.4 0.2 -0.1 0.5 -0.2 00N- 9.6 9.1 10.5 9.6 0.0 0.0 0.5 -0.3 00 000 6.4 5.7 9.7 8.4 0.3 0.0 0.6 0.0 0 0 ASEAN5 4.7 1.7 6.6 5.4 0.2 -0.1 1.0 -0.1 0 N-S 4.3 -1.7 5.7 4.0 0.9 0.0 0.3 0.0 0 00 0 00 5.1 -0.2 7.5 4.1 0.4 -0.1 1.6 0.1 0 00 0 00 1.5 -6.5 5.0 3.9 0.5 -0.5 0.3 -0.1 0N- 0焏0 0 0 5.0 2.0 4.1 5.1 -0.4 0.2 0.0 0.1 00 0 000 5.5 2.6 5.0 5.5 0.0 -0.4 0.3 0.0 P凰ÿ IMF World Economic Outlook October 2010 0j0i

0¨0Ô0ˆ0flÿ - 一般財団法人 日本エネルギー経済研 …eneken.ieej.or.jp/data/3602.pdff0U0[0‰‘P0„0‡0B0‰0 0~0_0ÿ%ÿ50g0o0„¡e?Sqj_UOŸL0k0‹0−0æ0ü0í0oY’^E0kN

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トピック1

1

2011年度の経済見通し

2010年には、世界経済は予想以上のスピードで回復した。表1にあるようにIMFの見通

しは、改定の度に上方修正され10月の見通しでは世界経済は、4.8%の成長が見込まれ

ている。地域別にみると、新工業地域や新興・途上地域で急速な回復が進みともに7%を

上回る高い経済成長が見込まれている。特に、新工業地域は09年のマイナス成長から著

しい回復を示している。また、先進地域においても、経済成長率は09年のマイナス3.2%か

ら10年には2.7%にまで大きく回復することが見込まれている。10年は、主要国で金融危機

に対応した超金融緩和策が取られ、一斉に採用された財政刺激策が連動しあうことで予

想以上の効果を持って景気回復を進めた年だったといえる。しかし、自律的な回復が進まな

い中で、景気対策や金融機関救済を実施したことにより先進諸国では財政赤字が急拡大

し、財政の持続性が問題となった年でもあった。

ここにきて先進諸国では財政面でのこれまでの政策効果が一巡したことなどから、幾分回

復速度にも停滞感がみられるようになってきた。また、新興経済諸国では、インフレが進みつ

つあることから金融政策は引締めに転換され、依然最終需要は旺盛であるが成長率は幾

分鈍化している。このような状況により11年初にかけて、世界経済は幾分停滞気味となる

可能性が高いが、その後は新興・途上地域が成長を続け、先進地域も停滞状況を脱する

ことから、回復を続けると見込まれる。IMFは、11年は世界経済の成長率は幾分鈍化し

4.2%となると見通している。

表1 国際通貨基金の10月見通し

2010年10月 2010年10月見通し 2010年7月見通し実績 見通し   と7月見通しのかい離  と4月見通しのかい離

2008 2009 2010 2011 2010 2011 2010 2011世界経済 2.8 -0.6 4.8 4.2 0.2 -0.1 0.4 0.0 先進地域 0.2 -3.2 2.7 2.2 0.1 -0.2 0.3 0.0  アメリカ 0.0 -2.6 2.6 2.3 -0.7 -0.6 0.2 0.3  EURO圏 0.5 -4.1 1.7 1.5 0.7 0.2 0.0 -0.2   ドイツ 1.0 -4.7 3.3 2.0 1.9 0.4 0.2 -0.1   フランス 0.1 -2.5 1.6 1.6 0.2 0.0 -0.1 -0.2   イタリア -1.3 -5 1.0 1.0 0.1 -0.1 0.1 -0.1   スペイン 0.9 -3.7 -0.3 0.7 0.1 0.1 0.0 -0.3  日本 -1.2 -5.2 2.8 1.5 0.4 -0.3 0.5 -0.2  イギリス -0.1 -4.9 1.7 2.0 0.5 -0.1 -0.1 -0.4  カナダ 0.5 -2.5 3.1 2.7 -0.5 -0.1 0.5 -0.4 その他先進地域 1.7 -1.2 5.4 3.7 0.8 0.0 0.9 -0.2  新工業地域 1.8 -0.9 7.8 4.5 1.1 0.0 1.5 -0.2 新興・途上地域 6.0 2.5 7.1 6.4 0.3 0.0 0.5 -0.1  中東ヨーロッパ 3.0 -3.6 3.7 3.1 0.5 -0.3 0.4 0.0  CIS 5.3 -6.5 4.3 4.6 0.0 0.3 0.3 0.7   ロシア 5.2 -7.9 4.0 4.3 -0.3 0.2 0.3 0.8   除くロシア 5.4 -3.2 5.3 5.2 0.9 0.5 0.5 0.2   アジア途上地域 7.7 6.9 9.4 8.4 0.2 -0.1 0.5 -0.2   中国 9.6 9.1 10.5 9.6 0.0 0.0 0.5 -0.3   インド 6.4 5.7 9.7 8.4 0.3 0.0 0.6 0.0   ASEAN5 4.7 1.7 6.6 5.4 0.2 -0.1 1.0 -0.1  中南米 4.3 -1.7 5.7 4.0 0.9 0.0 0.3 0.0   ブラジル 5.1 -0.2 7.5 4.1 0.4 -0.1 1.6 0.1   メキシコ 1.5 -6.5 5.0 3.9 0.5 -0.5 0.3 -0.1  中東・北アフリカ 5.0 2.0 4.1 5.1 -0.4 0.2 0.0 0.1  サブサハラ 5.5 2.6 5.0 5.5 0.0 -0.4 0.3 0.0 備考)IMF” World Economic Outlook October 2010”など

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2

各国の経済情勢をみると、様々なリスクが存在する。アメリカでは、デフレ懸念が続き雇用

回復に遅れが見られ大幅な金融緩和策が継続されるなか、減税策の継続や追加対策が

決定された。追加対策が効果を発揮し回復が進むと思われるが、財政赤字の持続性に懸

念を生じさせ、長期金利を更に上昇させる恐れもある。

また、EUでは、財政危機問題によりユーロは大幅に下落し、これによりドイツは高い経済

成長の実現という大きな恩恵を受けているが、ユーロ加盟国の財政危機問題への更なる支

援策の採用による財政負担の増加に対する警戒感は強い。

ギリシア、アイルランドで発生した財政危機は、その原因は異なるものの大幅な国際的支

援が行われ一応の安定を見ているが、財政赤字が大幅なポルトガルやスペインにこうした危

機が広がることが懸念されている。ギリシア、アイルランドでは、財政健全性を確保するため

大幅な財政削減を余儀なくされている。財政再建とともに経済の回復が求められるが、厳し

い歳出削減を進める中での経済の回復には、内需の力強い回復は困難な状況下にあるた

め、為替調整による輸出の増加が期待されることとなる。しかし、金融危機により大きな影

響を受けたアイスランドが為替の大幅下落により輸出を増加させたのとは異なって、単一通

貨制度の下ではこれらの国々での為替レートの下落は、輸出を増加させるのに十分なもの

とはなっていない。このため外需の伸びによる経済や雇用の回復を期待することは難しい。経

済の回復の遅れは、税収の伸びを抑え財政再建の進捗にも影響を及ぼすこととなり、信用

不安が再燃する恐れが残されている。

アメリカをはじめとする先進諸国での超金融緩和は、高い経済成長に戻った新興経済諸

国への資金の流入を促し、資産価格の高騰やインフレの要因となっている。また、過剰な資

金供給は、金や原油といった資源価格の上昇も引き起こしていることも今後のリスク要因と

なる。

2010年の回復期には各国の政策スタンスがそろったものであったが、11年にはアメリカ、E

U、新興経済諸国の経済情勢や政策スタンスが異なったものとなりつつある。EU諸国では、

経済政策は、財政赤字が拡大したことから財政再建策に方向転換され、金融政策にウェ

イトを置いたものへと移行が進められている。これに対し、アメリカでは超金融緩和策を継続

する中で更なる財政赤字の拡大をいとわない政策スタンスを採用した。新興経済諸国では、

人為的に為替を安めに維持しながら、金融政策を引締め基調に転換した。新興経済諸

国ではインフレ、先進諸国ではデフレへの対応が求められており、こうした各地域の情勢の違

いや政策スタンスの違いが続くことは今後の世界経済のかく乱要因となりうる。各国が輸出

による景気回復を期待する中、幸いにして保護主義的な動きはみられていないが、今後の

経済情勢によってはそうした動きが世界経済の阻害要因となる恐れも残されている。また、

今回の世界的な危機の要因となった各国内や世界的な不均衡は是正されないまま残され

ており、世界経済の回復が進んだとしても潜在的なリスクとして再び世界経済のかく乱要因

となりうる。今後、持続的な安定した経済環境を実現していくためには、こうした不均衡の是

正が必要とされる。

日本経済でも、基本的には10年秋までは各種政策効果や世界経済の回復もあって、

当初の期待以上の高い経済成長が実現したが、世界経済の減速や政策の打ち切りなど

により秋口から11年前半にかけては幾分減速すると考えられる。企業収益もこれまでの急

速な回復から、一服気配となり、日銀短観などでも企業の業況感も先行き幾分悪化する

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3

など慎重な見方が多い。しかし、各種政策による変動が大きかったが、消費が、足元での賃

金の増加などによる所得増から、基調として緩やかな伸びを示すと考えられること、設備投

資が緩やかながらも回復の兆しを見せていることが、明るい材料といえる。こうした国内最終

需要の動向に加え、11年央以降は、世界経済が次第に成長率を高めると考えられ、多く

の企業ですでに円高対応が進められたことを勘案すると輸出の伸びも期待できることから、

日本経済は次第に着実な回復軌道に戻ると考えられる。

表2 政府経済見通し

2009年度 2010年度 2011年度名目 実質 名目 実質 名目 実質

国内総生産 ▲3.7 ▲3.7 1.1 3.1 1.0 1.5 民間最終消費 ▲2.3 0.0 0.4 1.5 0.2 0.6 民間住宅 ▲21.3 ▲18.2 0.7 0.1 5.8 5.4 民間企業設備 ▲16.6 ▲13.6 4.2 4.9 4.2 4.2 民間在庫品増加 ▲0.9 ▲1.1 0.1 0.2 0.1 0.1 財貨サービスの輸出 ▲18.0 ▲9.6 14.3 18.7 5.2 6.2 (控除)財貨サービスの輸入 ▲25.0 ▲11.0 13.5 10.5 4.6 3.5 内需寄与度 ▲4.9 ▲2.7 0.8 1.9 0.8 1  民間寄与度 ▲5.5 ▲3.5 0.9 1.9 1 1.2  公需寄与度 0.6 1.2 ▲0.0 0.0 ▲0.2 ▲0.2 外需寄与度 1.2 0.3 0.2 1.2 0.2 0.5

労働・雇用 万人 % 万人程度 %程度 万人程度 %程度 労働力 6,608 ▲0.6 6,588 ▲0.3 6,593 0.1 就業者数 6,265 ▲1.7 6,258 ▲0.1 6,285 0.4 雇用者数 5,457 ▲1.1 5,466 0.3 5,503 0.7 完全失業率   5.2   5.0   4.7

生産 % %程度 %程度 鉱工業生産指数   ▲8.9   8.6   2.5

物価 % %程度 %程度 国内企業物価   ▲5.2   0.3   0.4 消費者物価   ▲1.7   ▲0.6   0 GDPデフレータ   ▲1.3   ▲2.0   ▲0.5

国際収支 兆円 % 兆円程度 %程度 兆円程度 %程度 財貨サービス収支 4.8 6.6 7.5 貿易収支 6.6 7.8 8.4  輸出 55.6 64.3 68.3  輸入 49 56.5 59.9 経常収支 15.8 16.4 17.6   対GDP比   3.3   3.4   3.6備考}「平成23年度の経済に通しと経済財政運営の基本的態度」から作成 対前年度比増減率%、民間在庫品増加は寄与度

政府経済見通しでは、10年度の実績見込みを3.1%の後、11年度には1.5%の経済成

長が見通されている。10年1-3月から7-9月期まで各種政策効果などで高い経済成長を

続けたことにより、年度後半に7-9月期の経済水準で横ばいを続けたとしても10年度の経

済成長は3.5%に達することとなる(図1)。したがって、政府見通しでは、政策効果の一巡や

円高の進行、世界経済の幾分の鈍化などにより、10年度後半には若干のマイナス成長に

陥ることになる。11年度は、経済はそうした踊り場的な状態から脱して、次第に国内民間

需要の伸びや外需の伸びにより明確な回復を進めることが見込まれている。

民間機関の見通しにおいても、経済成長率は幾分低めになっているが、10年度後半で

の減速や 11年度での回復といった基本シナリオは異なってはいない。11年度での需要項

目を見ても、外需の伸びについては大きな違いはなく、国内民間需要の伸びは法人税減

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4

税など一連の政策効果の評価の違いから幾分低めになっていると思われるが、総じて見れ

ば大きな相違はない。

図1 実質GDPの推移

単位:10億円

505000

510000

515000

520000

525000

530000

535000

540000

545000

550000

09年度Q1 Q2 Q3 Q4 10年度Q1 Q2

備考)内閣府「国民経済計算四半期別GDP速報(QE)」から作成

11年度に入ると停滞状況から脱し、回復が続くことが基本的なシナリオであるとしてもいく

つかのリスクを抱えたものとなる。国内的には、依然としてデフレ状況から脱することはできず、

財政赤字も拡大を続ける。財政赤字の拡大は、幸いにして現在のところ長期金利の上昇

要因とはなっていないが、将来の財政負担増への恐れが家計の心理に悪影響を及ぼす可

能性があり、また景気回復が進むことで長期金利が上昇し、財政負担増となるとともに設

備投資の抑制要因となることも考えられる。世界的には、前述のリスクが顕在化すると日本

経済にも大きな影響が及ぶと考えられる。また、今後とも先進諸国の超金融緩和が継続さ

れると考えられることから資源価格の高騰やEUの財政問題などによる国際金融の変動、

特に更に円高が進むことによるリスクも存在する。一方で、アメリカでの追加対策が効果を発

揮し景気回復が明確となった場合には、為替レートが円安となり輸出の伸びを高めることな

どから、経済成長率が上振れする可能性もある。

09年度GDP水準

QE実績 3.7%

10年度Q2水準で横ばいの場合の10年度水準

3.5%