21

週の終わりに想う事08霜月

  • Upload
    hicostl

  • View
    212

  • Download
    0

Embed Size (px)

DESCRIPTION

週の終わりに徒然思う事を書き認める

Citation preview

Page 1: 週の終わりに想う事08霜月
Page 2: 週の終わりに想う事08霜月

多数のM

BA

の有能なエコノミストが弾き出し

た冬のボーナスは、平均

5

%ダウンとか。

億の単位のボーナスを貰う人も居れば、ゼロ

の人も居る。単純に人数割りした平均

では、実態や問題点は判らない。

昨今、学力テストの結果が話題になるが、設

問そのものが空虚では、結果など如何

でも良い事。

未来の予測をする事を急ぐ必要は無い。確実

に正確に予測する事が、継続を確かな

ものにする英知なのかも?

時間は、急いだ所で早く廻

っては呉れないの

だから。

来年は、丑年。牛歩が来年の課題なのか

も?・・・これ又、早とちりなのかも??

Page 3: 週の終わりに想う事08霜月

を急がせるのだろう。

予測の為に全力を挙げる。全ての活動は、予

測の為に有るのかも知れない。

国土交通省が、先頃、道路交通需要の新しい

推計を発表した。

毎年、

5

6

千億円、10年で59

兆円もの巨額

を検討する為の資料見てビックリ!

国の最高の英知を集めて検討する為の推計

予測の提示された資料のお粗末さ。

こんな数値の羅列資料では、企業の企画会議

でも、書き直しを即座に命ぜられる

だろう。

高速道路に新幹線に飛行機にと、時間を惜し

んで日夜飛び回り、日本でも有数な

英知を集めた結果の資料がこの程度。

Page 4: 週の終わりに想う事08霜月

迅速さと言

っても、鼠や小鳥の身動きの早さ

には到底及ばない。

然すれば、

スピード時代と言

った所で、所詮

は、脳内の仮想現実内の出来事でしか

無く、達成したと言

っても、架空現実の満足

でしか無い。

それでは空しいと、仮想現実の物事を無理矢

理現実に当て嵌めて仕舞う無茶の結果

途んでも無い怪物を引き摺り出す事にも。

時間を越えられないのなら、

せめて横への拡

がりを充実させる事を考える事こそ

っ当な事だと思うのだが、何故か人は先を

急ぐ。

一つには、時間を越えられないのだが、時間

は継続し前に進む。

その見えない前に

対して予め備えて置きたいと言う気持ちが先

Page 5: 週の終わりに想う事08霜月

間も空騒ぎで、無為無策に遣り過す暢

気さも兼ね揃えて、一体何に対してのスピー

ドなのかが不思議でなら無い。

何んなに急ごうが、

のんびりして様が、時間

は、万民に取

って変りが無い。

不公平と言えばこんなに不公平は無い。時速

430

キロのリニアモータに乗ろうが、

音速を超えるジェット機に乗ろうが、

のんび

り散策する人の歩みと同時期でしか無い。

強いて、特典を挙げるとするならば、早く移

動出来たと言う位のものでしか無い。

時間に関しては、一歩も先を行

って居る訳で

は無い。

移動距離を誇

った所で、数千キロを不眠不休

で飛ぶ渡り鳥や花粉やウィルスと競う

様なもので、到底人間の進歩とは言えない代

物だ。

Page 6: 週の終わりに想う事08霜月

週が改まると、もう師走。

既に街並みは

X'mas

の飾り付けで一色、

年賀状も年末ジャンボも発売されたと成ると

改めて師走を感じる趣は無い。

但、今年の酉の市は三の酉まで有る。

三の酉まである年は火事や災いが多いとか、

それが今年の事なのか来年の事なのかは定か

では無いが、29

日には

大勢が押掛けて熊手に絵馬にと丁度二ヶ月前

に襲

って来た災いを振り払おうと願いを託す

のだろう。

今年は、纏の方が良か

ったかもと想いつつも。

時の経つのは早いものと想いつつも、一年は

12

ヶ月しか無いにも係らず、早くも

今年は、如何で有

ったかと11

月末には考え出

す気の早さで、一年を11

ヶ月に早めて

仕舞う世相も如何かして居る。

世の中スピード時代と言いながらも、

2ヵ月

Page 7: 週の終わりに想う事08霜月

素人だけが食い物に・・経済紙は誰の為

そう言えば、日本を代表する広告宣伝会社も

青息吐息とか。

それでは、

まともに内外

に知らせる事が出来ない訳だ。知恵の枯渇は、

恐ろしい。

維新の過渡期か余震と思えば、仕方の無い事

と・・・

矢張り、今年の賀状は、

「難賀新年」

と書く

べきか書かざるべきか、

それが問題だ!

Page 8: 週の終わりに想う事08霜月

富裕層と貧民層しか居なくても、幻の中間層

が産まれるのが平均値。

これがサイレントマジョリティーと成れば、

それこそ喜劇の何者でも無い。

何方に振れても不幸だが、両極端に別れ出し

ていた世界が、統計学が成り立つ世界

に振れ戻るなら幸いな事なのかも知れない。

併せて、金銭が人格を造

って居た様な社会構

造も是正されると、政界も産業界も真

ともに成るのかも知れない。

それでも、今日も魑魅魍魎に取り付かれた連

中が、損を取戻そうと暗躍する。

株の乱高下も、

そうした連中の仕業なのだが、

経済紙は過去の常套句を引用しながら

論評する。

株価を大きく下げて儲ける事を知りながら。

Page 9: 週の終わりに想う事08霜月

そうした連中に仕手遣られる政界も産業界も

大したものでは無い事が露見したと言う

事の様だ。

世界の多くの人に取

っては、大きな迷惑だ

たが、物事が大きく変る切

っ掛けと捉

えれば悪くは無いのかも知れない。

不景気不景気と騒ぐが、好景気の時でも然程

恩恵を享けた験しの無い庶民に取

っては

その振れは小さいのかも知れない。

統計学を無視した様な、政界や産業界から出

て来る数値やそれを鵜呑みにした様な

マスコミの発表するデ

ータ類が、如何に実態

から乖離しているかは、今回の事変で

色々と露見される。

平均値等が全く用を足さず、意味の無いもの

に成

って久しい。

Page 10: 週の終わりに想う事08霜月

す様な経済構成は、勤労感謝の意味が薄らぐ。

今更の様に、

ケインズの経済は、

グローバル

経済に対して警告して居たのだと言

った

経済学者が急にゾロゾロと出て来たが、未だ

嘗て聞いた事が無か

ったのは、門外漢

った所為なのだろうか?

政界も産業界も知

って居ながら知らん振りを

して居たと言う事なのだろうか?

MBA

取得のアナリストの連中は、

それを逆手

に取

って新経済を打ち建てた積りだ

った

のかも知れないが、

100

年前の経済論理には

勝てなか

った様だ。

元来、

アナリストは過去デ

ータの分析ばかり

だから、直近の眼下は見えても、先を

読んだり見渡すと言

った事は苦手な様だ。

Page 11: 週の終わりに想う事08霜月

23日の勤労感謝の日を挟んで三連休。

近場でも真

っ盛りに成

った紅葉狩りに訪れる

人も多いのかも知れないが、

22

日は、二十四

節気の小雪。

天気図の模様も、急に西高東低の川の字に成

て来た。

街路も落葉で溢れる様に成

って来たので、急

がないと・・・と。

俯き加減の日々の目線を少し上に上げて見る

のも悪くは無い。

昔、賀状に勤賀新年と書かれたものを貰

った

事が有る。

正月も無く働いて居る様子が伺えて、

それは

それで味わいの有る賀状と思

ったが、

今年は、切実にそんな気持ちを込めた賀状を

書いて居る人が居るかも知れない。

世界の多くの人が、勤勉に勤労していても、

一瞬の内にその対価以上の金銭が泡と喫

Page 12: 週の終わりに想う事08霜月

七五三↑・・・3

の倍数の時だけアホにな

る??

Page 13: 週の終わりに想う事08霜月

12等分にしろ24

等分にしろ、

3

等分は、永遠

に割り切れない不可思議な等分で有る事

には変わりない。

何方が優位で有るか等問題外だ。知識からの

数値では無く、知恵から産まれた数値

だから優劣等無い。

二進方で、白黒明確にする事で、二十世紀は

飛躍的に科学が進歩した。

しかし、二

進方の単純さで、二十一世紀が進歩するとは

思われない。

既に進んだ技術は、三進法へ突入して居る。

再び、奇数が縁起の良い数値となるかは判ら

ないが、白黒だけの二進方だけでは限界

なのは、既に実社会が実証して居る事だけは

事実の様だ。

Page 14: 週の終わりに想う事08霜月

算数や数学が得意とする人は少ない。

そんな

ものは理数系の変

った人物と言われ勝ち

なのだが、暦を捲れば全てが、数値に繋がる。

数値は数えの方法で有

ったり、方位の方法で

ったりする。

方位を四通りにすれば東西南北。十二通りに

すれば時計に、二十四通りにすれば干支

へと繋がる。

丑三つ時とか子午線と言

った所で、西洋風の

十二進方では理解出来。

子の刻は、零時では無い、

23

時から

1

時迄の

範囲。丑三つ時は、

1時から3時を

4

等分し

3

っ目だから、

さしずめ2時半と言

った所。

西洋の時や方位が、明確に分けるのと違

って、

東洋では曖昧な区分の様に思えるが、

Page 15: 週の終わりに想う事08霜月

この所のIT機器の進歩も、二進法無くして

語れないのだが、小中高を通して二進法

を教える授業は皆無だろう。世界の99.9

%は

二進法するら知らない筈だ。

大学ですら、理工系なら兎も角も、記号論理

学とは無縁の存在だろう。

それが、

IT機器の全てを担うとしてでも。

尤も、日常に散見される、十二進法にしても

理解の外で、感覚的なものでしか無いの

だから言わんやだ。

数学が、日常から遠ざか

って久しい。

しかし、日常の全てが数値から離れない事も

確かなのだが、日常に近付き過ぎれば

過ぎる程、離れて行くのは、不可思議だ。

Page 16: 週の終わりに想う事08霜月

洋も東洋も変りは無い。

それは、東西夫々想いは異なって居様とも、

長年の風土に基く知恵から発した工夫に

他ならない。

奇数が縁起と言

って祝い、四方拝と言

って偶

数を祝う、八は末広がりと言

って縁起

を担ぐ、要は、全てを祝いと呪いに繋げる知

恵を、先人は持

って居た様だ。

昨今の数値に関しての対応は、殆どが知識で

しか無い事を嘆くのみだ。

数値を使

って目覚しい科学の進歩や経済の進

歩は有

ったのかも知れないが、

それが

如何程のもので有

ったかを、殆どの人は返り

見ない。

目先の変化にだけに目を囚われて居る様だ。

Page 17: 週の終わりに想う事08霜月

今週末は、七五三。

奇数を縁起の良い数と考える中国の思想の影

響とあるも、日本では、出生率依りも、生育

率のの方が遥かに重要で有

った時期に、親御

が願

って産まれた祝い事である事は確かだ。

そうした意味で、神社で有ろうが寺で有ろう

が祝う所は何処でも良い事。

千歳飴は、江戸時代の元禄、浅草で始まった

とされているのも、既に、江戸時代で

すら、神社で有ろうが寺であろうが如何でも

良い事に成

って居た証だ。

千歳飴の、ある意味毒々しい図柄、頭に日章

旗の様な旭、鶴亀に松竹梅更には、翁に

嫗。毒々しくも有るが、大漁旗にも似通

った、

っ祝う姿や意思が有り有りと。

季節や日々を数える月日を、諸々の故事や数

字に準えて祝う気持ちは、古今東西、西

Page 18: 週の終わりに想う事08霜月

る法則なので理解が容易い。

超高速の地表であれ、電車や自動車等の移動

体であれ、室内と同等の目先の現象を

見て居れば済む話なのだから安心だ。

言わば、自己中心の超天動説の世界に棲む安

堵感が有るので、納まりが良い。

しかし、超現実の世界から、再び暴風雨を伴っ

て現れた黒船に、天動説も慣性の法則

も打ち破られた様だ。

攘夷、夷狄と、右往左往の慌てふためく姿は、

まるで幕末政治を彷彿させる。

チェンジ!と言われた所で、成す術を知らず。

先ずは、歴史に見習って、慣性の船から降り

て、確りと地動の世界を認識すると共に

Page 19: 週の終わりに想う事08霜月

目に見えなかったり、次元や規模の異なる事

に関しては、概して鈍感なのは人の常だ。

目を見開いて居る様でも、多くの事は見て居

ない事も。

ガリレオ以来の地動説も、概念では認識して

いても、矢張り、太陽が月が星が動いて

居ると天動説の儘の日常に違和感を感じない。

その方が、何かに付けて好都合な事が多い所

為だろう。

目先しか見えない目で見ていれば、時速

1600km

で回転している地球上に居る事など

到底理解出来ない。

稚拙な脳内知識で理解が出来るのは、慣性の

法則の様だ。

此方の法則は、物理的にも生理的にも一致す

Page 20: 週の終わりに想う事08霜月

今日は、立冬。

花も菊から寒椿へと。

街の装いもカボチャから柊へ。

季節は、緩やかなグラデーションでは無く

急激な変化で次の季節に移り行く様だ。

四季折々が均等では無い事を知りながらも、

ついつい一年を四等分して仕舞う。

長い冬や長い夏を本能的に避ける為か

それとも、自然はゆっくりと変化するものと

の勝手な思い込みの所為か?

一見、規則的に動いて居たり、不変の様に思

えるものも、見方を変えると、荒々しい

変化に満ちた動きで有ったりするものだ。

千年変らずの満天の星ですら、爆発・消滅・

誕生の壮絶な繰り返しの連続。

宇宙全体が、想像を絶する速さで膨張し続け

ている。

Page 21: 週の終わりに想う事08霜月