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ロンドンオリンピック 1,026 名で繋いだ「クラスピングリスト・チェーン」で ギネス世界記録を達成! October14,2012 世界初の試み、「クラスピン グリスト・チェーン」は暫定記録 として、250名以上が繋がるこ とが絶対条件となっていた。果 たして人が集まるのか、当日の 朝までスタッフはひやひやして 過ごしたそうだ。 そして迎えた開始時刻。会 場に集まった本学学生や大学 関係者、板倉町の人々など約1,100名でこの種目に挑むことになった。 記録のためには、最低1分間、チェーンを維持する必要がある。誤差を 勘案し「全員が90秒間繋がり続ける」という目標を設定した上で、2度の リハーサルを重ねた。 一見、簡単そうに思える“手首つなぎ”だが、実際にやってみると大人 数がひとり違わず90秒間、手首を握りしめ続けるのは意外と緊張感を伴 うものだと分かる。さすがはギネス記録、2名の公式認定員のほか、50名 もの監視員が厳しい表情でチェーンの切れ目はないかと各所で目を光ら せていた。そして1度目のチャレンジでは、認定員により「不可」との判定 が下されてしまったのだった。 思いもよらない結果に、一同息を飲んだ。なんとか記録を達成したい ――そこにいた老若男女すべて が心をひとつに、そう願ったはず だ。「離さないで!みんな頑張りま しょう!」掛け声のもと、2度目の チャレンジに挑んだ。実は残念な ことに1,027人目で切れてしまっ たが、1,026名の記録として無 事、認定された。その瞬間、会場 から安堵と喜びの声が上がり、 自然と拍手が巻き起こった。 当日は、世界記録挑戦の応援団長としてタレントのアニマル浜口さん、ゲスト応 援団としてつるの剛士さん、女性ダンス&ボーカルユニット「FLOWER」の皆さん が登場。愉快なトークとステージパフォーマンスで魅せた。 また、あわせてロンドンオリンピックボクシングミドル級 金メダリストの村田諒 太選手(本学職員)と20㎞競歩に出場した陸上競技部の西塔拓己選手(経 済学部2年)、さらに陸上競技部長 距離部門の酒井俊幸監督が登壇 し、ロンドンオリンピック報告会を開 催。タレントに本学のトップアスリー トと、多彩な顔ぶれのゲストに会場 は大いに盛り上がった。 手を取りあい、手首を繋ぎ、心を つないだ時間。地域との絆がより 深まった、実りの祭典だった。 東洋大学125周年記念のイベントとして、板倉キャンパスの学生を中 心に企画された「Autumnフェス」。学生そして地域の皆さんと力をあわせ て何かができないか…と考えた末に発案したのが「ギネス世界記録に挑 戦すること」。ギネスワールドレコーズ社に連絡を取り、さまざまな種目の なかから「誰もが気軽に楽しめる挑戦はないか」という観点からチョイスし たのは、体の前で腕を交差させた状態で隣同士握手をしながら長い列を 作る“手つなぎ”の記録更新だった。 ところが、本番1ヶ月を切ったある日、思ってもみなかったハプニングが 起きてしまう。チャレンジする予定であった “手つなぎ”の世界記録がアメ リカで大幅更新されてしまい、とても挑戦不可能な数字になってしまった のだ。企画の発案者である生命科学部3年生の鈴木達也さんは、そのと きのことを「頭が真っ白になった」と振り返る。 悩めるうちに、世界ではまだ誰も挑戦したことはないが、 “手首をつなぐ” という挑戦種目があることが分かった。「これならいける」。そこで急遽“手 首つなぎ”へと種目を変更したのである。 会の運営には板倉キャンパスのイベント実行委員のほか、各キャンパ スのボランティアセンターの活動に参加する学生も加わり、総勢約100 名でイベントの成功に向けて準備が始まった。 さわやかな秋晴れで当日を迎えた板倉キャンパス。午後には 雨雲が近づくも、本番中はやわらかな陽射しが挑戦を見守った スタート5時間前から1番乗りで待っていて くださったご家族のみなさん。 息子さん& お孫さんが東洋大学の学生だそうです 板倉イベント実行委員会のみなさん。 来場者にギネス世界記録チャレンジのための ルールを説明するなど、大活躍! 挑戦会場に向かう行列。 板倉キャンパスに これだけの人が集まるのは初めて!? いよいよ手首つなぎに挑戦! 蛇行するように付番されたシールの上に隙間なく 立ち、ひとつのチェーンを描いた 竹村牧男学長(左)とつるの剛士さん(右)の ツーショット。子だくさんのつるのさんに「ぜひ 東洋大へ」と勧める学長 左から村田諒太選手、西塔拓己選手、酒井俊 幸監督。ステージ上では3人息をあわせたかの ように、ユニークなリアクションも 中央画面に映っているのは板倉町の栗原実町長。板 倉町からは村田選手の金メダルのお祝いと、女子駅伝 チーム発足の激励としてコシヒカリ180㎏が贈呈された ギネス認定証を掲げる、イベント実行委 員会委員長・生命科学部3年の村松英 直さん。感涙にむせぶ場面も 一人ひとりが、世界記録保持者です!! 2012年10月14日(日)、東洋大学板倉キャンパス で新たなギネス世界記録が誕生した。 隣同士の手首を握り締めてひとつの長いチェーン を作り、その人数の多さを競うという種目に挑戦し、学 生や教職員、地域の方々など計1,026名が繋がって 新記録を達成したのだ。 種目名は「クラスピングリスト・チェーン」(正式名称 は Longest chain of people clasping wrists:手 首をつかんで並んだ人々の最も長いチェーン)。ここで はギネス世界記録が誕生した当日の模様を紹介する。 お互いに手首を繋ぎ、いざ挑戦本番!知らない人と手を繋ぐ瞬間は、 少々照れも見られたものの、手首を繋ぐうちに心も繋がって、誰もがみな笑顔に。 手をつなげ、心をつなげ、世界へつなげ。 ドキュメント ―― “手つなぎ”が急遽“手首つなぎ”に あわや、失敗 2度目のチャレンジで ゲストによる華やかなステージパフォーマンスも TOYO UNIVERSITY NEWS 8 TOYO UNIVERSITY NEWS 9

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ロンドンオリンピック

1,026名で繋いだ「クラスピングリスト・チェーン」で

ギネス世界記録を達成!October14,2012

 世界初の試み、「クラスピングリスト・チェーン」は暫定記録として、250名以上が繋がることが絶対条件となっていた。果たして人が集まるのか、当日の朝までスタッフはひやひやして過ごしたそうだ。 そして迎えた開始時刻。会場に集まった本学学生や大学

関係者、板倉町の人々など約1,100名でこの種目に挑むことになった。 記録のためには、最低1分間、チェーンを維持する必要がある。誤差を勘案し「全員が90秒間繋がり続ける」という目標を設定した上で、2度のリハーサルを重ねた。 一見、簡単そうに思える“手首つなぎ”だが、実際にやってみると大人

数がひとり違わず90秒間、手首を握りしめ続けるのは意外と緊張感を伴うものだと分かる。さすがはギネス記録、2名の公式認定員のほか、50名もの監視員が厳しい表情でチェーンの切れ目はないかと各所で目を光らせていた。そして1度目のチャレンジでは、認定員により「不可」との判定が下されてしまったのだった。 思いもよらない結果に、一同息を飲んだ。なんとか記録を達成したい――そこにいた老若男女すべてが心をひとつに、そう願ったはずだ。「離さないで!みんな頑張りましょう!」掛け声のもと、2度目のチャレンジに挑んだ。実は残念なことに1,027人目で切れてしまったが、1,026名の記録として無事、認定された。その瞬間、会場から安堵と喜びの声が上がり、自然と拍手が巻き起こった。

 当日は、世界記録挑戦の応援団長としてタレントのアニマル浜口さん、ゲスト応援団としてつるの剛士さん、女性ダンス&ボーカルユニット「FLOWER」の皆さんが登場。愉快なトークとステージパフォーマンスで魅せた。 また、あわせてロンドンオリンピックボクシングミドル級 金メダリストの村田諒太選手(本学職員)と20㎞競歩に出場した陸上競技部の西塔拓己選手(経

済学部2年)、さらに陸上競技部長距離部門の酒井俊幸監督が登壇し、ロンドンオリンピック報告会を開催。タレントに本学のトップアスリートと、多彩な顔ぶれのゲストに会場は大いに盛り上がった。 手を取りあい、手首を繋ぎ、心をつないだ時間。地域との絆がより深まった、実りの祭典だった。

 東洋大学125周年記念のイベントとして、板倉キャンパスの学生を中心に企画された「Autumnフェス」。学生そして地域の皆さんと力をあわせて何かができないか…と考えた末に発案したのが「ギネス世界記録に挑戦すること」。ギネスワールドレコーズ社に連絡を取り、さまざまな種目のなかから「誰もが気軽に楽しめる挑戦はないか」という観点からチョイスしたのは、体の前で腕を交差させた状態で隣同士握手をしながら長い列を作る“手つなぎ”の記録更新だった。 ところが、本番1ヶ月を切ったある日、思ってもみなかったハプニングが起きてしまう。チャレンジする予定であった “手つなぎ”の世界記録がアメリカで大幅更新されてしまい、とても挑戦不可能な数字になってしまったのだ。企画の発案者である生命科学部3年生の鈴木達也さんは、そのと

きのことを「頭が真っ白になった」と振り返る。 悩めるうちに、世界ではまだ誰も挑戦したことはないが、“手首をつなぐ”という挑戦種目があることが分かった。「これならいける」。そこで急遽“手首つなぎ”へと種目を変更したのである。 会の運営には板倉キャンパスのイベント実行委員のほか、各キャンパスのボランティアセンターの活動に参加する学生も加わり、総勢約100名でイベントの成功に向けて準備が始まった。

さわやかな秋晴れで当日を迎えた板倉キャンパス。午後には雨雲が近づくも、本番中はやわらかな陽射しが挑戦を見守った

スタート5時間前から1番乗りで待っていてくださったご家族のみなさん。息子さん&お孫さんが東洋大学の学生だそうです

板倉イベント実行委員会のみなさん。来場者にギネス世界記録チャレンジのためのルールを説明するなど、大活躍 !

挑戦会場に向かう行列。板倉キャンパスにこれだけの人が集まるのは初めて!?

いよいよ手首つなぎに挑戦 !蛇行するように付番されたシールの上に隙間なく立ち、ひとつのチェーンを描いた

竹村牧男学長(左)とつるの剛士さん(右)のツーショット。子だくさんのつるのさんに「ぜひ東洋大へ」と勧める学長

左から村田諒太選手、西塔拓己選手、酒井俊幸監督。ステージ上では3人息をあわせたかのように、ユニークなリアクションも !

中央画面に映っているのは板倉町の栗原実町長。板倉町からは村田選手の金メダルのお祝いと、女子駅伝チーム発足の激励としてコシヒカリ180㎏が贈呈された

ギネス認定証を掲げる、イベント実行委員会委員長・生命科学部3年の村松英直さん。感涙にむせぶ場面も一人ひとりが、世界記録保持者です!!

 2012年10月14日(日)、東洋大学板倉キャンパスで新たなギネス世界記録が誕生した。 隣同士の手首を握り締めてひとつの長いチェーンを作り、その人数の多さを競うという種目に挑戦し、学生や教職員、地域の方々など計1,026名が繋がって新記録を達成したのだ。 種目名は「クラスピングリスト・チェーン」(正式名称は Longest chain of people clasping wrists : 手首をつかんで並んだ人々の最も長いチェーン)。ここではギネス世界記録が誕生した当日の模様を紹介する。

お互いに手首を繋ぎ、いざ挑戦本番!知らない人と手を繋ぐ瞬間は、少々照れも見られたものの、手首を繋ぐうちに心も繋がって、誰もがみな笑顔に。

手をつなげ、心をつなげ、世界へつなげ。

ドキュメント――“手つなぎ”が急遽“手首つなぎ”に !

あわや、失敗 2度目のチャレンジで ゲストによる華やかなステージパフォーマンスも

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