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International Economics THEORY & POLICY
9th Edition : CHAPTER 11 Trade Policy in Developing Countries 第 8 版 : 第10章 発展途上国の貿易政策
2014 / 1/ 26 18:00~ 山岡 佑
1
発表概要 概要 1. 途上国の貿易政策 サマリー 2. 幼稚産業論の理解 テキスト前半 3. 自由貿易後の世界 テキスト後半 Focus Area 幼稚産業論の理解 スライド 約39+α枚 発表時間 100分 スライド言語 日本語 2
スライドの説明
3 スライド ページ＃
テキスト ページ＃
4
1.途上国の貿易政策 2.幼稚産業論の理論 3.自由貿易後の世界
CHAPTER 11 Trade Policy in Developing Countries
Import-‐Substituting Industrialization The Infant Industry Argument Promoting Manufacturing Through Protection
CASE STUDY: Mexico Abandons Import-‐Substituting Industrialization Results of Favoring Manufacturing: Problems of Import-‐Substituting Industrialization Trade Liberalization Since 1985 Trade and Growth: Takeoff in Asia BOX: India’s Boom
5
途上国２つのステージ
6
1. 輸入代替工業化 2. 貿易自由化
１９４５～１９８０ 幼稚産業論の見地から発展途上国は国内製造業の保護を実施 ■ 理由 将来比較優位となる余地がある場合保護を行うべき ■ 結果 発展途上国全体 工業製品の輸入規制 高い関税障壁
日~p343,原~p291,P~p261
途上国２つのステージ
7
1. 輸入代替工業化 2. 貿易自由化
１９８０～現在 輸入代替工業化から貿易自由化に貿易政策が変化 ■ 理由 輸入代替工業化による経済成長が不調 ■ 結果 発展途上国全体
関税の低下 Figure 11-‐1 貿易量の増加 Figure 11-‐2
アジア GDPの増加 Figure 11-‐3 貿易量の増加 Figure 11-‐4
日~p348,原~p297,P~p267
8
1.途上国の貿易政策 2.幼稚産業論の理論 3.自由貿易後の世界
日p339,原p288,P p258
幼稚産業論 影響 小国における関税の影響 理論 経済成長と貿易の関係 条件 幼稚産業論が成立する条件
9
標準モデル(Standard Model)
QF
QC 10
標準モデルの説明
QF
Qc 11
輸出
輸入 傾き- PC / PF
交易条件
無差別曲線
等収入線
小国の関税
12
QF
Qc
1.初期状態
小国の関税
13
QF
Qc
2.関税開始
傾き - PC / { PF(1+t)}
交易条件
小国の関税
14
QF
Qc
3. 関税後の均衡点 効用は低下
小国の関税
15
4. 関税を消費者に還元
図を拡大
関税の効果
小国の関税
16
4. 関税を消費者に還元（続き）
小国の関税
17
4. 関税を消費者に還元（続き）
小国の関税
18
4. 関税を消費者に還元（続き）
小国の関税
19
4. 関税を消費者に還元
図8A1-‐2
小国の関税
20
QF
Qc
5.関税適用開始前後
QF
Qc
効用は低下
日 p274,原-‐,P -‐
Figure9-‐5
小国の関税
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
21 日 p249,原p227,P p197
世界価格
Figure9-‐7
小国の関税（関税前）
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
22 日 p252,原p229,P p199
世界価格
消費者余剰
小国の関税（関税後）
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
23
世界価格
消費者余剰
Figure9-‐9
小国の関税（関税の影響）
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
24 日 p255,原p230,P p200
世界価格
関税効果 =消費者 に還元
関税による損失
経済成長と貿易
25
Qc QF
Pc / PF
RD
世界価格
RS
経済成長により… 1.供給曲線が右シフト 2. 輸出が増加 (輸入は減少)
経済成長後の世界
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
26
世界価格
幼稚産業論の成立条件①
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
27
世界価格 成長による利得
幼稚産業論の成立条件①
Qc QF
Pc / PF
RD
RS
世界価格*(1+t)
28 日 p339,原p288,P p258
世界価格 成長による利得
関税による損失
経済成長と貿易
29
QF
Qc
経済成長は 生産フロンティアの拡大
経済成長と貿易
30
QF
Qc
中立成長
順貿易偏向型 輸出材 ＋ 輸入材 ＋
超順貿易偏向型 輸出材 ＋ 輸入材 ー
逆貿易偏向型 輸出材 ＋ 輸入材 ＋
超逆貿易偏向型 輸出材 ー 輸入材 ＋
幼稚産業論では この成長を目指す
経済成長と貿易
31
QF
Qc
産業保護と貿易
32
QF
Qc
一旦効用が低下
成長後関税撤廃で 効用改善
幼稚産業論が成立する条件
33
1. 損益と利得の関係 一時的な損失を将来まかなえるか
2. 市場の失敗 ・不完全な資本市場 ・専有可能性論
不完全な資本市場
34
QF
Qc
前提：コストを将来リターンが 上回るならば投資を行う。
➡ 他で獲得した資本が
適切に投資に回せない 「理由」がある。
学習曲線と幼稚産業論
35
製造単価
累積製造数
将来単価を 逆転できる可能性
途上国
現在
関税で 埋める
専有可能性について
36
製造単価
累積製造数
専有可能性により 無形の便益が
獲得できない可能性
途上国
現在
幼稚産業論が成立する条件
37
1. 損益と利得の関係 2. 市場の失敗 ・ 市場の失敗について特定する ・ 影響を具体的に把握する ・ 対応する保護政策を取る ➡ 失敗したケースは政策が乱立。 Q. どんな国でも製造業の保護が役に立つか？
困窮化成長と貿易
38
QF
Qc 日 p126,原p161,P p131
困窮化成長と貿易
39
QF
Qc
40
1.途上国の貿易政策 2.幼稚産業論の理論 3.自由貿易後の世界
41
途上国全体
42
アジア
補足：Public Dataについて
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Google Public Data Explorer 各国のGDP成長過程 関税率・貿易額の推移
44
１９７０
45
１９８９
46
２０１２
