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1.プロジェクトファイルの作成 · 2020. 3. 16. · 3.ファイルのコピーを作成し、それぞれのファイルに対して作業を行っ た場合は、後から複数ファイルをひとつのファイルにマージすることがで

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 1.プロジェクトファイルの作成

 MAXQDA では、すべてのデータやコーディングなどの作業内容がプロジェク

トファイル(.mx20)に自動的に上書き保存されます。多くのソフトにある保

存ボタンは存在しません。そのため、MAXQDA を起動したら最初にプロジェク

トファイルを作成する必要があります。作業の続きを行う場合は、保存したプ

ロジェクトファイルを開きます。

1-1 プロジェクトファイルを作成する

1.インストールした MAXQDA を起動させると、以下の画面が表示されま

す。初めて起動した場合は、ユーザ(お名前など)を入力してください。

このユーザは、プロジェクトファイルを編集した作業者を記録するため

等に使用されます。

2.「新規のプロジェクト」を選択します(保存したプロジェクトファイ

ルで続きの作業を行う場合は、「プロジェクトを開く」を選択します)。

3.新規のプロジェクトダイアログが開きます。これから作成するプロ

ジェクトファイルのファイル名を入力して、「保存」をクリックします。

ファイルは任意の場所に保存することができます。

※ 初期状態では、ドキュメントフォルダ内の MAXQDA2020 フォルダが選択さ

れています。

4.プロジェクトファイルが作成され、メイン画面が開きます。

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1-5 サンプルデータ

 操作の練習などに、MAXQDA のサンプルデータを利用できます。日本語のサ

ンプルデータは、PC/ ドキュメント /MAXQDA2020/Examples/JPN に保存されて

います。

 また、コーディング等の作業が行われたサンプルプロジェクトファイルも用

意されています。スタート画面の「サンプルを開く」から「JPN/生活満足度(Life

Satisfaction).mx20」を選択して開くことができます。

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注 : プロジェクトファイルの取り扱いについて

1.MAXQDA で開かれているプロジェクトファイルは、常に自動的に上書

き保存されます。コピーファイルを作成した場合は、ファイルのバージョ

ン管理(どれが一番新しいファイルなのか)にご注意ください。作業記録

(7 ページの「1-4 作業記録」参照)で自由に作業状況を記録できます

ので、活用してください。

2.プロジェクトファイルは、一般的なファイルと同様にコピーファイル

を無制限に作ることができます。ファイルの移動も自由に行えます。バッ

クアップファイルの作成などにご活用ください。

3.ファイルのコピーを作成し、それぞれのファイルに対して作業を行っ

た場合は、後から複数ファイルをひとつのファイルにマージすることがで

きます(6ページの「1-3 プロジェクトファイルをマージする」参照)。

4.USB フラッシュドライブに保存しているプロジェクトファイルをその

まま開いて編集すると、MAXQDA の処理が遅くなる場合があります。その

場合は、パソコンにプロジェクトファイルのコピーファイルを作成して、

コピーファイルの方を編集してください。

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 2.MAXQDA の画面構成

 MAXQDA を起動すると最初に表示される画面について説明します。

1.MAXQDA のメイン画面は、4つのウィンドウで構成されています。

2.各ウィンドウの機能は、下記のとおりです。

文書システム インポートしたファイルすべてが一覧表示されま

す。この画面で、分析するファイルを選択したり

ファイルの整理をしたりします。

コードシステム 作成したコードやサブコードが一覧表示されます。

この画面でコードを管理します。

文書ブラウザ ファイルの内容が表示されます。この画面で、コー

ディング作業を行ったり文章を編集したりします。

検索済セグメント コードが付与されているセグメントの検索結果が

表示されます。

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 2.MAXQDA の画面構成

3.ウィンドウは、自由に分離させたり移動させたり、大きさを変えた

り非表示にしたりすることができます。ウィンドウの分離・最大化・閉

じる操作は、ウィンドウの右上のボタンで操作を行います。

4.ウィンドウの大きさを変更する場合は、マウスカーソルをウィンド

ウの端に置いてドラッグしてください。

5.メニューのホームタブでも、ウィンドウの表示と非表示を切り替え

ることができます。各ウィンドウのアイコンをクリックして切り替えま

す。背景が水色の時は表示、白の時は非表示になります。また、右側の

アイコンでウィンドウの配置を変更できます。

 検索済セグメントは、ソフト起動時には非表示になっています。

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 3.ファイルのインポート

 分析するデータファイルをプロジェクトファイルにインポートします。

MAXQDA では、分析するテキストファイルや PDF ファイル、画像・音声・動画ファ

イルなどのデータを総称して文書と呼びます。

 文書をインポートするにはいくつかの方法がありますが、ここではメニュー

からインポートする方法と、ドラッグ&ドロップでインポートする方法を紹介

します。インポートされたデータファイルの内容は、原則としてプロジェクト

ファイル内に保存されます。ただし、5MB を超えるデータは外部ファイルとし

て保存されます。写真や音声、動画などファイルサイズの大きいデータをイン

ポートする際にご留意ください。

3-1 分析するファイルをインポートする

1.メニューのインポートタブを表示させ、「文書」をクリックします。

2.文書をインポートするダイアログが開きます。インポートするファ

イルを選択して、「開く」をクリックします。

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  3.ファイルのインポート

3.文書がインポートされます。ファイル名が文書システムウィンドウ

に追加され、ファイルの内容が文書ブラウザウィンドウに表示されます。

4.Windows エクスプローラーまたは Mac Finder でファイルを選択し(複

数選択可)、直接文書システムブラウザにドラッグ&ドロップしてイン

ポートすることもできます。

3-2 インポート可能なファイル形式

 この操作でインポート可能なファイル形式は、下記のとおりです。

文書 doc, docx, odt, rtf, html, htm, pdf, txt, srt, xls, xlsx

画像 png, jpeg, jpg, tif, gif, svg, bmp

音声 mp3, wav, wma, aac, m4a

動画 mp4, mov, 3gp, 3gpp, mpg, avi, wmv, m4v, avchd

 

 アンケート形式のデータやタイムスタンプ付きのデータ、グループインタビュー

データなども、MAXQDA での分析に適した形でインポートすることができます。

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 4.文書システムウィンドウ

 文書システムウィンドウには、インポートした文書全てが表示されます。文

書グループを作成して文書を整理したり、メモを作成したりすることができま

す。

4-1 フォルダを作成して文書を整理する

1.文書システムウィンドウの「文書」を右クリックして、メニューを

表示させます。

2.「新規の文書グループ」を選択します。

3.新しい文書グループが作成されます。文書グループ名をシングルク

リックするか、右クリックメニューから「名前を変更する」を選択すると、

文書グループ名を編集することができます。

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 4. 文書システムウィンドウ

4.文書をドラッグ&ドロップすることで、文書グループ間を移動させ

ることができます。

5.アイコンの左側の矢印(  )をクリックすると、文書グループの

内容の表示・非表示を切り替えることができます。表示状態では矢印が

下向きに、非表示状態では横向きになります。

4-2 メモを作成する

1.各文書グループや文書には、メモを付けることができます。文書名

が表示されている右側のメモ欄をダブルクリックしてください。または、

メモを付けたい文書グループや文書の上で右クリックしてメニューを開

き、「メモ」を選択してください。

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2.メモウィンドウが開きます。文書グループまたは文書の内容につい

て自由に記述することができます。ウィンドウのメモ欄に表示されるア

イコンのデザインを「タイプ」で選択することもできます。

3.編集が終了したら、ウィンドウ右上の×ボタンでウィンドウを閉じ

ます。

4.メモの付けられた文書グループや文書にはメモのアイコンが付加さ

れます。再びメモを閲覧・編集する場合は、このアイコンをダブルクリッ

クします。

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 5.文書ブラウザウィンドウ

 文書ブラウザウィンドウには、インポートした文書の内容が表示されます。

このウィンドウでは、文書の中身に対しての操作を行います。コーディング作

業もこのウィンドウで行います。コーディングについては、22 ページの「6.

コーディング」で詳細を解説しています。

5-1 文書の内容を表示する

1.文書システムウィンドウで文書をダブルクリックするか、右クリッ

クメニューから「文書を開く」を選択すると、文書ブラウザウィンドウ

に文書の内容が表示されます。

2.文書ファイルをインポートすると、文書に対して段落番号が自動的

に振られます。

3.右クリックメニューから「行番号付きのテキストに変換する」を選

択し 1 行あたりの文字数を設定すると、段落番号の表示が行番号の表示

に変わります。

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 5.文書ブラウザウィンドウ

5-2 文書の内容を編集する

1.文書の内容を編集するには、文書ブラウザ右上にある編集モードボ

タンをクリックします。

2.文書を編集するためのツールバーが表示され、文書の編集ができる

ようになります。一般的なワードプロセッサソフトと同じ操作性で文章

の入力や修正を行えます。

3.作業が終了したら、再び編集モードボタンをクリックして編集モー

ドを終了させます。

5-3 文書内の単語を検索する

1.文書内の単語を検索するには、右上の検索ツールバーボタンをクリッ

クしてください。

2.検索ツールバーが表示されます。検索窓に検索したい単語を入力し

てください(例では「勉強」と入力しています)。

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 6.コーディング

 コーディングは、MAXQDA の主要な機能です。文書をコーディングするには

様々な操作方法があります。まず、データを読みながらコーディングする方法

を紹介します。次に、コードを先に作成し、作成したコードを文書に付与する

方法を説明します。研究の手法によってやりやすい方法をご利用ください。

補足:コーディングのコツ

 コーディング作業が初めての方は、コード名を見ただけで文書の内容が分

かるくらいに具体的なコード名を付けると、後にコード同士の関係の再構成

がしやすくなります。初めから抽象度の高いコード名を使用すると、それ以

上分析を広げることができず分析が止まってしまう可能性があります。

6-1 コードシステムウィンドウ

1.コードシステムウィンドウは、ウィンドウ上部のボタンで標準表示(左

図)と表形式の表示(右図)を切り替えることができます。

 

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 6.コーディング

2.ここでは、標準表示を利用してコードシステムウィンドウの説明を

行います。文書システムや文書ブラウザウィンドウと同様に、メモと検

索の機能が備わっています。右の数値は、各コードが付けられたデータ

の数を示しています。

6-2 データをコーディングする

 コーディングするには、いくつかの操作方法があります。ここでは、文書ブ

ラウザメニューからコーディングする方法とツールバーのアイコンからコー

ディングする方法を紹介します。

文書ブラウザの右クリックメニューからコーディングする

1.文書ブラウザウィンドウでコーディングしたいセグメントをマウス

等で選択します。

2.選択したセグメントの上でマウスを右クリックし、メニューの「コー

ディングする」の「新規のコードで」を選択します。

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3.新規のコードを挿入するダイアログが開きます。任意のコード名を

入力し、必要に応じてコードの色を選択し、「OK」をクリックします。コー

ドにはメモを付けることもできます。

4.データがコーディングされ、コードシステムウィンドウに作成した

コードが挿入されます。文書ブラウザのコード表示部には、コードを付

けたセグメントに対してコードストライプが表示されます。

5.直前に作成したコードを使用してコーディングを行う場合は、コー

ディングするセグメントを選択し右クリックします。そして、表示され

るメニューから該当するコードを選択します。

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6-5 コードを作成する

1.コーディングを行わずにコードを作成する方法を説明します。コー

ドシステムウィンドウのツールバーにある「新規のコード」ボタンをク

リックします。コードシステムウィンドウでコードを選択し、右クリッ

クして表示されるメニューからも選択できます。

2.新規のコードを挿入するダイアログが開きます。コード名を入力し

ます。

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   6.コーディング

3.「OK」をクリックすると、新規のコードが作成され、ダイアログが閉

じます。続けてコードの作成を行う場合は、「新規のコードの追加」をク

リックしてください。新規のコードが作成され、再び新規のコードを挿

入するダイアログが開きます。

4.コードの新規作成と削除は、コードをホバーした際に表示されるア

イコンからも行うことができます。

5.作成したコードを用いてコーディングを行う手順は、23 ページの

「6-2 データをコーディングする」をご参照ください。

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    6.コーディング

6-8 コーディングを修正する

1.直前のコーディング作業を取り消すには、文書ブラウザウィンドウ

のツールバーにある「コーディングの取り消し」をクリックします。一

般的なソフトと同様、メインウィンドウの右上にある戻す(アンドゥ)

ボタン、もしくは Ctrl+Z キーでも取り消しが可能です。

2.以前に行ったコーディングを取り消したい場合は、文書ブラウザウィ

ンドウで削除したいコードストライプを右クリックし、「削除する」を選

択します。

3.コーディング範囲を修正するには、新たにコーディンする範囲を選

択します。そして、範囲を修正するコードを右クリックし「ハイライト

されたセグメントで再コード付けをする」を選択すると、コーディング

範囲が修正されます。

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6-9 コードを編集する

1.コードシステムウィンドウでコードを選択し右クリックすると、メ

ニューが表示されます。このメニューから、コードを削除する、コード

名を変更する、コードの色を変更するなどの操作が行えます。ここでの

変更は、文書ブラウザウィンドウに自動的に反映されます。

※ コードシステムウィンドウでコードの削除やコード名の変更を行った場

合、操作はすべてのコードに反映されます。一か所のみコード名を変更した

い場合は、文書ブラウザウィンドウでコードを削除し、新たなコードを付与

してください。

2.コードシステムウィンドウでは、コードを階層化することができます。

入れ子にしたいコードを選択して、親コードの上にドロップします。

 コードが階層化されました。MAXQDA では、階層の下にあるコードをサ

ブコードと呼びます。

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    6.コーディング

3.コードの並び順を変更したい場合は、移動させるコードを選択し、移

動先のコードとコードの間にドロップします。

4.移動させたコードはサブコード化されず、順番のみが入れ替わります。

5. ふたつのコードをひとつにまとめるには、統合先のコードの「統合す

る」領域にコードをドラッグ&ドロップします。

※ コードシステムの下にあるセットは、コードを分類する際に試行錯誤を行

うための機能です。複数のセットを作成し、それぞれのセットにコードを入

れることが可能です。セットの操作は、コードシステムには反映されません。

 

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 8.データの分析

 MAXQDA には、多彩な分析機能や作図機能が備わっています。コーディング

作業後は、これらの機能を利用してコードの分析や検討を行うことができます。

8-1 アクティブ化

1.MAXQDA では、操作する対象の文書やコードを選択することをアクティ

ブ化と呼びます。アクティブ化を行うには、文書システムまたはコード

システムウィンドウの各文書やコードの左にある灰色の●をクリックし

ます。

2.アクティブ化された文書やコードは赤色で表示され、左側のアイコ

ンが●から赤色の→に変わります。

3.アクティブ化は、文書やコードの上を右クリックして表示されるメ

ニューからも行えます。サブコードを持つコードの場合は、サブコード

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 8.データの分析

を含めてアクティブ化するかどうかを選択できます。

8-2 検索済セグメントウィンドウ

 文書とコードをアクティブ化すると、アクティブ化された文書内にアクティ

ブ化されたコードが付けられたセグメントが存在していれば、そのセグメント

すべてが検索済セグメントウィンドウに表示されます。

8-3 コーディングした文章を確認する

1.コードシステムウィンドウでコードまたはサブコードをダブルクリッ

クすると、コード付セグメントウィンドウが開き、コーディングされた

セグメントの一覧が表示されます。

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2.詳細を知りたい行をクリックすると、コード付きセグメントウィン

ドウ上部にコーディングされているセグメントがプレビューされます。

また、文書システムウィンドウで該当データのある文書がハイライトさ

れ、文書ブラウザで元の文書が選択された状態になります。

3. コード付セグメントウィンドウの「Smart Coding Tool」ボタンを

クリックすると、コーディングしたデータ内容を一覧形式で比較しなが

らコーディングを行えます。また、「アクティブ化された文書のみ」ボタ

ンを使用して、表示させるデータをフィルタリングすることも可能です。

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